JPH0422503Y2 - - Google Patents

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JPH0422503Y2
JPH0422503Y2 JP1986037802U JP3780286U JPH0422503Y2 JP H0422503 Y2 JPH0422503 Y2 JP H0422503Y2 JP 1986037802 U JP1986037802 U JP 1986037802U JP 3780286 U JP3780286 U JP 3780286U JP H0422503 Y2 JPH0422503 Y2 JP H0422503Y2
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holders
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、反転スイツチに係り、特にそのノ
ブがスイツチ投入時以外、常時中立状態に位置す
ることができるものに関する。
[従来の技術] 反転スイツチは、回転切換スイツチとして一般
的に使用されている。このスイツチは、略V字形
の揺動接点板と、この上面を摺動し、かつ、ノブ
と一体のピンとからなり、ピンを揺動させること
により、揺動接点板を揺動させ、揺動接点板の両
端にある可動接点をON、OFF操作するものであ
る。
さらに、実開昭60−178938号には、ノブに連動
して直線移動する部材を設け、この部材と一体に
移動するコアを軸心部に貫通させた両方向ソレノ
イドにより、ノブを揺動状態のままオート保持す
るものが示されている。また、実開昭55−156331
号には、第1及び第2の2つのノブを設け、自動
復帰手段を有する第2ノブは揺動時に第1ノブを
連動し、かつ単独で中立位置へ戻り、第1ノブは
揺動位置で係合され、その後手動により復帰する
ものが示されている。
[考案を解決しようとする問題点] ところで従来の反転スイツチにおいて、ピンと
一体のノブによつて揺動接点板を傾けることによ
りその可動接点をONとし、このままの状態で保
持する場合、ノブも傾いたままの状態で保持され
ることになる。しかしノブが中立状態にないと、
急な操作の場合まごつくことがある。また自動車
用スイツチのように視線を移さずブラインドタツ
チで操作する場合、その都度ノブの位置が変つて
いると不都合である。
また、前記実開昭60−178938号の考案によれ
ば、オート状態のときノブが揺動したまま保持さ
れるので、その後のノブ操作に手間取ることがあ
る。いわんや、ブラインドタツチでの操作は極め
て困難になる。しかも、オート保持の間中、ノブ
を揺動状態のまま保持しなければならないので、
ソレノイドを大型化しかつ比較的大きな消費電力
が必要になる。
一方、実開昭55−156331号の考案によれば、第
1ノブを連動する第2ノブは支持軸に対していず
れか一方側のみに揺動可能である、反転スイツチ
に必要な左右いずれにも揺動できるようになつて
いない。また、第1ノブは手動復帰するため、必
ず第2ノブと別に設ける必要があり、それだけノ
ブの数が多くなり、操作しにくくなる。
そこで、本考案は係る諸問題の解決を目的にす
るものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る反転スイツチは、支持軸を中心に
中立位置から左右方向へ揺動可能であり、揺動角
によりマニユアル位置とオート位置が与えられた
ノブと、このノブを挟んで揺動自在に同軸支持さ
れた第1及び第2ホルダーと、ノブが支持軸に対
して左右いずれか一方向側へ揺動するときのみ第
1ホルダーを連動する第1係合部と、ノブが支持
軸に対して逆方向側へ揺動するときのみ第2ホル
ダーを連動する第2係合部と、第1及び第2ホル
ダーの各先端部に出入自在に設けられるとともに
スプリングにより突出方向へ付勢されたピンと、
第1及び第2ホルダーの揺動範囲にそれぞれ略V
字形をなして互いに逆向きに傾動する状態で並設
されるとともに、ノブを揺動させたとき連動する
第1又は第2ホルダーのピンが押圧しながら摺動
することにより一方側が反転傾動して他方側と同
じ向きに傾動するように設けられた第1及び第2
揺動接点板と、各揺動接点板の一端側に設けられ
る常閉固定接点と、他端側に設けられる常開固定
接点と、ノブをオート位置まで揺動させたとき連
動する第1又は第2ホルダーを揺動状態で保持す
るためにソレノイドにより作動される保持機構と
を備えるとともに、ノブは揺動時に中立位置へ自
動復帰するため、ノブの先端部へ出入自在に設け
られてスプリングにより突出方向へ付勢されたピ
ンとこのピンが押圧しながら摺動するガイド面と
からなる自動復帰手段を備え、かつ第1及び第2
ホルダーはそれぞれの揺動時に対応する揺動接点
板へピンを押圧するスプリングの反力により中立
位置への自動復帰力を与えられていることを特徴
とする。
[考案の作用] ノブを支持軸に対して左右いずれか側へ揺動す
るとき、係合部の一方が仮に第1ホルダーに係合
するとすれば、第1ホルダーのみがノブと一体に
揺動し、第2ホルダーは非係合でそのまま中立位
置に残る。
揺動した第1ホルダーは、仮に第1揺動接点板
に対応しているとすれば、そのピンがスプリング
によつて押圧されて第1揺動接点板上を摺動する
ため、第1揺動接点板は反転傾動し、その一端側
に設けられている常開固定接点に接続する。
このときノブがオート位置まで揺動すると、ソ
レノイドの作動によつて保持機構が第1ホルダー
を揺動状態のまま保持し、同時に第1揺動接点板
も常開固定接点との接続状態を保持する。
そこでノブから手を離すと、ノブは戻り方向で
第1ホルダーと非係合のため、自動復帰手段によ
り第1ホルダーを揺動状態に残して単独で中立位
置へ復帰する。
その後、ソレノイドの作動を停止すると、第1
ホルダーは保持機構による保持がなくなるので、
第1揺動接点板を摺動するピンを押圧していたス
プリングの反力により中立位置へ自動復帰し、接
いて第1揺動接点板も反転傾動して常開固定接点
から離れて元の傾動状態に戻る。
なお、ノブを逆方向に揺動させれば、第2ホル
ダーを揺動させ、第2揺動接点板を反転傾動させ
ることになるが、この場合における揺動した第2
ホルダーのオート保持並びにノブ及び第2ホルダ
ーの自動復帰等の動作は全く同様である。
[実施例] 第1図乃至第8図に基づいて本考案の実施例を
説明する。第1図は自動車用パワーウインドの制
御スイツチを第2図の−線に沿つて示した断
面図である。このスイツチは運転席側のドアに取
付けられる。第2図はこのスイツチの基板1部分
の平面図である。そこでまず第2図にようて概略
を説明する。基板1は絶縁性の樹脂からなり、こ
の基板1上に一体成形されて、スイツチSW1,ス
イツチSW2,スイツチSW3,スイツチSW4及びス
イツチSWnの各取付部をなすボツクス2,3,
50,80が設けられている。スイツチSW1は、
運転席側のウインドガラスを昇降させる反転スイ
ツチ形式のスイツチである。さらに、このスイツ
チSW1は、一度スイツチを投入すればその後手を
離しても一定の間回路をONに保持するオートス
イツチ機能と、通常の手動操作により、任意に昇
降量を調節できるマニユアルスイツチとの二機能
を併有する。スイツチSW2乃至スイツチSW4及び
スイツチSWnは、全て反転スイツチ形式のマニ
ユアルスイツチである。スイツチSW2は助手席側
のウインドガラスを、スイツチSW3とスイツチ
SW4は後席の両側ウインドガラスを、スイツチ
SWnは電源の開閉をそれぞれ行なうものである。
次に第1図に戻つて詳細構造を説明する。第1
図はスイツチSW1とスイツチSW3を示している。
このスイツチ本体には、基板1と一体にスイツチ
SW1及びスイツチSW3を組み立てるためのボツク
ス2及び3が形成されている。そこで、まずスイ
ツチSW1について説明する。ボツクス2の内壁面
には、固定電極板4と5が対向して配設され、そ
の一部が露出して、固定接点4a,5aとなつて
いる。また、ボツクス2の底部中央には、係合電
極板6が突出形成されている。係合電極板6は、
先端が二又に形成され、後述する揺動接点板10
と係合する。また基板1内には、各スイツチの電
極板を構成する多数の電極板からなる、上側電極
板7と下側電極板8とが、間隔をもつて埋設され
ている。固定電極板4の下端は上側電極板7と接
続し、固定電極板5及び係合電極板6の下端は下
側電極板8と接続している。
また、ボツクス2内には、凹部9が形成されて
おり、揺動接点板10が揺動可能に収納されてい
る。揺動接点板10は略V字形をした電極板であ
り、その両端部に可動接点10a,10bを固着
してある。これら接点10a,10bは、固定接
点4a,5aに対向している。揺動接点板10の
中央部は屈曲部になつて支点11をなす。また凹
部9の底部中央には、支点溝12が形成されてお
り、これに支点11が係合されている。揺動接点
板10の上面には、ピン13が摺接している。ピ
ン13は公知の機構であり、スプリング14によ
つて揺動接点板10側へ圧接されながら、ホルダ
ー15内へ進退自在に嵌合されている。ホルダー
15は、ノブ16と別体であるが、シヤフト17
によつて同軸に支持され、かつノブ16と一体に
形成されている連行部18によつて、一方向(図
では反時計回り方向)へのみ、ノブ16と一体に
回動される。なお、揺動接点板10は係合電極板
6の先端にある二又部に係合して回路を構成する
ものであるが、これと近似する構造としては、基
板1の端部(図の左端)にあるスイツチSWn
係合電極板19がある。またロツクプレート20
は、スプリング21によつてオート時以外アンロ
ツク状態に付勢されているロツクアーム22によ
りロツクされる。ロツクアーム22は、軸23に
よつて軸支されている。またロツクアーム22の
端部に対応する位置に、ワンタツチフアスナーか
らなるストツパ24が設けられている。このロツ
クアーム22はソレノイドSによつて回動させら
れる。ソレノイドSは、コイル25を巻回した固
定コア26と、これに吸着される可動コア27と
及び可動コア27の中心部に植設されたシヤフト
28とからなる。シヤフト28の先端部29は、
ロツクアーム22に接触させられている。
ノブ16は、マニユアル位置とオート位置の二
段階に揺動する。いま、ノブ16の時計回り方向
がウインドガラスを下げるための回路とし、反時
計回り方向がウインドガラスを上げるための回路
とする。また、上昇側及び下降側の各々の方向に
おいて、マニユアル位置とオート位置の二段階が
設定されている。ノブ16を反時計回りに揺動す
ると、連行部18によつてホルダー15も一体に
揺動され、その結果、揺動接点板10も揺動させ
られる。揺動接点板10の可動接点10a,10
bと固定電極板5の固定接点5aが接すると、マ
ニユアルの操作位置(M・up)となり、ウイン
ドガラスを上げるモータ回路がONとなる。そこ
で任意の間、ノブ16を手で押し続ければ、その
間モータが作動し続ける。手を離せば、ノブ16
のピン(後述)及びホルダー15のピン13によ
つて、ノブ16及びピン13並びに揺動接点板1
0が中立位置へ復帰し、モータ回路がOFFとな
る。前記M・upの段階で、ノブ16をさらに反
時計方向へ回すと、後から詳述するように、ロツ
クプレート20がロツクアーム22にロツクさ
れ、ノブ16から手を離しても、ホルダー15及
び揺動接点板10が揺動したままの状態を保持
し、モータ回路がONしたままのオート位置
(A・up)となる。このとき、ノブ16だけは自
動復帰する。すなわち、ノブ16を後述するノブ
用ピンによつて中立位置へ復帰するよう付勢され
ており、しかも連行部18が復帰を阻止しないか
らである。なお、ノブ16を時計回り方向へ揺動
した場合には、モータ回路をONさせてウインド
ガラスを下向きしに動かす。但し接点構造は同じ
であり、マニユアル位置のM・downとオート位
置のA・downの二段が設けられている。なお、
これらの切換操作において、節度感を得たい場合
には、ノブ16のピンが摺接するガイド面に段落
を設ければよい。
次にスイツチSW3について説明する。スイツチ
SW3はマニユアルスイツチのみである。このスイ
ツチは、基板1に一体形成されたボツクス3内に
設けられる。ボツクス3の内壁には、上側電極板
7に接続する固定電極板30,31がその一部を
露出させて設けられ、固定接点30a,31aを
なしている。ボツクス3中央部には、下側電極板
8に接続する係合電極板32が起立して設けられ
る。係合電極板32に先端は二又になつており、
ボツクス3に形成された凹部33より上方へ突出
し、揺動接点板34を係合している。揺動接点板
34は略V字形をし、その中央部の屈曲した支点
35を、凹部33の支点溝36内に係合して揺動
可能となつている。また、固定接点30a,31
aに対応して、揺動接点板34の両端部には可動
接点34a,34bが設けられている。揺動接点
板34の上面には、ピン37が摺接している。ピ
ン37は、スプリングによつて揺動接点板34を
圧接するよう付勢され、ノブ38に嵌合されてい
る。ノブ38はシヤフト39によつて軸支され、
揺動可能となつている。ノブ38の揺動により、
揺動接点板34は左右方向へ揺動して、その可動
接点34a,34bが固定接点30a又は31a
と交互に接触させられる。またノブ38の揺動時
に手を反すと、ピン37によつてノブ38が中立
位置へ復帰される。
なお、基板1の端部には、一体にカプラCpが
形成され、ここに上側電極板7及び下側電極板8
の各端部が露出して、カプラ端子となつている。
また、基板1は、その全体をカバーCvによつて
覆われている。
次に第3図に基づいてスイツチSW1部分等をさ
らに詳述する。第3図は第2図の−線に沿う
断面である。まず、スイツチSW1はノブ16の両
側にこれと別体のホルダー15,41がシヤフト
17を同軸にして設けられる。ホルダー15の下
端部には揺動接点板10を摺接するピン13が設
けられ、かつホルダー15から一体に突出する連
動突部40が設けられている。連動突部40はロ
ツクプレート20と係合している。したがつて、
ホルダー15の揺動に応じて、ロツクプレート2
0が基板1上を摺動して移動される。また、ホル
ダー41の下部には、クリツクピン42が揺動接
点板43を摺接するように設けられている。揺動
接点板43は、先端が二又状になつている係合電
極板44に係合、接触している。またホルダー4
1の下部には、これと連動するロツクプレート4
5が設けられている。図では見えないが、ホルダ
ー15の連動突部40に対応して、ロツクプレー
ト45と係合する部材がホルダー41に一体形成
されている。
ノブ16自体の下部にも、ノブ用ピン46が設
けられ、ガイド面47上を摺接している。またノ
ブ16と一体に連動突部48が形成され、摺動接
点49に係合している。この摺動接点49はノブ
16と連動させられ、後述するオート信号用スイ
ツチとなつている。
スイツチSW2は、スイツチSW3と同様の構造で
ある。このスイツチのノブ51は、基板1と一体
のボツクス50内に、シヤフト52によつて軸支
されている。ノブ51の下部には、二つのクリツ
クピン53,56がそれぞれスプリング54,5
7に付勢されて設けられ、略V字形の揺動接点板
55,58に摺接されている。なお、揺動接点板
55は先端が二又となつている係合電極板59に
係合されている。図面では見えないが、揺動接点
板58も同様である。なお、揺動接点板10及び
揺動接点板43、並びに揺動接点板55,58は
対で設けられ、同一に機能するが、これは接点容
量を確保するためのものである。なおスイツチ
SW2乃至スイツチSW4及びスイツチSWnの各ノ
ブは、そのピンによつて手を離すと自動的に中立
位置へ復帰する。
次に第4図乃至第7図に基づいてオート保持機
構を説明する。第4図及び第5図はウインドガラ
スの上昇側(up側)動作を説明するためのもの
である。第4図はオート保持前の状態を示す。ホ
ルダー15の下端には、一体に突出する連動突部
40が形成され、係合凹部60内に入つてロツク
プレート20と係合している。またロツクプレー
ト20のソレノイドS側先端部分には、突部61
が形成されている。さらにこの突部61よりホル
ダー15側を緩斜面62に、先端側を急斜面63
に形成している。一方、ロツクアーム22の先端
には、係合段部64が形成され、これを挟んでそ
の前後に係合面65a,65bが形成されてい
る。また可動コア27と固定コア26間には寸法
Sだけクリアランスがある。そこでシヤフト17
を中心にしてホルダー15を矢示A方向へ揺動さ
せると、ホルダー15と一体に揺動する連動突部
40によつて、ロツクプレート20が矢示B方向
に移動する。これが第1図のM・up位置である。
さらにこの位置からA・up位置まで、ノブ16
及びホルダ15揺動されると、後述するオート信
号用スイツチによつて、ソレノイドSにオート信
号が入る。するとコイル25によつて固定コア2
6内に磁力が発生し、可動コア27を吸着する。
そのため可動コア27と一体のシヤフト28もク
リアランスS分だけ下方へ移動し、スプリング2
1に抗してシヤフト頭部29がロツクアーム22
を押して、これを矢示C方向へ押圧させる。その
結果、第5図に示すように、係合面65aと急斜
面63とが係合して、ロツクアーム22がロツク
プレート20の移動をロツクする。その後、ノブ
16から手を離すと、ホルダー15は矢示D方向
へ復帰しようとする。しかし、ロツクプレート2
0がロツクアーム22によつてロツクされ、矢示
E方向へ移動できない。したがつて、ホルダー1
5は復帰を阻止され、このままON状態を維持す
るオート状態となり、モータ回路がONのままと
なる。その後ソレノイドSにオート保持解除の信
号が入力されるまでこの状態が維持される。
次に第6図及び第7図により、ウインドガラス
の下降側(Down側)動作を説明する。第6図は
オート保持前の状態であり、ロツクプレート45
には、ホルダー41の連動突部66が係合してい
る。また、ロツクプレート45のソレノイドS側
端部には、突部67が形成され、これによりホル
ダー41側が急斜面68とされ、先端側が緩斜面
69とされている。なおロツクアーム22及びソ
レノイドSはUp側と共通の部材である。そこで、
ノブ16をまず第1図のM・down位置へ揺動さ
せてモータ回路をONし、マニユアル操作位置と
する。その後さらにA・down位置へ揺動させて
ると、ホルダー41もノブ16によつて一体に矢
示F方向へ揺動させられる。このときソレノイド
Sにオート信号が入力されると、ロツクアーム2
2が矢示C方向に回動し、係合面65aと急斜面
68が係合し、ロツクプレート45の移動をロツ
クする。この状態が第7図であり、Down側のオ
ート保持状態を示す。このときUp側同様、ノブ
16から手を反しても、ホルダー41及びロツク
プレート45がそれぞれ矢示H,I方向へ復帰で
きず、モータ回路をON状態でオート保持する。
次に第8図によつて、オート信号の発信につい
て説明する。第8図はオート信号用スイツチを示
し、揺動接点49を有する。揺動接点49は、絶
縁材からなるスライド70を有し、これに形成さ
れた係合凹部71内に、ノブ16下端に形成され
た連動突部48が係合している。スライド70の
底部には可動電極72が取付けられている。可動
電極72はスプリング73によつて下方へ圧接さ
れている。一方、基板1におけるスライド70の
摺動面には、固定電極74,75,76が設けら
れており、可動電極72は固定電極75と常時接
触し、固定電極74及び76とは選択的に接触す
る。また基板1にはアンダーカツト溝による係合
段部77が形成され、これにガイド部材78の両
端に形成されている係合段部79が、ワンタツチ
取付けによつて係合している。いま、シヤフト1
7を中心にノブ16を矢示J方向へ揺動させる
と、摺動接点49は矢示L方向へ移動し、固定電
極75→可動電極72→固定電極76と回路が接
続され、上昇側のオート信号が発信される。また
ノブ16を矢示K方向へ揺動させると、摺動接点
49は矢示M方向へ移動し、固定電極75→可動
電極72→固定電極74と回路を接続し、同様に
下降側のオート信号が発信される。なお、ノブ1
6は矢示J,Kいずれの方向に揺動しても、手を
離せば、ノブ用ピン46によつて自動的に中立位
置へ復帰する。
以上の通り、本実施例では、一つのノブ16に
対して二つのホルダー15,41を設け、かつ相
互に反対方向へ移動するロツクプレート20,4
5を設けたので、オート保持を機械的方法で容易
に行なうことができる。しかもロツクアーム22
及びソレノイドSは、上昇側及び下降側で共通使
用されるので、部品構成が簡素化して、装置をコ
ンパクトにできる。さらにオート保持におけるソ
レノイドSは、ロツクアーム22に対して作動す
るだけであり、接点に対しては間接的に保持を行
なうため、消費電力が少なくて済む。
そのうえ、ホルダー15,41も自動復帰でき
るため、ホルダー15,41を手動復帰させるた
めの専用のノブを別に設ける必要がなく、構造が
簡単となり、かつ誤操作の可能性を少なくでき
る。しかも、この自動復帰力として、揺動接点板
10,43をピン13,42を介して押圧するた
めのスプリング14等の反力を利用するので、部
品の効率的な利用を図ることができる。
なお、本考案における第1及び第2ホルダーは
前記実施例のホルダー15,41と、第1及び第
2係合部は同連行部18(一方側は図示省略され
ている)と、第1及び第2揺動接点板は同揺動接
点板10,43と、保持機構は同ロツクプレート
20,45及びロツクアーム22とそれぞれ対応
している。
[考案の効果] 本考案は、ソレノイドを有する保持機構により
第1又は第2ホルダーを揺動状態にオート保持す
るとともに、ノブは第1又は第2ホルダーと一体
に揺動後、この連動したホルダーと無関係に自己
の自動復帰手段により中立位置へ戻り、一方、揺
動状態で残されたホルダーは保持機構によるオー
ト保持解除後、対応する第1又は第2揺動接点板
上を摺動するピンを押圧しているスプリングの反
力を利用して中立位置へ自動復帰できる。
ゆえに、ノブは第1又は第2ホルダーがオート
保持状態のときでも、必ず中立位置へ復帰できる
ため、その後のノブ操作を正確かつ迅速にでき、
ブラインドタツチによる操作も可能になるので、
ノブの操作性が向上する。
また、ホルダーも自動復帰できるため、ホルダ
ーを手動復帰させるための専用のノブを別に設け
る必要がなく、構造が簡単となりかつ誤操作の可
能性を少なくできる。しかも、この自動復帰力と
して、第1又は第2揺動接点板をピンを介して押
圧するためのスプリングの反力を利用するので、
部品の効率的な利用を図ることができる。
また、保持機構はホルダーのみを保持し、ノブ
を保持しないから、ソレノイドを小型化できかつ
消費電力を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案の実施例であり、第
1図は−線断面図、第2図は基板の平面図、
第3図は第2図の−線断面図、第4図乃至第
7図は作動を示す要部断面図、第8図は要部の断
面図である。 符号の説明、1……基板、11……支点、1
3,37,42,53,57……ピン、15……
ホルダー、16,38,51……ノブ、18……
連行部、20,45……ロツクプレート、22…
…ロツクアーム、46……ノブ用ピン、SOL…
…ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持軸を中心に中立位置から左右方向へ揺動可
    能であり、揺動角によりマニユアル位置とオート
    位置が与えられたノブと、このノブを挟んで揺動
    自在に同軸支持された第1及び第2ホルダーと、
    ノブが支持軸に対して左右いずれか一方向側へ揺
    動するときのみ第1ホルダーを連動する第1係合
    部と、ノブが支持軸に対して逆方向側へ揺動する
    ときのみ第2ホルダーを連動する第2係合部と、
    第1及び第2ホルダーの各先端部に出入自在に設
    けられるとともにスプリングにより突出方向へ付
    勢されたピンと、第1及び第2ホルダーの揺動範
    囲にそれぞれ略V字形をなして互いに逆向きに傾
    動する状態で並設されるとともに、ノブを揺動さ
    せたとき連動する第1又は第2ホルダーのピンが
    押圧しながら摺動することにより一方側が反転傾
    動して他方側と同じ向きに傾動するように設けら
    れた第1及び第2揺動接点板と、各揺動接点板の
    一端側に設けられる常閉固定接点と、他端側に設
    けられる常開固定接点と、ノブをオート位置まで
    揺動させたとき連動する第1又は第2ホルダーを
    揺動状態で保持するためにソレノイドにより作動
    される保持機構とを備えるとともに、ノブは揺動
    時に中立位置へ自動復帰するため、ノブの先端部
    へ出入自在に設けられてスプリングにより突出方
    向へ付勢されたピンとこのピンが押圧しながら摺
    動するガイド面とからなる自動復帰手段を備え、
    かつ第1及び第2ホルダーはそれぞれの揺動時に
    対応する揺動接点板へピンを押圧するスプリング
    の反力により中立位置への自動復帰力を与えられ
    ていることを特徴とする反転スイツチ。
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JPS60178938U (ja) * 1984-05-08 1985-11-28 株式会社東海理化電機製作所 スイツチ

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