JPH0423536B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、食品の粉砕、切り刻み、混合、混
練、乳状化等を行う汎用調理機械に関する。

特に、この機械が、支持フレームに装着された
ボール形容器（以下単にボールと呼ぶ）と、この
ボールを傾動する傾動シヤフトと、このボールに
被される蓋と、ボールの中央で回転する工具と、
上記ボールの下にあつて上記工具を回転させるモ
ーターと、及び上記モーターを制御するスイツチ
手段と、を持つものに関する。

［従来の技術及びその課題］ この種の機械が、DE 965 776に開示されてい
る。この種の機械が長年種々のことに用いられて
おり、例えば、肉、野菜、果物の加工に、ダンプ
リング、パン粉、マヨネーズの調理に、スープ、
ソース、サラダドレツシングの乳状化に用いられ
ている。付属装置を用いると、この汎用機械は、
更に、漉し、すり潰し、マツシング、おろし、チ
ヨツピング、テンダーリング、即ち軟化、及び、
粉ひき、にも使用される。蓋を90゜傾けて、付属
装置がボールの蓋に取付けられる。全作業工程の
補助に、機械に搬送刃がしばしば設けられる。搬
送刃がボールの内部に突出し、手動クランクによ
つて、外側から操作される。（DE 965 109） 支持フレームは、鋼管又は、鋳物のスタンドの
形をしている。スイツチ装置がボールの横に取付
けられ、モータからスイツチ装置への電線が中空
の傾動シヤフトを介して案内される。スイツチ装
置のハウジングは、機械的に開く蓋のロツクの役
目も果たす。工具を取付ける為の工具取付けシヤ
ンクが、モータ軸に嵌められ、回転可能に固定さ
れる。モータシヤフトは、ボールの底部を貫通
し、ボールの内部に突出している。

本発明の目的は、上述した型の機械の操作を簡
略化し、清掃を容易にすることである。

［課題を解決するための手段］ この発明によれば、上記目的が、ボールの１つ
の台として形成されたスイツチキヤビネツトの中
にスイツチ装置を置くことと、上記台にボール傾
動シヤフトの一端の軸受を保持させることと、モ
ータへの電線を介装するため上記の傾動シヤフト
を中空にすることと、により達成される。

このために、本発明により提供される食品の粉
砕、切り刻み、混合、混練、乳状化等を行う汎用
調理機械は、底部と開口した上部とを有し断面円
形のボールと、第１及び第２の端部を有し、ボー
ルの底部の下に水平に配置され、ボールと連結す
る、ボールを傾動するための、中空の傾動シヤフ
トと、上記傾動シヤフトの第１の端部を回転可能
に支持する第１の軸受と、上記ボールを任意の傾
動角度で止める手段と、上記傾動シヤフトの第２
の端部を回転可能に支持する第２の軸受と、上記
傾動シヤフトを支持する支持フレームと、上記ボ
ールの上部を閉じ、且つ中心を持つ密閉可能の
蓋、ボールの中心に置かれる回転工具と、上記工
具を支持する工具取付けシヤンク即ち柄部品と、
傾動シヤフトの下方において、ボールの底部にフ
ランジ結合され、上記傾動シヤフトの下に配置さ
れた上記工具を駆動するための第１の駆動モータ
ーと、上記ボールの側部に配置された、上記駆動
モーターのためのスイツチ手段と、上記スイツチ
手段を収容し、上記台の１つの構成部品として機
能するスイツチキヤビネツトで、上記スイツチキ
ヤビネツトが上記フレームの一部分として機能
し、この場合上記スイツチキヤビネツトが上記第
１の軸受を含む、ものと、及び上記モーターから
上記スイツチ手段に至り、且つ上記中空の傾動シ
ヤフトの中に配置される第１の複数の電気配線
と、を持つている。

本発明のその他の目的、特徴、及び利点につい
ては、以下図面を用いて説明する実施例の中で明
らかにする。

［実施例］ 第１図において、本発明の汎用調理機械は、円
形断面のボール１と、このボール１を傾動し、か
つボール１の底部の下に水平に配置される傾動シ
ヤフト３と、軸受を介して傾動シヤフト３を支持
する支持フレーム２と、ボール１を傾けるための
クランクレバー４と、所望の位置でボール１を拘
束する手段とを備える。更に、この機械は密閉可
能の蓋５と、機械の中心で回転する工具７とを備
える。工具７は、工具取付けシヤンク６に取り付
けられ、モータ８により駆動される。モータ８
は、ボール１の底部のフランジに取り付けられ、
傾動シヤフト３の下方に位置する。モータ８のス
イツチ手段は、後部スイツチキヤビネツト９の中
に収納される。スイツチキヤビネツト９はボール
１の台の役をしており、傾動シヤフト３の第１の
端部の軸受１０を保持する。傾動シヤフト３は中
空で、この中にモータ８への電線１１が通挿され
る。スイツチキヤビネツト９は、支持フレーム２
の底の部分２ａにねじ止めされ、従つて、容易に
交換することが出来る。

傾動シヤフト３の第２の端部が、独立スタンド
２ｂの上端部に回動可能に支持される。この独立
スタンド２ｂは、底の部分２ａとの後部接続点２
ｃから斜め上方に延びている。支持フレーム２の
底の部分２ａが、角形断面の２つの脚１２を持
つ。ローラ１３を持つ硬質ゴムのバンパ１４が、
各々の脚に取付けられる（第３図及び第６図）。

ボール１を所望の位置に止める手段が、固定さ
れた第１の冠歯車１５と、傾動シヤフト３に連結
された第２の冠歯車１６とからなる。スプリング
１７の付勢力に抗して、クランクレバー４を移動
させることにより、上記の冠歯車１５，１６を互
に噛み合わせることが出来る。

ボールの蓋５が偏心したトグルレバーロツク１
８を含み、これが、手動レバー１９を支持する容
易に引つ込めることの出来る回転軸２０を備えて
いる。第１のボツクスヒンジ２１が蓋５に取付け
られている。第１のボツクスヒンジ２１は、ボー
ル１に取付けられた第２のボツクスヒンジ２１ａ
と協動する。蓋の電気的安全装置２２が、第２の
ボツクスヒンジの中に置かれている。この安全装
置２２の電線が、防水性の電気導管２３に通挿さ
れて、この導管がボール１の外側に置かれ、又中
空の傾動シヤフト３に繋がつている。

第１図から第３図に示す汎用調理機械は、比較
的小型のスイツチキヤビネツト９を具備する。第
５図及び第６図は、付属装置を駆動させる駆動部
２４であるギヤモータをもつ機能が拡張された大
型のコントロールキヤビネツトを備える機械を示
す。駆動部２４が、ボール１から見て遠位側のス
イツチキヤビネツトの壁９から延出している。駆
動部２４は、ボール１の底部にフランジ止めされ
たモータ８とは別個に作動する。

蓋５がクロムニツケル鋼を絞り加工した部分を
含み、打抜き部分を持つている。複数の覗き窓２
５を有する精密鋳造セグメント２６がこの打抜き
部分に溶接される。ロープシール２８を保持する
断面略Ｕ字型のリング２７が上記絞り部分の周囲
に溶接されている（第８図）。

精密鋳造セグメント２６は、透明な合成プラス
チツクからなる覗き窓カバー２９により覆うこと
が出来る。この覗き窓カバー２９が、蓋５の上に
回転可能に支持され、精密鋳造セグメント２６と
の間に円形のロープシール３０を介在させてい
る。従つて、閉じた場合、覗き窓カバー２９は、
噴出のない気密状態に保たれる。覗き窓カバー２
９は、蓋５のボス３２に中央軸受けブシユ３１で
取付けられる。ピン３３が垂直溝３４に係合し、
（第７図の破線）、覗き窓カバー２９を閉じる位置
に向かつて回転すると、ピン２９が、蓋５に向か
つて前進する円周溝の部分３５に係合する。ボー
ル１の内部に設けられる搬送刃３７を操縦するた
めに、手動クランク３６が設けられる。クランク
３６は、覗き窓カバー２９の軸受けブシユ３１に
支持されている。

モータ８の駆動軸３８の自由端部が、ボール１
の内部に延出している。この自由端部が、上向き
に開口した半径方向の切り込み溝３９を備える。
駆動軸３８の上に被せられる工具取付けシヤンク
６には、半径方向の溝３９に係合するための横方
向のボルト４０を含む。工具取付けシヤンク６
は、角鋼管からなり、ブツシユ４１に被され、こ
れに溶接される。ブシユ４１の下側の端部が、工
具７を固定するためのロツクナツト４３が螺合す
る外ねじ４２を持つ。ナツト４３は、その外周に
回転翼即ちリブ４４を持つている。

以下、これらの内容について更に詳しく説明す
る。

従来、スイツチデバイスは、常に、ボールと一
緒に傾動していたが、本発明の新しいスイツチキ
ヤビネツトは静止している。スイツチキヤビネツ
トの外壁が平滑な面を持ち、従つて、清掃を容易
に行うことができる。これは食品機械にとつては
特に重要なことである。スイツチキヤビネツトを
支持フレームの底の部分にねじで取付け、スイツ
チキヤビネツトの交換を容易にする。スイツチキ
ヤビネツトをモジユール化することにより、機能
を容易に拡大することが出来る。更に、このスイ
ツチキヤビネツトは、ギヤドモータ、例えば、ボ
ールから見て遠位側のスイツチキヤビネツトの壁
から突出されている、付属装置を駆動させるため
の駆動機構、を備えることが出来る。このギヤド
モータは、ボールの底部にフランジ止めされたモ
ータとは別に独立している。空間を節約するため
に、野菜や芋をさいの目に刻むような付属装置
を、ボールを傾けることなく、キヤビネツトの側
面に簡単に取付けることが出来る。従つて、この
汎用機械を付属装置と同時に運転することができ
る。例えば、一人の作業者が機械の本体を運転
し、切断、乳状化をする一方、この運転と平行し
て、もう一人の作業者がポテトフライを切断し、
さいの目に刻むことができる。

スイツチキヤビネツトは、電気を導通したり、
遮断したり等をする全ての装置を収容する。回転
速度の連続調節は、周波数制御により行うことが
できる。例えば、モータの電子ブレーキデバイス
をこのキヤビネツトの中に設けることが出来る。
又、機械的なモーターブレーキも考えられる。こ
のブレーキは、モータのＢ面に取付けられる。モ
ータシヤフトの第２の端部をブレーキに与え、モ
ータの底面から突出するようにする。機械的なブ
レーキ、例えば、デイスクブレーキは、コイルに
より電気的に動かすことが出来る。ブレーキのた
めの電線が、中空の傾動シヤフトを介してスイツ
チキヤビネツトに至る。もし、この汎用機械に真
空装置、即ち真空ポンプ、を備える必要がる場合
は、この真空ポンプを付属装置とともに、スイツ
チキヤビネツトに収納することが出来る。

必要なスイツチ及び作業のデイスプレーが、そ
れぞれ、スイツチキヤビネツトの上面又は正面に
取付けられる。１タツチ式制御手段を設け、工具
を駆動させるモーターを短時間だけ作動させるよ
うにすることが出来る。この型の回路は、例え
ば、サラダを作るための切断に好都合で、単にボ
タンスイツチに触るだけで、数秒間駆動モーター
を作動されることが出来る。

ボールの蓋を回動させ又安全装置を入れるため
の第１のボツクスヒンジを蓋に溶接し、ボール側
の第２のボツクスヒンジと組み合わせて設けるこ
とが出来る。トーシヨンばねを設け、蓋の開閉を
容易にする。蓋の安全装置が、好ましくは、カム
制御されるターミナルスイツチを持つ。従つて、
加工中に蓋を開けると、モーターは自動的に停止
される。ボツクスヒンジに至る電線が、好ましく
は、防水性の導管に通挿されて、この導管がボー
ルの外側に沿い、中空の傾動シヤフトの中に開口
している。ボツクスヒンジのケーブル線はこの様
にして確実に保護される。同様に必要ならば、ボ
ツクスヒンジが、オプシヨンの制御部品を受け入
れるようにすることが出来る。

従来の機械では、ボールの蓋は鋳物なので、製
造コストが高く、清掃しにくい。しかし、この発
明では、蓋は、絞り加工されたクロームニツケル
鋼からできており、打抜き開口部を持つている。
覗き窓を持つた精密鋳造セグメントが、上記開口
部に溶接される。この精密鋳造品は外面のみ、仕
上げれば良い。断面略Ｕ字型で、ロープシールを
収容するリングをこの絞り部品端縁に溶接するこ
とが出来る。更に、このリングの溝がほぼ半径方
向に開口しているので、簡単に確実に清掃するこ
とが出来る。ロープシールを、簡単に且つ確実に
取外し及び挿入することが出来る。

精密鋳造セグメントが、好ましくは、合成プラ
スチツクからなる覗き窓カバーによつて閉じられ
る。この覗き窓カバーはボールの蓋の中心に取り
付けられ、この回りで回転させることが出来る。
覗き窓カバーが、閉じた位置で、防水及び気密状
態に置かれる。精密鋳造セグメントが置かれる部
分は、仕上げ加工される。又、ボールの蓋のボス
にぴつたり係合する中央の軸受けブシユを覗き窓
カバーに設ける。覗き窓が開放位置にあるとき
は、ピンが垂直溝に係合する。又、閉位置に向か
つて覗き窓カバーを回転させると、ピンは、蓋の
方向に向かつて進むねじを持つ円周溝の部分に入
る。この場合、ピンは軸受けブシユの中にあり、
溝はボールの蓋のボスの中にある。又はこの逆で
あつても良い。この閉鎖位置に回転することによ
り、覗き窓カバーがボールの蓋に対して積極的に
ロツクされる。これにより、覗き窓カバーは精密
鋳造セグメントの上にあつては常に確実なシール
を形成する。

ボール内の搬送刃のための手動クランクが、好
ましくは、覗き窓カバーの軸受けブシユに支持さ
れる。機械を完全に清掃するために、覗き窓カバ
ーは、容易に上方に外される。手動クランクと搬
送刃を外した後、覗き窓カバーを開位置に回転す
ることによつて、これが外される。更に、作業者
が覗き窓カバーのロープシールを容易に外し、清
掃装置により覗き窓カバー全体を清掃することが
できる。

本発明によりボールの蓋をこのような形状にす
ることにより、非常に複雑な課題を解決できる。
一方では、上述した覗き窓を十分に大きくするこ
とによつて、スパイス又は添加物を後追い添加す
ることが出来るばかりでなく、調理する材料を視
覚及び嗅覚で監視することが出来る。又一方で
は、この覗き窓を閉ざしても、加工中、観察を行
うことが出来る。閉じた位置では、水の飛沫を押
さえ、且つ、真空状態で機械を作動しなければな
らない。更に、覗き窓カバーをもつ覗き窓は、簡
単に確実に清掃されるように設計されねばならな
い。機械は真空で作動されるので、覗き窓カバー
が上述したことを行うのに十分な剛性を持つてい
なければならない。これらの要望は、上述した絞
り部分及び精密鋳造セグメントにより有利に満足
される。

ボールの蓋は、偏心したトグルレバーロツクを
備えている。このロツクが、手動レバーを支持す
るための容易に外すことの出来る回動ピンを持つ
ている。このピンが、枢支されたピンの端部によ
つて、作動位置に固定される。このようにして、
手動レバー及びこれに関節接合されたトグルレバ
ーは、素早く簡単にボールから外すことが出来
る。この構造は、本発明の衛生条件も満足する。

ボールを傾動した位置で止める手段が、固定さ
れた第１の冠歯車と、傾動シヤフトに連結された
第２の冠歯車とからなり、これらの冠歯車が、ク
ランクレバーをばね力に逆らつて動かすことによ
り、互いに噛み合い、ボールが任意の傾動位置に
止まるように作られている。

底部からボール内に突出している駆動軸の自由
端部が、上方に開口するように切り欠かれた半径
方向に伸びる溝を有する。工具取付けシヤンクを
この駆動軸に取り付けるとき、工具取付けシヤン
クの横方向のボルトがこの溝に係合する。工具は
工具取付けシヤンクに交換可能に取付けられてい
る。即ちこのシヤフトは、上記溝の中の横方向の
ボルトにより懸架されている。切欠き溝の中で、
取付けシヤフトと駆動軸とが僅かな相対回転を行
うことが出来、これにより、横方向のボルトと軸
とが競り合い、従つて、上記シヤフトを固定する
ことが出来る。この相対的回転は、駆動モーター
の始動と停止のときの、加工される食品により工
具に作用する慣性的摩擦力の作用により、自動的
に起こる。それ故、工具取付けシヤンクをナツト
で頂部に固定する必要がない。

工具取付けシヤンクは、好ましくは、断面四角
形である。これが、ボールの中の食品を処理する
ためのスピン作用を行うリブを提供する。このリ
ブは、均質なマスを作るとき特に重要である。こ
のマスは、垂直にのびる工具取付けシヤンクに付
着し、空気の逃げ口を塞ぐ傾向があるが、断面四
角形の工具取付けシヤンクを高速で回転させる
と、工具取付けシヤンクを囲み且つ処理されたマ
スが存在しない環状の溝形の空間が形成される。
これにより、処理するマスの脱気が常に行われ
る。

工具取付けシヤンクは、クロームニツケル鋼の
角鋼管を含む。この鋼管が細長い第１のブツシユ
の外側に被され、このブツシユの端部に溶接され
ている。この細長いブツシユは単なる回転部分な
ので、安価に製造することが出来る。短い第２の
ブツシユは精密鋳造品であり、上記横方向のボル
トを持ち、第１のブツシユの上端と上記角鋼管と
に溶接される。四角形のリングが上記細長いブツ
シユの下部に設けられ、上記角鋼管に溶接され
る。上記細長いブツシユの更に下端に、ロツクナ
ツトと螺合する外ねじが設けられる。（このロツ
クナツトは外周に、スピン用リブを持つている。）
従つて、工具だけを交換し、単一の工具取付けシ
ヤンクで各種の工具を使うことができる。本発明
の工具取付けシヤンクにはスリツト、ギヤツプ等
がなく、食品加工機械の衛生上の厳格な条件を効
果的に満足している。

機械の支持フレームはＵ字型をした水平に伸び
る底の部分を含み、角形チユーブを溶接して組み
立てられている。この底の部分は、角形断面の少
なくとも２つの脚を持つ。ローラを備える硬質ゴ
ムのバンパが、各々の脚に差し込まれている。こ
れらにより、好ましくはナイロン製のローラの軸
の位置を、任意に変更することが出来る。機械は
前後左右に移動出来る。スイツチキヤビネツトか
ら見て遠位側の傾動シヤフトの端部が、独立スタ
ンドの上端部の軸受に支持される。独立スタンド
は支持フレームの底の部分の後面の取付け点から
斜め上方に延びている。独立スタンドも又角チユ
ーブからなる。後方に向かつて開口する、独立ス
タンドのＵ字型の底の部分により、ボールの下方
に懸架されたモータを自由に後方に回動させるこ
とが出来る。１個の工具取付けシヤンクのための
受入れ容器が、スイツチキヤビネツトから見て遠
位側の底の部分の前方隅角部に設けられる。この
容器は、ボールの内部に突出するモータの駆動軸
の自由端部の形状と一致するように設計されてい
るる。180゜回転し倒立した工具取付けシヤンク
が、容器の溝穴の中に横方向のボルトを用いて固
定される。この容器は、レンチのような働きをな
し、従つて、工具取付けシヤンクから工具を容易
に外すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の汎用調理機械の１つの実施例
を一部を切り欠いて示す正面図、第２図は第１図
の左側面図、第３図は第１図の右側面図、第４図
は第２の実施例である大型の汎用調理機械の一部
を切り欠いて示す正面図、第５図は第４図の左側
面図、第６図は第４図の右側面図、第７図は第１
図乃至第６図の蓋の平面図、第８図は第７図の蓋
の断面図、第９図は第７図の拡大図、第１０図は
第８図の拡大図、第１１図は第１図乃至第４図の
工具取付けシヤンクの縦断面図、第１２図は第１
１図のシヤフトを上から見た平面図、第１３図は
第１１図の線−に沿う断面図、第１４図
は第１１図の線−に沿う断面図である。 符号の説明、１…ボール（ボール形容器）、２
…支持フレーム、２ａ…底の部分、２ｂ…独立ス
タンド、３…傾動シヤフト、４…クランクレバ
ー、５…密閉可能な蓋、６…工具取付けシヤン
ク、７…工具、８…駆動モータ、９…スイツチキ
ヤビネツト、１０…第１の軸受、１１…第１の配
線、１２…脚、１３…ローラ、１４…バンパ、１
５…第１の冠歯車、１６…第２の冠歯車、１７…
ばね、１８…トグルレバー・ロツク機構、１９…
手動レバー、２０…回転軸、２１…第１のボツク
スソンジ、２１ａ…第２のボツクスヒンジ、２２
…安全装置、２３…防水性電気導管、２４…第２
の駆動モータ、２５…覗き窓、２６…精密鋳造セ
グメント、２７…リング、２８…第１のロープシ
ール、２９…覗き窓カバー、３０…第２ロープシ
ール、３１…軸受ブツシユ、３２…ボス、３３…
ピン、３４…溝、３６…手動クランク、３７…搬
送刃、３８…駆動軸、３９…半径方向の溝、４０
…横方向のボルト、４１…第１のブシユ、４２…
外ねじ、４３…ロツクナツト、４４…リブ又は
翼。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 食品の粉砕、切り刻み、混合、混練、乳状化
   等を行う汎用調理機械において、これが、断面円
   形の１つのボール形容器１を持ち、上記容器が、
   支持フレーム２に装着され且つ上記容器の底部の
   下に水平に設けられた傾動シヤフト３の回りで回
   動して、任意の傾動位置に止まることが出来、
   又、固定可能の蓋５と、工具取付けシヤンク即ち
   柄部品６に取り付けられた中央で回転する工具７
   とを持ち、上記容器の底部の下にフランジ接続し
   且つ上記傾動シヤフト３の下に位置する１つのモ
   ーター８によつてこの工具が駆動され、上記モー
   ターのスイツチ手段が上記機械の側部に配置され
   ており、上記スイツチ手段がスイツチ・キヤビネ
   ツト９の中に収容されており、上記キヤビネツト
   が上記容器１の支持スタンドとして設計されてお
   り、上記キヤビネツトが上記傾動シヤフト３の１
   端を支持する装着具１０を受け入れ、又、上記シ
   ヤフトが中空で、その中に上記モーター８に至る
   電線１１を受け入れる如くにした、食品の粉砕、
   切り刻み、混合、混練、乳状化等を行う汎用調理
   機械。 ２ 上記スイツチキヤビネツト９が上記支持フレ
   ーム２の底の部分２ａにボルト止めされている、
   請求項１記載の機械。 ３ 上記キヤビネツト９が補助装置のための駆動
   機構２４を含むギヤードモーターを含み、これが
   上記容器１から見て遠位側の上記キヤビネツトの
   壁９ａから突出し、又、上記容器の底部にフラン
   ジ止めされた上記モーター８から独立している、
   請求項１又は２記載の機械。 ４ 上記モーター８の電子ブレーキ・デバイスが
   上記キヤビネツト９の中に設けられている、請求
   項１から３のいずれか１つに記載の機械。 ５ 上記傾動シヤフト３の他の一方の端部が、上
   記支持フレーム２の底の部分２ａの後側装着点２
   ｃから斜めに上に向かつて延びる独立スタンド２
   ｂの上端部に装着されている、請求項１から４の
   いずれか１つに記載の機械。 ６ 上記容器の蓋５がクローム・ニツケル鋼を絞
   り加工した部品からなり、これが打抜き部分を持
   ち、この部分に、覗き窓２５を備えた高級鋳物の
   セグメント２６が溶接される、請求項１から５の
   いずれか１つに記載の機械。 ７ ヒンジボツクス２１が上記の絞り加工部品に
   溶接されている、請求項６記載の機械。 ８ 上記絞り加工部品の縁の部分に、コード型の
   シール材２８を受け入れるためのほぼＵ字型断面
   のリング２７が溶接されている、請求項６又は７
   記載の機械。 ９ 上記容器の蓋５の中心に回転可能に装着され
   た透明プラスチツク材の覗き窓２９によつて、上
   記高級鋳物のセグメント２６を閉ざすことが出来
   る、請求項６から８のいずれか１つに記載の機
   械。 １０ 上記覗き窓２９が、その閉鎖位置にあつて
   は、噴出のない真空気密状態で、Ｏ−リングを介
   して上記高級鋳物のセグメント２６の上に載つて
   いる、請求項９記載の機械。 １１ 上記覗き窓２９が、開いた状態にあつて
   は、中央軸受けブシユ３１によつて上記容器の蓋
   ５の中心のボス３２の上に置かれ、この場合１つ
   ピン３３が垂直溝３４に係合しており、又、上記
   覗き窓２９を閉鎖位置に向かつて回転させるとき
   は、上記ピンが、円周方向に延び且つ容器の蓋５
   の方向に向かつて進む捩子ピツチを持つ１つの溝
   部分３５の中を通過する、請求項９から１０のい
   ずれか１つに記載の機械。 １２ 上記容器１の中に配置された搬送刃３７の
   ためのクランク・ハンドル３６が上記覗き蓋２９
   の軸受けブシユ３１の上に支持されている、請求
   項１１記載の機械。 １３ 上記搬送刃３７がプラスチツク材料で作ら
   れている、請求項１２記載の機械。 １４ 上記蓋のヒンジボツクス２１と組み合わさ
   れたボール・ヒンジボツクス２１ａの中に蓋の安
   全装置２２が配置され、その電気導線がケーブル
   ダクト２３の中を通過し、このダクトが上記容器
   １の外側部に水密状態に設けられ且つ上記中空傾
   動シヤフト３の中に導かれている、請求項７から
   １３のいずれか１つに記載の機械。 １５ 上記容器の蓋５が、手動レバー１９に当接
   する取り外し容易な回動ピン２０を持つカム及び
   トツグルレバーロツク機構１８を持つ、請求項１
   から１４のいずれか１つに記載の機械。 １６ 上記容器１の傾動位置を固定する固定手段
   が、一方は静止し、他の一方が傾動シヤフト３に
   接続された２つの冠歯車１５，１６からなり、バ
   ネ１７の力に逆らつてクランプレバー４を動かす
   ことによつて、これらが互いに結合する、請求項
   １から１５のいずれか１つに記載の機械。 １７ 上記容器１の底部を通つて容器の中に延出
   する駆動軸３８の自由端部が、上に向かつて開口
   するごとくに切り込まれた中心溝３９を持ち、こ
   れに工具取付けシヤンク６の横方向に延びるピン
   ４０が係合して、上記工具取付けシヤンクが駆動
   軸３８に取り付けられ、又、このシヤフトに工具
   ７が交換可能に取り付けられている、請求項１か
   ら１６のいずれか１つに記載の機械。 １８ 上記工具取付けシヤンク６が方形の断面を
   持つ、請求項１から１７のいずれか１つに記載の
   機械。 １９ 上記工具取付けシヤンク６が角鋼管からな
   り、これがブシユ４１の回りに取り付けられ、且
   つその端部に溶接されている、請求項１８記載の
   機械。 ２０ 上記ブシユ４１の下端部が外捩子４２を持
   ち、この捩子に工具７を固定するロツクナツト４
   ３が捩じ込まれ、このナツトの外壁に翼４４が取
   り付けられている、請求項１９記載の機械。 ２１ 上記支持フレーム２の底の部分２ａが方形
   断面の２つ以上の脚１２を持ち、その中に、ロー
   ラ１３を持つ硬質ゴムの緩衝材が差し込まれてい
   る、請求項１から２０のいずれか１つに記載の機
   械。