JPH0113394Y2 - - Google Patents

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JPH0113394Y2
JPH0113394Y2 JP10824883U JP10824883U JPH0113394Y2 JP H0113394 Y2 JPH0113394 Y2 JP H0113394Y2 JP 10824883 U JP10824883 U JP 10824883U JP 10824883 U JP10824883 U JP 10824883U JP H0113394 Y2 JPH0113394 Y2 JP H0113394Y2
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tightening
core
iron core
yoke
fittings
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JP10824883U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、変圧器の鉄心継鉄部を締付ける鉄心
締付装置に関するものである。
従来技術 従来、積層鉄心を用いた変圧器においては、第
1図に示したように、巻線1を巻装した積層鉄心
2の継鉄部2bの鋼板接合部4付近を積層方向の
両側から挾むように対の鉄心締付金具5′,5′を
配設し、これらの鉄心締付金具5′,5′の長手方
向の両端部付近を貫通させた締付ボルト6にナツ
ト7,7を螺合させて、両ナツトの締付けにより
鉄心2の継鉄部を締付けていた。
従来のこの種の変圧器で用いられていた鉄心締
付金具5′は、図示のように継鉄部2bの側面に
当接する平板部5′aと、該平板部5′aの一端か
ら継鉄部の積層端面側に折曲つた折曲部5′bと
からなる断面L字形の板からなつていたが、この
ような鉄心締付金具を用いた場合には締付ボルト
6にナツト7,7を螺合させて締付けた場合に第
2図に示すように鉄心締付金具が湾曲し、鋼板接
合部4を均一に締付けることができなかつた。こ
のように、鋼板接合部の締付圧力が不足すると、
変圧器の運転時に各接合部においてけい素鋼板が
振動して騒音が発生するだけでなく、鉄心の特性
が悪くなるという問題があつた。
尚上記鉄心締付金具の湾曲を防止して鋼板接合
部4を均一な圧力で締付けるため、断面コの字状
または断面矩形状の鉄心締付金具を用いることが
考えられているが、このような形状の鉄心締付金
具を用いた場合には、巻線から口出線を引出す際
に鉄心締付金具が邪魔になつて口出線の引出しが
困難になる。そのため、このような形状の鉄心締
付金具を用いる場合には、該鉄心締付金具の幅を
継鉄部の幅よりも狭く設定しなければならず、鋼
板接合部の締付圧力が不足するのを避けられな
い。
考案の目的 本考案の目的は、鉄心締付金具の湾曲を防止し
て鉄心の鋼板接合部を均一な圧力でしかも強固に
締付けることができるようにした変圧器の鉄心締
付装置を提供することにある。
考案の構成 本考案は、積層鉄心の各継鉄部の鋼板接合部付
近を積層方向の両側から挾むように配置した対の
締付金具を、締付ボルトにより互いに引寄せる方
向に締付けて前記継鉄部を締付ける変圧器の鉄心
締付装置を改良したもので、本考案においては、
前記対の鉄心締付金具のそれぞれの幅方向の略中
央部に長手方向に沿つて延びる外方に凸な山形の
補強部が設けられている。そして前記締付ボルト
は、前記対の締付金具を前記補強部の頂部付近で
貫通させて設けられている。
上記のように鉄心締付金具に補強部を設けれ
ば、締付ボルトにナツトを螺合させて締付けた際
に鉄心締付金具が湾曲するのを防止できるため、
継鉄部の鋼板接合部付近を均一な圧力でしかも強
固に締付けることができる。
実施例 以下第3図乃至第5図を参照して本考案の実施
例を説明する。
第3図及び第4図は本考案の第1の実施例を示
したもので、第3図において1は積層鉄心2の脚
部2aに巻装された巻線である。この巻線1は、
図示しない巻線締付装置により締付けられて鉄心
2に対して固定されている。鉄心2は脚部2aを
複数個有し、これらの脚部はそれぞれの長手方向
の両端で継鉄部2bにより連結されている。継鉄
部2bと脚部2aとの境界部付近の巻線端部より
所定の距離離れた位置には、鉄心を構成する鋼板
の突き合せ接合部4,4,…が存在する。これら
の鋼板接合部4,4,…は、隣り合うことがない
ように、交互に所定距離だけ上下に位置をずらし
て設けられている。
鉄心2の各継鉄2bの積層方向の両端面には、
プレスボード等の絶縁物10を介して対の鉄心締
付金具5,5が当てがわれている。第4図に示し
たように各鉄心締付金具5は、その幅方向の両端
に継鉄部2bに当接する座部5a,5bを有し、
中央部には、補強部5cを有している。座部5
a,5b及び補強部5cは継鉄部2bの長手方向
と同方向に細長く延びており、補強部5cは断面
が外側に(継鉄部から離れる方向に)凸な山形を
呈する形状に形成されている。各鉄心締付金具5
の幅寸法は、座部5a及び5b外端部付近に当接
するのに適した大きさに設定され、また各鉄心締
付金具5の長さはその長手方向の両端が継鉄部2
bの長手方向の両端から突出するように継鉄部の
長さよりも長く設定されている。継鉄部2bの両
端から突出する各鉄心締付金具5の両端には、前
記補強部5cの部分を貫通させてボルト挿通孔5
d,5dが形成されている。このような鉄心締付
金具は、平板状の鋼板をプレス加工することによ
り容易に製造し得る。
鉄心2の各継鉄部2bを積層方向の両側から挾
むように配置された対の鉄心締付金具の対応する
ボルト挿通孔5dを貫通させて締付ボルト6が設
けられ、該締付ボルト6の両端にナツト7,7が
螺合されて、両ナツトの締付けにより対の鉄心締
付金具5,5が互いに引寄せられる方向に締付け
られている。
上記のように鉄心締付金具5の略中央に補強部
5cを設けると、締付ボルト6とナツト7とによ
り対の鉄心締付金具を締付けた際に該鉄心締付金
具が湾曲するのを防ぐことができるため、各継鉄
部を均一な圧力でしかも強固に締付けることがで
きる。
上記実施例では鋼板をプレス加工することによ
り鉄心締付金具を形成したが、第5図に示すよう
に座部5a,5bを構成する帯状鋼板に補強部5
cを構成する山形乃至はかまぼこ形の鋼材を溶接
することにより鉄心締付金具5を製作してもよ
い。
考案の効果 以上のように、本考案によれば、鉄心締付金具
の幅方向の略中央に長手方向に沿つて延びる断面
が山形の補強部を設けたので、該鉄心締付金具が
締付けられた際に湾曲するのを防止することがで
きる。したがつて鉄心の継鉄部の鋼板接合部付近
を均一な圧力でしかも継鉄部の全長にわたつて強
固に締付けることができ、鋼板接合部で鋼板が振
動して騒音を生じるのを防止することができる上
に、鉄心の特性を良好にすることができる利点が
ある。また鉄心締付金具の補強部は幅方向の略中
央にあつて巻線の端面から離れているので、巻線
の口出線の引き出しの障害になることがなく、口
出線の引出しを容易に行なうことができる。更
に、締付ボルトは、鉄心締付金具を補強部の幅が
拡がつたとしても、鉄心締付金具の幅方向の両端
は確実に継鉄部に当接させることができ、鋼板接
合部の締付けを確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の変圧器の鉄心締付装置の要部を
示す側面図、第2図は従来の鉄心締付装置の問題
点を説明するための平面図、第3図は本考案の鉄
心締付装置の一実施例の要部を示す側面図、第4
図は同実施例で用いる鉄心締付金具の斜視図、第
5図は、本考案で用いる鉄心締付金具の他の例を
示した断面図である。 1……巻線、2……鉄心、2a……脚部、2b
……継鉄部、4……鋼板接合部、5……鉄心締付
金具、5a,5b……鉄心締付金具の座部、5c
……鉄心締付金具の補強部、5d……ボルト挿通
孔、6……締付ボルト、7……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 積層鉄心の各継鉄部の鋼板接合部付近を積層方
    向の両側から挾むように配置した対の締付金具
    を、締付ボルトにより互いに引寄せる方向に締付
    けて前記継鉄部を締付ける変圧器の鉄心締付装置
    において、前記対の鉄心締付金具のそれぞれの幅
    方向の略中央部に長手方向に沿つて延びる外方に
    凸な山形の補強部が設けられ、前記締付ボルトは
    前記対の締付金具を前記補強部の頂部付近で貫通
    させて設けられていることを特徴とする変圧器の
    鉄心締付装置。
JP10824883U 1983-07-14 1983-07-14 変圧器の鉄心締付装置 Granted JPS6018523U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10824883U JPS6018523U (ja) 1983-07-14 1983-07-14 変圧器の鉄心締付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10824883U JPS6018523U (ja) 1983-07-14 1983-07-14 変圧器の鉄心締付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6018523U JPS6018523U (ja) 1985-02-07
JPH0113394Y2 true JPH0113394Y2 (ja) 1989-04-19

Family

ID=30252626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10824883U Granted JPS6018523U (ja) 1983-07-14 1983-07-14 変圧器の鉄心締付装置

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JPS6018523U (ja) 1985-02-07

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