JPH04240446A - 医療器具の保守方法およびメンテナンス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、医療用または歯科用器
具の保守またはメンテナンス方法に係わり、また、この
方法を実行するためのメンテナンスユニットまたは装置
に関する。

【０００２】

【従来技術の課題】ヨ−ロッパ公開特許第０１７３８７
６号には、この種の器具の洗浄、消毒及び滅菌用の装置
及び方法が開示されている。この方法は、液体及び洗浄
媒体が満たされたコンテナ内で実行され、洗浄中に超音
波エネルギ−が液体に作用される。この洗浄工程は、簡
単な予備洗浄工程と本洗浄工程とに区分され、その後乾
燥工程が行われる。

【０００３】ドイツ公開特許第３６０１７４４号には、
プログラムに従って自動的にすすぎや汚れ落しする装置
を用いる医療用器具の洗浄及び消毒用の方法が開示され
ている。この方法では、加熱された洗浄、すすぎ媒体を
含むすすぎ、汚れ落し液が洗浄すべき器具に対して噴霧
装置によって供給される。その後、最終洗浄工程及び乾
燥工程が行われる。

【０００４】スイス特許第６３７，０４１号には、スト
ッパの洗浄用装置が開示されている。この装置では、洗
浄、シリコンオイルによるメンテナンス、最終洗浄、消
毒及び乾燥を行う処理工程が実行される。そして、これ
らの工程と共に洗浄液を供給する工程が実行される。

【０００５】ドイツの会社ハン＆コル（Ｈａｈｎ　＆　
Ｋｏｌｂ）から“ＰＥＲＯ　　レイニガングス・エント
フェタングサウトマテン　　モデル２５００”のパンフ
レットが発行されている。このパンフレットには、切削
無しもしくは切削機械加工された金属部品の機械洗浄及
び乾燥工程が開示され、この工程では再給油装置が部品
の保護用に設けられている。そして、再給油装置は、洗
浄された材料に保護用オイルで濃縮された溶剤を供給す
る。この溶剤は蒸発し、保護媒体が付着して残留し、汚
れに対する保護膜を形成する。

【０００６】ドイツ実用新案第１８８６２６６号には、
医療用器具の洗浄装置が開示されている。この装置では
、すすぎ装置のすすぎチャンバ内にスタンドが設置され
、そこには洗浄すべきシリンジが支持されて吊り下げら
れている。

【０００７】冒頭で述べた３つの工程における固有の問
題は、洗浄剤または洗浄媒体を必ず必要とすることであ
り、そのため、各工程は個々の重要な工程のなかで不足
している。

【０００８】その結果として、環境が汚染され、作業者
の負担が増加し、同時に多数の装置が必要となり、そし
て、全体の工程及びその工程で必要となる装置が複雑と
なる。また、監視することが困難で、結果として費用が
かかる。しかも、上記消毒により装置にとって必要なメ
ンテナンス工程は減少してしまう。

【０００９】本発明の目的は、環境を保護すると共に作
業者の負担を軽減し、しかも安価で経費を節減できる医
療用器具の保守方法及び保守装置を提供することにある
。

【００１０】

【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明は
、医療や歯科用器具の保守やメンテナンスを行う医療器
具の保守方法において、冷気を器具に吹付け、この吹付
け中に水の循環による器具のすすぎにより外部を洗浄す
る工程と、水槽内で煮沸することにより器具の内部及び
外部を消毒する工程と、暖気を吹付けることにより、器
具の内部を乾燥させる工程と、暖気を介して器具の内部
にオイルを添加して器具を潤滑させる工程と、暖気を吹
付けて器具の内部に貯留する過剰なオイルを除去し、溶
剤を添加して外部のオイルを除去して器具を最終洗浄す
る工程と、器具の加熱により器具の外部を乾燥し、冷気
の吹込みにより器具を冷却する工程とを備え、すべての
工程が１つの装置によって実行されることを特徴として
いる。

【００１１】本発明の利点は、化学薬品を必要としない
ことによって、環境汚染が低減されることにある。また
、連続する作業中に１つの作業が行われ、作業者の負担
が軽減される。器具は保守やメンテナンス作業の後で、
すぐに使用できるように用意される。そして、時間と費
用を節減するために、１つのメンテナスユニットのみが
要求される。

【００１２】

【実施例】図１（ａ）に示すように、保守または手入す
べき器具は、始めに内部に冷気による吸引や送気を通し
ながら外部の洗浄が行われ、その際すすぎが行われ、特
に化学的に置換されない水中を通り、空気の吹付けを通
る循環路内に配置される。この水はまず器具内に導入さ
れ、そのすすぎ又は汚れ落しが行われ、その後、ポンプ
で汲み上げられる。

【００１３】次の工程中に、化学薬品を含まない温水が
器具内に満たされ、その後器具は水槽内で煮沸される。 そのために、すすぎチャンバは加熱され、その後水はポ
ンプによって汲上げられる。工程の次の部分では器具の
内部が乾燥され、保守またはメンテナンスが行われる。 ここで、この目的のために、暖気が器具内部に送気され
ると共に、オイルも器具内部に供給される。その後、最
終洗浄工程では、暖気を加圧状態で器具内部に吹込み、
器具内部の過剰なオイルを取除くことが行われる。外部
に残留しているオイルは、溶剤を含んだ温水を通過させ
ることにより除去される。この温水はすすぎ又は汚れ落
としチャンバ内に満たされている。このすすぎチャンバ
内に十分な時間留置された後に、温水はポンプによって
除去される。外部の乾燥は器具自体の加熱によって行わ
れ、その加熱温度は蒸発による湿気を除去するのに適し
た温度に設定される。次に必要な冷却は、すすぎチャン
バ内に冷気を封入することにより行われる。

【００１４】個々の方法または処理工程の時間は、個々
に表示されたグラフによって示され、この工程の全体時
間は約２０分である。

【００１５】この工程に必要な水は、図１（ｂ）に示す
ようにこのサイクル中に軟化され、イオン変換器が再起
動する。この水はボイラ内で約８０℃の温度に加熱され
る。図２には保守またはメンテナンス部が詳細に示され
ている。ここで、すすぎ又は汚れ落しチャンバ１内に基
本的な部材が収容されている。ここで処理工程が実行さ
れる。この構成部又は装置は取外し可能なカバ−１ａを
有し、このカバ−１ａには所定数の器具２用のホルダが
装着されている。このホルダには上記処理工程用の空気
流路が接続され、この流路を介して空気が供給される。 すすぎチャンバ内には、自己加熱システム１２が設けら
れている。

【００１６】送気されるべき空気は空気供給システム３
で発生し、この空気はシステム３内で、空気導入口及び
制御弁Ｙ１４を介してオイル投入装置に供給される。

【００１７】所定量の空気は、圧力調整弁と制御弁Ｙ１
２を通り、流路３ｂに流入し、他の空気は、制御弁Ｙ１
１及び流路３ｃを通り、これらの空気量は空気ヒ−タ−
４に移送される。冷気は、下限圧力調整弁、制御弁Ｙ１
３、及び流路３ｄを介してすすぎチャンバ１内に供給さ
れ、その際、絞弁（スロットル）で圧力が減圧される。 排気空気は、流路３ｅを通って排水部１４に導出される
。

【００１８】メンテナンス・オイルシステムは、メンテ
ナンス又は潤滑オイル用のコンテナ５を有し、そこから
オイルはオイル混合装置６に導入される。そこから、混
合されたオイルは流路６ａに移送され、流路６ａを介し
て器具２用のホルダに連通する流路または導管に供給さ
れる。

【００１９】洗浄システムは、洗浄液コンテナ７及び洗
浄液投入装置８を有し、そこから流路８ａを介してすす
ぎチャンバ１内に導入される。

【００２０】水供給システム１０は、所定流量供給する
ために水導入部から制御弁Ｙ１及びＹ２を介し水を供給
し、必要に応じて絞弁を介して軟水器９に供給し、そこ
ではＮａＣＬ及び樹脂により軟水化が行われる。水の流
路は、ＮａＣＬコンテナ及び樹脂コンテナを介して延出
し、或いは後者のみを介して延出している。軟水器９か
ら導出する給水路１０ａは、分配弁Ｙ６．１及びＹ３．
１を介してボイラ−１１に連通し、そして、ボイラ−１
１から温水は流路１０ｂを介してすすぎチャンバ１内に
移送される。 ボイラ−１１を迂回している分岐流路は、制御弁Ｙ３．
２を介して冷水を直接すすぎチャンバ１に移送する。別
の水供給路は過剰の水を、制御弁Ｙ６．２を介して水排
出部１４に直接導出する。空気、メンテナンスオイル、
洗浄液、及び水の供給は、図１（ａ）に示す工程中に行
われる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明に係わる工程の概略流れ図である
。

【図２】図２は保守やメンテナンスユニットの構成図で
ある。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】医療や歯科用器具の保守やメンテナンスを
   行う医療器具の保守方法において、冷気を器具に吹付け
   、この吹付け中に水の循環による器具のすすぎにより外
   部を洗浄する工程と、水槽内で煮沸することにより器具
   の内部及び外部を消毒する工程と、暖気を吹付けること
   により、器具の内部を乾燥させる工程と、暖気を介して
   器具の内部にオイルを添加して器具を潤滑させる工程と
   、暖気を吹付けて器具の内部に貯留する過剰なオイルを
   除去し、溶剤を添加して外部のオイルを除去して器具を
   最終洗浄する工程と、器具の加熱により器具の外部を乾
   燥し、冷気の吹込みにより器具を冷却する工程とを備え
   、すべての工程が１つの装置によって実行されることを
   特徴とする医療器具の保守方法。
2. 【請求項２】　　水を処理する工程をさらに有すること
   を特徴とする請求項１に記載の医療器具の保守方法。
3. 【請求項３】　　前記工程に従って医療や歯科用器具の
   保守やメンテナンスを行うメンテナンス装置において、
   複数の器具（２）を保持するホルダを備えたすすぎチャ
   ンバ（１）と、器具の内部に冷気及び暖気を導入するた
   めの手段と、前記すすぎチャンバ （１）内に冷水及び温水を導入する手段と、前記器具及
   び前記すすぎチャンバを介して前記空気及び水の個別流
   を供給する空気／水導出手段とを備えたことを特徴とす
   る前記請求項のいずれか１項に記載の医療器具のメンテ
   ナンス装置。
4. 【請求項４】　　前記すすぎチャンバ（１）は水位制御
   器を有することを特徴とする請求項３に記載の医療器具
   のメンテナンス装置。
5. 【請求項５】　　空気供給システム（３）は、冷気をオ
   イル供給システム（５，６，６ａ）に導入する流路（３
   ａ）と、異なる圧力を空気ヒ−タ−（４）に導入する導
   管（３ｂ，３ｃ）と、冷気を前記すすぎチャンバ（１）
   に導入する入口流路（３ｄ）と、前記すすぎチャンバに
   連通する排気導管（３ｅ）とを備えていることを特徴と
   する請求項３に記載の医療器具のメンテナンス装置。
6. 【請求項６】　　潤滑オイル用のコンテナ（５）と、オ
   イルを混入するための冷気導入手段を有するオイル混入
   手段（６）と、前記すすぎチャンバ（１）内にある前記
   器具（２）を保持するホルダに前記オイルを導入する導
   管（６ａ）とを備えた器具メンテナンスオイル供給シス
   テムを設けたことを特徴とする請求項３から５項のいず
   れか１項に記載の医療器具のメンテナンス装置。
7. 【請求項７】　　給水口を有する給水システム（１０）
   と、水を軟化させる軟水化手段（９）と、前記軟水化手
   段とボイラ（１１）とを接続する導管（１０ａ）と、前
   記ボイラと前記すすぎチャンバとを接続する導管（１０
   ｂ）と、冷水をすすぎチャンバ（１）に供給する導管（
   １０ｃ）と、前記すすぎチャンバから水を導出するポン
   プ（１３）を備えた排水導管（１０ｄ）と、オ−バ−フ
   ロ−導管（３ｅ）と排水導管（１０ｄ，１０ｅ）用の排
   水部（１４）とを備えたことを特徴とする請求項３から
   ６項のいずれか１項に記載の医療器具のメンテナンス装
   置。
8. 【請求項８】　　請求項６に記載した工程を実行するた
   めに溶剤の導入を行う溶剤供給システム（７，８，８ａ
   ）を備え、この溶剤供給システムは、溶剤コンテナ（７
   ）と、この溶剤コンテナに接続された溶剤混入手段（８
   ）と、前記溶剤混入手段と前記すすぎチャンバ（１）と
   を接続する導管とを有していることを特徴とする請求項
   ３から７項のいずれか１項に記載の医療器具のメンテナ
   ンス装置。