JPH0425419Y2 - - Google Patents

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JPH0425419Y2
JPH0425419Y2 JP1985002110U JP211085U JPH0425419Y2 JP H0425419 Y2 JPH0425419 Y2 JP H0425419Y2 JP 1985002110 U JP1985002110 U JP 1985002110U JP 211085 U JP211085 U JP 211085U JP H0425419 Y2 JPH0425419 Y2 JP H0425419Y2
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mounting
hydraulic control
vibration
mounting plate
control valve
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパワーステアリング装置における油圧
制御弁装置の取付装置に関する。
(従来の技術) 例えば、トラクタでは、キヤビンの取付板に、
パワーシリンダを制御する油圧制御弁装置を、こ
れら両者に挿入されるボルト・ナツトにより取付
けたものがある。
ところで、従来においては、油圧制御弁装置を
取付板に直接取付けていた。
(考案が解決しようとする問題点) このため、従来においては、油圧制御弁装置内
をオイルが通過する際に生じる微振動や唸り音が
そのままキヤビン側に伝播されており、この点に
関する改善が要望されていた。
本考案は油圧制御弁装置から取付板に伝播され
る微振動や唸り音を低減できるパワーステアリン
グ装置における油圧制御弁装置の取付装置を提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の特徴とす
る処は、本考案は、パワーシリンダを制御する油
圧制御装置18を防振材21,27を介在した取
付具24,25により挿入孔37を有する取付板
11に取付けたものにおいて、前述の目的を達成
するために、次の技術的手段を講じた。
すなわち、本考案は、中央部に挿入孔22を有
し該孔22の放射状位置に複数個の取付ボス23
を有する第1防振材21を油圧制御装置18の取
付フランジ20に備え、前記取付ボス23と相対
して独立した第2防振材27を備え、前記取付板
11の挿入孔37の放射状位置に形成した取付孔
30に、第1防振材21の取付ボス23と第2防
振材27とを相対して両者23,27間にカラー
26を挿入するとともに、該カラー26に挿通し
た取付具24,25を締付けて取付板11を前記
取付ボス23と第2防振材27とで防振的に狭着
しかつ第2防振材27の嵌入部31を取付板11
の取付孔30又は第1防振材21の嵌入部31を
取付板11の挿入孔37に嵌着したことを特徴と
する。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例を第1図乃至第5図
の図面に基き説明すれば、第2図において、1は
トラクタ車体で、エンジン2、クラツチハウジン
グ3及びミツシヨンケース4等から成る。
エンジン2を包囲するボンネツト5の後方に
は、操縦部6が構成され、この操縦部6を囲むキ
ヤビン7が車体1上に搭載されている。
操縦部6は、座席8と、パワーステアリング装
置9及び操作パネル10等を有している。
第3図にも示すように、11は操作パネル10
とボンネツト5との間に設けられた仕切板で、エ
ンジン2からの熱風を遮蔽すると共に、操縦部6
の構成部材の取付けを兼ねている。12はトラク
タ床面を形成しているフロアシートである。14
はキヤビン7のフロントガラスを示し、仕切板1
1及びフロアシート12はキヤビン10の構成部
材で、車体1及びボンネツト5に着脱自在であ
り、キヤビン7は車体1に対して独立して組立て
られ、車体1に嵌合装着される。従つて操縦部6
もキヤビン7内に納められ、車体側のブレーキ及
びクラツチ等と断接可能に連結される。
パワーステアリング装置9は、ハンドル15、
ハンドルポスト16、取付部材17、油圧制御弁
装置18、連動機構19等を有する。
油圧制御弁装置18は油圧制御弁を内蔵して、
パワーシリンダを制御するもので、第1図にも示
すように、取付板とされる仕切板11の前面に後
上りの傾斜状に取付けられ、車体1から可及的上
方へ離れて位置している。
油圧制御弁装置18後端部には、中央部に丸孔
を有する長方形状の取付フランジ20が備えられ
ている。
21は第1防振材で、第4図にも示すように、
中央部に丸孔状の挿入孔22を有する長方形状で
あつて、取付フランジ20と仕切板11間に同心
状に介装され、該第1防振材21の内周部前面側
には、防振性能を向上するための取付ボス23が
数個形成されている。
24,25は取付具として示すボルト・ナツト
で、取付フランジ20、第1防振材21及び仕切
板11に対して周方向に複数配設されている。
ボルト24は、取付フランジ20及び第1防振
材21の各隅部と仕切板11に挿通されるもの
で、ボルト24にはカラー26が外嵌されてい
る。
27は第2防振材で円柱状に形成してあり、各
カラー26の後部側に外嵌され、ボルト24の頭
部と仕切板11間に介装状とされている。28は
平座金、29はバネ座金である。
ナツト25はボルト24前端部に締結され、こ
れにより、第1,2防振材21,27、取付フラ
ンジ20により仕切11が挾持状とされて、油圧
制御弁装置18が仕切板11に取付けられてい
る。
各第1,2防振材21,27は、取付フランジ
20と仕切板11間、又は、ボルト24の頭部と
仕切板11間に介装されることで、油圧制御弁装
置18から仕切板11に伝播される仕切板11に
対する垂直方向の振動が緩和吸収される。
又、各第2防振材27前端部には、仕切板11
の丸孔状のカラー挿入孔30に嵌入される嵌入部
31が形成され、カラー26と仕切板11との直
接の接触を防止して、これにより、油圧制御弁装
置18から仕切板11に伝播される仕切板11に
沿つた方向の振動が緩和吸収される。
取付部材17は油圧制御弁装置18の後方に配
設されて、仕切板11後面に後上りの傾斜状に取
付けられると共に、断面門形状とされている。
連動機構19は、ハンドル15と油圧制御弁装
置18とを連動させるもので、連動軸とされるハ
ンドル軸32、第1,2伝動軸33,34、自在
継手35等を有する。
第1伝動軸33は、取付部材17に軸受36を
介して支持されると共に、ハンドル軸32と後端
部で自在継手35を介して連動連結されている。
第2伝動軸34は第1伝動軸33に対して軸心
方向前方で隣接するもので、仕切板11の挿入孔
37、第1防振材21の挿入孔22、取付フラン
ジ20を挿通されて、油圧制御弁装置18後端部
に固設された支持筒38に支持されている。
第2伝動軸34前端部は、油圧制御弁装置18
内の連結軸39にスプライン結合されている。
第5図にも示すように、両伝動軸33,34の
対向端部には、夫々、同一形状の連結体40,4
1が外嵌固着されて、対向状とされている。
42は略正方形状の弾性体で、中央部に丸孔が
形成されており、両連結体40,41間に介装さ
れている。
43,44は締結具として示すボルト、ナツト
で、連結体40,41及び弾性体42に対して周
方向に等配されている。
ボルト43は、弾性体42の各隅部に対して交
互に前方側と後方側とからカラー45を介して軸
心方向に挿入されている。
ボルト43先端部は各連結体40,41の隅部
に挿入され、該先端部にナツト44が締結される
ことで、両連結体40,41及び弾性体42が軸
心方向に関して締結一体化されている。47は平
座金である。
各連結体40,41の一対の対向する隅部に
は、ボルト43の頭部43aが嵌入される嵌入部
48,49が切欠形成されている。
そして、ハンドル15から油圧制御弁装置18
に通常の操作トルクを伝達する時や操作トルクを
伝達しない時には、ボルト43の頭部43aと各
連結体40,41の各嵌入部48,49の内面と
が弾性体42の弾発力により非接触状態にあるよ
うにされている。
又、据切り時や、パワーステアリング装置9の
油圧が停止して手動操作する際等、通常の操作ト
ルク以上のトルクをハンドル15から油圧制御弁
装置18に伝達する時には、各ボルト43の頭部
43aが各嵌入部48,49内面と周方向に関し
て接当するようにされている。
ハンドル軸32はハンドルポスト16にその内
部で軸受50を介して支持されると共に、ハンド
ル軸32上端にはハンドル15が固設されてい
る。
ハンドルポスト16及びそれを包囲しているホ
ルダ51は一体となつて枢軸を介して取付部材1
7の後部に軸支されている。上記枢軸は、自在継
手35の上側連結中心と同心とされ、ハンドルポ
スト16、ハンドル軸32、ハンドル15等は上
記枢軸を中心として前後方向へチルト動作可能と
さると共に、固定装置52により所望姿勢に保持
される。
53はブレーキペダルである。
第6図は本考案の第2実施例を示すもので、取
付フランジ20は油圧制御弁装置18のハウジン
グと一体的に形成されており、第1防振材21前
面の取付ボス23を除く部分は全面にわたつて取
付フランジ20と接当している。そして、ボルト
24が取付フランジ20に螺結されている。
取付フランジ20内周部には、後方に突出する
突出筒部55が形成され、突出筒部55に第1防
振材21が嵌着されている。
又、第2防振材27の内周部に嵌入部31が後
方突出状に形成され、該嵌入部31が仕切板11
の挿入孔37に嵌入されている。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、油圧制
御弁装置の取付フランジと取付板との間に取付ボ
スを有する第1防振材を介在させるとともに、取
付ボスと相対して独立した第2防振材を設け、前
記取付ボスと第2防振材にわたつて挿入したカラ
ーに、取付金具を挿入して締上げることで嵌入部
によつて防振的に取付板を狭着したので、油圧制
御弁装置から取付板に伝播される取付板に対して
垂直方向に振動と、取付板に沿つた方向の振動
を、上記両防振材により緩和吸収でき、油圧制御
弁装置内を圧油が通過する際に生じる微振動が取
付板に伝わる量を低減できると共に、上記の際に
生じる唸り音が取付板側に伝わる量も低減でき、
第1防振材の取付ボスと独立した第2防振材とに
挿入したカラーに、取付具を挿入して締上げるこ
とで取付板を防振的に狭着しており、カラーに焼
付けて第2防振材を設けたものではないから、第
2防振材の交換等も容易となるし、簡単な構造で
確実に防振できる。取付板がキヤビンの構成部材
の一部等である場合でも何ら問題はない。本考案
は上記利点を有し、実益大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は要部の縦側断面図、第2図はキヤビ
ン付きトラクタの一部断面側面図、第3図はパワ
ーステアリング装置の縦側断面図、第4図及び第
5図の各図は第1図のA−A線、B−B線各矢視
断面図、第6図は本考案の第2実施例を示す要部
の縦側断面図である。 1……トラクタ車体、9……パワーステアリン
グ装置、11……仕切板(取付板)、18……油
圧制御弁装置、21,27……第1,2防振材、
24……ボルト、25……ナツト、31……嵌入
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パワーシリンダを制御する油圧制御装置18を
    防振材21,27を介在した取付具24,25に
    より挿入孔37を有する取付板11に取付けたも
    のにおいて、中央部に挿入孔22を有し該孔22
    の放射状位置に複数個の取付ボス23を有する第
    1防振材21を油圧制御装置18の取付フランジ
    20に備え、前記取付ボス23と相対して独立し
    た第2防振材27を備え、前記取付板11の挿入
    孔37の放射状位置に形成した取付孔30に、第
    1防振材21の取付ボス23と第2防振材27と
    を相対して両者23,27間にカラー26を挿入
    するとともに、該カラー26に挿通した取付具2
    4,25を締付けて取付板11を前記取付ボス2
    3と第2防振材27とで防振的に狭着しかつ第2
    防振材27の嵌入部31を取付板11の取付孔3
    0又は第1防振材21の嵌入部31を取付板11
    の挿入孔37に装着したことを特徴とするパワー
    ステアリング装置における油圧制御弁装置の取付
    装置。
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JPS61117770U JPS61117770U (ja) 1986-07-25
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JPS5481540U (ja) * 1977-11-21 1979-06-09

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