JPH04251741A - 樹脂製シート構造 - Google Patents

樹脂製シート構造

Info

Publication number
JPH04251741A
JPH04251741A JP922891A JP922891A JPH04251741A JP H04251741 A JPH04251741 A JP H04251741A JP 922891 A JP922891 A JP 922891A JP 922891 A JP922891 A JP 922891A JP H04251741 A JPH04251741 A JP H04251741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
resin panel
fiber reinforced
panel
vacuum molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP922891A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Numazaki
沼崎憲司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP922891A priority Critical patent/JPH04251741A/ja
Publication of JPH04251741A publication Critical patent/JPH04251741A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のトラ
ンクルームの内板に使用する樹脂製シート構造に関する
【0002】
【従来の技術】従来から、樹脂製パネルをボックス状に
型成形し、これを自動車のトランクルームの内板として
使用するものが知られている。
【0003】かかる樹脂製パネル1は、図3に示すよう
に、熱硬化性樹脂2の中にガラス等の強化繊維3を含め
た構造となっている。
【0004】この樹脂製パネル1の型成形は、パネル1
が熱硬化性樹脂から形成されているので、圧縮成形法等
によって行なわれる。これは、例えば下型(図示せず)
の上に樹脂製パネル1を載置し、この樹脂製パネル1を
高周波等で余熱したのち、樹脂製パネル1を溶融させな
がら上型で加圧して型締めしていく。そして、さらに金
型内で加熱して溶融した樹脂製パネル1を硬化させて型
成形するものである。
【0005】ところで、このような圧縮成形法等では、
機械設備が大型化してコストが高くなるという欠点があ
った。そこで、型も機械設備も簡単な真空成形で成形で
きるように、図4に示すように、樹脂パネル6を熱可塑
性樹脂4に強化繊維5を含めて形成したものがある。
【0006】真空成形は、凹状の下型の上に樹脂製パネ
ル6を載置し、この樹脂製パネル6を加熱軟化させると
ともに、下型内の空気を吸引することにより樹脂製パネ
ル6を大気圧によって下型に密着させて図4に示すよう
に成形するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】真空成形にあっては、
樹脂パネル6を加熱軟化させて成形する際に、上型で樹
脂製パネル6を加圧しないので、図4に示すように、強
化繊維5が自己の弾性力によって樹脂製パネル6の表面
から飛び出てしまい、表面仕上げの悪い製品となってし
まうという問題があった。
【0008】この発明は、上記問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは、真空成形によって型
成形することができ、しかも表面仕上げのよい樹脂製パ
ネル構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、真空成形に使用する樹脂製シートであっ
て、常温硬化性の繊維強化樹脂シートの少なくとも一方
の面に熱可塑性樹脂シートを設けたことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係る樹脂製パネル構造の実
施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は樹脂製パネル10の断面を示した断
面図であり、この樹脂製パネル10は、弾力のある熱可
塑性樹脂シート11上に例えばポリエステル等からなる
常温硬化性樹脂13にガラス繊維である強化繊維14を
含ませた中間層15を設け、この中間層15の上に弾力
のある熱可塑性樹脂シート16を重ねたものである。そ
して、常温硬化性樹脂13と強化繊維14とで繊維強化
樹脂が構成される。硬化性樹脂13はゼリー状で硬化の
遅いものを使用する。
【0012】熱可塑性樹脂シート16にはエンボス加工
が施されて複数の凹部17が形成され、熱可塑性シート
11と熱可塑性シート16とがその凹部16で接合され
ている。この接合により熱可塑性シート11と熱可塑性
シート16とがずれないようになっている。この樹脂パ
ネル10の真空成形は、凹状の下型(図示せず)に樹脂
パネル10を載置して該樹脂パネル10の熱可塑性シー
ト11,12を加熱軟化させるとともに、下型内の空気
を吸引して行なう。常温硬化性樹脂13は硬化が遅くゼ
リー状の状態なので樹脂製パネル10はその吸引により
大気圧によって下型に密着し、図3に示すようにボック
ス20状に成形される。
【0013】常温硬化性樹脂13は熱可塑性樹脂シート
11,16に挟まれているので、その成形の際に、常温
硬化性樹脂13に含まれている強化繊維14は自己の弾
性力によて常温硬化性樹脂13から飛び出てしまうこと
はない。
【0014】そして、成形されたボックス20を冷却さ
せ、この冷却により熱可塑性シート11,12は元の弾
性力のある硬さに戻り、成形後の形状を保つ。この後、
そのボックス20を型から取り出す。ところで、常温硬
化性樹脂13に含まれる強化繊維14は自己の弾性力に
よって常温硬化性樹脂13から飛び出していないので、
ボックス20の表面仕上げは良好なものとなっている。
【0015】その取り出したボックス20をトランクル
ームの内板としてトランクルーム用のフレーム21に取
り付ける。この際、常温硬化性樹脂13はまだ完全に硬
化していないので、ボックス20はフレーム21の微小
誤差に応じて変形させて該フレーム21に取り付けるこ
とができることとなる。
【0016】すなわち、フレーム21の形状に合ったボ
ックスとなるので、微小誤差による隙間が生じてしまう
ことがなく、この隙間により振動時にキシミ音が発生し
たり緩み等が生じたりすることはない。そして、ボック
ス20をフレーム21に取り付けた後に、硬化性樹脂1
3が完全に硬化するので、ボックス20の本来の強度が
出てくることになる。
【0017】なお、実施例では、ゼリー状の硬化性樹脂
材料の使用例を示したがシート状の硬化性樹脂材料でも
よく、この場合、熱可塑性樹脂シートは一方の面のみに
設けても可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による構
造によれば、樹脂製パネルを真空成形によって型成形す
ることができ、しかも型成形した際の表面仕上げは良好
なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる樹脂製パネル構造を示した断
面図、
【図2】真空成形した樹脂性パネルのフレームへの取付
け状態を示す分解斜視図、
【図3】従来の樹脂性パネルの断面を示した断面図、

図4】従来の樹脂性パネルを真空成形した際の問題を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
11,16  熱可塑性樹脂シート 13     常温硬化性樹脂 14     強化繊維

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空成形に使用する樹脂製シートであって
    、常温硬化性の繊維強化樹脂シートの少なくとも一方の
    面に熱可塑性樹脂シートを設けたことを特徴とする樹脂
    製シート構造。
JP922891A 1991-01-29 1991-01-29 樹脂製シート構造 Pending JPH04251741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP922891A JPH04251741A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 樹脂製シート構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP922891A JPH04251741A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 樹脂製シート構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04251741A true JPH04251741A (ja) 1992-09-08

Family

ID=11714554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP922891A Pending JPH04251741A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 樹脂製シート構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04251741A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013144483A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Toyota Motor Corp パネル部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013144483A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Toyota Motor Corp パネル部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2516508C2 (ru) Способ сборки и придания формы многослойной панели
CA2120505A1 (en) Mold for Fabricating Composite Articles Having Integrally Bonded Stiffening Members
JP2021014125A (ja) 繊維強化樹脂構造物の製造方法、繊維強化樹脂構造物の製造システム及び繊維強化樹脂構造物
EP1524175A3 (de) Bauteil, insbesondere Aussenhautbauteil für ein Fahrzeug
JPS61252130A (ja) 強化された複合材料から造形品を製造する方法
JP2522145B2 (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂成形品の製造方法
JPH04251741A (ja) 樹脂製シート構造
JP3204529B2 (ja) 曲面ハニカムパネルの製造方法
JP2671781B2 (ja) Frtp予備成形体の製造方法
JPH10128896A (ja) 繊維強化樹脂積層成形体
JP2022029330A (ja) Smcの成形方法
JP2582335B2 (ja) 繊維強化プラスチック成形品の成形方法及びその成形装置
JP2693447B2 (ja) スピーカ用振動板の製造方法
JP3280754B2 (ja) 繊維強化プラスチック送風機翼の製造法
JP3204528B2 (ja) 曲面ハニカムパネルの製造方法
JPH10278185A (ja) サンドイッチ構造体の製造方法
JPH07256768A (ja) 繊維強化樹脂製品用プリフォームの成形型
JPS5950697A (ja) スピ−カ振動板およびその製造方法
JPH06190955A (ja) ハニカムサンドイッチパネルの製造方法
JP3320051B2 (ja) 複合材の製造方法
JP3589820B2 (ja) 複合材製品の製造方法
JPH055003Y2 (ja)
JPH0794133B2 (ja) 繊維強化プラスチック成形品の成形方法及びその成形装置
JPS61283514A (ja) 繊維強化プラスチツクの製造方法
JPS58185218A (ja) プリプレグ積層品のプレス硬化方法