JPH04251793A - 感熱転写記録シート用支持体 - Google Patents

感熱転写記録シート用支持体

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JPH04251793A
JPH04251793A JP3025110A JP2511091A JPH04251793A JP H04251793 A JPH04251793 A JP H04251793A JP 3025110 A JP3025110 A JP 3025110A JP 2511091 A JP2511091 A JP 2511091A JP H04251793 A JPH04251793 A JP H04251793A
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layer
peak temperature
melting peak
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dsc curve
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Akihiko Ono
大野 昭彦
Takatoshi Nishizawa
孝利 西澤
Akira Iwai
岩井 昭
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Yupo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱転写記録シート用
支持体に関するものであり、さらに詳しくは、転写記録
時に熱が加えられてもカールが小さく、実用上問題とな
らない感熱転写記録シート用支持体に関するものである
【0002】
【従来の技術】一般的に感熱転写記録は、昇華性または
気化性染料を含有する色材層およびそれを支持する基体
からなる転写体を加熱して、色材層中に含まれる染料を
昇華または気化させて受容シートを染着し、染料画像を
形成させることによって行われている。具体的には、図
2に示すように、転写体5と、画像受容層10およびそ
の支持体11からなる受容シート6とを、ドラム12と
熱源7との間に狭着させて、サーマルヘッド等の電気信
号で制御可能な熱源によって色材層9を加熱すれば、色
材層に含まれる染料が昇華または気化して、画像受容層
10上に染着し、感熱記録転写が行われる。前記画像受
容層10の素材は、そこに染着させる色材の種類によっ
て異なる。例えば、色材が熱溶融型の場合には、支持体
11そのものを画像受容層として用いてもよく、また、
色材が昇華性塩基性染料型の場合には、活性白土(活性
クレー)層を、さらに、色材が昇華性分散染料型の場合
には、ポリエステル等の高分子材料コート層を画像受容
層としてそれぞれ用いることができる。ところが、従来
の受容シート6では、支持体11に厚みむらや凹凸があ
るために、画像受容層10自体の表面にも5〜15μm
の凹凸や、1mmあたり10〜20μmのうねりがあっ
た。このような凹凸およびうねりは、スーパーカレンダ
ーによる表面処理によって、多少は改善されるが限界が
あり、例えば画像受容層11の表面には、いまだに3〜
5μm以上の凹凸または1mmあたり10μm以上のう
ねりがある。そのため、色材層9から転写される色材は
、熱溶融型の色材は勿論、昇華性の色材でも画像信号に
応じて正確に転写されず、画像のドット抜け、ドット欠
け等の画像品質の乱れが見られ、また中間色調にザラツ
キ感を生じていた。
【0003】また、支持体11としては、紙や無機微細
粉末を含有するプロピレン系樹脂の延伸フィルムよりな
る合成紙(特公昭46−40794号)、あるいは透明
なポリエチレンテレフタレートフィルムまたは透明フィ
ルムの表面にシリカや炭酸カルシウム等の無機化合物を
バインダーとともに塗布して白色度および染着性を高め
た塗工合成紙等が用いられている。しかし、感熱転写後
の受容シートのアフターユース(複写、鉛筆筆記性、保
存性等)を考慮した場合、支持体11としては、強度、
寸法安定性、印字ヘッドとの密着性の面から、内部にマ
イクロボイドを多数有する無機微細粉末を含有するポリ
オレフィン樹脂フィルムを延伸して得られる合成紙であ
ることが好ましいとされている(特開昭60−2455
93号、同61−112693号、特願昭62−250
80号)。このようなポリオレフィン樹脂フィルムを延
伸して得られる合成紙は、不透明性およびソフト感を出
し、印字ヘッドとの密着性、給排紙性を良好なものにす
るために、素材のポリオレフィン樹脂の融点よりも低い
温度でフィルムを延伸してフィルム内部にマイクロボイ
ドを形成させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転写記
録時に受容シートの表面温度は、短時間ではあるが19
0〜200℃となるが、前記ポリオレフィン樹脂フィル
ムの融点は167℃以下であり、ポリエチレンテレフタ
レートやポリアミド(240〜255℃)と比較しても
かなり低いため、転写記録時の熱によって合成紙が収縮
して、感熱転写された受容シートが印刷された内側面に
向かってカールする欠点がある(特開昭60−2455
93号、同61−283593号)。一方、このような
カールを防止するために、延伸温度を基材樹脂の融点近
傍にして積層することもできるが、この場合には基材樹
脂の不透明度やソフト感等が低下してしまうという欠点
がある。本発明は、上記のような従来の課題を解決し、
転写記録時に熱が加えられてもカールが小さく、実用上
問題とならない感熱転写記録シート用支持体を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、上記のような課題を解決することができた。す
なわち、本発明は、(A)  無機微細粉末を8〜65
重量%含有し、且つDSC曲線の融解ピーク温度が、1
60℃以上の結晶性プロピレン系樹脂の一軸延伸フィル
ムからなる画像受容層が設けられるべき表面層と、(B
)  無機微細粉末を30重量%以下含有し、且つDS
C曲線の融解ピーク温度が、160℃以上の結晶性プロ
ピレン系樹脂の二軸延伸フィルムからなる基材層と、(
C)  DSC曲線の融解ピーク温度が、160℃以上
の結晶性プロピレン系樹脂85〜20重量%と、少なく
とも一種のDSC曲線の融解ピーク温度が、160℃以
下(ただし、上記結晶性プロピレン系樹脂と比較してD
SC曲線の融解ピーク温度差が4℃以上低い温度差を示
すものである)の熱可塑性樹脂15〜80樹脂とからな
る裏面層と、を備えたことを特徴とする、感熱転写記録
シート用支持体を提供するものである。
【0006】以下に、本発明をさらに詳細に説明する。 本発明の感熱転写記録シート用支持体の概略図を図1に
示す。(B)基材層2の上面に(A)表面層1、下面に
(C)裏面層3を備えて、本発明の感熱転写記録シート
用支持体が構成され、さらに表面層1の上面に画像受容
層4が設けられている。以下に、各層を詳細に説明する
。 (A)  表面層 本発明の表面層を形成するDSC曲線の融解ピーク温度
が160℃以上の結晶性プロピレン系樹脂は、この条件
を満たせばとくに限定するものではないが、例えばプロ
ピレンホモ重合体、プロピレン・ヘキセン−1共重合体
、プロピレン・4−メチルペンテン−1共重合体等のプ
ロピレン系樹脂を挙げることができる。ここでDSC曲
線の融解ピーク温度とは、6〜10mgのサンプルを1
0℃/分の昇温速度で室温から280℃まで昇温したと
きにDSC曲線に現れるピークの温度である。表面層に
含まれる無機微細粉末は、いかなる無機微細粉末であっ
てもよいが、例えば炭酸カルシウム、焼成クレー、ケイ
ソウ土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸アル
ミニウム、シリカ等を挙げることができる。これらの無
機微細粉末は、できるだけ表面層に大きな凸部を作らな
いものがよく、325メッシュ篩残が10ppm以下の
ものが好ましい。粒径は、3μm以下のものがよい。そ
の含量は、JIS  P8119で測定した表面平滑度
(ベック指数)が200〜3000秒程度となるように
することが好ましい。実際には、表面層の総量に対して
8〜65重量%、好ましくは8〜55重量%がよい。上
記のような組成のフィルムを、結晶性プロピレン系樹脂
の融解終了温度(DSC曲線の融解ピーク温度の裾の温
度よりは低い温度)で一軸延伸して表面層を形成させる
。なお、この一軸延伸フィルムは、それぞれ単層または
多層構造のいずれのものであってもよい。また、表面層
には、必要に応じてDSC曲線の融解ピーク温度が16
0℃以下の熱可塑性樹脂、例えばエチレン−プロピレン
共重合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸
メチル共重合体等を10重量%以下含有することができ
る。表面層の厚さは、3〜50μmが好適である。
【0007】(B)  基材層 本発明の(B)基材層を形成する、DSC曲線の融解ピ
ーク温度が160℃以上の結晶性プロピレン系樹脂は、
上記表面層に含まれるものと同様な無機微細粉末を0〜
30重量%、好ましくは8〜25重量%含有するもので
ある。上記のような組成のものを二軸延伸してフィルム
状として基材層を形成させる。この二軸延伸によって、
無機微細粉末を含有しているときはこの粉末を核として
、ミクロボイドが多数生じる。この基材層は、必要に応
じて、例えば延伸性を容易とするため、DSC曲線の温
度ピークが160℃以下の熱可塑性樹脂、例えば、エチ
レン−プロピレン共重合体、高密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチ
レン−アクリル酸メチル共重合体等を0〜10重量%含
有することができる。基材層の厚さは、支持体全厚の2
0〜80%である。20%未満であると、感熱転写記録
用シートの剛さ(腰)が低下し、実用性に欠ける。逆に
、厚さが80%を越えると表面層の厚さが薄くなるため
に、サーマルヘッド等の加熱によって基材層の温度が上
昇して、該シートの収縮量が大きくなり、カール防止効
果が低下する。
【0008】(C)  裏面層 本発明の裏面層は、DSC曲線の融解ピーク温度が16
0℃以上の結晶性プロピレン系樹脂85〜20重量%、
好ましくは60〜25重量%と、DSC曲線の融解ピー
ク温度が160℃以下の熱可塑性樹脂であって、前記結
晶性プロピレン系樹脂のDSC曲線の融解ピーク温度よ
り、4℃以上低いDSC曲線の融解ピーク温度を示すも
の、すなわちエチレン−プロピレン共重合体、高密度ポ
リエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン
、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体から
選ばれる樹脂を15〜80重量%、好ましくは20〜7
0重量%とからなるものである。裏面層には、転写時の
ロールとのすべり性、転写後の裏面層への筆記性を付与
するため、表面層に使用されるものと同様な無機微細粉
末を、樹脂成分100に対して、5〜110重量部、好
ましくは8〜90重量部含有させるのがよく、JIS 
 P8119で測定した表面平滑度(ベック指数)が5
0〜2000秒程度となるようにすることが好ましい。 上記のような組成のものを一軸延伸してフィルム状とし
て裏面層を形成させる。
【0009】上記のような表面層、基材層および裏面層
を用いて、本発明の感熱転写記録用支持体を製造する方
法としては、一軸延伸したフィルム状の基材層の片面に
、一軸延伸する前の表面層を溶融積層し、反対面には一
軸延伸する前の裏面層を溶融積層し、この多層シートを
一旦冷却した後、再度加熱して、基材層の一軸延伸方向
と直交する方向に再度延伸し、次いで熱処理することに
よって、得ることができる。本発明の感熱記録用支持体
全体の厚さは、通常50〜500μm、好ましくは55
〜250μmであり、またヤング率(JIS  P81
32)は、9000〜26000kg/cm2であるこ
とが好ましい。
【0010】次に、本発明の感熱転写記録シート用支持
体の上面に形成させる画像受容層について説明する。画
像受容層を形成する樹脂としては、オリゴエステルアク
リレート樹脂、飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体、アクリルエステル・スチレン共重合
体、エポキシアクリレート樹脂等を利用することができ
、これらはトルエン、キシレン、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノン等に溶解し、塗工液として用いられる
。この塗工液は、耐光性を高めるために紫外線吸収剤お
よび/または光安定剤を含有することができる。紫外線
吸収剤としては、例えば2−(2′−ヒドロキシ−3,
3′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−t−アミ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2′
−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニ
ル−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−3′,5′−t−ブチルフェニル)−ベンゾト
リアジール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ
−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール等が挙げる
ことができる。光安定剤としては、例えばジステアリル
ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−
ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホス
ファイト、ジノニルフェニルペンタエリスリトールジホ
スファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス
(オクタデシルホスファイト)、トリス(ノニルフェニ
ル)ホスファイト、1−{2−[3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキ
シ]エチル}−4−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン等を挙げることが
できる。これら紫外線吸収剤および光安定剤の添加量は
、画像受容層を構成する樹脂100重量部に対し、それ
ぞれ0.05〜10重量部、好ましくは0.1〜2重量
部および0.5〜3重量部、好ましくは0.1〜1重量
部がよい。また、感熱転写記録シートとの離型性を向上
させるために、画像受容層中に離型剤を含有させること
ができる。離型剤としては、ポリエチレンワックス、ア
ミドワックス、テフロンパウダー等の固形ワックス類;
フッ素系、リン酸エステル系の界面活性剤;シリコンオ
イル等を挙げることができるが、とくにシリコンオイル
が好適である。シリコンオイルとしては油状のものも用
いることができるが、硬化型のものが好ましい。さらに
、画像受容層の白色度を向上させて、転写画像の鮮明度
をさらに高めるとともに、感熱転写記録シート表面に筆
記性を付与し、且つ転写された画像の再転写を防止する
目的で、画像受容層中に白色顔料を添加することもでき
る。白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリ
ンクレー等を使用することができ、これらは2種以上混
合して用いることができる。酸化チタンとしてはアナタ
ーゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタンを用いることが
でき、アナターゼ型酸化チタンとしては、例えばKA−
10、KA−20、KA−15、KA−30、KA−3
5、KA−60、KA−80、KA−90(いずれもチ
タン工業社製)等を挙げることができ、ルチル型酸化チ
タンとしては、KR−310、KR−380、KR−4
60、KR−480(いずれもチタン工業社製)等を挙
げることができる。白色顔料の添加量は、画像受容層を
構成する樹脂100重量部に対して5〜50重量部が好
ましい。画像受容層11の肉厚は、0.2〜20μmが
一般的である。
【0011】
【作用】DSC曲線の融解ピーク温度が160℃以下の
熱可塑性樹脂を裏面層に配合させることにより、裏面層
のみかけの融点を下げることができ、転写記録時の熱に
よって生じる、表面層と裏面層迄の熱伝導の時間的要因
による、温度分布の違い(表面側の温度>基材層の温度
>裏面層の温度)に沿って各層の熱収縮バランスをとる
ことにより、感熱転写記録シート用支持体全体としては
、カールの度合が低くなることになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。 実施例1 (1)  メルトインデックス(MI)0.8g/10
分のポリプロピレン(DSC曲線の融解ピーク温度=1
66℃)75重量%に、平均粒径1.5μmの炭酸カル
シウム25重量%を配合し、270℃に設定した押出機
にて溶融混練後、ダイよりシート状に押し出し、冷却装
置で冷却して無延伸シートを得た。このシートを150
℃に加熱した後、縦方向に5倍延伸し、一軸延伸のみの
基材層(B)を調製した。 (2)  MI4.0g/10分のポリプロピレン(D
SC曲線の融解ピーク温度=164℃)55重量%に、
平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム45重量%を配合
し、220℃に設定した押出機で溶融混練後、ダイより
シート状に押し出し、一軸延伸する前の表面層(A)を
調製し、これを(1)の一軸延伸のみの基材層の片面に
積層した。その反対面には、MI4.0g/10分のポ
リプロピレン(DSC曲線の融解ピーク温度=169℃
)35重量%およびMI10.0の高密度ポリエチレン
(DSC曲線の融解ピーク温度=125℃)20.0重
量%に、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム45重量
%を配合し、220℃に設定した別の押出機で溶融混練
後、ダイよりシート状に押し出し、一軸延伸する前の裏
面層(C)を調製し、これを積層し、次いで60℃まで
冷却した後、162℃まで加熱し、テンターで横方向に
7.5倍まで延伸し、167℃でアニーリング処理し、
60℃まで冷却し、耳部をスリットして3層(A/B/
C:厚さ40μm/70μm/20μm)構造の感熱転
写記録シート用支持体を得た。この支持体の不透明度は
、97%であった。さらにこの得られた感熱転写記録シ
ート用支持体の表面層(A)上に下記組成の画像受容層
を、ヤイヤーバーコーティングにより乾燥時の厚さが4
μmとなるように塗布し、乾燥させて、感熱転写記録シ
ートを得た。   飽和ポリエステル     (東洋紡バイロン200 Tg67℃)   
   5.3重量部              (東
洋紡バイロン290 Tg77℃)      5.3
重量部            ビニライトVYHH     (ユニオンカーバイド製塩化ビニール    
 ・酢酸ビニル共重合体)             
    4.5重量部  酸化チタン     (チタン工業社製KA−10)       
      1.5重量部  アミノ変性シリコンオイ
ル     (信越シリコン製KF−393)      
     1.1重量部  エポキシ変性シリコンオイ
ル     (信越シリコン製X−22−343)    
   1.1重量部なお、本実施例における、カール高
さおよび不透明度の品質評価の方法を以下に示す。■ 
カール高さ:測定しようとする積層樹脂シートおよび画
像受容シートを日立カラービデオプリンターVY−50
(商品名)で転写したものをMD(マシンダイレクショ
ン)方向に200mm幅、TD(トラバースダイレクシ
ョン)方向に120mm幅の長方形に裁断し、これを2
3℃の温度、湿度50%の条件下で平坦面に24時間置
いた際の浮き上がり高さ(mm)を測定する。 ■  不透明度:JIS  P8138により測定した
。 実施例2〜10および比較例1〜3 実施例1における裏面層の組成を、第1表に記載の組成
にする他は、実施例1と同様の方法で感熱転写記録シー
ト用支持体を製造し、カール高さおよび不透明度を測定
した。 実施例11 3層A/B/Cの厚さが30μm/70μm/30μm
となるように、ダイのスリットの間隔を変更する他は、
実施例1と同様の方法で感熱転写記録シート用支持体を
製造し、カール高さおよび不透明度を測定した。以上の
実施例および比較例の結果を第1表に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【発明の効果】本発明によって、転写記録時に熱が加え
られてもカールが小さく、実用上問題とならない感熱転
写記録シート用支持体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱転写記録シート用支持体上に、画
像受容層を積層させた概略図である。
【図2】感熱転写記録の仕組みの説明図である。
【符号の説明】
1    表面層 2    基材層 3    裏面層 4    画像受容層 5    転写体 6    受容シート 7    熱源 8    基体 9    色材層 10    画像受容層 11    支持体 12    ドラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    (A)  無機微細粉末を8〜6
    5重量%含有し、且つDSC曲線の融解ピーク温度が、
    160℃以上の結晶性プロピレン系樹脂の一軸延伸フィ
    ルムからなる画像受容層が設けられるべき表面層と、(
    B)  無機微細粉末を30重量%以下含有し、且つD
    SC曲線の融解ピーク温度が、160℃以上の結晶性プ
    ロピレン系樹脂の二軸延伸フィルムからなる基材層と、
    (C)  DSC曲線の融解ピーク温度が、160℃以
    上の結晶性プロピレン系樹脂85〜20重量%と、少な
    くとも一種のDSC曲線の融解ピーク温度が、160℃
    以下(但し、上記結晶性プロピレン系樹脂と比較してD
    SC曲線の融解ピーク温度差が4℃以上低い温度を示す
    ものである)の熱可塑性樹脂15〜80樹脂とからなる
    裏面層と、を備えたことを特徴とする、感熱転写記録シ
    ート用支持体。
JP3025110A 1991-01-28 1991-01-28 感熱転写記録シート用支持体 Pending JPH04251793A (ja)

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JP (1) JPH04251793A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07232397A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 印刷性の優れた不透明積層樹脂フイルム
EP0812699A1 (en) * 1996-06-14 1997-12-17 Eastman Kodak Company Dye-receiving element for thermal dye transfer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07232397A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 印刷性の優れた不透明積層樹脂フイルム
EP0812699A1 (en) * 1996-06-14 1997-12-17 Eastman Kodak Company Dye-receiving element for thermal dye transfer

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