JPH05301251A - 熱可塑性樹脂の金型内塗装方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂の金型内塗装方法Info
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- JPH05301251A JPH05301251A JP10680792A JP10680792A JPH05301251A JP H05301251 A JPH05301251 A JP H05301251A JP 10680792 A JP10680792 A JP 10680792A JP 10680792 A JP10680792 A JP 10680792A JP H05301251 A JPH05301251 A JP H05301251A
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- molded product
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- thermoplastic resin
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1679—Making multilayered or multicoloured articles applying surface layers onto injection-moulded substrates inside the mould cavity, e.g. in-mould coating [IMC]
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- B29C45/0025—Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は熱可塑性樹脂製品の金型内にて塗装
する方法に関するものである。 【構成】 熱可塑性樹脂口を金型１、２内に射出完了
し、樹脂の表面温度が塗料の硬化温度以上に於いて、金
型の型締力を変更し又は同一型締力の状態で、熱硬性の
塗料を樹脂口の塗装面に注入し、塗料から硬化後金型を
開く、熱可塑性樹脂の金型内塗装方法である。
する方法に関するものである。 【構成】 熱可塑性樹脂口を金型１、２内に射出完了
し、樹脂の表面温度が塗料の硬化温度以上に於いて、金
型の型締力を変更し又は同一型締力の状態で、熱硬性の
塗料を樹脂口の塗装面に注入し、塗料から硬化後金型を
開く、熱可塑性樹脂の金型内塗装方法である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂製品の塗装
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来技術】本発明に係る従来技術としては特開昭６１
−２３７６１１号公報に記載されたものがある。
−２３７６１１号公報に記載されたものがある。
【０００３】このものは金型によるＦＲＰ材料の成形過
程に於いて、金型を成形品に対して離間させて隙間を設
け、その隙間を真空状態としてインモールド・コーティ
ング塗料を注入し、再び金型により成形品を加圧成形す
るインモールド・コーティング方法である。
程に於いて、金型を成形品に対して離間させて隙間を設
け、その隙間を真空状態としてインモールド・コーティ
ング塗料を注入し、再び金型により成形品を加圧成形す
るインモールド・コーティング方法である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記インモールド・コ
ーティング方法は、型内の残存エア及びＦＲＰ材料から
発生したガスを完全に排気することにより塗膜上のピン
ホールを防止することができるが、成形品の塗装面の裏
に存在する厚肉なリブ形状のために発生する意匠面のヒ
ケ形状を防止することは出来ないという問題点がある。
ーティング方法は、型内の残存エア及びＦＲＰ材料から
発生したガスを完全に排気することにより塗膜上のピン
ホールを防止することができるが、成形品の塗装面の裏
に存在する厚肉なリブ形状のために発生する意匠面のヒ
ケ形状を防止することは出来ないという問題点がある。
【０００５】本発明は金型内に塗料を送り込んで、熱可
塑性樹脂よりなる成形品の塗装面に塗膜を形成する方法
に於いて、成形品の塗装面にヒケ形状を防止できるよう
にすることを技術的課題とするものである。
塑性樹脂よりなる成形品の塗装面に塗膜を形成する方法
に於いて、成形品の塗装面にヒケ形状を防止できるよう
にすることを技術的課題とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために講
じた技術的手段は次のようである。すなわち、射出成形
法にて熱可塑性樹脂を金型内に射出完了後、前記樹脂及
び金型表面温度が塗料の硬化温度以上のときに、金型の
型締力を軽減し、又は同一型締力の状態で、熱硬化性の
塗料を前記樹脂成形品の塗装面と金型との間に注入し、
前記塗料の硬化終了後金型を開き塗装された成形品を取
り出す熱可塑性樹脂の金型内塗装方法がある。
じた技術的手段は次のようである。すなわち、射出成形
法にて熱可塑性樹脂を金型内に射出完了後、前記樹脂及
び金型表面温度が塗料の硬化温度以上のときに、金型の
型締力を軽減し、又は同一型締力の状態で、熱硬化性の
塗料を前記樹脂成形品の塗装面と金型との間に注入し、
前記塗料の硬化終了後金型を開き塗装された成形品を取
り出す熱可塑性樹脂の金型内塗装方法がある。
【０００７】
【作用】成形工程に於いて、射出成形された成形品は型
内に収縮し、成形品と金型との間にスキが発生し、特に
金型締付力を変化させれば、このスキが大きくなり、こ
の僅かなスキへ塗料を注入すれば塗料が型面に添って流
れ、成型品のヒケの発生があつてもこれを埋め くして
滑らかな塗装面が形成されるものである。
内に収縮し、成形品と金型との間にスキが発生し、特に
金型締付力を変化させれば、このスキが大きくなり、こ
の僅かなスキへ塗料を注入すれば塗料が型面に添って流
れ、成型品のヒケの発生があつてもこれを埋め くして
滑らかな塗装面が形成されるものである。
【０００８】
【実施例】以下実施例について説明する。
【０００９】図１〜２に於いて、Ｍは射出成型機、１は
固定側金型、２は可動側金型、３は射出シリンダー、４
は熱可塑性樹脂材料、５は樹脂成型品である。６は塗料
注入インジエクター、７は塗料注入口、８は金型の締付
けを示す。
固定側金型、２は可動側金型、３は射出シリンダー、４
は熱可塑性樹脂材料、５は樹脂成型品である。６は塗料
注入インジエクター、７は塗料注入口、８は金型の締付
けを示す。
【００１０】図３は金型Ｓ部の拡大図で、１１は成型品
のボス部、１２は成型品、１３は塗料を示し、１４は成
型品のヒケで、１５は固定型金型表面である。
のボス部、１２は成型品、１３は塗料を示し、１４は成
型品のヒケで、１５は固定型金型表面である。
【００１１】前記構成に於いて成型品表面に塗膜を成型
する方法について説明する。
する方法について説明する。
【００１２】製品の成型材料としては、ポリカーボネー
トとポリエチレンテレクレートのアロイ材でガラス繊維
１０％含むもの（以下、樹脂材料Ａという）よりなり、
塗料としては、１３０°Ｃで分解を開始するＴ．Ｂ．
Ｐ．Ｂ（ターシャリーブル・パー・ベンゾート）を触媒
として、ウレタンアクリレートとエポキンアクリレート
・スチレンモノマーを主成分とした一液硬化タイプ（ポ
ットライフが室温で８Ｈｒ程度）（以下塗料Ｂという）
を用いた。
トとポリエチレンテレクレートのアロイ材でガラス繊維
１０％含むもの（以下、樹脂材料Ａという）よりなり、
塗料としては、１３０°Ｃで分解を開始するＴ．Ｂ．
Ｐ．Ｂ（ターシャリーブル・パー・ベンゾート）を触媒
として、ウレタンアクリレートとエポキンアクリレート
・スチレンモノマーを主成分とした一液硬化タイプ（ポ
ットライフが室温で８Ｈｒ程度）（以下塗料Ｂという）
を用いた。
【００１３】射出成型工程に於いて、図１に示す様に
１、２の金型温度を１３０°Ｃとし、通常の射出成型と
同様な成型工程で射出シリンダー３内に２８０°Ｃ前後
に可塑化溶融された樹脂材料Ａを金型内に射出注入す
る。
１、２の金型温度を１３０°Ｃとし、通常の射出成型と
同様な成型工程で射出シリンダー３内に２８０°Ｃ前後
に可塑化溶融された樹脂材料Ａを金型内に射出注入す
る。
【００１４】この時に射出圧力（８００ｋｇ／ｃｍ2 ）
に負けて金型１、２が開きバリが発生する事を防止する
ために図２の８に示すように型締力をかける（成型品５
の投影面積が２００ｃｍ2 の場合は２００×８００＝１
６０ｔｏｎ）。
に負けて金型１、２が開きバリが発生する事を防止する
ために図２の８に示すように型締力をかける（成型品５
の投影面積が２００ｃｍ2 の場合は２００×８００＝１
６０ｔｏｎ）。
【００１５】金型内に流した溶融状態の樹脂材料Ａは型
内に流入後約４０秒で塗料Ｂが硬化するのに適切な温度
（１３０°Ｃ）に達し、冷却され固化する。
内に流入後約４０秒で塗料Ｂが硬化するのに適切な温度
（１３０°Ｃ）に達し、冷却され固化する。
【００１６】この時点ですでに型内の樹脂材料Ａの流動
は停止しているので、型締力８を５ｔｏｎに軽減する。
これは塗料Ｂが金型１と成型品５に入り込める隙間をつ
くるためである。
は停止しているので、型締力８を５ｔｏｎに軽減する。
これは塗料Ｂが金型１と成型品５に入り込める隙間をつ
くるためである。
【００１７】型締力が低下した時点において６の塗料注
入機により型内に注入される。
入機により型内に注入される。
【００１８】Ｂが硬化するのに必要な時間（塗料注入後
６０秒前後）金型はそのまま保持する。
６０秒前後）金型はそのまま保持する。
【００１９】図３に示す様に成型品には意匠面のボス１
１により意匠面の様にヒケ１４が発生するが、注入され
た塗料１３が金型の固定側金型表面１５にならうため塗
装後の意匠面１５はヒケはなく高品質の成型品が得られ
る。
１により意匠面の様にヒケ１４が発生するが、注入され
た塗料１３が金型の固定側金型表面１５にならうため塗
装後の意匠面１５はヒケはなく高品質の成型品が得られ
る。
【００２０】
【発明の効果】本発明は次の効果を有する。
【００２１】（１）実施例はプライマーの型内塗装例で
あるが上濡塗りだけを行い、プライマーの廃止も可能で
ある。
あるが上濡塗りだけを行い、プライマーの廃止も可能で
ある。
【００２２】（２）吹きつけ塗装と比較した場合に塗着
効率が約３倍向上する。
効率が約３倍向上する。
【００２３】（３）吹きつけ塗装特有のぶつ不良を低減
できる。
できる。
【００２４】（４）通常の塗装は成型品のヒケのため、
塗装前に不良となったり、塗装前に水研をすることが一
般的であるが、本発明では多少のヒケも、型内で塗料を
注入するため、塗料が金型表面にならいヒケ防止がで
き、ヒケによる成型不良や、水研の多大な工数を廃止で
きる。
塗装前に不良となったり、塗装前に水研をすることが一
般的であるが、本発明では多少のヒケも、型内で塗料を
注入するため、塗料が金型表面にならいヒケ防止がで
き、ヒケによる成型不良や、水研の多大な工数を廃止で
きる。
【００２５】（５）本実施例は熱可塑性樹脂が型内で収
縮する性質を利用し、塗料注入機を多数にし、下塗りと
上塗りを同時に行うこともできる。
縮する性質を利用し、塗料注入機を多数にし、下塗りと
上塗りを同時に行うこともできる。
【図１】射出成型直後の状況の説明図である。
【図２】射出成型後、塗料注入状況の説明図である。
【図３】図１のＡ部の拡大説明図である。
〔１２〕熱可塑性樹脂成型品 〔１３〕塗装面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平 林 徳 三 愛知県刈谷市朝日町２丁目１番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 斉 藤 敏 彦 愛知県刈谷市朝日町２丁目１番地 アイシ ン精機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 射出成形法にて熱可塑性樹脂を金型内に
射出完了後、前記樹脂及び金型表面温度が、塗料の硬化
温度以上のときに、金型の型締力を軽減し、又は同一型
締力の状態で、熱硬化性の塗料を前記樹脂成形品の塗装
面と金型との間に注入し、前記塗料の硬化終了後、金型
を開き塗装された成形品を取り出す熱可塑性樹脂の金型
内塗装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10680792A JPH05301251A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 熱可塑性樹脂の金型内塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10680792A JPH05301251A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 熱可塑性樹脂の金型内塗装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301251A true JPH05301251A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14443128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10680792A Pending JPH05301251A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 熱可塑性樹脂の金型内塗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05301251A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2729886A1 (fr) * | 1995-01-31 | 1996-08-02 | Peugeot | Procede de realisation d'un revetement sur une surface d'une piece en matiere plastique et utilisation |
| EP0733668A3 (en) * | 1995-03-23 | 1996-12-18 | Dainippon Toryo Kk | Process for coating in a mold |
| US5902534A (en) * | 1994-09-21 | 1999-05-11 | Mitsubishi Engineering-Plastics Corp. | Method of injection-molding thermoplastic resins |
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| WO2003035354A1 (en) * | 2001-10-22 | 2003-05-01 | Omnova Solutions, Inc. | Method for applying an in-mold coating on a surface area of an injection moulded substrate |
| FR2853275A1 (fr) * | 2003-04-04 | 2004-10-08 | Axilone Plastique | Procede de realisation d'une piece rigide en matiere plastique par association rigide de deux parties de piece |
| US6887550B2 (en) | 2001-10-22 | 2005-05-03 | Omnova Solutions Inc. | Removable defined flange for in-mold coating containment |
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| US7832999B2 (en) | 1999-07-27 | 2010-11-16 | Dai Nippon Toryo Co., Ltd. | Method of forming a coating layer on the surface of a molded product within a mold |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP10680792A patent/JPH05301251A/ja active Pending
Cited By (17)
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| WO2002004187A3 (en) * | 2000-07-12 | 2002-03-14 | Omnova Solutions Inc | Method for in-mold coating a polyolefin article |
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