JPH04239862A - ボタン電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電話の交換等を行うボ
タン電話装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のボタン電話装置を図４を参照しな
がら説明する。この図は従来のボタン電話装置を説明す
るための構成図である。

【０００３】図１において、符号１はボタン電話主装置
であり、２はこれに接続された局線である。この局線２
からのデータは局線回路５を介してボタン電話主装置１
内に収容される。３及び４はボタン電話機で、データは
内線回路６によりボタン電話主装置１に収容される。７
は、電話を交信中に、通話を保留している場合に交信し
ている相手にメロデイ　等を送出する保留音送出回路、
１０は通話路である。この通話路１０を介した各回路間
の通話路の接続及び切断は通話路交換手段８により行わ
れる。９は呼制御手段であり、データ線１１を介して上
記ボタン電話機３、４から得られるキー入力等の情報を
処理し、このデータ線を介して上記ボタン機３、４にラ
ンプ表示等の制御を行う。またこの呼制御手段は必要に
応じて制御線１２を介して通話路交換手段８に指示し、
各回路の通信路１０の制御を行なう。

【０００４】この様に構成された従来のボタン装置の動
作を以下説明する。まず、ボタン電話機３が、局線２と
通話中にその通話を他のボタン電話機４へ転送する操作
について説明する。ボタン電話機３と局線２との通話中
には、通話路交換手段８により、ボタン電話機３と局線
２相互の通信路が接続される。一般的にボタン電話機に
は、局線を選択するキーとこの局線状態を表示するラン
プ等を備えているが、ここで呼制御手段９はデータ線１
１を介して、局線状態の表示をボタン電話機３では自己
使用中に上記ボタン電話機４では他者使用中になるよう
に指示をする。

【０００５】次にボタン電話機３は通話を転送するため
、まず保留キー押し下げ等の保留操作を行う。データ線
１１を介して、この操作を受けた呼制御手段９は制御線
１２を介して通話路交換手段８に対して局線２とボタン
電話機３の通話路を切断し、局線２と保留音送出回路７
との接続を指示する。この操作により局線２を介してボ
タン電話機３に保留音を流して送話の相手を待たせるこ
とが出来る。

【０００６】この時呼制御手段９はデータ線１１を介し
て、各電話機に局線２が保留中であることを表示するよ
うに指示する。この状態で、ボタン電話機４の操作者が
、局線２を再捕捉する操作を行うと、データ線１１を介
してその情報を受けた呼制御手段９は制御線１２を介し
て通話路交換手段８に対して局線２と保留音送出回路７
と通話路を切断し、局線２とボタン電話機４との通の接
続を指示する。同時に呼制御手段９はデータ線１１を介
して、局線状態の表示をボタン電話機４では自己使用中
にして転送が行われたことを示す。このように上記従来
のボタン電話装置でも通話の保留、転送は容易に行うこ
とが出来る。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のボタン電話装置では、通話を保留し転送
する場合に転送元の操作者は、転送を受ける者がその保
留を再捕捉するまで局線状態を監視する必要がある。そ
れとともに転送を受ける者はたとえ他の作業途中であっ
てもその作業を一時中断し、電話に出なければ、不在と
して処理されてしまう虞があった。特に転送元の操作者
と転送を受ける者が距離的に離れており、互いに見えな
い場所にいる場合にその虞は多い。

【０００８】本発明はこのような従来のボタン電話装置
の持つ問題点を解決するものであり、電話転送元の操作
者と転送を受ける者にも上述したような時間的な制約を
少なくすることができる優れたボタン電話装置を提供す
ることを目的とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために、ボタン電話機に応答保留キーを設ける
一方、ボタン電話主装置には局線保留中に応答保留動作
があったとき、この応答保留した電話機に局線を接続し
局線保留を継続させる呼制御手段を設け、上述した転送
応答を一時的に保留するようにしたものである。

【００１０】

【作用】本発明は上述した手段により、転送を受ける者
が応答保留キーを操作すると、局線に対しては保留のま
まであるが、再捕捉の意志を示したということで、転送
元を含む他の電話機ではこの局線は他者使用中の表示を
なし、転送を受ける電話機では保留表示という自己保留
表示をなす。このことにより転送元の操作者はその時点
で保留局線を監視する必要がなくなる。また転送を受け
る者は作業や打ち合せを中断させる必要はなく、これら
を一段落させてから保留に再応答させることが出来る。

【００１１】

【実施例】図１乃至図３は本発明のボタン電話装置の一
実施例を示す図である。図１において、符号１７はボタ
ン電話主装置で、このボタン電話主装置１７は、電話転
送時に応答保留処理ができる呼制御手段１８を備えてい
る。この呼制御手段１８は、局線との間で通信接続をコ
ントロールしたり、局線の保留および通話路の切り替え
を制御する機能については前記従来例と同様であるが、
これのみに止どまらず、局線保留中に転送先の電話機か
ら応答保留動作があったとき、この応答保留した電話機
に局線を接続し局線保留を継続させる機能を持つ。ボタ
ン電話主装置１７の他の部分は前記従来例と同様である
。

【００１２】このボタン電話主装置１７には図２に示す
ようなボタン電話機１９が接続されている。ここで「応
答保留キー」の説明のため上述したボタン電話機１９は
コードレスで持ち運べるタイプのものとする。図２はそ
の外観図である。図２において、符号２０はテンキー、
２１は通常のハンドセットオフに相当する通話キー、２
２はオンフックに相当する終了キー、２３は通話を保留
する保留キー、２４は応答を一時保留する応答保留キー
である。

【００１３】以下、上述した本発明の実施例の動作を説
明する。図２に示すボタン電話機１９に備えられている
キーの操作はボタン電話機３などと同じだが、持ち運び
可能なタイプであるため、転送を受ける者が転送元の近
くにいない場合が多い。このため、転送元の操作者と転
送を受ける者が距離的に離れており、互いに見えない場
所にいる場合を強調する一例として用いる。

【００１４】図３はこのボタン電話装置の電話転送動作
を表わすフローチャートである。まず、ボタン電話機３
が、局線２と通話中にその通話を他のボタン電話機１９
へ転送する操作について説明する。ボタン電話機３と局
線２との通話中には、通話路交換手段８により、ボタン
電話機３と局線２相互の通信路が接続される。ここで呼
制御手段１８は処理ステップ（以下、単にステップとい
う）３１において、データ線１１を介して、局線状態の
表示をボタン電話機３では自己使用中に上記ボタン電話
機４では他者使用中になるように指示をする。次にボタ
ン電話機３は通話を転送するため、まず保留キー押し下
げ等の保留操作を行う。呼制御手段１８はデータ線１１
を介して保留操作があったか否かをチェックし（ステッ
プ３２）、保留操作がないときはオンフックがあったか
否かをチェックする（ステップ３３）。オンフックがな
いときは処理ステップ３１の処理動作を継続させる一方
、オンフックがあったときは通信動作を終了させる。

【００１５】一方、前記処理ステップ３２において保留
操作があったと判断されたときは、呼制御手段１８は制
御線１２を介して通話路交換手段８に対して局線２とボ
タン電話機３の通話路を切断し、局線２と保留音送出回
路７との接続を指示する（ステップ３４）。この操作に
より局線２を介してボタン電話機３に保留音を流して送
話の相手を待たせることが出来る。次いで、呼制御手段
１８は、データ線１１を介して、各電話機に局線２が保
留中であることを表示するように指示し（ステップ３５
）、さらに局線２の再捕捉が転送先のボタン電話機１９
によってなされたか否かをチェックする（ステップ３６
）。この状態で、ボタン電話機１９の操作者が、局線２
を再捕捉する操作を行うと、データ線１１を介してその
情報を受けた呼制御手段１８は制御線１２を介して通話
路交換手段８に対して局線２と保留音送出回路７と通話
路を切断し、局線２とボタン電話機１９との通話路の接
続を指示する（ステップ３７）。同時に呼制御手段１８
はデータ線１１を介して、局線状態の表示をボタン電話
機１９では自己使用、他の電話機を他者使用の表示を指
示して転送が行われたことを示す（ステップ３８）。

【００１６】これに対し、転送元のボタン電話機３が局
線２を保留している状態で、構内放送等でその保留がボ
タン電話機１９の所有者への電話だとわかった場合、ボ
タン電話機１９の所有者は、その保留にすぐ出られる場
合は良いが作業の途中、あるいは打ち合せで発言の最中
等、しばらくしてそれらが一段落してから電話に出たい
場合がある。この時に操作を何もしなければボタン電話
機３の操作者は転送者不在として、保留相手にその旨を
通知して、通話を終了してしまう。そこでボタン電話機
１９の応答保留キー２４を押し下げる。この間において
、前記ステップ３６で局線２の再捕捉がなかったときは
、呼制御手段１８は転送先のボタン電話機１９で応答保
留の操作があったか否かをチェックする（ステップ３９
）。そして、応答保留がないときはステップ３４の処理
に戻る一方、応答の保留のキー操作があったときは、こ
の操作はデータ線１１を介して呼制御手段１８に通知さ
れる。そこで、呼制御手段１８は、ボタン電話機１９に
より局線２の再捕捉があったものと判断してステップ３
７の処理に移行し、通話路、すなわち局線２への保留音
はそのままにして、データ線１１を介してボタン電話機
３を含むボタン電話機１９以外の局線２の状態表示を他
者使用中とする（ステップ３８）。その後、呼制御手段
１８は、オンフックがあったか否かをチェックし（ステ
ップ４０）、オンフックがないときは処理ステップ３２
に戻る一方、オンフックがあったときは通信動作を終了
させる。

【００１７】このように上述した実施例によればボタン
電話機３を保留にしボタン電話機１９に転送する場合に
このボタン電話機１９の操作者がすぐに電話に出られな
い場合に、応答保留キー２４を押し下げることによりボ
タン電話機３の操作者は保留に応答されたことを知るこ
とが出来る。このためボタン電話機１９の操作者は、そ
の時行っている作業が一段落した時点で保留に応答すれ
ば転送電話を受けることができる。

【００１８】

【発明の効果】本発明は上述した実施例より明かなよう
に、局線の保留、転送が可能なボタン電話主装置に接続
されるボタン電話機に応答の意志はあるが、すぐには出
られないことを上記ボタン電話主装置に知らせるための
応答保留キーを設ける構成となっている。このため、転
送元と転送先の待ち合わせ時間を減少させることができ
るという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるボタン電話装置の一実施例を示す
ブロック図

【図２】前記実施例に用いられるボタン電話機の一例を
示す外観図

【図３】前記実施例における電話転送動作を説明するフ
ローチャート

【図４】従来のボタン電話装置の一例を示すブロック図

【符号の説明】

１、１７　　ボタン電話主装置 ２　　局線 ３、１９　　ボタン電話機 ５　　局線回路 ６　　内線回路 ７　　保留音送出回路 ８　　通話路交換手段 １０　　通話路 １１　　データ線 １２　　制御線 １８　　呼制御手段 ２０　　テンキー ２１　　通話キー ２２　　終了キー ２３　　保留キー ２４　　応答保留キー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ダイヤル操作用のテンキーと、通話中
   の局線を保留する保留キーと、転送電話呼び出しへの応
   答を保留する応答保留キーとを有する電話機、および、
   局線との間で通信接続をする局線回路と、内線電話との
   間で通信接続をする内線回路と、局線保留時に保留音を
   局線上に送出する保留音送出手段と、局線と複数の内線
   との間で通話路の切り替えを行なう通話路交換手段と、
   局線の保留および通話路の切り替えを制御すると共に、
   局線保留中に応答保留動作があったとき、この応答保留
   した電話機に局線を接続し局線保留を継続させる呼制御
   手段とから成るボタン電話装置。