JPH0422859Y2 - - Google Patents

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JPH0422859Y2
JPH0422859Y2 JP7101286U JP7101286U JPH0422859Y2 JP H0422859 Y2 JPH0422859 Y2 JP H0422859Y2 JP 7101286 U JP7101286 U JP 7101286U JP 7101286 U JP7101286 U JP 7101286U JP H0422859 Y2 JPH0422859 Y2 JP H0422859Y2
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spout
container
air
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fluid
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、注出容器に係り、特に流動体中に空
気を混入させて泡状にして注出するものに関す
る。
〔従来の技術〕
従来より、流動体中に空気を混入させ、所謂フ
オーム状として注出する容器としては種々提供さ
れているが、従来は、圧力容器中にフロンガス等
の低圧ガスを封入したものが一般的である。
この種の注出容器は、収容された低圧ガスが膨
張する経路中に流動体を混入せしめることによ
り、流動体をフオーム化するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記した従来のものにおいては、圧力
容器や、これに充填する低圧ガスが不可欠である
ため、コスト高となるのは勿論、その容器中には
流動体と低圧ガスを適当な比率で封入しなければ
ならない。このため容器の容積に対する流動体の
収容容量は相対的に減少することとなり、充分な
内容量を確保しようとすれば容器が大型化して、
携帯に不便となる欠点があつた。
更に、この種の容器では再使用は不可能である
ため不経済であり、また、廃棄する際には爆発防
止のための孔を空けなければならないという不便
があつた。
本考案は、上記した点に鑑みてなされたもので
あり、特別な加圧用ガスを使用することなく流動
体を発砲状態で注出することができ、また、内容
量を流動体の収容用として有効に利用できると共
に、詰め替えも容易な注出容器とすることを技術
的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、次
のような技術的手段をとつた。
即ち、容器本体1に設けられた口筒部2に螺着
すべき注出キヤツプ3に注出口を有する筒状体6
を設けると共に、この筒状体6に管体7を嵌合す
る。
この管体7の外側には下端が容器内部に連通
し、上端が注出口に連通する螺旋溝8を周設する
と共に、その内側から前記螺旋溝8に至る空気流
出孔10を1個以上穿設する。
更に、この管体の上部内側には、排気を阻止す
る逆止弁が設け、一方、管体7の下端には容器本
体1の底部1aに至る空気管13を接合して注出
容器とした。
前記逆止弁としてはボール弁を利用したものを
用いることができ、容器本体内への吸気が円滑に
なされるように作動する。
〔作用〕
注出キヤツプ3側を下向にして容器本体1を加
圧すると流動体は螺旋溝8を通過して注出口4側
へ流出する。これと同時に容器内の加圧空気は空
気管13及び空気流出孔10を介して螺旋溝8内
に噴出する。
このため流動体9中には噴出した空気が混入さ
れ、フオーム状になりながら注出口4側へ移動
し、容器外に流出する。ここで、容器本体1への
加圧を解除すると逆止弁が流通状態となり、容器
内に外気が吸引され、再度容器本体1を圧縮し得
る状態となる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例) 容器本体1は、押圧することにより変形する以
謂スクイズボトルであり、その上面には口筒部2
が立設されている。この口筒部2には注出キヤツ
プ3が螺合されており、この注出キヤツプ3の上
面には注出口4が形成されている。
なお、注出口4には密閉栓5が一体形成されて
おり、使用時にはこれを切除する。
前記注出キヤツプ3の中央部下方には筒状体6
が垂設されており、この筒状体6の内側には管体
7が嵌合されている。この管体7の外側には螺旋
溝8が周設されている。
この螺旋溝8は、下端8aが容器内部に連通
し、上端8bが前記注出口4に連通するように形
成されており、下端8aから圧送される流動体9
を注出口4側に排出するためのものである。な
お、本容器は注出キヤツプ3を下方にして使用す
るため流動体9は前記下端7aより流入する。前
記管体7にはその内側から前記螺旋溝8に至る空
気流出孔10が1個以上、例えば数個程度穿設さ
れ、更に、管体7の上部内側には排気を阻止する
逆止弁としての球体11が配置されている。
前記球体11は管体7の内側に突成された凸部
12,12と管体7の上端に形成された狭窄部7
aとの間において保持されるようになつており、
使用状態では球体11が注出口4側に落下して狭
窄部7aを閉鎖し、その状態で容器本体1を減圧
せしめた時にだけ浮揚して凸部12,12間を介
して外気を容器内に吸入することができるように
作動する。
管体7の下端には容器本体1の底部1aに至る
空気管13が接合されており、その接合部分は蓋
板14で保持されている。
この蓋板14は筒状体6の底部に接着され、管
体7の抜け止めを兼ねており、前記螺旋溝8の下
端8aに対応する部位には流動体9が流入するた
めの流入孔15が穿孔されている。
なお、筒状体6の周囲には水密壁16が立設さ
れており、この水密壁16は前記口筒部に密着す
るように形成されている。
上記した構成において、その動作例を第3図及
び第4図に基づいて説明する。先ず、容器本体1
を持ち、注出キヤツプ3を下向にして容器本体1
を圧縮する。そうすると流動体9は前記螺旋溝8
を通過して注出口4側へ流出する(矢印L)。こ
れと同時に容器内の加圧空気は空気管13及び空
気流出孔空気流出孔10を介して螺旋溝8内に噴
出する。このため流動体9中には噴出した空気
(矢印F)が混入され、フオーム状になりながら
注出口4側へ移動し、容器外に流出する。なお、
この場合球体11は狭窄部7aに密接するため、
ここから空気が漏洩するおそれはない。
ここで容器本体1への加圧を解除すると球体1
1はその負圧で浮揚し、容器内に外気が吸引さ
れ、再度容器を圧縮し得る状態となる。その際空
気は空気管13を介して取り込まれるため、螺旋
溝8を通り流動体9中に空気が混入することはな
く、泡立ちを生ずることはない。
(第2実施例) 第5図は第2実施例を示し、筒状体6の一部を
注出キヤツプ3上に突出せしめたものである。
(第3実施例) 第6図は第3実施例を示し、キヤツプ3の外側
に外キヤツプ3aを被せたものであり、前記注出
口4をこの外キヤツプ3aの上面から延出させた
ものである。
また、管体7から注出口4に至る流路にはスク
リーンSが設けられており流出した泡がさらにき
め細かく粉砕されるようになつている。また、注
出口4の先端には蓋4aが着脱自在に設けられて
いる。
(第4実施例) 第7図は第4実施例を示し、第3実施例に示し
たものに加えて、スクリーンSを押さえるための
スクリーン押さえ3bを設けたものであり、この
スクリーン押さえ3bは注出キヤツプ3と外キヤ
ツプ3aとの間に介挿されている。注出口4の先
端に蓋4aが着脱自在に設けられているのは第3
実施例に示したものと同様である。
(第5実施例) 第8図は第5実施例を示し、注出口4を太く形
成するとともに、その先端に中蓋4bを嵌合し、
この中蓋4bに重ねて前記蓋4aを取り付けたも
のである。
(第6実施例) 第9図及び第10図は第6実施例を示し、管体
7の上端に泡流通穴7bを形成して管体7の外周
に生じた泡を管体7に導入しその上端から外部に
放出するようにしたものである。また、管体7内
部には縦方向で幅広のスリツトを設け、球体11
は管体7内に密接せず最上部においてのみ弁の働
きをするようにしたものである。
(第7実施例) 第11図は第7実施例を示し、筒状体6を注出
キヤツプ3の上面に大きく延出させたものであ
り、注出口4が太く形成されている。また、注出
キヤツプ3の注出穴を注出口4の途中に形成した
有底の中栓4bで閉鎖するようにしたものであ
る。
(第8実施例) 第12図は第8実施例を示し、第7実施例にお
ける注出口4の基部を湾曲させ、かつ、中栓4b
内へ頂部に板を設けた中栓4bを設けたものであ
る。
(第9実施例) 第13図及び第14図は第9実施例を示し、管
体7の下部を水平方向に延出するとともにその周
縁に嵌合壁7bを垂設して、この嵌合壁7bを口
筒部2に嵌合するようにしたものである。これに
より管体7自体が容器本体1に固定されるように
なつている。
(第10実施例) 第15図は第10実施例を示し、筒状体6の底部
に管体押さえ用リング6aを嵌合したものであ
る。
また、筒状体6を注出キヤツプ3の上面に突出
させ、これにスクリーン押さえ3bを冠着し、か
つ、これに栓口を設けたものである。また、外キ
ヤツプ3aの蓋板に密閉壁3dを垂設して、この
密閉壁3dと前記スクリーン押さえ3bの外縁部
3cとを摺動自在に密接せしめたものであり、密
閉性を重視した構造としたものである。
(第11実施例) 第16図及び第17図は第11実施例を示し、筒
状体6は注出キヤツプ3の底部から延出してある
とともに、その底部には管体7の抜け止め用突起
3dが突設されている。また、注出キヤツプ3に
は上下動自在に外キヤツプ3aが取り付けられて
おり、その注出口には狭#部7aに嵌入し得る栓
部3eが設けられている。さらに、外キヤツプ3
aには注出口4が取り付けられており、両者の接
続部分にはスクリーンSが設けられている。
(第12実施例) 第18図及び第19図は第12実施例を示し、外
キヤツプ3aと注出キヤツプ3との間に中栓兼用
の蓋4aを挟持せしめたものであり、使用時には
これを取り去る。
また、この蓋4aは第19図に示すように、注
出口4の先端に取り付けることもできる。
(第13実施例) 第20図及び第21図は第13実施例を示し、ス
クリーン押さえ3bと注出キヤツプ3との間にス
ペーサー3gを介装したものである。他の構成は
第12実施例と同様である。
なお、以上述べた各実施例では容器を倒立状態
で使用するようにしたが、正立状態でも使用する
ことは可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、螺旋溝を介して流出する流動
体中に、1以上の空気流出孔から噴出する空気を
混入させて気泡を含有せしめるように構成したか
ら、流動体中に微細な泡を含ませることができ
る。
しかも、流動体は螺旋溝に沿つて移動するた
め、空気との混練区間を長く設定することがで
き、多量の気泡が均一に含まれるため、良質のフ
オームを生成することができる。
また、容器本体の圧縮により、作動するように
構成したから、加圧用のガスを必要とせず、容器
の容積を流動体の収容スペースとして有効に利用
することができる。しかも、口筒部に螺着した注
出キヤツプを取り外すことにより内容物の詰め替
えも容易である。
そして、容器内に吸引される空気は、逆止弁と
空気管を介して速やかに容器内に吸引され、螺旋
溝を通つて容器内で泡となることはない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す。第1図ないし第
4図は第1の実施例を示し、第1図は全体の断面
図、第2図は要部の分解斜視図、第3図は動作状
態を示す要部の斜視図、第4図は動作原理を示す
部分的斜視図。第5図は第2の実施例を示す要部
の断面図、第6図は第3実施例を示す断面図、第
7図は第4実施例を示す断面図、第8図は第5実
施例を示す断面図、第9図及び第10図は第6実
施例を示し、第9図は断面図、第10図は要部の
一部切欠した斜視図、第11図は第7実施例を示
す断面図、第12図は第8実施例を示す断面図、
第13図及び第14図は第11実施例を示す断面
図、第15図は第10実施例を示す断面図、第16
及び第17図は第11実施例を示し、第16図は断
面図、第17図は分解斜視図、第18図及び第1
9図は第12実施例を示す断面図、第20図及び第
21図は第13実施例を示す断面図である。 1……容器本体、2……口筒部、3……注出キ
ヤツプ、4……注出口、6……筒状体、7……管
体、8……螺旋溝、10……空気流出孔、11…
…逆止弁としての球体、13……空気管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性を有する容器本体1に設けられた口筒部
    2に注出キヤツプ3が螺着され、その注出キヤツ
    プ3には注出口4を有する筒状体6が設けられる
    と共に、この筒状体6には、管体7が嵌合されて
    おり、この管体7の外側には、下端が容器内部に
    連通し、上端が注出口4に連通する螺旋溝8が周
    設されていると共に、その内側から前記螺旋溝8
    に至る空気流出孔10が1個以上穿設され、管体
    上部内側には排気を阻止する逆止弁が設けられ、
    前記管体7の下端には容器本体1の底部1aに至
    る空気管13が接合されていることを特徴とする
    注出容器。
JP7101286U 1986-05-12 1986-05-12 Expired JPH0422859Y2 (ja)

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