JPH04235843A

JPH04235843A - 循環式原稿搬送装置

Info

Publication number: JPH04235843A
Application number: JP464291A
Authority: JP
Inventors: Naofumi Okada; 直文岡田
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1991-01-18
Filing date: 1991-01-18
Publication date: 1992-08-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の循環式原稿
搬送装置（Ｒｅｃｉｒｃｕｌａｔｉｎｇ　Ｄｏｃｕｍｅ
ｎｔ　Ｈａｎｄｌｅｒ；以下、ＲＤＨと呼ぶ）に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、複写機において、複数枚の原稿を
重ねてセットして複写を指示すると、原稿を１枚ずつ順
次露光部に供給して露光し、露光済の原稿を順次所定の
排出位置に排出するようにした自動原稿搬送装置（ＡＤ
Ｆ）を備えたものが良く知られている。また、トレイ上
に載置された複数枚の原稿を順次露光位置に供給した後
、露光済の原稿を所定の排出位置に送る代わりに、再び
元のトレイに戻すようにしたＲＤＨを備えた複写機もあ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記のＲＤＨにおいて
は、トレイ上の複数枚の原稿を最下部のものから順次給
紙して露光後に最上部に戻す下取り上戻し方式と、逆に
最上部のものから順次給紙して最下部に戻す上取り下戻
し方式とが考えられる。

【０００４】ところで、上取り下戻し方式の場合、露光
済の原稿をトレイの最下部に挿入する際に、原稿が折れ
曲がったり、甚だしい場合は原稿が破れるような損傷が
生じやすいものである。そして、１枚の原稿に損傷が生
じてトレイに正常に挿入されない場合、その後、トレイ
に戻される原稿も正常に挿入されなくなるため、複数枚
の原稿に連鎖的に損傷が生じる恐れがあるばかりでなく
、トレイで紙詰りが発生する問題がある。

【０００５】なお、従来、ＲＤＨにおける原稿の搬送は
、搬送経路内に設けたセンサにより、所定の原稿通過タ
イミングに原稿が通過しないこと、換言すれば、トレイ
で紙詰りが発生して原稿の供給が行われないことが検出
されるまで継続されるので、上記の如く、一旦、原稿の
損傷が生じると、複数枚の原稿に連鎖的に損傷が生じる
ことが回避できないものであった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に係る循環式原稿
搬送装置は、原稿の損傷の原因は、主として原稿が傾斜
した姿勢で搬送され、トレイの最下部への挿入時にトレ
イの入口部で引っ掛かりを生じることにあることに着目
して、上記の課題を解決するために、複数枚の原稿をト
レイ上に重ねて載置し、最上部の原稿から順次給紙して
再び上記トレイの最下部に戻すようにした上取り下戻し
方式の循環式原稿搬送装置において、上記トレイの最下
部への原稿の挿入部位近傍における、搬送される原稿の
正規の通過位置から若干幅方向外側にずれた位置に、斜
め送り検知センサが設けられていることを特徴としてい
る。

【０００７】

【作用】上記の構成によれば、トレイの最下部への原稿
の挿入時に、原稿が斜め送りされていれば、原稿が上記
の斜め送り検知センサ上を通過するため、斜め送りを検
出することができる。そして、斜め送りの検出時に直ち
に原稿の搬送を停止するようにすれば、斜め送りされて
いる原稿自体の損傷を防止することも可能であり、少な
くとも、複数枚の原稿の連鎖的な損傷は防止することが
できる。

【０００８】なお、原稿が正常な姿勢で搬送されていれ
ば、原稿は斜め送り検知センサ上を通過しないので、斜
め送りとの判定は行われず、原稿の搬送が継続される。

【０００９】

【実施例】本発明の一実施例を図１〜図３に基づいて説
明すれば、以下の通りである。

【００１０】図２および図３に示すように、複写機にお
ける上取り下戻し方式の循環式原稿搬送装置は、複数枚
の原稿１・１…を積載するトレイとしての原稿積載トレ
イ２を備えている。原稿積載トレイ２内には原稿１・１
…の後端位置を規制する後端規制板３と、原稿１・１…
の両側端位置を規制する１対の側端規制板４・４とが配
置されている。側端規制板４・４の前端部、つまり、原
稿１・１…の挿入側端部は、原稿１の挿入が容易になる
ように若干外向きに開いた形状とされている。

【００１１】また、後端規制板３および側端規制板４・
４は、原稿１・１…のサイズに応じてそれぞれ位置調整
が可能とされている。

【００１２】原稿積載トレイ２の前部の上方には、原稿
積載トレイ２上に積載された原稿１・１…を最上部のも
のから順次給紙するためのエヤ給紙装置５が設置されて
いる。エヤ給紙装置５は給紙ベルト６と、最上部の原稿
１を給紙ベルト６上に吸引する吸引ファン７とを備え、
給紙ベルト６により給紙された原稿１は搬送ローラ８を
介して図示しない露光部に送られるようになっている。なお、原稿１・１…の前端に対向させて送風ファン９が
設置され、送風ファン９により原稿１・１…の前端部に
送風されて上向きに吹き上げられることにより、給紙ベ
ルト６に対する原稿１の吸引が促進されるようになって
いる。

【００１３】上記露光部で露光された原稿１は、搬送経
路１０を介して再び原稿積載トレイ２側に送られ、排紙
ローラ１１・１１により原稿積載トレイ２内に送り込ま
れるようになっている。給紙ベルト６、搬送ローラ８、
排紙ローラ１１・１１および図示しない搬送ローラ群は
、原稿積載トレイ２と上記露光部との間で原稿１・１…
を循環的に搬送する搬送手段を構成している。

【００１４】原稿積載トレイ２の底部には切欠き１２・
１２が形成されている。原稿積載トレイ２の下方には、
平坦部１３ａ・１３ａを有し、切欠き１２・１２内で回
転可能な戻しローラ１３・１３が設けられている。戻し
ローラ１３・１３は、原稿積載トレイ２に原稿１が送り
込まれる度に１回転し、これにより、原稿積載トレイ２
に積載されている原稿１・１…の最下部に、新たに復帰
した原稿１が挿入されるようになっている。

【００１５】排紙ローラ１１・１１の近傍、換言すれば
、原稿積載トレイ２への原稿１の挿入部位近傍には、例
えば、図示しないＡ４サイズの原稿の斜め送りを検出す
る１対の斜め送り検知センサ１４・１４と、Ｂ４サイズ
の原稿１の斜め送りを検出する１対の斜め送り検知セン
サ１５・１５とが設置されている。斜め送り検知センサ
１４・１４間の間隔は、Ａ４サイズの原稿の幅より若干
大きく設定され、Ａ４サイズの原稿の正規の通過経路よ
り若干幅方向の外側にずれた位置に斜め送り検知センサ
１４・１４が配置されている。同様に斜め送り検知セン
サ１５・１５間の間隔は、Ｂ４サイズの原稿１の幅より
若干大きく設定され、Ｂ４サイズの原稿の正規の通過経
路より若干幅方向の外側にずれた位置に斜め送り検知セ
ンサ１５・１５が配置されている。なお、斜め送り検知
センサ１４・１４、１５・１５として、ここでは反射型
光学センサが使用されるが、それ以外に接触型のセンサ
等を使用しても良い。

【００１６】また、図示しない制御手段は、斜め送り検
知センサ１４・１４、１５・１５により原稿１の斜め送
りが検出された時に、給紙ベルト６、搬送ローラ８およ
び排紙ローラ１１・１１等の搬送手段を停止させるよう
になっている。

【００１７】上記の構成において、原稿１は最上部のも
のから順次給紙ベルト６により給紙され、搬送ローラ８
および図示しない他の搬送ローラ群により上記露光部に
搬送される。ここで、原稿１に露光が行われることによ
り、図示しない感光体に静電潜像が形成され、続いて、
現像、複写用紙への転写、定着等の複写プロセスが施さ
れて、複写が行われる。

【００１８】一方、露光が終了した原稿１は再び原稿積
載トレイ２側に送られる。そして、原稿１が排紙ローラ
１１・１１に差し掛かった時点で、斜め送り検知センサ
１４・１４または１５・１５により、原稿１が斜め送り
されているか否かが検出される。この検出に際しては、
側端位置規制板４・４の位置により原稿サイズが検出さ
れ、原稿１が図示の如く、Ｂ４サイズであれば、Ｂ４用
の斜め送り検知センサ１５・１５により斜め送りの有無
が検出される。そして、原稿１が正常な姿勢で搬送され
ていれば、原稿１は斜め送り検知センサ１５・１５上を
通過しないので、斜め送りされていないものと判定され
て搬送が継続される。従って、原稿１は排紙ローラ１１
・１１により原稿積載トレイ２内に送り込まれて戻しロ
ーラ１３・１３により、原稿積載トレイ２上の原稿１・
１…の最下部に挿入される。

【００１９】一方、Ｂ４サイズの原稿１が傾斜していれ
ば、原稿１は少なくとも一方の斜め送り検知センサ１５
・１５上を通過する。これにより、斜め送りが検出され
、直ちに原稿１の搬送が停止されるとともに、異常が発
生した旨の表示が行われる。

【００２０】従って、この斜め送りされている原稿１ま
たは後続の原稿１・１…が損傷する不具合は回避される
。

【００２１】また、原稿がＡ４サイズであれば、Ａ４用
の斜め送り検知センサ１４・１４により斜め送りの有無
の検出が行われて、上記と同様の処理が行われる。

【００２２】なお、上記の実施例では、Ａ４およびＢ４
用の斜め送り検知センサ１４・１４、１５・１５を設け
た場合を説明したが、さらに他のサイズ用の斜め送り検
知センサを設けることもできるものである。

【００２３】

【発明の効果】本発明に係る上取り下戻し方式の循環式
原稿搬送装置は、以上のように、トレイ上に載置された
原稿群の最下部への原稿の挿入部位近傍における、搬送
される原稿の正規の通過位置から若干幅方向外側にずれ
た位置に、斜め送り検知センサが設けられている構成で
ある。

【００２４】これにより、トレイの最下部への原稿の挿
入時に、原稿が斜め送りされていれば、原稿が上記の斜
め送り検知センサ上を通過するため、斜め送りを検出す
ることができる。そして、斜め送りの検出時に直ちに原
稿の搬送を停止するようにすれば、斜め送りされている
原稿自体の損傷を防止することも可能であり、少なくと
も、複数枚の原稿の連鎖的な損傷は防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における循環式原稿搬送装置
で原稿の斜め送りが生じた場合を示す概略平面図である
。

【図２】上記循環式原稿搬送装置の概略平面図である。

【図３】上記循環式原稿搬送装置の概略側面図である。

【符号の説明】

１　　　　原稿２　　　　原稿積載トレイ（トレイ）１４・１５　　斜め送り検知センサ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　複数枚の原稿をトレイ上に重ねて載置
し、最上部の原稿から順次給紙して再び上記トレイの最
下部に挿入するようにした循環式原稿搬送装置において
、上記トレイの最下部への原稿の挿入部位近傍における
、搬送される原稿の正規の通過位置から若干幅方向外側
にずれた位置に、斜め送り検知センサが設けられている
ことを特徴とする循環式原稿搬送装置。