JPH0624977Y2 - 鉄心締付構造 - Google Patents

鉄心締付構造

Info

Publication number
JPH0624977Y2
JPH0624977Y2 JP1988061712U JP6171288U JPH0624977Y2 JP H0624977 Y2 JPH0624977 Y2 JP H0624977Y2 JP 1988061712 U JP1988061712 U JP 1988061712U JP 6171288 U JP6171288 U JP 6171288U JP H0624977 Y2 JPH0624977 Y2 JP H0624977Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
tightening
clamp
bolt
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988061712U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0320419U (ja
Inventor
潔 酒井
正市 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1988061712U priority Critical patent/JPH0624977Y2/ja
Publication of JPH0320419U publication Critical patent/JPH0320419U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0624977Y2 publication Critical patent/JPH0624977Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電磁誘導機器等に用いられる鉄心に関し、
特に薄板鋼板を積層することによって形成された鉄心を
締付固定する締付構造の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来における鉄心の締付構造を、変圧器を例にとって説
明する。
第7図には、従来の変圧器に利用されている鉄心及びそ
の締付構造が示されている。図中(A)には正面、(B)には
右側面、(C1)には上方から見た構造が示されている。図
において、(10)は薄鋼板を積層することによって形成さ
れた鉄心、(12)は鉄心(10)を構成する鉄心レッグ、(14)
は同じく鉄心(10)を構成する鉄心ヨークであり、上記鉄
心(10)はこれら鉄心レッグ(12)及び鉄心ヨーク(14)によ
って構成されている。
(16)は鉄心ヨーク(14)の下部を薄板鋼板の積層方向の表
裏両面から締付けるための下部鉄心ヨーク締付金であ
り、側面がコの字状のチャンネル形状に形成されてい
る。(18)は鉄心ヨーク(14)の上部を表裏両面から締付け
るための上部鉄心ヨーク締付金であり、側面がL字状の
アングル形状に形成されている。
これら上下の鉄心ヨーク締付金(16),(18)は各々鉄心(1
0)の幅よりも若干大きめに形成されており、鉄心(10)の
積層方向の両端面に当接させ、鉄心(10)を貫通しない位
置において鉄心締付けボルト(20)及び鉄心締付けナット
(22)によって、当該鉄心(10)を両側から締付け固定する
ように構成されている。
また、下部鉄心ヨーク締付金(16)の下面にはベース(24)
が設けられ、鉄心(10)が転倒とないように配慮されてい
る。
近年の鉄心締付構造においては、上記のように鉄心(10)
を貫通する締付ボルトを極力少なくし、良質の鉄心特性
を損なわないよう構成される一方、機器の小型,軽量等
の要請から、鉄心ヨーク締付金(16),(18)の薄板化が図
られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来の鉄心締付構造においては、鉄心
ヨーク締付金(16),(18)の両側でボルト(20),ナット(2
2)により鉄心(10)を締め付けているため、ボルト間スパ
ンが大きくなり鉄心(10)を適正な圧力で締付けるために
は鉄心ヨーク締付金(16),(18)に非常に高い剛性の部材
を使用しなければならず、寸法的にも大きく、更に重量
も重くなるという不都合があった。
また、仮に小形軽量化を図るため、鉄心ヨーク締付金(1
6),(18)の部材を薄板化すると、第7図(C2)に示すよう
に両端の締付ボルト(20)を締め付けた際に、鉄心ヨーク
締付金(16),(18)の中央部がたわみ、鉄心ヨーク(14)の
中央部に十分な締付圧が得られず、機器を作動させた時
に鉄損,騒音等が大きくなるという課題があった。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、鉄心
締付具を小形・軽量化できるとともに、鉄心に適正な締
付圧を与えることが出来る鉄心締付構造を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る鉄心締付構造は、鉄心は直接締め付ける
締付金の他に、上記締付金の外側から該締付金を介して
鉄心を締め付けるクランプ手段を備えたものである。
〔作用〕
この考案においては、鉄心を直接締め付ける締付金の両
端を締付手段で締め付けるだけでなく、クランプ手段に
より上記締付金を外側から締め付ける。これにより、鉄
心に貫通穴を設けることなくクランプ手段による適正な
締付圧力を与える。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。なお、上述した従来技術と同一箇所の説明
は省略し、その他の部分のみ詳細に説明する。
第1図には、本実施例による鉄心の締付構造が示されて
おり、図中(A)には正面から見た構造が示され、(B)には
(A)のb−b断面が示されている。
図おいて、(10)〜(24)は従来技術において示したものと
同一であるため、ここでは説明を省略する。
(25)は上部鉄心ヨーク締付金(18)を外側から締め付ける
ためのクランパであり、該クランパ(25)の構造は第2図
に拡大して示されている。
第2図において、(26)はコの字型に形成された締付部で
あり、上部鉄心ヨーク締付金(18)の外側に取り付けら
れ、上部鉄心ヨーク締付金(18)を介して鉄心(10)を外部
から締付固定するようになっている。詳述すると、コの
字型締付部(26)の一端にはネジ穴(28)が切られており、
締付ボルト(30)をねじ込むことにより、該締付ボルト(3
0)の先端で上部鉄心ヨーク締付金(18)を押し、締付ボル
ト(30)とコの字型締付部(26)の内面とにおいて上部鉄心
ヨーク締付金(18)を締め付けるようになっている。(32)
はボルト(30)とコの字型締付部(26)との間において、該
ボルト(30)による締付力の減衰を防止するために備えら
れたロックナットである。
次に、上記のように構成された鉄心締付構造の締付動作
について説明する。
まず、従来通り上,下部鉄心ヨーク締付金(16),(18)に
より鉄心(10)を積層方向の表裏両面から締付ける。次
に、2箇所に配置されたクランパ(25)の締付ボルト(30)
を交互に締め込み、鉄心(10)全体が適正な締付圧を得ら
れるように調整する。そして、ボルト(30)の締め込みが
完了したら、ロックナット(32)をコの字型締付部(26)側
に締め、振動等により締付ボルト(30)が緩まないように
ロックする。
また、鉄心レッグ(12)はその外周にコイルが巻回される
ため、鉄心(10)の端面から突出部が形成されないよう
に、絶縁バンド(図示せず)等により締め付ける。
上記実施例においては、コの字型のクランパ(25)を上部
鉄心ヨーク締付金(18)の外側に取り付け、該締付金(18)
の外側より鉄心(10)の締め付けるように構成しているた
め、鉄心(10)に適正な締付圧力を均等に与えることがで
き、良質の鉄心特性を得られるという効果がある。
また、鉄心ヨーク締付金(16),(18)自体をそれほど剛性
の強いものとする必要がなくなり、鉄心締付構造の小
型,軽量化ができ、延いては装置全体のコストの低減を
図れるという効果がある。
なお、本願考案は上記実施例に限定されるものではな
く、クランパ(25)の取付け数は、鉄心(10)の構造や鉄心
ヨーク締付金(16),(18)の強度に応じて1箇所若しくは
3箇所以上取付けてもよい。また、クランパ(25)の取付
け位置は、上部鉄心ヨーク締付金(18)に代え、下部鉄心
ヨーク締付金(16)の外側に取り付けてもよく、上下鉄心
ヨーク締付金(16),(18)の両方に取り付けてもよい。
更に、上記実施例においてはクランパ(25)には鉄心ヨー
ク締付金(18)を締め込む締付ボルト(30)が1ケである
が、第2図の締付ボルト(30)と対向する位置にネジ穴を
形成し、同じように締付ボルト(30),ロックナット(32)
を設けて、鉄心(10)の積層方向の両側から締め付けるよ
うにすれば、より一層の締付力が得られる。
また、上記コの字型締付部(26)と上部鉄心ヨーク締付金
(18)とを一体に形成した場合には、より強い剛性を得ら
れ、長期間の使用に対し鉄心(10)の振動により横方向へ
の移動を防止できることになる。
次に、上記実施例のクランパのその他の態様について第
3図を参照しながら説明する。
図において、(10),(28),(30),(32)は上記従来技術及び
上記実施例と同一であるため、ここでは説明を省略す
る。
(33)は上辺の2箇所にボルト穴(34)が切られた締付部、
(36)は上記ボルト穴(34)に対向する位置にネジ穴(38)が
切られた上部鉄心ヨーク締付金であり、当該締付部(33)
及び上部鉄心ヨーク締付金(36)はボルト穴(34)あるいは
ネジ穴(38)が切られている他は前述した実施例及び従来
技術において示したコの字型締付部(26)及び上部鉄心ヨ
ーク締付金(18)と同一のものである。なお、ボルト穴(3
4)は、ボルト穴(34)とネジ穴(38)との組み合わせ公差を
考慮し、後記ボルト(40)に比べ若干大きめに形成されて
おり、鉄心(10)の締付具合によりボルト穴(34)とネジ穴
(38)の相対的な位置が多少変動した場合にも対応できる
ようになっている。また、このボルト穴(34)を長穴にし
ても良い。
(40)は上記ボルト穴(34)を通り上記ネジ穴(38)と螺合す
るボルトであり、該ボルト(40)を締め付けることにより
コの字型締付部(33)と上部鉄心ヨーク締付金(36)とを固
定するようになっている。(42)はスプリングワッシャ、
(44)は平ワッシャである。
このような構造にした場合には、上述した実施例に加え
クランパの倒れを防止できるという利点がある。
また、第4図は上記実施例のクランパの更に他の実施態
様を示したものであり、その斜視図を第5図に示す。第
4図および第5図において、(50)はコの字型に形成され
た締付部であり、該締付部(50)2個がそれぞれ連結金具
(52)によって溶接され、クランパ(25a)を構成してい
る。なお、締付部(50)と連結金具(52)とは第6図のよう
にネジ(54)によって連結固定してもよい。このときの締
付部(50)相互間の間隔は第4図(A)に示すように、鉄心
(10)の鉄心レッズ(12)の幅寸法と同一に設定してある。
これは、鉄心レッグ(12)と鉄心ヨーク(14)との接合部分
が鉄心騒音発生に大きく起因していることによる。な
お、締付部(50)相互を連結する連結金具(52)には、その
中央部付近にボルト穴(53)が切られている。このボルト
穴(53)は、上部鉄心ヨーク締付金(51)に切られたネジ穴
(38)との組み合わせ公差を考慮して、ボルト(40)に比べ
若干大きめに形成されており、鉄心(10)の締付具合によ
りボルト穴(53)とネジ穴(38)の相対的な位置変動に対応
できるようになっている。また、上記ボルト穴(53)は長
穴にしても良いことはいうまでもない。
上記構成によるクランパ(25a)を、前述した実施例と同
様にして各々の上部鉄心ヨーク締付金(18),(51)の外側
に取り付け鉄心(10)を締め付ける。その後第4図(B)の
断面図に示すように、連結金具(52)のボルト穴(53)にボ
ルト(40)を通して上部鉄心ヨーク締付金具(51)のネジ穴
(38)と螺合させる。そして、上記ボルト(40)を締め付け
ることによりコの字型締付部(50)と上部鉄心ヨーク締付
金(51)とが固定されることになる。
以上のようにこの実施例においては、コの字型締付部(5
0)を上部鉄心ヨーク締付金(51)に固定する際、締付強度
に寄与しない連結金具(52)を介して固定するために連結
金具(52)の素材厚さを薄くできる。したがって、第3図
に示す他の実施例のクランパに比べて、固定用のボルト
(40)長さが短くてすむ。また、締付が1箇所でよいので
作業性がよいなどの利点がある。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、両端の締付手段の他
に締付金を外側からクランプするため、鉄心締付金をそ
れほど剛性の大きいものとしなくても充分な締め付けが
可能となり、鉄心締付具を含む装置のコンパクト化及び
低コストが図れるとともに、鉄心の特性を良好に発揮で
き、また騒音の発生も防止できるという効果がある。コ
の字型締付部を有するクランプ手段を予めボルトで固定
した後に、締付金を介して鉄心を締め付けるので締付金
の適正な箇所を締め増しできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本考案の一実施例の構成を示す正面図、第
1図(B)は同図(A)のb−b断面図、第2図(A)は本考案
の主要部の構造を示す正面図、第2図(B)は同図(A)の側
面図、第3図は本考案の他の実施例を示す構成図、第4
図(A)は本考案の更に他の実施例を示す正面図、第4図
(B)は同図(A)のb−b断面図、第5図および第6図は本
考案の更に他の実施例によるクランパを示す斜視図、第
7図(A)は従来技術の構成を示す正面図、第7図(B)は同
図(A)の側面図、第7図(C1)は同図(A)の平面図、第7図
(C2)は同図(C1)の一形態を示す平面図である。 図において、(10)は鉄心、(18)は上部鉄心ヨーク締付
金、(20)は鉄心締付ボルト、(25)はクランパ、(26)はコ
の字型締付部、(30)は締付ボルトである。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄板鋼板を積層してなる鉄心の鋼板積層方
    向の両端面に当接された締付金と、前記締付金の両端部
    において上記鉄心を貫通することなく当該締付金を相互
    に締め付ける締付手段とを有する鉄心締付構造におい
    て、前記締付金の中央付近の外側から前記締付金を介し
    て前記鉄心を締め付けるコの字型締付部を有するクラン
    プ手段とを備え、前記コの字型締付部の上辺部にボルト
    用の穴を有し、前記締付金には前記ボルト用の穴に対向
    する位置にネジ穴を有し、前記ボルト用の穴及び前記ネ
    ジ穴にボルトをネジ込み、前記コの字型締付部を有する
    クランプ手段によって前記鉄心を締め付けることを特徴
    とする鉄心締付構造。
JP1988061712U 1987-07-24 1988-05-11 鉄心締付構造 Expired - Lifetime JPH0624977Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988061712U JPH0624977Y2 (ja) 1987-07-24 1988-05-11 鉄心締付構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11347687 1987-07-24
JP62-113476 1987-07-24
JP1988061712U JPH0624977Y2 (ja) 1987-07-24 1988-05-11 鉄心締付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0320419U JPH0320419U (ja) 1991-02-28
JPH0624977Y2 true JPH0624977Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31718254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988061712U Expired - Lifetime JPH0624977Y2 (ja) 1987-07-24 1988-05-11 鉄心締付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624977Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54176817U (ja) * 1978-06-02 1979-12-13
JPS6270420U (ja) * 1985-10-23 1987-05-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0320419U (ja) 1991-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0624977Y2 (ja) 鉄心締付構造
JP2549628B2 (ja) ギヤツプ付鉄心形リアクトル
JPH05190346A (ja) ギャップ付鉄心形リアクトル
JPH0582722B2 (ja)
JP3470461B2 (ja) 変圧器
JPH0113395Y2 (ja)
JPS6088417A (ja) 鉄心締付装置
JP3404698B2 (ja) クランプ式トランス用鉄心
JPH0684659A (ja) 変圧器鉄心
JPS635206Y2 (ja)
JPH05159947A (ja) 変圧器の防振ゴム取付構造
JPH0610654Y2 (ja) 巻鉄心変圧器
JPH0113394Y2 (ja)
JPS5934980Y2 (ja) 変圧器装置
JPH08196070A (ja) リニアモータ
JPH0221610Y2 (ja)
JPH0353457Y2 (ja)
JPH0314951Y2 (ja)
JPH0126846Y2 (ja)
JPS6012258Y2 (ja) 電源トランス取付け板
JPS6015301Y2 (ja) 変圧器
JPH02192106A (ja) 巻鉄心型静止誘導電器
JPH05335157A (ja) 変圧器
JPH0113396Y2 (ja)
JPH019139Y2 (ja)