JP4765538B2 - 真空バルブ、真空バルブの製造方法 - Google Patents

真空バルブ、真空バルブの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、真空遮断器等に使用される真空バルブに関し、より詳細には、真空バルブを構成するベローズの接合技術等に適用して有効な技術に関する。
たとえば、比較的大電流の電流回路の遮断を行う技術として、真空バルブを用いた真空開閉器が知られている。
すなわち、特許文献1等に記載されているように、所定の真空度の気密な絶縁容器の内部に、固定通電軸の先端に支持された固定電極と可動通電軸の先端に支持された可動電極からなる接点を収容し、絶縁容器における可動通電軸の挿通部には、一端が絶縁容器側に気密に固定され、他端が可動通電軸側に気密に固定されたベローズを配置した構造となっている。そして、ベローズの軸方向の伸縮変形により、絶縁容器の気密(真空度)を維持しつつ可動電極(可動通電軸)の軸方向の変位を可能にして、固定電極と可動電極からなる接点の接離によって、固定通電軸および可動通電軸が接続される電流回路の開閉を行うようにしたものである。
このような構成の真空バルブにおいて真空度が損なわれた場合には、接点にアーク放電が発生するため、正確な回路の開閉動作が不可能になる。従って、伸縮変形するベローズ自体の壁面や、絶縁容器とベローズとの接合部の気密性を長期間にわたって安定に確保することは、動作の信頼性や寿命の向上等の観点から重要である。
このようにベローズは真空バルブの構成部品の中でも重要な部品であり、材料としては一般的には耐蝕性に優れるオーステナイト系ステンレスが使用される。また、ベローズの両端の端板および可動通電軸等に対する接合方法としては、TiG溶接または銀鑞(ろう)付けが考えられる。
しかし、TiG溶接によって接合する場合には、部品相互の寸法を厳しく管理しなければならない、作業者の溶接技能によって溶接部の品質が左右される、などの問題点がある。
一方、銀鑞付けの場合には、上述のTiG溶接のような問題はないが、鑞付けの対象物の表面特性に配慮する必要がある。たとえば、ベローズの素材であるオーステナイト系ステンレスは材料の表面に酸化皮膜が形成されているために耐蝕性には優れるものの、この酸化皮膜のために銀鑞の濡れ性はかならずしも良好であるとはいえない。そのために銀鑞の濡れ性を確保するためにベローズの表面にNi(ニッケル)めっきを施して使用しているのが一般的である。たとえば、特許文献2には、ベローズの鑞付け部位にNiめっきを施すことが記載されている。
しかし、このように薄肉で複雑な形状のベローズにNiめっきを行なう場合には、穿孔等の損傷防止等の観点から、バレルめっきのように多数のベローズを一括して同時に処理する方法は採用できないので、吊るしめっきのような手間のかかる個別めっきの方法を採らざるを得ず、鑞付けの前提となるめっき自体もかなりのコスト高になる。
また、銀鑞付けの対象となるベローズとしては、特許文献3のように、いわゆるシームレス(溶接継ぎ目なし)タイプのベローズが採用することが考えられる。
このシームレスタイプのベローズは、t0.5mm程度の板材から円板状のブランク抜きを行い、この円板を洗浄→潤滑→深絞り→洗浄→焼鈍→潤滑→深絞り→・・・の繰り返しによって、パイプ状の部分の厚さはt0.1mm程度、底板(閉止端)の部分は厚肉(元の素材の厚さで約0.5mm程度)となっている底付きの円筒状の深いカップを製作し、このカップの内側に水圧を掛けて凹凸(襞)を形成してベローズ(蛇腹)とする方法で製造される。
しかし、このシームレスタイプのベローズの製法は上述のように工程が複雑で多岐にわたるために高価であるという問題があった。
さらに、底付きのシームレスタイプのベローズを真空バルブに組み込むためには、上述の特許文献3に記載されているように、電極が貫通する透孔をベローズの底部に穿設し、電極の棚部(段差部)にベローズおよびベローズ遮蔽部材、さらには、緊締リングを積み重ねて鑞付けにより固定する必要があり、固定構造が複雑になる。
また、この固定構造の複雑化により、ローズ、ベローズ遮蔽部材、緊締リングの各部材間の間隙への鑞材の充填が不十分になる懸念があり、鑞付け部における接合強度および気密性の低下が懸念される。
特許第3369366号公報 特開2004−79446号公報 特開2001−6503号公報
本発明の目的は、可動部にベローズの鑞付け構造を含む真空バルブにおいて、真空バルブの低コスト化を実現することにある。
本発明の他の目的は、可動部にベローズの鑞付け構造を含む真空バルブにおいて、真空バルブの製造期間の短縮を実現することにある。
本発明の他の目的は、可動部にベローズの鑞付け構造を含む真空バルブにおいて、ベローズの鑞付け構造における接合強度および気密性の向上を実現することにある。
本発明の第1の観点は、固定電極と可動電極の接点が収容される気密容器と、
前記気密容器と前記可動電極との間に介在し、金属めっきが施されていないベローズと、
前記ベローズと前記可動電極との間に介在し、金属めっきが施されているとともに前記ベローズに鑞付けされる第1構成部材と、
前記ヘローズと前記気密容器との間に介在し、金属めっきが施されているとともに前記ベローズに鑞付けされる第2構成部材と、
を含む真空バルブを提供する。
本発明の第2の観点は、第1の観点に記載の真空バルブにおいて、
前記ベローズは、ステンレス鋼の薄板を円筒状に丸めて側面の継ぎ目を溶接することでパイプを構成する溶接工程と、前記パイプに襞部を形成する成形工程とを経て製造され、伸縮変形する前記襞部と、前記襞部の両端に位置する円筒形状の開口部を備えている真空バルブを提供する。
本発明の第3の観点は、第1の観点に記載の真空バルブにおいて、
前記第1および第2構成部材は、軟鋼、銅またはステンレス、または鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−コバルト合金のいずれかを含む封着合金からなる真空バルブを提供する。
本発明の第4の観点は、第1の観点に記載の真空バルブにおいて、
前記金属めっきは、金めっきまたはニッケルめっきからなり、前記ベローズに対して前記第1および第2構成部材は銀鑞を用いて鑞付けされている真空バルブを提供する。
本発明の第5の観点は、第1の観点に記載の真空バルブにおいて、
前記ベローズにおける前記第1および第2構成部材の鑞付け部位には、当該第1および第2構成部材の前記金属めっきから移行した金属成分が存在する真空バルブを提供する。
本発明の第6の観点は、第1の観点に記載の真空バルブにおいて、
前記ベローズは、伸縮変形する襞部と、前記襞部の両端に位置する円筒形状の開口部を備え、
前記第1構成部材は、前記可動電極が貫通する透孔と、前記透孔を取り囲むように形成された段差部とを含み、
前記ベローズの一端の前記開口部の外周面と、前記第1構成部材の前記段差部の内周面とが鑞付けされている真空バルブを提供する。
本発明の第7の観点は、固定電極と可動電極の接点が収容される気密容器に対してベローズを介して前記可動電極が支持される構成の真空バルブの製造方法であって、
金属めっきが施されていない前記ベローズと、金属めっきが施され前記ベローズと前記可動電極との間に介在する第1構成部材と、金属めっきが施され前記ヘローズと前記気密容器との間に介在する第2構成部材と、を準備する第1工程と、
前記第1および第2構成部材を前記ベローズに鑞付けする第2工程と、
を含む真空バルブの製造方法を提供する。
本発明の第8の観点は、第7の観点に記載の真空バルブの製造方法において、
前記第1工程では、前記ベローズは、ステンレス鋼の薄板を円筒状に丸めて側面の継ぎ目を溶接することでパイプを構成する溶接工程と、前記パイプに襞を形成する成形工程とを経て製造される真空バルブの製造方法を提供する。
本発明の第9の観点は、第7の観点に記載の真空バルブの製造方法において、
前記第1および第2構成部材は、軟鋼、銅またはステンレス、または鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−コバルト合金のいずれかを含む封着合金からなる真空バルブの製造方法を提供する。
本発明の第10の観点は、第7の観点に記載の真空バルブの製造方法において、
前記金属めっきは、金めっきまたはニッケルめっきからなる真空バルブの製造方法を提供する。
本発明の第11の観点は、第7の観点に記載の真空バルブの製造方法において、
前記第2工程では、銀鑞を用いて、前記ベローズに対して前記第1および第2構成部材を鑞付けする真空バルブの製造方法を提供する。
本発明の第12の観点は、第7の観点に記載の真空バルブの製造方法において、
前記第2工程では、前記第1および第2構成部材に施された前記金属めっきの金属成分を、鑞付け時に前記ベローズに移行させることで、当該ベローズと前記第1および第2構成部材とを鑞付けする真空バルブの製造方法を提供する。
本発明の第13の観点は、気密を保ったままで接点の接離を可能とするために、前記接点が収容される気密容器の構成部材とベローズを鑞付けした構造を備えた真空バルブの製造方法であって、
軟鋼、銅またはステンレス、または鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−コバルト合金のいずれかを含む封着合金からなる前記構成部材に金属めっきを施す第1工程と、
金属めっきが施されていない前記ベローズと、前記構成部材とを鑞付けする第2工程と、
を含む真空バルブの製造方法を提供する。
本発明の第14の観点は、第13の観点に記載の真空バルブの製造方法において、
前記ベローズは、ステンレス鋼の薄板を円筒状に丸めて側面の継ぎ目を溶接することでパイプを構成する溶接工程と、前記パイプに襞部を形成する成形工程とを経て製造される真空バルブの製造方法を提供する。
本発明の第15の観点は、第13の観点に記載の真空バルブの製造方法において、
前記構成部材の前記金属めっきは、金めっきまたはニッケルめっきからなり、前記第2工程では、前記ベローズに対して前記構成部材は銀鑞を用いて鑞付けされる真空バルブの製造方法を提供する。
本発明の第16の観点は、第13の観点に記載の真空バルブの製造方法において、
前記第2工程では、前記構成部材に施された前記金属めっきの金属成分を、鑞付け時に前記ベローズに移行させることで、当該ベローズと前記構成部材とを鑞付けする真空バルブの製造方法を提供する。
本発明によれば、真空バルブのベローズの鑞付け構造において、ベローズ自体には金属めっきを行なわず、相手側の構成部材に金属めっきを行うので、ベローズのコストを低減できる。すなわち、比較的形状が単純で穿孔等の損傷の懸念のない構成部材に対して、たとえばバレルめっき等の簡易で大量処理が可能なめっき法を採用して金属めっきの形成を行うことで、金属めっきに起因するコストを低減できる。
さらに、ベローズとして安価なシームタイプのベローズを採用することで、一層のコスト低減を実現できる。
また、シームタイプのベローズでは、製法の原理上、両端の開口部は円筒状になり、この開口部の外周面と、相手側の構成部材とを鑞付けする際に、直線状の開口部の外周面と構成部材との間隙の形状が単純であるため、当該間隙に鑞材が確実に充填され、鑞付け部の接合強度および気密性が向上する。
本発明によれば、可動部にベローズの鑞付け構造を含む真空バルブにおいて、真空バルブの低コスト化を実現することができる。
また、可動部にベローズの鑞付け構造を含む真空バルブにおいて、真空バルブの製造期間の短縮を実現することができる。
また、可動部にベローズの鑞付け構造を含む真空バルブにおいて、ベローズの鑞付け構造における接合強度および気密性の向上を実現することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である真空バルブ10の構成の一例を示す断面図である。
本実施の形態の真空バルブ10は、絶縁筒11、可動側端板12、固定側端板13、可動側接触子14、固定側接触子15、ベローズ16、カバー17、アークシールド18を含んでいる。
絶縁筒11は、たとえばセラミックス等の絶縁物で構成されている。絶縁筒11の上下の両端部の各々には、メタライズ層11a、およびメタライズ層11bが形成されている。
絶縁筒11の両端のメタライズ層11a、メタライズ層11bには鑞付け部22、鑞付け部21を介して固定側端板13および可動側端板12が気密に固着され、内部が所定の真空度に保たれる気密容器Vを構成している。
気密容器Vを構成する絶縁筒11の内部には、固定側端板13を貫通する固定側接触子15と、可動側端板12を貫通する可動側接触子14が対向して配置されている。
可動側接触子14は、対向端に位置する可動側接点14aと、この可動側接点14aを背後から支持する可動側通電ロッド14bで構成されている。
固定側接触子15は、対向端に位置する固定側接点15aと、この固定側接点15aを背後から支持する固定側通電ロッド15bで構成されている。
固定側端板13を貫通する固定側接触子15は、鑞付け部26によって当該固定側端板13に気密に固定されている。
気密容器Vの内部において、固定側接触子15には、固定側接点15aと可動側接点14aの対向領域を収容するカップ状のアークシールド18が固定されている。このアークシールド18は、固定側接点15aと可動側接点14aの接離による電流の開閉の際に生じるアークによって絶縁筒11の内壁の汚損を防止するために設けられている。
図2Aは、可動側端板12に対する可動側接触子14の貫通部を拡大した拡大断面図である。
可動側端板12に対する可動側接触子14の貫通部には、ベローズ16が設けられており、このベローズ16によって、可動側接触子14の軸方向の変位を可能にしつつ、可動側接触子14の可動側端板12に対する貫通部の気密を維持する。
すなわち、ベローズ16は、伸縮変形する伸縮襞部16aおよび両端部の軸方向にほぼ平行な断面を有する筒状の開口端16bおよび開口端16cからなる。
このベローズ16は、たとえば、ステンレス鋼等で構成され、後述のような製造方法で製造されるシームタイプのベローズである。本実施の形態の場合、ベローズ16の内周、外周のいずれの表面にも金属めっき等は全く施されておらず、製造時のまま素材の地肌が露出している。
可動側端板12は、全体にニッケル(Ni)めっき層12aが施されている。この可動側端板12の中央部には可動側接触子14が挿通される貫通孔12bが開口されている。さらに、この貫通孔12bと同心円状に、気密容器Vの外側に突出する凹部12cが設けられている。
そして、この凹部12cの内周部と、ベローズ16の一方の開口端16cの外周部とが、たとえば銀鑞等の鑞付け部23にて気密に鑞付けされている。すなわち、鑞付け部23において、開口端16cの外周面と凹部12cの内周面との間隙には全周にわたって鑞材が充填され、かつ、ベローズ16の開口端16cの外周および内周には、それぞれフィレット23aおよびフィレット23bが形成されている。
ベローズ16の他方の開口端16bと可動側接触子14は、カバー17を介して気密に結合されている。
すなわち、カバー17は、全体がニッケル(Ni)めっき層17aで覆われているとともに、中央部には、可動側接触子14が貫通する貫通孔17bが開口されており、この貫通孔17bの内周と可動側接触子14の外周とが鑞付け部25によって気密に固定されている。
さらに、カバー17には、この貫通孔17bと同心円状に、気密容器Vの内部側に突出するように、凹部17cおよびが設けられている。また、凹部17cの外周部には、フランジ部17dが設けられ、このフランジ部17dによって、気密容器Vの内部側の可動側接点14aと固定側接点15aの対向領域から、ベローズ16が隠蔽されている。
凹部17cの内周面と、ベローズ16の開口端16bの外周面は、鑞付け部24によって気密に接合されている。すなわち、鑞付け部24において、開口端16bの外周と凹部17cの内周との間隙には全周にわたって鑞材が充填され、かつ、開口端16bの内周および外周には、フィレット24aおよびフィレット24bが形成されている。
本実施の形態の場合には、深絞りによるシームレスタイプではなく、後述のような製造方法によるシームタイプのベローズ16を用いたことにより、ベローズ16の両端には、製造時のままで、軸方向に同径の円筒形の開口端16bおよび開口端16cが形成される。
これにより、カバー17(可動側接触子14)に対するベローズ16の結合部では、このベローズ16の開口端16bを、カバー17の凹部17cに軸方向に挿入して嵌合させた簡潔な構造となるため、鑞付け部24において、鑞材が開口端16bと凹部17cの間隙に確実に充填され、かつ、滑らかな形状のフィレット24aおよびフィレット24bが形成される。
同様に、可動側端板12に対するベローズ16に結合部においても、このベローズ16の開口端16cを可動側端板12の凹部12cに軸方向に嵌合させたシンプルな構造になるため、鑞付け部23において、鑞材が、開口端16cと凹部12cの間隙に確実に充填され、かつ、滑らかな形状のフィレット23aおよびフィレット23bが形成される。
これにより、鑞付け部24(鑞付け部23)における結合強度および気密性を向上させることができる。また、ベローズ16における開口端16b(開口端16c)の軸方向の接合長さL1(L2)を調整し、鑞付け部24(鑞付け部23)の軸方向の長さを加減することで、当該鑞付け部24における接合強度および気密性を、所望の値に設定できる。
図2Bは、上述のベローズ16とカバー17との鑞付け部24の変形例を示している。この変形例の場合、ベローズ16における開口端16bの外周面に加えて、開口端16bに最も近い伸縮襞部16aの襞部外周面16d(ベローズ16の軸方向にほぼ直交する面)をも鑞付け部24の接合面として利用することで、当該鑞付け部24における接合強度および気密性の一層の向上を実現している。
図3は、本実施の形態における上述のベローズ16の製造方法の一例を示す概念図である。
たとえば、ステンレス鋼等からなる矩形の薄板31をパイプ32に丸めた後、当該パイプ32の側面の軸方向の継ぎ目33を溶接する。その後、たとえば、軸体の周囲に襞の母型が形成された母型治具41および襞のピッチ幅の突起を有する押圧治具42からなる成形治具40等を用い、母型治具41をパイプ32の内部に挿入し、外部から押圧治具42でパイプ32の径方向に、当該パイプ32の壁面を挟圧して、パイプ32の軸方向の中央部に伸縮可能な襞部34(伸縮襞部16a)を形成することで、ベローズ30(ベローズ16)を得る。
なお、成形治具40を用いる代わりに、内周面に襞形状を有する筒状の母型の内部にパイプ32を挿入し、パイプ32の内部に水圧を印加して母型の内部形状に倣うようにパイプ32を拡径することによってベローズ30を製造することもできる。
このようなベローズ30の製造方法によれば、パイプ32の両端を円筒形のまま残して襞部34を形成することで、軸方向の中央部に伸縮襞部16aが形成され、両端部がシンプルな円筒状の開口端16bおよび開口端16cを有する本実施の形態のベローズ16を短期間に容易に得ることができる。また、本実施の形態のようなシームタイプのベローズ16は、従来の製造工程の複雑なシームレスタイプのベローズに比較して、製造期間が短く、従って、ベローズ16を用いる真空バルブ10の製造期間を短縮できる。
以上のような構成の本実施の形態の真空バルブ10においては、可動側接触子14および固定側接触子15が所望の電気回路に接続され、可動側接点14aと固定側接点15aとを接触させることで、当該電気回路は通電状態となる。そして、何らかのトラブルの際に、当該電気回路を切断する場合には、外部からの信号に応じてベローズ16に支持された可動側接触子14を、固定側接触子15から離間する方向に変位させることで、可動側接点14aと固定側接点15aが離間して絶縁状態となる。この際、気密容器Vの内部は真空であるため、アーク放電等による切断ミスは生じない。
このように、伸縮自在なベローズ16によって気密容器Vの真空度を保ったままで可動側接点14aと固定側接点15aの接離による、電気回路の開閉動作を可能としている。
上述のように、本実施の形態の場合には、ベローズ16には全く金属めっきをほどこさず、可動側端板12およびカバー17の側にのみニッケルめっき層12a、ニッケルめっき層17aを形成している。そして、ベローズ16の開口端16cと可動側端板12、およびベローズ16の開口端16bとカバー17が、それぞれ、たとえば銀鑞からなる鑞付け部23および鑞付け部25にて鑞付けされている。
ベローズ16の側に全く金属めっきを施さず、接合相手の可動側端板12、カバー17の側のみにニッケルめっき層12a、ニッケルめっき層17aを施すことで、十分な接合強度および気密性が確保できることが、後述の実施例にて確認されており、本実施の形態における上述の真空バルブ10の構造は、この実施例の知見に基づくものである。
すなわち、上述したように、従来の真空バルブにおけるベローズの銀鑞付け方法は、オーステナイト系ステンレスからなる板材を深絞り加工して製造されたシームレスタイプのベローズを用い、このシームレスタイプのベローズに、たとえば特許文献2のように、手間の掛かる吊るしめっきまたは無電解めっきによりNiめっきの被覆を行っていた。
しかも特許文献3に示すように、このシームレスタイプのベローズの閉止端(底板)の厚肉の部分に、電極が貫通する透孔を穿設し、電極の棚部(段差部)にベローズおよびベローズ遮蔽部材、さらには、緊締リングを積み重ねて挟み込み、鑞付けにより固定する複雑な固定構造であった。
このように、従来技術の場合、高価なシームレスタイプのベローズを使用し、しかもNiめっきを施さなければならず、ベローズ自体が高価なうえにさらにNiめっきが必要であり、いっそうのコストアップとなっていた。
このような従来の状況に鑑み、本実施の形態では、真空バルブ10におけるベローズの安価な銀鑞付け方法を以下のように詳細に検討し、この結果得られた知見を適用したものが、上述の本実施の形態の真空バルブ10の構造である。
まず、幾つかの材料を用いて鑞付けのための基礎実験を行なった。実験に用いた材料は、無酸素銅板(C1020P)、冷間圧延鋼板(SPCC)、冷間圧延ステンレス鋼板(SUS304CP)であり、サンプルの大きさは厚さ2〜3mm、30mm程度の四角であり、Niめっきを行なわない場合には溶剤中で脱脂のみを行なったものである。
[参考例1]
まず、Niめっきを施していないSUS304(仮に母材側101とする)と、それぞれNiめっきなしのC1020P、SPCC、SUS304CP(仮に被着材側102とする)の間に、銀鑞(72Ag−Cu)の箔を装着して、10−2Pa以下の高真空雰囲気において800℃で加熱し、銀鑞層103を介して母材側101と被着材側102を接合したところ、図4Aに示されるように、母材側101(SUS304)/被着材側102(C1020P,SPCC)の組合せでは被着材側102であるC1020P側,SPCC側には紡錘状のフィレット103aが形成されていたものの、母材側のSUS304側では引け巣103bが発生していた。
また、図4Bに示されるように、母材側101(SUS304)/被着材側102(SUS304)の組合せでは、母材、被着材の両側ともに大きな引け巣103bが発生していた。
これは、C1020PやSPCCの表面は多少の汚れや酸化物が存在していても、真空中の加熱による還元作用によって汚れや酸化物が分解されるために、良好な濡れ性が得られるが、SUS304の場合では材料の表面に強固な酸化皮膜を形成しているために真空加熱ではこの酸化皮膜を除去できないためで、したがってNiめっきなしのSUS304では銀鑞の濡れ性が悪く、このままでは良好な気密接合を行なうことは不可能である。
[参考例2]
次に、母材側101としてNiめっきを施したSUS304の板と、被着材側102としてそれぞれNiめっき無しのC1020P、SPCC、SUS304CPの組合せにおいて上記と同様な鑞付けを行なった。
母材側101(SUS304:Niめっき有り)/被着材側102(C1020P,SPCC)の組合せでは、図5Aに示されるように、母材側101、被着材側102のいずれの表面にも紡錘状の鑞付けフィレット103aが形成されており、銀鑞の濡れ性の悪いSUS304でもNiめっき(103a)を施すことによって良好な鑞付けが可能であるといえる。
ここで特徴的な事象として、図5Bに示されるように、母材側101(SUS304:Niめっき有り)/被着材側102(SUS304CP:Niめっき無し)の組合せにおいても、被着材側102でNiめっきが施されていないために本来は濡れ性が著しく劣るSUS304側(被着材側102)でも紡錘状の鑞付けフィレット103aが形成され良好な鑞付け状態を呈していることである。
このことは、母材側101(SUS304)上に施されたNiめっき(母材側めっき101a)の一部が、800℃〜850℃の鑞付けの際に溶融し、銀鑞が凝固する際に被着材側102(Niめっきなし)のSUS304の表面に析出して、あたかもNiめっきを施したような作用をしているものと推定される。
同じく、母材側101としてNiめっきを施したSUS304の板と、被着材側102として、それぞれNiめっき有りのC1020P、SPCC、SUS304CPの組合せにおいて上記と同様な鑞付けを行なったが、当然のことながらいずれの組合せでも母材側101、被着材側102の双方に良好なフィレット103aが形成されていた。
なお、Niめっきの表面にも汚れや酸化皮膜が存在しているはずであるが、これらは真空加熱によって簡単に除去できるために良好な銀鑞の濡れ性を呈すのである。
[実施例1]
以上の参考例の知見を基に、母材側101:SUS304(Niめっき無し)、被着材側102:C1020P、SPCC、SUS304のそれぞれにNiめっき(被着材側めっき102a)を施したものの三通りの組合せについてサンプルを製作し、鑞付け状態を観察した結果、図6に示されるように、いずれの組合せにおいてもNiめっきの無いSUS304側(母材側101)でも、フィレット103aが形成され、良好な鑞付け状態となっていた。
以上の実験結果を整理したのが表1である。表1中の記号は、母材側の鑞付け状態/被着材側の鑞付け状態、を示したもので、○印は鑞付けフィレットが形成されて良好な鑞付け状態である場合であり、×印はフィレット103aが形成されず不良とされる鑞付け状態である。
以上の実験結果をもとに、それぞれのサンプルにおける鑞付け部の断面について詳細な観察を行なうこととした。
図7A、図7B、図7C、図7D及び図8A、図8B、図8C、図8Dは、母材側101:SUS304(Niめっき無し)、被着材側102:SUS304(Niめっき有り)の鑞付け部の断面において、SUS304の主な構成元素(Fe,Cr,Ni)と銀鑞の構成元素(Ag,Cu)及びNiめっきのNi成分について、EPMA(Electron Probe Micro Analysis)による元素の濃度分布を確認した結果である。
すなわち、図7Aは、被着材側102、銀鑞層103、母材側101からなる鑞付け部の断面観察図であり、図7Bは、被着材側102と銀鑞層103の接合界面104aの断面観察図である。
また、図7Cは、EPMAによる元素の濃度分布の測定結果を、複数の元素について一括して示した線図であり、図7Dは、個々の元素毎の濃度分布の測定結果を、接合界面104aの位置を一致させて示した線図である。
図8Aは、母材側101、銀鑞層103、被着材側102からなる鑞付け部の断面観察図であり、図8Bは、母材側101と銀鑞層103の接合界面104の断面観察図である。
また、図8Cは、EPMAによる元素の濃度分布の測定結果を、複数の元素について一括して示した線図であり、図8Dは、個々の元素毎の濃度分布の測定結果を、接合界面104の位置を一致させて示した線図である。
図7C、図7D(図8C、図8D)のそれぞれのチャートの縦軸はEPMAにより収集した元素のカウント数であり、上になるほど濃度の高いことを示しており、横軸は距離である。またチャート内に挿入した二点鎖線は母材側101:SUS304(Niめっき無し)と銀鑞層103、被着材側102:SUS304(Niめっき有り)と銀鑞層の、おおよその界面(接合界面104)を示している。なお、各元素毎の分析チャートは、理解しやすくするために縦軸のスケールを任意に拡大、縮小している。
図7A、図7B、図7C、図7Dは、被着材側102:SUS304(Niめっき有り)と銀鑞層103の接合界面104aにおける元素分析の結果である。被着材側102の表層数μmの範囲でNiの濃度が高くなっていることが判る。これはNiめっきによるものである。
一方、図8A、図8B、図8C、図8Dは、母材側101:SUS304(Niめっき無し)と銀鑞層103の接合界面104における分析結果である。この接合界面104の特徴的な現象として母材側101のSUS304の表面にはNiめっきをしていないので、Niは母材側101にのみに存在するはずであるので、破線105で示した如く、NiはSUS304の組成に基づくほぼ一定な濃度分布を呈するはずであるが、Niめっきをしていないにも係わらず母材側101(SUS304)の表層にNiの高濃度域105aが観察されることである。
つまり、前述したとおりSUS304上に施されたNiめっきの一部が鑞付けの際に溶融し、凝固の際にNiめっきのない相手側のSUS304の表面に析出して、あたかもNiめっきを施したような作用をしているということが事実として確認された。
[実施例2]
以上の実験から得た知見をもとに、真空バルブ10におけるベローズ16の鑞付けについても実験してみた。鑞付け実験に用いたベローズ16は、オーステナイト系ステンレス鋼(SUS316)の薄板を、上述の図3の製造方法に例示したように、TiG溶接によってパイプ状にしたものを水圧によって成形したもので、いわゆるシームタイプ(溶接継ぎ目あり)のベローズ16で、全くNiめっきは施していない。
ベローズ16と鑞付けされる被着材としては、C1020PまたはSPCCで構成され、厚さ2〜3μmのNiめっきからなるニッケルめっき層17aを有するカバー17、Fe−42Niで構成され、厚さ2〜3μmのNiめっきからなるニッケルめっき層12aが形成された可動側端板12である(図2A参照)。
これらの組合せについて上述のとおり鑞付けを行いその外観、断面について調査した結果、図9に例示されるように、いずれの組合せでもフィレット24a、フィレット23bが形成され、良好な鑞付け状態を呈していた。
図10A、図10B、図10C、図10Dは、当該ベローズ16(Niめっきなし)とC1020P(Niめっき(ニッケルめっき層17a)あり)製のカバー17の鑞付け部断面において、当該ベローズ16の主要元素であるFe,Cr,Niと銀鑞の構成元素Ag,Cu及びニッケルめっき層17aのNiについてEPMAによる元素分析結果を示したものである。
図10Aは、ベローズ16、銀鑞層、カバー17(可動側端板12)からなる鑞付け部24(鑞付け部23)の断面観察図であり、図10Bは、ベローズ16と銀鑞層(鑞付け部24,鑞付け部23)の接合界面104の断面観察図である。
また、図10Cは、EPMAによる元素の濃度分布の測定結果を、複数の元素について一括して示した線図であり、図10Dは、個々の元素毎の濃度分布の測定結果を、接合界面104の位置を一致させて示した線図である。
これらの図10A〜図10Dにおいても、上述の図8Dで確認された如くNiめっきを施していないベローズ16の表面でもNiの高濃度域105aが観察されている。これは、ニッケルめっき層17aのNi成分が、鑞付け温度でベローズ16の側に移行したことによるものと考えられる。
ベローズ16と接合されるカバー17、可動側端板12の素材としてC1020を採用した場合について述べたが、その他の素材としてオーステナイト系ステンレス、軟鋼(SPCCなど)や、Fe−Ni,Fe−Ni−Co系の封着合金を採用した場合においても同様な結果を得ている。
本実施の形態による接合方法を用いて製作された上述の真空バルブ10の内部の圧力(真空度)の推移を確認したところ、真空度の低下は認められなかった。つまり、ベローズ16と、カバー17および可動側端板12の各々との間における、鑞付け部24および鑞付け部23においては良好な気密接合が行なわれているということである。
以上説明したように、本実施の形態によれば、真空バルブ10におけるベローズ16の接合において、たとえば、ステンレス鋼等で構成されるベローズ16にはNiめっきをせずに、当該ベローズ16と接合される比較的単純な形状の相手部品であるカバー17、可動側端板12にニッケルめっき層17a、ニッケルめっき層12aを形成し、銀鑞付けすることによって、ベローズ16への金属めっきが不要な分だけ、低コストにて、高い気密性および接合強度を有する接合が可能である。
また、ベローズ16として、溶接継ぎ目のある薄肉のパイプを成形したシームタイプの安価なベローズ16の使用が可能であるので、さらに低コスト化な接合が可能である。たとえば、シームタイプのベローズ16は、シームレスタイプのベローズ16に比べて、ほぼ価格が1/3であり、大幅なコスト低減が可能になる。
また、シームタイプのベローズ16は、そのままで、両端が円筒状の開口端16b、開口端16cを備えているので、この開口端16b、開口端16cの内周面または外周面を鑞付けの接合面として用いることで、簡素な構造な鑞付け部23、鑞付け部22を構成することができる。
この結果、特許文献3に示されるような複雑な積層構造を用いる場合に比較して、鑞付け部23、鑞付け部22の気密性の長期間の維持向上が望める。
上述の説明では、真空バルブ10におけるベローズ16の接合部の接合技術に言及した。図1に例示される真空バルブ10においては、鑞付け部21、鑞付け部22、鑞付け部23、鑞付け部24、鑞付け部25、および鑞付け部26等の鑞付けを、たとえば、真空加熱炉内で一括して行うことも可能である。
すなわち、図1の構成の真空バルブ10の各部品を、当該図1のように仮組するとともに、鑞付け部21〜鑞付け部26の各々に鑞材を配置する。この場合、鑞材の粘性を仮組における部品間の位置決めに利用してもよい。そして、これらの部品を真空加熱炉内に収容して、一括して、たとえば800℃〜850℃の鑞付け温度に加熱して、鑞付けによる組み立てを行う。
本実施の形態の場合、シームタイプのベローズ16の両端が円筒状の開口端16b、開口端16cの簡素な形状を呈しているので、カバー17、ベローズ16、可動側端板12、可動側接触子14、を軸方向に並べて同軸に配置するだけで簡単に仮組ができ、一層好都合である。
この場合、上述の図2Aのようなベローズ16に関係する構成部品は、絶縁筒11の内部に収容された状態となり、加熱炉からの輻射熱を受けにくくなる。
しかし、上述のように、本実施の形態の場合には、800℃程度の鑞付け温度で鑞付けが可能であるため、たとえば、加熱炉の温度を850℃程度に設定して、絶縁筒11の内部のベローズ16等の構成部品を800℃程度に加熱することで、真空バルブ10の一括組み立てを実現できる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、可動側端板12、カバー17への金属めっきとしては、ニッケルめっきに限らず、金(Au)めっきでもよい。
(付記1)気密を保ったままで接点の接離を可能とするために、気密容器の構成部材とステンレス製ベローズを銀鑞付けする構造において、ベローズと銀鑞付けされる相手部品にNiめっきを施し、ステンレス製ベローズにはめっきなどの表面処理を施さないでベローズを銀鑞付けすることを特徴とするベローズの接合方法。
(付記2)ステンレス製ベローズの製法として、0.1mm程度のステンレスの薄板をTiG溶接などによって円筒状のパイプを製作し、このパイプを液圧などによって凹凸を成形したベローズ(シーム管方式)を使用したことを特徴とする付記1に記載のベローズの接合方法。
(付記3)ステンレス製ベローズが接合される相手部品の材質が軟鋼、銅またはステンレス、または鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−コバルト合金などの封着合金であることを特徴とする付記1に記載のベローズの接合方法。
本発明の一実施の形態である真空バルブの構成の一例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である真空バルブにおけるベローズの接合部を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施の形態である真空バルブにおけるベローズの接合部の変形例を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施の形態である真空バルブに備えられるベローズの製造方法の一例を示す概念図である。 真空バルブに用いられるベローズの接合方法の参考例1を示す概念図である。 真空バルブに用いられるベローズの接合方法の参考例1の変形例を示す概念図である。 真空バルブに用いられるベローズの接合方法の参考例2を示す概念図である。 真空バルブに用いられるベローズの接合方法の参考例2の変形例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法の実施例1を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法の実施例1における被着材側、銀鑞層、母材側からなる鑞付け部の断面観察図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法の実施例1における被着材側と銀鑞層の接合界面の断面観察図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法の実施例1における被着材側と銀鑞層の接合界面のEPMAによる元素の濃度分布の測定結果を、複数の元素について一括して示した線図である。 図7Cにおける個々の元素毎の濃度分布の測定結果を、接合界面の位置を一致させて個別に示した線図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法の実施例1における被着材側、銀鑞層、母材側からなる鑞付け部の断面観察図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法の実施例1における母材側と銀鑞層の接合界面の断面観察図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法の実施例1における母材側と銀鑞層の接合界面の接合界面のEPMAによる元素の濃度分布の測定結果を、複数の元素について一括して示した線図である。 図8Cにおける個々の元素毎の濃度分布の測定結果を、接合界面の位置を一致させて個別に示した線図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法を真空バルブに適用した実施例2を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法の実施例2における鑞付け部の断面観察図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法の実施例2におけるベローズと銀鑞層の接合界面の断面観察図である。 本発明の一実施の形態であるベローズの接合方法の実施例2におけるベローズと銀鑞層の接合界面の接合界面のEPMAによる元素の濃度分布の測定結果を、複数の元素について一括して示した線図である。 図10Cにおける個々の元素毎の濃度分布の測定結果を、接合界面の位置を一致させて個別に示した線図である。
符号の説明
10 真空バルブ
11 絶縁筒
11a メタライズ層
11b メタライズ層
12 可動側端板
12a ニッケルめっき層
12b 貫通孔
12c 凹部
13 固定側端板
14 可動側接触子
14a 可動側接点
14b 可動側通電ロッド
15 固定側接触子
15a 固定側接点
15b 固定側通電ロッド
16 ベローズ
16a 伸縮襞部
16b 開口端
16c 開口端
16d 襞部外周面
17 カバー
17a ニッケルめっき層
17b 貫通孔
17c 凹部
17d フランジ部
18 アークシールド
21 鑞付け部
22 鑞付け部
23 鑞付け部
23a フィレット
23b フィレット
24 鑞付け部
24a フィレット
24b フィレット
25 鑞付け部
26 鑞付け部
30 ベローズ
31 薄板
32 パイプ
33 継ぎ目
34 襞部
40 成形治具
41 母型治具
42 押圧治具
101 母材側
101a 母材側めっき
102 被着材側
102a 被着材側めっき
103 銀鑞層
103a フィレット
103b 引け巣
104 接合界面
104a 接合界面
105 破線
105a 高濃度域
V 気密容器

Claims (16)

  1. 固定電極と可動電極の接点が収容される気密容器と、
    前記気密容器と前記可動電極との間に介在し、金属めっきが施されていないベローズと、
    前記ベローズと前記可動電極との間に介在し、金属めっきが施されているとともに前記ベローズに鑞付けされる第1構成部材と、
    前記ヘローズと前記気密容器との間に介在し、金属めっきが施されているとともに前記ベローズに鑞付けされる第2構成部材と、
    を含むことを特徴とする真空バルブ。
  2. 請求項1記載の真空バルブにおいて、
    前記ベローズは、ステンレス鋼の薄板を円筒状に丸めて側面の継ぎ目を溶接することでパイプを構成する溶接工程と、前記パイプに襞部を形成する成形工程とを経て製造され、
    伸縮変形する前記襞部と、前記襞部の両端に位置する円筒形状の開口部を備えていることを特徴とする真空バルブ。
  3. 請求項1記載の真空バルブにおいて、
    前記第1および第2構成部材は、軟鋼、銅またはステンレス、または鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−コバルト合金のいずれかを含む封着合金からなることを特徴とする真空バルブ。
  4. 請求項1記載の真空バルブにおいて、
    前記金属めっきは、金めっきまたはニッケルめっきからなり、前記ベローズに対して前記第1および第2構成部材は銀鑞を用いて鑞付けされていることを特徴とする真空バルブ。
  5. 請求項1記載の真空バルブにおいて、
    前記ベローズにおける前記第1および第2構成部材の鑞付け部位には、当該第1および第2構成部材の前記金属めっきから移行した金属成分が存在することを特徴とする真空バルブ。
  6. 請求項1記載の真空バルブにおいて、
    前記ベローズは、伸縮変形する襞部と、前記襞部の両端に位置する円筒形状の開口部を備え、
    前記第1構成部材は、前記可動電極が貫通する透孔と、前記透孔を取り囲むように形成された段差部とを含み、
    前記ベローズの一端の前記開口部の外周面と、前記第1構成部材の前記段差部の内周面とが鑞付けされていることを特徴とする真空バルブ。
  7. 固定電極と可動電極の接点が収容される気密容器に対してベローズを介して前記可動電極が支持される構成の真空バルブの製造方法であって、
    金属めっきが施されていない前記ベローズと、金属めっきが施され前記ベローズと前記可動電極との間に介在する第1構成部材と、金属めっきが施され前記ヘローズと前記気密容器との間に介在する第2構成部材と、を準備する第1工程と、
    前記第1および第2構成部材を前記ベローズに鑞付けする第2工程と、
    を含むことを特徴とする真空バルブの製造方法。
  8. 請求項7記載の真空バルブの製造方法において、
    前記第1工程では、前記ベローズは、ステンレス鋼の薄板を円筒状に丸めて側面の継ぎ目を溶接することでパイプを構成する溶接工程と、前記パイプに襞を形成する成形工程とを経て製造されることを特徴とする真空バルブの製造方法。
  9. 請求項7記載の真空バルブの製造方法において、
    前記第1および第2構成部材は、軟鋼、銅またはステンレス、または鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−コバルト合金のいずれかを含む封着合金からなることを特徴とする真空バルブの製造方法。
  10. 請求項7記載の真空バルブの製造方法において、
    前記金属めっきは、金めっきまたはニッケルめっきからなることを特徴とする真空バルブの製造方法。
  11. 請求項7記載の真空バルブの製造方法において、
    前記第2工程では、銀鑞を用いて、前記ベローズに対して前記第1および第2構成部材を鑞付けすることを特徴とする真空バルブの製造方法。
  12. 請求項7記載の真空バルブの製造方法において、
    前記第2工程では、前記第1および第2構成部材に施された前記金属めっきの金属成分を、鑞付け時に前記ベローズに移行させることで、当該ベローズと前記第1および第2構成部材とを鑞付けすることを特徴とする真空バルブの製造方法。
  13. 気密を保ったままで接点の接離を可能とするために、前記接点が収容される気密容器の構成部材とベローズを鑞付けした構造を備えた真空バルブの製造方法であって、
    軟鋼、銅またはステンレス、または鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−コバルト合金のいずれかを含む封着合金からなる前記構成部材に金属めっきを施す第1工程と、
    金属めっきが施されていない前記ベローズと、前記構成部材とを鑞付けする第2工程と、
    を含むことを特徴とする真空バルブの製造方法。
  14. 請求項13記載の真空バルブの製造方法において、
    前記ベローズは、ステンレス鋼の薄板を円筒状に丸めて側面の継ぎ目を溶接することでパイプを構成する溶接工程と、前記パイプに襞部を形成する成形工程とを経て製造されることを特徴とする真空バルブの製造方法。
  15. 請求項13記載の真空バルブの製造方法において、
    前記構成部材の前記金属めっきは、金めっきまたはニッケルめっきからなり、前記第2工程では、前記ベローズに対して前記構成部材は銀鑞を用いて鑞付けされることを特徴とする真空バルブの製造方法。
  16. 請求項13記載の真空バルブの製造方法において、
    前記第2工程では、前記構成部材に施された前記金属めっきの金属成分を、鑞付け時に前記ベローズに移行させることで、当該ベローズと前記構成部材とを鑞付けすることを特徴とする真空バルブの製造方法。
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