JP3507701B2 - 給紙搬送装置 - Google Patents
給紙搬送装置Info
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- JP3507701B2 JP3507701B2 JP15834298A JP15834298A JP3507701B2 JP 3507701 B2 JP3507701 B2 JP 3507701B2 JP 15834298 A JP15834298 A JP 15834298A JP 15834298 A JP15834298 A JP 15834298A JP 3507701 B2 JP3507701 B2 JP 3507701B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電写真複写機、
プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置に装備さ
れる給紙搬送装置に関し、具体的には、用紙の側端を搬
送経路横一側の基準位置に位置合わせして、用紙を給紙
搬送するように構成された給紙搬送装置に関するもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】上記の給紙搬送装置として、搬送経路の
横一側に、用紙側端を基準位置に位置決めするためのサ
イドガイドを設けると共に、このサイドガイドに向けて
用紙を斜めに搬送するための斜め搬送手段を備えて、用
紙をサイドガイド側に幅寄せさせつつ給紙搬送すること
で、用紙の側端をサイドガイドに当て付けて、用紙が斜
行していても、この斜行を補正すると同時に、用紙側端
を搬送経路横一側の基準位置に位置合わせするものがあ
る。 【０００３】そして従来は、上記用紙の斜め搬送手段
を、上下一対の斜め搬送ローラから構成して、この斜め
搬送ローラ対によってニップした用紙を、サイドガイド
に向けて斜めに搬送するようにし、用紙側端がサイドガ
イドに当接した際には、用紙の幅寄せ移動をローラ間で
スリップさせるようにしている。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
斜め搬送手段では、ニップ力の調整が非常に困難であっ
て、ニップ力が強すぎると、用紙がサイドガイドに当接
した際に、用紙の折れが生じ、ニップ力が弱すぎると、
斜め搬送時に用紙がスリップして、所定の基準位置に用
紙側端を位置決めできなくなるのであった。 【０００５】また、用紙がサイドガイドに当接したこと
を検知して、ローラ対のニップを解除させる技術もある
が、ニップを解除すると、用紙の位置決め姿勢を維持で
きないことから、用紙が位置ずれする不具合が生じる上
に、ニップが解除された用紙を搬送するために、別途、
搬送ローラを必要としたのである。 【０００６】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、用紙をエアで吸引して斜めに搬送する特異
な技術によって、用紙の折れなどの不具合を伴わせず
に、用紙側端の基準位置を適正に位置決めできる給紙搬
送装置を提供することを目的としている。 【０００７】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、用紙をニップして搬送するフィード
ローラを、所定の間隔を隔てて前記搬送経路の上流側と
下流側とに配置すると共に、このフィードローラ間の搬
送経路の横一側に、用紙側端を基準位置に位置決めする
ためのサイドガイドを設け、エアによって用紙を吸引搬
送するエンドレスの搬送ベルトによる用紙の搬送方向
が、下流側ほど前記サイドガイド側に向かうように、こ
の搬送手段を、前記上流側と下流側のフィードローラ間
に傾斜させて配置し、かつ、前記上流側のフィードロー
ラの上流側には用紙検知センサが配置されていて、この
用紙検知センサによる用紙先端の検知後所定時間にその
用紙ニップ状態を解除するとともに、用紙後端の検知後
所定時間に再び用紙ニップ状態に切り換えるようにした
点に特徴がある。 【０００８】即ち、本発明は、エアの吸引による用紙の
搬送手段では、用紙の搬送が確実に行われながらも、エ
ア吸引されている用紙に紙面方向の外力を加えると、こ
の用紙は簡単に横滑りをする点に着目して成されたもの
であって、用紙をエア吸引して、これをサイドガイドに
向けて斜めに搬送すると、用紙側端がサイドガイドに当
接した際には、用紙は簡単に横滑りをし、用紙側端がサ
イドガイドに沿うように姿勢を変更するのであって、用
紙は折れることなく、所定通り基準位置に位置決めされ
ると共に、その位置決め姿勢を維持し続けられて搬送さ
れることから、搬送途中において、用紙が位置ずれする
不具合も生じないのである。 【０００９】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は両面画像の形成が可能に構
成された静電写真複写機（画像形成装置の一例）を示
し、上部に原稿の自動送り装置１を備えた装置本体２
に、感光体ドラム３を横架すると共に、この感光体ドラ
ム３のまわりに、帯電装置４と、現像装置５と、転写装
置６と、用紙分離装置７と、クリーニング装置８とを、
その順に配置し、かつ、装置本体２の上部空間に光学系
移動式の露光装置９を配置している。 【００１０】そして、上下に複数段の給紙カセット１０
を備えた２台の給紙デッキ１１，１２から繰り出される
用紙を、一方の給紙デッキ１１が備える合流用の給紙搬
送装置１３に取り出すように構成して、この給紙搬送装
置１３から給紙される用紙を転写装置６に搬送するため
の搬送装置１４と、画像形成後の用紙を定着装置１５に
搬送するための搬送装置１６と、定着処理用紙を装置外
の排紙トレイ１７に排出する排紙ローラ対１８とを、装
置本体２内に配置すると共に、更に、定着処理用紙をス
イッチバックにより表裏を反転させて、この用紙を転写
装置６に再給紙するための給紙搬送装置１９と、経路切
り換え手段２０とを配置して、定着処理用紙を排紙トレ
イ１７と給紙搬送装置１９とに切り換え給紙できるよう
にしている。 【００１１】上記の各種搬送装置１３，１４，１６，１
９は、用紙の幅方向一側端を搬送経路横一側の基準位置
に位置合わせした状態で、用紙を給紙搬送するものであ
って、給紙デッキ１１が備える給紙搬送装置１３と、ス
イッチバック用の給紙搬送装置１９とは、それぞれ用紙
の一側端を基準位置に位置決めするための位置決め手段
２１，２２を備えている。 【００１２】この用紙側端の位置決め手段２１，２２
は、構成が同じであることから、一方の給紙搬送装置１
３が備える位置決め手段２１について説明すると、この
位置決め手段２１は、図２〜図４に示すように、それぞ
れ用紙ａをニップして搬送する第１及び第２のフィード
ローラ２３，２４、２５，２６を、所定の間隔を隔てて
搬送経路の上流側と下流側とに配置すると共に、このフ
ィードローラ間の搬送経路の横一側に、用紙側端の基準
位置を位置決めするためのサイドガイド２７を、用紙ａ
の幅方向に位置変更可能に設け、かつ、このサイドガイ
ド２７に向けて用紙を斜めに搬送するための斜め搬送手
段２８を、フィードローラ間に配置している。 【００１３】上記用紙ａの斜め搬送手段２８はユニット
化されており、エア吸引ファン２９が接続される偏平な
方形状のエアボックス３０に対して、それの搬送経路の
上流側と下流側とに、それぞれベルト巻回用のローラ３
１，３２を回転可能に保持させると共に、下流側のロー
ラ３２には、駆動手段３３を接続するためのユニバーサ
ルジョイント３４を連結し、更に、両ローラ３１，３２
にわたって、多数の孔ｂが形成された複数枚（この実施
の形態では３枚であるが、ベルト幅を広くして２枚や１
枚にしてもよく、４枚以上であってもよい。）のエンド
レスの搬送ベルト３５を巻回すると共に、前記エアボッ
クス３０上面のベルト巻回面部に、エア吸引用の開口３
６を形成している。 【００１４】ここで、前記搬送ベルト３５による用紙ａ
の搬送方向が、下流側ほど前記サイドガイド２７側に向
かうように、上記のユニット化させた斜め搬送手段２８
を、フィードローラ間に傾斜させて配置し、かつ、前記
ローラ３１，３２を出来るだけフィードローラ２３，２
４、２５，２６に近づけるように、前記エアボックス３
０を大きく形成し、更に、ローラ間の隙間を埋めるよう
にガイド板３７，３８を設けると共に、前記サイドガイ
ド２７とこの側近の搬送ベルト３５との隙間Ｌを埋める
ように、サイドガイド２７またはエアボックス３０にカ
バー３９を設けている。 【００１５】上記構成の位置決め手段２１を備えた給紙
搬送装置１３において、第１フィードローラ２３，２４
のうち、下部側の遊転ローラ２４は、アクチュエータ４
０によって昇降可能に構成されており、かつ、第１フィ
ードローラ２３，２４の直上流側には、用紙検知センサ
ー４１が配置されている。 【００１６】そして、センサー４１が用紙ａの先端を検
知し、かつ、その後の所定の時間経過に基づいて、即
ち、フィードローラ２３，２４によって搬送されてきた
用紙ａが、搬送ベルト３５によってエア吸引されて、こ
の用紙ａが搬送ベルト３５によって搬送されるようにな
った時点で、前記アクチュエータ４０が作動して、第１
フィードローラ２３，２４のニップを解除するように構
成されている。 【００１７】従って、フィードローラ２３，２４による
ニップが解除された用紙ａは、前記搬送ベルト３５の上
面にエア吸引されて、前記サイドガイド２７に向けて斜
めに搬送されるのであって、このエアによって搬送ベル
ト３５に吸引されている用紙ａは、紙面方向に簡単に横
滑りをすることから、用紙側端がサイドガイド２７に当
接した際には、用紙ａは、その側端をサイドガイド２７
に沿わせるように、姿勢を変更することになる。 【００１８】これによって用紙ａは、斜行の補正を含め
て、用紙側端が所定通り基準位置に位置決めされると共
に、その位置決め姿勢を維持し続けて搬送され、かつ、
第２のフィードローラ２５，２６に給紙されるのであ
り、一方、前記センサー４１が用紙後端を検知すると、
用紙後端が第１フィードローラ２３，２４を通過する時
間の経過後に、アクチュエータ４０が作動し、第１フィ
ードローラ２３，２４が用紙ニップ状態に切り換えられ
て、次の用紙ａの搬送に備えるのである。 【００１９】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、エアの吸
引による用紙の搬送手段では、用紙の搬送が確実に行わ
れながらも、このエア吸引されている用紙は、紙面方向
に簡単に横滑りをする点に着目して成されたものであっ
て、本発明によれば、このエアによって用紙を吸引搬送
する特異な斜め搬送の技術を給紙搬送装置に導入したこ
とで、また、用紙をニップして搬送するフィードローラ
を、所定の間隔を隔てて前記搬送経路の上流側と下流側
とに配置すると共に、このフィードローラ間の搬送経路
の横一側に、用紙側端を基準位置に位置決めするための
サイドガイドを設け、エアによって用紙を吸引搬送する
エンドレスの搬送ベルトによる用紙の搬送方向が、下流
側ほど前記サイドガイド側に向かうように、この搬送手
段を、前記上流側と下流側のフィードローラ間に傾斜さ
せて配置し、かつ、前記上流側のフィードローラの上流
側には用紙検知センサが配置されていて、この用紙検知
センサによる用紙先端の検知後所定時間にその用紙ニッ
プ状態を解除するとともに、用紙後端の検知後所定時間
に再び用紙ニップ状態に切り換えるようにしたことで、
用紙の折れなどの不具合を一切伴わせずに、用紙側端を
基準位置に適正に位置決めできると共に、その位置決め
姿勢を維持し続けて搬送されることから、搬送途中にお
いて、用紙が位置ずれする不具合も生じないのである。
プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置に装備さ
れる給紙搬送装置に関し、具体的には、用紙の側端を搬
送経路横一側の基準位置に位置合わせして、用紙を給紙
搬送するように構成された給紙搬送装置に関するもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】上記の給紙搬送装置として、搬送経路の
横一側に、用紙側端を基準位置に位置決めするためのサ
イドガイドを設けると共に、このサイドガイドに向けて
用紙を斜めに搬送するための斜め搬送手段を備えて、用
紙をサイドガイド側に幅寄せさせつつ給紙搬送すること
で、用紙の側端をサイドガイドに当て付けて、用紙が斜
行していても、この斜行を補正すると同時に、用紙側端
を搬送経路横一側の基準位置に位置合わせするものがあ
る。 【０００３】そして従来は、上記用紙の斜め搬送手段
を、上下一対の斜め搬送ローラから構成して、この斜め
搬送ローラ対によってニップした用紙を、サイドガイド
に向けて斜めに搬送するようにし、用紙側端がサイドガ
イドに当接した際には、用紙の幅寄せ移動をローラ間で
スリップさせるようにしている。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
斜め搬送手段では、ニップ力の調整が非常に困難であっ
て、ニップ力が強すぎると、用紙がサイドガイドに当接
した際に、用紙の折れが生じ、ニップ力が弱すぎると、
斜め搬送時に用紙がスリップして、所定の基準位置に用
紙側端を位置決めできなくなるのであった。 【０００５】また、用紙がサイドガイドに当接したこと
を検知して、ローラ対のニップを解除させる技術もある
が、ニップを解除すると、用紙の位置決め姿勢を維持で
きないことから、用紙が位置ずれする不具合が生じる上
に、ニップが解除された用紙を搬送するために、別途、
搬送ローラを必要としたのである。 【０００６】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、用紙をエアで吸引して斜めに搬送する特異
な技術によって、用紙の折れなどの不具合を伴わせず
に、用紙側端の基準位置を適正に位置決めできる給紙搬
送装置を提供することを目的としている。 【０００７】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、用紙をニップして搬送するフィード
ローラを、所定の間隔を隔てて前記搬送経路の上流側と
下流側とに配置すると共に、このフィードローラ間の搬
送経路の横一側に、用紙側端を基準位置に位置決めする
ためのサイドガイドを設け、エアによって用紙を吸引搬
送するエンドレスの搬送ベルトによる用紙の搬送方向
が、下流側ほど前記サイドガイド側に向かうように、こ
の搬送手段を、前記上流側と下流側のフィードローラ間
に傾斜させて配置し、かつ、前記上流側のフィードロー
ラの上流側には用紙検知センサが配置されていて、この
用紙検知センサによる用紙先端の検知後所定時間にその
用紙ニップ状態を解除するとともに、用紙後端の検知後
所定時間に再び用紙ニップ状態に切り換えるようにした
点に特徴がある。 【０００８】即ち、本発明は、エアの吸引による用紙の
搬送手段では、用紙の搬送が確実に行われながらも、エ
ア吸引されている用紙に紙面方向の外力を加えると、こ
の用紙は簡単に横滑りをする点に着目して成されたもの
であって、用紙をエア吸引して、これをサイドガイドに
向けて斜めに搬送すると、用紙側端がサイドガイドに当
接した際には、用紙は簡単に横滑りをし、用紙側端がサ
イドガイドに沿うように姿勢を変更するのであって、用
紙は折れることなく、所定通り基準位置に位置決めされ
ると共に、その位置決め姿勢を維持し続けられて搬送さ
れることから、搬送途中において、用紙が位置ずれする
不具合も生じないのである。 【０００９】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は両面画像の形成が可能に構
成された静電写真複写機（画像形成装置の一例）を示
し、上部に原稿の自動送り装置１を備えた装置本体２
に、感光体ドラム３を横架すると共に、この感光体ドラ
ム３のまわりに、帯電装置４と、現像装置５と、転写装
置６と、用紙分離装置７と、クリーニング装置８とを、
その順に配置し、かつ、装置本体２の上部空間に光学系
移動式の露光装置９を配置している。 【００１０】そして、上下に複数段の給紙カセット１０
を備えた２台の給紙デッキ１１，１２から繰り出される
用紙を、一方の給紙デッキ１１が備える合流用の給紙搬
送装置１３に取り出すように構成して、この給紙搬送装
置１３から給紙される用紙を転写装置６に搬送するため
の搬送装置１４と、画像形成後の用紙を定着装置１５に
搬送するための搬送装置１６と、定着処理用紙を装置外
の排紙トレイ１７に排出する排紙ローラ対１８とを、装
置本体２内に配置すると共に、更に、定着処理用紙をス
イッチバックにより表裏を反転させて、この用紙を転写
装置６に再給紙するための給紙搬送装置１９と、経路切
り換え手段２０とを配置して、定着処理用紙を排紙トレ
イ１７と給紙搬送装置１９とに切り換え給紙できるよう
にしている。 【００１１】上記の各種搬送装置１３，１４，１６，１
９は、用紙の幅方向一側端を搬送経路横一側の基準位置
に位置合わせした状態で、用紙を給紙搬送するものであ
って、給紙デッキ１１が備える給紙搬送装置１３と、ス
イッチバック用の給紙搬送装置１９とは、それぞれ用紙
の一側端を基準位置に位置決めするための位置決め手段
２１，２２を備えている。 【００１２】この用紙側端の位置決め手段２１，２２
は、構成が同じであることから、一方の給紙搬送装置１
３が備える位置決め手段２１について説明すると、この
位置決め手段２１は、図２〜図４に示すように、それぞ
れ用紙ａをニップして搬送する第１及び第２のフィード
ローラ２３，２４、２５，２６を、所定の間隔を隔てて
搬送経路の上流側と下流側とに配置すると共に、このフ
ィードローラ間の搬送経路の横一側に、用紙側端の基準
位置を位置決めするためのサイドガイド２７を、用紙ａ
の幅方向に位置変更可能に設け、かつ、このサイドガイ
ド２７に向けて用紙を斜めに搬送するための斜め搬送手
段２８を、フィードローラ間に配置している。 【００１３】上記用紙ａの斜め搬送手段２８はユニット
化されており、エア吸引ファン２９が接続される偏平な
方形状のエアボックス３０に対して、それの搬送経路の
上流側と下流側とに、それぞれベルト巻回用のローラ３
１，３２を回転可能に保持させると共に、下流側のロー
ラ３２には、駆動手段３３を接続するためのユニバーサ
ルジョイント３４を連結し、更に、両ローラ３１，３２
にわたって、多数の孔ｂが形成された複数枚（この実施
の形態では３枚であるが、ベルト幅を広くして２枚や１
枚にしてもよく、４枚以上であってもよい。）のエンド
レスの搬送ベルト３５を巻回すると共に、前記エアボッ
クス３０上面のベルト巻回面部に、エア吸引用の開口３
６を形成している。 【００１４】ここで、前記搬送ベルト３５による用紙ａ
の搬送方向が、下流側ほど前記サイドガイド２７側に向
かうように、上記のユニット化させた斜め搬送手段２８
を、フィードローラ間に傾斜させて配置し、かつ、前記
ローラ３１，３２を出来るだけフィードローラ２３，２
４、２５，２６に近づけるように、前記エアボックス３
０を大きく形成し、更に、ローラ間の隙間を埋めるよう
にガイド板３７，３８を設けると共に、前記サイドガイ
ド２７とこの側近の搬送ベルト３５との隙間Ｌを埋める
ように、サイドガイド２７またはエアボックス３０にカ
バー３９を設けている。 【００１５】上記構成の位置決め手段２１を備えた給紙
搬送装置１３において、第１フィードローラ２３，２４
のうち、下部側の遊転ローラ２４は、アクチュエータ４
０によって昇降可能に構成されており、かつ、第１フィ
ードローラ２３，２４の直上流側には、用紙検知センサ
ー４１が配置されている。 【００１６】そして、センサー４１が用紙ａの先端を検
知し、かつ、その後の所定の時間経過に基づいて、即
ち、フィードローラ２３，２４によって搬送されてきた
用紙ａが、搬送ベルト３５によってエア吸引されて、こ
の用紙ａが搬送ベルト３５によって搬送されるようにな
った時点で、前記アクチュエータ４０が作動して、第１
フィードローラ２３，２４のニップを解除するように構
成されている。 【００１７】従って、フィードローラ２３，２４による
ニップが解除された用紙ａは、前記搬送ベルト３５の上
面にエア吸引されて、前記サイドガイド２７に向けて斜
めに搬送されるのであって、このエアによって搬送ベル
ト３５に吸引されている用紙ａは、紙面方向に簡単に横
滑りをすることから、用紙側端がサイドガイド２７に当
接した際には、用紙ａは、その側端をサイドガイド２７
に沿わせるように、姿勢を変更することになる。 【００１８】これによって用紙ａは、斜行の補正を含め
て、用紙側端が所定通り基準位置に位置決めされると共
に、その位置決め姿勢を維持し続けて搬送され、かつ、
第２のフィードローラ２５，２６に給紙されるのであ
り、一方、前記センサー４１が用紙後端を検知すると、
用紙後端が第１フィードローラ２３，２４を通過する時
間の経過後に、アクチュエータ４０が作動し、第１フィ
ードローラ２３，２４が用紙ニップ状態に切り換えられ
て、次の用紙ａの搬送に備えるのである。 【００１９】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、エアの吸
引による用紙の搬送手段では、用紙の搬送が確実に行わ
れながらも、このエア吸引されている用紙は、紙面方向
に簡単に横滑りをする点に着目して成されたものであっ
て、本発明によれば、このエアによって用紙を吸引搬送
する特異な斜め搬送の技術を給紙搬送装置に導入したこ
とで、また、用紙をニップして搬送するフィードローラ
を、所定の間隔を隔てて前記搬送経路の上流側と下流側
とに配置すると共に、このフィードローラ間の搬送経路
の横一側に、用紙側端を基準位置に位置決めするための
サイドガイドを設け、エアによって用紙を吸引搬送する
エンドレスの搬送ベルトによる用紙の搬送方向が、下流
側ほど前記サイドガイド側に向かうように、この搬送手
段を、前記上流側と下流側のフィードローラ間に傾斜さ
せて配置し、かつ、前記上流側のフィードローラの上流
側には用紙検知センサが配置されていて、この用紙検知
センサによる用紙先端の検知後所定時間にその用紙ニッ
プ状態を解除するとともに、用紙後端の検知後所定時間
に再び用紙ニップ状態に切り換えるようにしたことで、
用紙の折れなどの不具合を一切伴わせずに、用紙側端を
基準位置に適正に位置決めできると共に、その位置決め
姿勢を維持し続けて搬送されることから、搬送途中にお
いて、用紙が位置ずれする不具合も生じないのである。
【図面の簡単な説明】
【図１】給紙デッキと共に示す静電写真複写機の概略縦
断面図である。 【図２】給紙搬送装置の平面図である。 【図３】給紙搬送装置の縦断正面図である。 【図４】図２のＡ−Ａ線断面図である。 【符号の説明】 ２３，２４，２５，２６…フィードローラ，２７…サイ
ドガイド、２８…斜め搬送手段、３５…搬送ベルト，４
０…アクチュエータ，４１…用紙検知センサ，ａ…用
紙。
断面図である。 【図２】給紙搬送装置の平面図である。 【図３】給紙搬送装置の縦断正面図である。 【図４】図２のＡ−Ａ線断面図である。 【符号の説明】 ２３，２４，２５，２６…フィードローラ，２７…サイ
ドガイド、２８…斜め搬送手段、３５…搬送ベルト，４
０…アクチュエータ，４１…用紙検知センサ，ａ…用
紙。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65H 9/16
B41J 13/08
B41J 13/22
G03G 15/00 518
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 用紙をニップして搬送するフィードロー
ラを、所定の間隔を隔てて前記搬送経路の上流側と下流
側とに配置すると共に、このフィードローラ間の搬送経
路の横一側に、用紙側端を基準位置に位置決めするため
のサイドガイドを設け、エアによって用紙を吸引搬送す
るエンドレスの搬送ベルトによる用紙の搬送方向が、下
流側ほど前記サイドガイド側に向かうように、この搬送
手段を、前記上流側と下流側のフィードローラ間に傾斜
させて配置し、かつ、前記上流側のフィードローラの上
流側には用紙検知センサが配置されていて、この用紙検
知センサによる用紙先端の検知後所定時間にその用紙ニ
ップ状態を解除するとともに、用紙後端の検知後所定時
間に再び用紙ニップ状態に切り換えるようにしたことを
特徴とする給紙搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15834298A JP3507701B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 給紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15834298A JP3507701B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 給紙搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11334943A JPH11334943A (ja) | 1999-12-07 |
| JP3507701B2 true JP3507701B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=15669554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15834298A Expired - Fee Related JP3507701B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 給紙搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3507701B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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|---|---|---|---|---|
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1998
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