JPH04263937A - オリゴマー封止ポリエステルフイルム - Google Patents

オリゴマー封止ポリエステルフイルム

Info

Publication number
JPH04263937A
JPH04263937A JP4404291A JP4404291A JPH04263937A JP H04263937 A JPH04263937 A JP H04263937A JP 4404291 A JP4404291 A JP 4404291A JP 4404291 A JP4404291 A JP 4404291A JP H04263937 A JPH04263937 A JP H04263937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oligomer
polyester film
film
polyester
sealed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4404291A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadami Miura
三浦 定美
Kiminori Nishiyama
公典 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP4404291A priority Critical patent/JPH04263937A/ja
Publication of JPH04263937A publication Critical patent/JPH04263937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオリゴマー封止ポリエス
テルフイルムに関し、更に詳しくは加熱時のオリゴマー
発生量が極めて少なく、磁気記録媒体、電気・電子材料
、一般工業材料などに有用なオリゴマー封止ポリエステ
ルフイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートのようなポ
リエステルフイルムは磁気テープ、フロッピーディスク
等の磁気記録媒体、電気絶縁材料等に使用されているが
、フイルムの加工工程で100℃以上の高温に晒された
時にポリエステルのオリゴマーがフイルム表面に滲出し
障害をおこしがちである。磁気記録媒体ではオリゴマー
のために電磁変換特性が低下するし、電気絶縁材料では
絶縁特性が劣化し、一般工業材料では白化のため透明性
が失われる。
【0003】これらを防止するために、従来、フイルム
の溶剤処理、ポリマーの前処理、加工条件の調整などの
手段が適用されてきたが、生産技術としては難点が多か
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、オリ
ゴマー封止性を有するポリエステルフイルムであって1
00℃以上の高温でもフイルム表面へのオリゴマーの発
生量が極めて少ないポリエステルフイルムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次の構成からなる。
【0006】ポリエステルフイルムの少なくとも片面に
35℃以上の二次転移点を有するアクリル変性ポリエス
テル及び/又はアクリル樹脂を主成分とする、厚み0.
01〜2μmのオリゴマー封止層を設けてなるオリゴマ
ー封止ポリエステルフイルム。
【0007】本発明においてポリエステルフイルムとし
ては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンイソフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレート等の芳香族ポリエステル、芳香族共
重合ポリエステルなどのフイルムを例示しうる。フイル
ムは一軸延伸フイルムまたは二軸延伸フイルムであるこ
とが好ましい。またポリエステルフイルムの厚さは任意
に選ぶことが出来る。
【0008】本発明においてオリゴマー封止のためにフ
イルム表面に設ける層はアクリル変性ポリエステル及び
/又はアクリル樹脂を主成分とする。アクリル変性ポリ
エステルとしては共重合ポリエステルにアクリル系モノ
マーをグラフトさせた樹脂や共重合ポリエステルにアク
リル系重合体を混合したものなどを用いる。例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、5−Naスルホイソフタル酸
、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエ
チレングリコールからなる共重合ポリエステルにメチル
メタクリレート、エチルアクリレート、グリシジルメタ
クリレート、アクリル酸等をグラフト重合させたポリマ
ーを挙げるとができる。
【0009】アクリル樹脂としてはメチルメタクリレー
ト、エチルアクリレート、アクリル酸、アクリルアミド
、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、グリシジルメ
タクリレート、アクリル酸アンモニウムなどの共重合体
を挙げることができる。
【0010】これらの樹脂は35℃以上の二次転移点を
有するものである。35℃未満の場合はオリゴマー封止
効果が減少する。
【0011】該樹脂と共に他の樹脂、界面活性剤、帯電
防止剤、滑剤、充填剤、分散剤などを添加することが出
来る。
【0012】フイルムの片面又は両面に本発明の層を形
成する方法は任意に選定しうるが、水系又は溶剤系塗液
を塗布する方法が好ましい。塗布は未延伸フイルム、一
軸延伸フイルム、二軸延伸フイルムのいずれに施しても
良い。
【0013】オリゴマー封止層の厚さは0.01〜2μ
mであり、0.02〜1μmであることが好ましい。 0.01μm未満ではオリゴマー封止効果が低下し、2
μmを越えるとフイルム全体の特性のバランスが保てな
くなる。
【0014】かくして得られたフイルムは優れたオリゴ
マー封止性を有し、磁気記録媒体、電気絶縁材料として
特に有用である。
【0015】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に説明する
。なお、例中の特性は次の方法によって求めた。
【0016】1. オリゴマー封止性 フイルムサンプルを200℃で5分加熱した後、表面に
アルミニウムを蒸着し、顕微鏡写真をとる。この写真か
らオリゴマーの発生度を観察し、下記の基準でランク付
けする。 ○:オリゴマーの発生がほとんどみられない△:オリゴ
マーの発生が若干見られる ×:オリゴマーの発生が多く見られる
【0017】2. 固有粘度 オルソクロロフェノール溶媒を用い、25℃で測定した
溶液粘度から求める。
【0018】
【実施例1】テレフタル酸、イソフタル酸、5−Naス
ルホイソフタル酸、エチレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、ジエチレングリコールからつくられた平均
分子量17,000の共重合ポリエステル50wt%に
メチルメタクリレート、エチルアクリレート、アクリル
酸、グリシジルメタクリレートの計50wt%をグラフ
ト重合させた変性樹脂(Tg=47℃)の濃度5%エマ
ルジョンを調製し、塗液Aとした。
【0019】メチルメタクリレート、エチルアクリレー
ト、アクリル酸、2−ビトロキシエチルアクリレート、
メタクリルアミド、グリシジルメタクリレートからつく
られたアクリル樹脂(Tg=68℃)の濃度5%エマル
ジョンを調製し、塗液Bとした。
【0020】固有粘度0.61のポリエチレンテレフタ
レートを20℃に維持した回転冷却ドラム上に溶融押出
して未延伸フイルムとし、次に機械軸方向に3.5倍に
延伸した後、フイルムの片面に塗液A45wt%、塗液
B45wt%、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル(5wt%)10wt%からなる混合塗液を3g/
m2 (wet)の量キスコート法にて塗布した。引続
き104℃で横方向に3.7倍延伸し、厚さ14μmの
フイルムを得た。
【0021】該フイルムのオリゴマー封止性を評価し結
果を表1に示す。
【0022】
【比較例1】実施例1において塗液を塗布しないこと以
外は実施例1と同様に行った。得られたフイルムの評価
結果を表1に示す。
【0023】
【実施例2〜8】実施例1において塗液の構成比を変え
ること以外は実施例1と同様に行った。得られたフイル
ムの評価結果を表1に示す。
【0024】
【実施例9】実施例1において塗液Aの代りにポリエス
テルエマルジョン「ファインテックス850」(大日本
イキン化学工業製)の5%塗液(塗液C)を用いること
以外は実施例1と同様に行った。得られた結果を表1に
示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明のポリエステルフイルムは優れた
オリゴマー封止性を有し、磁気記録媒体、電気絶縁材料
として特に有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステルフイルムの少なくとも片面に
    35℃以上の二次転移点を有するアクリル変性ポリエス
    テル及び/又はアクリル樹脂を主成分とする、厚み0.
    01〜2μmのオリゴマー封止層を設けてなるオリゴマ
    ー封止ポリエステルフイルム。
JP4404291A 1991-02-18 1991-02-18 オリゴマー封止ポリエステルフイルム Pending JPH04263937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4404291A JPH04263937A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 オリゴマー封止ポリエステルフイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4404291A JPH04263937A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 オリゴマー封止ポリエステルフイルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04263937A true JPH04263937A (ja) 1992-09-18

Family

ID=12680565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4404291A Pending JPH04263937A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 オリゴマー封止ポリエステルフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04263937A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6703138B1 (en) 1999-10-19 2004-03-09 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Laminated polyester film
WO2011122209A1 (ja) 2010-03-30 2011-10-06 東レ株式会社 積層フィルム
KR20200026551A (ko) 2018-09-03 2020-03-11 도레이첨단소재 주식회사 광학용 이축배향 폴리에스테르 필름
KR20200102030A (ko) 2019-02-20 2020-08-31 도레이첨단소재 주식회사 광학용 폴리에스테르 필름
JP7017199B1 (ja) * 2021-11-02 2022-02-08 中京油脂株式会社 ポリエステルフィルム用塗剤
KR20220139481A (ko) 2021-04-07 2022-10-17 도레이첨단소재 주식회사 광학용 이접착성 폴리에스테르 필름

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6703138B1 (en) 1999-10-19 2004-03-09 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Laminated polyester film
WO2011122209A1 (ja) 2010-03-30 2011-10-06 東レ株式会社 積層フィルム
EP2554378A1 (en) * 2010-03-30 2013-02-06 Toray Industries, Inc. Laminated film
EP2554378A4 (en) * 2010-03-30 2014-08-13 Toray Industries LAMINATED FILM
US9200126B2 (en) 2010-03-30 2015-12-01 Toray Industries, Inc. Laminated film
KR20200026551A (ko) 2018-09-03 2020-03-11 도레이첨단소재 주식회사 광학용 이축배향 폴리에스테르 필름
KR20200102030A (ko) 2019-02-20 2020-08-31 도레이첨단소재 주식회사 광학용 폴리에스테르 필름
KR20220139481A (ko) 2021-04-07 2022-10-17 도레이첨단소재 주식회사 광학용 이접착성 폴리에스테르 필름
JP7017199B1 (ja) * 2021-11-02 2022-02-08 中京油脂株式会社 ポリエステルフィルム用塗剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003321561A (ja) 高透明易接着ポリエステルフィルム
JPH04263937A (ja) オリゴマー封止ポリエステルフイルム
JP2593188B2 (ja) 水分散体用ポリエステル、これを塗布したフイルム及びその製造法
JP2003012841A (ja) 包装用積層ポリエステルフィルム
JP4097534B2 (ja) 透明積層ポリエステルフィルム
JPH0562897B2 (ja)
JP3272796B2 (ja) 帯電防止性ポリエステルフィルム
JP2003266535A (ja) 包装用ポリエステルフィルム
JP3192442B2 (ja) 帯電防止性ポリエステルフィルム
JPS62152850A (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物及びその製法
JPS6334139A (ja) 易接着性ポリエステルフイルム及びその製造方法
JP2977287B2 (ja) 熱可塑性樹脂フィルムおよびその製造方法
JP2003211608A (ja) 包装用ポリエステルフィルム
JPH05250657A (ja) 磁気記録媒体
JP3471134B2 (ja) 二軸延伸ポリエステルフイルム
JPH09141798A (ja) 積層フイルム
JP2001301099A (ja) Icキャリア用制電性フィルムならびにそれからなるicキャリアカバーテープおよびicキャリアケース
JP3133218B2 (ja) 水性塗布液及び積層ポリエステルフィルム
JP6046457B2 (ja) 積層フィルム
JPH06172563A (ja) 帯電防止性ポリエステルフィルム
JPH0428028B2 (ja)
JP2006130730A (ja) 電気絶縁用二軸配向積層ポリエステルフィルム
JPH10100349A (ja) 積層ポリエステルフイルム
JPH1128780A (ja) ガスバリアー性を有する導電性積層フィルム
JP3527051B2 (ja) 帯電防止性ポリエステルフィルム