JPH04270329A - 記録機能付き撮像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は撮像条件を記録する機能
を備えた記録機能付き撮像装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】撮像装置にはスチル写真機やビデオテー
プレコーダ（ＶＴＲ）カメラがあり、これら撮像装置に
は撮像した日付などの文字を画像中に記録する機能を備
えたものがある。この撮像日は撮像装置にタイマーを内
蔵し、このタイマーによる日付を写真用フィルムに化学
的作用により記録し、又タイマーによる日付を磁気的作
用により磁気テープに記録している。かくして、写真用
フィルムを現像、焼付けなどすることにより写真プリン
トの画像中に撮像日付が写出され、又磁気テープを再生
することによりブラウン管等の画像中に撮像日付が映し
出される。

【０００３】ところで、撮像者は撮像した日付や各種撮
像条件の記録を後になって必要とすることが多く、例え
ば同一の撮像条件で再び撮像を行う場合、その記録があ
れば便利である。この撮像条件には絞り、フォーカス、
シャッタ速度、フィルム感度又はゲイン等があり、撮像
の際にはこれら撮像条件が組み合わされる。従って、撮
像条件の組み合わせは複雑となり、撮像者はこれら撮像
条件をノート等に記録し、この後に写真プリントと記録
、又はビデオ映像と記録とを一致させている。この記録
を一致させる作業は写真プリント又はビデオ画像の量が
少ない場合には比較的容易に行えるが、写真プリント又
はビデオ画像の量が多くかつ撮像条件が種々に変更して
いると、この記録を一致させる作業は困難を極める。 又、撮像日付を画像中に記録することは、撮像対象によ
ってはその美観を損ねることがある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】以上のように写真プリ
ントなどの量が多くかつ撮像条件が種々に変更している
と、この記録を一致させる作業は困難を極め、又撮像日
付を画像中に記録することはその画像の美観を損ねるこ
とがある。

【０００５】そこで本発明は、各画像とその撮像条件と
を容易に一致させることができ、かつる画像の美観を損
ねることのない記録機能付き撮像装置を提供することを
目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、写真用フィル
ム等の記録媒体に像を記録する撮像装置において、この
撮像装置の撮像条件を判断して記録媒体の像の記録され
ない部分に撮像条件を記録する撮像条件記録手段を備え
て上記目的を達成しようとする記録機能付き撮像装置で
ある。

【０００７】又、本発明は、磁気テープ等の記録媒体に
像を記録するとともに音声を記録する撮像装置において
、この撮像装置の撮像条件を判断して記録媒体の音声の
記録される部分に撮像条件を記録する撮像条件記録手段
を備えて上記目的を達成しようとする記録機能付き撮像
装置である。

【０００８】

【作用】このような手段を備えたことにより、撮像装置
の撮像条件を撮像条件記録手段により判断して写真用フ
ィルム等の記録媒体の像の記録されない部分に撮像条件
を記録する。

【０００９】又、上記手段を備えたことにより、撮像装
置の撮像条件を判断して撮像条件記録手段により磁気テ
ープ等の記録媒体の音声の記録される部分に撮像条件を
記録する。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の第１実施例について図面を参
照して説明する。

【００１１】図１はスチル写真機の構成図である。対物
レンズ１の後方には絞り機構２及びシャッタ機構３が配
置され、このシャッタ機構３の後方に写真用フィルム４
が配置されている。従って、撮像対象５の像が対物レン
ズ１を通り、さらに絞り機構２及びシャッタ機構３を通
って写真用フィルム４上に結像されるようになっている
。一方、主制御回路６が設けられ、この主制御回路６に
フォーカス調整回路７及び絞りシャッタ制御回路８が接
続されている。フォーカス調整回路７は赤外線等を用い
た距離計を備え、この距離計からの信号を受けて写真用
フィルム４上に撮像対象５の像が結像する位置に対物レ
ンズ１を矢印（イ）方向に移動調整する機能を有してい
る。絞りシャッタ制御回路８は照度計を備え、この照度
計からの信号を受けて絞り機構２の絞り調整を行うとと
もに測定照度に応じたシャッタ速度でシャッタ機構３を
シャッタ動作させる機能を有している。

【００１２】又、写真用フィルム４の僅か前方には撮像
条件記録手段９が設けられている。この撮像条件記録手
段９は、対物レンズ１、絞り機構２及びシャッタ機構３
の撮像条件、つまりフォーカス、絞り度合い、シャッタ
ー速度などを判断して写真用フィルム４上の像の記録さ
れない部分に撮像条件を記録する機能を有している。具
体的には液晶透過器１０と、この液晶透過器１０の前方
に配置された照明灯１１と、液晶透過器１０を駆動制御
する液晶駆動回路１２とを有している。液晶透過器１０
は写真用フィルム４の像の記録されない部分と対向する
位置に配置されている。又、この液晶透過器１０は図２
に示すように文字の部分が白抜けとなるように液晶駆動
回路１２により電圧が印加される。なお、図２では白、
黒とが逆に示してある。

【００１３】主制御回路６はフォーカス調整回路７から
フォーカスデータを受けると共に絞りシャッタ機構８か
ら絞りデータ、シャッタ速度データを受け、これらデー
タを液晶透過器１０に表示駆動するための駆動データに
変換して液晶駆動回路１２に送る機能を有している。次
に上記の如く構成された写真機の作用について説明する
。

【００１４】写真撮影を行う際、フォーカス調整回路７
は距離計からの信号を受けて写真用フィルム４上に撮像
対象５の像を結像する。そして、この位置に対物レンズ
１を矢印（イ）方向に移動調整する。これとともに絞り
シャッタ制御回路８は照度計からの信号を受けて絞り機
構２の絞り調整を行うとともに測定照度に応じたシャッ
タ速度を得る。

【００１５】又、主制御回路６はフォーカス調整回路７
からフォーカスデータを受けると共に絞りシャッタ機構
８から絞りデータ、シャッタ速度データを受け、これら
データを液晶透過器１０の駆動データに変換して液晶駆
動回路１２に送る。例えば、液晶駆動回路１２に絞り「
５．６Ｆ」及びシャッター速度「１／１００」が送られ
れば、液晶透過器１０は図２に示すように「５．６Ｆ」
「１／１００」が表示される。この状態にシャッタ操作
されると、主制御回路６はシャッタ操作と同時に照明灯
１１を点灯させる。しかるに、撮像対象５の像が写真用
フィルム４上に結像されるとともに、液晶透過器１０に
表示されている各データ「５．６Ｆ」「１／１００」が
写真用フィルム４の撮像対象５の結像されていない部分
、例えば図３に示すスプロケットホールの上部又は下部
に照射される。

【００１６】かくして、この写真用フィルム４を現像す
れば、現像フィルムに撮像対象５の像が写るとともスプ
ロケットホールの上部又は下部に各データ「５．６Ｆ」
「１／１００」が記録される。

【００１７】このように上記第１実施例においては、写
真機の撮像条件を写真用フィルム４の像の記録されない
部分に記録する構成としたので、撮像した像が多数あっ
てもこれら像とその撮像条件、例えば絞り、フォーカス
、シャッター速度等とを容易に一致することができる。 これにより同一の撮像条件で撮像を行う場合にその撮像
条件の記録から直ぐに同一撮像条件で撮像を行うことが
できる。又、撮影者が期待した画像の色調及び明暗を算
出する機能を備えた焼付け機を用いれば、写真用フィル
ム４に記録された各撮像条件とフィルム感度とを認識す
ることにより撮影者が期待した画像の色調及び明暗の写
真プリントを得ることができる。次に本発明の第２実施
例について説明する。

【００１８】図４はＶＴＲカメラの構成図である。ＶＴ
Ｒヘッド２０及び録音再生ヘッド２１が備えられ、これ
らヘッド２０、２１に磁気テープ２２が接触して矢印（
ロ）方向に走行している。一方、対物レンズ２３、絞り
機構２４及び撮像管２５が備えられ、撮像対象２６の像
が対物レンズ２３及び絞り機構２４を通って撮像管２５
上に結像される。なお、対物レンズ２３は距離計からの
信号を受けて撮像管２５上に撮像対象２５の像が結像す
る位置に移動調整され、又絞り機構２４は照度計からの
信号を受けて絞り調整されるようになっている。撮像管
２５の映像出力信号は映像処理回路２６によりＶＴＲヘ
ッド２０に供給される。又、マイクロフォン２７が備え
られ、このマイクロフォン２７の音声出力信号が音声処
理回路２８により録音再生ヘッド２１に供給されている
。尚、映像処理回路２６と音声処理回路２８とは同期回
路２９により同期が取られている。

【００１９】又、撮像条件記録回路３０は対物レンズ２
３のフォーカスデータを受けると共に絞り機構２４の絞
りデータを受けて、これらデータを音声処理回路２８に
送る機能を有している。

【００２０】かかる構成であれば、撮影を行う際、対物
レンズ２３は距離計からの信号を受けて撮像管２５上に
撮像対象２５の像が結像する位置に移動調整され、又絞
り機構２４は照度計からの信号を受けて絞り調整される
。撮像管２５は撮像対象２６の像を受光してその映像信
号を出力する。この映像信号は映像処理回路２６により
ＶＴＲヘッド２０に供給される。これにより、図５に示
すように映像信号はＶＴＲヘッド２０により磁気テープ
２２に記憶される。又、マイクロフォン２７の音声出力
信号は音声処理回路２８により録音再生ヘッド２１に供
給されて図５に示すように磁気テープ２２に記憶される
。

【００２１】これとともに撮像条件記録回路３０は対物
レンズ２３のフォーカスデータ及び絞り機構２４の絞り
データ受けて、これらデータを音声処理回路２８に送る
。この音声処理回路２８は録画の開始から約５秒程度の
間に対物レンズ２３のフォーカスデータ及び絞り機構２
４の絞りデータを録音再生ヘッド２１に送る。かくして
、フォーカスデータ及び絞りデータは磁気テープ２２の
音声トラックに記録される。次に再生装置について図６
を参照して説明する。

【００２２】録音再生ヘッド２１には音声再生回路４０
が接続され、この音声再生回路４０に映像化回路４１を
介してモニタテレビジョン４２が接続されている。しか
るに、録音再生ヘッド２１により読み取られたフォーカ
スデータ及び絞りデータは音声再生回路４０を通して映
像化回路４１に送られて映像信号に変換される。しかる
に、モニタテレビジョン４２の画面上にフォーカスデー
タ及び絞りデータ４３が映し出される。

【００２３】このように上記第２実施例においては、Ｖ
ＴＲカメラの撮像条件を判断して磁気テープ２２の音声
トラックに撮像条件を記録するようにしたので、上記第
１実施例と同様に撮像したビデオテープが多数あっても
これら像とその撮像条件、例えば絞り、フォーカス等と
を容易に一致することができる。

【００２４】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよい
。例えば、撮像条件記録手段９は液晶透過器を使用せず
に文字が刻まれたマスクを使用してもよい。

【００２５】

【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、各
画像とその撮像条件とを容易に一致させることができ、
かつ画像の美観を損ねることのない記録機能付き撮像装
置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る記録機能付き撮像装置の第１実施
例としての写真機の構成図。

【図２】同写真機における液晶透過板での表示例を示す
図。

【図３】同写真機における記録例を示す図。

【図４】本発明に係る記録機能付き撮像装置の第２実施
例としてのＶＴＲカメラの構成図。

【図５】同カメラでの記録例を示す図。

【図６】同カメラでの記録を再生する再生装置の構成図
。

【符号の説明】

１…対物レンズ、２…絞り機構、３…シャッタ機構、４
…写真用フィルム、５…撮像対象、６…主制御回路、７
…フォーカス調整回路、８…絞りシャッタ制御回路、９
…撮像条件記録手段、１０…液晶透過器、１１…照明灯
、１２…液晶駆動回路、２０…ＶＴＲヘッド、２１…録
音再生ヘッド、２２…磁気テープ、２３…対物レンズ、
２４…絞り機構、２５…撮像管、２６…映像処理回路、
２８…音声処理回路、３０…撮像条件記録回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　写真用フィルム等の記録媒体に像を記
   録する撮像装置において、この撮像装置の撮像条件を判
   断して前記記録媒体の前記像の記録されない部分に前記
   撮像条件を記録する撮像条件記録手段を備えたことを特
   徴とする記録機能付き撮像装置。
2. 【請求項２】　　磁気テープ等の記録媒体に像を記録す
   るとともに音声を記録する撮像装置において、この撮像
   装置の撮像条件を判断して前記記録媒体の前記音声の記
   録される部分に前記撮像条件を記録する撮像条件記録手
   段を備えたことを特徴とする記録機能付き撮像装置。