JPH04228592A - Frp成形品の鍍金方法 - Google Patents

Frp成形品の鍍金方法

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JPH04228592A
JPH04228592A JP3126663A JP12666391A JPH04228592A JP H04228592 A JPH04228592 A JP H04228592A JP 3126663 A JP3126663 A JP 3126663A JP 12666391 A JP12666391 A JP 12666391A JP H04228592 A JPH04228592 A JP H04228592A
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Japan
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mold
plating
frp
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coating film
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JP3126663A
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Naotaka Yamamoto
尚孝 山本
Nobuo Yagi
八木 信雄
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FRP成形品の鍍金方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ABS樹脂成形品の鍍金は、通
常図4に示すように、鍍金の前処理工程で化学エッチン
グ工程を施してから行なわれている。ところが、熱可塑
性樹脂の中でもポリカ−ボネ−トやポリマ−アロイ(変
性PPE/PA)等は、鍍金がし難いため、樹脂材料に
予めエッチングされ易いゴム系の材料をブレンドして成
形し、鍍金工程では、図5に示すように、前処理工程の
途中に特殊エッチング処理工程を追加して処理するよう
にしている。しかし、鍍金がし難い樹脂成形材料は、樹
脂の成分によって特殊エッチング処理剤が異なるため、
工程が繁雑となり量産ラインにおいては別ラインを設け
ているのが現状である。
【0003】近時、自動車の外板として実用されるよう
になったFRP(ガラス繊維強化樹脂)の代表的な成形
品である、シ−トモ−ルデイングコンパウント゛(以下
SMCという)を圧縮成形して得られる成形品は、マト
リックス樹脂を不飽和ポリエステル樹脂としているので
、鍍金がし難いのと共に、SMC成形品の表面には、ピ
ンホ−ルと呼ばれる微細な孔が発生するので、この表面
に鍍金を施しても外観不良となってしまい、従来、SM
C成形品の表面への鍍金はその実用化が困難であった。
【0004】また、図6に示す自動車のヘッドランプレ
フレクタ−は、現在バルクモ−ルデイングコンパウンド
(以下BMCという)を用いて射出成形したレフレクタ
−8の光反射面にアルミニウム真空蒸着を施して製作し
ている。BMCは、ガラス繊維のチョップトストランド
に硬化剤及び縮合剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂
を混入又は含浸させ、更にこれをゲル化させた成形材料
で、耐熱性が他の成形材料に比べて高く(200℃)、
また、光反射面の曲率を自由に変えられるので、レフレ
クタ−の成形に適している。
【0005】レフレクタ−をBMCを用いて射出成形し
た成形品には、図8Aに示すようにレフレクタ−8の補
強リブ9に対向する部位にヒケ10が発生し、また、表
面にピンホ−ル11が発生する。BMCの成形時におけ
るヒケの量は、他の合成樹脂成形材料に比べて少ないが
、レフレクタ−8の反射面としては問題となる。このた
め、光反射面にアルミニウムを真空蒸着する前に、図8
Bに示すようにアンダ−コ−ト8dを塗布する。ところ
が、アンダ−コ−ト8dの表面にオレンジの肌状の細か
い凹凸が発生するので、表面をバフ仕上げして図8Cに
示すように平滑な表面8eとし、その上にアルミ蒸着層
8fを形成して製作している。
【0006】SMC成形品の表面に発生するピンホ−ル
対策の一つとしてインモ−ルドコ−ティング法(以下I
MCという)がある。このIMCは、プラスチックの成
形と同時に塗装する方法である。本出願人は、先にプラ
スチックのインモ−ルドコ−ティング法の発明について
特許出願(特願平1−81047号、特開平2−258
319号)している。
【0007】一方、鍍金が困難なFRPへの鍍金は、前
記の5図に示す方法と同様に、FRP表面をエッチング
させる薬品を使用して前処理してから鍍金する方法と、
FRP表面に通常の鍍金前処理工程でエッチングされ易
い塗料を予め吹き付け塗装してから、図4に示す通常の
鍍金工程で鍍金する方法とがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のFRP表面をエ
ッチングさせる薬品を使用して前処理してから鍍金する
方法では、図5に示す工程と同様に、別ラインの鍍金前
処理工程設備を設置しなければならず、設備投資が大き
くなる。また、エッチングされ易い塗料を予め吹き付け
塗装してから通常の鍍金工程で鍍金する方法では、SM
C素材と鍍金材料の両方に付着性の良い塗料が得難いの
で、塗膜及び鍍金層の付着性が充分満足されず、また、
吹き付け塗装の塗膜の厚さは20〜30μmであるので
、図2に示すように、SMC成形品1aの表面に吹き付
けた塗膜1dの表面がオレンジの肌状となり、これが鍍
金後の鍍金層1cに残って、平滑な鍍金表面が得られず
、従来の鋼板の鍍金面に比べると明らかに見劣りするも
のとなる。
【0009】また、BMCの射出成形品には鍍金ができ
ないので、予めアンダ−コ−トの塗布及びバフ加工を施
した上で、生産性の悪い真空蒸着法でアルミニウムを蒸
着しなければならず、コスト高となる。本発明は前記の
課題を解決し、FRP成形品に通常の鍍金工程により平
滑な鍍金層が充分な強度で付着し、FRP成形品の外観
を鋼板の鍍金面と同等又はそれ以上に良好とするととも
に、生産性が良くコスト低減が図れるFRP成形品の鍍
金方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型を使用し
てFRPを成形し、次いで該金型を閉じたまま金型内を
真空吸引し、通常の鍍金処理工程でエッチングされ易い
材料を混入した塗料を高圧で注入して表面に塗膜が形成
されたFRP成形品を成形し、次いで該成形品に通常の
鍍金工程により鍍金を施すFRP成形品の鍍金方法であ
る。
【0011】
【作用】塗料の注入前に金型を閉じたままで金型内を排
気するので、塗料を注入したときに金型内に空気溜りが
できず、硬化したFRPの表面に良く流動し、良好な塗
膜が安定して得られる。金型から取り出したFRP成形
品の表面には、塗膜が強固に接着し、表面に発生したヒ
ケやピンホ−ルは塗料で埋められてその表面は平滑なも
のとなる。このFRP成形品を通常の鍍金工程で処理す
ると、塗膜に通常の鍍金工程のエッチング工程で処理し
易い材料が混入さているので、容易にエッチング処理さ
れ、鍍金層は塗膜表面に強固に接合し、かつ鍍金層の表
面は平滑となる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。 図3は、自動車のボンネットのIMCを示すもので、図
3Aは成形品を示す正面図、図3Bは金型の一部の断面
図で、成形品の断面が図3AのX−X線の断面を示して
いる。成形品1には、従来の塗料の注入口となるタブ2
と対向する側に、タブ2と同様に成形品1外に真空吸入
口となるタブ3を形成する。このタブ2及び3付きの成
形品1を成形する金型は、図3Bに示すように、分割型
の下型4と上型5の間に成形品に対応した形状のキャビ
テイが形成され、下型4にタブ2及び3の成形部を設け
、上型5のタブ2に対応する部位に塗料の注入孔6と、
タブ3に対応する部位に真空ポンプに接続される排気孔
7が設けられている。
【0013】次に、図3Bに示す金型を用いたIMCを
説明する。SMC材料を下型4に置いて上型5を閉じ、
70〜80Kg/cm2の成形圧力で規定時間保持して
SMC材料を硬化させる。SMC材料が硬化した後、一
旦成形圧力を20Kg/cmに下げ、タブ3の位置にあ
る排気孔7から金型内の空気を2〜3秒間排出する。次
に、タブ2の位置にある注入孔6から通常の鍍金処理工
程でエッチングされ易くしたIMC塗料を高圧で注入し
、塗料の注入後に成形圧力を40Kg/cm2に上げて
数秒間保持し、その後に成形圧力を再度20Kg/cm
2に下げ、規定の時間この状態に保持して塗料を硬化さ
せる。塗料の注入前に金型を閉じたままで金型内を排気
するので、塗料を注入したときに金型内に空気溜りがで
きず、また、金型に注入された塗料は、成形圧力の上昇
により硬化したSMCの表面に良く流動し、良好な塗膜
が安定して得られる。このIMC塗料としては、ベ−ス
樹脂にエポキシ樹脂等のエッチングされ易い成分をブレ
ンドしたものを使用する。
【0014】金型から取り出した成形品は、図1に示す
ように、SMC成形品1aの表面に厚さ70〜100μ
のIMC塗膜1bが強固に接着し、SMCで成形品の表
面に発生したピンホ−ルは、IMC塗料で埋められてそ
の表面は平滑なものとなる。これを図4に示す通常の鍍
金工程で処理する。このSMC成形品のIMC塗膜1b
は、通常の鍍金工程の化学エッチング工程で容易に処理
されるので、鍍金層1cはIMC塗膜1bに強固に接着
されるとともに、鍍金層1cの表面は平滑となり、従来
の鋼板の鍍金面と同等又はそれ以上に良好な外観となる
【0015】以上の実施例では、自動車のボンネットを
SMCを圧縮成形して製作する場合について説明したが
、レフレクタ−をBMCで射出成形する場合も、同様に
してIMCを実施する。すなわち、図7Aに示すように
、BMCで射出成形したレフレクタ−8aの表面には、
ヒケ10やピンホ−ル11ができるが、それらはIMC
塗膜8bで埋められてその表面は平滑なものとなる。こ
れを図4に示す通常の鍍金工程で処理すると、図7Bに
示すように、鍍金層8cがIMC塗膜8bに強固に接着
されるとともに、鍍金層8cの表面は平滑となり、良好
な光反射面が得られる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、SMCやBMC成形体の表面
にIMC塗膜が強固に接着され、その上に通常の鍍金工
程により平滑な鍍金層が充分な強度で付着するので、生
産性が向上するとともに、FRP成形品の外観を従来の
鋼板の鍍金面と同等又はそれ以上に良好とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法による製品の一部拡大断面図。
【図2】従来の方法による製品の一部拡大断面図。
【図3】Aは成形品の正面図、Bは金型の一部断面図。
【図4】従来の通常の鍍金工程を示す図。
【図5】従来の特殊鍍金工程を示す図。
【図6】本発明方法の他の製品の断面図。
【図7】本発明方法の他の製品の成形工程図。
【図8】従来の方法による他の製品の成形工程図。
【符号の説明】
1    成形品        1a  SMC成形
体    1b  IMC塗膜 1c  鍍金層        2    塗料注入口
タブ  3    真空吸引口タブ 4    下型          5    上型 
           6    塗料注入口 7    排気孔        8    レフレク
タ−    8a  BMC成形体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金型を使用してFRPを成形し、次い
    で該金型を閉じたまま金型内を真空吸引し、通常の鍍金
    処理工程でエッチングされ易い材料を混入した塗料を高
    圧で注入して表面に塗膜が形成された成形品を成形し、
    次いで該成形品に通常の鍍金工程により鍍金を施すこと
    を特徴とするFRP成形品の鍍金方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1006491A2 (en) 1998-11-30 2000-06-07 Hitachi, Ltd. Data processing system for IC cards, IC-card processing apparatus and IC-card processing method

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