JPH0423631Y2 - - Google Patents

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JPH0423631Y2
JPH0423631Y2 JP12867884U JP12867884U JPH0423631Y2 JP H0423631 Y2 JPH0423631 Y2 JP H0423631Y2 JP 12867884 U JP12867884 U JP 12867884U JP 12867884 U JP12867884 U JP 12867884U JP H0423631 Y2 JPH0423631 Y2 JP H0423631Y2
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JP
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yarn
fabric
reinforcing layer
film
fabrics
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JP12867884U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は補強糸が少なく軽量で、しかも全方向
に伸びが少く形態安定性の良好なテント・帆用生
地に関するものである。
従来、編織布の表裏に合成樹脂フイルムをラミ
ネート等にて一体化したテント・帆用生地が知ら
れているが、近年、ウインドサーフインあるいは
ヨツトの帆用生地等として、良好な透視性を有し
かつ軽量であるものが要求されるようになつてき
ている。このために、補強層としての編織布をき
わめて粗目にし糸量を減少させることが必要とな
つてきているが、このような生地においては、糸
が配向していない方向に伸び易く、生地の形態安
定性が悪くなるという不都合を生ずる。このよう
な不都合をなくするためには、ラミネートするフ
イルムとして例えば伸度の小さいポリエステルフ
イルムを使用するなどの工夫がなされているが、
このようなフイルムは強度に延伸されているため
熱融着温度が高くなり生地のウエルダー接着に適
さない。生地を接合するとき、補強層の糸が少な
い場合、縫合することができないので、ウエルダ
ー接着しなければならないが、前記のポリエステ
ルフイルムを用いた生地はこの点で必ずしも好ま
しいものではない。
本考案はこれらの欠点、不都合をなくし、補強
層として糸密度が小でしかも全方向に伸度が小さ
い構造とし、特に、熱融着温度が低い熱融着性フ
イルムと一体化することによりウエルダーなどに
よる熱融着接合が簡単に行なえるテント・帆用生
地を提供せんとするものである。図面に示すよう
に、それぞれ平行に配列され互に直交し、ほぼ正
方形の網目を形成する2種の糸層AおよびBと、
同様に、それぞれ平行に配列され互に直交し、ほ
ぼ正方形の網目を形成しかつ前記糸層A,Bとほ
ぼ45°の角度で交叉する2種の糸層CおよびDと
からなる補強層1と、少なくとも該補強層の両外
面の合成樹脂フイルム2,3とが一体化してなる
ことを特徴とするテント・帆用生地にある。
該糸層AとBあるいはCとDは、互に平織等に
組織していてもよく、それぞれ単に重ね合わさせ
られたものでもよい。後者の場合、糸層間は接着
剤等にて接着されている方が形態安定性、加工時
の取扱い性の面で好都合である。また、糸層Aと
Bおよび糸層CとD間も接着剤等にて接着され4
層の糸層が一体化されて補強層1を形成していて
もよいが、必ずしもこの必要はない。
本考案の生地は種々の方法によつてつくること
ができるが、中でも簡単な方法の一つは、各糸層
A〜Dを前述のように交叉させて重ね合わせ、接
着剤を介して一体化して補強層1とし、この両面
に合成樹脂フイルム2,3を重ねて接着するか融
着する方法であり、他の一つは、片面に糸層A,
Bを重ねて接着または融着したフイルム2と、片
面に糸層C,Dを重ねて接着または融着したフイ
ルム3とを、糸層面が内側になるよう、かつ糸層
AおよびBと糸層CおよびDが互にそれぞれ45°
で交叉するよう重ね合わせて接着または融着する
方法である。また、一方向に対して平行に配列さ
れた糸層Aの上に二種のバイヤス方向の糸層B,
Cを重ねながらシート状にする方法が公知であ
り、このような三種の糸層からなるシートをフイ
ルムと一体化し、他方のフイルムに糸層Dのみを
接着し、この二種のフイルムを糸層側を内側にし
て接着または融着し本考案の生地とすることもで
きる。
各糸層の交叉点は第1図のように一点に集中し
ていてもよいが、第2図のようにそれぞれずらせ
た方が生地としてより薄く、凹凸の少ないものと
することができる。また第3図に示すように、各
糸層の糸が数本ずつ組をなし、それぞれの組によ
つて正方形のマス目を形成したものでもよい。マ
ス目の大きさは透視性を高めかつ生地の軽量化を
はかる点から、1mm以上とすることが望まれる。
本考案にあつては、各糸層が、ほぼ正方形の2
つの網目が45°の角度で交叉した形で一体化され
た構造の補強層を有しているため、縦、横、斜め
の方向に均等にほぼ直線状に糸が配列され、全方
向に伸度の小さい生地とすることができるので、
この目合いを2mm程度さらにはそれ以上にするこ
とができ、生地の透視性を著しく向上させ、その
軽量化をはかることができる。
また本考案によれば、補強層が全方向に伸度の
小さいものであるため、特にフイルムとして強度
に延伸させて熱融着性を犠牲にした低伸度のフイ
ルムを使用する必要がなく、熱融着温度の低いポ
リ塩化ビニル、ポリエチレンなどの各種のフイル
ムを適用することができるため、生地の接合がウ
エルダー等の融着手段で簡単に行なうことができ
る生地を提供することができる。
本考案の生地は、軽量でかつあらゆる方向の伸
度が小さく、形態変化が少なく、透明フイルムを
用いたときの透視性も高いものであるため、殊に
ウインドサーフイン、ヨツト、ハングライダーの
帆として有用である。特にフイラメント糸を補強
層として使用したものは補強効果が高く、ほとん
ど透明な生地とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の生地の一部剥離した平面
図であり、A〜Dは補強層1を形成する各糸層、
2,3は合成樹脂フイルムを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 それぞれ平行に配列され互に直交し、ほぼ正
    方形の網目を形成する2種の糸層A,Bと、同
    様に正方形の網目を形成しかつ前記糸層A,B
    とほぼ45°の角度で交叉する2種の糸層C,D
    とからなる補強層と、少なくとも該補強層の両
    外面に位置する合成樹脂フイルムとが一体化し
    てなることを特徴とするテント・帆用生地。 2 合成樹脂フイルムが熱融温度の低い熱融着性
    フイルムからなる実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載のテント・帆用生地。
JP12867884U 1984-08-24 1984-08-24 テント・帆用生地 Granted JPS6143032U (ja)

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JP12867884U JPS6143032U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 テント・帆用生地

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JP12867884U JPS6143032U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 テント・帆用生地

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Publication Number Publication Date
JPS6143032U JPS6143032U (ja) 1986-03-20
JPH0423631Y2 true JPH0423631Y2 (ja) 1992-06-02

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JP12867884U Granted JPS6143032U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 テント・帆用生地

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FR2980136B1 (fr) * 2011-09-21 2014-06-06 Porcher Ind Composites, leur procede de preparation et les voiles de vol les comprenant

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JPS6143032U (ja) 1986-03-20

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