JPH04266793A - 多数本ステッチ縫いの１枚物トリムカバーを有する座席体 - Google Patents
多数本ステッチ縫いの１枚物トリムカバーを有する座席体Info
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- JPH04266793A JPH04266793A JP3049053A JP4905391A JPH04266793A JP H04266793 A JPH04266793 A JP H04266793A JP 3049053 A JP3049053 A JP 3049053A JP 4905391 A JP4905391 A JP 4905391A JP H04266793 A JPH04266793 A JP H04266793A
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- JP
- Japan
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- trim cover
- mold
- seat body
- guide
- stitches
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- 239000007787 solid Substances 0.000 title 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 23
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 229920005830 Polyurethane Foam Polymers 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000011496 polyurethane foam Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B39/00—Workpiece carriers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/58—Seat coverings
- B60N2/5891—Seat coverings characterised by the manufacturing process; manufacturing seat coverings not otherwise provided for
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2505/00—Industrial
- D10B2505/08—Upholstery, mattresses
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般に座席体、ことに自
動車用シートに関する。
動車用シートに関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ポリ
ウレタン発泡体モールドのクッションにトリムカバーを
取付けた座席体は自動車用のシートとして周知である、
近年このような座席体に用いるトリムカバーに多数本の
ステッチ縫いを施したものが多い。このようなステッチ
縫いは多針ミシンによる平行縫いとされるのが量産効果
上有利である（たとえば特開昭６４−３４３９４号公報
参照）。
ウレタン発泡体モールドのクッションにトリムカバーを
取付けた座席体は自動車用のシートとして周知である、
近年このような座席体に用いるトリムカバーに多数本の
ステッチ縫いを施したものが多い。このようなステッチ
縫いは多針ミシンによる平行縫いとされるのが量産効果
上有利である（たとえば特開昭６４−３４３９４号公報
参照）。
【０００３】しかし、これも最近の傾向である、一端部
が高く他端部が低い突起部（図１の（ｄ）参照）を中央
に有するシートでは、上述の平行ステッチ縫いが前後に
真直ぐな直線とならなくなる。これを回避しようとすれ
ば身項部に１枚物のトリムカバーを用いず何枚かのトリ
ムカバーを斜めに接ぎ合わせることが必要となる。
が高く他端部が低い突起部（図１の（ｄ）参照）を中央
に有するシートでは、上述の平行ステッチ縫いが前後に
真直ぐな直線とならなくなる。これを回避しようとすれ
ば身項部に１枚物のトリムカバーを用いず何枚かのトリ
ムカバーを斜めに接ぎ合わせることが必要となる。
【０００４】また、デザインの要求上、意図的に斜めに
走る平行ステッチ縫いを平板状のモールド上のトリムカ
バーで実現しようとする場合には、これも１枚物のトリ
ムカバーではなし得ない。
走る平行ステッチ縫いを平板状のモールド上のトリムカ
バーで実現しようとする場合には、これも１枚物のトリ
ムカバーではなし得ない。
【０００５】そこで、１枚物のトリムカバーを用いて直
線縫い以外の多数本のステッチ縫いを多針ミシンで一遍
に形成したり、突起部を中央に有するシート用の身項部
が１枚物のトリムカバーに、シートとして完成した際に
前後に伸びる平行のステッチ縫いを多針ミシンで一遍に
形成することが課題となった。これを解決できればコス
ト上著しい利点をもたらすことは明らかである。
線縫い以外の多数本のステッチ縫いを多針ミシンで一遍
に形成したり、突起部を中央に有するシート用の身項部
が１枚物のトリムカバーに、シートとして完成した際に
前後に伸びる平行のステッチ縫いを多針ミシンで一遍に
形成することが課題となった。これを解決できればコス
ト上著しい利点をもたらすことは明らかである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決した座席体に関する。すなわち本発明は、互いに平行
でない複数組のステッチ縫いパターンを有する身項部が
１枚物のトリムカバーと、このトリムカバーの下方に位
置しクッション材となるモールドとを包含する座席体に
ある。
決した座席体に関する。すなわち本発明は、互いに平行
でない複数組のステッチ縫いパターンを有する身項部が
１枚物のトリムカバーと、このトリムカバーの下方に位
置しクッション材となるモールドとを包含する座席体に
ある。
【０００７】
【実施例】図１は中央に突起部３を有する乗用車後部シ
ートを略示する図である。すなわち、（ｄ）にその全体
形状を斜視図で示し、ａ−ａ断面およびｃ−ｃ断面を（
ａ）および（ｃ）に突起部を誇張して模式的に示してあ
る。（ｂ）はこれも模式的な平面図である。このシート
のモールド２はその中央上面に、一端部が符号３−１で
示すように比較的高く盛り上がっており、他端部が符号
３−２で示すように比較的低い突起部３を有する。この
モールド２に身項部１−１をステッチ縫いしマチ部１−
２を縫い付けたトリムカバー１を取付けてある。トリム
カバー１のステッチ縫いの縫い目は図１の（ｂ）に示す
ように、中央に突起部３を有するモールドに取付けた状
態で、前後方向に互いに平行に延びる多数本のステッチ
縫い４となっている。トリムカバー１の取付けは、マチ
部１−２の端縁をモールド２の底部で座席のフレーム又
は枠部材に固定するのが通常である。しかしマチ部を使
用する場合でもトリムカバーとクッションすなわちモー
ルドとを貼着する場合もある。
ートを略示する図である。すなわち、（ｄ）にその全体
形状を斜視図で示し、ａ−ａ断面およびｃ−ｃ断面を（
ａ）および（ｃ）に突起部を誇張して模式的に示してあ
る。（ｂ）はこれも模式的な平面図である。このシート
のモールド２はその中央上面に、一端部が符号３−１で
示すように比較的高く盛り上がっており、他端部が符号
３−２で示すように比較的低い突起部３を有する。この
モールド２に身項部１−１をステッチ縫いしマチ部１−
２を縫い付けたトリムカバー１を取付けてある。トリム
カバー１のステッチ縫いの縫い目は図１の（ｂ）に示す
ように、中央に突起部３を有するモールドに取付けた状
態で、前後方向に互いに平行に延びる多数本のステッチ
縫い４となっている。トリムカバー１の取付けは、マチ
部１−２の端縁をモールド２の底部で座席のフレーム又
は枠部材に固定するのが通常である。しかしマチ部を使
用する場合でもトリムカバーとクッションすなわちモー
ルドとを貼着する場合もある。
【０００８】このトリムカバー１を展開状態で示すのが
図３の（ａ）である。この図から明らかなようにステッ
チ縫い４−１は中央の２本は前後に平行な直線となり、
他は符号４−２、４−３で示すように斜めの直線となっ
ている。
図３の（ａ）である。この図から明らかなようにステッ
チ縫い４−１は中央の２本は前後に平行な直線となり、
他は符号４−２、４−３で示すように斜めの直線となっ
ている。
【０００９】このような複数本のステッチ縫いを１枚物
のトリムカバーに前述のように、多針ミシンで一遍に形
成させることは普通では絶対に不可能なことである。し
かし図３の（ｂ）に示すように、突起部３の両脇で、一
方を深く他方を浅く符号３′で示すようにつまんでおけ
ば、すべてのステッチ縫いは前後方向に互いに平行の直
線となる。このような状態でトリムカバー１を多針ミシ
ン（図示してない）に送り込むのである。
のトリムカバーに前述のように、多針ミシンで一遍に形
成させることは普通では絶対に不可能なことである。し
かし図３の（ｂ）に示すように、突起部３の両脇で、一
方を深く他方を浅く符号３′で示すようにつまんでおけ
ば、すべてのステッチ縫いは前後方向に互いに平行の直
線となる。このような状態でトリムカバー１を多針ミシ
ン（図示してない）に送り込むのである。
【００１０】また、このような状態でステッチ縫いした
１枚物のトリムカバー１を、突起部３のない平面状のモ
ールド２′に取付けると、図２の（ａ）に示すようにス
テッチ縫いの大部分が斜めに走るステッチデザインのシ
ートが得られる。
１枚物のトリムカバー１を、突起部３のない平面状のモ
ールド２′に取付けると、図２の（ａ）に示すようにス
テッチ縫いの大部分が斜めに走るステッチデザインのシ
ートが得られる。
【００１１】また、中央にひとつだけの山形を形成して
多針ミシンに送り、ステッチ縫いしたトリムカバー１の
別の例を図４の（ａ）に展開して示してある。このよう
なトリムカバー１を突起部の前後の高さ関係が前述の山
形と異なるモールドに取付けたのが図４の（ｂ）、（ｃ
）、（ｄ）である。この場合、図４の（ｃ）から明らか
なように、ステッチ縫い４はゆるやかに傾斜したデザイ
ンとなる。
多針ミシンに送り、ステッチ縫いしたトリムカバー１の
別の例を図４の（ａ）に展開して示してある。このよう
なトリムカバー１を突起部の前後の高さ関係が前述の山
形と異なるモールドに取付けたのが図４の（ｂ）、（ｃ
）、（ｄ）である。この場合、図４の（ｃ）から明らか
なように、ステッチ縫い４はゆるやかに傾斜したデザイ
ンとなる。
【００１２】さて、上述のように突起部両脇でつまんだ
状態で多針ミシンに送り込む具体的手段について幾つか
の実施例をあげて以下に詳述する。
状態で多針ミシンに送り込む具体的手段について幾つか
の実施例をあげて以下に詳述する。
【００１３】図５ないし図８は第１の実施例を示す。こ
の実施例は丁番ガイド５によるものである。多針ミシン
（図示しない）の前面の開口部の前に設けたテーブル７
に、前述の突起部３の両脇でつまんだ部分３′に相当す
るところに、前後方向に走る２条の平行なジグガイド８
を固定する。これらのジグガイド８の間に移動ジグ９を
配設し、この移動ジグ９の突起部分に丁番６を介して丁
番ガイド５を取付けてある。従ってこの丁番ガイド５は
図７の矢印に示すように、側方に９０度倒れることがで
きるばかりでなく、移動ジグ９と共に前後方向に、ジグ
ガイド８に案内されて移動することができる。丁番ガイ
ド５は図７および図６に示すように、前が比較的高く、
後が比較的低いもので、この場合直線状のものである。
の実施例は丁番ガイド５によるものである。多針ミシン
（図示しない）の前面の開口部の前に設けたテーブル７
に、前述の突起部３の両脇でつまんだ部分３′に相当す
るところに、前後方向に走る２条の平行なジグガイド８
を固定する。これらのジグガイド８の間に移動ジグ９を
配設し、この移動ジグ９の突起部分に丁番６を介して丁
番ガイド５を取付けてある。従ってこの丁番ガイド５は
図７の矢印に示すように、側方に９０度倒れることがで
きるばかりでなく、移動ジグ９と共に前後方向に、ジグ
ガイド８に案内されて移動することができる。丁番ガイ
ド５は図７および図６に示すように、前が比較的高く、
後が比較的低いもので、この場合直線状のものである。
【００１４】図５の（ａ）に示すように、直立する丁番
ガイド５の上から１枚物のトリムカバー１を乗せて、こ
のトリムカバーを丁番ガイド５の両脇になじませて寄せ
る。この状態でその上からセットジグ１０を図５の（ａ
）に示すようにしっかりとかぶせる。このセットジグ１
０は丁番ガイド５の斜め形状に対応するコ字状の形状を
有する。
ガイド５の上から１枚物のトリムカバー１を乗せて、こ
のトリムカバーを丁番ガイド５の両脇になじませて寄せ
る。この状態でその上からセットジグ１０を図５の（ａ
）に示すようにしっかりとかぶせる。このセットジグ１
０は丁番ガイド５の斜め形状に対応するコ字状の形状を
有する。
【００１５】次いで丁番ガイド５をセットジグ１０ごと
側方に倒す。この状態が図５の（ｂ）に示してある。ト
リムカバー１は丁番ガイド５とセットジグ１０とでしっ
かりと折り込まれ、全体の高さは低くなる。この状態で
図８に示すようにトリムカバー１を移動ジグ９ごと矢印
に示すように多針ミシンの開口部へと送り込むのである
。多針ミシンでは図３の（ｂ）で示すように多数本のス
テッチ縫い４がこの１枚物のトリムカバー１に一遍で形
成される。これを取り出して開くと、図３の（ａ）に示
すようなステッチ縫いの模様となる。
側方に倒す。この状態が図５の（ｂ）に示してある。ト
リムカバー１は丁番ガイド５とセットジグ１０とでしっ
かりと折り込まれ、全体の高さは低くなる。この状態で
図８に示すようにトリムカバー１を移動ジグ９ごと矢印
に示すように多針ミシンの開口部へと送り込むのである
。多針ミシンでは図３の（ｂ）で示すように多数本のス
テッチ縫い４がこの１枚物のトリムカバー１に一遍で形
成される。これを取り出して開くと、図３の（ａ）に示
すようなステッチ縫いの模様となる。
【００１６】図９に示す第２の実施例では、前述の実施
例の丁番ガイド５に代り、最初から横方向に折れ曲った
固定ジグ１１を移動ジグ９上に固定してある。トリムカ
バー１をかぶせた後、このトリムカバー１の上からセッ
トジグ１０を横方向から固定ジグ１１に嵌め込むと、実
質的に図５の（ｂ）および図８の状態となる。この状態
で移動ジグごとトリムカバーを多針ミシンの開口部へ送
り込むのである。
例の丁番ガイド５に代り、最初から横方向に折れ曲った
固定ジグ１１を移動ジグ９上に固定してある。トリムカ
バー１をかぶせた後、このトリムカバー１の上からセッ
トジグ１０を横方向から固定ジグ１１に嵌め込むと、実
質的に図５の（ｂ）および図８の状態となる。この状態
で移動ジグごとトリムカバーを多針ミシンの開口部へ送
り込むのである。
【００１７】図１０は第３の実施例を示すもので、この
実施例では、第１の実施例のトリムカバーと共に移動す
る丁番ガイド５に相当する移動ガイド１５が直立のまま
移動する型式のものである。すなわちこの実施例では、
テーブル７上にガイド８とＬ字型のガイド８′とが平行
に固定されており、その間にはさまれて移動ガイド１５
が図１０の（ｂ）の矢印に示すように移動可能である。 図１０の（ａ）に示すように、移動ガイド１５の上から
トリムカバー１をかぶせて、移動ガイドの両脇を押え板
１６で押えてトリムカバー１を移動ガイドの斜めの上面
形状になじませてから、移動ガイド１５ごと多針ミシン
の針１８へと送り込むのである。
実施例では、第１の実施例のトリムカバーと共に移動す
る丁番ガイド５に相当する移動ガイド１５が直立のまま
移動する型式のものである。すなわちこの実施例では、
テーブル７上にガイド８とＬ字型のガイド８′とが平行
に固定されており、その間にはさまれて移動ガイド１５
が図１０の（ｂ）の矢印に示すように移動可能である。 図１０の（ａ）に示すように、移動ガイド１５の上から
トリムカバー１をかぶせて、移動ガイドの両脇を押え板
１６で押えてトリムカバー１を移動ガイドの斜めの上面
形状になじませてから、移動ガイド１５ごと多針ミシン
の針１８へと送り込むのである。
【００１８】図１１に示す第４の実施例では、上述の諸
実施例とは異なり、トリムカバー１と共に移動するジグ
ないしはガイドがない。すなわちこの実施例では、断面
形状が略３／４円の形状のガイド１４を固定してあり、
このガイド１４の溝部に折りたたみガイド１２の丸くな
った下端部を挿入してある。折りたたみガイドは第１の
実施例の丁番ガイドに相当するもので、上面が斜めの形
状となっている。折りたたみガイド１４が直立状態にあ
る時、上からシートカバー１をかぶせ、その上からセッ
トジグ１０′を嵌める。この状態が図１１の（ａ）であ
る。次いでセットジグ１０′ごと折りたたみガイド１２
を横方向に９０度倒して、まずセットジグ１０′を取り
去る。この状態を図１１の（ｂ）に示す。それから、折
りたたみガイド１２を引き抜き、トリムカバー１の折り
重なったところをテープ１３で止める。これを図１１の
（ｃ）に示す。この状態でトリムカバー１のみを前進さ
せて多針ミシンに送り込むのである。
実施例とは異なり、トリムカバー１と共に移動するジグ
ないしはガイドがない。すなわちこの実施例では、断面
形状が略３／４円の形状のガイド１４を固定してあり、
このガイド１４の溝部に折りたたみガイド１２の丸くな
った下端部を挿入してある。折りたたみガイドは第１の
実施例の丁番ガイドに相当するもので、上面が斜めの形
状となっている。折りたたみガイド１４が直立状態にあ
る時、上からシートカバー１をかぶせ、その上からセッ
トジグ１０′を嵌める。この状態が図１１の（ａ）であ
る。次いでセットジグ１０′ごと折りたたみガイド１２
を横方向に９０度倒して、まずセットジグ１０′を取り
去る。この状態を図１１の（ｂ）に示す。それから、折
りたたみガイド１２を引き抜き、トリムカバー１の折り
重なったところをテープ１３で止める。これを図１１の
（ｃ）に示す。この状態でトリムカバー１のみを前進さ
せて多針ミシンに送り込むのである。
【００１９】図１２に示す第５の実施例は、第４の実施
例と同様にジグないしはガイドはすべて固定で、トリム
カバーのみが移動する形式のものである。この実施例で
はテーブル７の上にガイド１９が蝶ナット２４で固定し
てある（図１２の（ｂ）参照）。このガイド１９は第１
の実施例の丁番ガイド５に相当するもので、図１２の（
ｃ）に示すように上面が所望の傾斜を有する。蝶ナツト
１７はガイド１９の取付け幅の調整を可能としている。 このようなガイド１９を直立させたテーブル７上にトリ
ムカバー１を乗せ、まずガイド７間をセンター押え板２
０で軽く押え込む。次いで両ガイド７の外側からサイド
押え板２１を図１２の（ｂ）に矢印Ａで示す方向から入
れ、続いて矢印Ｂの方向に動かして点線矢印に示すよう
にトリムカバー１をガイド１９の形状になじませて落付
かせる。サイド押え板２１を図１２の（ｂ）の実線位置
にもち来たらしトリムカバー１を軽く押え込んだ後、上
方から固定部品２２をかぶせ、この固定部品２２に対し
センター押え板２０およびサイド押え板２１を、たとえ
ば符号２３で示すテープなどによって固定する。 固定部品２２は、図示はしていないが、例えば多針ミシ
ン前面開口部の枠などに固定する。この固定部品２２は
図１２の（ｃ）に示すように、ガイド１９の最高箇所を
も楽に通すような高さのものである。このように準備さ
れたトリムカバー１は図１２の（ａ）に示すように、山
形に折られたままガイド１９およびテーブル７上をスラ
イドして多針ミシンへと送り込まれる。
例と同様にジグないしはガイドはすべて固定で、トリム
カバーのみが移動する形式のものである。この実施例で
はテーブル７の上にガイド１９が蝶ナット２４で固定し
てある（図１２の（ｂ）参照）。このガイド１９は第１
の実施例の丁番ガイド５に相当するもので、図１２の（
ｃ）に示すように上面が所望の傾斜を有する。蝶ナツト
１７はガイド１９の取付け幅の調整を可能としている。 このようなガイド１９を直立させたテーブル７上にトリ
ムカバー１を乗せ、まずガイド７間をセンター押え板２
０で軽く押え込む。次いで両ガイド７の外側からサイド
押え板２１を図１２の（ｂ）に矢印Ａで示す方向から入
れ、続いて矢印Ｂの方向に動かして点線矢印に示すよう
にトリムカバー１をガイド１９の形状になじませて落付
かせる。サイド押え板２１を図１２の（ｂ）の実線位置
にもち来たらしトリムカバー１を軽く押え込んだ後、上
方から固定部品２２をかぶせ、この固定部品２２に対し
センター押え板２０およびサイド押え板２１を、たとえ
ば符号２３で示すテープなどによって固定する。 固定部品２２は、図示はしていないが、例えば多針ミシ
ン前面開口部の枠などに固定する。この固定部品２２は
図１２の（ｃ）に示すように、ガイド１９の最高箇所を
も楽に通すような高さのものである。このように準備さ
れたトリムカバー１は図１２の（ａ）に示すように、山
形に折られたままガイド１９およびテーブル７上をスラ
イドして多針ミシンへと送り込まれる。
【００２０】図１３に示す第６の実施例では、テーブル
７に、上面が傾斜しているガイド２４が固定されている
。このガイド２４の上からトリムカバー１をかぶせて、
ガイド２４の両脇からトリムカバー１をニードルチェー
ン２６の先端のニードルで押え込む。ニードルチェーン
２６は、固定部からばね２７で下方に付勢されたフレー
ム２８に装架されたスプロケット２５に架け渡されてい
る。スプロケット２５を回転させ、ニードルチェーン２
６を動かすことによりトリムカバー１は多針ミシン開口
部へと送り込まれる。
７に、上面が傾斜しているガイド２４が固定されている
。このガイド２４の上からトリムカバー１をかぶせて、
ガイド２４の両脇からトリムカバー１をニードルチェー
ン２６の先端のニードルで押え込む。ニードルチェーン
２６は、固定部からばね２７で下方に付勢されたフレー
ム２８に装架されたスプロケット２５に架け渡されてい
る。スプロケット２５を回転させ、ニードルチェーン２
６を動かすことによりトリムカバー１は多針ミシン開口
部へと送り込まれる。
【００２１】図１４に示す第７の実施例では、トリムカ
バー１をジグごと多針ミシンに送り込む型式のものであ
る。テーブル７にはジグガイド８が取付けてあり、これ
らジグガイド８の間に波形移動ジグ２９がスライド可能
に乗っている。波形移動ジグ２９は前後方向に所望の傾
斜を有すると共に、図示のように横方向にいくつかの波
形をなしている。このような波形移動ジグ２９の上から
トリムカバー１をかぶせて、その上から波形押え３０で
押え込み、トリムカバー１を所望形状になじませる。こ
の波形押え３０の上にローラ３１を当接させる。このロ
ーラ３１は固定部よりばね２７で下方に付勢したフレー
ム２８に取付けてある。このような構成であるので、ト
リムカバー１は波形移動ジグ２９と波形押え３０とには
さまれた状態のまま多針ミシンへと送り込まれるのであ
る。
バー１をジグごと多針ミシンに送り込む型式のものであ
る。テーブル７にはジグガイド８が取付けてあり、これ
らジグガイド８の間に波形移動ジグ２９がスライド可能
に乗っている。波形移動ジグ２９は前後方向に所望の傾
斜を有すると共に、図示のように横方向にいくつかの波
形をなしている。このような波形移動ジグ２９の上から
トリムカバー１をかぶせて、その上から波形押え３０で
押え込み、トリムカバー１を所望形状になじませる。こ
の波形押え３０の上にローラ３１を当接させる。このロ
ーラ３１は固定部よりばね２７で下方に付勢したフレー
ム２８に取付けてある。このような構成であるので、ト
リムカバー１は波形移動ジグ２９と波形押え３０とには
さまれた状態のまま多針ミシンへと送り込まれるのであ
る。
【００２２】なお、上記においてはステッチ縫いするの
はトリムカバーとして説明したが、トリムカバーに代り
、たとえばモケットのような布地、一般に表皮だけのも
のでもよい。
はトリムカバーとして説明したが、トリムカバーに代り
、たとえばモケットのような布地、一般に表皮だけのも
のでもよい。
【００２３】また、トリムカバーは３層ラミネート（表
皮＋ワディング＋裏基布）のものであるが、裏基布とワ
ディングとのラミネート品を表皮と縫い合わせる場合、
または別々な３層をこのステッチ縫いで縫い合わせる場
合もある。
皮＋ワディング＋裏基布）のものであるが、裏基布とワ
ディングとのラミネート品を表皮と縫い合わせる場合、
または別々な３層をこのステッチ縫いで縫い合わせる場
合もある。
【００２４】さらに、ガイドの上面形状は直線状として
説明したが、これを曲線状とすれば、展開形状が曲線縫
いとなり得る。
説明したが、これを曲線状とすれば、展開形状が曲線縫
いとなり得る。
【００２５】各図では簡略化のため形状を略矩形として
模式的に示したが、実際にはなお複雑な座席形状となる
。ことに図１の（ｄ）に示すように両サイド部にはドテ
部があり得る。
模式的に示したが、実際にはなお複雑な座席形状となる
。ことに図１の（ｄ）に示すように両サイド部にはドテ
部があり得る。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、１枚物トリムカバーを
多針ミシンで一遍にステッチ縫いしながら、多数本のス
テッチ縫いが斜めに走るパターンデザインを得ることが
できる。
多針ミシンで一遍にステッチ縫いしながら、多数本のス
テッチ縫いが斜めに走るパターンデザインを得ることが
できる。
【００２７】また、本発明によれば、多数本のステッチ
縫いを施した１枚物トリムカバーを取付けた、前後方向
に高さの異なる突起を中央に有するシートが得られる。
縫いを施した１枚物トリムカバーを取付けた、前後方向
に高さの異なる突起を中央に有するシートが得られる。
【図１】本発明座席体の１例を示す図で、（ａ）はその
前部の模式的断面図、（ｂ）はその模式的平面図、（ｃ
）はその後部の模式的断面図、（ｄ）は座席体全体の斜
視図である。
前部の模式的断面図、（ｂ）はその模式的平面図、（ｃ
）はその後部の模式的断面図、（ｄ）は座席体全体の斜
視図である。
【図２】本発明座席体の他の例を示す図で、（ａ）はそ
の模式的平面図、（ｂ）はその模式的断面図である。
の模式的平面図、（ｂ）はその模式的断面図である。
【図３】本発明座席体に用いる多数本ステッチ縫いした
トリムカバーの例を示す図で、（ａ）はその平面展開略
図、（ｂ）はその多針ミシンに送る際の状態を示す略図
である。
トリムカバーの例を示す図で、（ａ）はその平面展開略
図、（ｂ）はその多針ミシンに送る際の状態を示す略図
である。
【図４】本発明座席体のさらに他の例を示す図で、（ａ
）はそのトリムカバーの展開略図、（ｂ）はその前部の
模式的断面図、（ｃ）はその模式的平面図、（ｄ）はそ
の後部の模式的断面図である。
）はそのトリムカバーの展開略図、（ｂ）はその前部の
模式的断面図、（ｃ）はその模式的平面図、（ｄ）はそ
の後部の模式的断面図である。
【図５】本発明座席体のためのトリムカバーを加工する
の第１の実施例の断面図で、（ａ）は丁番ガイドが直立
している時トリムカバーをかぶせセットジグを嵌めた状
態を示し、（ｂ）はこの状態から丁番ガイドを倒した状
態を示す。
の第１の実施例の断面図で、（ａ）は丁番ガイドが直立
している時トリムカバーをかぶせセットジグを嵌めた状
態を示し、（ｂ）はこの状態から丁番ガイドを倒した状
態を示す。
【図６】図５に示した丁番ガイドの側面図である。
【図７】図５に示した丁番ガイドを乗せたテーブルの斜
視図である。
視図である。
【図８】図７に示した丁番ガイド上にトリムカバーをか
ぶせてセットジグを嵌めて横に倒しテーブル上を移動さ
せている状態を示す斜視図である。
ぶせてセットジグを嵌めて横に倒しテーブル上を移動さ
せている状態を示す斜視図である。
【図９】第２の実施例を示す図５（ｂ）と同様な断面図
である。
である。
【図１０】（ａ）は第３の実施例を示す図５（ｂ）と同
様な断面図で、（ｂ）はその移動ガイドの側面図である
。
様な断面図で、（ｂ）はその移動ガイドの側面図である
。
【図１１】第４の実施例を示す断面図で、（ａ）は折り
たたみガイドにトリムカバーをかぶせセットジグを嵌め
た状態を示し、（ｂ）は折りたたみガイドを横に倒しセ
ットジグを外した状態を示し、（ｃ）は折りたたみガイ
ドを引き抜きテープで止めた状態を示す。
たたみガイドにトリムカバーをかぶせセットジグを嵌め
た状態を示し、（ｂ）は折りたたみガイドを横に倒しセ
ットジグを外した状態を示し、（ｃ）は折りたたみガイ
ドを引き抜きテープで止めた状態を示す。
【図１２】第５の実施例を示す図で、（ａ）はその斜視
図、（ｂ）はその断面図、（ｃ）はその側面図である。
図、（ｂ）はその断面図、（ｃ）はその側面図である。
【図１３】第６の実施例の断面図である。
【図１４】第７の実施例の断面図である。
１ トリムカバー
２ モールド
３ 突起部
４ ステッチ縫い
５ 丁番ガイド
６ 丁番
７ テーブル
８ ジグガイド
９ 移動ジグ
１０ セットジグ
１１ 固定ジグ
１２ 折りたたみガイド
１３ テープ
１４ ガイド
１５ 移動ガイド
１６ 押え板
１７ 蝶ナット
１８ 針
１９ ガイド
２０ センター押え板
２１ サイド押え板
２２ 固定部品
２４ ガイド
２５ スプロケット
２６ ニードルチェーン
２７ ばね
２８ フレーム
２９ 波形移動ジグ
３０ 波形押え
３１ ローラ
Claims (7)
- 【請求項１】互いに平行でない複数組のステッチ縫いパ
ターンを有する身頃部が１枚物のトリムカバーと、この
トリムカバーの下方に位置しクッション材となるモール
ドとを包含する座席体。 - 【請求項２】請求項１記載の座席体において、前記トリ
ムカバーの複数組のステッチ縫いが中央から左右対称形
であって、前記モールドが一端部が高く他端部が低い突
起部を中央に有していることを特徴とする座席体。 - 【請求項３】請求項２記載の座席体において、前記モー
ルドの表面に取付けた状態の前記トリムカバーの身頃部
のステッチ縫いがすべて前後方向に真直ぐに直線状と成
っていることを特徴とする座席体。 - 【請求項４】請求項２記載の座席体において、前記モー
ルドの表面に取付けた状態の前記トリムカバーの身頃部
のステッチ縫いがゆるやかに斜めに走っていることを特
徴とする座席体。 - 【請求項５】請求項１記載の座席体において、前記互い
に平行でない複数組のステッチ縫いパターンを有する身
頃部が１枚物のトリムカバーを平面状のモールドに取付
けたことを特徴とする座席体。 - 【請求項６】請求項１記載の座席体において、前記トリ
ムカバーがそのマチ部の端縁で座席体底部に固定されて
いることを特徴とする座席体。 - 【請求項７】請求項１記載の座席体において、前記トリ
ムカバーが前記モールドに貼着されていることを特徴と
する座席体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049053A JPH04266793A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 多数本ステッチ縫いの１枚物トリムカバーを有する座席体 |
| US07/838,374 US5333933A (en) | 1991-02-21 | 1992-02-19 | Seat with a trim cover assembly having plural stitches thereon |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049053A JPH04266793A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 多数本ステッチ縫いの１枚物トリムカバーを有する座席体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04266793A true JPH04266793A (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=12820343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3049053A Withdrawn JPH04266793A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 多数本ステッチ縫いの１枚物トリムカバーを有する座席体 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5333933A (ja) |
| JP (1) | JPH04266793A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6994185B1 (en) * | 2004-12-23 | 2006-02-07 | Hertel Ryan W | Ladder rung pad assembly |
| US7851039B2 (en) * | 2008-09-12 | 2010-12-14 | Faurecia Interior Systemns, Inc. | Decorative trim and method for making same |
| JP2015143067A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 株式会社タチエス | 車両用シートおよび車両用シートの製造方法 |
| DE102014111538A1 (de) * | 2014-08-13 | 2016-02-18 | Johnson Controls Interiors Management Gmbh | Verfahren zum Ausbilden einer Ziernaht |
| JP6771857B2 (ja) * | 2014-12-25 | 2020-10-21 | 株式会社タチエス | 車両用シート |
| US20180106108A1 (en) * | 2016-10-14 | 2018-04-19 | Travis Wayne Savoy | Securely-attachable durable metal step cover with traction surface for enhancing safety of railroad car sill steps |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2772725A (en) * | 1955-02-01 | 1956-12-04 | Leasure Stanley | Driver-rest pad |
| US3298047A (en) * | 1965-04-16 | 1967-01-17 | Feinerman Jack | Tufted upholstery panel |
| US3630572A (en) * | 1969-09-23 | 1971-12-28 | Lear Siegler Inc | Seat assembly |
| SU384333A1 (ru) * | 1971-08-03 | 1974-10-05 | Ордена Ленина Институт Химической Физики Ан Ссср | Способ получени окиси пропилена |
| US4306750A (en) * | 1979-10-11 | 1981-12-22 | Wenger Corporation | Musician's chair |
| JPS61131784A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-19 | 株式会社タチエス | 車両用シ−トの表皮部材 |
| WO1986006709A1 (en) * | 1985-05-09 | 1986-11-20 | Tachi-S Co., Ltd. | Seat body |
| DE3700437A1 (de) * | 1987-01-16 | 1988-07-21 | Tachi S Co | Fahrzeugsitz |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP3049053A patent/JPH04266793A/ja not_active Withdrawn
-
1992
- 1992-02-19 US US07/838,374 patent/US5333933A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5333933A (en) | 1994-08-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |