JPH0120250Y2 - - Google Patents

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JPH0120250Y2
JPH0120250Y2 JP11099484U JP11099484U JPH0120250Y2 JP H0120250 Y2 JPH0120250 Y2 JP H0120250Y2 JP 11099484 U JP11099484 U JP 11099484U JP 11099484 U JP11099484 U JP 11099484U JP H0120250 Y2 JPH0120250 Y2 JP H0120250Y2
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JP
Japan
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sterilizing
tank
drying
hydrogen peroxide
water tank
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JP11099484U
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、無菌包装機等において、過酸化水素
などの滅菌薬剤により処理された包装材等から滅
菌薬剤を完全に除去するための装置に関するもの
である。
[従来の技術] 無菌包装機における滅菌は、例えば、特開昭49
−4482号公報、特開昭55−64028号公報に見られ
るように、包装材を過酸化水素などの滅菌剤の中
に浸漬し、その後、何等かの手段、即ち、スキー
ジ、エアナイフ、熱風などにより、薬剤の乾燥除
去をする方法により行なつてきたが、滅菌剤の完
全除去は甚だ困難であつた。
[考案が解決しようとする問題点] 一般に、無菌包装機に使用する過酸化水素は濃
度1%〜35%程度を使用する例が多いが、過酸化
水素はその濃度を高めると沸点が上昇するが、包
装材料に付着した過酸化水素は熱風乾燥中はその
濃度が高まり、完全除去が非常に困難になる。
また、包装材の表面にある微細な凹部に喰い込
んだ薬剤は、単なる熱風だけでは完全除去がなか
なか困難である。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、過酸化水素などに浸漬した包装材
を、更に無菌水槽に入れ、水でもつて洗滌した後
乾燥するようにして、従来のような熱風乾燥だけ
による場合に比較し、薬剤除去効果を飛躍的に大
きくしようとするものである。
本効果は、過酸化水素に浸漬後、熱風乾燥を行
ない、その後、水洗槽浸漬洗滌後、再乾燥するこ
とによつても同等以上の効果が得られる。
また、従来の場合より滅菌槽内の過酸化水素な
どの濃度や温度を高め、更に、滅菌効果を増大さ
せることも可能ならしめ、無菌水槽内で薬剤を完
全洗滌除去した後乾燥するので、過酸化水素など
による滅菌効果を十分に上げ、然も薬剤除去効果
を完全に行なうことができるようにするものであ
る。
このような効果を達成するために、本考案は、
ヒーター付瀘過槽を滅菌薬剤循環路中に備えてな
る滅菌薬剤槽と、フイルターと紫外線殺菌装置を
無菌水循環路中に備えてなる無菌水槽を設け、最
初に包装材を加温された滅菌薬剤槽内に通した
後、ターンロールにより無菌水槽内に導びき、滅
菌薬剤を水により十分洗滌除去した後、乾燥室に
導びき、乾燥させるようにそれぞれ配置すること
により、滅菌効果を完全ならしめるように形成し
てなるものであつて、以下実施例によつて本考案
を説明する。
[実施例] 第1図は、本考案による実施例である包装材な
どの滅菌剤による殺菌乾燥装置の構成を示すもの
で、滅菌処理槽、滅菌水槽、及び、乾燥室を連続
して設け、包装材(プラスチツクシート)1をタ
ーンロール2を経て先ず過酸化水素などの滅菌薬
剤槽3に入れて滅菌を行なつた後、ターンロール
4,5を経て、今度は無菌水槽6の中を通して水
により滅菌剤を洗滌除去し、更に、ターンロール
7,8を経て乾燥室9へ導びいて乾燥を行なうよ
うに構成されている。
なお、ここで、無菌水の中にジアスターゼのよ
うな過酸化水素分解酵素などを入れると、洗滌除
去効果を促進させることができる。また、一方、
過酸化水素の滅菌槽内のかすを瀘過するために、
滅菌剤瀘過装置が設けられており、薬剤は出口の
バルブ10より吐き出され、瀘過槽11に入れら
れる。この場合、フイルター12を経て瀘過され
るようになつており、清浄になつた薬剤は、ポン
プ13により再び滅菌槽3へ還流される。なお、
滅菌剤は瀘過槽下部に設けられたヒーター14に
より加熱され、滅菌効果を増大するようにされて
おり、また、無菌水槽6においても、ポンプ16
により、フイルター17、紫外線殺菌装置18を
通して無菌水槽6中の水を循環殺菌するようにさ
れている。
[効果] 従来、過酸化水素などの滅菌剤の除去を熱風乾
燥によつて行なつてきたが、その効果が十分でな
かつた。本考案においては、無菌水槽を設けて水
による薬剤の洗滌除去をも行なうようにしたの
で、従来より過酸化水素の濃度や温度を高めるこ
とが可能となり、殺菌効率を高めると同時に、紫
外線殺菌装置により水を循環殺菌しているので、
常に無菌状態に保たれている無菌水槽による洗滌
により、滅菌剤の完全除去を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による包装材などの滅菌剤によ
る殺菌乾燥装置の断面図である。 1……包装材(プラスチツクロールシート)、
3……滅菌薬剤槽、6……無菌水槽、9……乾燥
室、10……バルブ、11……瀘過槽、12……
フイルター、13……ポンプ、14……ヒータ
ー、16……ポンプ、17……フイルター、18
……紫外線殺菌装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヒーター付瀘過槽を滅菌薬剤循環路中に備えて
    なる滅菌薬剤槽、フイルターと紫外線殺菌装置を
    無菌水循環路中に備えてなる滅菌水槽、及び、乾
    燥室を連続して設け、包装材料を滅菌薬剤槽、滅
    菌水槽、乾燥室とに順次通過させるよう構成して
    なる、包装材などの滅菌剤による殺菌乾燥装置。
JP11099484U 1984-07-24 1984-07-24 包装材などの滅菌剤による殺菌乾燥装置 Granted JPS6127805U (ja)

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JP11099484U JPS6127805U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 包装材などの滅菌剤による殺菌乾燥装置

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Publication Number Publication Date
JPS6127805U JPS6127805U (ja) 1986-02-19
JPH0120250Y2 true JPH0120250Y2 (ja) 1989-06-15

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ID=30670106

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JP11099484U Granted JPS6127805U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 包装材などの滅菌剤による殺菌乾燥装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0741905B2 (ja) * 1989-02-28 1995-05-10 凸版印刷株式会社 殺菌装置
JPH0825548B2 (ja) * 1988-08-31 1996-03-13 凸版印刷株式会社 殺菌装置

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Publication number Publication date
JPS6127805U (ja) 1986-02-19

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