JPH0545282Y2 - - Google Patents

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JPH0545282Y2
JPH0545282Y2 JP13645888U JP13645888U JPH0545282Y2 JP H0545282 Y2 JPH0545282 Y2 JP H0545282Y2 JP 13645888 U JP13645888 U JP 13645888U JP 13645888 U JP13645888 U JP 13645888U JP H0545282 Y2 JPH0545282 Y2 JP H0545282Y2
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JP
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disinfectant
tank
disinfection
medical
set temperature
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、設定温度に加熱した消毒液により
医療装置の消毒を行なう医療用消毒装置に関す
る。
[従来の技術] 一般に、内視鏡などの医療装置は、使用ごとに
洗浄および消毒を行なう必要があり、それを実行
する装置として医療用消毒装置がある。たとえ
ば、特開昭59−141925号広報や特開昭62−275427
号広報に示されるものがある。
この医療用消毒装置は、消毒液としてたとえば
グルタラールアルデヒドなどを用いているが、そ
れら消毒液は高価であり、ランニングコストを押
さえるべく、繰返して使用するのが普通となつて
いる。
ところが、消毒液が有する消毒効果は化学作用
によるものであり、経時的に有効成分の濃度低下
(分解)が進み、それに従つて消毒効果が低下し
てゆくという特徴がある。
また、繰返し使用することで、いろいろな不純
物(死菌、小さなごみなど)が混入するとか、水
分混入による濃度低下などが生じ易いという不具
合がある。
したがつて、毎回、同等の消毒効果を得ようと
すれば、使用者側で消毒時間の設定を適宜に変え
ることが考えられる。すなわち、使用回数が増す
に従つて消毒時間を延長するなどが考えられる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、消毒時間をいちいち変える操作
は使用者にとつて非常に煩わしいことであり、し
かも煩わしいがゆえにその実行が難しいのが実情
である。
この考案は上記のような事情に考慮したもの
で、その目的とすところは、消毒時間を変えるな
どの煩わしい操作を要することなく、常に良好な
消毒効果を得ることができる信頼性にすぐれた医
療用消毒装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 消毒液の使用回数を計数する手段と、その計数
結果に基づき消毒液の加熱に対する設定温度を変
化せしめる手段とを備える。
[作用] 消毒液の温度を変えることで、消毒効果の低下
を補う。
[実施例] 以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図において、1は洗浄槽で、上部に洗浄室
2aを有し、下部にタンク2bを有している。
洗浄室2a内には載置台3を設け、その載置台
3上に被洗浄物である医療装置たとえば内視鏡4
を載置できるようにしている。
洗浄室2内の上部には水や消毒液を噴射するた
めの噴射ノズル5を設ける。
さらに、洗浄室2内にチヤンネル接続口6およ
び排気フアン7を設け、その排気フアン7から外
に向けて排気管8を設ける。チヤンネル接続口6
は、内視鏡4の処置具挿通用チヤンネルに接続す
るためのものである。
タンク2b内には消毒液を加熱したり乾燥空気
を得るためのヒータ9を設けるとともに、消毒液
の温度を検知するための温度センサ10を設け
る。
しかして、タンク2bを給水管11を介して給
水源12に接続し、給水管11の中途部に電磁開
閉弁13を設ける。
タンク2bを消毒液回収管14を介して消毒液
タンク15に接続し、消毒液回収管14の中途部
に消毒液ポンプ16を設ける。消毒液タンク15
には、消毒液としてたとえばグルタラールアルデ
ヒドが入つている。
消毒液タンク15からタンク2bにかけて消毒
液供給管17を設け、その消毒液供給管17の中
途部に電磁開閉弁18を設ける。
さらに、タンク2bを循環管19を介して洗浄
室2aの噴射ノズル5に接続し、循環管19の中
途部に送液ポンプ20を設ける。
送液ポンプ20よりも下流側の循環管19には
分岐管19aがあり、その分岐管19aを洗浄室
2a内のチヤンネル接続口6に接続する。そし
て、分岐管19aの中途部に三方電磁弁21を設
ける。
三方電磁弁21は二つの流入口のうちのいずれ
か一方を選択的に流出口に連通させるもので、一
方の流入口を分岐管19aに割当て、他方の流入
口を外部空気導入用の吸気管22に接続してい
る。そして、吸気管22の中途部にエアーポンプ
23を設ける。
また、タンク2bを排水管24を介して外部排
水設備(図示しない)に接続し、排水管24の中
途部に電磁開閉弁25および排水ポンプ26を順
次設ける。
一方、30は医療用消毒装置の全般にわたる制
御を行なう制御装置で、この制御装置30に上記
ヒータ9、温度センサ10、カウンタ31を接続
する。カウンタ31は、消毒液の使用回数を計数
するためのものである。
なお、制御装置30は、ヒータ9および温度セ
ンサ10を用いて消毒液を設定温度に加熱する機
能手段、カウンタ31を用いて消毒液の使用回数
を計数する機能手段、その計数結果に応じて上記
設定温度を変化せしめる機能手段を備えている。
さらに、制御装置30は、排気フアン6、電磁
開閉弁13,18,25、三方電磁弁21、ポン
プ16,20,23,26をそれぞれ適宜に制御
する機能手段を備えている。
つぎに、上記のような構成において第2図を参
照しながら動作を説明する。
洗浄室2a内の載置台3に内視鏡4を載置し、
その内視鏡4の処置具挿通用チヤンネルにチヤン
ネル接続口6を接続する。
こうして、準備が完了したところで運転開始操
作を行なうと、制御装置30は、洗浄、消毒、濯
ぎ、乾燥の各工程を順次に実行する。
洗浄工程では、電磁開閉弁13を開放し、給水
源12からタンク2bへの給水を行なう。そし
て、送液ポンプ20を動作させ、タンク2b内の
水を噴射ノズル5およびチヤンネル接続口6へ供
給する。
したがつて、噴射ノズル5およびチヤンネル接
続口6から水が噴射され、内視鏡4の表面および
処置具挿通用チヤンネルが洗浄される。
タンク2bに溜まる洗浄水は、電磁開閉弁25
の開放と排水ポンプ26の動作とにより、外に排
出する。
洗浄工程の後半では、給水を停止し、三方電磁
弁21を切換えるとともにエアーポンプ23を動
作させ、チヤンネル接続口6から空気を吹出す。
これにより、内視鏡4の処置具挿通チヤンネルの
水きりを行なう。
消毒工程に入ると、電磁開閉弁18を開放し、
消毒液タンク15内の消毒液をタンク2bに自然
流入させる。そして、ヒータ9を動作し、タンク
2b内の消毒液を加熱する。
この加熱時、温度センサ10によつて消毒液の
温度を検知し、検知温度が設定温度に達したとこ
ろで送液ポンプ20を動作する。
したがつて、噴射ノズル5およびチヤンネル接
続口6から消毒液が噴射され、内視鏡4の表面お
よび処置具挿通用チヤンネルが消毒される。
予め定めてある消毒時間が経過すると、消毒液
の噴射を止めて消毒液ポンプ16を動作し、タン
ク2bに溜まつた消毒液を消毒液タンク15に回
収する。
ところで、制御装置30は、消毒工程の実行ご
とにカウンタ31をカウントアツプし、消毒液の
使用回数を計数する。そして、消毒液の加熱に対
する設定温度を計数結果に応じて変化せしめる。
すなわち、使用回数が増えるに従つて設定温度を
高める。
グルタラールアルデヒドなどの消毒液は温度を
上げるに従つて消毒効果が高まることが知られて
おり、上記のように設定温度を高めることによ
り、使用頻度(経時的変化にも対応)に伴う消毒
効果の低下を補うことができる。
したがつて、一定の消毒時間で、つまり消毒時
間を変えるなどの煩わしい操作を要することな
く、常に良好な消毒効果を得ることができる。よ
つて、信頼性の向上が図れる。
消毒工程の後は濯ぎ工程に入るが、この濯ぎ工
程は実際には洗浄工程と同じである。すなわち、
水を噴射して内視鏡4に付着した消毒液を洗い落
とし、後半は空気の吹出しによる水切りを行な
う。
乾燥工程では、ヒータ9を動作してタンク2b
および洗浄室2aの内部温度を高め、内視鏡4の
表面を乾燥させる。これに伴い、排気フアン7を
動作し、乾燥を促進する。
なお、上記実施例では、医療装置として内視鏡
を例に説明したが、他の医療装置に対しても同様
に消毒が可能である。
その他、この考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施
可能である。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案によれば、消毒液の
使用回数を計数する手段と、その計数結果に基づ
き消毒液の加熱に対する設定温度を変化せしめる
手段とを備えたので、消毒時間を変えるなどの煩
わしい操作を要することなく、常に良好な消毒効
果を得ることがてぎる信頼性にすぐれた医療用消
毒装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を示す図、
第2図は同実施例の動作を説明するためのフロー
チヤートである。 1……洗浄槽、4……内視鏡(医療装置)、5
……噴射ノズル、9……ヒータ、10……温度セ
ンサ、15……消毒液タンク、30……制御装
置、31……カウンタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 設定温度に加熱した消毒液により医療装置の消
    毒を行なう医療用消毒装置において、前記消毒液
    の使用回数を計数する手段と、その計数結果に応
    じて前記設定温度を変化せしめる手段とを具備し
    たことを特徴とする医療用消毒装置。
JP13645888U 1988-10-19 1988-10-19 Expired - Lifetime JPH0545282Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13645888U JPH0545282Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13645888U JPH0545282Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19

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Publication Number Publication Date
JPH0255953U JPH0255953U (ja) 1990-04-23
JPH0545282Y2 true JPH0545282Y2 (ja) 1993-11-18

Family

ID=31396987

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JP13645888U Expired - Lifetime JPH0545282Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19

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