JP2848568B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP2848568B2
JP2848568B2 JP1249202A JP24920289A JP2848568B2 JP 2848568 B2 JP2848568 B2 JP 2848568B2 JP 1249202 A JP1249202 A JP 1249202A JP 24920289 A JP24920289 A JP 24920289A JP 2848568 B2 JP2848568 B2 JP 2848568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
value
pixel
image
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1249202A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03112270A (ja
Inventor
宏 谷岡
康博 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1249202A priority Critical patent/JP2848568B2/ja
Publication of JPH03112270A publication Critical patent/JPH03112270A/ja
Priority to US08/183,780 priority patent/US5760918A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2848568B2 publication Critical patent/JP2848568B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、2値データを多値データに変換し、所望の
画像処理を施した後、再度多値データを2値データに2
値化処理する画像処理装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の擬似中間調処理方式として、独立決定型デイザ
法、条件付決定型デイザ法等が有る。
そして、2値化画像に対して、縮小、拡大、回転等の
フイルタ処理を行う方法として、独立決定型デイザ法で
2値化された画像から中間調画像を推定し、処理を加え
た後、再び2値化する、例えば特開昭58−25767号の方
法等が開示されている。
また、特開昭62−281673号の方法の様に、条件付決定
型デイザ法である誤差拡散法で2値化された画像に対し
て重み付き平均値を求め、これを多値中間調画像と推定
し、この画像に対して前記所望の処理を加えて加工した
後、再びED法で2値化する方法等がある。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、このような従来開示される方法では、
両デイザ法で2値化された2値画像に対して有効である
が、演算量が多く、またこのため処理速度も遅くなり、
高価な装置となつてしまう。
特に、後者で用いるED法による2値化手法はそれ自体
の演算量が特に多く、高速又は安価に装置として実現出
来ないという欠点を有している。
[課題を解決するための手段] 本発明は上述の課題を解決することを目的としてなさ
れたもので、2値データを多値データに変換し、所望の
画像処理を施した後、再度多値データを2値データに2
値化処理するにあたり、その2値化処理のための処理量
を軽減し、高速かつ安価に高画質な画像を得ることがで
きる画像処理装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成する一手段として例えば以下の構成
を備える。
即ち、2値化処理された2値データを入力し、多値デ
ータに変換する変換手段と、前記変換手段によって得ら
れた多値データに対し、所望の画像処理を施す画像処理
手段と、前記処理手段によって画像処理の施された多値
データを再度2値データに2値化処理する2値化手段と
を有し、前記2値化手段は、注目画像周辺の既に再2値
化された2値データから所定領域の平均値を求める平均
値演算手段と、前記平均値を閾値として、注目画素の多
値データを2値データに2値化処理する処理手段と、前
記注目画素の多値データと2値化の際閾値として用いた
平均値との差が、所定値より小さい場合に、該差を誤差
データとして、注目画素近傍の画素の多値データに加算
して誤差補正する誤差補正手段とを含むことを特徴とす
る。
[作用] 以上の構成において、2値データを多値データに変換
し、所望の画像処理を施した後、再度多値データを2値
データに2値化処理するにあたり、その2値化処理のた
めの処理量を軽減し、高速かつ安価に高画質な画像を得
ることができる。
[実施例] 以下、本発明に係る一実施例を図面を参照して詳細に
説明する。
[第1実施例] まず、第1図を参照して本発明に係る一実施例の原理
について説明する。
第1図(A)は入力画像の画素毎の2値濃度を示す。
第1図(A)においてI(i,j)は多値データに復元
しようとする注目画素位置の入力画素の2値データを示
し、正規化された(0又は1の)値とする。また破線よ
り上の画素位置はすでに入力が終了し、注目画素位置の
処理に参照する為に一時的に格納されている2値データ
とする。
第1図(B)は重み付けマスクを表わす図である。
第1図(B)において、Cは平均濃度を求める重み付
けマスクの例であり、3×3サイズのマトリツクスで表
わしている。ここで次入力2値画素に対する重みR(0,
−1)=0として用いる。
第1図(C)は、本実施例方式により復元された注目
画素近傍の多値データ(0〜1の値)を表わしており、
入力された2値データI(i,j)より下式に従がい多値
データf(i,j)を得る。
ここで第1図(B)に示す重みマスクC(x,y)は、
注目位置に近い程大きな値である事が好ましい。
又、その領域は同図に示す8画素に限定する必要はな
いが、注目位置から直交する2方向、もしくは4方向に
片寄つた方向性を有しない事が望ましい。
さて次に復元された多値データf(i,j)に、例えば
変倍、あるいはフイルタリング等の処理を施した後、再
び2値化する方法につき本実施例の原理を説明する。
第2図(A)においてf(i,j)は2値化しようとす
る注目画素位置の多値濃度データを示し、正規化された
0〜1の値とする。また、破線より上の画素位置はすで
に2値化処理が終了しており、注目画素の2値化後はf
(i,j+1),f(i,j+2),・・・と順次同様の2値化
処理が行われる。
第2図(B)は2値化画像データを表わす図であり、
B(i,j)は注目画素の2値化後の濃度(0又は1の値
とする)を示す。破線により囲まれた部分は注目画素の
処理時にすでに2値化処理の行われた画素データであ
り、これらを注目画素の2値化処理の際に用いる。
第2図(C)は重み付けマスクを表わす図である。R
は平均濃度を求める重み付けマスクの一例で、3×3サ
イズのマトリクスで表わしている。ここで未2値化画素
に対する重みR(0,0)=(0,−1)=0として用い
る。
本実施例においては、注目画素近傍における2値画素
の重み付き平均濃度をm(i,j)とし、次式で求める。
注目画素f(i,j)は、該平均濃度m(i,j)及び既に
割付けられた2値化補正値E(i,j)を用いて次に示す
一連の式に従い2値化される。
第3図に式を図に表わしたものを示す。
式において、E(i,j)は注目画素(i,j)の1画素
前つまり画素(i,j−1)の多値濃度f(i,j−1)を2
値濃度B(i,j−1)に2値化した際に発生する誤差で
ある。つまり多値濃度f(i,j−1)と、その近傍平均
濃度m(i,j)との差分値である。
そこで、この2値化誤差E(i,j)を、注目画素f
(i,j)に加えて補正した値を2値化することにより、
入力画像全域にたつて平均濃度として、2値化後の画像
濃度を完全に保存することが出来る。
このような2値化誤差を考慮した処理を行うことで中
間調再生能力が格段に向上する。
また、式において、E(i,j+1)は、注目画素
(i,j)の1画素後の画素f(i,j+1)に振り分けられ
る誤差である。
この様に本実施例における2値化方式が誤差拡散法と
比較して処理量が極めて少ないにもかからず、これと同
等もしくはそれ以上の像再生能生力が得られるのは、前
記誤差を隣接する1画素で補正するのみであるにもかか
わらず、2値化後の複数データを用いて平均濃度を得る
ことにより、等価的に複数画素に誤差を分配して補正す
るのと同等の効果が得られるからである。
さて、本実施例では、次画素2値化の際の誤差E(i,
j+1)は、 の場合には、E(i,j+1)=0とし、 上記以外の場合には、 E(i,j+1)=f(i,j)+E(i,j)−m(i,j) … とする。
従つて、上記式,に示す様に、2値化時の平均濃
度mと補正注目画素濃度との比較において、該補正注目
画素濃度が平均濃度mに近い値をとる所定範囲内(平均
濃度mと補正注目画素濃度との誤差が所定範囲内)であ
れば、式に従つて補正注目画素濃度と平均濃度との差
分を次画素2値化時の補正値として割り付ける。
一方、所定範囲外、つまり補正注目画素濃度と平均濃
度との誤差が十分大きい場合には該補正値を“0"として
次画素2値化時の補正は行わない。
即ち、誤差を補正する場合は、注目画素近傍の画像の
濃度変化が小さく、中間調を有する画像域であると判断
した場合のみである。そして、2値化する事によつて発
生する平均濃度との差分を次画素で補正する事により、
画像のなめらかな濃度変化を忠実に擬似中間処理でき
る。つまり階調性を向上することができる。
一方、誤差を補正しない場合は、逆に文字、線画等に
おけるエツジ部分、つまり注目画素が近傍画像濃度に比
べて急激に変化していると判断した場合である。そし
て、その場合の画素に対しては、補正値を“0"とし、濃
度を保存する事による解像力の低下を抑えて2値再生す
る。これにより、エツジ部分における解像度を向上する
ことができる。
この様に、本実施例の特徴的処理方式によれば、上記
画像濃度変化に応じて、中間調画像域は2値化誤差を用
いて2値化画像上で濃度を保存する。そして、中間調画
像域でない文字等の解像画像部においては、上記濃度保
存による像のぼけを防止する為に、2値化誤差の補正を
行わず平均濃度“m"に近似させるものである。
以上の本実施例の特徴的処理方式を備える、本発明に
係る一実施例の画像処理装置のブロツク図を第4図に示
す。
第4図において、入力センサ部Aは、CCD等の光電変
換素子およびこれ走査する駆動装置により画像を2値化
する装置、あるいはFAX等符合化された2値画像を復号
化して2値画像として出力する装置である。同入力装置
Aより入力される2値データは、逐次2値−多値変換部
Bに入力される。ここでは各画素を6ビツトのデイジタ
ル多値データに復元し、64レベルの階調数を有する多値
画像に復元する。
復元多値データは編集加工部Cに出力され、例えば入
力されたA3サイズの画像を、所望するA4サイズの画像に
変換したり、あるいはフアクシミリ装置特有のG4⇔G3間
の画素密度変換、あるいは所望するエツジ強調、スムー
ジング等多値データ上では既に公知のデータの編集加工
操作を行なう。次に加工後の多値データは2値化回路D
に入力され、本実施例特有の画像処理により再び擬似中
間調処理されて、LBP、インクジエツトプリンタ、感熱
記録装置等に代表される2値プリンタEで可視化され
る。
尚、所望に応じて、多値プリンタFを用いれば図中に
示す様2値−多値変換部Bよりの出力、あるいは編集加
工部Cよりの出力から直接多値化しての記録が可能とな
る。
この場合には、必要に応じて、補正回路Gにおいて入
力センサ部AのCCDセンサの感度ムラや照明光源による
照度ムラを補正するためのシエーデイング補正を含む所
望の補正処理をデジタル演算処理で行う。
上述した第4図に示す2値−多値変換部Bの詳細ブロ
ツクを第5図に示す。
第5図において1,2は入力された2値データを1ライ
ン分記憶する遅延RAM,3〜7は該2値データを1画素分
遅延させる為のDタイプフリツプフロツプDF/F、8は注
目画素周辺の2値データから所定領域の平均濃度を演算
し、注目画素のデータを多値データf(i,j)として復
元し出力する為の平均濃度演算ROMである。
以上の構成において、注目画素データI(i,j)が今
入力されたとすると、DF/F7出力端では第1図(A)の
I(i,j−1)に相当する2値データが出力される。同
注目位置データを入力し約1ライン分遅延保持する遅延
RAM2出力端では、1ライン遅延させた2値データI(i
−1,j+1)が出力される。該出力はRAM1に入力され、
以上の2つの遅延RAM2,1により2ライン遅延させた2値
データI(i−2,j+1)が平均濃度演算ROM8に出力さ
れる。
さらに、DF/F3はI(i−2,j)、DF/F4はI(i−2,j
−1)、DF/F5はI(i−1,j)、DF/F6はI(i−1,j−
1)、DF/F7はI(i,j−1)を平均濃度演算ROM8に出力
する。
これにより、全2値データをRAM8の入力マトレス端子
に入力すれば、前述の式◎で示す積和演算が平均濃度演
算ROM内のテーブルを用いて容易に得られる。
第6図に重みマスクの一例を示す。第6図の重みマス
クは周囲7画素と注目位置の2値データから平均値を求
めるものである。
なお、本実施例においては、第6図に示す重みマスク
を用いたので実際に入力されう6ビツト画像濃度レベル
(0〜63)に正規化する為に平均濃度演算ROMテーブル
は式◎で得られた値を63倍して6ビツト値に変換した値
として格納しておく。
上述した第4図における2値化回路Dの詳細ブロツク
図を第7図を示す。
第7図において、31,32は2値化処理された2値デー
タを1ライン分記憶する遅延RAM、33〜37は2値データ
を1画素遅延させるためのDF/F(フリツプフロツプ)、
38は注目画素周辺の2値データから所定領域の平均濃度
を演算し、注目画素のデータを2値化する際の閾値とし
て出力する平均濃度演算ROM、9は入力された注目画素
の多値データと平均濃度演算ROM38から出力される閾値
と注目画素の多値データを比較する比較器、11は加算器
12よりの多値データはデータ1クロツク期間遅延するD
タイプのフリツプフロツプ(DF/F)、12はセレクタ14で
選択された減算器9から出力される誤差データ、又は
“0"と補正回路から送られてきた6ビツト多値データを
加算する加算器、13は減算器9から送られてくる注目画
素の多値データと閾値との差を所定の値(α)と比較す
る比較器、14は比較器からのセレクト信号に基づき0又
は減算器9の出力のいずれかを選択するセレクタであ
る。
以上の構成において、比較器10は式に基づき2値化
した1ビツトのデータB(i,j)を出力する。該2値化
データはライン毎に遅延させるためのRAM32に入力され
ている。更に、RAM32により1ライン分遅延させた2値
データB(i−1,j+1)はRAM1に入力され、以上の2
つの遅延RAM32,31により2ライン遅延させた2値データ
B(i−2,j+1)が平均濃度演算ROM38に出力される。
さらに、DF/F33はB(i−2,j)、DF/F34はB(i−
2,j−1)、DF/F35はB(i−1,j)を、DF/F36はB(i
−1,j−1)、DF/F37はB(i,j−1)をそれぞれ平均濃
度演算ROM38に出力する。
上記2値データは第2図に示すように、入力画像f
(i,j)に対し周辺画素の2値化画像である。平均濃度
演算ROM38にはあらかじめ式に基づきに示す2値化
閾値m(i,j)が格納されているので、これらを平均濃
度演算ROM38の入力アドレスに接続すれば、高速に2値
化閾値を得ることができる。
この閾値は減算器9及び比較器10に入力される。
一方、演算器9及び比較器10にはDF/F11よりf(i,
j)+E(i,j)が入力される。
この2つの入力に基づき減算器9は式における不等
式の両辺の差 E(i,j+1)=f(i,j)+E(i,j)−m(i,j) … を演算する。
一方、比較器10は上記2つの入力に基づき、f(i,
j)+E(i,j)と、m(i,j)を比較し、2値化データ
B(i,j)を出力する。
また式に基づき、減算器9から出力される誤差E
(i,j+1)はセレクタ14及び比較器13に入力される。
比較器13では、該誤差E(i,j+1)と定数αとの比
較を式により行い、該比較結果に基づき、セレクタ14
に対してセレクト信号を出力する。
セレクタ14では比較器13から送られてくるセレクタ信
号により、前記誤差E(i,j+1)の絶対値がαより大
なるときはE(i,j+1)=0を、前記誤差E(i,j+
1)の絶対値がα以下の場合には、減算器9出力をその
まま選択出力する。
誤差E(i,j+1)は加算器12により入力画像データ
f(i,j+1)に加えられる。DF/F11は加算値をデータ
1クロツク期間遅延する。
以下上記処理を繰返し行うことにより、2値化処理を
順次行う。
第8図(A),(B)に重みマスクの一例を示す。
第8図(A)の重みマスクは周囲7画素の2値データ
から平均値を求めるものである。
また、第8図(B)の重みマスクは周囲12画素の2値
データから平均値を求めるものである。なお、本実施例
においては第8図(A)に示す重みマスクを用いたの
で、実際に入力される6ビツト画像濃度レベル(0〜6
3)に正規化する為に平均濃度演算ROM38のROMテーブル
は式で得られた値を63倍して6ビツト値に変換した値
として格納しておく。
以上説明した如く本実施例によれば、2値化処理の終
了した2値データのみを用い平均濃度を演算し、それを
閾値として入力多値データを2値化処理するので2値化
のための処理量を平均濃度近似法よりも少なくすること
ができる。しかも、入力多値データを2値化した際発生
する入力多値データと平均濃度との誤差が所定範囲内の
時その誤差を補正するので階調性を極めて向上させるこ
とができる。
更に、本実施例では平均濃度と入力多値データの誤差
が所定値より大きい時は、その誤差を補正しないので、
濃度を保存することによる解像度の低下を防ぎ、エツジ
部を鮮明に再現することができる。
なお、本実施例においては、2値化誤差Eは次画素の
みに振り分けて補正したが、本発明は以上の例に限定さ
れるものではない。例えば、第2図において、2値化誤
差Eを、画素(i,j+1)へ3E(i,j+1)/4、画素(i,
j+2)へE(i,j+1)/4の如く、主走査方向の複数画
素へ分配すれば平均処理マスクが小さくとも階調性の再
現能生力は向上する。
また、誤差拡散法の場合と同様に所定配分率で二次元
的に複数の近傍画素に振り分けるようにしても良い。
この場合、ハード構成は多少複雑となるが、主走査方
向とともに副走査方向についても均一な画像を得ること
ができ、再現性が向上する。
また、重みマスクは注目画素に近づく程大きくした
が、その傾斜、分布は限定されず、隣接しない離散位置
の画素を用いても良い。
[他の実施例] 以上説明した実施例による2値−多値変換方式は、平
均誤差最小法、誤差拡散法、ベイヤー型デイザ法、さら
に上述した本実施例での2値化法、いずれにおいて2値
化された画像に対しても良好に多値画像に復元出来る。
しかし、この2値−多値変換方式も以上の例に限定され
るものではなく、種々変形して応用可能である。
例えば、1ドツトが64画素又は32画素程度で構成され
る、いわゆるドツト集中型(フアツテイング)デイザの
適用を受け2値化された2値画像に対しては、特に低濃
度、高濃度部分における2値画像入力時に有する集中化
されたドツトの低周波の周期性が残るために、例えば、
第6図に示す重みマスクをさらに拡大した4×4画素、
6×6画素程度の重みマスクを用いる事が望ましく、入
力像が該デイザの適用を受けたか否かの情報が既知であ
れば、適応的に該広い平均マスクを切り換えて用いる事
が望ましい。
尚、マスクを大とすることを本実施例ではROMを用い
て積和演算を実施しているが、同処理は各1ビツトデー
タと定数との積和演算である為に数段で構成する加算器
のみで実施出来る事は述べるまでもなイ。更に、該演算
部分をゲートアレー等の集積回路で実施することによ
り、コスト的にも有利なものとすることができる。
又、上記実施例では入力データの種類が1つ(1色)
の場合を説明したが、入力データをR,G,Bの3色をする
ことで、本発明はカラー画像にも適用することができ
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、2値データを多
値データに変換し、所望の画像処理を施した後、再度多
値データを2値データに2値化処理するにあたり、その
2値化処理のための処理量を軽減し、高速かつ安価に高
画質な画像を得ることができる画像処理装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図(A)は本発明に係る一実施例における入力画像
の画素毎の2値濃度を示した図、 第1図(B)は本実施例における画素毎の重み付けマス
クを示した図、 第1図(C)は本実施例により復元された注目画素近傍
の多値データを示した図、 第2図(A)は本発明に係る一実施例における画素毎の
多値画像を示した図、 第2図(B)は本実施例における画素毎の2値化画像を
示した図、 第2図(C)は本実施例における画素毎の重み付けマス
クを示した図、 第3図(A),(B)は本実施例における2値化処理の
原理を説明するための図、 第4図は本実施例における画像処理装置の構成を示した
ブロツク図、 第5図は本実施例の2値−多値変換部の詳細を示すブロ
ツク図、 第6図は2値−多値変換部の重みマスクの例を示した
図、 第7図は本実施例の2値化回路の詳細を示すブロツク
図、 第8図(A),(B)は2値化回路の重みマスクの例を
示した図である。 図中、1,2,31,32……遅延RAM、3〜7,11,14,33〜37……
フリツプフロツプ、8,38……平均濃度演算ROM、9……
減算器、10,13……比較器、12……加算器、14……セレ
クタ、A……入力装置、B……2値−多値変換部、C…
…編集加工部、D……2値化回路、E……2値プリン
タ、F……多値プリンタ、G補正回路である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2値化処理された2値データを入力し、多
    値データに変換する変換手段と、 前記変換手段によって得られた多値データに対し、所望
    の画像処理を施す画像処理手段と、 前記処理手段によって画像処理の施された多値データを
    再度2値データに2値化処理する2値化手段とを有し、 前記2値化手段は、注目画素周辺の既に再2値化された
    2値データから所定領域の平均値を求める平均値演算手
    段と、前記平均値を閾値として、注目画素の多値データ
    を2値データに2値化処理する処理手段と、前記注目画
    素の多値データと2値化の際閾値として用いた平均値と
    の差が、所定値より小さい場合に、該差を誤差データと
    して、注目画素近傍の画素の多値データに加算して誤差
    補正する誤差補正手段とを含むことを特徴とする画像処
    理装置。
JP1249202A 1989-09-27 1989-09-27 画像処理装置 Expired - Lifetime JP2848568B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1249202A JP2848568B2 (ja) 1989-09-27 1989-09-27 画像処理装置
US08/183,780 US5760918A (en) 1989-09-27 1994-01-21 Image processing apparatus with conversion and reconversion of the number of bits per pixel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1249202A JP2848568B2 (ja) 1989-09-27 1989-09-27 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03112270A JPH03112270A (ja) 1991-05-13
JP2848568B2 true JP2848568B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=17189431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1249202A Expired - Lifetime JP2848568B2 (ja) 1989-09-27 1989-09-27 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2848568B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06105166A (ja) * 1992-09-18 1994-04-15 Ricoh Co Ltd 画像伝送方式

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2810395B2 (ja) 1989-02-10 1998-10-15 キヤノン株式会社 画像処理装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58186265A (ja) * 1982-04-24 1983-10-31 Toshiba Corp 濃淡画像の2値化装置
JPS62118482A (ja) * 1985-11-18 1987-05-29 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 画像処理方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2810395B2 (ja) 1989-02-10 1998-10-15 キヤノン株式会社 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03112270A (ja) 1991-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3959698B2 (ja) 画像処理方法および装置
US5577136A (en) Image processing apparatus
JP3700357B2 (ja) 画像処理装置
US5760918A (en) Image processing apparatus with conversion and reconversion of the number of bits per pixel
JP3087767B2 (ja) 画像処理装置
JPH11250244A (ja) 出力装置へ出力する文書イメ―ジを準備する処理装置
JPH07307866A (ja) 画像信号2値化処理装置および方法
JP2848568B2 (ja) 画像処理装置
JP2683085B2 (ja) 画像処理装置
JP2683084B2 (ja) 画像処理装置
JP2848566B2 (ja) 画像処理装置
JP2810396B2 (ja) 画像処理装置
JP3813146B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2810395B2 (ja) 画像処理装置
JP3225099B2 (ja) 画像処理装置
JP2675792B2 (ja) 画像処理装置
JP2848567B2 (ja) 画像処理装置
JP2644491B2 (ja) 画像処理装置
JP2900907B2 (ja) 画像処理装置
JP3428822B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2662405B2 (ja) 画像処理装置
JP2644492B2 (ja) 画像処理装置
JP2749985B2 (ja) 画像処理装置
JP3048170B2 (ja) カラー画像処理装置
JPH0691605B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081106

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091106

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term