JPH0423829B2 - - Google Patents

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JPH0423829B2
JPH0423829B2 JP10314084A JP10314084A JPH0423829B2 JP H0423829 B2 JPH0423829 B2 JP H0423829B2 JP 10314084 A JP10314084 A JP 10314084A JP 10314084 A JP10314084 A JP 10314084A JP H0423829 B2 JPH0423829 B2 JP H0423829B2
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JP
Japan
Prior art keywords
polyimide
pattern
polyimide precursor
photosensitive
film
Prior art date
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JP10314084A
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English (en)
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JPS60246653A (ja
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Masuichi Eguchi
Yoshi Hiramoto
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性ポリイミド前駆体を用いて、現
像残膜のないポリイミド・パターンを形成する方
法に関するものである。 〔従来の技術〕 ポリイミド前駆体に感光性を付与した感光性ポ
リイミド前駆体を用いてポリイミド・パターンを
形成することは、特公昭49−17374、米国特許
3957512、米国特許4040831、特開昭52−13315な
どの記載の通り公知である。かかる耐熱性感光材
料は、半導体工業における固体素子の多層配線の
層間あるいはピツシベーシヨン層として有用であ
る。これらの用途では、下部配線と上部配線の導
通あるいは下部配線と外部リードの導通のために
絶縁間あるいはパツシベーシヨン層にスルーホー
ルを形成する必要がある。 スルーホールは、 (1) 下部配線形成ずみの固体素子に感光性ポリイ
ミド前駆体の膜を形成する、 (2) スルーホール部をマスクして露光する、 (3) 現像液で未露光のスルーホール部を溶解除去
する、 (4) 熱処理することによりイミド化する、 の工程を終わることにより形成される。しかし、
この方法でスルーホールを形成する場合、現像の
許容幅が比較的狭いために、住々にしてスルーホ
ール部に現像残膜が残り、上・下配線間の導通あ
るいは下部配線と外部リードとの間の導通が不良
となることがある。 かかる問題を解決する一つの方法が特開昭56−
22428に記載されている。 該方法は現像して得たポリイミド前駆体のパタ
ーンを加熱することにより、完全にポリイミドの
パターンに変換後、ポリイミドのエツチング剤で
処理し、未露光部に残存しているポリイミド薄膜
を除去している。この方法はポリイミドのパター
ンに変換後、エツチング処理するため、カセイア
ルカリやヒドラジン系の強力なポリイミドのエツ
チング剤で処理する必要があつた。アルカリ金属
は半導体素子の特性に悪影響を与え、ヒドラジン
系の強力なポリイミドのエツチング剤は一般的に
毒性が強いという欠点を有していた。またエツチ
ング剤としてアミノ化合物やアミノヒドロキシ化
合物を使用した場合はエツチング速度が遅く残膜
量が多い場合は適用し難いという欠点があつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は上記欠点のないものすなわち、
現像残膜の除去並びに毒性の弱いエツチング剤で
処理する方法を提供せんとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 すなわち本発明は、基板上にポリイミド・パタ
ーンを形成する方法において、 () 基板上に感光性ポリイミド前駆体の膜を
形成する、 () パターン状の光を照射し、ついで現像す
る、 () 現像して得たポリイミド前駆体のパター
ンを加熱することによりイミド化率20〜80%の
ポリイミドのパターンに変換する、 () 得られたポリイミド・パターンを有機ア
ンモニウム化合物でエツチング処理する、 の各工程からなることを特徴とするポリイミド・
パターンの形成方法に関するものである。 本発明で用いられる感光性ポリイミド前駆体と
は、感光性基を化学結合を介して結合したか、あ
るいは感光性化合物を混合したポリイミド前駆体
である。 化学結合を介してポリイミド前駆体に結合され
る感光性基としては、光により二量化又は重合可
能な炭素−炭素二重結合を有する基が最も代表的
で、ビニル基、アクリル基、メタクリル基、アリ
ル基、メタリル基を有する基が好例として挙げら
れる。これらの感光性基はエステル結合、アミド
結合、イミド結合などを介してポリイミド前駆体
と結合することが出来る。エステル結合を介して
感光性基を導入する方法は、周知の方法たとえば
米国特許3967512に示されている方法などが適用
できる。 混合することによりポリイミド前駆体を感光化
しうる感光性化合物として、量クロム酸塩、キノ
ンジアジド、ビスアジド、ビニル基を有するアミ
ノ化合物、アジド基を有するアミノ化合物などが
例として挙げられる。具体的な感光性ポリイミド
前駆体の組成としては、たとえば特公昭49−
17374.特開昭52−13315などに記載されているも
のを挙げることができる。ポリイミド前駆体とビ
ニル基、アジド基あるいはその他の感光基を有す
るアミノ化合物との混合物からなる感光性ポリイ
ミド前駆体がとくに好ましい例として挙げられ
る。 ポリイミド前駆体としては、ピロメリツト酸無
水物やベンゾフエノンテトラカルボン酸無水物な
どのテトラカルボン酸二無水物とジアミノジフエ
ニルエーテル、ジアミノジフエニルスルホン、ジ
アミノジフエニルメタン、3,4.5′−トリアミノ
ジフエナルエーテル、4,4′−ジアミノ−3−モ
ノアミド−ジフエニルエーテルなどのジアミンか
らなるポリイミド前駆体が例として挙げられる
が、これらに限定されない。 本発明でいう基板とはポリイミド・パターンの
被着体であり、その素材はとくに限定されない。
半導体素子の場合、たとえば配線形成の終了した
素子が基板として用いられる。 基板上への感光性ポリイミド膜の形成は公知の
方法によつてよい。たとえばスピンナによる方法
が好例として挙げられる。 パターン状の光を照射する方法としては、感光
性ポリイミド膜上にマスクを置き、光を照射する
方法が例として挙げられる。感光性ポリイミドの
感光性の面から通常、光としては紫外光が用いら
れる。 現像は感光性ポリイミド膜の組成に応じた最適
の現像液で行なうのが好ましい。通常、N−メチ
ルピロリドン、N,N′−ジメチルアセトアミド、
N,N′−ジメチルホルムアミドなどのポリイミ
ド前駆体の溶媒か、あるいはこれらの溶媒とメタ
ルール、エタノール、その他のポリイミド前駆体
の非溶媒との混合溶媒が現像液として用いられ
る。ポリイミド前駆体パターンを加熱して部分的
にポリイミドへ変換するが、この場合のイミド化
率は20〜80%、さらに好ましくは30〜70%が望ま
しい。イミド化率が20%未満の場合はエツチング
速度が速くコントロールが困難である。またイミ
ド化率が80%を越える場合はエツチング速度が遅
すぎ実用的でない。イミド化率を20〜80%にする
には用いたポリイミド前駆体の種類等により適宜
選定されるが通常、熱処理は90℃〜160℃で10分
〜120分行なわれる。 本発明でいう有機アンモニウム化合物とは、一
般式、 (ここで、R1,R2,R3,R4は、各々水素又は
炭素数5以下の炭化水素基で、該炭化水素は、水
酸基あるいはその他の基で置換されていてもよ
い。又、R1,R2,R3,R4がすべて水素の場合は
アンモニア水を意味する) で表わされる化合物である。該有機アンモニウム
化合物の例として、アンモニア、テトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンニウ
ムヒドロキシド、テトラプロピルアンモニウムヒ
ドロキシド、トリメチルモノヒドロキシエチルア
ンモニウムヒドロキシドなどが挙げられるが、こ
れらに限定されない。これらは通常0.5〜20%の
水溶液あるいは有機溶剤/水溶液の形で用いられ
る。また必要に応じてエチレンジアミンなどのア
ミノ化合物またはエタノールアミンなどのアミノ
ヒドロキシ化合物と混合して用いてもよい。また
界面活性剤を添加してもよい。 本発明でいう有機アンモニウム化合物でエツチ
ングする場合、未露光部の現像残膜のみならず、
露光部の本来残存すべき部分もエツチングされる
ので、未露光部の現像残膜をエツチング除去する
のに必要かつ十分な程度にエツチングをとどめる
のが望ましい。通常、露光部の膜厚の1/5程度エ
ツチングすれば十分である。エツチング終了後、
通常水洗する。さらに必要に応じて酢酸等の有機
酸の水溶液で処理する。この処理の後通常は80%
を越えるイミド化率のポリイミドパターンに変換
するのが好ましい。イミド化率80%を越えるポリ
イミドパターンへの変換は200℃〜400℃で熱処理
することにより行なわれる。熱処理時間は5分〜
30分位でよい。熱処理は単一温度で行なつてもよ
いし、階段的に、あるいは連続的に昇温しながら
行なつてもよい。 〔作用及び発明の効果〕 本発明の方法、すなわち現像した得た感光性ポ
リイミド前駆体のパターンをイミド化率20〜80%
になるように熱処理することによりエツチング処
理が容易になり、未露出部に残存する現像残膜を
有機アンモニウム化合物の希釈溶液で容易に除去
することが可能で、残膜に起因する導通不良の問
題を解消しうる。また10μ以上の厚い感光性ポリ
イミド前駆体膜の場合、従来法では現像時に残存
部の断面形状が逆テーパになり易い。この場合本
発明の方法を適用することにより逆テーパを正の
テーパに修正することも可能である。 なお本発明におけるイミド化率の測定方法は次
の通りである。 (1) 感光性ポリイミド前駆体溶液をシリコーンウ
エハーにスピンナーで塗布し、80℃、60分乾燥
する。基板からフイルムをはがす。このサンプ
ルをAとする。 (2) サンプルAを135℃、200℃、300℃、400℃各
30分階段的に熱処理する。このサンプルをBと
する。 (3) サンプルA,Bを日立製作所赤外分光光度計
EPI−G31で赤外スペクトルを測定する。 (4) イミド化率測定試料Sは基板からフイルムを
はがし、(3)項と同様赤外スペクトルを測定す
る。 (5) サンプルA,Bおよび測定試料(S)のを赤
外スペクトラムの1900cm-1と630cm-1を直線で
結ぶ。この直線Lとする。 (6) イミド化率(%)を次式で定義する。 イミド化率(%)=測定試料(S)のD−サンプルA
のD/サンプルBのD−サンプルAのD×100 ここで D=D1775/D1010, D1775=log1775cm-1と直線Lの交点の透過率/1775cm-1
の透過率 D1010=log1010cm-1と直線Lの交点の透過率/1010cm-1
の透過率 を示す。 実施例1〜5、比較実施例1〜3 4,4′−ジアミノジフエニルエーテル20.0gを
100c.c.のN−メチル−2−ピロリドンおよび100c.c.
のメチルセロソルブに溶解し、室温(約18℃)で
攪拌しながら、ベンゾフエノンテトラカルボン酸
二無水物32.2gを粉体で仕込み、室温で30分攪拌
を続ける。さらに、55℃で2時間攪拌を続けて、
50ポアズ(3℃)の溶液をえた。 この溶液に、ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート31.4gおよびミヒラーズ・ケトン0.94gを85g
のN−メチル−2−ピロリドンに溶解した溶液を
添加・混合することにより、感光性ポリイミド前
駆体の溶液をえた。 えられた感光性ポリイミド前駆体の溶液をスピ
ンナでクロムを蒸着したシリコーンウエハ上に塗
布し、80℃で60分乾燥することにより、20μの感
光性ポリイミド前駆体の塗膜をえた。塗膜の上に
マスクを重ね、ウシオ電気(株)製UV−270(250W)
紫外線露光器で10秒露光し、N,N′−ジメチル
アセトアミドとメタノールの1:1の混合液で90
秒スプレー現像を行ない、ポリイミド前駆体パタ
ーンをえた。 ポリイミド前駆体パターンを表−1の条件で熱
処理し部分的にイミド化したポリイミド・パター
ンに転換した(但し、比較実施例2は熱処理せ
ず)。 露光部には15μの膜が形成されていた。未露光
部は、本来、基板のクロムが露出しているべきで
あるにもかかわらず、約0.5μの薄い現像残膜が残
つていた。またパターンの断面形状を観察したと
ころ逆テーパの形状を有していた。この試料を表
−1に記載のエツチング剤で処理後、5分間流水
中で水洗し、10%の酢酸水溶液に5分間浸漬し
た。次に5分間水洗し、スピンナーで回転しなが
ら乾燥した。次に150℃×30分,300℃×30分、
400℃×30分窒素雰囲気中で熱処理後、クロムを
蒸着パターニングし、スルホール部を介して上部
配線と下部配線の電導性を調べた。この結果を表
−1に示す。 イミド化率10%では導通は良好であるが、膜厚
の減少が大きく、またイミド化率95%では60分の
処理時間でも残膜が残り導通不良となつた。イミ
ド化率20〜80%ともエツチング後の膜厚減少も小
さく、かつパターンの断面形状も逆テーパから正
のテーパになつており電導性も良好であつた。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板上にポリイミド・パターンを形成する方
    法において、 () 基板上に感光性ポリイミド前駆体の膜を
    形成する、 () パターン状の光を照射し、ついで現像す
    る、 () 現像して得たポリイミド前駆体のパター
    ンを加熱することによりイミド化率20〜80%の
    ポリイミドのパターンに変換する、 () 得られたポリイミド・パターンを有機ア
    ンモニウム化合物でエツチング処理する、 の各工程からなることを特徴とするポリイミド・
    パターンの形成方法。
JP10314084A 1984-05-22 1984-05-22 ポリイミド・パタ−ンの形成方法 Granted JPS60246653A (ja)

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JP10314084A JPS60246653A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 ポリイミド・パタ−ンの形成方法

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JP10314084A JPS60246653A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 ポリイミド・パタ−ンの形成方法

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JPS60246653A JPS60246653A (ja) 1985-12-06
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JPS6216545A (ja) * 1985-07-15 1987-01-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> スル−ホ−ル形成方法

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JPS60246653A (ja) 1985-12-06

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