JPH04226509A - 広い或は二モードのmw分布を有するポリエチレンを製造するための新規な共含浸バナジウム−ジルコニウム触媒 - Google Patents

広い或は二モードのmw分布を有するポリエチレンを製造するための新規な共含浸バナジウム−ジルコニウム触媒

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JPH04226509A
JPH04226509A JP3183886A JP18388691A JPH04226509A JP H04226509 A JPH04226509 A JP H04226509A JP 3183886 A JP3183886 A JP 3183886A JP 18388691 A JP18388691 A JP 18388691A JP H04226509 A JPH04226509 A JP H04226509A
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カスリーン・ダール・シュラム
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フレデリック・ジョン・カロル
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    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な潜触媒組成物、
触媒組成物、それらの製造方法及びエチレンポリマー、
特に広い或は二モードの分子量分布を有するエチレンポ
リマーの製造方法を提供する。特徴になる触媒組成物は
バナジウム及びジルコニウム化合物を担体に共含浸させ
てなる。
【0002】
【従来技術】高い靭性、強さ及び耐環境応力亀裂性を有
するポリエチレンは、多くの用途にとって重要である。 これらの高い性質は、高分子量ポリエチレンにより一層
容易に達成し得る。しかし、ポリマーの分子量が増大す
るにつれて、樹脂の加工適性は低下するのが普通である
。ポリマーに広い或は二モードの分子量分布を付与する
ことにより、高分子樹脂に特有な性質が保持され、かつ
加工適性、特に押出適性が改良される。二モードの分子
量分布は下記の通りに説明することができる:比分子量
対対数分子量の種の濃度の従来の分子量分布プロット(
サイズエクスクルージョンクロマトグラフィーによる)
では、多モードの分子量分布は少なくとも2つの極大を
示し、2つの極大は二モードの特徴である。極大は大き
さが等しく或は広く離れる必要は無い。広い分子量分布
は、プロットに、2つの極大がはっきり現れないで、同
様の領域が現れることである。広い或は二モードの分子
量分布を有するポリエチレン樹脂を製造するための3つ
の主要な方策が提案された。一つはポスト反応装置或は
メルトブレンディングであり、これは完全なホモジナイ
ゼーションを要し、高い費用が付随することによって不
利を招く悩みがある。第二は、多段反応装置を使用する
ことであり、これは効率及び再び費用の問題を引き起こ
す。第三の最も望ましい方策は、広い或は二モードのポ
リエチレンを単一反応装置において単一の触媒或は触媒
混合物によって直接製造することである。このようなプ
ロセスは同時に現場に分子量分布系の成分樹脂部分であ
って、樹脂粒子はサブ粒子レベルで均質に混合されるも
のをもたらす。
【0003】米国特許4,918,038号に、広い及
び/又は二モードの分子量分布を有するポリエチレン樹
脂を製造するための単一反応装置触媒プロセスが記載さ
れている。そのプロセスは下記からなる混成触媒系を用
いる: (a)下記の反応生成物: (i)下記式を有するハロゲン化バナジウム:VX3 
(Xは塩素、臭素或はヨウ素であり、各々のXは同じで
あるか或は異なる); (ii)下記式を有する調節剤:BX3 或はAlR(
3−a)Xa (Xは前に規定した通りであり;Rは炭
素原子1〜14を有するアルキルラジカルであり;各々
のRは同じであるか或は異なり;aは0、1或は2であ
る);(iii)ハロゲン化バナジウム及び調節剤が可
溶性の液体ルイス塩基である電子供与体;(b)下記の
うちの一種: (i)下記式を有する錯体:ZrMgb Xc(ED)
(Xは前に規定した通りであり;EDは錯体のプリカー
サーが可溶性の液体ルイス塩基である電子供与体であり
;bは1〜3の数であり;cは4+2bに等しいか或は
それより小さい正の数であり;dは4〜10の数である
);或は(ii)下記式を有するバナジウムオキシ化合
物:VOX3 、VOX2、VOX、或はVO2 X(
Xは前に規定した通りである)、或はVO(OR)3  (Rは炭素原子2〜10を有する一価炭化水素ラジカル
でありかつ各々のRは同じになり或は異なることができ
る)(ハロゲン化バナジウム及びバナジウムオキシ化合
物は担持される); (c)下記式を有するハロカーボンプロモ−ター:Re
 CX(4−e)  (Rは水素もしくは炭素原子1〜6を有する未置換の或
はハロ置換されたアルキルラジカルであり;各々のRは
同じであるか或は異なり;Xは塩素、臭素、ヨウ素或は
弗素であり、各々のXは同じであるか或は異なり;eは
0、1或は2であり、但し、弗素が存在しなければ、e
は2である)。
【0004】同時継続出願に従えば、 1)そのプロセスの利点は生成するポリエチレンの分子
量分布を調節し得ることであり; 2)そのプロセスにおいて使用する混成触媒系は2或は
それ以上の成分の触媒の混合物であり、各々は異なる水
素応答を有する;従って、 (1)2成分触媒の間の水素応答の差異が極めて大きけ
れば、混成触媒系によって作られるポリマーは二モード
分子量分布を有することになる;が、 (2)その成分触媒の間の水素応答の差異が大きいが、
二モード分子量分布を有する生成物を生成する程でなけ
れば、混成触媒系は、分子量500,000より大きい
ポリマー鎖を、同様のメルトインデックスの広い分子量
分布の生成物について典型的に観測されるのに比べて高
い濃度で有する生成物を生成することになる。1985
年 4月 2日に特許されたBeran等の米国特許4
,508,842号は、三ハロゲン化バナジウム/電子
供与体錯体及びアルキルアルミニウム或はハロゲンカホ
ウ素の担持されたプリカーサーが、アルキルアルミニウ
ム助触媒及びハロゲン化アルキルプロモ−ターと組み合
わせた場合に、高い重合及び生産性+優れたポリエチレ
ン生成物をもたらすことを記載している。
【0005】Beran等はエチレンを少なくとも一種
のC3 〜C10アルファ−オレフィンモノマーと或は
かかるモノマー無しで、気相において温度約30℃〜約
 115℃で重合させるに際し、モノマーを、担持され
たプリカーサーバナジウム化合物及びアルミニウムアル
キル含有調節剤を固体不活性キャリヤ−に含浸させて成
る触媒組成物に接触させる。Beran等が用いる触媒
は、担持プリカーサー、助触媒及びプロモ−ターからな
り、担持プリカーサーが固体不活性キャリヤ−に含浸さ
せたバナジウム化合物及び調節剤である点で区別を生じ
る。プリカーサーにおけるバナジウム化合物は三ハロゲ
ン化バナジウムと電子供与体との反応生成物である。三
ハロゲン化バナジウムにおけるハロゲンは塩素、臭素或
はヨウ素、或はこれらの混合物である。特に好ましい三
ハロゲン化バナジウムは三塩化バナジウム、VCl3 
である。電子供与体は、三ハロゲン化バナジウムが可溶
性の液体有機ルイス塩基である。電子供与体は下記から
なる群より選ぶ:脂肪族及び芳香族カルボン酸のアルキ
ルエステル、脂肪族ケトン、脂肪族アミン、脂肪族アル
コール、アルキル及びシクロアルキルエーテル及びこれ
らの混合物。 好ましい電子供与体はアルキル及びシクロアルキルエー
テルであり、特にテトラヒドロフランを含む。電子供与
体約1〜約20モル、好ましくは約1〜約10モル、最
も好ましくは約3モルを、使用するバナジウム各1モル
と錯生成させる。
【0006】ハロゲン化バナジウムを還元して二価状態
にすることによって触媒的に活性なバナジウムを作り出
すことを示す文献はかなりある。Carrick 等は
、トリイソブチルアルミニウム及び亜鉛アルキルの如き
慣用還元剤を用いてバナジウムエチレン触媒のVCl4
 を還元して二価状態形状物にすることを記述している
(JACS、第82巻、1502頁(1960))。K
arol 等は、VCl4 の如きハロゲン化バナジウ
ムの、二価構造への部分ないし完全還元並びにポリエチ
レンへのエチレン重合に関して生じる触媒活性を論じて
いる(JACS、第83巻、2654〜2658頁(1
961))。 Jacob 等は、THFの存在におけるかかる反応の
複雑さを例示している(Z. anorg. allg
. Chem.、 第427 巻、 75〜 84 頁
(1976)) 。 Beran等の教示から、得られ
る二価バナジウム化合物は、構造中にTHFを含む錯体
である。上記文献に加えて、1985年12月17日付
けで特許されたSmith 等の米国特許4,559,
318号明細書は、VX2 (X=ハロゲン)を製造す
るのに、還元剤との反応によるVX4 またはVX3 
の還元に続き、THFの如きエーテルによるVX2 の
錯形成を伴ういくつかの手法を記述している。このよう
なことは担体表面上にもたらされる。
【0007】
【発明の構成】本発明は、高い活性を保有する担持され
た電子供与体錯化還元バナジウム(<3)/ジルコニウ
ム共含浸(coimpregnated)触媒、その製
造法及びそれにより作られる広い分子量分布のエチレン
ポリマーを指向する。触媒を形成する際、還元されたバ
ナジウム化合物を用いる。本発明の用語において、バナ
ジウム化合物は非還元と還元とを分ける。この任意の表
示は、非還元種と呼ばれるバナジウム(+3及び+4)
化合物と、還元種と呼ばれる一層低い原子価状態を保有
する化合物並びにバナジウム(+3及び+4)化合物を
含む原子価状態が一層低いバナジウム化合物とを区別す
るように選ぶ。このような還元バナジウム化合物はバナ
ジウム(<3)式を特徴とする。発明の共含浸触媒は、
還元バナジウム及びジルコニウム相互錯化された(in
tercomplexed)触媒を同じ担体表面に、広
い分子量分布、特に高い分子量成分の方に一層多く分布
された、最も典型的には二モードの分子量分布を保有す
るエチレンポリマーを製造するための活性触媒となるよ
うに、付着させることを含む。発明の共含浸触媒は下記
の方策を含む: (1)還元バナジウム化合物とジルコニウムオルガノオ
キシ化合物とを活性キャリヤ−(担体)物質上で組み合
わせ、これを電子供与体と錯化させて潜触媒組成物を形
成すること;及び (2)潜触媒組成物に13族(元素の周期表の新表示、
Chemical  andEngineering 
 News、63(5)、27、1985参照)(フロ
リダボカレイトン在CRC  Press  Inc.
,CRC  Handbookof  Chemist
ry  and  Physics,67版に記載され
ている通り)元素活性化組成物或は化合物を含浸させる
こと。
【0008】発明の触媒は、下記に詳述する種々の手順
によって作られる。これらの手順は、中でも下記を含む
: (i)下記を含む多逐次含浸手順: (a)逐次に、活性キャリヤ−(担体)物質にバナジウ
ム(+3及びそれ以上)化合物である或は該化合物を含
有する液体化合物を含浸させ、次いで担体上で液体還元
剤を付着させることによってバナジウム化合物を還元し
かつ担体表面で還元されたバナジウム(<3)化合物の
形成を行ないもしくは他の方法でかかる還元されたバナ
ジウム(<3)化合物を担体表面に供し、(b)液体ジ
ルコニウムオルガノオキシ化合物を担体に付着させ、 (c)担体表面でバナジウム及びジルコニウム化合物を
相互錯化させるために電子供与体化合物を供し、(d)
逐次に含浸させた担体を乾燥して流動性粉末を形成し、 (e)乾燥した逐次に含浸させた担体に13族元素含有
活性化組成物或は化合物を含浸させる。 (ii)下記を含む1段階での同時含浸の後に逐次含浸
を続けさせることを含む2段階含浸手順:(a)独立に
液体バナジウム(+3及びそれ以上)を還元してバナジ
ウム(<3)化合物にし、(b)バナジウム(<3)化
合物とジルコニウムオルガノオキシ化合物との液体混合
物であって、混合物中のバナジウム及びジルコニウムを
相互錯化させるための電子供与体化合物を含有するもの
を形成し、(c)同時に担体に(ii)(b)の液体混
合物を含浸させ、 (d)担体を乾燥して流動性粉末を形成し、(e)乾燥
した同時に含浸させた担体に13族元素含有活性化組成
物或は化合物を含浸させる。
【0009】本発明は、共含浸された触媒に、触媒のジ
ルコニウム成分を選択的に活性化するのに役に立ちかつ
単一反応装置重合においてポリエチレンの分子量分布を
著しく広くするのを増進するに至る予備活性化を施すこ
とを含む発明の共含浸されたV/Zr触媒のそれ以上の
改良を指向する。予備活性化は、触媒におけるV/Zr
の割合を一層大きくして用いることを可能にし、これは
メルトフロー比を犠牲にしないで一層高い重合活性及び
良好なメルトインデックス応答をもたらす。予備活性化
段階は、発明の共含浸された潜触媒組成物を、炭化水素
溶媒(好ましくは脂肪族炭化水素)、アルミニウムアル
キル(助触媒及び/又は調節剤について下記を特徴とす
るようなもの)、プロモ−ター(下記に示すようなもの
)及びアルファ−オレフィン(例えばC1 〜C12α
−オレフィン)の溶液中で熱処理を受けさせることを含
む。熱処理は、共含浸された触媒を25℃より高い温度
に十分な時間加熱し、それでエチレンを重合させる際の
共含浸触媒の活性を上げる。好ましい実施では、共含浸
触媒の熱処理は温度約50°〜約 100℃で行ない、
一層高い或は低い温度が時間と相関して適する。発明は
下記を含む触媒組成物を包含する: a.活性なキャリヤ−物質に共付着され(codepo
sited)かつ電子供与体物質と錯化され、並びに1
3族元素活性化組成物或は化合物で処理された還元され
たバナジウム化合物及びジルコニウムオルガノオキシ化
合物、 b.アルミニウムアルキル助触媒、及びc.ハロゲン化
有機プロモ−ター。
【0010】発明はエチレンホモポリマー及びエチレン
コポリマー、特に広くされた(好ましくは二モードの)
分子量分布を有するホモポリマー及びコポリマーの製造
方法の改良を指向する。その方法は、当分野で良く知ら
れている通りに、エチレン反応体を単独で或は一種或は
それ以上のα−オレフィンと共に上述した通りの下記か
ら形成された触媒に、エチレンポリマーを形成するよう
な標準のエチレン重合条件下で供給することによって行
なう:a.活性なキャリヤ−物質に共付着されかつ電子
供与体物質と錯化され、並びに13族元素活性化組成物
或は化合物で処理された還元されたバナジウム化合物及
びジルコニウムオルガノオキシ化合物、b.アルミニウ
ムアルキル助触媒、及びc.ハロゲン化有機プロモ−タ
ー。重合は、当分野で良く知られているバルク、懸濁或
は流動床手順によって実施するすることができるが、本
発明の重合方法は流動床で行なうのが好ましい。方法は
一段階反応装置で行なうのが望ましいが、また 2或は
それ以上の反応装置をシリーズで組み入れた段階式(ス
テイジド)反応装置アセンブリーで行なってもよい。方
法は、広くした分子量分布のエチレンポリマー、特に二
モード分子量分布を有するエチレンポリマーを製造する
のに特に適している。
【0011】発明の詳細な記述 先に指摘した通りに、高い靭性、強さ及び耐環境応力亀
裂性を有するポリエチレンは、多くの用途にとって重要
であり、これらの高い性質は、高分子量ポリエチレンに
より一層容易に達成し得ることは認識されている。加え
て、また、ポリマーの分子量が増大するにつれて、樹脂
の加工適性が通常低下することも認識されており、よっ
て、当分野は高分子樹脂に特有な性質が保持されかつ加
工適性、特に押出適性が改良されるように、ポリマーに
広い或は二モードの分子量分布を付与することにより、
そのジレンマを解決することを求めてきた。当分野は二
モード分子量分布を有するポリエチレン樹脂の生成を達
成するために多くの方法を受け入れてきた。一つはポス
ト反応装置或はメルトブレンディングであり、これは完
全なホモジナイゼーション及び付随する高い費用を要す
ることによって不利を招く悩みがある。第二は、多段反
応装置を使用することであり、これは効率及び再び費用
の問題を引き起こす。第三の最も望ましい方策は、広い
或は二モードのポリエチレンを単一反応装置において単
一の触媒或は触媒混合物によって直接製造することであ
る。このようなプロセスは同時に現場に分子量分布系の
成分樹脂部分をもたらし、樹脂粒子はサブ粒子レベルで
均質に混合される。発明は、中でも、単一反応装置にお
ける単一触媒により、或は触媒を多段反応装置系の内の
一つ或は全部の反応装置において用い得る多段反応装置
系において同じ触媒を使用することによって、広い或は
二モードの分子量ポリエチレンを生成する利点を有する
。加えて、発明は、生成するエチレンポリマーの非均質
性の問題を回避しかつポリマーの物理的性質を最適にす
る触媒系を提供する。本発明の触媒系は、共含浸によっ
て触媒成分を一緒に同じ担体表面に分配させることの利
点を有し、これは、異なる成分を異なる基材表面に付着
させるブレンディド触媒と比べて、総括的に一層均質な
触媒系を生じる。
【0012】触媒成分 バナジウム化合物 バナジウム化合物は、担持された電子供与体錯化還元バ
ナジウム(<3)/ジルコニウム共含浸された触媒をも
たらすのに十分である還元されたハロゲン化バナジウム
である。バナジウム化合物は、電子供与体化合物と錯化
される原子価状態が+3より小さい還元されたハロゲン
化バナジウム形態である。好適な場合では、ハロゲン化
バナジウムは二ハロゲン化バナジウムであり、主モル部
分が原子価状態2を有する混成ハロゲン化バナジウムを
含み得る。二ハロゲン化バナジウムにおけるハロゲンは
塩素、臭素或はヨウ素、或はこれらの混合物である。特
に好ましいハロゲン化バナジウムは二塩化バナジウム、
VCl2 である。触媒中に存在するバナジウムの量は
狭い臨界性のものではない。存在するバナジウムの量は
、モル基準で、固体担持触媒1グラム当りバナジウム約
0.10〜約0.80ミリモル、好ましくは約0.20
〜約0.40ミリモルが代表的である。還元されたハロ
ゲン化バナジウムを得る簡便な方法は、VCl3 のよ
うな三ハロゲン化バナジウムを活性剤組成物で処理する
ことである。適した活性剤は、Beran等が調節剤組
成物であると特徴付けたそれらの組成物である。
【0013】ジルコニウム助触媒 発明のジルコニウムオルガノオキシ化合物助触媒は下記
の式を有する:Zr(OR’ )4       (I
I)(式中、R’ はアルコキシ或はアシルオキシ基、
例えばアルコキシ−OR或はアシルオキシ−OC(O)
R(Rは前に規定した通りである)の内の一種或はそれ
以上である)。このようなジルコニウムオルガノオキシ
化合物の具体例は下記式のものである:(CH3 O)
4 Zr、(CH3 CH2 O)4 Zr、(CH3
 CH2 CH2 O)4 Zr、(CH3 CH2 
CH2 O)2(CH3 O)2 Zr、(CH3 C
(O)O)4 Zr、(CH3 CH2 C(O)O)
4 Zr、(CH3 CH2 CH2 O)3(CH3
 C(O)O)Zr、(CH3 CH2 CH2 O)
2(CH3 C(O)O)2 Zr、(CH3 C(O
)O)3(CH3 CH2 CH2 O)Zr、化1、
化2、(CH3 CH2 CH2 CH2 CH2 C
H2 CH2 O)4 Zr。
【化1】
【化2】 好ましいジルコニウムオルガノオキシ化合物は、前に例
示したようなC1〜C8 テトラアルコキシジルコニウ
ム化合物である。触媒組成物におけるジルコニウムオル
ガノオキシ化合物の量は狭い臨界性のものではない。担
体(キャリヤー)に付着した還元されたバナジウム触媒
に対するジルコニウムオルガノオキシ化合物の有用な量
は、担体上のバナジウム(V)1mモルにつきジルコニ
ウム(Zr)約0.15〜約5mモルの範囲になり得る
。ジルコニウムの量は、同じ基準で、バナジウム1mモ
ルにつき0.25〜2mモルが好ましい。 電子供与体 電子供与体は、ハロゲン化バナジウム及びジルコニウム
オルガノオキシ化合物が可溶性の液体有機ルイス塩基で
ある。電子供与体は下記からなる群より選ぶ:脂肪族及
び芳香族カルボン酸のアルキルエステル、脂肪族ケトン
、脂肪族アミン、脂肪族アルコール、アルキル及びシク
ロアルキルエーテル及びこれらの混合物。好ましい電子
供与体はアルキル及びシクロアルキルエーテルであり、
特にテトラヒドロフラン(THF)を含む。電子供与体
約0.1〜約20.0モル、好ましくは約0.2〜約1
0.0モル、最も好ましくは約0.5〜約10.0モル
を、バナジウム(<3)/ジルコニウムの組合せ各1モ
ルと錯生成させる。
【0014】活性化組成物 本発明の触媒を形成する際に用いる活性化組成物は下記
式を有する:Me R0 R(3−a) Xa    
   (III)(式中、Me は13族からの元素で
あり、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム及
びタンタルを含み、好ましくはホウ素、アルミニウムで
あり;各々のR0 は独立にアルキルであり、但しいず
れか一つのR0 基における全脂肪族炭素原子数は14
を越えなくてよく;Xは塩素、臭素或はヨウ素であり;
aは1、2或は3である)。化合物の例は下記の通りで
ある:AlCl3 、BCl3 、AlBr3 、BB
r3 、AlF3 、BF3 、CH3 BCl2 、
(CH3 CH2 )2 BCl2 、CH3 CH2
 CH2 BCl2 、CH3 CH2 CH2 (C
H3 )BCl、CH3 CH2 AlCl2 、(C
H3 CH2 )2 AlCl2 、CH3 CH2 
CH2 AlCl2 、(CH3 CH2 CH2 )
2 AlCl、(CH3)2 AlCl、(CH3 C
H2 CH2 )2 AlCl、化3、化4、CH3 
CH2 CH2 CH2 AlCl2 。
【化3】
【化4】 好ましい組成物はC1 〜C10アルキルアルミニウム
モノ−及びジクロリド及び/又は三塩化アルミニウムを
含む。特に好ましい組成物はエチルアルミニウムジクロ
リドである。活性剤は、触媒中のジルコニウムのmモル
数当り約2〜約25mモル、好ましくは約5〜約10m
モル用いる。
【0015】固体不活性キャリヤー キャリヤーは、重合に不活性な固体の粒状多孔質物質で
あり、シリカ質含有粒状物質であるのが好ましい。キャ
リヤー或は担体は、シリカ、アルミナ或はアルミノシリ
ケート、すなわちケイ素或はアルミニウムの酸化物或は
これらの混合物含有物質であるのが代表的である。キャ
リヤーは、必要に応じて、更にジルコニア、トリア、或
はその他の重合に化学的に不活性な化合物等の物質を含
有してよい。キャリヤーは、平均粒子寸法約10〜25
0ミクロン、好ましくは約20〜約200ミクロン、最
も好ましくは約30〜約100ミクロンを有する乾燥粉
末として用いる。多孔質キャリヤーは、約3m2/g 
に等しいか或はそれより大きい、 好ましくは約50m
2/g に等しいか或はそれより大きい表面積を有する
。好ましいキャリヤーは、細孔寸法が約80オングスト
ロームに等しいか或はそれより大きい、好ましくは約1
00オングストロームに等しいか或はそれより大きいシ
リカである。キャリヤーは、加熱して、好ましくは60
0°に等しい或はそれ以上の温度にして水を除くことに
とって予備乾燥する。キャリヤーの使用量は、バナジウ
ム含量を、プリカーサー1グラム当りバナジウム約0.
05〜約1.0mモル(Vmモル/g)、好ましくは約
0.2〜約0.55mモルV/g、最も好ましくは約0
.5mモルV/gとするものである。 ハロゲン化マグネシウム 触媒の調製において適している場合には、随意にハロゲ
ン化マグネシウムを供給してよい。適当なハロゲン化マ
グネシウムは下記式のものである:MgX2     
  (IV) (式中、Xは前に規定した通りである)。ハロゲン化マ
グネシウムの例は下記を含む:MgCl2 、MgI2
 、MgBr2 。
【0016】アルミニウム助触媒 助触媒はアルミニウムアルキル、例えば下記式のもので
ある:AlR3       (V) (式中、Rは前に規定した通りである)。好ましい助触
媒はC2 〜C8 トリアルキルアルミニウム化合物を
含む。特に好ましい助触媒はトリイソブチルアルミニウ
ムである。助触媒は、バナジウム1モル当り約5〜約5
00モル、好ましくは約10〜約30モル用いる。 プロモ−ター 発明の実施において用いるプロモ−ターは、代表的には
2つのタイプのハロゲン化有機化合物にすることができ
、1つのタイプは助触媒と共に供給しかつそれ自体触媒
の一部で無い物であり、別のタイプは触媒の分子構造的
成分であり、これより別途に重合反応に供給するのでな
く、代わりに反応に供給する触媒組成物の一部になる物
である。前者は単にプロモ−ターと呼ばれ、後者は結合
プロモ−ターと呼ばれる。 プロモ−ター プロモ−ターはハロゲン化有機化合物、例えば下記式の
ハロハイドロカーボンである:R’bCX’(4−b)
      (VI) ここで、R’ は水素もしくは未置換の或はハロ置換さ
れた低級アルキル、すなわち約C6 までを含有するア
ルキルであり;X’ はハロゲンあり; bは 0、1
或は2である。好ましいプロモ−ターは、ハロゲンを少
なくとも 2個炭素原子に結合させたフルオロ、クロロ
或はブロモ置換されたエタン或はメタンを含む。好まし
いプロモ−ターは下記を含む:CCl4 ,CHCl3
 ,CH2 Cl2 ,CBr4 ,CFCl3 ,C
H3 CCl3 及びCF2 ClCCl3 。特に好
ましいプロモ−ターはフルオロトリクロロメタン[フレ
オン](CFCl3 )、二塩化メチル(CH2 Cl
2 )、二臭化メチレン(CH2 BR2 )、1、1
、1−トリクロロエタン(CH3 CCl3 )及びク
ロロホルム(CHCl3 )である。プロモ−ターは、
助触媒1モル当り約0.1〜約10モル、好ましくは約
 0.2〜約2モル用いる。
【0017】結合プロモ−ター プロモ−ターは、下記の構造式(化5)のハロアルコー
ルメタレート部分を含む:
【化5】 (式中、Meは元素の周期表の1、2、12及び13族
(新しい表示法(フロリダ、ボカレイトン在CRC  
Handbook  of  Chemistry  
and  Physics,67版、CRC  Pre
ss  Inc.、参照))からの金属のような金属で
あり、例えば下記を含む:アルカリ金属(リチウム、ナ
トリウム、カリウム、ルビジウム及びセシウム)、アル
カリ土類金属(ベリリウム、マグネシウム、カルシウム
、ストロンチウム及びバリウム)、亜鉛、カドミウム、
水銀、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、
タンタル、等;もしくはMeはキャリヤーのシロキシ単
位のケイ素であり、ここでキャリヤーは、シリカキャリ
ヤーの表面上でかかる他のハロアルコールメタレートと
シラノール基との現場反応から誘導される通りに、シリ
カを含有している;xはMeの残りの原子価に等しく;
R2 は水素、未置換の或はハロ置換された低級アルキ
ル、すなわち約C6 までを含有するアルキル、芳香族
、例えばフェニル、ベンジル、等もしくはシクロアルキ
ルであり、bは0或は1であり、X0 は塩素、臭素、
弗素或はヨウ素の内の1一種であり;R0 はO及びび
CX’ 成分の両方に結合した二価有機基である。R0
 は脂肪族或は芳香族であるのがよい。)。結合プロモ
−ターについてのそれ以上の開示は、1990年4月2
日に出願した同時継続出願502,678号において認
めることができる。同出願中の結合プロモ−ターについ
ての開示を、本明細書中に援用する。
【0018】触媒調製 触媒調製における第一段階は、電子供与体錯化還元バナ
ジウムハライドを担体上にもたらすことである。これは
、多数の方法によって達成される。例えば、触媒調製は
、バナジウム(+3及びそれ以上)ハライド或はそれよ
り原子価の高い化合物を電子供与体化合物と共に活性キ
ャリヤ−(担体)に付着させ、次いで同じキャリヤ−に
、バナジウム(+3)化合物を還元させてバナジウム(
<3)化合物にする還元剤或は活性剤を付着させること
を含む複数の段階を含むのが代表的である。ついで、バ
ナジウム含有担体を種々の方法で含浸させて調節剤、ジ
ルコニウムオルガノオキシ化合物、等を加入する。含浸
及び触媒製造の乾燥段階の各々において、標準の触媒含
浸装置を用いる。各々の含浸の後に温和な乾燥段階を続
けさせて含浸剤用溶媒を確実に取り除く。例えば、一実
施態様では、バナジウム化合物は、三ハロゲン化バナジ
ウムを電子供与体に、温度約20℃〜電子供与体の沸点
までにおいて数時間溶解して調製する。混合は、約65
℃で約3時間行うのが好ましい。そのようにして作った
バナジウム化合物を、次いでキャリヤーに含浸させる。 含浸は、キャリヤーを乾燥粉末としてもしくは電子供与
体或は他の不活性溶媒中のスラリーとして加えることに
よって行うのがよい。液体を、約 100℃より低い温
度で数時間、好ましくは約45°〜70℃で約3〜6時
間乾燥して取り去る。調節剤は、ハロアルコールと反応
させて或は反応させないで、不活性溶媒、例えば炭化水
素に溶解し、次いでバナジウム含浸キャリヤーと混合す
る。液体を、約70℃より低い温度で数時間、好ましく
は約45℃で約3時間乾燥して取り去る。ジルコニウム
助触媒を担持されたプリカーサーに加える。アルミニウ
ム助触媒を、重合反応の前及び/又は間のいずれかに、
担持プリカーサー(ジルコニウム化合物を含有する或は
ジルコニウム化合物を加える前)に加える。助触媒は、
重合の間にイソペンタンのような不活性溶媒に溶解した
溶液として別途に加えるのが好ましい。これらの用途用
の担体を乾燥して遊離水及び結合水の多くを取り去る。 担体の乾燥は、担体を、空気、二酸化炭素或は窒素のよ
うな不活性雰囲気を用いて流動床として600°〜80
0℃において約 4時間或はそれ以上、例えば6〜10
時間加熱し、次いで窒素でパージすることを要するのが
代表的である。
【0019】重合 重合において用いる反応体は、当分野でよく知られてい
る通りに、エチレン単独でもよく或はエチレンと一種或
はそれ以上のα−オレフィンとにしてもよい。α−オレ
フィンの例はプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、
1−オクテン、等を含む。重合はエチレン−プロピレン
コポリマー(EPR)(EPM或はEPDMコポリマー
を含む)、エチレン−ブテンコポリマー、等を含むエラ
ストマー性エチレン−アルファ−C3 〜C18オレフ
ィンコポリマーを含むことができる。このようなポリマ
ーの例は、エチレンとプロピレンとで、或はエチレンと
プロピレンと一種或はそれ以上のジエンとで構成される
ものである。エチレンとそれより高級のアルファ−オレ
フィン、例えばプロピレンとのコポリマーは、下記に例
示する他の重合性モノマー、例えば非共役ジエンを含む
ことがしばしばある:・直鎖非環式ジエン、例えば1,
4−ヘキサジエン、1,6−オクタジエン、等;・枝分
れ鎖非環式ジエン、例えば5−メチル−1,4−ヘキサ
ジエン、3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン、3
,7−ジメチル−1,7−オクタジエン及びジヒドロミ
ルセン、ジヒドロオシネン、等の混合異性体;・単環非
環式ジエン、例えば1,4−シクロヘキサジエン、1,
5−シクロオクタジエン、1,5−シクロドデカジエン
、等;・多環非環式縮合及びブリッジド環ジエン、例え
ばテトラヒドロインデン、メチルテトラヒドロインデン
、ジシクロペンタジエン、ビシクロ(2,2,1)−ヘ
プタ−2,5−ジエン、アルケニル、アルキリデン、シ
クロアルケニル、シクロアルキリデンノルボルネン、例
えば5−メチレン−2−ノルボルネン(MNB)、5−
エチリデン−2−ノルボルネン(ENB)、5−プロピ
ル−2−ノルボルネン、5−イソプロピリデン−2−ノ
ルボルネン、5−(4−シクロペンテニル)−2−ノル
ボルネン、5−シクロヘキシリデン−2−ノルボルネン
、等。
【0020】エチレン重合は、当分野で十分に確立され
た手順を用いて気相で行う。連続流動層において重合さ
せるのが好ましい。このタイプの連続プロセスでは、プ
ロモ−ターを助触媒と共に含有する触媒組成物及びモノ
マーの一部を反応装置容器に供給し、エチレンポリマー
生成物を連続して取り出す。エチレンコポリマーに関し
、それらの密度は、所望の場合、アルファ−オレフィン
の添加量及び使用する特定のコモノマーに応じて広範囲
にわたって調節しかつ変えることができる。重合にポリ
メリゼートとして加えるアルファ−オレフィンのモルパ
ーセントが多くなる程、得られる密度は小さくなる。 重合は、エチレンポリマー生成物の焼結より低い温度で
行う。作業温度は、約30°〜約115℃の範囲にする
のが代表的である。好ましい作業温度は、望むポリエチ
レン密度に応じて変わる。約0.94g/ccより大き
い高密度ポリエチレンは、作業温度約90°〜約110
℃、好ましくは約100℃で製造する。密度が約0.9
1〜約0.94g/ccの範囲の低密度ポリエチレンは
、作業温度約75°〜約90℃で製造するのが好ましい
。約0.91g/ccより小さい極低密度ポリエチレン
は、1988年12月6日にKarol等が出願した「
Preparation  of  Low  Den
sity,Low  Modulus  Ethyle
ne  Copolymers  in  a  Fl
uidized  Bed」なる表題の同時継続米国特
許出願第281,927号に記載されている通りの手順
を用い、作業温度約35°〜約75℃で製造するのが好
ましい。流動床反応装置は、代表的には圧力約1000
psi(70kg/cm2)まで、好ましくは約50〜
約350psig(3.5〜25kg/cm2)で作動
させる。
【0021】例中、生成ポリマーの性質を下記試験方法
で測定した: −  嵩密度(kg/m3 ):  ASTM  D−
1895(方法B)、 −  密度(g/cc):  ASTM  D1505
、ASTM  D−1928(方法C)プラック調製を
基礎とする、 −  フローインデックス(dg/min):  AS
TM  D−1238−条件F、 −  メルトフロー比:  フローインデックス/メル
トインデックス、メルトインデックスはASTM  D
−1238条件Eを用いて測定、 −  CHMS:  ポリエチレン中の高分子量(>5
00,000)成分の重量%、サイズエクスクルージョ
ンクロマトグラフィー分析による測定、 −  CLMS:  ポリエチレン中のコンセントレー
ティド低分子量(<103 )成分の重量%、サイズエ
クスクルージョンクロマトグラフィー分析による測定、
−  落槍衝撃:  ASTM  D−1709、− 
 引裂MD:  ASTM  D  −1922、− 
 引裂TD:  ASTM  D  −1922、− 
 破壊:  WC68L。
【0022】例中、使用略号を下記の如く定義する:−
  DEAC:  ジエチルアルミニウムクロリド、−
  FI:  フローインデックス、−  MFR: 
 メルトフロー比、 −  STY:  空間時間収率、 −  TEAL:  トリエチルアルミニウム、−  
THF:  テトラヒドロフラン、−  TIBA: 
 トリイソブチルアルミニウム、−  DI:  分散
指数、Mw /Mn 、−  FAR:  フィルム外
観等級。
【0023】実施例 例  1 バナジウムプリカーサーの調製無水THF4リットルの
入ったフラスコにVCl3 34g(0.216モル)
を加える。混合物を、VCl3 が溶解するまで窒素ブ
ランケット下65℃で5時間攪拌する。この溶液にシリ
カ(600℃までの加熱による脱水後5.5重量%のト
リエチルアルミニウムで化学処理)550gを加え、攪
拌を65℃で4時間続行する。フラスコをガス抜きし、
溶液を70℃で乾燥して泥状態にする。温度を45℃に
下げ、6時間または、生じるプリカーサーにおいて4〜
10重量%のTHFレベルが達せられるまで窒素パージ
を用いる。このように製造されたバナジウム化合物は、
バナジウム化合物1g当り0.39ミリモルのバナジウ
ムを有する易流動性固体である。固体(触媒A)をフラ
スコから取り出し、窒素下貯蔵する。無水イソペンタン
4リットルの入ったフラスコに触媒A500gを加える
。 攪拌しながら、この混合物に調節剤として無水ヘキサン
中25重量%のジエチルアルミニウムクロリド溶液を加
える。用いたジエチルアルミニウムクロリドの量は、最
終乾燥固体中4重量%のAlとするのに十分な量であっ
た。混合物を45℃に加熱し、3時間または、生成物が
易流動性粉末(触媒B)になるまで窒素でパージする。
【0024】共含浸触媒の調製 THF30ミリリットルに溶かしたMgCl2 0.2
26g(2.5ミリモル)の入ったフラスコに触媒Bを
10g加え、混合物を、還元V<3種の濃緑色が現れる
まで(典型的には1時間)室温で攪拌する。THFを、
淡緑色の易流動性粉末が得られるまで減圧下65℃で蒸
発させる。これをヘキサン35ミリリットルに懸濁させ
、ジルコニウムテトラ−n−プロポキシド0.96ミリ
リットル(3.06ミリモル)を加える。混合物を30
分間攪拌し、次いで減圧下65℃で蒸発させて触媒Cを
得る。元素分析は、固体1g当り0.229ミリモルの
Mg、0.387ミリモルのV及び0.233ミリモル
のZrを示す。V/Zrモル比は1.66である。触媒
C2.8gの入ったフラスコにヘキサン10ミリリット
ルと、エチルアルミニウムジクロリド/Zrモル比が9
になるようにヘキサン中25重量%のエチルアルミニウ
ムジクロリド溶液3.7ミリリットル(5.9ミリモル
)を加える。混合物を45分間攪拌し、次いでろ過また
はデカンテーションし、ヘキサン10ミリリットルで一
度洗浄し、そして易流動性黄色粉末(触媒D)が得られ
るまで乾燥する。元素分析は、1g当り0.17ミリモ
ルのMg、0.24ミリモルのV及び0.12ミリモル
のZrを示す。V/Zrモル比は2.0である。
【0025】例  2 上記の調製方法を用い、V/Zr比を変えて別の触媒を
調製することができる。同じ調製方法を反復しうるが、
THF40ミリリットルにMgCl2 0.454g(
4.98ミリモル)を溶かし、緑色の外観が観察される
まで触媒Bを10g加える。THFを、淡緑色易流動性
粉末が得られるまで減圧下65℃で蒸発させる。これを
ヘキサン35ミリリットルに懸濁させ、ジルコニウムテ
トラ−n−プロポキシド1.6ミリリットルを加える。 同じ攪拌及び蒸発工程によって触媒Eを得る。元素分析
は、固体1g当り0.39ミリモルのMg、0.33ミ
リモルのV及び0.35ミリモルのZrを示す。V/Z
rモル比は0.94である。触媒E2.5gをヘキサン
15ミリリットルに懸濁させ、エチルアルミニウムジク
ロリド/Zrモル比が8になるようにエチルアルミニウ
ムジクロリド4.43ミリリットル(7ミリモル)を加
える。反応を1時間進行させ、次いで単離し且つ乾燥し
て触媒Fを得る。元素分析は、固体1g当り0.35ミ
リモルのMg、0.29ミリモルのV及び0.246ミ
リモルのZrを示す。V/Zrモル比は1.18である
【0026】例  3 代替調製方法としてMgCl2 を省き、共含浸V/Z
r触媒を得る。V<3種の緑色が現れるまでTHF25
ミリリットルに触媒Aを10g懸濁させる。次いで、Z
rテトラ−n−プロポキシド0.95ミリリットル(3
.06ミリモル)を攪拌しながら30分間加えた後上記
の如く減圧下蒸発させて淡緑色粉末(触媒G)を得る。 元素分析は、固体1g当り0.34ミリモルのV及び0
.21ミリモルのZrを示す[V/Zr=1.64]。 触媒G(2.5g)をヘキサン15ミリリットルに懸濁
させ、そしてエチルアルミニウムジクロリド/Zrモル
比が11.4になるようにエチルアルミニウムジクロリ
ド3.8ミリリットル(6ミリモル)を加える。反応を
1時間続行させ、次いで黄色粉末(触媒H)を単離する
。 それは、固体1g当り0.285ミリモルのV及び0.
172ミリモルのZr[V/Zr=1.66]と分析さ
れる。
【0027】例  4 100ガロン(379リットル)混合槽に乾燥THF3
00ポンド(136kg)及びVCl3 4kgを装入
し、VCl3 が溶解するまで槽の内容物を65〜70
℃に加熱する。槽内のAl/Vモル比が6になるように
トリイソブチルアルミニウム(ヘキサン中20重量%溶
液)を槽に加える。トリイソブチルアルミニウムの添加
後、45分間65〜70℃の昇温とする。次いで、槽の
内容物を、50〜60℃の熱シリカ125ポンド(56
.9kg)の入った125ガロン(473リットル)反
応器に装入する。溶液及び熱シリカを昇温で1時間混合
し、次いで触媒Aに関して行ったように乾燥して易流動
性固体(触媒I)を得る。触媒Iの元素分析は15%の
THF、固体1g当り0.24ミリモルのV及び1.5
75ミリモルのAlを示す。
【0028】例  5 3ガロン(11.4リットル)混合槽に1230gの触
媒I及び3870ミリリットルのTHFを装入する。V
<3の緑色が現れるまで混合物を65℃で1〜2時間攪
拌する。次いで、138ミリリットルのZr(n−プロ
ポキシド)4 を加え、65℃で更に30分間攪拌を続
行する。槽の内容物を上記と同じ手順を用いて乾燥する
。淡緑色固体(触媒J)プリカーサーを得る。
【0029】例  6 触媒プリカーサーJをエチルアルミニウムジクロリドで
以下の如く触媒に転換させる。すなわち、466gのプ
リカーサーJをイソペンテン1165ミリリットル中で
スラリー化し、エチルアルミニウムジクロリド/Zrモ
ル比が10になるように十分なエチルアルミニウムジク
ロリドを加える(1354ミリリットル)。反応を25
〜30℃で1時間進行させ、次いでデカンテーションし
、新たなイソペンタンで洗浄し、デカンテーションしそ
して乾燥して易流動性粉末(触媒K)を得る。元素分析
は、1g当り0.30ミリモルのV及び0.22ミリモ
ルのZrを示す。V/Zrモル比は1.36である。
【0030】例  7 V/Zrモル比を変えたほかは触媒Kと同じように触媒
L及びMを調製する。元素分析は、触媒L(3バッチの
ブレンド)の場合Zrモル比が1.4〜1.6、触媒M
の場合V/Zr比が0.91であることを示す。
【0031】例  8 3ガロン(11.4リットル)の混合槽に956gの触
媒I及び3849ミリリットルのTHFを加える。V<
3の緑色が現れるまで混合物を65℃で1〜2時間攪拌
する。次いで、122ミリリットルのジルコニウム(n
−プロポキシド)4 を加え、65℃で更に30分間攪
拌を続行する。内容物を既述の如く乾燥し、淡緑色固体
触媒プリカーサーNを得る。元素分析は、固体1g当り
0.20ミリモルのZr、0.2335ミリモルのV及
び0.80のV/Zrモル比を示す。
【0032】例  9 触媒プリカーサーNをエチルアルミニウムジクロリドで
以下の如く触媒に転換させる。すなわち、810gのプ
リカーサーNを、イソペンテン2025ミリリットルの
入った3ガロン(11.4リットル)の混合槽に装入し
、エチルアルミニウムジクロリド/Zr比が5になるよ
うに十分なエチルアルミニウムジクロリドを加える(1
421ミリリットル)。反応を25〜30℃で1時間進
行させ、次いで既述の如く蒸発(残分)乾燥する。 得られたものは、1g当り0.20ミリモルのV及び0
.23ミリモルのZrを含有する、V/Zrモル比0.
86の黄色固体触媒Pである。
【0033】例10 ヘキサン15ミリリットル、トリエチルアルミニウム0
.51ミリリットル(25重量%ヘキサン溶液からのも
の)、CHCl3 0.63ミリリットル(ヘキサン中
1モル)及び1−オクテン1.25ミリリットルから溶
液をつくる。溶液をガラス瓶内の触媒P1.0gに加え
、その後栓をし、70℃の水浴に入れ、1時間攪拌する
。瓶の内容物を室温に冷却し、上澄み液をデカンテーシ
ョンする。固体触媒Qを或る容量のヘキサンで一度洗浄
し、減圧下乾燥して黄橙色粉末を得る。触媒Qの分析は
、1g当り0.312ミリモルのV、0.352ミリモ
ルのZr及び0.88のV/Zrモル比を示す。
【0034】例11 例10の手順を用い、V/Zrモル比を1.71として
触媒Rを調製する。該触媒の元素分析は1g当り0.2
63ミリモルのV、0.145ミリモルのZr及び1.
81のV/Zrモル比を示す。 スラリー重合 攪拌、温度制御及び気体供給流れ(水素、窒素、エチレ
ン)を備えた1リットルオートクレーブで実験室スラリ
ー重合を実施した。要求次第エチレンを供給し、160
psig(11.3kg/cm2 G)の一定全圧を保
持する。助触媒タイプはトリエチルアルミニウムまたは
トリイソブチルアルミニウムのいずれかであり得、促進
剤タイプはCHCl3 、CFCl3 またはCFCl
3 /CHCl2 であり得、モル比は反応器に装入さ
れるV+Zrの合計ミリモルを基礎とする。共重合はコ
モノマーとして1−ヘキセンを用いた。スラリー重合デ
ーターに関する活性単位は、エチレン圧100psi(
7kg/cm2 )当り1時間につきV+Zrミリモル
に対するポリエチレンのg数である。
【0035】下記表1〜3に、上記例の触媒の実験室ス
ラリー重合を要約する。
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】下記の表4〜6に示す例において、先に特
徴付けた触媒組成物を流動床条件下で評価し、生成ポリ
マーに関する引用物性データーを記述の手順で測定した
【表4】
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】
【0041】表7に示す例42〜45は、予備活性化工
程により形成した触媒の使用に関する。この方法におい
て、共含浸触媒は、エチレン重合の際その活性が高めら
れるように、促進剤トリエチルアルミニウム(例えばC
HCl3 またはCHF3 )を含有するヘキサン溶液
及びオクテン中で70℃に加熱する。
【表7】
【0042】下記の例46〜48は、THFの存在でバ
ナジウムを例えばV+3からV+2に還元させ続いて還
元バナジウムをジルコニウムアルコキシド及び賦活用組
成物と反応させる触媒の特徴により達成される高められ
た触媒活性及びMFRの利点を例示する。例46及び4
7の比較触媒Sは、1.5のV/Zr比が得られるよう
に、THF25ミリリットルに10gの固体A(シリカ
上VCl3 )を懸濁させ且つジルコニウム−n−プロ
ポキシド0.81ミリリットルを加えることにより調製
した。 混合物を室温(23℃)で30分間攪拌し、次いで減圧
下65℃で蒸発させて粉末にした。中間体先駆物質の分
析は、1g当り0.294ミリモルのV、0.153ミ
リモルのZr及び1.92のV/Zrモル比を示した。 中間体先駆物質は、その2gをヘキサン10ミリリット
ルにスラリー化することにより触媒Sに転換した。Al
/Zr比が5になるようにエチルアルミニウムジクロリ
ドを加えた(1.65ミリリットルEADC、ヘキサン
中25%)。混合物を1時間攪拌し、残分を減圧下65
℃で乾燥して黄褐色粉末を得た。元素分析は、触媒Sが
、1g当り0.264ミリモルのV、0.133ミリモ
ルのZr及び1.98のV/Zrモル比を有することを
示した。例48の比較触媒Tは、V+2の緑色が観察さ
れるまでTHF20ミリリットルに固体B4gを懸濁さ
せることにより調製された。次いで、THF10ミリリ
ットルに0.31gのZrCl4 を含有する溶液を3
0分間攪拌しながら加え、次いで残分を減圧下65℃で
乾燥した。元素分析は、触媒が、1g当り0.31ミリ
モルのV、0.211ミリモルのZr及び1.48のV
/Zrモル比を有することを示した。比較触媒S及びT
に関する実験室重合データーを下記例46、47及び4
8について表8に示す。
【0043】
【表8】
【0044】下記の表9に示す例は、本発明方法が、広
い分子量分布を有する商用エチレンポリマーに匹敵し得
或はそれに勝る、広い分子量分布を有する品質エチレン
ポリマーを単一の反応器で製造しうることを例証する。
【表9】

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  還元されたバナジウム(<3)化合物
    及びジルコニウムオルガノオキシ化合物を活性キャリヤ
    −物質に共付着させかつ電子供与体物質と錯化させて成
    る潜触媒組成物。
  2. 【請求項2】  ジルコニウムオルガノオキシ化合物が
    還元されたバナジウム化合物と共にキャリヤ−物質に共
    含浸された請求項1の潜触媒組成物。
  3. 【請求項3】  共含浸が同時である請求項2の潜触媒
    組成物。
  4. 【請求項4】  共含浸が逐次である請求項2の潜触媒
    組成物。
  5. 【請求項5】  請求項2〜4のいずれかの共含浸され
    た潜触媒組成物を、炭化水素溶媒、アルミニウムアルキ
    ル、プロモ−ター及びアルファ−オレフィンの溶液中で
    熱処理を受けさせて成る予備活性化された潜触媒組成物
  6. 【請求項6】  請求項2〜4のいずれかの潜触媒組成
    物を、13族元素活性化組成物或は化合物で処理させて
    成る触媒組成物。
  7. 【請求項7】  (i)逐次に、活性キャリヤ−物質に
    バナジウム(+3及びそれ以上)化合物である或は該化
    合物を含有する液体化合物を含浸させ、次いで担体上で
    液体還元剤を付着させることによってバナジウム化合物
    を還元しかつ担体表面で還元されたバナジウム(<3)
    化合物の形成を行ないもしくは活性キャリヤ−に該還元
    されたバナジウム(<3)化合物を含浸させ、(ii)
    液体ジルコニウムオルガノオキシ化合物を担体に付着さ
    せ、(iii)担体表面でバナジウム及びジルコニウム
    化合物を相互錯化させるために電子供与体化合物を供し
    、(iv)逐次に含浸させた担体を乾燥して流流動性粉
    末を形成し、(v)乾燥した逐次に含浸させた担体に1
    3族元素含有活性化組成物或は化合物を含浸させること
    を含む多逐次含浸手順を含むバナジウム及びジルコニウ
    ム含有触媒の製造方法。
  8. 【請求項8】  1段階での同時含浸に逐次含浸を続か
    せることを含む2段階含浸手順を含むバナジウム及びジ
    ルコニウム含有触媒の製造方法であって、(i)独立に
    液体バナジウム(+3及びそれ以上)を還元してバナジ
    ウム(<3)化合物にし、(ii)バナジウム(<3)
    化合物とジルコニウムオルガノオキシ化合物との液体混
    合物であって、混合物中のバナジウム及びジルコニウム
    を相互錯化させるための電子供与体化合物を含有するも
    のを形成し、(iii)同時に担体に(ii)の液体混
    合物を含浸させ、(iv)担体を乾燥して流動性粉末を
    形成し、(v)乾燥した同時に含浸させた担体に13族
    元素含有活性化組成物或は化合物を含浸させることを含
    む方法。
  9. 【請求項9】  触媒を、炭化水素溶媒、アルミニウム
    アルキル、プロモ−ター及びアルファ−オレフィンの溶
    液中で熱処理して予備活性化する請求項7又は8の方法
  10. 【請求項10】  a.活性なキャリヤ−物質に共付着
    されかつ電子供与体物質と錯化され、並びに13族元素
    活性化組成物或は化合物で処理された還元されたバナジ
    ウム(<3)化合物及びジルコニウムオルガノオキシ化
    合物、b.アルミニウムアルキル助触媒、及びc.ハロ
    ゲン化有機プロモ−ターを含む触媒組成物。
  11. 【請求項11】  ジルコニウムオルガノオキシ化合物
    が還元されたバナジウム化合物と共にキャリヤ−物質に
    共含浸された請求項10の触媒組成物。
  12. 【請求項12】  共含浸が同時付着によって行なわれ
    る請求項11の触媒組成物。
  13. 【請求項13】  共含浸が逐次付着によって行なわれ
    る請求項11の触媒組成物。
  14. 【請求項14】  請求項11〜13のいずれかの共含
    浸された触媒を、炭化水素溶媒、アルミニウムアルキル
    、プロモ−ター及びアルファ−オレフィンの溶液中で熱
    処理を受けさせて成る予備活性化された触媒組成物。
  15. 【請求項15】  a.活性なキャリヤ−物質に共付着
    されかつ電子供与体物質と錯化され、並びに13族元素
    活性化組成物或は化合物で処理された還元されたバナジ
    ウム(<3)化合物及びジルコニウムオルガノオキシ化
    合物、b.アルミニウムアルキル助触媒、及びc.ハロ
    ゲン化有機プロモ−ターを含む触媒組成物を収容する重
    合条件下に保たれる反応装置にエチレンを供給すること
    を含む広くされた分子量分布を有するエチレンポリマー
    の製造方法。
  16. 【請求項16】  エチレン及び一種或はそれ以上のア
    ルファ−オレフィンを反応装置に供給する請求項15の
    方法。
  17. 【請求項17】  アルミニウムアルキル助触媒が下記
    式:AlR3   (V) (式中、Rは炭素原子1〜14を含有するアルキルラジ
    カルであり、各々のRは同じであるか或は異なる)のも
    のである請求項10〜14のいずれかの触媒組成物。
  18. 【請求項18】  13族元素活性化組成物が下記式:
    Me R0 R(3−a) Xa       (II
    I)(式中、Me は13族からの元素であり、各々の
    R0 は独立にアルキルであり、但しいずれか一つのR
    0 基における全脂肪族炭素原子数は14を越えなくて
    よく;Xは塩素、臭素或はヨウ素であり;aは1、2或
    は3である)を有する請求項6の触媒組成物。
  19. 【請求項19】  13族元素がホウ素、アルミニウム
    、ガリウム、インジウム及びタンタルの内の一種或はそ
    れ以上である請求項18の触媒組成物。
  20. 【請求項20】  13族元素がホウ素及びアルミニウ
    ムの内の一種或はそれ以上である請求項19の触媒組成
    物。
  21. 【請求項21】  13族元素がアルミニウムである請
    求項20の触媒組成物。
  22. 【請求項22】  13族元素がホウ素である請求項2
    0の触媒組成物。
  23. 【請求項23】  ジルコニウムオルガノオキシ化合物
    が下記式:Zr(OR’)4       (II)(
    式中、R’ はアルコキシ或はアシルオキシ基の内の一
    種或はそれ以上である)を有する請求項1〜6及び18
    〜22のいずれかの触媒組成物。
  24. 【請求項24】  バナジウム化合物がハロゲン化バナ
    ジウムであり、電子供与体が、ハロゲン化バナジウム及
    びジルコニウムオルガノオキシ化合物が可溶性の液体有
    機ルイス塩基である請求項1〜6及び18〜23のいず
    れかの触媒組成物。
  25. 【請求項25】  ハロゲン化バナジウムが塩化バナジ
    ウムであり、電子供与体が脂肪族及び芳香族カルボン酸
    のアルキルエステル、脂肪族ケトン、脂肪族アミン、脂
    肪族アルコール、アルキル及びシクロアルキルエーテル
    及びこれらの混合物からなる群より選ばれる請求項24
    の触媒組成物。
  26. 【請求項26】  電子供与体がテトラヒドロフランで
    ある請求項25の触媒組成物。
  27. 【請求項27】  下記式のハロゲン化マグネシウム:
    MgX2       (IV) (式中、Xはハロゲンである)が活性キャリヤ−物質に
    共付着された請求項1〜6及び18〜26のいずれかの
    触媒組成物。
  28. 【請求項28】  下記式のハロゲン化マグネシウム:
    MgX2       (IV) (式中、Xはハロゲンである)が活性キャリヤ−物質に
    共付着された請求項17の触媒組成物。
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