JPH04229767A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH04229767A
JPH04229767A JP3133895A JP13389591A JPH04229767A JP H04229767 A JPH04229767 A JP H04229767A JP 3133895 A JP3133895 A JP 3133895A JP 13389591 A JP13389591 A JP 13389591A JP H04229767 A JPH04229767 A JP H04229767A
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JP
Japan
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pixel
processing
image
edge detection
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP3133895A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Fujisawa
哲夫 藤沢
Yukio Sakano
坂野 幸男
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Priority to US07/893,094 priority patent/US5339171A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機、ファ
クシミリ、プリンタ等のようなデジタル画像データを用
いる機器において、中間調を取扱うデジタル画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像処理装置としては、
例えば特開平1−157166号公報に示されるものが
ある。これは、画像データを入力データよりも少ないビ
ット数に再量子化する量子化手段と、この量子化手段に
より量子化した時に発生する誤差データを保持する記憶
手段と、この記憶手段に保持された誤差データを補正す
る補正手段とを設け、再量子化した値に応じて補正手段
により誤差データを周辺画像に分散させるようにしたも
のである。
【0003】また、特願平1−150386号によれば
、画像入力装置より入力された多階調を有する画像デー
タを誤差拡散法により階調処理するようにした画像処理
装置において、入力画素データと周辺画素との誤差を加
算する加算手段と、この加算結果のアドレス入力を行い
、記憶されている閾値と比較して多値データを出力する
処理手段とを備えたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来方式による場合、1画素単位での画素の再現性が難
しいプリンタにおいては、入力M値画像データを処理し
てN値画像データ(M,Nは2以上の整数であって、M
>N)を作成することはできず、1画素で数階調の多値
画像を出力できる多値プリンタに適したものとはならな
い。
【0005】即ち、誤差拡散法により多階調データから
生成される疑似中間調画像の画質改善が要求される。
【0006】
【課題を解決するための手段】画像入力装置より入力さ
れた多階調を有する画像データを誤差拡散法により階調
処理するようにした画像処理装置において、誤差拡散処
理後の連続する2画素の内の先行画素を一時的に記憶す
る記憶手段と、誤差拡散処理後の連続する2画素の内の
一方の画素データ値の一部を他方の画素データ値へ移動
させる移動手段とを有する2画素単位処理手段を設けた
【0007】この際、移動させる画素データ値の一部を
、画素データ値の50%とした。また、2画素単位処理
手段による処理後の画像データを、1画素でN値(Nは
2以上の整数)の多値プリンタに出力させるようにした
【0008】また、画像データに基づき画像エッジ部を
検出するエッジ検出手段を設け、誤差拡散処理後の連続
する2画素の画像データ間の処理をこのエッジ検出手段
の検出出力に応じて切換える処理切換え手段を設けた。 この場合、処理切換え手段は、エッジ部以外の個所での
み2画素単位処理手段による処理を選択するようにした
。また、エッジ検出手段を、主走査方向の画像前側のエ
ッジを検出するものとした。さらに、エッジ検出手段を
、エッジ検出対象画素に対して主走査方向に先行及び後
行する所定距離位置の画素間の濃度差を検出する濃度差
検出手段を有するものとし、検出された濃度差に基づき
エッジ検出対象画素がエッジ部か否かを判定するものと
した。この際、濃度差検出手段の対象とする画素間の所
定距離を複数段階で選択自在に設定し、また、所定距離
の選択を、画像変倍情報、画素密度情報又は画像フィル
タの種類に応じて行うようにした。
【0009】さらに、画像データを主走査方向に平滑処
理する平滑処理手段をエッジ検出手段の前段に設けた。 ここに、処理切換え手段は、エッジ部周辺検出時に2画
素単位処理手段による処理を選択しないようにした。ま
た、エッジ検出手段によるエッジ検出に基づき、主走査
方向に数画素、副走査方向に数ラインをエッジ部周辺と
した。エッジ検出手段によるエッジ検出に基づき、後続
の数画素をエッジ部とする膨張処理手段を設けた。
【0010】
【作用】誤差拡散処理後の画素データを2画素単位処理
手段によって2画素単位で出力制御するので、1画素単
位での画素の再現性が難しいプリンタにおいても、入力
M値画像データを処理してM>NなるN値画像データを
作成し、1画素で数階調の多値画像出力し得る多値プリ
ンタに適したN値画像データを生成でき、特に、連続す
る2画素の内、一方の画素データ値の50%を他方の画
素データ値に移動させることにより、解像度及び階調性
のよいN値画像データを得ることができる。
【0011】加えて、エッジ検出手段を設け、画像のエ
ッジ部でないところでのみ2画素単位処理を行うことに
より、文字品質のよいN値画像データを生成できる。こ
の時、主走査方向に関して画像の前側エッジを検出し画
像処理方式を切換えることにより、エッジを保存でき、
文字の縦線割れを防止できる。特に、エッジ検出対象画
素に先・後行する所定距離位置離間した画素間の濃度差
によりエッジ部か否か判定するものとすることにより、
隣接画素間の濃度差が小さいエッジ部についてもエッジ
検出を正確に行えるものとなる。
【0012】さらには、エッジ検出手段の前段に平滑処
理手段を設けたので、エッジ部自体だけでなくそのエッ
ジ部周辺を含めて2画素単位処理の対象から除外するこ
とにより、網点画像に対して網点エッジを文字部のエッ
ジと誤ることがなく、かつ、文字エッジの周辺をエッジ
に適した処理とし、文字品質のよいN値画像データを生
成でき、文字の縦線割れを防止できる。
【0013】
【実施例】請求項1ないし3記載の発明の一実施例を図
1ないし図5に基づいて説明する。本実施例の画像処理
装置は、基本的には図2に示すように構成されている。 即ち、画像入力装置なるスキャナ1より入力された多階
調を有する画像データは、γ補正処理部2、多値誤差拡
散処理部3及び本実施例の特徴とする2画素単位処理部
(処理手段)4を経て、目的とする多値プリンタ5に出
力されるように構成されている。即ち、画像データはγ
補正処理部2によりγ補正処理を受けた後、多値誤差拡
散処理部3で誤差拡散処理を行い、2画素単位処理部4
で、連続する2画素の内の一方の画素データ値の一部を
他方の画素データ値へ移動させる処理を施し、この結果
を1画素に多値の階調を割当て得る多値プリンタ5に出
力させる。
【0014】ここに、多値誤差拡散処理部3の内部構成
を図3に示す。基本的には、64値を8値に変換する8
値の誤差拡散処理を行うものである。まず、64値の信
号aは6ビットで表現され、64値の中の“0”は(0
00000)、“63”は(111111)である。図
3中の信号a0〜a5は図2中に示した信号aに対応し
、例えば64値中の“16”はa4=1,a5=a3=
a2=a1=a0=0である。この信号aは加算器6に
入力され、S(S0〜S6)=A(A0〜A5)+B(
B0〜B5)なる加算処理が行われる。出力S中の上位
3ビットS6,S5,S4が信号b2,b1,b0とし
て3ビット8値の量子化信号となり、後述する2画素単
位処理部3に出力される。これらの量子化信号b2,b
1,b0が図2中の信号bに対応する。出力S中の下位
4ビットS3,S2,S1,S0は量子化時の量子化誤
差となり、メモリ7に一時的に記憶される。このメモリ
7に一時記憶された量子化誤差は、演算部8にて量子化
対象画素の周辺の画素の誤差量に画素位置に応じて重み
付けをして加算平均する演算処理に供される。このよう
な画素位置に応じた重み付け係数を画素マトリクスで表
現したものをウエイトマトリクスと呼び、本実施例では
、図4に示すようなウエイトマトリクスを用いている。 図4において、斜線を施して示す部分が量子化対象画素
、即ち、現時点での信号a(a0〜a5)に対応する。 この画素の周辺で、かつ、既に量子化された画素に対し
て、対象画素からの距離に応じて図4中に“1”“3”
等で示すように重み付けをしている。
【0015】図5は図4の作用の説明及び誤差拡散法を
説明するためのものであり、誤差メモリ7に一時的に記
憶されている周辺画素の各誤差量を表している。これら
の図中、xは入力画像信号及び多値プリンタ5での主走
査方向、yは副走査方向を示す。いま、演算部8の出力
e(e0〜e3)は、 e=(1*E1+3*E2+1*E3+3*E4)/8
となる。この演算結果の上位4ビットをe3,e2,e
1,e0として出力し、これが加算器6のB入力端子の
下位4ビット(B3,B2,B1,B0)に入力される
【0016】誤差メモリ7は量子化対象画素の1ライン
前の誤差量(例えば、E1,E2,E3)を一時記憶す
る1ラインバッファと、量子化対象画素と同一ラインで
1画素前の画素の誤差分(例えば、E4)を一時記憶す
るシフトレジスタとにより構成されている。
【0017】よって、多値誤差拡散処理部3の作用とし
ては、下記のようにまとめられる。まず、S=A+B=
a+e   =a+(1*E1+3*E2+1*E3+3*E4
)/8により、周辺画素の量子化誤差によりaの値を補
正する。ついで、Sの内、上位3ビットを取出すことに
より8値に量子化する。一方、Sの内、下位4ビットは
この画素の量子化誤差としてメモリ7に一時記憶され、
その後に量子化されるべき周辺画素の補正に供される。 このようにして、信号aの階調性を維持しつつ、64値
から8値に量子化が行われる。
【0018】ついで、この多値誤差拡散処理部3に接続
された2画素単位処理部4について図1を参照して説明
する。この2画素単位処理部4は、連続する2画素の内
の一方の画素データ中の一部を他方の画素データ中に移
動させて取込ませるためのものである。まず、多値誤差
拡散処理部3からのデータbが入力されるラッチ9,1
0が設けられている。ラッチ9は画素クロックCK1で
動作するもので入力される画素データを次々にラッチす
るのに対し、ラッチ10は画素クロックCK1の半分の
周波数のクロックCK2で動作するため、入力画素デー
タを1画素置きにラッチするものである。このラッチ1
0にはラッチ9からの出力も入力されている。ラッチ1
0からは連続する2画素データの先行画素と後行画素と
が同時に出力される。このとき、ラッチ10からの出力
の内、下位のQ0〜Q2は後行画素、上位のQ3〜Q5
は先行画素に各々対応する(以下、ラッチ10出力中、
Q3〜Q5をID1、Q0〜Q2をID2で示すものと
する)。ラッチ9,10が2画素中の先行画素を一時的
に記憶する記憶手段11となる。
【0019】このラッチ10の出力側には移動手段とな
るデータ変換RAM12が接続されている。データ変換
RAM12ではテーブル変換方式により、連続する2画
素ID1,ID2間のデータ値の移動を行う。ここに、
画素クロックCK1で動作する主走査方向のカウンタ1
3が接続されており、最下位ビットLSBがデータ変換
RAM12に入力される。データ変換RAM12はカウ
ンタ13から得られるLSB信号を用いて、データ変換
後の連続する2画素のデータを各々異なる値に変換する
。データ変換後の連続する2画素の内、先行画素をID
1′、後行画素をID2′で示すものとする。また、カ
ウンタ13はライン同期信号LSYNCでクリアされ、
各ラインの始まりでは常に0となる。データ変換RAM
12には、予め表1に示すような変換テーブルが書込ま
れている。
【0020】
【表1】
【0021】この変換テーブルの変換は、式を用いると
、 ID1′=ID1+INT(ID2/2)ID2′=I
D2−INT(ID2/2)で表すことができる。ただ
し、INTは小数点以下を切捨てる関数である。
【0022】データ変換RAM12からの出力信号c(
c0〜c3)は、カウンタ13のLSB信号、即ち、A
6=Lレベルの時にはID1′を表し、A6=Hレベル
の時にはID2′を表す。
【0023】多値プリンタ5はこのような2画素単位処
理部4からの4ビット11値の画像データcに対して1
0種類にパルス幅を変調し、レーザ露光時間を制御して
、1画素当り11値の階調記録を行う。
【0024】このように、本実施例によれば、誤差拡散
処理後の画素データを2画素単位で出力制御するため、
1画素単位での画素の再現性が難しいプリンタにおいて
も、入力M値画像データを処理してN値(M,Nはとも
に2以上の整数であって、M>N)画像データを作成し
得るとともに、1画素で数階調の多値画像を出力し得る
多値プリンタ5に適したN値画像データを生成できる。 特に、本実施例にあっては、連続する2画素の内の先行
画素データ値の50%を他方の画素データ値中へ移動さ
せているため、解像度及び階調性に優れたN値画像デー
タを作成できる。
【0025】なお、多値誤差拡散処理部2による多値化
レベルは8値に限られず、また、ウエイトマトリクスサ
イズの大きさ、形も種々変形し得る。2画素単位処理に
おけるデータ移動量も50%に限らず、適宜設定される
。さらに、多値プリンタ5としてもレーザビームプリン
タに限らず、例えばインクジェットプリンタ、サーマル
プリンタ等であってもよい。
【0026】つづいて、請求項4ないし6記載の発明の
一実施例を図6及び図7により説明する。図1ないし図
5で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示す。本
実施例では、まず、スキャナ1からの画像データに基づ
き処理対象画素が画像エッジ部であるかどうかを検出す
るエッジ検出部(検出手段)14が設けられている。ま
た、多値誤差拡散処理部3の後段には、2画素単位処理
部4と直接出力線とが分岐接続され、直接出力bと2画
素単位処理後の出力cとを選択切換えして多値プリンタ
5に信号dを出力する処理切換え手段としてのセレクタ
15が設けられている。このセレクタ15は前記エッジ
検出部14の検出出力eに応じて切換え動作するもので
ある。
【0027】ここに、前記エッジ検出部14は図7に示
すように構成される。まず、スキャナ1からの画像デー
タSは3段のラッチ16,17,18に画素クロックC
K1に同期して入力され保持される。よって、各々のラ
ッチ16,17,18は連続する3画素分の画素データ
を常に出力する。いま、この3画素データのデータを先
行画素から順に■■■とする。すると、減算器19は■
−■なる減算を行い、コンパレータ20に出力する。こ
のコンパレータ20では(■−■)の値を予め設定され
ている閾値TH1と比較し、(■−■)>TH1の時に
Hレベルの信号を出力する。一方、ラッチ17の出力な
る画素データ■は別のコンパレータ21に入力され、予
め設定されている閾値TH2と比較し、■<TH2の時
にHレベルの信号を出力するように構成されている。こ
れらのコンパレータ20,21出力はANDゲート22
に入力され、両コンパレータ20,21出力がHレベル
の時にエッジ検出信号eとしてHレベルが出力される。 これは、主走査方向に関して画像の前側エッジ検出を意
味する。
【0028】セレクタ15はエッジ検出部14からのエ
ッジ検出信号eに基づいて2つの入力b,cを切換え選
択する。このエッジ検出信号eがHレベルの時(エッジ
部の時)、多値誤差拡散処理部3から直接入力された信
号bがそのまま多値プリンタ5に出力される。よって、
3ビット8値の画像データに対して8種類のパルス幅を
用いて、1画素当り8値の階調記録が行われる。一方、
エッジ検出信号eがLレベルの時(非エッジ部の時)、
多値誤差拡散処理部3からの信号bを2画素単位処理部
4で処理した信号cが選択され多値プリンタ5に出力さ
れる。即ち、エッジ部以外の部分について、前述した2
画素単位処理が施されることになる。つまり、本実施例
によれば、エッジ部では2画素単位処理を利用しないの
で、エッジ部を保存でき、例えば文字の縦線割れを防止
し得る。
【0029】なお、エッジ検出は、図7に示した回路構
成によるものに限らず、例えばデジタルフィルタ方式等
を利用し得る。
【0030】図8及び図9は請求項7ないし9記載の発
明の一実施例を示すもので、エッジ検出部14に対して
改良されたエッジ検出部23を提供するものである。
【0031】まず、エッジ検出方式として特開昭56−
115079号公報や実開昭60−236580号公報
に示されるように、隣接画素間(一方が検出対象画素)
の濃度差に基づいてエッジ検出を行うようにしたものが
ある。しかし、画像読取りや画像信号処理においては画
像のMTFが劣化している場合や、画素密度が高いよう
な場合、隣接画素間の濃度差が小さくなるので、エッジ
検出精度が低下してしまう。
【0032】そこで、本実施例では濃度レベル傾斜がゆ
るやかで隣接画素間の濃度差が比較的小さい場合であっ
ても、正確にエッジ検出できるようにしたものである。 図8はこのエッジ検出部23の構成を示すもので、まず
、スキャナ1からの画像データSは5段のラッチ24,
25,26,27,28に画素クロックCK1に同期し
て入力され保持される。よって、各々のラッチ24〜2
8は連続する5画素分の画素データを常に出力する。い
ま、この5画素分のデータを先行画素から順にS1〜S
5で示すものとすると、エッジ検出対象画素は出力S3
 に対応する。ここに、ラッチ27,28の出力S2,
S1はセレクタ29により何れかが選択されて信号S6
 として出力される。同様にラッチ24,25の出力S
5,S4もセレクタ30により何れかが選択されて信号
S7 として出力される。これらのセレクタ29,30
はセレクト端子Sの状態(セレクト信号ES)により選
択動作を行うものであり、ES=0の場合にはY=Aを
選択し、ES=1の場合にはY=Bを選択する。即ち、
ES=0の場合には、S6=S2,S7=S4のように
対象画素出力S3に隣接する画素出力同士を選択し、E
S=1の場合には、S6=S1,S7=S5 のように
対象画素出力S3 に対して2画素分離れた画素出力同
士を選択することになる。
【0033】ここに、このセレクト信号ESは図示しな
い回路により発生するもので、例えば画像データSがM
TF補正された信号である場合にはES=0となり、画
像データSがフィルタ処理されないか平滑化処理された
信号である場合にはES=1となる。また、フィルタ処
理に無関係に主走査方向への画像の拡大処理が拡大率2
00%以上の場合にもES=1となるように制御される
。即ち、画像変倍情報、画素密度情報又は画像フィルタ
の種類に応じてセレクト信号ESは制御される。
【0034】これらのセレクタ29,30からの信号S
6,S7は減算器31に入力されS7−S6 なる減算
を行い、結果をS8 としてコンパレータ32に出力し
予め設定された閾値TH1と比較する。S8 ≧TH1
の場合、コンパレータ32の出力S9は1となり、S8
 <TH1の場合、S9=0とされる。このようなラッ
チ24〜28からセレクタ29,30、減算器31、コ
ンパレータ32までの要素により濃度差検出手段33が
構成されている。
【0035】一方、ラッチ26の出力なる対象画素出力
S3 は別のコンパレータ34に入力され、予め設定さ
れている閾値TH2と比較し、S3 <TH2の時にコ
ンパレータ34からS10=1なる信号を出力するよう
に構成されている。これらのコンパレータ32,34出
力はANDゲート35に入力され、両コンパレータ32
,34出力がHレベルの時にエッジ検出信号eとしてH
レベルが出力される。この後の処理は、前記実施例の場
合と同様である。
【0036】ここで、本実施例によるエッジ検出の作用
・効果を図9の模式図を参照して説明する。図中、斜線
を施した領域Aは白地上のハーフトーン画像を示し、矢
印Lはこの画像領域Aを横切る主走査線を表す。また、
Bはこの主走査線Lでの画像の前側エッジ部を示す。こ
の主走査線Lに対応する画像データSは、同図中に示す
ような階調レベルと画素クロックCK1との関係で表現
される。即ち、階調レベルのピーク値はS=40である
が、前後のエッジ部ではMTFの劣化のためになだらか
な階段状のレベル変化を示す。画像領域Aのエッジ部B
に対応する画像データSはB′で示す画素部分である。 いま、従来方式によるエッジ検出を考えると、対象画素
とそれに隣接する画素との間の階調レベル差の大小によ
りエッジ検出するものであり、図示例に適用すると、B
′部分での階調レベル差は13である。一方、本実施例
による場合、階調レベル差は、セレクト信号ES=0の
場合であれば、S8 =S4−S2=23となり、さら
に、セレクト信号ES=1の場合であれば、S8 =S
5−S1=37となる。このように、エッジ検出対象画
素の前後の所定距離に位置する画素間の階調差レベル(
濃度差レベル)によりエッジ検出するので、画像データ
SのMTFが劣化したりしてエッジ部での波形がなめら
かな階段状になるような場合であっても、大きなレベル
差が得られ、エッジ検出をより正確に行えるものとなる
【0037】さらに、請求項10ないし13記載の発明
の一実施例を図10ないし図12により説明する。本実
施例は、前記実施例において、エッジ検出部14の前段
に平滑処理部(処理手段)36を設けたものである。こ
の平滑処理部36は数画素の連続する入力画像データを
平滑処理、より具体的には図11に示す回路構成により
、主走査方向に連続する4画素の平均を求めるものであ
る。まず、スキャナ1からの画像データSは4段のラッ
チ37,38,39,40に画素クロックCK1に同期
して入力され保持される。各々のラッチ37〜40によ
り連続する4画素分のデータは加算器41,42に同時
に与えられる。これらの加算器41,42の出力はさら
に加算器43により加算されて4画素分の合計が求めら
れる。よって、この加算器43の上位6ビットの信号f
が4画素分の平均値となる。
【0038】この信号fが図7の信号Sに代えてエッジ
検出部14に入力され、エッジ検出に供される。
【0039】さらに、本実施例にあっては、エッジ検出
部14の後段に膨張処理部(処理手段)44が接続され
ている。この膨張処理部44はエッジ検出部14からの
エッジ検出信号eを引き延ばすための回路であり、Hレ
ベルのエッジ検出信号eが一度入力されると少なくとも
4画素クロック分はHレベルのエッジ検出信号gを出力
するように構成されている。このため、例えば図12に
示すように連続する4画素分のエッジ検出信号eを画素
クロックCK1に同期して保持するシフトレジスタ45
が設けられ、その4画素分の出力がORゲート46に入
力されている。即ち、4画素の内、1画素でもHレベル
なるエッジ検出信号が存在すれば、ORゲート46から
はHレベルのエッジ検出信号gが出力されることになる
。このエッジ検出信号gに応じてセレクタ15は前述し
たような切換え動作を行う。
【0040】即ち、本実施例は直接的なエッジ部だけで
なく、そのエッジ部周辺までをエッジ部と同様に扱い、
エッジ部周辺でのみ2画素単位処理部4による処理を行
わせるようにしたものであり、例えば網点画像に対して
網点エッジを文字部のエッジと誤検出することがなくな
る。また、一度エッジ部を検出すると、数画素間はエッ
ジ部として扱うように処理するので、文字エッジの周辺
についてはエッジに適した処理を行わせることができ、
文字品質のよいN値画像データを生成し得る。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したので
、誤差拡散処理後の画素データを2画素単位処理手段に
よって2画素単位で出力制御するので、1画素単位での
画素の再現性が難しいプリンタにおいても、入力M値画
像データを処理してM>NなるN値画像データを作成し
、1画素で数階調の多値画像出力し得る多値プリンタに
適したN値画像データを生成でき、特に、連続する2画
素の内、一方の画素データ値の50%を他方の画素デー
タ値に移動させることにより、解像度及び階調性のよい
N値画像データを得ることができる。
【0042】加えて、エッジ検出手段を設け、画像のエ
ッジ部でないところでのみ2画素単位処理を行うことに
より、文字品質のよいN値画像データを生成できる。こ
の時、主走査方向に関して画像の前側エッジを検出し画
像処理方式を切換えることにより、エッジを保存でき、
文字の縦線割れを防止できる。特に、エッジ検出対象画
素に先・後行する所定距離位置離間した画素間の濃度差
を検出する濃度差検出手段を有するものとし、その濃度
差に基づきエッジ部か否か判定するものとすることによ
り、濃度レベル傾斜がゆるやかで隣接画素間の濃度差が
比較的小さいエッジ部についてもエッジ検出を正確に行
えるものとなる。この際、離間した画素間の所定距離を
選択的に可変し得るようにしたので、MTF等の画像デ
ータの状態や画像データに対する画像処理形態に応じた
正確なエッジ検出が可能となる。例えば、画像の変倍処
理により画像データのエッジ部での画素間の濃度レベル
傾斜はゆるやかになるとか、読取り光学系のMTFが同
一であっても読取りサンプリングピッチや画像処理での
処理単位の切換え等により画像処理部での画素密度が切
換わる場合とか、MTF補正、平滑化などのフィルタ処
理により画像エッジ部の濃度レベル傾斜が変化する場合
などがあるが、変倍情報、画素密度情報、画像フィルタ
の種類などに応じて所定距離を切換えることにより、精
度の高いエッジ検出が可能となる。
【0043】さらには、エッジ検出手段の前段に平滑処
理手段を設けたので、エッジ部自体だけでなくそのエッ
ジ部周辺を含めて2画素単位処理の対象から除外するこ
とにより、網点画像に対して網点エッジを文字部のエッ
ジと誤ることがなく、かつ、文字エッジの周辺をエッジ
に適した処理とし、文字品質のよいN値画像データを生
成でき、文字の縦線割れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし3記載の発明の一実施例を示す
2画素単位処理部のブロック図である。
【図2】全体のブロック図である。
【図3】多値誤差拡散処理部のブロック図である。
【図4】ウエイトマトリクスの様子を示す説明図である
【図5】周辺画素の誤差量を示す説明図である。
【図6】請求項4ないし6記載の発明の一実施例を示す
全体のブロック図である。
【図7】エッジ検出部のブロック図である。
【図8】請求項7ないし9記載の発明の一実施例を示す
エッジ検出部のブロック図である。
【図9】そのエッジ検出効果を示す説明図である。
【図10】請求項10ないし13記載の発明の一実施例
を示す全体のブロック図である。
【図11】平滑処理部のブロック図である。
【図12】膨張処理部のブロック図である。
【符号の説明】
1      画像入力装置 4      2画素単位処理手段 5      多値プリンタ 11    一時的記憶手段 12    移動手段 14    エッジ検出手段 15    処理切換え手段 23    エッジ検出手段 33    濃度差検出手段 36    平滑処理手段 44    膨張処理手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  画像入力装置より入力された多階調を
    有する画像データを誤差拡散法により階調処理するよう
    にした画像処理装置において、誤差拡散処理後の連続す
    る2画素の内の先行画素を一時的に記憶する記憶手段と
    、誤差拡散処理後の連続する2画素の内の一方の画素デ
    ータ値の一部を他方の画素データ値へ移動させる移動手
    段とを有する2画素単位処理手段を設けたことを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】  移動させる画素データ値の一部を、画
    素データ値の50%としたことを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】  2画素単位処理手段による処理後の画
    像データを、1画素でN値(Nは2以上の整数)の多値
    プリンタに出力させたことを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】  画像データに基づき画像エッジ部を検
    出するエッジ検出手段を設け、誤差拡散処理後の連続す
    る2画素の画像データ間の処理をこのエッジ検出手段の
    検出出力に応じて切換える処理切換え手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】  処理切換え手段は、エッジ部以外の個
    所でのみ2画素単位処理手段による処理を選択するよう
    にしたことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】  エッジ検出手段を、主走査方向の画像
    前側のエッジを検出するものとしたことを特徴とする請
    求項4又は5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】  エッジ検出手段を、エッジ検出対象画
    素に対して主走査方向に先行及び後行する所定距離位置
    の画素間の濃度差を検出する濃度差検出手段を有するも
    のとし、検出された濃度差に基づきエッジ検出対象画素
    がエッジ部か否かを判定するものとしたことを特徴とす
    る請求項4,5又は6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】  濃度差検出手段の対象とする画素間の
    所定距離を複数段階で選択自在に設定したことを特徴と
    する請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】  所定距離の選択を、画像変倍情報、画
    素密度情報又は画像フィルタの種類に応じて行うように
    したことを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】  画像データを主走査方向に平滑処理
    する平滑処理手段をエッジ検出手段の前段に設けたこと
    を特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】  処理切換え手段は、エッジ部周辺検
    出時に2画素単位処理手段による処理を選択しないよう
    にしたことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置
  12. 【請求項12】  エッジ検出手段によるエッジ検出に
    基づき、主走査方向に数画素、副走査方向に数ラインを
    エッジ部周辺としたことを特徴とする請求項11記載の
    画像処理装置。
  13. 【請求項13】  エッジ検出手段によるエッジ検出に
    基づき、後続の数画素をエッジ部とする膨張処理手段を
    設けたことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置
JP3133895A 1990-04-24 1991-06-05 画像処理装置 Pending JPH04229767A (ja)

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JP3133895A JPH04229767A (ja) 1990-10-08 1991-06-05 画像処理装置
US07/893,094 US5339171A (en) 1990-04-24 1992-06-04 Image processing apparatus especially suitable for producing smooth-edged output multi-level tone data having fewer levels than input multi-level tone data

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27023490 1990-10-08
JP2-270234 1990-10-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6041139A (en) * 1995-06-16 2000-03-21 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus

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US6041139A (en) * 1995-06-16 2000-03-21 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus

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