JPH08223304A - ドアホン装置 - Google Patents

ドアホン装置

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JPH08223304A
JPH08223304A JP2842295A JP2842295A JPH08223304A JP H08223304 A JPH08223304 A JP H08223304A JP 2842295 A JP2842295 A JP 2842295A JP 2842295 A JP2842295 A JP 2842295A JP H08223304 A JPH08223304 A JP H08223304A
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JP
Japan
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telephone
intercom
switching
relay
call
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JP2842295A
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Inventor
Takeshi Yamaguchi
武士 山口
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Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
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Publication date
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】外線との通信中にドアホンからの呼出があって
も、該通信を中断することなくドアホンとの対応が可能
なドアホン装置を提供すること。 【構成】電話回線L、少なくとも2台の電話機TEL1、TE
L2を接続したドアホンアダプタはドアホンDと接続さ
れ、ドアホンD又は電話回線Lと電話機との通話を可能
にする。外線通話中に一の電話機TEL1で応答していると
き、ドアホン呼出があると、切替ボタンSW1を押下す
ることによりリレー駆動回路によってリレースイッチが
切り替えられ、外線通話を保留にしてドアホンと応答す
ることができる。また他の電話機TEL2をオフフックする
ことにより、電話機TEL1における外線通話を中断するこ
となくドアホンにも応答することができるようにリレー
スイッチが切り替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドアホン装置に係わり、
特に接続される複数の電話機を切り替える機能を向上さ
せたドアホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示すテレビドアホン装
置が知られている。このテレビドアホン装置は、カメラ
Cを有するドアホンDxと、ドアホンDx、電話回線L
および電話機TELが接続されテレビモニタ102を有す
るテレビドアホンアダプタTxとを備えている。また、
テレビドアホンアダプタTxは、電話機TELの接続先を
電話回線LまたはドアホンDxに切り替える切替ボタン
SWを備えている。
【0003】テレビドアホンアダプタTxの詳細な回路
構成について図6(a)を参照して説明する。テレビド
アホンアダプタTxは、ドアホンDxと接続するインタ
ーフェース101、ドアホンDxのカメラCで撮影され
た映像をモニタするテレビモニタ102、インターフェ
ース101とテレビモニタ102との間に介在する映像
信号復調増幅回路103および映像信号ドライブ回路1
04、インターフェース101に接続されCPU105
にドアホン呼出があることを知らせるドアホン呼出検出
回路106、CPU105に接続されスピーカー107
からドアホン呼出音を送出するための呼出音送出増幅回
路108、インターフェース101に接続されたドアホ
ンDxの音声信号を処理する音声信号復調増幅回路10
9、3つのリレースイッチを備え電話機TELをドアホン
Dx又は電話回線Lに切り替えるための接続切替回路1
12、リレー駆動回路X、Y及びZが接続されテレビド
アホンアダプタTx全体を駆動制御するCPU105、
接続切替回路112に接続され電話機TELがドアホンD
xに接続され外線を保留する時に電話回線Lに保留音を
流す保留音発生回路110、CPU105に接続され外
線があったことを接続切替回路112を介して電話機TE
Lに知らせる着信音発生回路111、CPU105に接
続され接続切替回路112のリレースイッチを駆動する
3つのリレー駆動回路X、YおよびZ、CPU105に
接続され通話中の電話機をドアホンDxと電話回線Lと
の間で切り替えるための切替ボタンSW、電話回線Lか
らの着信をCPU105に知らせる着信検出回路113
並びに電源を供給する電源供給回路Sを備えている。接
続切替回路112は、音声信号復調増幅回路109、保
留音発生回路110、着信音発生回路111、電話回線
Lおよび電話機TELに接続され、切替ボタンSWの操作
によりCPU105を介してリレー駆動回路X、Y及び
Zを駆動することによって切り替えられる。
【0004】接続切替回路112の詳細な構成につい
て、図6(b)を参照して説明する。接続切替回路11
2は、リレー駆動回路X、Y、Zによってそれぞれ切り
替えられるリレースイッチRL10、RL11、RL1
2を備え、リレースイッチRL10は、電話機TELを電
話回線Lまたは音声信号復調増幅回路109の何れかと
接続することができ、音声信号復調増幅回路109と接
続することによりドアホンDxに接続する。リレースイ
ッチRL11は閉成することにより電話回線Lを保留音
発生回路110に接続し、また、リレースイッチRL1
2を閉成することによって電話機TELを着信音発生回路
111と接続する。
【0005】次にこのような構成の従来技術によるテレ
ビドアホン装置の動作について説明する。ドアホンDx
との通話も外線通話も行なっていない場合、即ち待受時
にはリレースイッチRL10は電話回線Lと接続し、リ
レースイッチRL11、RL12は開放状態である。待
受時に電話回線Lを介して外線から着信があると、リレ
ースイッチRL10、を介して着信信号が電話機TELに
送出され電話機TELが外線呼出音を鳴動する。電話機TEL
のハンドセットを上げれば電話回線Lと電話機TELは通
話状態となる。この外線通話中にドアホンDxから呼出
があると呼出検出回路106で検出し、CPU105に
伝え、呼出音送出増幅回路108を介してスピーカー1
07からドアホン呼出音が送出する。スピーカー107
からのドアホン呼出音を聞いて使用者が切替ボタンSW
を操作すると、CPU105は着信検出回路113から
の信号により外線通話中ということを知り、リレー駆動
回路X、Yを駆動しリレースイッチRL11を閉成して
電話回線Lを保留音発生回路110と接続し、リレース
イッチRL10の可動接点を音声信号復調増幅回路10
9と接続する。これにより電話回線Lには保留音が送出
され、電話機TELはドアホンDxと接続される。使用者
がドアホンDxとの用件を済ませ切替ボタンSWを再び
操作すると、CPU105はリレー駆動回路X、Yを駆
動しリレースイッチRL10の可動接点を電話回線Lと
接続し、リレースイッチRL11を開放する。
【0006】待受時に、ドアホンDxからの呼出がある
と呼出検出回路106で検出し、CPU105に伝え、
呼出音送出増幅回路108を介してスピーカー107か
らドアホン呼出音が送出する。CPU105はリレー駆
動回路Xを駆動させ、リレースイッチRL10の可動接
点を音声信号復調増幅回路109と接続するので、電話
機TELとドアホンDxとが接続される。この時、電話回
線Lを介して外線からの着信があると着信検出回路11
3からの信号によって外線着信があったことをCPU1
05に知らせる。CPU105はこれによってリレー駆
動回路Zを駆動してリレースイッチRL12を閉成し、
同時に着信音発生回路111を駆動させて着信音を電話
機TELに送出する。使用者が着信音を聞いて外線が入っ
ていることを知り、ドアホンDxとの用件を終了させ切
替ボタンSWを操作すると、CPU105はリレー駆動
回路X、Zを駆動させてリレースイッチRL10の可動
接点を電話回線Lと接続し、リレースイッチRL12を
開放する。これにより使用者は外線通話が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、一台の電
話機TELの接続を電話回線LとドアホンDxとの間で切
り替えているので、電話回線Lと接続したまま電話機TE
LがドアホンDxと応答するには電話回線Lを保留状態
にしなければならない。この場合、電話機TELが通常の
電話機能として使用されており相手方が人間である場合
には保留の意味を理解して通話再開まで待つこともでき
るが、電話機TELがファクシミリや通信モデム等の機能
を有するものであって電話回線Lを介して通信している
場合には送信などは一方的に行なわれるために、通信中
に保留状態となると通信は中断され、正常に受信できな
くなり通信が途中であるにも拘らず終了してしまう。従
って、テレビドアホンアダプタTxに接続した電話機TE
Lがファクシミリや通信モデム等の機能を有する場合、
外線接続中にドアホンDxからの呼出に応答できないと
いう欠点があった。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的はこのような欠点を解消す
るためになされたもので、外線通話中にドアホンからの
呼出があった場合に、外線との通信を終了することなく
これに応答できるドアホン装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のドアホン装置は、ドアホンと、電話回線と、
少なくとも2台の電話機とをドアホンアダプタにそれぞ
れ接続し、該ドアホンまたは該電話回線と該電話機との
間で通話ができるようにしたドアホン装置において、該
電話回線を第3の切換リレーの切換可動接点に、該第3
の切換リレーの常閉接点を第1の切換リレー及び第2の
切換リレーのそれぞれの常閉接点に、該第3の切換リレ
ーの常開接点を該電話回線を保留し保留音を発生する保
留音発生回路に、該ドアホンを第1の開閉リレー及び第
2の開閉リレーのそれぞれの一方の固定接点に、一方の
電話機を該第1の切換リレーの切換可動接点と該第1の
開閉リレーの他方の固定接点に、他方の電話機を該第2
の切換リレーの切換可動接点と該第2の開閉リレーの他
方の固定接点にそれぞれ接続し、該ドアホンのドアホン
呼出検出と該一方の電話機又は他方の電話機の何れかの
オフフック検出によりオフフックした当該電話機に対応
する開閉リレーの固定接点を閉成すると共に、オフフッ
クした電話機に対応する該切換リレーの該切換可動接点
を常開接点へ接続し、該電話回線の着信検出と該一方の
電話機又は他方の電話機のオフフック検出により、オフ
フックした当該電話機に対応する切換リレーの該切換可
動接点を該常閉接点へ接続するリレー駆動回路を備えた
ものである。
【0010】好適には該ドアホン装置は、該一方の電話
機、該他方の電話機を該ドアホンと該電話回線とにそれ
ぞれ切替える第1、第2の切替ボタンを有し、該電話回
線と通話中に該ドアホンのドアホン呼出検出により、通
話中の電話機に対応する該第1、第2の切替ボタンの何
れかが操作されたとき該第1、第2、第3の切換リレー
を切換えて、操作された切替ボタンの電話機を該ドアホ
ンと該電話回線との間でそれぞれ切替え、該電話回線に
該保留音発生回路を接続すると共に、操作された切替ボ
タンの電話機に対応する開閉リレーの固定接点を閉成す
るリレー駆動回路を備えたものである。
【0011】さらに好ましくは、該ドアホン装置は該第
1、第2の切換リレーのそれぞれの常開接点を該電話回
線からの着信検出により発生される着信音発生回路に接
続したものである。
【0012】
【作用】このドアホン装置において、待受時にドアホン
からの呼出があるとドアホン呼出検出され、何れか一方
の電話機をオフフックすることによりオフフック検出さ
れ、この電話機に対応する開閉リレーを閉成しドアホン
と接続する。一方、待受時に外線から着信があると着信
検出され、何れか一方の電話機をオフフックすることに
よりオフフック検出され、この電話機に対応する切換リ
レーを常閉接点に接続し電話回線と接続する。
【0013】この場合、一方の電話機がファクシミリ等
であって外線通話中にドアホンからの呼出があった場合
に他方の電話機がオフフックすると、ドアホン検出とオ
フフック検出とにより他方の電話機との開閉リレーを閉
成することにより、他方の電話機とドアホンとの会話が
可能になる。また、外線通話中にドアホンからの呼出が
あると、ドアホン呼出検出され、さらに切替ボタン操作
によって外線通話中の電話機に対応する切換リレーを常
開接点に接続すると共に対応する開閉リレーを閉成する
ことによりこの電話機をドアホンに接続する。この際、
切換リレーの常開接点が保留音発生回路に接続されるこ
とにより、外線には保留音が流される。
【0014】さらに、ドアホンとの通話中には当該電話
機を着信音発生回路に接続し、外線通話中には他の電話
機を着信音発生回路に接続する。
【0015】
【実施例】以下、本発明のドアホン装置をテレビドアホ
ン装置に適用した実施例を説明する。本実施例のテレビ
ドアホン装置は図2に示すように、カメラCを有するド
アホンDと、ドアホンD、電話回線L、電話機TEL1およ
び電話機TEL2が接続されテレビモニタ2を有するテレビ
ドアホンアダプタTとを備えている。テレビドアホンア
ダプタTは、また、電話機TEL1、電話機TEL2の接続先を
電話回線LまたはドアホンDに切り替えるための切替ボ
タンSW1、SW2を備えている。
【0016】テレビドアホンアダプタTの詳細な回路構
成について図1(a)を参照して説明する。テレビドア
ホンアダプタTは、ドアホンDと接続するインターフェ
ース1、ドアホンDのカメラCで撮影された映像をモニ
タするテレビモニタ2、インターフェース1とテレビモ
ニタ2との間に介在しカメラCからの映像信号を処理す
る映像信号復調増幅回路3および一般映像をモニタに表
示するための映像信号ドライブ回路4、以下の様々な回
路に接続されテレビドアホンアダプタT全体を駆動制御
するCPU5、インターフェース1に接続されCPU5
にドアホン呼出があることを知らせるドアホン呼出検出
回路6、CPU5に接続されスピーカー7からドアホン
呼出音を送出するための呼出音送出増幅回路8、インタ
ーフェース1に接続されドアホンDの音声信号を処理す
る音声信号復調増幅回路9、外線保留時に電話回線Lに
保留音を流す保留音発生回路10、CPU5に接続され
外線があったことを電話機(TEL1又は電話機TEL2)に知
らせる着信音発生回路11、5つのリレースイッチを備
えた接続切替回路12、CPU5に接続・制御されリレ
ースイッチを駆動する5つのリレー駆動回路RLD1〜
RLD5、CPU5に接続され通話中の電話機をドアホ
ンDと電話回線Lとの間で切り替えるための切替ボタン
SW1およびSW2、電話回線Lに接続され電話回線L
からの着信をCPU5に知らせる着信検出回路13、電
話機TEL1に接続され電話機TEL1のオフフックをCPU5
に知らせるオフフック検出回路14、電話機TEL2に接続
され電話機TEL2のオフフックをCPU5に知らせるオフ
フック検出回路15並びに電源を供給する電源供給回路
Sを備えている。
【0017】このような構成において、CPU5には図
3に示すように、ドアホン呼出検出回路6からの信号
(D)、着信検出回路13からの信号(L)、オフフッ
ク検出回路14からの信号(F1)、オフフック検出回
路15からの信号(F2)、切替ボタンSW1からの信
号(S1)及び切替ボタンSW2からの信号(S2)が
それぞれ入力される。CPU5はこれら入力に基づき、
ドアホン呼出音送出のための信号(C)、着信音送出の
ための信号(T)、リレー駆動回路RLD1〜RLD5
を駆動するための信号(R1〜R5)を出力する。
【0018】接続切替回路12は、音声信号復調増幅回
路9、保留音発生回路10、着信音発生回路11、電話
回線L、電話機TEL1および電話機TEL2に接続し、切替ボ
タンSW1またはSW2の操作にによりCPU5を介し
て、またはオフフック検出回路14等からの制御信号に
よりCPU5を介することにより、リレー駆動回路RL
D1〜5を駆動することによって切り替えられる。その
詳細な構成について、図1(b)を参照して説明する。
【0019】切替接続回路12は3つの切換リレー及び
2つの開閉リレーを有している。第1及び第2の切換リ
レー(以下リレースイッチRL1、RL2という。)
は、常閉接点tと常開接点kを有し、それぞれの常閉接
点tは第3の切換リレー(以下リレースイッチRL5と
いう。)に接続し、それぞれの常開接点kは着信音発生
回路11に接続し、可動接点により対応する電話機TEL1
及び電話機TEL2の接続先をそれぞれ着信音発生回路11
又は電話回線Lのどちらかに切り換える。リレースイッ
チRL5は、常閉接点tと常開接点kを有し、常閉接点
tはリレースイッチRL1及びリレースイッチRL2に
接続し、常開接点kは保留音発生回路10に接続し、可
動接点により電話回線Lの接続先を保留音発生回路10
又は電話機(TEL1又はTEL2)のどちらかに切り換える。
【0020】第1及び第2の開閉リレー(以下リレース
イッチRL3、RL4という。)のそれぞれ一方の接点
は、音声信号復調増幅回路9を介してドアホンDと接続
し、他方の接点は、対応する電話機TEL1、TEL2と接続
し、開閉によって対応する電話機の接続を、電話回線L
若しくは着信音発生回路11と又はドアホンDとで切り
替えることができる。
【0021】即ち、リレースイッチRL5は、可動接点
が常開接点kと接続することにより電話回線Lは保留音
発生回路10と接続し、常閉接点tと接続することによ
り電話回線LはリレースイッチRL1又はRL2と接続
する。リレースイッチRL1は、可動接点が常開接点k
と接続することにより電話機TEL1は着信音発生回路11
と接続し、常閉接点tと接続することによって電話機TE
L1はリレースイッチRL5を介して電話回線Lと接続す
る。一方、リレースイッチRL2も、可動接点が常開接
点kと接続することにより電話機TEL2は着信音発生回路
11と接続し、常閉接点tと接続することによって電話
機TEL2はリレースイッチRL5を介して電話回線Lと接
続する。リレースイッチRL3、RL4は開閉スイッチ
となっており、RL3を閉じると電話機TEL1と音声信号
復調増幅回路9とが接続され、RL4を閉じると電話機
TEL2と音声信号復調増幅回路9とが接続される。従っ
て、RL3を閉成することにより電話機TEL1がドアホン
Dと接続でき、RL4を閉成することによって電話機TE
L2がドアホンDと接続できる。
【0022】次にこの実施例によるテレビドアホン装置
の動作について図4及び表1を参照して説明する。尚、
表中の入力、出力は図3で示したCPU5への信号の入
出力に対応し、CPU5への入力はドアホン呼出検出回
路6からの信号(D)、着信検出回路13からの信号
(L)、オフフック検出回路14からの信号(F1)、
オフフック検出回路15からの信号(F2)、切替ボタ
ンSW1からの信号(S1)及び切替ボタンSW2から
の信号(S2)である。また、出力はドアホン呼出音送
出のための信号(C)、着信音送出のための信号
(T)、リレー駆動回路RLD1〜RLD5を駆動する
ための信号(R1〜R5)である。また、記号「H」、
「L」はそれぞれ入力信号のレベルを、「1」はリレー
スイッチの可動接点が常閉接点tに接続されている状態
を、「2」は常開接点kと接続されている状態を、
「M」はリレースイッチの閉成を、「B」は開放を示
す。
【0023】
【表1】
【0024】待受時には、リレースイッチRL5は常閉
接点tに接続し、リレースイッチRL1及びRL2は共
に常閉接点tに接続している。また、リレースイッチR
L3及びRL4は共に開放状態である(状態1)。待受
時に電話回線Lを介して外線から着信があると、電話機
TEL1、電話機TEL2が共に鳴動する(状態2)。この時、
例えば電話機TEL1でハンドセットをオフフックすると、
電話回線Lと電話機TEL1が通話状態になる(状態3)。
【0025】この時、即ち電話機TEL1で外線通話中に、
ドアホンDからドアホン呼出があると、インターフェー
ス1を介してドアホン呼出検出回路6でドアホン呼出が
検出されCPU5に伝えられる。これを受けてCPU5
は呼出音送出増幅回路8を介してスピーカー7からドア
ホン呼出音を送出する(状態4)。使用者がスピーカー
7からのドアホン呼出音を聞き、切替ボタンSW1を操
作するとリレー駆動回路RLD1、RLD3及びRLD
5が駆動する。これにより、リレースイッチRL1は常
開接点kと、リレースイッチRL5は常開接点kと接続
し、リレースイッチRL3は閉成する。従って、電話機
TEL1はリレースイッチRL3を介して音声信号復調増幅
回路9と接続し、ドアホンDとの通話が可能になる。ま
た、この時電話回線Lは保留音発生回10で保留され、
保留音が流される(状態5)。
【0026】ドアホンDとの通話終了後に、再度切替ボ
タンSW1を操作するとCPU5はリレー駆動回路RL
D1、RLD3及びRLD5を駆動してリレースイッチ
を切り替え、リレースイッチRL1は常閉接点tと、リ
レースイッチRL5は常閉接点tと接続し、リレースイ
ッチRL3は開放する。これにより、電話機TEL1は外線
と再度通話できるようになる。
【0027】一方、電話機TEL1での外線通話がファクシ
ミリによる通信であった場合にドアホン呼出があると次
のように動作させることができる。ドアホンDからドア
ホン呼出があると、インターフェース1を介してドアホ
ン呼出検出回路6でドアホン呼出が検出されCPU5に
伝えられる。これを受けてCPU5は呼出音送出増幅回
路8を介してスピーカー7からドアホン呼出音を送出す
る(状態4)。使用者がスピーカー7からのドアホン呼
出音を聞き、電話機TEL2をオフフックするとオフフック
検出回路15によってオフフック検出されCPU5に伝
えられる。これを受けてCPU5はリレー駆動回路RL
D2及びリレー駆動回路RLD4を駆動させてリレース
イッチRL2を常開接点kと接続し、リレースイッチR
L4を閉成する。これにより、使用者はドアホンDとの
通話が可能であると同時に、ファクシミリ通信も保留に
よって中断することなく継続することができる(状態
6)。
【0028】また、ドアホンDとの通話後に電話機TEL2
をオンフックすればオフフック検出回路15で検出さ
れ、CPU5に伝えられ、これを受けたCPU5により
リレー駆動回路RLD2及びリレー駆動回路RLD4が
駆動されリレースイッチRL2は常閉接点tと接続さ
れ、リレースイッチRL4は開放される。次に、待受時
にドアホンからの呼出があったときには、インターフェ
ース1を介してドアホン呼出検出回路6でドアホン呼出
検出されCPU5に伝えられる。これを受けてCPU5
は呼出音送出増幅回路8を介してスピーカー7からドア
ホン呼出音を送出する(状態7)。使用者がスピーカー
7からのドアホン呼出音を聞き、電話機TEL1をオフフッ
クするとオフフック検出回路14によってオフフック検
出されCPU5に伝えられる。オフフック検出されると
CPU5はリレー駆動回路RLD1、RLD3を駆動し
リレースイッチRL1を常開接点kと接続し、リレース
イッチRL3を閉じる。これにより電話機TEL1はリレー
スイッチRL3を介して音声信号復調増幅回路9と接続
し、ドアホンDとの通話が可能になり、また、電話機TE
L1は着信音発生回路11にも接続する(状態8)。
【0029】この時、即ちドアホンDと通話中に電話回
線Lを介して外線から着信があると、着信検出回路13
によって着信検出され、CPU5に伝えられる。これを
受けてCPU5は着信音発生回路11を駆動させ、ドア
ホンDと通話中の電話機TEL1に着信音を送出して使用者
に外線が入っていることを知らせる。また、この時電話
機TEL2は電話回線Lとつながっているので電話機TEL2に
より外線呼出音が鳴動する(状態9)。電話機TEL1で着
信音を聞きドアホンDとの用件を済ませた後使用者が切
替ボタンSW1を操作すると、CPU5はリレー駆動回
路RLD1及びRLD3を駆動させ、リレースイッチR
L1を常閉接点tと接続し、リレースイッチRL3を開
く。これにより電話機TEL1と電話回線Lが接続され、電
話機TEL1で外線通話が可能となる(状態10)。
【0030】外線通話終了後に電話機TEL1をオンフック
すると再び待受状態に戻る。尚、上記実施例の電話機TE
L1と電話機TEL2とは等価な役割を果すことができ、電話
機TEL1と電話機TEL2とが逆のケースにももちろん対応で
きる。ここではカメラ付のドアホン及び、テレビモニタ
付のテレビドアホン装置を示したが、映像機能が無いド
アホン装置でも同様に使用できる。
【0031】また、上記実施例では、通話用電話機以外
の電話機機能としてとしてファクシミリを例にとった
が、この他にも通信用モデムを介したシステムにおいて
も同様の効果を発揮する。通信モデムに接続する機器
は、パソコン、住宅内の情報システム等様々なものが対
応できる。さらに、ドアホンDをドアホンとして戸外に
設置するのではなく、室内子機として用いた場合でも子
機の呼出通話は外線通話に影響を与えないので同様の効
果がある。
【0032】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明のテレビドアホン装置によれば、2台の電話機を設け
ると共に各電話機について電話回線とドアホンとの接続
の切換えるリレースイッチをオフフック検出により切り
替え可能とすることにより、一方の電話機において外線
通話中にドアホン呼出があった場合であっても、その外
線通話を中断することなく、他の電話機によりドアホン
に対応することができる。従って外線通話がファクシミ
リや通信モデムによる通信であった場合でも、それを継
続することができる。
【0033】また、外線通話中にドアホンからの呼出が
あった場合に、切替ボタンを操作することによりリレー
スイッチを切り替えることができ、外線に保留音を流し
てドアホンと応答することも、外線との通信を保留によ
り中断することなく継続しつつもドアホンと応答するこ
ともできる。さらに、ドアホン通話中のに外線からの着
信があることが着信音の送出によって知ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明によるテレビドアホン装置の
ブロック図であり、(b)は接続切替回路の詳細を示し
た図である。
【図2】 本発明によるテレビドアホン装置の概略図で
ある。
【図3】 CPU5の入出力信号を説明する図である。
【図4】 本発明のドアホン装置の動作を説明する系統
図である。
【図5】 従来技術によるテレビドアホン装置の概略図
である。
【図6】 (a)は従来技術によるテレビドアホン装置
のブロック図であり、(b)は接続切替回路の詳細を示
した図である。
【符号の説明】
D・・・・・・ドアホン L・・・・・・電話回線 TEL1、TEL2・・・・・・電話機 T・・・・・・テレビドアホンアダプタ RLD1〜RLD5・・・・・・リレー駆動回路 RL1〜RL5・・・・・・リレースイッチ SW1、SW2・・・・・・切替ボタン 10・・・・・・保留音発生回路 11・・・・・・着信音発生回路 13・・・・・・着信検出回路 14・・・・・・オフフック検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアホン(D)と、電話回線(L)と、少
    なくとも2台の電話機(TEL1、TEL2)とをドアホンアダ
    プタ(T)にそれぞれ接続し、前記ドアホンまたは前記
    電話回線と前記電話機との間で通話ができるようにした
    ドアホン装置において、 前記電話回線を第3の切換リレー(RL5)の切換可動
    接点に、前記第3の切換リレーの常閉接点を第1の切換
    リレー(RL1)及び第2の切換リレー(RL2)のそ
    れぞれの常閉接点に、前記第3の切換リレーの常開接点
    を前記電話回線を保留し保留音を発生する保留音発生回
    路(10)に、前記ドアホンを第1の開閉リレー(RL
    3)及び第2の開閉リレー(RL4)のそれぞれの一方
    の固定接点に、一方の電話機(TEL1)を前記第1の切換
    リレーの切換可動接点と前記第1の開閉リレーの他方の
    固定接点に、他方の電話機(TEL2)を前記第2の切換リ
    レーの切換可動接点と前記第2の開閉リレーの他方の固
    定接点にそれぞれ接続し、 前記ドアホンのドアホン呼出検出と前記一方の電話機又
    は他方の電話機の何れかのオフフック検出によりオフフ
    ックした当該電話機に対応する開閉リレーの固定接点を
    閉成すると共に、オフフックした電話機に対応する前記
    切換リレーの前記切換可動接点を常開接点へ接続し、前
    記電話回線の着信検出と前記一方の電話機又は他方の電
    話機のオフフック検出により、オフフックした当該電話
    機に対応する切換リレーの前記切換可動接点を前記常閉
    接点へ接続するリレー駆動回路(RLD1、RLD2、
    RLD3、RLD4)を備えたことを特徴とするドアホ
    ン装置。
  2. 【請求項2】前記一方の電話機、前記他方の電話機を前
    記ドアホンと前記電話回線とにそれぞれ切替える第1、
    第2の切替ボタン(SW1、SW2)を有し、 前記電話回線と通話中に前記ドアホンのドアホン呼出検
    出により、通話中の電話機に対応する前記第1、第2の
    切替ボタンの何れかが操作されたとき前記第1、第2、
    第3の切換リレーを切換えて、操作された切替ボタンの
    電話機を前記ドアホンと前記電話回線との間でそれぞれ
    切替え、前記電話回線に前記保留音発生回路を接続する
    と共に、操作された切替ボタンの電話機に対応する開閉
    リレーの固定接点を閉成するリレー駆動回路(RLD1
    〜RLD5)を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    ドアホン装置。
  3. 【請求項3】前記第1、第2の切換リレーのそれぞれの
    常開接点を前記電話回線からの着信検出により発生され
    る着信音発生回路(11)に接続したことを特徴とする
    請求項1及至請求項2何れか1項記載のドアホン装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008135976A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd インターホンシステム
JP2009010549A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Nec Access Technica Ltd デジタルコードレス電話システム

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