JPH04227952A - 自由流動性のポリカーボネート、ポリエステルカーボネートおよびポリエステル成型用混和物 - Google Patents

自由流動性のポリカーボネート、ポリエステルカーボネートおよびポリエステル成型用混和物

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JPH04227952A
JPH04227952A JP14928691A JP14928691A JPH04227952A JP H04227952 A JPH04227952 A JP H04227952A JP 14928691 A JP14928691 A JP 14928691A JP 14928691 A JP14928691 A JP 14928691A JP H04227952 A JPH04227952 A JP H04227952A
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acid
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aromatic
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thermoplastic
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JP14928691A
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Piirarutsuiku Hararuto
ハラルト・ピーラルツイク
Uwe Westeppe
ウベ・ベステツペ
Eckhard Dr Wendt
エツクハルト・ベント
Rolf Dhein
ロルフ・ダイン
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、低分子量の液晶性エステル類(
エステルアミド類)を含有している新規な自由流動性の
ポリカーボネート類、ポリエステルカーボネートおよび
ポリエステル成型用混和物に関するものである。式(I
【0002】
【化3】
【0003】[式中、−Arは単核または多核であるこ
とのできる芳香族環であり、多核環は1個の結合により
連結されていてもまたは縮合されていてもよい]に相当
するある種の構造を有する液晶性化合物がこれらの射出
成型用混和物の流動性を顕著に改良し且つ同時に強度お
よびモジュラスを増加させることがドイツ公開明細書3
 824 365から公知である。
【0004】これらの規定された構造を有するこれらの
液晶性化合物は多段階合成により製造され、それには非
常に費用がかかるため、このようにして製造される比較
的大量の化合物は工業的用途用に使用するには非常に高
価となる。
【0005】統計学的分布の構造単位
【0006】
【化4】
【0007】[ここで、R3はアルキル基、好適にはメ
チル基、または任意に置換されていてもよい、好適には
モノ−もしくはジ置換された、アリール基、好適にはフ
ェニル基、であり、(R3−Cは末端基であり)   
 Araは炭素数が6−24の二官能性の任意に置換さ
れていてもよい(R3中の如き置換基)単核または多核
芳香族基であり、多核基は直接結合されていてもまたは
縮合されていてもよく、Arbは炭素数が6−30の二
官能性の任意に置換されていてもよい単核または多核芳
香族基であり、多核基は種々の方法で結合されているこ
とができ、R4およびR5は炭素数が0−40(R4)
または3−40(R5)のアルキル基を表わすか、或い
はR4およびR5の両者は炭素数が5−15の脂環式基
を表すか、または炭素数が6−24の任意に置換されて
いてもよい二官能性の単核もしくは多核芳香族基を表す
ことができ、多核基は種々の方法で結合によりまたは縮
合により結合されていることができ、                     O    
                         
             O           
         ‖               
                         
  ‖Y′は−O−、−C−、または−NH−を表わし
、そして末端基−C−への結合の場合には−O−または
−NH−を表わし、そしてbは0−10の、好適には8
までの、そしてより好適には4までの、数であり、cは
1−9の、好適には7までの、そしてより好適には1−
4の、数であり、dは0−9の、好適には7までの、そ
してより好適には3までの、数であり、eは0−3の、
好適には2までの、数である]を有し、そして末端基が
【0008】
【化5】 の構造元素により構成されており、式(II)に相当す
る化合物の平均分子量Mnが4,000以下、そして好
適には2,500以下、である構造が式(II)に相当
する液晶性オリゴマーエステル類および/またはエステ
ルアミド類が、熱可塑性芳香族ポリカーボネート類、熱
可塑性芳香族ポリエステルカーボネート類および熱可塑
性芳香族ポリエステル類用の添加物として適しており、
これらの熱プラスチックスの剛性および曲げ強度の改良
並びにそれらの加工性の改良(流動性または加工温度低
下における改良)の両者をもたらすということを驚くべ
きことに今見いだした。
【0009】式(II)に相当する化合物の構造:式(
II)中の好適な置換基R3は、炭素数が1−30のそ
してより好適には1−22のアルキル基、例えばCH3
、C2H5、C3H7、C4H9、C5H11、C6H
13、C15H31、C16H33、C17H35、C
18H37、C19H39およびC22H45、最も好
適にはCH3、または式(III)、(IIIa)およ
び(IV)
【0010】
【化6】
【0011】[式中、Xは水素、ハロゲン、NO2、C
1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、C6−14
アリール、O−C1−4アルキル、O−C3−6シクロ
アルキル、弗素化されたC1−4アルキル、弗素化され
たC3−6シクロアルキルまたは弗素化されたC6−1
4アリールである]に相当する芳香族基である。
【0012】特に好適な置換基R3は、式(V)および
(VI)
【0013】
【化7】
【0014】[式中、Rは水素、ハロゲン、例えば弗素
、塩素、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、
O−C1−4アルキル、O−C3−6シクロアルキル、
弗素化されたC1−4アルキルまたは弗素化されたC3
−6シクロアルキルを表す]に相当する芳香族基である
【0015】Rが水素である芳香族基(V)および(V
I)が特に最も好適である。
【0016】   置換基R3−C−が誘導される好適なモノカルボン
酸類は特に、安息香酸、4−メチル安息香酸、4−メト
キシ安息香酸および4−ビフェニルカルボン酸である。 特に好適なモノカルボン酸類は中でも、安息香酸、4−
メチル安息香酸および4−ビフェニルカルボン酸である
【0017】式(II)中の適切な二官能性の芳香族基
(Ara)は、式
【0018】
【化8】
【0019】に相当する芳香族ヒドロキシカルボン酸類
を基にしたものであり、式(VII)および(VIII
)において、R6−R9はC1−4アルキル(好適には
メチル、エチル)、C1−4アルコキシ(好適にはメト
キシ、エトキシ)、C6−10アリールまたはアリール
オキシ(好適にはフェニル、フェニルオキシ、ナフチル
、ナフチルオキシ、ビフェニル、ビフェニルオキシ、ト
リル、トリルオキシ)、C7−12アルキルアリール(
好適にはベンジル)、ハロゲン(好適には塩素および臭
素)または水素であり、そして核とヒドロキシル基の間
のおよび核とカルボキシル基の間の結合は45−180
°の角度を形成している。
【0020】好適な芳香族ヒドロキシカルボン酸類は、
4−ヒドロキシ−3−メチル安息香酸、4−ヒドロキシ
−3−メトキシ安息香酸、4−ヒドロキシ安息香酸、3
−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸である。4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ安
息香酸および6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸が特に好
適である。
【0021】芳香族ヒドロキシカルボン酸類は、好適に
はカルボキシル基に対して対称的な(1,4−フェニレ
ンまたは2,6−ナフチレンまたは4,4′−ジフェニ
ル位置)OH基を有している。
【0022】式(II)の適当な二官能性の芳香族基(
Arb)は、式(IX)
【0023】
【化9】HO−Z−OH      (IX)に相当す
るジフェノール類を基にしたものであり、式(IX)に
おいて、Zは二官能性の単核または多核芳香族C6−3
0基であり、Zの構造は2個のOH基がそれぞれ芳香族
系の炭素原子と直接結合されているようなものであり、
そして2個の結合は45−180°の角度を形成してい
る。
【0024】芳香族基は、1−4個のC1−4アルキル
、C1−4アルコキシ、フェニル、フェノキシ、ベンジ
ル基またはハロゲン原子(好適には塩素および臭素)に
より置換されていてもよく、そしてm−/p−フェニレ
ン、2,6−または1,5−ナフチレンおよび4,4′
−ビフェニレン基の他に、酸素、カルボニル、スルホニ
ルもしくはアゾメチン、C1−18好適にはC1−4ア
ルキレンもしくはアルキリデン、(アルキル置換された
)シクロヘキシレンもしくはヘキシリデン、または−O
(CH2)nO−(ここでnは2−4である)により結
合されているフェニレン基も含んでいる。
【0025】好適なジフェノール類は、例えば、ヒドロ
キノン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、4,4′
−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4′−ジヒド
ロキシジフェニルエタン、4,4′−ジヒドロキシジフ
ェノキシエタン、3,5′−ジヒドロキシジフェニル、
3,5′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、1,5−
ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタ
レン、1,4−ジヒドロキシナフタレン、メチルヒドロ
キノン、フェニルヒドロキノン、2,2′−ジメチル−
4,4′−ジヒドロキシジフェニル、3,3′,5,5
′−テトラメチル−4,4′−ジヒドロキシジフェニル
、1,2−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)
−エタン、4−メトキシ−2,6−ジヒドロキシナフタ
レン、レソルシノール、3,4′−ジヒドロキシジフェ
ニル、1,6−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒ
ドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン
、4−クロロレソルシノール、4−フェニルレソルシノ
ール、4−エトキシレソルシノール、2,5−ジクロロ
−1,6−ジヒドロキシナフタレンおよび4−メトキシ
−2,7−ジヒドロキシナフタレンである。
【0026】特に好適なジフェノール類は、ヒドロキノ
ンおよび4,4′−ジヒドロキシジフェニルである。
【0027】式(II)の適当な二官能性基(R4)は
、ジカルボン酸が式(X)
【0028】
【化10】HOOC−R4−COOH      (X
)を基にしたものであり、式(XII)おいて、R4は
CmH2m(ここでmは0−40、好適には0−20お
よび30−38、である)または脂環式C5−15基、
或いは好ましくは、炭素数が6−24そして好適には6
−16の二官能性の芳香族基であり、2個の結合は45
−180°の角度を形成している。
【0029】二官能性の芳香族基は1−4個のC1−4
アルキル、C1−4アルコキシ、フェニル、フェノキシ
、ベンジル基またはハロゲン原子(好適には塩素および
臭素)により置換されていてもよく、そして1,4−フ
ェニレン基、1,5−または2,6−ナフチレン基、お
よび4,4′−または3,5′−ビフェニレン基の他に
、好適には対称的置換(「パラ位置」)において、酸素
、硫黄、カルボニル、スルホニル、C1−4アルキレン
もしくはアルキリデン、シクロヘキサンもしくはシクロ
ヘキシリデン、または−O(CH2)nO−(ここでn
は1−4である)により結合されているフェニレン基を
含むこともできる。
【0030】下記の脂肪族(脂環式)ジカルボン酸類が
好適である:シュウ酸、琥珀酸、アジピン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、トリメチルアジピン酸、セバシン酸
、ドデカンジオン酸、二量体脂肪酸類および1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸。
【0031】特に好適な脂肪族(脂環式)ジカルボン酸
類は、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸および二量体
脂肪酸類である。
【0032】好適な芳香族ジカルボン酸類は、下記の二
官能性基を基にしたものである:1,4−フェニレン、
1,4−ナフチレンもしくは4,4′−ビフェニレン(
ここで2個の結合は共軸的に反対方向に伸びることがで
きる)、または1,5−ナフチレン基、2,6−ナフチ
レン基(ここで反対方向を指している2個の結合は互い
に平行に配置されている)、および1,3−フェニレン
基、1,3−、1,6−、1,7−もしくは2,7−ナ
フチレン基、または3,4′−ビフェニレン基(ここで
2個の結合は隣接原子には位置せず、そして共軸的に反
対方向に伸びておらず、または反対方向に互いに平行に
配置されてもいない)。
【0033】好適な芳香族ジカルボン酸類は、1,4−
ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニル−
4,4′−ジカルボン酸、ビフェニル−3,3′−ジカ
ルボン酸、ジフェノキシエタン−4,4′−ジカルボン
酸、ジフェニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸、メ
チルテレフタル酸、メトキシテレフタル酸、クロロテレ
フタル酸、4−クロロナフタレン−2,7−ジカルボン
酸、2,6−もしくは2,7−ナフタレンジカルボン酸
、ビフェニル−3,4′−ジカルボン酸、4−メチルイ
ソフタル酸、5−メチルイソフタル酸、ジフェニルエー
テル−4,4′−ジクロロ−3,3′−ジカルボン酸、
イソフタル酸およびテレフタル酸である。
【0034】イソフタル酸およびテレフタル酸が特に好
適である。
【0035】脂肪族または芳香族ジカルボン酸類は両者
ともそのままで使用することもでき、そして互いの混合
物状で使用することができる。
【0036】式(II)の適当な二官能性基(R5)は
、アミノ基が式(XI)
【0037】
【化11】H2N−R5−Y        (XI)
に相当するものであり、式(XI)において、R5はC
mH2m(ここでmは3−40そして好適には4−12
である)および炭素数が5−15(環炭素数が5−6)
の脂環式基を表わし、そしてYはOH、COOHまたは
NH2を表すか、或いはR5が炭素数が6−24のそし
て好適には6−16の二官能性の芳香族基を表わし、2
個の結合が45−180°の角度を形成している。
【0038】二官能性の芳香族基は1−4個のC1−4
アルキル、C1−4アルコキシ、フェニル、フェノキシ
、ベンジル基またはハロゲン原子(好適には塩素および
臭素)により置換されていてもよく、そしてフェニレン
基、ナフチレン基およびビフェニレン基の他に、酸素、
硫黄、カルボニル、スルホニル、C1−4アルキレンも
しくはアルキリデン、シクロヘキサンもしくはシクロヘ
キシリデン、または−O(CH2)nO−(ここでnは
1−4である)により結合されているフェニレン基を含
むこともできる。
【0039】脂肪族アミノカルボン酸類の代わりに対応
するラクタム類を、例えばε−アミノカプロン酸の代わ
りにカプロラクタムを、使用することもできる。
【0040】好適な脂肪族(脂環式)アミノカルボン酸
類はε−アミノカプロン酸またはカプロラクタム、ω−
アミノウンデカノン酸、ω−アミノドデカン酸またはラ
ウリルラクタム、4−アミノシクロヘキシルカルボン酸
であり、好適な芳香族アミノカルボン酸類は4−アミノ
安息香酸または6−アミノ−2−ナフトエ酸である。ε
−アミノカプロン酸またはカプロラクタム、4−アミノ
安息香酸および6−アミノ−2−ナフトエ酸が特に好適
である。
【0041】好適なアミノフェノール類は、例えば、3
−アミノフェノール、4−アミノフェノール、3−アミ
ノ−2−メチルフェノール、3−アミノ−4−メチルフ
ェノール、5−アミノ−1−ナフトール、6−アミノ−
1−ナフトール、5−アミノ−2−ナフトール、7−ア
ミノ−2−ナフトール、8−アミノ−2−ナフトール、
6−アミノ−2−ナフトールおよび4′−アミノ−1−
ヒドロキシビフェニルである。4−アミノフェノール、
3−アミノフェノールおよび4′−アミノ−1−ヒドロ
キシビフェニルが特に好適である。
【0042】式(II)に相当する好適なオリゴマー類
は、平均して3−25個の、より好適には4−20個の
、そして特に4−15個の、芳香族部分構造を含有して
いるものであり、芳香族部分構造は式(I)で定義され
ている。
【0043】上記の式(II)に相当する化合物は、熱
互変性LC重合体の製造用にも使用できる公知の融解お
よびエステル交換方法により製造することができる(直
接的エステル化方法[ヨーロッパ特許出願00 88 
546]、酢酸塩方法[ヨーロッパ特許出願01 02
 719、134204]、ジフェノール類を用いるカ
ルボン酸フェニルエステル類の融解エステル交換(ジフ
ェニルエステル方法)[ヨーロッパ特許出願072 5
40、070 539、024 499、45 499
、ドイツ公開明細書20 25 971、ヨーロッパ特
許070 539およびヨーロッパ特許132 637
])。
【0044】本発明に従う式(II)の化合物は好適に
は酢酸塩方法またはジフェニルエステル方法により製造
される。それらは、上記の構造単位およびそれらの分子
量の両者を統計学的分布で有することができそして液晶
性性質を有する≦4,000のそして好適には≦2,5
00の平均分子量(Mn)を有するオリゴマー性混合物
である。それらは、熱可塑性芳香族ポリカーボネート類
、熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネート類および熱
可塑性芳香族ポリエステル類の流動性質を改良しそして
剛性を増大させるためのLC添加物として使用される。
【0045】日本出願51 071 346から下記の
構造式
【0046】
【化12】
【0047】[式中、Arは任意にハロゲン、C1−1
0アルキルまたはアラルキルにより置換されていてもよ
い芳香族基である]を有する芳香族エステル類を芳香族
ポリカーボネート類用の可塑剤として0.01−10重
量%の量で使用できることが知られている限りにおいて
、式(II)に相当する化合物の効果は驚異的である。
【0048】熱可塑性プラスチックスに対する液晶性重
合体の添加は公知である(例えばヨーロッパ特許公開明
細書0 03 417参照)。しかしながら、それの欠
点は一般的に熱可塑性プラスチックスと液晶性重合体と
の間の限定された相容性であり、特に熱可塑性プラスチ
ックスの透明性が損なわれてしまうかまたは全く失われ
る。
【0049】米国特許明細書4,673,724中には
不融性の髭状のポリ−(p−オキシベンゾエート)結晶
が強化用成分として記載されている。しかしながら、そ
れらの非常に高い融点または軟化点のために、これらの
結晶は製造するのが非常に難しくしかも特に他の重合体
と相容性でない。
【0050】液晶性相と熱可塑性マトリックスとの間の
相容性における改良は例えばポリアルキレンテレフタレ
ートの如き部分的結晶性重合体に関してはヨーロッパ特
許0071 968中に記載されており、液晶性成分と
しての2,000−10,000の分子量を有するテレ
フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸およびジフ
ェノール類、例えば3,3′,5,5′−テトラメチル
−4,4′−ジヒドロキシジフェニル、並びにトリメチ
ルヒドロキノンを基にしたオリゴマー類の使用によって
のみ相の比較的良好な相容性が得られる。液晶性成分類
の低い分子量に相応して、得られる強化効果は中程度の
ものである。すなわち、ポリエチレンテレフタレート繊
維の弾性モジュラスは増加するが、それらの引っ張り強
度は減少する。その場で製造された液晶性重合体と非晶
質熱可塑性プラスチックスとの混合物も公知である(例
えばG.キッス(Kiss)、ポリマー・エンジニアリ
ング・アンド・サイエンス(Polymer Engi
neering & Science)、27、410
−423頁(1987)参照)。例えばこれらのような
混合物は、得られる強化効果が混合条件に大きく依存し
ておりしかも加工条件の再現がしばしば難しいという欠
点を有する。
【0051】さらに、当該型の複合体の製造では混合成
分類の融解粘度が加工条件下で大きく異なるため、限ら
れた数の適当な重合体だけを複合体の製造用に利用でき
る。比較的高温におけるエステル交換により重合体鎖中
に縮合する化学的に反応性である液晶性芳香族エステル
類が例えば芳香族ポリエステル類の如き一般的熱可塑性
プラスチックス用のまたは熱可塑性プラスチックスとし
ての加工が難しい液晶性重合体用の加工助剤として記載
されている。しかしながら、重合体鎖中への芳香族液晶
性エステル類の加入により熱可塑性プラスチックス中で
化学的変化が生じる。これの欠点は、加工条件により異
なる加入比が得られ従って再現性が得られないことであ
る。
【0052】液晶性化合物は、ヨーロッパ特許公開明細
書0 256 470中にポリウレタン類の製造用の鎖
延長剤として記載されている。
【0053】熱可塑性芳香族ポリカーボネート類、熱可
塑性芳香族ポリエステルカーボネート類および熱可塑性
芳香族ポリエステル類を改質するための式(II)に相
当する化合物の量は、各場合とも式(II)に相当する
化合物並びに熱可塑性ポリカーボネート、熱可塑性ポリ
エステルカーボネートおよび熱可塑性ポリエステルの合
計重量を基にして、0.1重量%−30重量%の間、好
適には0.5重量%−25重量%の間、そしてより好適
には1重量%−15重量%の間、である。
【0054】従って、本発明は熱可塑性芳香族ポリカー
ボネート類および/または熱可塑性芳香族ポリエステル
カーボネート類および/または熱可塑性芳香族ポリエス
テル類を改質するための式(II)に相当する化合物の
使用にも関するものである。
【0055】本発明の概念における熱可塑性芳香族ポリ
カーボネート類は、ジフェノール類、特にジヒドロキシ
ジアリールアルカン類、とホスゲンまたは炭酸のジエス
テル類との反応により得られる重縮合物であり、未置換
のジヒドロキシジアリールアルカン類の他にアリール基
がヒドロキシル基に対するo−および/またはm−位置
にメチル基またはハロゲン原子を有しているものも適し
ている。分枝鎖状ポリカーボネート類も適している。例
えばトリスフェノール類またはテトラフェノール類が分
枝鎖剤として使用される。
【0056】ポリカーボネート類は、ゲル透過クロマト
グラフィーによりまたはCH2Cl2中での25℃およ
び100ml当たり0.5gの濃度における相対的粘度
の測定により測定して、一方では10,000−300
,000の、好適には150,000−250,000
の、そして他方では20,000−40,000の、平
均重量平均分子量Mwを有している。
【0057】適当なジフェノール類は、例えば、ヒドロ
キノン、レソルシノール、4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−アルカン類、
例えばC1−8アルキレンもしくはC2−8アルキリデ
ンビスフェノール類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−
シクロアルカン類、例えばC5−15シクロアルキレン
もしくはC5−15シクロアルキリデンビスフェノール
類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルフィド類、エ
ーテル類、ケトン類、スルホキシド類またはスルホン類
、並びにα,α′−ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジ
イソプロピルベンゼンおよび対応する核−アルキル化さ
れたまたは核−ハロゲン化された化合物である。
【0058】好適なポリカーボネート類は、ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−2,2−プロパン(ビスフェ
ノールA)、ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロ
ロフェニル)−2,2−プロパン(テトラクロロビスフ
ェノールA)、ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)−2,2−プロパン(テトラブロモビス
フェノールA)、ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
メチルフェニル)−2,2−プロパン(テトラメチルビ
スフェノールA)、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−1,1−シクロヘキサン(ビスフェノールZ)および
三核性ビスフェノール類、例えばα,α′−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン
、を基にしたものである。他の適当なジフェノール類お
よびポリカーボネート類の製造は、例えば、米国特許明
細書3,028,365、3,062,78、3,87
9,347および4,982,014中に記載されてい
る。
【0059】分枝鎖状ポリカーボネート類は、例えば、
米国特許明細書4,185,009およびドイツ特許明
細書2 500 092中に記載されている。
【0060】本発明の概念における熱可塑性芳香族ポリ
エステル類は、ジフェノール類、芳香族ジカルボン酸二
塩化物、鎖停止剤、および任意の分枝鎖剤を基にしてい
る。適当なジフェノール類は、ポリカーボネート類の製
造に関して以上で挙げられている化合物である。
【0061】モノフェノール類が鎖停止剤として使用さ
れ、トリスフェノール類およびテトラフェノール類が分
枝鎖剤として使用される。
【0062】さらに、芳香族トリカルボン酸三塩化物ま
たは芳香族テトラカルボン酸四塩化物またはそれより高
級な芳香族カルボン酸類の酸塩化物も分枝鎖剤として有
利に使用することができる。
【0063】それらは使用される芳香族ジカルボン酸二
塩化物を基にして0.01−1モル%の量で使用され、
フェノール系分枝鎖剤は芳香族ポリエステルの製造用に
使用されるジフェノール類を基にして0.01−1モル
%の量で使用される。
【0064】芳香族ポリエステル類の製造用に使用され
る分枝鎖剤は、例えば、ドイツ公開明細書2 940 
024、9/10頁中に記載されている。
【0065】適当な芳香族ジカルボン酸二塩化物は、テ
レフタル酸二塩化物、イソフタル酸二塩化物、o−フタ
ル酸二塩化物、ジフェニルジカルボン酸二塩化物、ジフ
ェニルエーテルジカルボン酸二塩化物、ナフタレンジカ
ルボン酸二塩化物およびそれらの混合物である。
【0066】好適な混合物は、テレフタル酸二塩化物と
イソフタル二塩化物との20:1−1:20比のそして
より特に7:3−3:7比のものである。
【0067】酸塩化物、ジフェノール類、鎖停止剤、お
よび任意の分枝鎖剤からの芳香族ポリエステル類の製造
は好適には公知の方法で界面重縮合により行われる(例
えばドイツ公開明細書2 940 024参照)。
【0068】本発明の概念における熱可塑性芳香族ポリ
エステルカーボネート類は、ジフェノール類、ホスゲン
、芳香族ジカルボン酸二塩化物、鎖停止剤および任意の
分枝鎖剤から公知の方法で得られるものである。
【0069】ポリエステルカーボネート類およびそれら
の製造は公知である(例えばヨーロッパ特許公開明細書
0 036 080、米国特許明細書3,169,12
1およびドイツ公開明細書2 714 544参照)。
【0070】適当なジフェノール類は、ポリカーボネー
ト類の製造用にすでに挙げられているものである。
【0071】適当な芳香族ジカルボン酸二塩化物は芳香
族ポリエステル類の製造用にすでに挙げられているもの
であり、上記の混合比のテレフタル酸二塩化物とイソフ
タル酸二塩化物との混合物が特に適している。
【0072】適当な鎖停止剤は、ポリカーボネート類お
よびポリエステル類の製造用に使用されたモノフェノー
ル類である。
【0073】適当な分枝鎖剤は、芳香族ポリエステル類
に関して以上で挙げられている二価より大きいフェノー
ル類および二官能性より大きい芳香族カルボン酸塩化物
である。
【0074】本発明の概念における芳香族ポリエステル
カーボネート類は、カーボネート基と芳香族カルボン酸
エステル基との合計モル数を基にして、約80モル%ま
でのそしてより好適には約50モル%までのカーボネー
ト基を含有している。
【0075】本発明に従う芳香族ポリエステルカーボネ
ート類のエステル成分およびカーボネート成分は、重縮
合物中で塊状でまたは統計学的分布で存在することがで
きる。
【0076】芳香族ポリエステル類およびポリエステル
カーボネート類の相対的溶液粘度(η相対)は、1.1
8−1.4の範囲内、そして好適には1.22−1.3
の範囲内である(100mlのCH2Cl2溶液中の0
.5gのポリエステルカーボネートの溶液に対して25
℃で測定された)。
【0077】式(II)に相当する化合物は好適にはポ
リカーボネート類またはポリエステルカーボネート類ま
たはポリエステル類の溶液中に加えられ、該溶液は界面
方法によるポリカーボネート類またはポリエステルカー
ボネート類またはポリエステル類の製造において生成さ
れるかまたはこれらのプラスチックスの顆粒から一般的
溶媒を用いて容易に製造することができる。溶液を次に
公知の方法で例えば蒸発押し出し器中で処理することが
でき、そして改質された熱可塑性プラスチックスを公知
の方法で例えば顆粒形で単離することができる。溶液を
直接流し込んでフィルムを製造することもできる。
【0078】式(II)に相当する化合物をポリカーボ
ネート類またはポリエステルカーボネート類またはポリ
エステル類の融解物中に例えば押し出し器、好適には2
スクリュー押し出し器、を用いて加えることもでき、改
質された熱可塑性プラスチックスを公知の方法で例えば
顆粒状で単離することができる。
【0079】従って、本発明は熱可塑性芳香族ポリカー
ボネート類および/または熱可塑性芳香族ポリエステル
カーボネート類および/または熱可塑性芳香族ポリエス
テル類中への式(II)に相当する化合物の加入方法に
も関するものであり、それは式(II)に相当する化合
物を0.1重量%−30重量%の量で、好適には0.5
重量%−25重量%の量で、そしてより好適には1重量
%−15重量%の量で、熱可塑性芳香族ポリカーボネー
ト類および/または熱可塑性芳香族ポリエステルカーボ
ネート類および/または熱可塑性芳香族ポリエステル類
をこれらの熱可塑性プラスチックス用に典型的に使用さ
れている溶媒中に含んでいる溶液に加えそして生じた溶
液を次に公知の方法で処理するか、または式(II)に
相当する化合物を上記量でポリカーボネート類および/
またはポリエステルカーボネート類および/またはポリ
エステル類の融解物中に加えそして改質された熱可塑性
プラスチックスを公知の方法で単離することにより特徴
づけられている。
【0080】本発明はまた、式(II)に相当する化合
物を、熱可塑性プラスチックおよび化合物(II)の合
計重量を基にして、0.1重量%−30重量%の量で、
好適には0.5重量%−25重量%の量で、そしてより
好適には1重量%−15重量%の量で、含有しているこ
とにより特徴づけられている熱可塑性芳香族ポリカーボ
ネート類および/または熱可塑性芳香族ポリエステルカ
ーボネート類および/または熱可塑性芳香族ポリエステ
ル類にも関するものである。
【0081】本発明に従う式(II)の化合物の添加に
より改質されたポリカーボネート類、ポリエステルカー
ボネート類およびポリエステル類は、上記の有利な性質
および高い透明度を兼備しており、特に3−8個の芳香
族部分構造(−Ar−も芳香族部分構造として数える)
を含有している式(II)の化合物を使用する場合には
そうである。
【0082】本発明に従う式(II)の化合物の添加に
より改質されたポリカーボネート類、ポリエステルカー
ボネート類およびポリエステル類は、射出成形および押
し出しによる成型品の製造用、好適には高い剛性、高い
寸法安定性および高い表面性質を要求される用途用、に
適している。
【0083】本発明に従う透明な成型用混和物の特に好
適な一用途は、音響および/または光学的情報の記録用
成型品(例えばコンパクトディスク)の製造におけるも
のである。
【0084】下記の実施例は本発明を説明するためのも
のであり、何ら限定しようとするものではない。
【0085】液晶性性質は交叉偏光子下の熱載物台顕微
鏡中で測定された。
【0086】
【実施例】I.式(II)に相当する液晶性重合体添加
物の製造実施例1 (本発明、統計学的LCエステル(アミド)類)276
.0gのp−ヒドロキシ安息香酸、220.0gのヒド
ロキノン、488.0gの安息香酸、0.8gのマグネ
シウムおよび624.2gの無水酢酸を、スタラー、カ
ラムおよび蒸留橋を備えた反応容器中に重量測定して加
えた。
【0087】酢酸の除去が160℃の内部温度において
始まった。蒸留速度が減少するにつれて、反応温度はゆ
っくり250℃に上昇した。
【0088】蒸留の完了時に、圧力を30分間にわたり
1ミリバールに下げた。真空段階中に、残りの量の酢酸
を2時間にわたり除去した。
【0089】生成物を錫缶中に包装し、そして冷却後に
寸法を小さくした。収量:876g。
【0090】液晶相を190−350℃の温度範囲にお
いて偏光顕微鏡により測定した。
【0091】実施例2 193.2gのp−ヒドロキシ安息香酸、260.4g
の4,4′−ジヒドロキシジフェニル、341.6gの
安息香酸、0.07gのマグネシウムおよび437.0
gの無水酢酸を実施例1中の如く重量測定して加えそし
て反応させた。収量:698g。
【0092】液晶相を180−320℃の温度範囲にお
いて偏光顕微鏡により測定した。
【0093】実施例3 207.0gのp−ヒドロキシ安息香酸、165.0g
のヒドロキノン、166.0gのイソフタル酸、122
.0gの安息香酸、0.06gのマグネシウムおよび4
68.0gの無水酢酸を実施例1中の如く重量測定して
加えそして反応させた。収量:560g。
【0094】液晶相を220−320℃の温度範囲にお
いて偏光顕微鏡により測定した。
【0095】実施例4 228.0gのp−メトキシ安息香酸、165.0gの
ヒドロキノン、204.0gのp−メチル安息香酸、3
12.0gの無水酢酸および0.05gのマグネシウム
を実施例1中の如く重量測定して加えそして反応させた
。収量:460g。実施例5 220.0gのヒドロキノン、166.0gのテレフタ
ル酸、244.0gの安息香酸、416.0gの無水酢
酸、0.06gのマグネシウム粉末。
【0096】収量:540g。
【0097】LC範囲:180−>360℃。
【0098】実施例6 207.0gのp−ヒドロキシ安息香酸、165.0g
のヒドロキノン、124.5gのテレフタル酸、183
.0gの安息香酸、468.2gの無水酢酸、0.06
gのマグネシウム粉末。
【0099】収量:550g。
【0100】LC範囲:170−>350℃。
【0101】実施例7 110.4gのp−ヒドロキシ安息香酸、297.6g
のジヒドロキシジフェニル、132.8gのテレフタル
酸、97.6gの安息香酸、416.2gの無水酢酸、
0.06gのマグネシウム粉末。
【0102】収量:590g。
【0103】最終的反応温度:290℃。
【0104】LC範囲:260−350℃。
【0105】実施例8 173.9gのp−ヒドロキシ安息香酸、138.6g
のヒドロキノン、119.5gのイソフタル酸、59.
8gのテレフタル酸、43.9gの安息香酸、0.06
gのマグネシウム粉末。
【0106】収量:450g。
【0107】最終的反応温度:260℃。
【0108】LC範囲:230−>350℃。
【0109】実施例9 220.8gのp−ヒドロキシ安息香酸、176.0g
のヒドロキノン、249.0gのイソフタル酸、24.
4gの安息香酸、499.4gの無水酢酸、0.06g
のマグネシウム粉末。
【0110】収量:550g。
【0111】最終的反応温度:300℃。
【0112】LC範囲:250−>350℃。
【0113】II.熱可塑性成型用混和物の製造熱可塑
性成型用混和物は下記の二方法により製造された:a)
操作前の重合体溶液への液晶性化合物の添加、および b)非晶質の芳香族ポリエステル類、ポリエステルカー
ボネート類およびポリカーボネート類と液晶性化合物と
の融解物中での混和。
【0114】実施例および比較実施例中で使用された物
質を以下に記載する。
【0115】示されている相対的溶液粘度は塩化メチレ
ン中で25℃において5g/lの重合体濃度に対して測
定された。
【0116】1.ビスフェノールAのポリカーボネート
(PC)、相対的粘度ηrel=1.280。
【0117】2.ヨーロッパ特許0 036 080に
従い製造されたビスフェノールA並びに等モル量のイソ
−およびテレフタル酸からなるエステル含有量が80重
量%のポリエステルカーボネート(APEC)、相対的
溶液粘度ηrel=1.294。
【0118】3.ドイツ公開明細書2 940 024
に従い製造されたビスフェノールA並びに等モル量のイ
ソ−およびテレフタル酸からなるポリエステル(APE
)、相対的溶液粘度ηrel=1.267。
【0119】衝撃強度anおよび切り欠き衝撃強度ak
は、80×10×4mm試験試料に対してDIN 53
 453(ISO/R179)に従い23℃において各
試験毎に10個の試験試料を用いて試験された。
【0120】曲げ強度は、80×10×4mm試験試料
に対してDIN 53 452(ISO/R178)に
従い測定された。引っ張り時の弾性モジュラスは、DI
N 53 547に従い測定された。
【0121】引っ張り強度は、いわゆるショルダーバー
(0.7倍)に対してDIN 53 455に従い測定
された。引っ張り時の弾性モジュラスは、DIN 53
 457に従い測定された溶融流動性は、溶融粘度の測
定により評価された。断らない限り、ノズルは30:1
の長さ対厚さの比(L:D)を有していた。
【0122】熱可塑性の成型用混和物の組成および性質
を表1に示す。
【0123】
【表1】
【0124】
【表2】
【0125】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0126】1.a)熱可塑性芳香族ポリカーボネート
、熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネート類および熱
可塑性芳香族ポリエステル類からなる群から選択される
少なくとも1員、およびb)組成物重量に関して約0.
1−30%の、統計学的分布の
【0127】
【化13】
【0128】[ここで、R3はアルキルまたはアリール
基であり、R3−Cは末端基であり、     Araは炭素数が6−24の二官能性の単核ま
たは多核芳香族基であり、Arbは炭素数が6−30の
二官能性の単核または多核芳香族基であり、R4は炭素
数が40までのアルキル基を表わし、そしてR5は炭素
数が3−40のアルキル基を表わし、そしてR4および
R5の両者は独立して炭素数が5−15の脂環式基また
は炭素数が6−24の二官能性の単核または多核芳香族
基を表すこともでき、     Y′は−O−、−C−、または−NH−を表わ
し、そして該末端基への結合の場合には−O−または−
NH−を表わし、そしてbは0−10の整数であり、c
は1−9の整数であり、dは0−9の整数であり、eは
0−3の整数である]に相当する構造単位を含有してお
り、且つ末端基が型
【0129】
【化14】 の構造元素により構成されており、該オリゴマーの数平
均分子量が4,000以下である液晶性オリゴマーから
なる、自由流動性の熱可塑性成型用組成物。
【0130】2.該オリゴマーが、4−ヒドロキシ−3
−メチル安息香酸、4−ヒドロキシ−3−メトキシ安息
香酸、4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ安息香
酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ヒドロキノン、
4,4′−ジヒドロキシジフェニル、4,4′−ジヒド
ロキシジフェニルエーテル、4,4′−ジヒドロキシジ
フェニルエタン、4,4′−ジヒドロキシジフェノキシ
エタン、3,5′−ジヒドロキシジフェニル、3,5′
−ジヒドロキシジフェニルエーテル、1,5−ジヒドロ
キシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタレン、1
,4−ジヒドロキシナフタレン、メチルヒドロキノン、
フェニルヒドロキノン、2,2′−ジメチル−4,4′
−ジヒドロキシジフェニル、3,3′,5,5′−テト
ラメチル−4,4′−ジヒドロキシジフェニル、1,2
−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)−エタン
、4−メトキシ−2,6−ジヒドロキシナフタレン、レ
ソルシノール、3,4′−ジヒドロキシジフェニル、1
,6−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキシ
ナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、4−ク
ロロレソルシノール、4−フェニルレソルシノール、4
−エトキシレソルシノール、2,5−ジクロロ−1,6
−ジヒドロキシナフタレン、4−メトキシ−2,7−ジ
ヒドロキシナフタレン、1,4−ナフタレンジカルボン
酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、ビフェニル−4,4′−ジカルボン
酸、ビフェニル−3,3′−ジカルボン酸、ジフェノキ
シエタン−4,4′−ジカルボン酸、ジフェニルエーテ
ル−4,4′−ジカルボン酸、メチルテレフタル酸、メ
トキシテレフタル酸、クロロテレフタル酸、4−クロロ
−ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、2,6−および
2,7−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニル−3,4
′−ジカルボン酸、4−メチルイソフタル酸、5−メチ
ルイソフタル酸、ジフェニルエーテル−4,4′−ジク
ロロ−3,3′−ジカルボン酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、ε−アミノカプロン酸、カプロラクタム、ω−
アミノウンデカン酸、ω−アミノデカン酸、ラウリルラ
クタム、4−アミノシクロヘキシルカルボン酸、4−ア
ミノ安息香酸、6−アミノ−2−ナフトエ酸、3−アミ
ノフェノール、4−アミノフェノール、3−アミノ−2
−メチルフェノール、3−アミノ−4−メチルフェノー
ル、5−アミノ−1−ナフトール、6−アミノ−1−ナ
フトール、5−アミノ−2−ナフトール、7−アミノ−
2−ナフトール、8−アミノ−2−ナフトール、6−ア
ミノ−2−ナフトール、4′−アミノ−1−ヒドロキシ
ビフェニル、シュウ酸、琥珀酸、アジピン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、トリメチルアジピン酸、セバシン酸
、ドデカンジオン酸、二量体脂肪酸類、1,4−シクロ
ヘキサン−ジカルボン酸、安息香酸、4−メチル安息香
酸、4−メトキシ安息香酸および4−ビフェニルカルボ
ン酸からなる群から選択される単位を含有しており、式
(II)に相当する添加物は平均3−25個の芳香族部
分構造を含有している、上記1の熱可塑性組成物。
【0131】3.該オリゴマーが、ヒドロキノン、4,
4′−ジヒドロキシジフェニル、4−アミノフェノール
、3−アミノフェノール、4′−アミノ−1−ヒドロキ
シビフェニル、4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキ
シ安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、二量体脂肪酸、4−アミノ安息香酸、6−アミノ
−2−ナフトエ酸、ε−アミノカプロン酸、カプロラク
タム、安息香酸、4−メチル安息香酸および4−ビフェ
ニルカルボン酸からなる群から選択される単位を含有し
ている、上記2の熱可塑性組成物。
【0132】4.該オリゴマーが0.5−25重量%の
量で存在している、上記1の熱可塑性組成物。
【0133】5.該オリゴマーが1−15重量%の量で
存在している、上記1の熱可塑性組成物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  a)熱可塑性芳香族ポリカーボネート
    、熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネート類および熱
    可塑性芳香族ポリエステル類からなる群から選択される
    少なくとも1員、およびb)組成物重量に関して約0.
    1−30%の、統計学的分布の 【化1】 [ここで、R3はアルキルまたはアリール基であり、R
    3−Cは末端基であり、‖OAraは炭素数が6−24
    の二官能性の単核または多核芳香族基であり、Arbは
    炭素数が6−30の二官能性の単核または多核芳香族基
    であり、R4は炭素数が40までのアルキル基を表わし
    、そしてR5は炭素数が3−40のアルキル基を表わし
    、そしてR4およびR5の両者は独立して炭素数が5−
    15の脂環式基または炭素数が6−24の二官能性の単
    核または多核芳香族基を表すこともでき、     Y′は−O−、−C−、または−NH−を表わ
    し、そして該末端基への結合の場合には−O−または−
    NH−を表わし、そしてbは0−10の整数であり、c
    は1−9の整数であり、dは0−9の整数であり、eは
    0−3の整数である]に相当する構造単位を含有してお
    り、且つ末端基が型 【化2】 の構造元素により構成されており、該オリゴマーの数平
    均分子量が4,000以下である液晶性オリゴマーから
    なる、自由流動性の熱可塑性成型用組成物。
JP14928691A 1990-06-01 1991-05-27 自由流動性のポリカーボネート、ポリエステルカーボネートおよびポリエステル成型用混和物 Pending JPH04227952A (ja)

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