JPH0426426Y2 - - Google Patents

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JPH0426426Y2
JPH0426426Y2 JP15249186U JP15249186U JPH0426426Y2 JP H0426426 Y2 JPH0426426 Y2 JP H0426426Y2 JP 15249186 U JP15249186 U JP 15249186U JP 15249186 U JP15249186 U JP 15249186U JP H0426426 Y2 JPH0426426 Y2 JP H0426426Y2
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JP
Japan
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brazing material
wire
groove
brazing
metallized surface
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JP15249186U
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Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、セラミツクスと銅部材とのろう付け
構造に関し、特にろう付け部の気密性及び耐久性
が要求される真空インタラプタに用いて有用なも
のである。
B 考案の概要 本考案は、線ろう材を収納する銅部材の溝の深
さを線ろう材の径より浅くして線ろう材とセラミ
ツクス上のメタライズ面とが直接接触するように
したものである。
C 従来の技術 セラミツクスと銅部材とをろう付けにより気密
に固着して構成したものとして例えば真空インタ
ラプタがある。この種の真空インタラプタの一例
を第2図に示す。
同図に示すように、ステンレス鋼等の金属から
なる金属筒1は、その両端開口部が、Cu,Fe−
Ni,Fe−NiCoからなる部材を介してセラミツク
スからなる絶縁端板2,3によつて気密に閉塞さ
れている。絶縁端板2には、金属筒1内の端部に
電極5を有する固定リード棒6が銅部材4を介し
て気密に挿通されている。絶縁端板3には、内端
部に電極7を有する可動リード棒8が銅部材9及
び金属製のベローズ10を介して軸方向に移動自
在に気密に挿通されている。
また、かかる真空インタラプタは、接合すべき
各構成部材の接合部間にろう材(線ろう、板ろ
う)を介装して仮組立し、この仮組立したものを
真空炉中にて加熱排気して気密に接合することに
よつて製造されている。
第2図におけるA部を代表にして説明すると、
このA部の拡大図である第3図に示すように、絶
縁端板2と銅部材4とのろう付けは、絶縁端板2
上のメタライズ面12と相対向する銅部材4の面
にリング状の溝3を形成するとともに、溝13内
に線ろう材14を配設し、この状態の銅部材4の
上に絶縁端板2を載せて仮組みした後、真空炉内
へ入れて行なつている。
D 考案が解決しようとする問題点 ところで、第3図に示すように、溝13内に線
ろう材14を収納してろう付けした場合において
は、Cuからなる溝13の内壁と線ろう材14と
が接触している部分から溶け始めるため、この部
分から合金化が始まり、所謂くわれ部15が生じ
る。そのためにろう付部全体において、局部的に
ろう材が不足して絶縁端板2と銅部材4との接合
に不具合が生じ、気密性及び強度の点で欠陥が生
じる場合があつた。このようなくわれ部が生じる
のはCu系ろう材と銅材との組合わせの場合が多
い。
かかる現象は真空インタラプタにおけるろう付
けに限らず、部材同志を相対向させ、一方の部材
に形成した溝等の切欠部に線ろう材を納めてろう
付けする場合に生起する問題点である。
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑み、ろう
付けすべき部材間へ充分にろうが流れるようにす
ることによつて適正なろう付けが行なわれるろう
付け構造を提供するものである。
E 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決すべく本考案の構成は、線ろ
う材を収納する銅部材側の溝の深さを線ろう材の
径より浅くして、線ろう材とセラミツクス上のメ
タライズ面とが直接接触するようにしたこと、及
び線ろう材の径をD、溝の深さをa、溝の幅をW
とするとき、前記溝は、(D/2+0.2)(mm)≦a
≦(D−0.1)(mm)且つD+0.3(mm)≧W≧D+0.1
(mm)なる関係を満足するようになつていること
を特徴とする。
F 作用 上記構成の本考案によれば、ろう材が溶け始め
ると、ろう材とメタライズ面との接触部を起点に
溶けたろう材がメタライズ面に広がり、銅部材と
セラミツクス上のメタライズ面とが接触する前に
両部材間にろう材が入り込む。
G 実施例 以下本考案を図面に基づいて実施例を詳細に説
明する。なお、本実施例は前記真空インタラプタ
をろう付けする場合のろう付け構造であり、第1
図は第2図のA部分に相当する部分である。した
がつて、第2図と同一部分には同一番号を付し重
複する説明は省略する。
第1図に示すように、溝13は、アルミナセラ
ミツクスからなる絶縁端板2上のメタライズ面1
2と相対向する銅部材4の面に形成されており、
その深さaは溝13に収納される線ろう材14の
径Dよりも浅く形成してある。この結果、線ろう
材14はメタライズ面12に接触しており、ろう
付け前には、銅部材4とメタライズ面12との間
にはギヤツプGが形成されている。
また、考案者らの実験の結果によると、次のよ
うな関係にしておくのが良好な結果が得られるこ
とが分かつた。即ち、線ろう材14の径D、溝1
3の深さa及び溝13の幅Wは次の関係を同時に
満足していることである。
(D/2+0.2)(mm)≦a≦(D−0.1)(mm)
… (D+0.3)(mm)≧W≧(D+0.1)(mm) … なお、式の(D−0.1)は線ろう材14の公
称径に対し、公差及び酸洗によるヤセを考慮した
ものであり、また同式の(D/2+0.2)は線ろ
う材14を溝13に納めた時、この線ろう材14
が溝13から外れないように考慮したものであ
る。式は線ろう材14を溝13に納める際の作
業性が良好になるよう考慮した結果である。
かかる本考案の実施例によれば、線ろう材14
が溶け始めると、線ろう材14とメタライズ面と
の接触部を起点にメタライズ面12に線ろう材1
4が広がり、銅部材4とメタライズ面12とが接
触する前に両部材間にろう材14が入り込む。し
たがつて、メタライズ面12はろう材14を介し
て銅部材4と接合される。
H 考案の効果 以上実施例とともに具体的に説明したように、
本考案によれば、セラミツクス上のメタライズ面
と相対向する銅部材の面に、メタライズ面と相対
向するとともに深さが線ろう材の径より浅く形成
された線ろう材を収納する溝を有しているので、
例え線ろう材の一部が溝の内壁に局部的に接触し
ていたとしても、この部分でのろう材くわれ現象
が生じる以前に線ろう材とメタライズ面とが溶け
始める結果、ろう材くわれはなくなり、確実な気
密及び接合強度を有するろう付けが行なえ、V
の耐久性及び信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は真空インタラプタを示す断面図、第3図、第4
図はそのA部を抽出して示す拡大図である。 図面中、2,3……絶縁端板、4,9……銅部
材、12……メタライズ面、13……溝、14…
…線ろう材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) セラミツクスと銅部材とのろう付け構造にお
    いて、セラミツクス上のメタライズ面と相対向
    する銅部材の面に、メタライズ面と相対向する
    とともに深さが線ろう材の径より浅く形成され
    た線ろう材を収納する溝を有し、メタライズ面
    とろう材とが接触していることを特徴とするろ
    う付け構造。 (2) 線ろう材の径をD、溝の深さをa、溝の幅を
    Wとするとき、前記溝は、(D/2+0.2)(mm)
    ≦a≦(D−0.1)(mm)且つD+0.3(mm)≧W≧
    D+0.1(mm)なる関係を満足するようになつて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載するろう付け構造。
JP15249186U 1986-10-06 1986-10-06 Expired JPH0426426Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15249186U JPH0426426Y2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15249186U JPH0426426Y2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6360444U JPS6360444U (ja) 1988-04-22
JPH0426426Y2 true JPH0426426Y2 (ja) 1992-06-25

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JP15249186U Expired JPH0426426Y2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06

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