JPH04245537A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH04245537A
JPH04245537A JP3209791A JP3209791A JPH04245537A JP H04245537 A JPH04245537 A JP H04245537A JP 3209791 A JP3209791 A JP 3209791A JP 3209791 A JP3209791 A JP 3209791A JP H04245537 A JPH04245537 A JP H04245537A
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JP
Japan
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additional
address
control
additional control
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Application number
JP3209791A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tomioka
耕治 富岡
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロプログラムに
より演算制御を行なう情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプログラムにより演算制御を行
なう情報処理装置に於いては、多数の回路の制御情報を
1マイクロ命令の中に格納しておくことが望ましいが、
そのためには情報処理装置の複雑化と相まって非常にビ
ット幅の大きい即ち長いマイクロ命令が必要になる。そ
こで、多数の回路の制御情報のパターンを記憶しておき
、マイクロ命令の指示によりその制御情報を出力する制
御記憶を別途に設け、マイクロ命令のビット幅を小さく
するということが従来より行なわれている。この制御記
憶はマイクロ命令の或るフィールドをデコードするため
に、各種論理素子で構成されたロジックデコーダや、マ
イクロ命令の或るフィールドをアドレスとするメモリ等
によって実現される。
【0003】この制御記憶が読み出し専用の場合、将来
、制御記憶の内容に対して追加,変更を行ないたい時は
、この制御記憶自体を作り直さなければならない。そこ
で、読み書き可能な追加制御記憶を設け、その出力と制
御記憶の出力とを切替えるということが従来より行なわ
れている。このようにすることにより、将来、制御制御
の内容に対して追加,変更を行なう時には制御記憶を作
り直さずに、追加制御記憶にその追加,変更分を入れる
ことのみで、追加変更が可能になる。
【0004】図9はこの種の従来例のブロック図であり
、第1,第2の制御記憶61,63と、第1,第2の制
御記憶61,63に対応する第1,第2の追加制御記憶
62,64と、制御レジスタ65と、制御情報セレクタ
66,67とから構成されている。
【0005】第1,第2の制御記憶61,63は読み出
し専用の記憶装置であり、情報処理装置内の制御情報を
格納している。また、第1,第2の制御記憶61,63
はマイクロ命令を保持している制御レジスタ65の出力
の一部である制御情報アドレス69,71を読み出しア
ドレスとしており、マイクロ命令で示された制御情報を
出力する。
【0006】第1,第2の追加制御記憶62,64は読
み書き可能な記憶装置であり、それぞれ制御情報アドレ
ス69,71を読み出しアドレスとしている。また、第
1,第2の追加制御記憶62,64にはそれぞれ第1,
第2の制御記憶61,63に格納されている制御情報に
対する追加制御情報が格納されている。
【0007】制御情報セレクタ66は第1の制御記憶6
1の出力と第1の追加制御記憶62の出力との内の一方
を選択するセレクタであり、マイクロ命令に含まれる制
御情報セレクト信号68により制御される。制御情報セ
レクタ67は第2の制御記憶63の出力と第2の追加制
御記憶64の出力との内の一方を選択するセレクタであ
り、制御情報セレクト信号70により制御される。
【0008】次に動作を説明する。先ず、始めに制御レ
ジスタ65にマイクロ命令が格納される。制御レジスタ
65にマイクロ命令がセットされると、第1の制御記憶
61,第1の追加制御記憶62は制御情報アドレス69
が示す制御情報,追加制御情報を出力し、第2の制御記
憶63,第2の追加制御記憶64は制御情報アドレス7
1が示す制御情報,追加制御情報を出力する。制御情報
セレクタ66,67はそれぞれ制御情報セレクト信号6
8,70が追加制御情報の読み出しを指示していない場
合は第1,第2の制御記憶61,63の出力を選択し、
追加制御情報の読み出しを指示している場合は第1,第
2の追加制御記憶62,64の出力を選択する。そして
、制御情報セレクタ66,67の出力により情報処理装
置の各部が制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は各制御記憶対応に追加制御記憶が設けられていたので
、ハードウェア量が多くなるという問題があった。
【0010】本発明の目的はハードウェア量を少なくす
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、 (A)マイクロプログラムにより演算制御を行なう情報
処理装置に於いて、前記情報処理装置を制御する制御情
報が格納され、マイクロ命令内のN個の制御情報アドレ
スフィールドで示されるアドレスを各々の読み出しアド
レスとするN個の読み出し専用の制御記憶と、前記N個
の制御記憶の内の或る1個の制御記憶に格納されている
制御情報の代わりに制御情報の追加分である追加制御情
報を読み出すことを指示する前記マイクロ命令内の追加
読み出し指示フィールドに応答して前記或る1個の制御
記憶に対応する制御情報アドレスフィールドが示すアド
レスを選択するアドレス選択手段と、前記N個の制御記
憶に格納されている制御情報の追加分である追加制御情
報が格納され、前記アドレス選択手段の出力を読み出し
アドレスとする1個の読み書き可能な追加制御記憶と、
前記N個の制御記憶の各々に対応して設けられ、前記追
加読み出し指示フィールドにより対応する制御記憶に格
納されている制御情報の代わりに前記追加制御記憶に格
納されている追加制御情報の読み出しが指示されている
場合は前記追加制御記憶の出力を選択し、前記追加読み
出し指示フィールドにより対応する制御記憶に格納され
ている制御情報の代わりに前記追加制御記憶に格納され
ている追加制御情報の読み出しが指示されていない場合
は対応する制御記憶の出力を選択する制御情報セレクタ
とを設けたものである。
【0012】また、本発明は複数の追加制御情報を同時
に読み出すことができるようにするため、(B)マイク
ロプログラムにより演算制御を行なう情報処理装置に於
いて、前記情報処理装置を制御する制御情報が格納され
、マイクロ命令内のN個の制御情報アドレスフィールド
で示されるアドレスを各々の読み出しアドレスとするN
個の読み出し専用の制御記憶と、前記N個の制御記憶の
内の或る1個の制御記憶に格納されている制御情報の代
わりに制御情報の追加分である追加制御情報を読み出す
ことを指示する前記マイクロ命令内の追加読み出し指示
フィールドに応答して前記或る1個の制御記憶に対応す
る制御情報アドレスフィールドが示すアドレスを選択し
、前記N個の制御記憶の内のM(2≦M≦N)個の制御
記憶に格納されている制御情報の代わりに制御情報の追
加分である追加制御情報を読み出すことを指示する前記
マイクロ命令内の追加読み出し指示フィールドに応答し
て前記M個の制御記憶に対応する制御情報アドレスフィ
ールドが示すM個のアドレスをMサイクルかけて順次選
択するアドレス選択手段と、前記N個の制御記憶に格納
されている制御情報の追加分である追加制御情報が格納
され、前記アドレス選択手段の出力を読み出しアドレス
とする1個の読み書き可能な追加制御記憶と、前記追加
制御記憶から前記アドレス選択手段の出力に応答して順
次出力されるM個の追加制御情報の内、第1番目から第
(M−1)番目までに出力された追加制御情報を保持す
る追加制御レジスタと、前記追加読み出し指示フィール
ドにより前記N個の制御記憶の内のM個の制御記憶に格
納されている制御情報の代わりに制御情報の追加分であ
る追加情報の読み出しが指示されることにより、(M−
1)サイクルの間、マイクロ命令の更新及び前記情報処
理装置内の回路の動作を停止させるホールド信号を出力
する制御回路と、前記N個の制御記憶の各々に対応して
設けられ、前記追加読み出し指示フィールドにより対応
する制御記憶に格納されている制御情報の代わりに前記
追加制御記憶に格納されている追加制御情報を読み出す
ことが指示されなかった場合は対応する制御記憶の出力
を選択し、前記追加読み出し指示フィールドにより対応
する制御記憶に格納されている制御情報の代わりに前記
追加制御記憶に格納されている追加制御情報の読み出し
が指示され、且つ前記追加制御レジスタに対応する制御
記憶に対する追加制御情報が保持されている場合は前記
追加制御レジスタに保持されている対応する追加制御情
報を選択し、前記追加読み出し指示フィールドにより対
応する制御記憶に格納されている制御情報の代わりに前
記追加制御記憶に格納されている追加制御情報の読み出
しが指示され、且つ前記追加制御レジスタに対応する制
御記憶に対する追加制御情報が保持されていない場合は
前記追加制御記憶の出力を選択する制御情報セレクタと
を設けたものである。
【0013】また、更に、本発明はマイクロ命令の長さ
を短くできるようにするため、 (C)マイクロプログラムにより演算制御を行なう情報
処理装置に於いて、マイクロ命令内のN個の制御情報ア
ドレスフィールドで示される各々のアドレス空間の中の
或る部分を制御情報のアドレス空間とし、他の部分を追
加制御情報のアドレス空間と定義しておくと共に、前記
情報処理装置を制御する制御情報が格納され、マイクロ
命令内のN個の制御情報アドレスフィールドで示される
アドレスを各々の読み出しアドレスとするN個の読み出
し専用の制御記憶と、該N個の制御記憶対応に設けられ
、前記マイクロ命令内のN個の制御情報アドレスフィー
ルドで示される各々のアドレスが制御情報のアドレス空
間内のアドレスか、追加制御情報のアドレス空間内のア
ドレスかを判定するN個の追加制御情報判定手段と、該
N個の追加制御情報判定手段の内の或る1個の追加制御
情報判定手段が対応する制御情報アドレスフィールドが
示すアドレスが追加制御情報のアドレス空間内のアドレ
スであると判定することにより前記或る1個の追加制御
情報判定手段に対応する制御情報アドレスフィールドが
示すアドレスを選択し、前記N個の追加制御情報判定手
段の内のM(2≦M≦N)個の追加制御情報判定手段が
対応する制御情報アドレスフィールドが示すアドレスが
前記追加制御情報のアドレス空間内のアドレスであると
判定することにより前記M個の追加制御情報判定手段に
対応する制御情報アドレスフィールドが示すM個のアド
レスをMサイクルかけて順次選択するアドレス選択手段
と、前記N個の制御記憶に格納されている制御情報の追
加分である追加制御情報が格納され、前記アドレス選択
手段の出力を読み出しアドレスとする追加制御記憶と、
前記追加制御記憶から前記アドレス選択手段の出力に応
答して順次出力されるM個の追加制御情報の内、第1番
目から第M番目までに出力された追加制御情報を保持す
る追加制御レジスタと、前記N個の追加制御情報判定手
段の内のM個の追加制御情報判定手段が対応する制御情
報アドレスフィールドが示すアドレスが追加制御情報の
アドレス空間であると判定することにより、(M−1)
サイクルの間、マイクロ命令の更新及び前記情報処理装
置内の回路の動作を停止させるホールド信号を出力する
制御回路と、前記N個の制御記憶の各々に対応して設け
られ、対応する追加制御情報判定手段により制御情報ア
ドレスフィールドが示すアドレスが制御情報のアドレス
空間内のアドレスであると判定された場合は対応する制
御記憶の出力を選択し、対応する追加制御情報判定手段
により制御情報アドレスフィールドが示すアドレスが追
加制御情報のアドレス空間内のアドレスであると判定さ
れ、且つ前記追加制御レジスタに対応する制御記憶に対
する追加制御情報が保持されている場合は前記追加制御
レジスタに保持されている対応する追加制御情報を選択
し、対応する追加制御情報判定手段により制御情報アド
レスフィールドが示すアドレスが追加制御情報のアドレ
ス空間内のアドレスであると判定され、且つ前記追加制
御レジスタに対応する制御記憶に対する追加制御情報が
保持されていない場合は前記追加制御記憶の出力を選択
する制御情報セレクタとを設けたものである。
【0014】
【作用】(A)の構成に於いて、N個の制御記憶に格納
されている制御情報はそれぞれマイクロ命令中のN個の
制御情報アドレスフィールドで示されるアドレスの内、
対応する制御情報アドレスフィールドが示すアドレスに
よって読み出される。アドレス選択手段はマイクロ命令
内の追加読み出し指示フィールドにより、或る1個の制
御記憶に格納されている制御情報の代わりに追加制御記
憶に格納されている追加制御情報を読み出すことが指示
された場合、上記或る制御記憶に対応する制御情報アド
レスフィールドが示すアドレスを選択する。追加制御記
憶はアドレス選択手段が選択したアドレスで示される追
加制御情報を出力する。各制御記憶対応に設けられてい
る制御情報セレクタは追加読み出し指示フィールドによ
り、対応する制御記憶に格納されている制御情報の代わ
りに追加制御記憶に格納されている追加制御情報の読み
出しが指示された場合は追加制御記憶の出力を選択し、
追加制御情報の読み出しが指示されていない場合は対応
する制御記憶の出力を選択する。
【0015】(B)の構成に於いてN個の制御記憶に格
納されている制御情報はそれぞれマイクロ命令中のN個
の制御情報アドレスフィールドで示されるアドレスの内
、対応する制御情報アドレスフィールドが示すアドレス
によって読み出される。アドレス選択手段はマイクロ命
令内の追加読み出し指示フィールドにより、或る1個の
制御記憶に格納されている制御情報に代えて追加制御記
憶に格納されている追加制御情報を読み出すことが指示
された場合は上記或る制御記憶に対応する制御情報アド
レスフィールドが示すアドレスを選択する。また、追加
読み出し指示フィールドによりM個の制御記憶に格納れ
ている制御情報の代わりに追加制御記憶に格納されてい
る追加制御情報の読み出しが指示された場合はMサイク
ルをかけて上記M個の制御記憶に対応する制御情報アド
レスフィールドが示すM個のアドレスを順次選択する。 追加制御記憶はアドレス選択手段が選択したアドレスに
よって示される追加制御情報を出力し、追加制御記憶か
ら順次出力される第1番目から第(M−1)番目までの
追加制御情報は追加制御レジスタに保持される。各制御
記憶対応に設けられている制御情報セレクタは追加読み
出し指示フィールドにより対応する制御記憶に格納され
ている制御情報の代わりに追加制御記憶に格納されてい
る追加制御情報の読み出しが指示されなかった場合は対
応する制御記憶の出力を選択し、追加読み出し指示フィ
ールドにより対応する制御記憶に格納されている制御情
報の代わりに追加制御情報を読み出すことが指示され、
且つ追加制御レジスタに対応する制御記憶に対する追加
制御情報が保持されている場合は追加制御レジスタに保
持されている対応する追加制御記憶を選択し、追加読み
出し指示フィールドにより対応する制御記憶に格納され
ている制御情報の代わりに追加制御情報を読み出すこと
が指示され、且つ追加制御レジスタに対応する制御記憶
に対する追加制御情報が保持されていない場合は追加制
御記憶の出力を選択する。制御回路は追加読み出し指示
フィールドによって、N個の制御記憶の内のM個の制御
記憶に格納されている制御情報の代わりに制御情報の追
加分である追加情報の読み出しが指示されることにより
、(M−1)サイクルの間、マイクロ命令の更新及び情
報処理装置内の回路の動作を停止させるホールド信号を
出力する。
【0016】(C)の構成に於いて、N個の制御記憶に
格納されている制御情報はそれぞれマイクロ命令中のN
個の制御情報アドレスフィールドで示されるアドレスの
内、対応する制御情報アドレスフィールドが示すアドレ
スによって読み出される。マイクロ命令内のN個の制御
情報アドレスフィールドで示される各々のアドレス空間
中の或る部分は制御情報のアドレス空間として定義され
、他の部分は追加制御情報のアドレス空間として定義さ
れている。追加制御情報判定手段はN個の制御記憶対応
に設けられており、対応する制御情報アドレスフィール
ドが示すアドレスが制御情報のアドレス空間内のアドレ
スなのか、追加制御情報のアドレス空間内のアドレスな
のかを判定する。アドレス選択手段はN個の追加制御情
報判定手段の内の或る1個の追加制御情報判定手段が対
応する制御情報アドレスフィールドが示すアドレスが追
加制御情報のアドレス空間内のアドレスであると判定す
ることにより、上記或る追加制御情報判定手段に対応す
る制御情報アドレスフィールドが示すアドレスを選択し
、M個の追加制御情報判定手段が対応する対応する制御
情報アドレスが示すアドレスが追加制御情報のアドレス
空間内のアドレスであると判定することにより上記M個
の追加制御情報判定手段に対応する制御情報アドレスフ
ィールドが示すアドレスをMサイクルかけて順次選択す
る。追加制御記憶はアドレス選択手段が選択したアドレ
スによって示される追加制御情報を出力し、追加制御記
憶から順次出力される第1番目から第(M−1)番目ま
での追加制御情報は追加制御レジスタに保持される。 各制御記憶対応に設けられている制御情報セレクタは対
応する追加制御情報判定手段により制御情報アドレスフ
ィールドが示すアドレスが制御情報のアドレス空間内の
アドレスであると判定された場合は対応する制御記憶の
出力を選択し、対応する追加制御情報判定手段により制
御情報アドレスフィールドが示すアドレスが追加制御情
報のアドレス空間内のアドレスであり、且つ追加制御レ
ジスタに対応する制御記憶に対する追加制御情報が保持
されている場合は追加制御レジスタに保持されている対
応する追加制御情報を選択し、対応する追加制御情報判
定手段により制御情報アドレスフィールドが示すアドレ
スが追加制御情報のアドレス空間内のアドレスであると
判定され、且つ追加制御レジスタに対応する制御記憶に
対する追加制御情報が保持されていない場合は追加制御
記憶の出力を選択する。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例のブロック図
であり、第1,第2の制御記憶1,2と、追加制御記憶
3と、制御レジスタ4と、アドレスセレクタ5と、制御
情報セレクタ6,7と、制御回路8とから構成されてい
る。
【0018】第1,第2の制御記憶1,2は読み出し専
用の記憶装置であり、情報処理装置の制御情報を格納し
ている。また、第1,第2の制御記憶1,2はマイクロ
命令を保持している制御レジスタ4の出力の一部である
制御情報アドレス9,10を読み出しアドレスとしてお
り、マイクロ命令で示された制御情報を出力する。
【0019】アドレスセレクタ5はマイクロ命令を保持
している制御レジスタ4の出力の一部である制御記憶セ
レクト信号11に従い、制御情報アドレス9か、制御情
報アドレス10かの一方を選択する。
【0020】追加制御記憶3は第1,第2の制御記憶1
,2に格納されている制御情報の追加分である追加制御
情報を格納しておく読み書き可能な記憶装置であり、ア
ドレスセレクタ5の出力を読み出しアドレスとしている
。即ち、制御記憶セレクト信号11により、第1の制御
記憶1の追加分を読み出すか、第2の制御記憶2の追加
分を読み出すかを指定し、制御情報アドレス9か制御情
報アドレス10で追加分の制御情報のアドレスを与えれ
ば、追加制御記憶3から指定した制御記憶に対する制御
情報の追加分が出力される。
【0021】制御情報セレクタ6は第1の制御記憶1の
出力である制御情報と追加制御記憶3の出力である追加
制御情報との内の一方を選択するセレクタで、制御回路
8によって生成されたセレクト信号13によって制御さ
れる。制御情報セレクタ7は第2の制御記憶2の出力で
ある制御情報と追加制御記憶3の出力である追加制御情
報との内の一方を選択するセレクタで、制御回路8によ
って生成されたセレクト信号14によって制御される。
【0022】制御回路8は制御情報セレクタ6,7に対
するセレクト信号13,14を生成する。追加制御情報
読み出し指示信号12により追加制御情報の読み出しが
指示されていない場合は第1,第2の制御記憶1,2の
出力を選択させるセレクト信号13,14を生成し、追
加制御情報読み出し指示信号12により追加制御情報の
読み出しが指示され、且つ制御記憶セレクト信号11が
第1の制御記憶1を指示している場合は追加制御記憶3
,第2の制御記憶2の出力を選択させるセレクト信号1
3,14を生成し、追加制御情報読み出し指示信号12
により追加制御情報の読み出しが指示され、且つ制御記
憶セレクト信号11が第2の制御記憶2を指示している
場合は第1の制御記憶1,追加制御記憶3の出力を選択
させるセレクト信号13,14を生成する。
【0023】次に本実施例の動作を説明する。先ず、始
めに制御レジスタ4にマイクロ命令が格納される。この
マイクロ命令には、制御情報の組み合わせの内のどれを
使うかを指示する制御情報アドレスフィールド、即ち第
1の制御記憶1及び第2の制御記憶2のアドレスとなる
制御情報アドレス9及び制御情報アドレス10が含まれ
ている。また、その他にも追加制御情報を読み出す時に
第1の制御記憶1に対する追加制御情報を読み出すのか
、第2の制御記憶2に対する追加制御情報を読み出すの
かを指示する制御記憶セレクト信号11と、追加の制御
情報を読み出すことを指示する信号である追加制御情報
読み出し指示信号12も含まれている。
【0024】通常の動作に於いては、追加制御情報は使
わないので、マイクロ命令に含まれている追加制御情報
読み出し指示信号12で追加制御情報を読み出さないこ
とを指示する。すると、制御回路8は制御情報セレクタ
6,7に対して第1,第2の制御記憶1,2の出力を選
択させるセレクト信号13,14を出力する。従って、
通常の動作に於いては制御情報アドレス9,10によっ
て読み出された第1,第2の制御記憶1,2の内容が制
御情報セレクタ6,7から出力され、情報処理装置の制
御に使用される。
【0025】また、追加制御情報を使用する場合は、マ
イクロ命令に含まれている追加制御情報読み出し指示信
号12で追加制御情報の読み出しを行なうことを指示す
ると共に、第1の制御記憶1に対する追加制御情報を使
用するのか、第2の制御記憶2に対する追加制御情報を
使用するのかを制御記憶セレクト信号11により指示す
る。ここで、例えば、制御記憶セレクト信号11により
第1の制御記憶1に対する追加制御情報を使用すること
が指示されたとすると、アドレスセレクタ5は制御情報
アドレス9を選択する。この時、制御情報アドレス9を
、使用する追加制御情報のアドレスとすれば、追加制御
記憶3から使用する追加制御情報が読み出される。また
、制御回路8は制御記憶セレクト信号11により第1の
制御記憶1に対する追加制御情報を使用することが指示
されると、制御情報セレクタ6に対して追加制御記憶3
の出力である追加制御情報を選択するように指示する。 これらの制御により、第1の制御記憶1に対する追加制
御記憶3から読出された追加制御情報が制御情報セレク
タ6から出力され、情報処理装置の制御に使用される。 尚、この時、第2の制御記憶2からは通常の制御情報が
出力され、制御情報セレクタ7によって選択される。制
御記憶セレクト信号11により第2の制御記憶2に対す
る追加制御情報を使用することが指示された場合はそれ
らに対応した動作が行なわれる。
【0026】図2は制御回路8の構成例を示す回路図で
あり、3個のゲート回路G1〜G3から構成されている
。ゲート回路G1は制御記憶セレクト信号11を入力と
し、それを反転させた信号a及び反転させない信号bを
出力する。ゲート回路G2はゲート回路G1の出力信号
aと追加制御情報読み出し指示信号12とを入力とし、
両者の論理積を反転させた信号c及び両者の論理積を示
す信号dを出力する。ゲート回路G3はゲート回路G1
の出力信号bと追加制御情報読み出し指示信号12とを
入力とし、両者の論理積を反転させた信号e及び両者の
論理積を示す信号fを出力する。ゲート回路G2の出力
信号c,dは制御情報セレクタ6を制御するセレクト信
号13となり、制御情報セレクタ6は信号cが“1”の
場合は第1の制御記憶1の出力を選択し、信号dが“1
”の場合は追加制御記憶3の出力を選択する。 また、ゲート回路G3の出力信号e,fは制御情報セレ
クタ7を制御するセレクト信号14となり、制御情報セ
レクタ7は信号eが“1”の場合は第2の制御記憶2の
出力を選択し、信号fが“1”の場合は追加制御記憶3
の出力を選択する。
【0027】従って、追加制御情報読み出し指示信号1
2を“0”とし、追加制御情報の読み出しを行なわない
ことを指示した場合は、ゲート回路G2,G3の出力信
号c,eが“1”となり、制御情報セレクタ6,7は第
1,第2の制御記憶1,2の出力を選択する。また、追
加制御情報読み出し指示信号12を“1”として追加制
御情報の読み出しを行なうことを指示し、且つ制御記憶
セレクト信号11を“0”として第1の制御記憶1に対
する追加制御情報を指示した場合はゲート回路G2,G
3の出力信号d,eが“1”となり、制御情報セレクタ
6,7は追加制御記憶3,第2の制御記憶2の出力を選
択する。また、追加制御情報読み出し指示信号12を“
1”として追加制御情報の読み出しを行なうことを指示
し、且つ制御記憶セレクト信号11を“1”として第2
の制御記憶2に対する追加制御情報を指示した場合は、
ゲート回路G2,G3の出力信号c,fが“1”となり
、制御情報セレクタ6,7は第1の制御記憶1の出力及
び追加制御記憶3の出力を選択する。
【0028】一般的な情報処理装置では制御情報の組み
合わせパターンは十分吟味されているので、追加分の制
御情報の組み合わせパターンというものは少ないと考え
られる。従って、第1の制御記憶1に対する追加制御情
報と第2の制御記憶2に対する追加制御情報とを同時に
読み出す可能性は少ないといえるので、このような構成
で実際は十分といえる。
【0029】しかし、追加制御情報の組み合わせパター
ンが多かったり、最初から通常の制御記憶に入りきらな
かった場合等は、追加制御情報を読み出す機会が多く、
複数の制御記憶に対する追加制御情報を同時に読み出す
ことが必要になる可能性が多くなる。このような場合に
は次のような構成が考えられる。
【0030】図3は本発明の他の実施例のブロック図で
あり、第1,第2の制御記憶21,22と、追加制御記
憶23と、制御レジスタ24と、アドレスセレクタ25
と、制御情報セレクタ26,27と、制御回路28と、
追加制御レジスタ35と、演算回路36とから構成され
ている。
【0031】本実施例は図1に示した実施例と比べて以
下のような相違点がある。
【0032】図1に示した実施例では、追加制御情報読
み出し指示信号12と、制御記憶セレクト信号11がマ
イクロ命令に含まれていたが、このままでは同時に追加
制御情報を読み出すことを指示できないので、これらの
代わりに第1,第2の制御情報に対する追加制御情報の
読み出しを指示する読み出し指示信号31,32が設け
られている。また、本実施例の制御情報セレクタ26は
制御回路28からのセレクト信号33に従って第1の制
御記憶21の出力,追加制御記憶23の出力,追加制御
レジスタ35の出力の内の1つを選択し、制御情報セレ
クタ27は第2の制御記憶22の出力或いは追加制御記
憶23の内の一方を選択する。
【0033】また、本実施例では図1での制御回路8の
代わりに以下の機能を有する制御回路28が設けられて
いる。
【0034】制御回路28は読み出し指示信号31,3
2がどちらも追加制御情報の読み出しを指示していない
場合は、制御情報セレクタ26,27に対して第1,第
2の制御記憶21,22の出力を選択させるセレクト信
号33,34を出力する。
【0035】読み出し指示信号31,32の内の読み出
し指示信号31のみが追加制御情報の読み出しを指示し
ている場合は制御情報セレクタ26,27に対して追加
制御記憶23,第2の制御記憶22の出力を選択させる
セレクト信号33,34を出力すると共にアドレスセレ
クタ25に対して制御情報アドレス29を選択させるア
ドレスセレクト信号37を出力する。また、読み出し指
示信号31,32の内の読み出し指示信号32のみが追
加制御情報の読み出しを指示している場合は制御情報セ
レクタ26,27に対して第1の制御記憶21,追加制
御記憶23の出力を選択させるセレクト信号33,34
を出力すると共にアドレスセレクタ25に対して制御情
報アドレス30を選択させるアドレスセレクト信号37
を出力する。
【0036】読み出し指示信号31,32が両方とも追
加制御情報の読み出しを指示している場合は、追加制御
記憶23から2回に分けて追加制御情報を読み出すため
に、先ず、第1クロックサイクルに於いてアドレスセレ
クタ25に第1の制御記憶21に対する制御情報アドレ
ス29を選択させるアドレスセレクト信号37を出力す
る。また、第1クロックサイクルに於いては追加制御情
報がまだ揃っていないので、マイクロ命令の更新、即ち
制御レジスタ24の更新を抑止させると共に制御情報セ
レクタ26,27の出力によって制御されている演算回
路36の動作を停止させるホールド信号38を第1クロ
ックサイクルの間だけ出力する。次の第2クロックサイ
クルに於いてはアドレスセレクタ25に対して制御情報
アドレス30を選択させるアドレスセレクタ信号37を
、制御情報セレクタ26,27に対して追加制御レジス
タ35,追加制御記憶23の出力を選択させるセレクト
信号33,34を出力する。
【0037】図4は制御回路28の構成例を示す回路図
であり、ゲート回路G41〜G43と、インバータIN
1,IN2と、アンドゲートANDと、レジスタRGと
から構成されている。
【0038】ゲート回路G41は読み出し指示信号31
,32とレジスタRGの出力信号hを反転したインバー
タIN2の出力信号iとを入力とし、それらが全て“1
”の場合、その出力信号gを“1”とする。尚、ゲート
回路41の出力信号gはホールド信号38となる。 ゲート回路G42は読み出し指示信号31とインバータ
IN2の出力信号iとを入力とし、両者の論理積を示す
信号k及び両者の論理積を反転させた信号lを出力する
。ゲート回路G43は読み出し指示信号32を入力とし
、それを反転した信号o及び反転しない信号nを出力す
る。インバータIN1は読み出し指示信号31を反転さ
せた信号jを出力し、インバータIN2はレジスタRG
の出力信号hを反転させた信号iを出力する。アンドゲ
ートANDは読み出し指示信号31とレジスタRGの出
力信号hとを入力とし、両者の論理積を示す信号mを出
力する。レジスタRGはクロックサイクルを示すクロッ
クに同期してゲート回路G41の出力信号gを保持する
。尚、レジスタRGには初期設定時に“0”が設定され
ている。
【0039】ゲート回路G42の出力信号k,lはアド
レスセレクタ25を制御するアドレスセレクト信号37
となり、アドレスセレクタ25は信号kが“1”の場合
は制御情報アドレス29を選択し、信号lが“1”の場
合は制御情報アドレス30を選択する。インバータIN
1の出力信号j,ゲート回路G42の出力信号k,アン
ドゲートANDの出力信号mは制御情報セレクタ26を
制御するセレクト信号33となり、制御情報セレクタ2
6は信号jが“1”の場合は第1の制御記憶21の出力
を、信号kが“1”の場合は追加制御記憶23の出力を
、信号mが“1”の場合は追加制御レジスタ35の出力
を選択する。ゲート回路G43の出力信号n,oは制御
情報セレクタ27を制御するセレクト信号34となり、
制御情報セレクタ27は信号nが“1”の場合は追加制
御記憶23の出力を、信号oが“1”の場合は第2の制
御記憶22の出力を選択する。
【0040】従って、読み出し指示信号31,32を共
に“0”とし、追加制御情報の読み出しを行なわないこ
とを指示すると、インバータIN1の出力信号j,ゲー
ト回路G43の出力信号oが“1”となり、制御情報セ
レクタ26,27は第1,第2の制御記憶21,22の
出力を選択する。
【0041】読み出し指示信号31,32の内、読み出
し指示信号31のみを“1”とし、第1の制御記憶21
に対する追加制御情報の読み出しを行なうことを指示し
た場合は、ゲート回路G42,G43の出力信号k,o
が“1”となる。この結果、アドレスセレクタ25は制
御情報アドレス29を、制御情報セレクタ26,27は
追加制御記憶23の出力,第2の制御記憶22の出力を
選択する。また、読み出し指示信号32のみを“1”と
し、第2の制御記憶22に対する追加制御記憶の読み出
しを行なうことを指示した場合はゲート回路G42の出
力信号l,インバータIN1の出力信号j,ゲート回路
G43の出力信号nが“1”となる。この結果、アドレ
スセレクタ25は制御情報アドレス30を、制御情報セ
レクタ26,27は第1の制御記憶21の出力,追加制
御記憶23の出力を選択する。
【0042】また、読み出し指示信号31,32を両方
とも“1”とし、第1,第2の制御記憶21,22に対
する追加制御記憶23の読み出しを行なうことを指示し
た場合は、第1クロックサイクルに於いてゲート回路G
42の出力信号kが“1”となり、アドレスセレクタ2
5により制御情報アドレス29が選択され、追加制御記
憶23から上記制御情報アドレス29が示す制御情報が
出力される。また、第1クロックサイクルに於いてはゲ
ート回路G41の出力信号g(ホールド信号38)が“
1”となり、制御レジスタ24の更新及び演算回路36
の動作を抑止する。次の第2クロックサイクルへの変化
時、クロックに同期してレジスタRGはゲート回路G4
1の出力信号g(“1”)を保持し、追加制御レジスタ
35は追加制御記憶23の出力を保持する。これにより
、第2クロックサイクルに於いてはゲート回路G42の
出力信号lが“1”となり、アドレスセレクタ25が制
御情報アドレス30を選択し、追加制御記憶23から上
記制御情報アドレス30が示す制御情報が出力される。 また、第2クロックサイクルに於いてはアンドゲートA
NDの出力信号m,ゲート回路G43の出力信号nが“
1”となり、制御情報セレクタ26,27は追加制御レ
ジスタ35,追加制御記憶23の出力を選択する。
【0043】図5は図3に於ける第1,第2の制御記憶
21,22及び追加制御記憶23のアドレスの割り付け
例を示した図であり、第1,第2の制御記憶21,22
及び追加制御記憶23は同一のアドレス空間を有してい
る。第1,第2の制御記憶21,22は制御情報アドレ
ス29,30を読み出しアドレスとしている。追加制御
記憶23の上位部には第1の制御記憶21に対する追加
制御情報が、下位部には第2の制御記憶22に対する追
加制御情報が格納される。
【0044】図6は図3の動作を示すタイミングチャー
トであり、以下各図を参照して本実施例の動作を説明す
る。
【0045】図3に於いて、制御レジスタ24に保持さ
れるマイクロ命令の読み出し指示信号31,32により
追加制御情報の読み出しを行なわないことが指示される
と、制御回路28は制御情報セレクタ26,27に対し
て第1,第2の制御記憶21,22の出力を選択させる
セレクト信号33,34を出力する。これにより、制御
情報セレクタ26,27は第1,第2の制御記憶21,
22の出力を選択し、演算回路36の制御に使用する。
【0046】また、制御レジスタ24に保持されるマイ
クロ命令の読み出し指示信号31,32により一方の制
御記憶(例えば第1の制御記憶21)に対する追加制御
情報の読み出しを行なうことが指示されると、図6のク
ロックサイクルT1に示すように、アドレスセレクタ2
5は制御情報アドレス29を、制御情報セレクタ26,
27は追加制御記憶23の出力,第2の制御記憶22の
出力を選択する。
【0047】また、制御レジスタ24に保持されるマイ
クロ命令の読み出し指示信号31,32により第1,第
2の制御記憶21,22に対する追加制御情報の読み出
しが同時に指示された場合は、制御回路28は図6のク
ロックサイクルT3に示すように、ホールド信号38を
出力し、制御レジスタ24の更新を抑止させると共に、
演算回路36の動作を停止させる。また、この時、制御
回路28はアドレスセレクタ25に対して制御情報アド
レス29を選択させるアドレスセレクト信号37を出力
する。従って、制御情報アドレス29に追加制御情報の
アドレスを設定しておけば、追加制御記憶23から第1
の制御記憶21に対する追加制御記憶が出力され、追加
制御情報レジスタ35に格納される。また、制御回路2
8はクロックサイクルT3からクロックサイクルT4へ
の変化時、ホールド信号38の出力を停止し、制御レジ
スタ24の更新,演算回路36の動作を再開させる。
【0048】次のクロックサイクルT4に於いては制御
回路28はアドレスセレクタ25に対して制御情報アド
レス30を選択させるアドレスセレクト信号37を出力
し、制御情報セレクタ26,27に追加制御レジスタ3
5,追加制御記憶23の出力を選択させるセレクト信号
33,34を出力する。従って、制御情報アドレス30
に追加制御情報のアドレスを設定しておけば、制御情報
セレクタ26からは追加制御レジスタ35の出力(第1
の制御記憶21に対する追加制御情報)が、制御情報セ
レクタ27からは追加制御記憶23の出力(第2の制御
記憶22に対する追加制御情報)が出力される。
【0049】以上のように、本実施例によれば、2つの
追加制御情報の読み出しが同時に指示された場合でも2
クロックサイクルをかけて、2つの追加制御情報を同時
に読み出すことが可能になる。
【0050】図7は本発明のその他の実施例のブロック
図である。本実施例は基本的には図3に示した実施例と
同じであり、異なっているのは、図3に於ける読み出し
指示信号31,32の代わりに制御情報アドレス29,
30の値が追加制御情報のアドレスを示しているか否か
を判定する追加アドレスコンパレータ51,52の出力
信号を制御回路28に加えている点である。
【0051】図8は図7に於ける制御情報アドレス29
,30が示すアドレス空間を示した図である。制御情報
アドレス29が示すアドレス空間のアドレスA1〜A2
には追加制御記憶23が、A2+1〜A4には第1の制
御記憶21が割り当てられている。また、制御情報アド
レス30のアドレスA1〜A2には第2の制御記憶22
が、A2+1〜A3には追加制御記憶23が、A3+1
〜A4には第2の制御記憶22が割り当てられている。
【0052】本実施例では制御レジスタ24に保持され
るマイクロ命令の制御情報アドレス29,30の値によ
って、追加アドレスコンパレータ51,52で第1,第
2の制御記憶21,22に対する追加制御情報の読み出
しが指示されているか否かを判定する。即ち、追加アド
レスコンパレータ51は制御情報アドレス29がA1〜
A2の場合は第1の制御記憶21に対する追加制御情報
の読み出しを行なうことを指示する図3の読み出し指示
信号31に相当する信号を制御回路28に加える。また
、追加アドレスコンパレータ52は制御情報アドレス3
0がアドレスA2+1〜A3の場合は第2の制御記憶2
2に対する追加制御情報の読み出しを行なうことを指示
する図3の読み出し指示信号32に相当する信号を制御
回路28に加える。
【0053】本実施例は上述した部分の動作が図3の実
施例と異なっており、他の部分は図3の実施例と同様の
動作をする。このように、本実施例は制御情報アドレス
29,30に基づいて追加制御情報の読み出しが指示さ
れているか否かを判定するようにしたものであり、図3
の実施例のような読み出し指示信号31,32が不要と
なるので、マイクロ命令の長さを短くすることが可能に
なる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、追加読
み出し指示フィールドによってN個の制御記憶の内の或
る1個の制御記憶に対する追加制御情報の読み出しが指
示された場合、マイクロ命令に含まれるN個の制御情報
アドレスフィールドが示すアドレスの内の上記或る1個
の制御記憶に対応する制御情報アドレスフィールドが示
すアドレスを選択して読み出しアドレスとして追加制御
記憶に供給するアドレス選択手段を設けたものであり、
N個の制御記憶に対して1個の追加制御記憶を設けるだ
けで良いので、各制御記憶対応に追加制御記憶を設けな
ければならなかった従来例に比較してハードウェア量を
少なくすることができる効果がある。また、本発明は、
追加読み出し指示フィールドによってM個の制御記憶に
対する追加制御情報の読み出しが指示された場合、マイ
クロ命令に含まれるN個の制御情報アドレスフィールド
が示すアドレスの内、上記M個の制御記憶に対応する制
御情報アドレスフィールドが示すアドレスをMサイクル
かけて順次出力するアドレス選択手段と、アドレス選択
手段から順次出力されたアドレスによって追加制御記憶
から読み出された追加制御情報を保持しておく追加制御
レジスタとを備えたものであり、同時に複数の追加制御
情報の読み出しが指示された場合でも、N個の制御記憶
に対して1個の追加制御記憶を設ければ良いので、従来
例に比較してハードウェア量を少なくすることができる
効果がある。また、更に、本発明は制御情報アドレスフ
ィールドが示すアドレスに基づいて追加制御情報の読み
出しが指示されているか否かを判定する追加制御情報判
定手段を設けたものであるので、マイクロ命令の長さを
短くすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】制御回路8の構成例を示す回路図である。
【図3】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図4】制御回路28の構成例を示す回路図である。
【図5】図3に於けるアドレス割り付け例を示す図であ
る。
【図6】図3のタイミングチャートである。
【図7】本発明のその他の実施例のブロック図である。
【図8】図7に於けるアドレス割り付け例を示す図であ
る。
【図9】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
1,2,21,22,61,63…制御記憶3,23,
62,64…追加制御記憶 4,24,65…制御レジスタ 5,25…アドレスセレクタ 6,7,26,27,66,67…制御情報セレクタ8
,28…制御回路 35…追加制御レジスタ 36…演算回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  マイクロプログラムにより演算制御を
    行なう情報処理装置に於いて、前記情報処理装置を制御
    する制御情報が格納され、マイクロ命令内のN個の制御
    情報アドレスフィールドで示されるアドレスを各々の読
    み出しアドレスとするN個の読み出し専用の制御記憶と
    、前記N個の制御記憶の内の或る1個の制御記憶に格納
    されている制御情報の代わりに制御情報の追加分である
    追加制御情報を読み出すことを指示する前記マイクロ命
    令内の追加読み出し指示フィールドに応答して前記或る
    1個の制御記憶に対応する制御情報アドレスフィールド
    が示すアドレスを選択するアドレス選択手段と、前記N
    個の制御記憶に格納されている制御情報の追加分である
    追加制御情報が格納され、前記アドレス選択手段の出力
    を読み出しアドレスとする1個の読み書き可能な追加制
    御記憶と、前記N個の制御記憶の各々に対応して設けら
    れ、前記追加読み出し指示フィールドにより対応する制
    御記憶に格納されている制御情報の代わりに前記追加制
    御記憶に格納されている追加制御情報の読み出しが指示
    されている場合は前記追加制御記憶の出力を選択し、前
    記追加読み出し指示フィールドにより対応する制御記憶
    に格納されている制御情報の代わりに前記追加制御記憶
    に格納されている追加制御情報の読み出しが指示されて
    いない場合は対応する制御記憶の出力を選択する制御情
    報セレクタとを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】  マイクロプログラムにより演算制御を
    行なう情報処理装置に於いて、前記情報処理装置を制御
    する制御情報が格納され、マイクロ命令内のN個の制御
    情報アドレスフィールドで示されるアドレスを各々の読
    み出しアドレスとするN個の読み出し専用の制御記憶と
    、前記N個の制御記憶の内の或る1個の制御記憶に格納
    されている制御情報の代わりに制御情報の追加分である
    追加制御情報を読み出すことを指示する前記マイクロ命
    令内の追加読み出し指示フィールドに応答して前記或る
    1個の制御記憶に対応する制御情報アドレスフィールド
    が示すアドレスを選択し、前記N個の制御記憶の内のM
    (2≦M≦N)個の制御記憶に格納されている制御情報
    の代わりに制御情報の追加分である追加制御情報を読み
    出すことを指示する前記マイクロ命令内の追加読み出し
    指示フィールドに応答して前記M個の制御記憶に対応す
    る制御情報アドレスフィールドが示すM個のアドレスを
    Mサイクルかけて順次選択するアドレス選択手段と、前
    記N個の制御記憶に格納されている制御情報の追加分で
    ある追加制御情報が格納され、前記アドレス選択手段の
    出力を読み出しアドレスとする1個の読み書き可能な追
    加制御記憶と、前記追加制御記憶から前記アドレス選択
    手段の出力に応答して順次出力されるM個の追加制御情
    報の内、第1番目から第(M−1)番目までに出力され
    た追加制御情報を保持する追加制御レジスタと、前記追
    加読み出し指示フィールドにより前記N個の制御記憶の
    内のM個の制御記憶に格納されている制御情報の代わり
    に制御情報の追加分である追加情報の読み出しが指示さ
    れることにより、(M−1)サイクルの間、マイクロ命
    令の更新及び前記情報処理装置内の回路の動作を停止さ
    せるホールド信号を出力する制御回路と、前記N個の制
    御記憶の各々に対応して設けられ、前記追加読み出し指
    示フィールドにより対応する制御記憶に格納されている
    制御情報の代わりに前記追加制御記憶に格納されている
    追加制御情報を読み出すことが指示されなかった場合は
    対応する制御記憶の出力を選択し、前記追加読み出し指
    示フィールドにより対応する制御記憶に格納されている
    制御情報の代わりに前記追加制御記憶に格納されている
    追加制御情報の読み出しが指示され、且つ前記追加制御
    レジスタに対応する制御記憶に対する追加制御情報が保
    持されている場合は前記追加制御レジスタに保持されて
    いる対応する追加制御情報を選択し、前記追加読み出し
    指示フィールドにより対応する制御記憶に格納されてい
    る制御情報の代わりに前記追加制御記憶に格納されてい
    る追加制御情報の読み出しが指示され、且つ前記追加制
    御レジスタに対応する制御記憶に対する追加制御情報が
    保持されていない場合は前記追加制御記憶の出力を選択
    する制御情報セレクタとを備えたことを特徴とする情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】  マイクロプログラムにより演算制御を
    行なう情報処理装置に於いて、マイクロ命令内のN個の
    制御情報アドレスフィールドで示される各々のアドレス
    空間の中の或る部分を制御情報のアドレス空間とし、他
    の部分を追加制御情報のアドレス空間と定義しておくと
    共に、前記情報処理装置を制御する制御情報が格納され
    、マイクロ命令内のN個の制御情報アドレスフィールド
    で示されるアドレスを各々の読み出しアドレスとするN
    個の読み出し専用の制御記憶と、該N個の制御記憶対応
    に設けられ、前記マイクロ命令内のN個の制御情報アド
    レスフィールドで示される各々のアドレスが制御情報の
    アドレス空間内のアドレスか、追加制御情報のアドレス
    空間内のアドレスかを判定するN個の追加制御情報判定
    手段と、該N個の追加制御情報判定手段の内の或る1個
    の追加制御情報判定手段が対応する制御情報アドレスフ
    ィールドが示すアドレスが追加制御情報のアドレス空間
    内のアドレスであると判定することにより前記或る1個
    の追加制御情報判定手段に対応する制御情報アドレスフ
    ィールドが示すアドレスを選択し、前記N個の追加制御
    情報判定手段の内のM(2≦M≦N)個の追加制御情報
    判定手段が対応する制御情報アドレスフィールドが示す
    アドレスが前記追加制御情報のアドレス空間内のアドレ
    スであると判定することにより前記M個の追加制御情報
    判定手段に対応する制御情報アドレスフィールドが示す
    M個のアドレスをMサイクルかけて順次選択するアドレ
    ス選択手段と、前記N個の制御記憶に格納されている制
    御情報の追加分である追加制御情報が格納され、前記ア
    ドレス選択手段の出力を読み出しアドレスとする追加制
    御記憶と、前記追加制御記憶から前記アドレス選択手段
    の出力に応答して順次出力されるM個の追加制御情報の
    内、第1番目から第M番目までに出力された追加制御情
    報を保持する追加制御レジスタと、前記N個の追加制御
    情報判定手段の内のM個の追加制御情報判定手段が対応
    する制御情報アドレスフィールドが示すアドレスが追加
    制御情報のアドレス空間であると判定することにより、
    (M−1)サイクルの間、マイクロ命令の更新及び前記
    情報処理装置内の回路の動作を停止させるホールド信号
    を出力する制御回路と、前記N個の制御記憶の各々に対
    応して設けられ、対応する追加制御情報判定手段により
    制御情報アドレスフィールドが示すアドレスが制御情報
    のアドレス空間内のアドレスであると判定された場合は
    対応する制御記憶の出力を選択し、対応する追加制御情
    報判定手段により制御情報アドレスフィールドが示すア
    ドレスが追加制御情報のアドレス空間内のアドレスであ
    ると判定され、且つ前記追加制御レジスタに対応する制
    御記憶に対する追加制御情報が保持されている場合は前
    記追加制御レジスタに保持されている対応する追加制御
    情報を選択し、対応する追加制御情報判定手段により制
    御情報アドレスフィールドが示すアドレスが追加制御情
    報のアドレス空間内のアドレスであると判定され、且つ
    前記追加制御レジスタに対応する制御記憶に対する追加
    制御情報が保持されていない場合は前記追加制御記憶の
    出力を選択する制御情報セレクタとを設けたことを特徴
    とする情報処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05298086A (ja) * 1992-04-07 1993-11-12 Nec Corp 情報処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05298086A (ja) * 1992-04-07 1993-11-12 Nec Corp 情報処理装置

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