JP3882150B2 - 野菜切削機 - Google Patents

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  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は長ねぎ,ごぼう,キュウリなどの長尺状野菜(被切削物)を輪切りにしたり、斜め切りしたりする野菜切削機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、長尺状野菜を切削する野菜切削機は、図10に示すように駆動モータを内蔵した本体1の前面にケーシング2が取り付けられ、このケーシング2に上記駆動モータの回転軸を突出させ、この回転軸にカッターが固定されている。また、ケーシング2にはケースカバー3が開閉可能に蝶着され、このケースカバー3の前面に野菜送込み口4が取り付けられている。
【0003】
上記の構成において、駆動モータを作動させ、回転軸を回転させると、カッターが回転し、このカッター刃の回転により野菜送込み口4から供給した長尺状野菜が切削され、排出口5から切削された野菜が排出される。
【0004】
しかし、このような野菜切削機は、長尺状野菜を野菜送込み口4から手で送り込むため、長尺状野菜を切削して短くなった場合、カッターの刃に指が接触する危険性があった。
【0005】
これを解決するために、長尺状野菜が短くなった場合、この長尺状野菜を押込み棒によりカッターに押し込む手段がある。また、野菜送込み口にローラとベルトを取り付け、これらローラとベルトとの間に長尺状野菜を挟み込み、この長尺状野菜をベルトにより搬送し、回転するカッターにより切削する手段もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように長尺状野菜が短くなった場合、長尺状野菜を押込み棒によりカッターに押し込む手段では、押込み棒の先端をカッターで切削してしまう場合があり、切削された野菜に押込み棒の破片が混入するという問題点があるとともに、長尺状野菜が短くなる度に押込み棒を使用しなければならず、使い勝手が悪いという問題点もある。
【0007】
また、野菜送込み口にローラとベルトを取り付けた野菜切削機では、別途駆動手段が必要となり、装置が大型化するとともに、複雑化するため、汚れた際の洗浄作業が困難であるという問題点がある。
【0008】
さらに、図10に示す野菜切削機では、ケーシング2に駆動モータの回転軸を突出させ、この回転軸にカッターが固定されているので、電源をオンにしたまま、ケースカバー3を開けた場合、カッターが依然として回転しており、不慮の事故に繋がる危険性があった。そして、駆動モータが本体1に内蔵されているので、本体1内の洗浄が困難であるという問題がある。
【0009】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、構造を簡略化し、切削して短くなった場合でも被切削物を安全に送り込むことができ、電源をオンにしたままカバーを開けた場合でも安全であり、また洗浄作業が容易で、使い勝手の良好な野菜切削機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1は、本体フレームと、この本体フレームの背面に取り付けられ駆動モータを内蔵したモータ部と、前記本体フレームの前面に開閉可能に取り付けられ前記駆動モータの駆動軸と作動連結されて従動回転する切削刃を内面に設けた蓋体と、この蓋体の上部に固定され、箱状に形成された野菜送込み部とを備える野菜切削機であって、前記野菜送込み部は、その前面に開口し、かつ被切削物を前記切削刃により輪切りにするために当該切削刃に送り込む第1の挿入口と、当該野菜送込み部の上方に開口し、かつ被切削物を前記切削刃により斜め切りするために当該切削刃に送り込む第2の挿入口と、前記第1の挿入口から前記切削刃に前記被切削物を手動により送り込む手動送り機構と、当該野菜送込み部の両側面にそれぞれ略く字状に穿設されたガイド孔とを有し、前記手動送り機構は、前記ガイド孔に掛け渡されて当該ガイド孔の範囲内を摺動可能とした送り回転軸と、この送り回転軸の一端に一体に形成された抜止め用の係止フランジと、前記送り回転軸の他端に取り付けられて手動回転するための摘みと、この摘みと前記係止フランジとの間の前記送り回転軸の軸方向に沿って複数並設され、かつ周面がギヤ状に形成された送り回転板とを備え、前記送り回転軸を前記ガイド孔に沿って下方に摺動させ、前記送り回転板を前記被切削物に食い込ませ、前記摘みを手動回転させて前記切削刃に前記被切削物を送り込むことを特徴とする。
【0011】
請求項2は、請求項1記載の野菜切削機において、モータ部は、本体フレームの背面から着脱自在に取り付けられたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本発明に係る野菜切削機の一実施形態を示す斜視図、図2は図1の正面図、図3は図1の右側面図、図4は図1の背面図、図5は図2のA−A線断面図、図6は開蓋状態を示す正面図である。
【0015】
図1〜図5に示すように、本実施形態の野菜切削機は、支持脚10と、この支持脚10に固定され略箱状に一体成形された本体フレーム11と、この本体フレーム11の背面から着脱自在に取り付けられたモータ部12と、本体フレーム11の前面に開閉可能に取り付けられた蓋体13と、この蓋体13の右上部に固定された野菜送込み部14とから大略構成されている。
【0016】
支持脚10は、1本のステンレス製の棒材を折り曲げて形成され、その上部が所定の角度を有して折り曲げられている。そして、支持脚10の上部は図4に示すように本体フレーム11の底面部と平板状の係止板15により挟み込まれて4本のねじ16により固定されることにより、本体フレーム11は設置面に対して所定の角度を有して取り付けられる。
【0017】
本体フレーム11の前面には、図6に示すように上下方向に複数の縦溝17が形成され、右側面に蓋体13を開閉可能に軸支する軸受部18が上下に一体に形成される一方、左側面に蓋体13を係止するために取付ねじ19が挿通されるねじ挿通部20が一体に形成されている。また、本体フレーム11の背面には、図5に示すようにモータ部12を着脱自在に取り付けるために取付ねじ21が螺合されるねじ受部22が設けられている。
【0018】
モータ部12は、図5に示すように箱状に形成されたモータケース23を有し、このモータケース23には駆動手段としての駆動モータ24が内蔵され、この駆動モータ24を内蔵したモータケース23がカバー25により閉塞されている。
このカバー25には回転軸26が回転可能に取り付けられ、この回転軸26にプーリ27が固着されている。ここで、駆動モータ24の回転数は、3000〜4000rpmに設定されることが望ましく、本実施形態では3500rpmに設定されている。
【0019】
また、駆動モータ24の駆動軸28は、カバー25に穿設された孔から突出し、駆動軸28の先端にプーリ29が固着されている。このプーリ29と回転軸26のプーリ27との間にはベルト30が巻き掛けられ、駆動モータ24の駆動軸28を回転させることにより、プーリ29,ベルト30およびプーリ27を介して回転軸26が回転する。
【0020】
プーリ27,プーリ29およびベルト30は、プーリカバー31により閉塞されることで、プーリカバー31内が水密構造となる。そして、回転軸26の先端はプーリカバー31から突出し、この突出した先端部分には径方向に突出する係合ピン32が固定されている。このように構成されたモータ部12は、取付ねじ21を緩めることで、本体フレーム11の背面から取り外すことができる。また、モータ部12を取り外した場合には、回転軸26の先端と係合ピン32だけが露出することになる。
【0021】
一方、本体フレーム11の略中央には回転軸33が取り付けられ、本体フレーム11の背面側の回転軸33に係合ピン32と係合する係合フランジ34が固着される一方、本体フレーム11の前面側の回転軸33には噛み合いクラッチ35を構成する原動側フランジ36が固着されている。
【0022】
蓋体13の略中央には回転軸37が取り付けられ、蓋体13の内面側の回転軸37には刃取付台38が固定され、この刃取付台38と噛み合いクラッチ35を構成する従動側フランジ39との間に2枚の切削刃40,40が挟み込まれ、回転軸37に刻設された雌ねじ部に蝶ナット41を締め付けることにより、2枚の切削刃40、40は刃取付台38と従動側フランジ39との間に固定される。
【0023】
噛み合いクラッチ35を構成する従動側フランジ39は、図5に示すように蓋体13を閉じた際に原動側フランジ36と噛合するようになっている。そして、2枚の切削刃40,40は、図6に示すように回転軸37に対して点対称に配置されている。
【0024】
また、蓋体13の内面下部には、図6に示すように縦溝42が複数形成され、この縦溝42の下端および本体フレーム11の前面下部により切削された被切削物を排出するための排出口43が形成される。そして、蓋体13の前面から突出した回転軸37は、クランプカバー44により被覆される。
【0025】
さらに、蓋体13の右側面には、図3に示すように本体フレーム11の軸受部18に挿通される2本のピン45が上下に取り付けられる一方、左側面には図1に示すように本体フレーム11のねじ挿通部20に挿通した取付ねじ19が螺合するねじ受部46が設けられている。したがって、蓋体13は軸受部18に挿通するピン45により本体フレーム11に蝶着され、ねじ受部46から取付ねじ19を緩めることにより、蓋体13を開けることができる。
【0026】
蓋体13の右上部に固定された野菜送込み部14は、図1に示すように箱状に形成され、その両側面にはそれぞれ略く字状に穿設されたガイド孔50を有し、このガイド孔50に送り回転軸51が掛け渡されてガイド孔50の範囲内を摺動できるようになっている。
【0027】
この送り回転軸51は、一端に抜止め用の係止フランジ51aが一体に形成されるとともに、他端に手動回転するための摘み52が取り付けられている。送り回転軸51の係止フランジ51aと摘み52との間は、野菜送込み部14内において図7に示すように周面がギヤ状に形成された送り回転板53が軸方向に沿って複数並設されている。これら送り回転軸51,摘み52および送り回転板53により、切削刃40に被切削物を手動で送り込む手動送り機構が構成される。
【0028】
野菜送込み部14の前面には、図7に示すように被切削物を挿入するための第1の挿入口54が開口されるとともに、野菜送込み部14底面に前後方向にローラ55が2つ回転可能に配置され、これらのローラ55により第1の挿入口54の挿入された被切削物を円滑に切削刃40に移動させるようになっている。そして、野菜送込み部14底面により形成された第1の挿入路の長さLは、約8cmに設定され、第1の挿入口54から指を挿入したとしても、切削刃40に達しないようになっている。
【0029】
また、野菜送込み部14の上方には、第2の挿入口56が開口され、この第2の挿入口56は開閉蓋57により開閉可能であり、この開閉蓋57には図7に示すように蝶番部58を介してガイド板59が一体に取り付けられている。そして、野菜送込み部14の両側面内側には、開閉蓋57,蝶番部58およびガイド板59が一体となって摺動するガイド溝60が上下方向に形成されている。
【0030】
そして、開閉蓋57の蝶番部58と反対側には、係止部57aが一体に形成され、この係止部57aを第2の挿入口56の近傍に設けられた係止突部(図示せず)に係止させることで、閉状態が保持される。
【0031】
したがって、開閉蓋57を蝶番部58中心として開けてガイド板59と略直線状になった場合、これらをガイド溝60に沿って下方に摺動させることにより、第2の挿入口56の挿入路が形成される。
【0032】
なお、送り回転軸51がガイド孔50の下部に位置している場合は、回転板53がガイド溝60に位置することとなり、ガイド板59がガイド溝60の下部まで摺動することができないようになっている。また、ガイド板59がガイド溝60の下部まで摺動している場合は、送り回転軸51がガイド孔50の下部まで摺動することができないようになっている。したがって、第1の挿入口54または第2の挿入口56のいずれか一方から被切削物を挿入することができるように構成されている。
【0033】
また、モータケース23の上部には、図3および図4に示すように駆動モータ24をオン,オフするためのスイッチ61が取り付けられ、駆動モータ24は図8および図9に示すように電源コード62が接続されている。
【0034】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0035】
まず、被切削物である長ねぎを輪切りにして薬味を作成する場合について説明する。開閉蓋57の係止部57aを第2の挿入口56の係止突部に係止させ、開閉蓋57を閉止しておく。そして、スイッチ61をオンして駆動モータ24を作動させると、図5に示すように駆動軸28が回転し、プーリ29が回転する。この回転力は、ベルト30を介してプーリ27に伝達されて回転軸26が回転することになる。
【0036】
この回転軸26が回転すると、係合ピン32を介して係合フランジ34が回転することにより、本体フレーム11の回転軸33が回転して原動側フランジ36が回転する。この原動側フランジ36の回転により、原動側フランジ36と噛合する蓋体13の従動側フランジ39が回転し、2枚の切削刃40,40が回転することになる。
【0037】
そして、図8に示すように野菜送込み部14の第1の挿入口54から長ねぎを送り込むと、長ねぎが2枚の切削刃40,40により輪切りにされ、この輪切りにされた長ねぎは排出口43から排出されて受け容器63に収容される。
【0038】
ところで、長ねぎを切削していくと、長ねぎが次第に短くなって、手で送り込むことができなくなる。この場合には、送り回転軸51をガイド孔50に沿って下方に摺動させ、送り回転板53の周面に形成されたギヤ状部分を長ねぎに食い込ませ、長ねぎを送り回転板53とローラ55との間に挟み込む。
【0039】
そして、摘み52を回転させると、図7に示すように送り回転板53が時計方向に回転するとともに、2つのローラ55が反時計方向に回転し、短くなった長ねぎが2枚の切削刃40,40に円滑に送り込まれて切削される。
【0040】
一方、長ねぎを斜め切りする場合には、開閉蓋57の係止部57aを第2の挿入口56の係止突部から外し、図7に示すように開閉蓋57を蝶番部58中心として時計方向に回転させ、ガイド板59と略直線状とし、これらをガイド溝60に沿って下方に摺動させて第2の挿入口56の挿入路を形成する。
【0041】
次いで、スイッチ61をオンして駆動モータ24を作動させると、上記と同様に2枚の切削刃40,40が回転が回転する。そして、図9に示すように第2の挿入口56から長ねぎを送り込むと、長ねぎが2枚の切削刃40,40により斜め切りされ、この斜め切りされた長ねぎは排出口43から排出されて受け容器63に収容される。
【0042】
なお、このように長ねぎを斜め切りする場合には、長ねぎが短くなっても、そのまま長ねぎの自重により2枚の切削刃40,40に送り込めば、後端まで確実に切削することができる。
【0043】
このように本実施形態によれば、図1および図6に示すように蓋体13のねじ受部46に螺合した取付ねじ19を緩め、蓋体13を開けることにより、蓋体13の内面および2枚の切削刃40,40を容易に洗浄することができるとともに、本体フレーム11の前面をも洗浄することが可能となる。
【0044】
この場合には、図4に示す取付ねじ21を緩めてモータ部12を本体フレーム11の背面から取り外しておくことが望ましく、加えてモータ部12を取り外したことにより、本体フレーム11の背面も容易に洗浄が可能となる。
【0045】
さらに、図6に示すように本体フレーム11の前面に上下方向に複数の縦溝17を形成する一方、蓋体13の内面下部に縦溝42を複数形成したことにより、切削された被切削物に対する接触面積が狭くなり、被切削物は本体フレーム11の前面および蓋体13の内面下部に付着することなく、排出口43から排出し易くなる。その結果、本体フレーム11の前面および蓋体13の内面を清潔に保持することができる。
【0046】
第1の挿入口54に送り回転軸51,摘み52および送り回転板53からなる手動送り機構を設けたことにより、被切削物である長ねぎを輪切りにし、長ねぎが短くなった場合、被切削物を切削刃40に手動で送り込むことにより、切削刃40に指が接触する危険がなくなり、安全性を高めることができる。
【0047】
そして、送り回転軸51はガイド孔50に沿って摺動可能であることから、長ねぎの太さおよび本数に対応して送り回転軸51を位置決めして、送り回転板53とローラ55との間に挟み込むことができるため、汎用性が向上する。
【0048】
また、送り回転軸51,摘み52および送り回転板53からなる手動送り機構は、長ねぎの2枚の切削刃40に対する送込み速度を制御することができる。その結果、常に一定の厚さの薬味を作成することができる。
【0049】
さらに、蓋体13の内面側に2枚の切削刃40,40が配置されたことにより、電源をオンにしたまま蓋体13を開けた場合でも、噛み合いクラッチ35が外れ、2枚の切削刃40,40の回転が停止することで、安全である。
【0050】
さらにまた、本体フレーム11はモータ部12の前部を覆うように背面側に張り出して形成されているので、モータ部12を保護するとともに、スイッチ61を不意に操作することがなくなる。そして、上記本体フレーム11の背面側の張出し部を掴むことにより、持ち運びが容易になる。
【0051】
また、野菜送込み部14が設置面に対して傾斜していることから、第1の挿入口54がやや上向きになり、第1の挿入口54からの被切削物の送込みが容易になる。
【0052】
なお、本発明は上記各実施例に限らず種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、被切削物を輪切りにしたり、斜め切りしたりする野菜切削機に適用した例を示したが、これに限らず被切削物を輪切りにするだけの野菜切削機でも適用することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1によれば、本体フレームと、この本体フレームの背面に取り付けられ駆動モータを内蔵したモータ部と、前記本体フレームの前面に開閉可能に取り付けられ前記駆動モータの駆動軸と作動連結されて従動回転する切削刃を内面に設けた蓋体と、この蓋体の上部に固定され、箱状に形成された野菜送込み部とを備える野菜切削機であって、前記野菜送込み部は、その前面に開口し、かつ被切削物を前記切削刃により輪切りにするために当該切削刃に送り込む第1の挿入口と、当該野菜送込み部の上方に開口し、かつ被切削物を前記切削刃により斜め切りするために当該切削刃に送り込む第2の挿入口と、前記第1の挿入口から前記切削刃に前記被切削物を手動により送り込む手動送り機構と、当該野菜送込み部の両側面にそれぞれ略く字状に穿設されたガイド孔とを有し、前記手動送り機構は、前記ガイド孔に掛け渡されて当該ガイド孔の範囲内を摺動可能とした送り回転軸と、この送り回転軸の一端に一体に形成された抜止め用の係止フランジと、前記送り回転軸の他端に取り付けられて手動回転するための摘みと、この摘みと前記係止フランジとの間の前記送り回転軸の軸方向に沿って複数並設され、かつ周面がギヤ状に形成された送り回転板とを備え、前記送り回転軸を前記ガイド孔に沿って下方に摺動させ、前記送り回転板を前記被切削物に食い込ませ、前記摘みを手動回転させて前記切削刃に前記被切削物を送り込むので、被切削物が短くなった場合、被切削物を切削刃に手動で送り込むことにより、切削刃に指が接触する危険がなくなり、安全性を高めることができる。
そして、野菜送込み部の両側面にそれぞれ略く字状に穿設されたガイド孔と、このガイド孔に掛け渡されてこのガイド孔の範囲内を摺動可能とした送り回転軸とを有していることから、被切削物の太さおよび本数に対応して送り回転軸を位置決めして被切削物を送り回転板で挟み込むことができるため、汎用性を向上させることができる。
【0054】
また、駆動手段を用いることなく、被切削物の手動送りが可能になるので、構造を簡略化することができる。加えて、被切削物が短くなる度に押込み棒を使用することもないので、使い勝手が良好となり、切削された野菜に押込み棒の破片が混入することもなく、切削された野菜の品質を向上させることができる。
【0055】
さらに、蓋体の内面に切削刃を設けたことにより、電源をオンにしたまま蓋体を開けた場合でも、作動連結機構が外れ、切削刃の回転が停止するため、安全性を保持することができる。
【0056】
そして、蓋体は本体フレームの前面に開閉可能に取り付けられているので、蓋体の内面および切削刃を容易に洗浄することができるとともに、本体フレームの前面をも洗浄することが可能となる。
【0057】
請求項2によれば、請求項1記載の野菜切削機において、モータ部は、本体フレームの背面から着脱自在に取り付けられたことにより、請求項1の効果に加え、本体フレームの背面も容易に洗浄が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る野菜切削機の一実施形態を示す斜視図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の右側面図。
【図4】図1の背面図。
【図5】図2のA−A線断面図。
【図6】開蓋状態を示す正面図。
【図7】図1の野菜送込み部を示す拡大縦断面図。
【図8】図1の実施形態において被切削物を輪切りにする場合を示す側面図。
【図9】図1の実施形態において被切削物を斜め切りにする場合を示す側面図。
【図10】従来の野菜切削機を示す側面図。
【符号の説明】
10 支持脚
11 本体フレーム
12 モータ部
13 蓋体
14 野菜送込み部
15 係止板
16 ねじ
17 縦溝
18 軸受部
19 取付ねじ
20 ねじ挿通部
21 取付ねじ
22 ねじ受部
23 モータケース
24 駆動モータ
25 カバー
26 回転軸
27 プーリ
28 駆動軸
29 プーリ
30 ベルト
31 プーリカバー
32 係合ピン
33 回転軸
34 係合フランジ
35 噛み合いクラッチ
36 原動側フランジ
37 回転軸
38 刃取付台
39 従動側フランジ
40 切削刃
41 蝶ナット
42 縦溝
43 排出口
44 クランプカバー
45 ピン
46 ねじ受部
50 ガイド孔
51 送り回転軸(手動送り機構)
51a 係止フランジ
52 摘み(手動送り機構)
53 送り回転板(手動送り機構)
54 第1の挿入口
55 ローラ
56 第2の挿入口
57 開閉蓋
57a 係止部
58 蝶番部
59 ガイド板
60 ガイド溝
61 スイッチ
62 電源コード
63 受け容器

Claims (2)

  1. 本体フレームと、
    この本体フレームの背面に取り付けられ駆動モータを内蔵したモータ部と、
    前記本体フレームの前面に開閉可能に取り付けられ前記駆動モータの駆動軸と作動連結されて従動回転する切削刃を内面に設けた蓋体と、
    この蓋体の上部に固定され、箱状に形成された野菜送込み部とを備える野菜切削機であって、
    前記野菜送込み部は、その前面に開口し、かつ被切削物を前記切削刃により輪切りにするために当該切削刃に送り込む第1の挿入口と、当該野菜送込み部の上方に開口し、かつ被切削物を前記切削刃により斜め切りするために当該切削刃に送り込む第2の挿入口と、前記第1の挿入口から前記切削刃に前記被切削物を手動により送り込む手動送り機構と、当該野菜送込み部の両側面にそれぞれ略く字状に穿設されたガイド孔とを有し、
    前記手動送り機構は、前記ガイド孔に掛け渡されて当該ガイド孔の範囲内を摺動可能とした送り回転軸と、この送り回転軸の一端に一体に形成された抜止め用の係止フランジと、前記送り回転軸の他端に取り付けられて手動回転するための摘みと、この摘みと前記係止フランジとの間の前記送り回転軸の軸方向に沿って複数並設され、かつ周面がギヤ状に形成された送り回転板とを備え、
    前記送り回転軸を前記ガイド孔に沿って下方に摺動させ、前記送り回転板を前記被切削物に食い込ませ、前記摘みを手動回転させて前記切削刃に前記被切削物を送り込むことを特徴とする野菜切削機。
  2. 請求項1記載の野菜切削機において、前記モータ部は、前記本体フレームの背面から着脱自在に取り付けられたことを特徴とする野菜切削機。
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