JPH0424808B2 - - Google Patents

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JPH0424808B2
JPH0424808B2 JP7489485A JP7489485A JPH0424808B2 JP H0424808 B2 JPH0424808 B2 JP H0424808B2 JP 7489485 A JP7489485 A JP 7489485A JP 7489485 A JP7489485 A JP 7489485A JP H0424808 B2 JPH0424808 B2 JP H0424808B2
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JP
Japan
Prior art keywords
tape
clad
contact material
material tape
electrical contact
Prior art date
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Expired
Application number
JP7489485A
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English (en)
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JPS61233912A (ja
Inventor
Toshiaki Shimazato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP7489485A priority Critical patent/JPS61233912A/ja
Publication of JPS61233912A publication Critical patent/JPS61233912A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、コネクターやリレー等に用いる電気
接触子材料の改良に関する。 (従来技術とその問題点) 従来のコネクターやリレー等に用いる電気接触
子材料は、Au−Ag合金の接点材テープとNiの中
間材テープとをクラツドし、これをCu合金の台
材テープにクラツドして成るものである。 とろこで、斯かる電気接触子材料はAu−Ag合
金、例えばAu−Ag25%合金の接点材テープの加
工上りの硬度が130Hvと軟かく耐摩耗性が低い
で、コネクターやリレー等に用いた場合消耗が大
きいものである。また前記Au−Ag合金の接点材
テープは電気接触子材料の製造時、Niの中間材
テープと圧接してクラツドした際、Au−Ag合金
が位置決め用溝付ロールに付着するものである。
さらにAu−Ag合金の接点材テープにNiの中間材
テープをクラツドした場合、このクラツドテープ
の製造工程で発生するスクラツプを再生するには
精製しなければならないという問題があつた。 (発明の目的) 本発明は上記問題点を解決すべくなされたもの
であり、加工上りの接点材テープの硬度が高くて
耐摩耗性に優れ、また製造時接点材テープをNi
の中間材テープとクラツドした際、接点材テープ
が位置決め用溝付ロールに付着することが無く、
さらに接点材テープにNiの中間材テープをクラ
ツドした場合、このクラツドテープの製造工程で
発生するスクラツプを再生するのに精製の必要な
無い電気接触子材料を提供することを目的とする
ものである。 (発明の構成) 本発明の電気接触子材料は、Niを含むAu系合
金の接点材テープがNiの中間材テープを介して
Cu合金の台材テープにインレイ形状にクラツド
されて成るものである。 本発明の電気接触子材料に於いて、Niを含む
Au系接点材テープを用いている理由は、従来の
Au−Ag合金の接点材テープに比べ加工上りの硬
度が高く耐摩耗性に優れ、消耗量を減少して寿命
を増長できるからである。また電気接触子材料の
製造時、Niの中間材テープと圧接してクラツド
した際、位置決めロールを付着することがないか
らである。しかもこのクラツドテープの製造工程
でスクラツプが発生しても精製することなくその
ままリターン材として再溶解可能であるからであ
る。 (実施例) 本発明の電気接触子材料の第1実施例を第1図
a乃至fに示す製造工程によつて説明する。第1
図aに示す如く幅1.9mm、厚さ0.16mmのAu−
Ag22wt%−Ni3wt%より成る接点材テープ1と、
幅2.3mm、厚さ1.3mmのNiより成る中間材テープ2
とを位置決め用溝付ロール(図示省略)を用いて
圧接によりクラツドし、第1図bに示す如くクラ
ツドテープ3を得た。次にこのクラツドテープ3
を圧延ロールにて圧延して第1図cに示す如く幅
2.5mm、厚さ0.05mmの中間材テープ2′の上面に幅
2.1mm、厚さ5μmの接点材テープ1′が埋め込まれ
たインレイ形状のクラツドテープ3′を得た。次
いこのクラツドテープ3′を第1図dに示す幅30
mm、厚さ1mmのBe2wt%−Cu合金より成る台材
テープ4に成形ロールを用いて圧接にてクラツド
し、第1図eに示す如くクラツドテープ3′が台
材テープ4の上面に埋め込まれたダブルクラツド
テープ5を得た。次にこのダブルクラツドテープ
5を圧延ロールにて圧延した後800℃で固溶体化
処理を行い、再び所定の加工率で圧延し、然る後
スリツターにて両側縁を切断し、さらに350℃で
析出処理を行い、第1図fに示す如く幅25mm、厚
さ0.2mmの台材テープ4′の上面に幅2.6mm、厚さ
10μmの中間材テープ2″を介して幅2.1mm、厚さ
1μmの接点材テープ1″がインレイ形状にクラツ
ドされて成る電気接触子材料6を得た。 次に本発明の電気接触子材料の第2実施例を第
2図a乃至hに示す製造工程によつて説明する。
第2図aに示す如く幅1.6mm、厚さ0.06mmのAu−
Ag5wt%−Ni0.5wt%より成る接点材テープ7と
幅1.6mm、厚さ0.11mmのNiより成る中間材テープ
8とを位置決め用溝付ロール(図示省略)を用い
て圧接にてクラツドし、第2図bに示す如き幅
1.6mm、厚さ0.16mmのクラツドテープ9を得た。
次にクラツドテープ9と第2図cに示す如き幅
2.3mm、厚さ0.34mmのNiより成る中間材テープ1
0とを位置決め用溝付ロールを用いて圧接にてク
ラツドし第2図dに示す如きクラツドテープ11
を得た。次いでこのクラツドテープ11を圧延ロ
ールにて圧延して第2図eに示す如く幅2.5mm、
厚さ0.15mmの中間材テープ10′の上面に幅2mm、
厚さ0.017mmの接点材テープ7′が埋め込まれたイ
ンレイ形状のクラツドテープ11′を得た。次い
でこのクラツドテープ11′を第2図fに示す幅
30mm、厚さ1mmのCu−Ni10wt%−Sn2wt%合金
より成る台材テープ12に成形ロールを用いて圧
接によりクラツドし、第2図gに示す如くクラツ
ドテープ11′が台材テープ12の上面に埋め込
まれたダブルクラツドテープ13を得た。次にこ
のクラツドテープ13の焼鈍を繰り返した後、ス
リツターにて両側縁を切断して第2図hに示す如
く幅20mm、厚さ0.2mmの台材テープ12′の上面に
幅2.6mm、厚さ25μmの中間材テープ10′を介し
て幅2.1mm、厚さ3μmの接点材テープ7″がインレ
イ形状にクラツドされて成る電気接触子材料14
を得た。 かようにして製造された第1、第2実施例の電
気接触子材料6,14の品質を検査した処、接点
材テープ1′,7″の硬度は200Hv、220Hvであつ
た。また上記製造工程に於いて、接点材テープ
1,7と中間材テープ2,8とを圧接にてクラツ
ドした際、位置決め用溝付ロールに接点材の付着
は従来に比し極めて少なかつた。 然してこの第1、第2実施例の電気接触子材料
6,14と、Au−Ag25wt%合金の接点材テープ
をNiの中間材テープを介してBe2wt%−Cu合金
の台材テープにクラツドして成る従来例の電気接
触子材料にて可動接点を作つて、これをコネクタ
ーに組込んで、従来例の電気接触子材料より成る
固定接点と組合わせて下記の試験条件にて開閉試
験を行つた処下記の表に示すような結果を得た。 試験条件 電流:10mA(DC) 開放電圧:12V 抵抗:負荷抵抗 挿挿回数:500回 挿挿瀕度:5回/日
【表】 上記の表で明らかなように第1実施例及び第2
実施例の可動接点は従来例に比べ消耗量が少な
く、接触抵抗が低いことが判る。これはひとえに
第1実施例及び第2実施例の可動接点の素材であ
る電気接触子材料6,14に於ける接点材テープ
の硬度が高く耐摩耗性が向上しているからに他な
らない。 尚、上述の本発明の実施例では接点材テープ
1,7にAu−Ag−Ni合金を用いたがAu−Ni合
金でも良いものであり、要はNiを含むAu系合金
であれば良いものである。 (発明の効果) 以上の説明で判るように本発明の電気接触子材
料は、加工上がりの接点材テープの硬度が高くて
耐摩耗性に優れているので、消耗量が少なく接点
寿命が長い。また接点材テープに予めNiを含む
Au系合金を用いているので、中間材テープであ
るNiと圧接にてクラツドした際、接点材テープ
が位置決め用ロールに付着することがない。さら
に製造中接点材テープと中間材テープであるNi
をクラツドした際に発生するスクラツプは精製す
ることなく再溶解して使用できる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至fは本発明の電気接触子材料の第
1実施例の製造工程図、第2図a乃至hは本発明
の電気接触子材料の第2実施例の製造工程図であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Niを含むAu系合金の接点材テープがNiの中
    間材テープを介してCu合金の台材テープにイン
    レイ形状にクラツドされて成る電気接触子材料。
JP7489485A 1985-04-09 1985-04-09 電気接触子材料 Granted JPS61233912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7489485A JPS61233912A (ja) 1985-04-09 1985-04-09 電気接触子材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7489485A JPS61233912A (ja) 1985-04-09 1985-04-09 電気接触子材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61233912A JPS61233912A (ja) 1986-10-18
JPH0424808B2 true JPH0424808B2 (ja) 1992-04-28

Family

ID=13560546

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7489485A Granted JPS61233912A (ja) 1985-04-09 1985-04-09 電気接触子材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1331325C (en) * 1987-12-02 1994-08-09 James Alexander Evert Bell Electric power connectors

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Publication number Publication date
JPS61233912A (ja) 1986-10-18

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