JPH04223458A - 非対称性放射線写真要素、アセンブリー及びパッケージ - Google Patents

非対称性放射線写真要素、アセンブリー及びパッケージ

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JPH04223458A
JPH04223458A JP3063383A JP6338391A JPH04223458A JP H04223458 A JPH04223458 A JP H04223458A JP 3063383 A JP3063383 A JP 3063383A JP 6338391 A JP6338391 A JP 6338391A JP H04223458 A JPH04223458 A JP H04223458A
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JP
Japan
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emulsion layer
assembly
exposure
radiographic
crossover
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JP3063383A
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English (en)
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Richard J Jebo
リチャード ジェフリー ジェボ
Paul W Twombly
ポール ウィリアム トゥームブリー
Robert E Dickerson
ロバート エドワード ディッカーソン
Phillip C Bunch
フィリィップ カーター バンチ
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/16X-ray, infrared, or ultraviolet ray processes
    • G03C5/17X-ray, infrared, or ultraviolet ray processes using screens to intensify X-ray images
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/16X-ray, infrared, or ultraviolet ray processes
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/02Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays
    • G03B42/04Holders for X-ray films

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単独の又は増感スクリ
ーン及び露光カセットと組み合せた、低クロスオーバー
の二重塗布放射線写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】医学用の放射線写真においては、患者の
組織及び骨の構造の画像は、患者にX線放射線を当てそ
して少くとも1つの感放射性ハロゲン化銀乳剤層を透明
(通常は青味を帯びた)フィルム支持体上に含有する放
射線写真要素を用いて透過X線放射線のパターンを記録
することにより形成される。このX線放射は、歯科用の
画像形成及び身体の末端の画像形成のように、限られた
範囲だけを露光する必要がある場合には、直接記録する
ことができる。しかしながら、X線放射線露光を大巾に
減少させる、更に効率的な方法は、放射線写真要素と組
み合せて増感スクリーンを用いることである。この増感
スクリーンはX線放射線を吸収しそしてハロゲン化銀乳
剤が更に容易に吸収する長波長電磁放射線を発する。患
者への露光を減少させる別の技法は、フィルム支持体の
反対側面上に2層のハロゲン化銀乳剤層を塗布して、“
二重塗布”放射線写真要素を形成することである。
【0003】一対の増感スクリーンと組み合せた二重塗
布放射線写真要素を用いることにより、患者へのX線放
射線露光を最低レベルにしても診断上の必要性を満足さ
せることができる。支持体の各側面上のハロゲン化銀乳
剤層単位は入射X線放射線の約1〜2%を直接吸収する
。X線放射線源に最も近いスクリーンである、フロント
スクリーンは、はるかに高いパーセントのX線放射線を
吸収するが、それでもなお、X線放射線源から最も離れ
たスクリーンであるバックスクリーンを露光するのに十
分なX線放射線を透過させる。圧倒的多数の出願では、
フロントスクリーン及びバックスクリーンは各々が全X
線放射線を約同一の比率で吸収するようにバランスがと
られている。しかしながら、いくつかのバリエーション
が時折報告されてきた。フロントスクリーンとバックス
クリーンのバランスをとって画像鮮鋭性を最高にする具
体例は、Luckey等の米国特許第 4,710,6
37号明細書により与えられる。 Lyons等の米国
特許第 4,707,435号明細書は実施例10にお
いて、2つの商標つきのスクリーン、フロントスクリー
ンとして用いられるTrimax2(登録商標)及びバ
ックスクリーンとして用いられるTrimax12F(
登録商標)の組み合せを開示している。 K.Ross
man及び G.Sandersonの“スリット法に
より測定される放射線写真スクリーンフィルムシステム
の変調転送機能の有効性 (Validityof t
he Modulation Transfer Fu
nction of Radiographic Sc
reen−Film SystemsMeasured
 by the Slit Method”, Phy
s.Med.Biol. 1968年13巻、第2、 
259〜268 頁は、2つのスクリーンが測定可能に
異なる光学特性を有するか、または2つの乳剤が測定可
能に異なる光学特性を有する、非対称性スクリーンフィ
ルムアセンブリーの使用について報告している。
【0004】像様露光された二重塗布放射線写真要素は
、フィルム支持体の反対の側面上の2つのハロゲン化銀
乳剤単位の各々に潜像を持つ。処理すると潜像を銀画像
に転化し同時に未現像ハロゲン化銀を定着してフィルム
を非感光性にする。フィルムをビューボックス(vie
w box)に入れると、支持体の反対側面上の2つの
重った銀画像が、白色に照らされた背景をバックにして
単一画像として見える。
【0005】診断画像の情報内容量を最大とし同時に患
者のX線放射線露光を最小にすることが、ひき続き医学
用放射線写真の目的である。1918年には、 Eas
tman Kodak Companyは、第1の、二
重塗布された医学用放射線写真製品を導入し、そしてP
atterson Screen Companyは同
年にその製品に合せた増感スクリーンを導入した。
【0006】二重塗布放射線写真要素を上記の増感スク
リーンと組み合せて用いる場合には、従来その困難性が
認識されているが、それは各スクリーンにより発せられ
る光が透明フィルム支持体を通過して、支持体の反対側
のハロゲン化銀乳剤層単位を露光することである。支持
体の反対側の乳剤層単位を露光する、スクリーンにより
発せられる光は画像の鮮鋭性を低下させる。この効果を
当該技術分野においてはクロスオーバー(crosso
ver) と呼ぶ。
【0007】Research  Disclosur
e、 184巻、1979年8月、Item 1843
1、第V節、クロスオーバー露光の制御(Crosso
ver Exposure Control)に示され
ているように、クロスオーバーを低減させるために種々
の方法が提案されてきた。なお、Research  
Disclosureは Kenneth Mason
 Publications, Ltd., Dudl
ey Annex, 21a North Stree
t, Emoworth, Hampshire P0
10 7DQ, Englandより刊行されている。 これらの方法のいくつかは完全にクロスオーバーを除去
することができるが、支持体の反対の側面上に重った銀
画像を単一画像として同時に視ることを妨害するか(典
型的には完全に阻止し)、クロスオーバー低減媒体を除
去する過程で銀画像を分離しかつ煩雑な手動の再記録(
reregistration)を必要とするか、又は
ハロゲン化銀乳剤を相当程度減感する。その結果、これ
らのクロスオーバー低減方法のいずれも放射線写真技術
分野において普通に使用されるようにはなっていない。 このタイプの最近のクロスオーバーの対策法の例は、B
ollen等のヨーロッパ特許出願第 0,276,4
97号明細書であり、これは画像形成の際に乳剤層単位
の間に反射支持体を置く。
【0008】当該技術分野において今までに実現した、
最も成功したクロスオーバー低減方法であって、手動の
画像記録なしで透明フィルム支持体を介して重なった銀
画像を視ることを両立する方法は、Abbott等の米
国特許第 4,425,425号及び同 4,425,
426号各明細書にそれぞれ説明されているような、分
光増感された高アスペクト比の平板状粒子乳剤又は薄い
中間アスペクト比の平板状粒子乳剤を含有する二重塗布
放射線要素を用いることである。Abbott等以前に
は、放射線写真要素は典型的に少くとも25%のクロス
オーバーレベルを示したが、Abbott等によれば、
15〜22%範囲のクロスオーバーの低減例が得られる
【0009】なお更に最近の Dickerson等の
米国特許第 4,803,150号(以下、 Dick
erson等Iと呼ぶ)は、Abbott等の教示を、
少くとも1つの乳剤層及び透明フィルム支持体の間に位
置する処理溶液脱色性微結晶性色素と組み合せることに
より、“ゼロ”クロスオーバーレベルを実現できること
を実証した。二重塗布放射線写真要素のクロスオーバー
、単一スクリーン露光を測定するのに用いられた技法は
、クロスオーバーにより引き起こされるスクリーンから
離れた支持体の側面上の乳剤層単位の露光と、X線放射
線の直接吸収により引き起こされる露光とを区別するこ
とができないので、実際の“ゼロ”クロスオーバーの放
射線写真要素は約5%未満の測定クロスオーバー(直接
のX線吸収を含む)を有する放射線写真要素を包含する
【0010】Dickerson等の米国特許第 4,
900,652号(以下 Dickerson等IIと
呼ぶ)は、先に引用した Dickerson等の教示
に加えて、乳剤及び色素含有層中の親水性コロイド塗布
被覆量を具体的に選択して、“ゼロ”クロスオーバーの
放射線写真要素を可能とし、クロスオーバー低減性微結
晶性色素を脱色しながら90秒未満内の慣用の迅速アク
セス処理において触っても乾いた(dry to th
e touch)状態にする。
【0011】放射線写真要素においては、何年にも亘っ
て多くの改良が行われてきたが、医療上の診断用画像形
成の複雑さ固有の結果として、いくつかの消費者の不便
さが従来知られている。医療上の診断用画像形成におい
ては、放射線写真要素に対し極度のしかも種々の要求が
ある。四肢、肺、心臓、頭蓋骨、胸骨神経叢等は広範囲
に異なるX線吸収能を示す。同定すべき特徴は、折れた
骨及び歯のくぼみから、種々の軟組織、典型的には乳房
撮影検査まで、又は種々の濃密な組織、例えば、心臓の
検査までの範囲となることがある。典型的な胸のX線に
おいては、心臓部のX線吸収は肺部のものより約10倍
大きいけれども、放射線技師は肺と心臓の両者の異常を
見つけ出すよう試みなければならない。
【0012】医療上の診断用画像形成についての多様な
要求を解決するための現在の最良方法は、放射線技術者
に、特定のタイプ又はカテゴリーの画像形成を満足させ
るように作り変えられた、画像形成スピード、コントラ
スト及び鮮鋭性をそれぞれが有する種々の増感スクリー
ン及び放射線写真要素を供給することである。放射線技
術者は、スピード(X線放射線の光への転換効率)及び
画像鮮鋭性間の最適バランスを得るために高解像、中間
解像及び一般目的用スクリーンの中から選択しなければ
ならない。スクリーンは、スピード、鮮鋭性及びコント
ラストの異なる種々の放射線写真要素と組み合される。
【0013】二重塗布放射線写真要素並びに一対のフロ
ント及びバック増感スクリーンを露光中定位置に保持す
るために、放射線写真要素及び増感スクリーンのアセン
ブリーを、普通カセットと呼ばれる、架台ハウジングに
据えることは従来から行われていることである。次は、
カセットの構造について説明しているものである:
【0
014】Tone等      米国特許第 3,46
6,440号Tone等      米国特許第 3,
488,753号Tone等      米国特許第 
3,504,180号Zechmair等  米国特許
第 3,958,125号Nieuweboer  米
国特許第 4,081,686号Bauer     
  米国特許第 4,339,038号Bauer  
     米国特許第 4,350,248号。
【0015】
【発明の目的】本発明の目的は、X線放射線への露光の
際、正しく配向するように特に適応された非対称性放射
線写真要素を提供することである。
【0016】本発明の別の目的は、本発明の放射線写真
要素、及びX線放射線への露光の際、正しく配向するよ
うに特に適応された、フロント及びバック増感スクリー
ンからなる画像形成アセンブリーを提供することである
【0017】本発明の更に別の目的は、X線放射線への
露光の際、本発明の画像形成アセンブリーを正しく配向
できるように特に適応されたパッケージを提供すること
である。
【0018】
【本発明の構成】1態様において、本発明は、透明フィ
ルム支持体、前記フィルム支持体の反対側面上に塗布さ
れた第1及び第2ハロゲン化銀乳剤層単位、並びに前記
ハロゲン化銀乳剤層単位中に潜像を形成することができ
る 300nmより長波長の電磁放射線のクロスオーバ
ーを10%未満まで低減させる手段であって、前記のク
ロスオーバー低減手段が前記乳剤層単位の処理の際に9
0秒未満のうちに脱色される手段からなる放射線写真要
素に向けられる。
【0019】本発明の放射線写真要素は、前記第1及び
第2ハロゲン化銀乳剤層単位が有意に異る写真特性(s
ensitometric characterist
ics) を示し、かつ前記第1及び第2乳剤層単位の
どちらが、露光の際、X線放射線源に最も近く位置して
いるかを確認する手段が備えられていることを特徴とす
る。
【0020】別の態様において、本発明は、画像形成ア
センブリーであって、放射線写真要素及び一対のフロン
ト増感スクリーン及びバック増感スクリーンからなる画
像形成アセンブリーであって、前記放射線写真要素が先
に述べたものであり、かつ前記画像形成アセンブリーの
少くとも1つの他の要素が、前記第1及び第2乳剤層単
位のどちらが露光の際X線放射線源に最も近く位置して
いるかを確認する手段を含むことを特徴とする画像形成
アセンブリーに向けられている。
【0021】更に別の態様においては、本発明は、露光
パッケージであって、アセンブリー及び前記アセンブリ
ー用のカセット・ハウジングの形成手段からなる露光パ
ッケージであって、前記アセンブリーが上記のものであ
り、かつ前記カセット・ハウジングが前記第1及び第2
乳剤層単位のどちらが露光の際X線放射線源に最も近く
位置しているかを確認する手段を含むことを特徴とする
露光パッケージに向けられている。
【0022】本発明の二重塗布放射線写真要素は、スピ
ード及び鮮鋭性の点で当該技術分野の最高基準を満足さ
せることができる、透過目視(transmissio
n viewing)が可能の重層銀画像の形成能を提
供する。同時に、本発明の放射線写真要素は、医療上の
診断用放射線の種々の画像形成に関する要求を満すよう
に適応されており、特定用途において、優れた画像形成
結果を得ることができる。例えば、放射線写真要素と組
み合せて用いられる増感スクリーンの選択を単に変える
ことにより、この放射線写真要素は広範囲のコントラス
トを生じるように選択することができる。更に、この放
射線写真要素は、単一の放射線写真画像内に心臓及び肺
の両者の詳細な画像を十分に捕えるために要求されるよ
うに、単一画像内に広範囲の露光レベルに亘って優れた
詳細画像を形成することができる。
【0023】この放射線写真要素は、透明フィルム支持
体並びにその支持体の反対側面上に塗布された第1及び
第2乳剤層単位で構成される。このことは、露光及び処
理の後に、支持体の反対側面上の銀画像の透過目視を可
能にする。
【0024】支持体の反対側面上の乳剤層単位の間に、
ハロゲン化銀乳剤層単位に潜像を形成することができる
 300nmより長波長の電磁放射線のクロスオーバー
を10%未満で低減させるための手段が設けられる。乳
剤層単位の像様露光の際に長波長の放射線の吸収能を有
することに加えて、クロスオーバー低減手段はまた処理
の際に90秒間未満のうちに脱色化されて、重層銀画像
を目視するのを視覚的に妨害しないようにする能力も有
しなければならない。
【0025】クロスオーバー低減手段はクロスオーバー
を10%未満、好ましくは5%未満、そして最適には3
%未満まで減少させる。しかしながら、クロスオーバー
の測定上の便宜のために、クロスオーバー%は、“偽ク
ロスオーバー”、すなわち直接のX線放射線吸収の実際
の産物であるみかけのクロスオーバーをも含むことに留
意しなければならない。すなわち、例え、長波長の放射
線のクロスオーバーを完全に除去したとしても、測定さ
れるクロスオーバーは、増感スクリーンから最遠の乳剤
により直接に吸収されたX線放射線のために、なお1〜
2%の範囲にある。クロスオーバー%はAbbott等
の米国特許第 4,425,425号及び同 4,42
5,426号明細書に述べられている操作により測定す
る。
【0026】乳剤層単位間の露光クロスオーバーがいっ
たん10%未満まで低減されると(以下、低クロスオー
バーと呼ぶ)、支持体の一側面上の乳剤層単位の露光応
答は、支持体の反対側面上の乳剤層の露光レベルによっ
ては僅かの程度(すなわち、実質的には独立して)しか
影響を受けない。従って、X線放射線への像様露光の際
、1つの乳剤層単位はフロント増感スクリーンの発光の
みを記録し、残りの乳剤層単位はバック増感スクリーン
の発光のみを記録するというように、2つの独立した画
像形成記録を形成することが可能である。
【0027】歴史的には、放射線写真要素は、支持体の
反対側側面上の2つの乳剤層単位に同一の写真特性の記
録を形成するように構成されてきた。この理由は、先に
引用した Dickerson等I及びIIにより得ら
れる、実用的な低クロスオーバーの放射線写真要素が作
成されるまでは、二重塗布放射線写真要素の両乳剤層単
位はフロント及びバック増感スクリーンの両者により同
時に露光されたので、両乳剤層単位は実質的に同一の露
光を受けたためである。実用的な低クロスオーバー放射
線写真要素が最近導入されたが、支持体の反対側面上に
同一の乳剤層単位を塗布することは引き続き行われてき
た。
【0028】本発明の放射線写真要素では、その写真特
性が異なる乳剤層単位を透明支持体の反対側面上に用い
る。すなわち、放射線写真記録を乳剤層単位の各々に、
他の単位とは独立して形成するばかりではなく、乳剤層
単位はまた画像形成特性が異なるように選択される。換
言すれば、放射線写真要素は写真特性上非対称性である
。本発明の放射線写真要素が、上記した画像形成特性に
ついての大巾な適応性及び改良を示すことを可能にした
のはこの特徴のためである。
【0029】習慣上、二重塗布放射線写真要素の写真特
性は、透明支持体の二側面の各側面上に塗布されたもの
である、2つの同一の乳剤層単位の合計である特性曲線
(濃度対 log露光)を生じる。従って、できるだけ
従来の実施と両立するようにスピード及び他の写真特性
測定値(最少濃度、コントラスト、最高濃度等)を保つ
ためには、第1ハロゲン化銀乳剤単位が第2ハロゲン化
銀乳剤単位と取り代って、透明支持体の両側面上には第
1ハロゲン化銀乳剤単位が存在する配列として、第1ハ
ロゲン化銀乳剤層単位の写真特性を測定する。第2ハロ
ゲン化銀乳剤層単位のスピード及び他の写真特性は同様
に、第2ハロゲン化銀乳剤単位が第1ハロゲン化銀乳剤
単位と取り代って、透明支持体の両側面上に第2ハロゲ
ン化銀乳剤単位が存在する配列として、測定する。
【0030】第1及び第2乳剤層単位間の写真特性の差
異を変動させて、広範囲に異なる画像形成効果を得るよ
うにすることができる。スピード及び/又はコントラス
トが異なる、支持体の反対側面上の第1及び第2乳剤層
単位を考慮することにより、利点を最良に具現すること
ができる。
【0031】1つの好ましい態様において、第1ハロゲ
ン化銀乳剤層単位は、最少濃度より1.0上のスピード
を示し、これは第2ハロゲン化銀乳剤層単位のものの少
くとも2倍である。第1及び第2乳剤層単位間のスピー
ドの差異を最良に選択すると、個々の乳剤のコントラス
ト及び用途次第で広範囲に変えることができるが、ほと
んどの場合、第1乳剤層単位は第2乳剤層単位の2〜1
0倍のスピードを示す。ほとんどの用途においては、第
1乳剤層単位が第2乳剤層単位の約2〜4倍のスピード
を示す場合に最適の結果が得られる。相対的スピードの
関係が満足されている限り、第1及び第2乳剤単位は、
有用な放射線写真画像形成スピードの全範囲をカバーす
ることができる。スピードの差異を確認する目的のため
に、スピードは最少濃度より1.0上で測定した。これ
は、単に、放射線写真におけるスピード測定の典型的な
ものであるために選ばれる、任意の選択点であることが
認められる。非典型的な特性曲線(例えば、直接ポジ画
像形成又は異常な曲線形状)のためには、別のスピード
参照点を選ぶことができる。
【0032】上記のように、スピードの異なる乳剤層単
位を用いることにより得られる利点は、これらの放射線
写真要素と共に異なる増感スクリーンを用いることによ
り、単一タイプの放射線写真要素を用いて広範囲に異な
る画像コントラストを得ることができることである。例
えば、フロント及びバックスクリーンの発光特性が異な
る2対の増感スクリーン(以下、非対称性スクリーン対
と呼ぶ)の各々と組み合せて、本発明による単一タイプ
の放射線写真要素を用いることが可能である。1つの非
対称性スクリーン対が他と反対の発光パターンを有する
場合−すなわち、フロント及びバックスクリーンの発光
が他の対のバック及びフロントスクリーン発光と合う場
合には、コントラストが異なる2つの異なる画像が得ら
れる。いくつかの異なる対称性又は非対称性対の増感ス
クリーンを用いることにより、同一のX線放射線露光条
件下で、本発明による単一タイプの放射線写真要素を用
いて様々な画像コントラストを得ることができる。乳剤
層単位が同一であるか又は異なるかに拘らず、慣用の対
称性低クロスオーバー二重塗布放射線写真又は高クロス
オーバー放射線写真要素を本発明の放射線写真要素と取
り代えると、非対称性フロント及びバックスクリーン対
の逆発光特性は画像コントラストにほとんど又は全て影
響を与えない。増感スクリーン間の放射線写真要素の配
向を単に逆にすることにより、1つのタイプの、本発明
による写真特性上非対称性の低クロスオーバー放射線写
真要素だけを用いて、異なるコントラストの2つの異な
る画像を得ることが特に意図されている。
【0033】本発明の別の好ましい態様においては、第
1及び第2乳剤層単位のコントラストが有意に異なる。 1つの特に好ましい態様においては、第1ハロゲン化銀
乳剤層単位は2.0未満の平均コントラストを示すが、
一方、第2ハロゲン化銀乳剤層単位は少くとも2.5の
平均コントラストを示す。第1及び第2ハロゲン化銀乳
剤層単位の平均コントラストは少くとも1.0だけ異な
る。第1及び第2乳剤層単位間の平均コントラストの差
異を最良に選択すれば、用途次第で広範囲に変動するこ
とができるが、ほとんどの場合、第1及び第2乳剤層単
位は、露光のために慣用の均一強度源のX線放射線を用
いる際には、0.5〜2.0、最適には1.0〜1.5
の範囲の平均コントラストの差異を示す。
【0034】アドバンスト・マルティプル−ビーム・エ
クアライゼーション・放射線写真(advanced 
multiple−beam equalizatio
n radiography(AMBER))を用いる
ことにより、第1及び第2乳剤層単位間の平均コントラ
スト差異を増加させることができるので、0.5〜3.
5の範囲、最適には1.0〜2.5の範囲の平均コント
ラスト差異を用いることができるようになる。 AMB
ER露光システムは、さもなければ最高のX線放射線露
光を受けることになる、放射線写真要素の領域−例えば
、肺領域への露光に対し感度を有しかつ低減させる能力
を有するために、これらの広範囲の平均コントラスト差
異をつけることが可能となる。このように、 AMBE
R露光システムは、第2乳剤層単位が心臓及び肺の領域
の画像形成用に用いられる慣用の均一X線放射線露光シ
ステムを用いて普通得られるものより高いコントラスト
レベルを示していても、例えば、有用な心臓及び肺領域
の詳細な画像を同時に提供することができる。 AMB
ER露光システムについての記載は、 L.J.Sch
ultze−Kool, D.L.T.Bussche
r, H.Vlasbloem, J.Hermans
, P.C.v.d.Merwe, P.R.Algr
a及びW.Herstelの”Advanced Mu
ltiple−Beam Equalization 
Radiography in Chest Radi
ology : A Stimulated Nodu
le Detection Study”, Radi
ology 、1988年10月、35〜39頁に与え
られている。
【0035】本明細書中において用いられるものとして
、用語“平均コントラスト”は、最少濃度より0.25
上の濃度で及び最少濃度より2.0上の濃度での乳剤層
単位の特性曲線を参照することにより測定されるコント
ラストを示すために用いられる。平均コントラストは、
特性曲線上の2つの濃度参照点での露光レベルの差異の
 logで割った濃度の差異、1.75である(ここで
露光レベルはメートル−燭光−秒(mcs) である)
。上記のスピード測定の場合のように、平均コントラス
トを測定するための参照点は、放射線写真において用い
られる典型的な参照点の中から任意に選択されてきた。 非典型的な特性曲線のためには(例えば、直接ポジ画像
形成又は異常な曲線形状)、他の参照濃度を選ぶことが
できる。
【0036】第1及び第2乳剤層単位のコントラストが
上記のように異なると、高濃度(例えば、心臓)及び低
濃度(例えば、肺)画像形成領域の両者においてより良
好な詳細な画像を得ることが可能である。もちろん、ス
ピードとコントラストの両者が異なる第1及び第2乳剤
層単位を用いることが可能である。
【0037】本発明の放射線写真要素の乳剤層単位は写
真特性上異っていて、2つの異なる乳剤層単位のどちら
が像様露光の際、X線放射線源に最も近く位置している
かによって、異なる放射線写真画像を形成するので、乳
剤層単位のどちらが露光の際X線放射線源に最も近く位
置するかを確認するための手段を包含することを意図し
ている。フロント及びバックの増感スクリーンがそれら
の発光特性において有意に異なる場合には、写真特性上
非対称性の本発明の放射線写真要素を、増感スクリーン
との関係において逆にすることにより極めて大きい画像
形成上の差異が生じる。従って、放射線写真要素により
隔離されているフロント及びバックスクリーンからなる
アセンブリーに、正しく配列するのを容易にするための
配向特性を有するスクリーンを構成することも意図され
ている。X線放射線への露光の際、要素の意図した配向
を確実にするために、アセンブリー及びカセットからな
る露光パッケージを構成することも更に意図されている
【0038】本発明の構造上の特徴は、好ましい実施態
様を図示したものを参考にすることにより最も良く理解
することができる。図1を参考にすると、示したアセン
ブリーにおいては、本発明による放射線写真要素100
 は一対の発光増感スクリーン201 及び202 の
間に位置する。放射線写真要素の支持体101 は、典
型的には青味がかっており、支持体が受ける光を透過さ
せることが可能であり、場合により、下塗り単位103
 及び105 も同様に透過可能である。下塗り単位に
より形成される、支持体の対面する第1主要面及び第2
主要面上には、クロスオーバー低減親水性コロイド層1
11 及び113 がそれぞれある。クロスオーバー低
減層111及び113 に重ねて、光記録潜像形成性ハ
ロゲン化銀乳剤層単位115 及び117 がそれぞれ
ある。この乳剤層単位の各々は、少くとも1つのハロゲ
ン化銀乳剤層を含む1層又はそれ以上の親水性コロイド
層で形成される。この乳剤層単位115 及び117 
に重ねて、場合によっては親水性コロイド保護オーバー
コート層119 及び121 がそれぞれある。すべて
の親水性コロイド層は処理溶液に対して透過性である。
【0039】使用に際しては、アセンブリーをX線放射
線に像様露光する。X線放射線は主に増感スクリーン2
01 及び202 により吸収され、これら増感スクリ
ーンはX線露光の直接的な関数として光を直ちに発する
。スクリーン201 により発せられる光を先ず考えて
みると、光記録潜像形成性乳剤層単位115 はこのス
クリーンに近接して位置してそれが発する光を受ける。 スクリーン201 が乳剤層単位115 と近接してい
るために、この層単位中において潜像形成吸収がおこる
前には、僅かに最少量の光散乱がおこるに過ぎない。従
って、スクリーン201 からの発光は乳剤層単位11
5 中に鮮明な像を形成する。
【0040】しかしながら、スクリーン201 により
発せられる光のすべてが乳剤層単位115 内に吸収さ
れる訳ではない。この吸収されない残光は、別に吸収さ
れないならば、離れた乳剤層単位117 に達して、こ
の遠隔乳剤層単位に極めて不鮮明な画像を形成する結果
となるであろう。クロスオーバー低減層111 及び1
13 の両者はスクリーン201 と遠隔乳剤層単位の
間に差し挾まれて、この残光を阻止しかつ低減させるこ
とができる。これらの層は、このようにして、スクリー
ン201 による乳剤層単位117 のクロスオーバー
露光を低減させるのに寄与する。 全く同じようにして、スクリーン202 は乳剤層単位
117 に鮮像を形成し、光吸収層111 及び113
 は同様にしてスクリーン202 による乳剤層単位1
15 のクロスオーバー露光を低減する。
【0041】保存潜像を形成するための露光に続いて、
放射線写真要素100を増感スクリーン201 及び2
02 との組み合せから解除し次いで高速アクセスプロ
セッサー、すなわち、90秒未満のうちに触っても乾い
ている状態の画像担持放射線写真要素を製造することが
できる、RP−X−Omat(登録商標) プロセッサ
ーのようなプロセッサーで処理する。高速アクセスプロ
セッサーについては、Barnes等の米国特許第 3
,545,971号明細書及びAkio等のヨーロッパ
特許出願第 248,390号明細書に説明されている
。 好ましい高速アクセス処理は、先に引用した Dick
erson等I及びIIにより開示されている。ほとん
どの放射線写真要素は高速アクセス処理を用いて使用す
ることが意図されているが、2・3の出願についてはよ
り遅い処理時間である。例えば、乳房撮影(mammo
graphy) に用いられる放射線写真要素のテーバ
ー(Taber) の処理は約3分間時間が延長される
【0042】上記特性を示すことができる任意の放射線
写真構成物が意図されているが、本発明の好ましい放射
線写真要素は、(1)高度のカバリング力及び平板粒子
乳剤の他の既知の利点を達成しながらクロスオーバーを
低減させるための、乳剤層単位中の、実質的に最適に分
光増感された平板状粒子乳剤、(2)乳剤が減感される
ことなく、かつ残留色素ステインを最少又は全くなくし
て、更にクロスオーバーを10%未満に低減するための
1種又はそれ以上の微粒色素、並びに(3)均一塗布、
高速アクセス処理及び湿潤圧力感度が低下又は除去され
たものを得ることと両立させうる親水性コロイド膨潤物
及び被覆量レベルを有する。
【0043】図1に示すアセンブリーをX線に露光する
際は、アセンブリーをカセットに載置するが、このカセ
ットは露光のための一定位置にアセンブリーを保持する
ための架台として、放射線写真要素が望ましくない外光
に露らされないようにするための光密着コンテナーとし
て、及び露光のための位置に載置する際、そして後に処
理のために移動させる際にはアセンブリーを保護するた
めの取扱いが便利なケースとして役立つ。
【0044】図2においては、感光特性上非対称の本発
明の放射線写真要素100 及び一対の増感スクリーン
201 及び202 を含む、部分展開されたカセット
300 が示されている。カセット300 は全部閉じ
た状態で示されているが、図3では一つのコーナーが破
断された状態である。 カセットは、X線が容易に透過する材料、例えば、アル
ミニウム、マグネシウム、炭化水素及び同じような低吸
収ポリマー、又は樹脂被覆炭素繊維から構成される管側
面プレート302 を含む。同様に構成されるバックプ
レート304 はカセットの背面を形成する。両プレー
トは図示したように弓形状の可撓性を有する。
【0045】管プレートはその周辺に成形されたライト
ロック(light lock)306 を有し、バッ
クプレートはその周辺に成形された同様のライトロック
308 を有する。管プレートライトロックは2個のリ
ッジ310 及び312 を有し、これらはカセットを
閉じた際に、バックプレートのライトロックの2個のリ
ッジ314 及び316 に差し込まれる。管プレート
のライトロック及びバックプレートのライトロックは、
カセットを開閉するためのヒンジとして機能する可撓性
部分318 により一端で一体として連結されている。
【0046】周辺のライトロックの各々は、それが取り
囲むプレートの一部にシート域(seating ar
ea)を規定する。バックプレートのシート域上には、
X線吸収用の可撓性吸収層320 、例えば可撓性鉛ホ
イルを備える。吸収層の機能はアセンブリーを通過する
X線の背面散乱を最少にすることであり、背面散乱が、
X線露光の望ましい均一性を減じることがあるためであ
る。吸収層の上には、可撓性の圧縮性パッド322 が
載置される。同様の可撓性の圧縮性パッド324 が、
管プレートのライトロックにより規定されるシート域中
に位置する。
【0047】カセットを閉じるためには、管プレート及
びバックプレートを一体連結部318 に沿って曲げて
、それらが図2において占めているのと同じように差し
込まれた関係にする。管プレートのライトロックに取り
付けられた可撓性クリップ326 は、カセットを完全
に閉じた際に、バックプレートのライトロック上を滑動
してライトロックにかかるように構成される。カセット
が完全に閉じると、管プレート及びバックプレート中の
弓状のセットは圧縮された可撓性パッドと一緒になって
、鮮明な像を形成するのに要求されるように、増感スク
リーンを放射線写真要素にしっかりと保持する。
【0048】放射線写真要素の反対側面上の乳剤層単位
が異なる写真特性を有するために、そして、ある場合に
はしかしすべての場合ではないが、異なるフロントスク
リーン及びバックスクリーンを選択しているために、ア
センブリーは写真特性上非対称性であるので、アセンブ
リーが確実にカセット中で適当に配向されるように、−
すなわち、X線源に最も近く位置するように意図された
乳剤層単位が確実にその位置を実際に占めるように1つ
又はそれ以上の手段が設けられる。
【0049】カセット中にアセンブリーを配向するのに
好ましい手段の1つを図3及び図4に示す。管プレート
及びそれと組み合されたライトロックを、カセットの上
部左方コーナーで破断して、バックプレートのシート域
の部分を先に占有している、バックプレートのライトロ
ックの延伸部328 を露呈している。図4を参照する
と、図4は更に管プレート及びそのライトロックを示し
ているが、管プレートのライトロックの延伸部330 
も同様に管プレートのシート域の部分を先に占有してい
る。延伸部はバックプレート及び管プレートのシート域
の両者を幾何学的に非対称にする。示されているように
、各々は、非対称性を与える対角端332 を有する変
形した長方形域である。シート域にはめ込むために、放
射線写真要素100 並びにスクリーン201 及び2
02 は、各々が相補的対角端となるように対応させて
改変される。スクリーン、放射線写真要素及びシート域
の対角端を非対称性にすると、管プレートシート域中の
フロントスクリーン201 の配向性がただ1つだけ可
能になり、バックプレートシート域中のバックスクリー
ン202 の配向性がただ1つ可能となり、そしてスク
リーン間の放射線写真の配向性がただ1つだけ可能とな
る。もし、カセットに入れた際、2個のスクリーン及び
放射線写真要素のいずれか1つが不注意で方向が逆にな
った場合、まちがって並べられた要素のコーナーがライ
トロックの延長部328 と330 と重なり、カセッ
トを閉じるのを妨げる。
【0050】対角端は、もちろん、シート域、スクリー
ン及び放射線写真要素に非対称性を付与することが可能
な、種々の幾何学的配置の1つにすぎない。図5におい
ては、上記の対角端332 の機能を達成する対角端5
32 に加えて、それらの幾何学的形状が異なる2個の
末端ノッチ(切欠き)534及び536 がアセンブリ
ー500 に設けたものが示されている。カセットに設
けられた相補的表面と協働する、対角端532 並びに
末端ノッチ534 及び536 の任意の1つ又はそれ
らの組合せにより、カセット内にアセンブリーを配向す
ることが可能である。本発明の、写真特性上非対称性の
放射線写真要素の異なる周辺配置は、例え、載置が暗所
で行われても、確実に所望の要素及びスクリーンの組合
せをカセットに載置させるために用いることができる。
【0051】本発明の、増感スクリーン及び写真特性上
非対称性の放射線写真を確実に適切に配置するための別
の方法は、図6に示す。示されているように、非対称性
放射線写真要素600 及び増感スクリーン601 及
び602 は、それらの最終的なアセンブリーの関係か
ら僅かに横方向にずれている。このずれた位置では、マ
ークの同一パターン603 は各々スクリーン及び放射
線写真要素上に見ることができる。このマークのパター
ンは、相対的な配向が適切であることを直接に視覚的に
示すものである。このマークは安全光の条件下で見える
ように選択することができる。マークのパターンをもた
せる代りに、単一のマークに代えることができる。スク
リーン及び放射線写真要素の各々の一側面を均一に着色
することもまた可能である。別の技法としては、放射線
写真要素及びスクリーンにその反対側面に異なる安全光
反射率(光沢)をもたせて構成することである。安全光
中で作業をすると、アセンブリーを一緒に運ぶ際に、各
要素の更に反射性の表面を視覚的に確かなものにするこ
とができる。
【0052】図7を参照すると、本発明による写真特性
非対称性放射線写真要素700 がスクリーン701 
及び702 の間に載置されている状態で示されている
。放射線写真要素及びスクリーンの各々は、その一端の
近傍に、好ましくはコーナーの近傍に、圧縮されたくぼ
み(又は同様のゆがみ)703 を有する。暗所におい
ても各要素中のくぼみの位置を感じとることができ、従
って要素を示した配置にもっていくことが可能である。
【0053】各要素にくぼみを配置するのに加えて、又
は配置する代りに、アセンブリーの要素の1つ又はすべ
ての一側面を、他の側面より、触わるとざらざらに感じ
るようにすることが可能である。表面の手触りのこの差
異により、暗所又は安全光下でも、確かにアセンブリー
の要素が適切な相対配向の状態にあることを感じとるこ
とができる。スクリーンの非発光面はより粗い感触のも
のを選ぶことが好ましいが、それはこれらの位置では表
面の粗さによっては光散乱は全くおこらないからである
【0054】図3及び図8を参照すると、スクリーン及
び意図したように配向した状態で写真特性非対称性放射
線写真要素を有するアセンブリーが実際にX線に露光さ
れたことを確認する別の方法は、試験物体、例えば、ス
テップタブレットをカセットの構成物中に取り入れるこ
とである。長さが異なる一連の重なった細片801, 
803, 805, 807, 809 及び811 
からなるステップタブレット800 が示されている。 左から右へ見ていくと、X線は1枚〜6枚の細片を通過
しなければならない。X線を吸収する材料、例えば、鉛
、ガドリニウムオキシド又はフルオロカーボンポリマー
からなる細片を形成することにより、予め濃度が異なる
画像域の連続物が露光及び処理に続いて放射線写真要素
中に見える。濃度ステップを参照例の濃度ステッププロ
フィルと比較することにより、露光に先立ってアセンブ
リーの1つ又はそれ以上の要素が不注意で逆になってい
るものを視覚的に検出することができる。放射線写真画
像の一端に沿って濃度ステップ記録を構成することによ
り、放射線技師は読み取り画像のための放射線写真要素
及びスクリーンの配向を知ることができる。
【0055】図9及び図10を参照すると、本発明の要
件を満足させるアセンブリーをカセット中に確実に望ま
しい状態で配向するための、更に別の配列が示されてい
る。バック増感スクリーン901 、写真特性非対称性
放射線写真要素903 及びフロント増感スクリーン9
05 からなるアセンブリー900 にはそのコーナー
の近くに開口907 が設けられている。この開口は、
放射線写真要素及びスクリーンの各々を幾何学的に非対
称にするので、ただ1つの相対配向を可能にし、その結
果、開口はアセンブリーのすべての要素を通って延びて
いる。
【0056】図10においては、管プレート902 、
バックプレート904 、管プレート及びバックプレー
トをそれぞれ取り囲むライトロック906 及び908
 、吸収層920 、並びに圧縮性パッド922 及び
924 からなる密閉カセット950 にアセンブリー
は取り付けられた状態で示されている。ピン952 は
、バックの圧縮性パッド及び吸収層中の開口を介して並
びにアセンブリー中の開口907 中に延びているバッ
クプレートにより取り付けられる。図9は、カセットが
開かれた状態の様子を示すものである。カセット950
 の特徴は、具体的には述べないがカセット300 の
ものと同じである。
【0057】ピン952 を開口907 に挿入させる
ことができるアセンブリー900 の配向としてはただ
1つだけが可能である。もしアセンブリーを他の配向で
カセットに置くと、ピンはアセンブリーとぶつかってカ
セットを閉じることができなくなる。
【0058】図11には、別の構成を示す。閉じた状態
のカセット1100の特徴は具体的に述べないが、カセ
ット300 のものと同じであってよい。アセンブリー
900 、バックプレート904 、ライトロック90
8 、吸収層920 及び圧縮パッド922 は変らな
い。ピン1152はピン952 より幾分長いが、その
他は同じである。管プレート1102及び圧縮性パッド
1124は、開口をアセンブリーの開口と並べて包含さ
せた点だけ、管層902 及び圧縮性パッド924と異
なる。
【0059】管プレートのライトロック1106は管プ
レートのライトロック906 と比較して、開口115
6を有する保持室1154を規定するように修正されて
いる。キーパープレート1160上の指示ボタン115
8は保持室内に固定されずルーズに位置している。指示
ボタンは、開口1156を介して突き出ることができる
サイズとするが、しかしキーパープレートは開口からは
ずれないようなサイズのものとする。
【0060】図11に示したように、アセンブリー90
0 の開口907 を、カセット要素中の対応する開口
と一列に並べるようにアセンブリーを配向すると、ピン
はキーパープレート1160を保持室1154中の上部
位置に押しつけるので、指示ボタン1158は開口11
56から突き出ることになる。このようにして、見た目
にも、感触からも、アセンブリーがカセット中にきちん
と並べられたことを確認することができる。もし、一方
、アセンブリー又はアセンブリーの他の1つの要素の配
向を逆にすると、ピンはカセットを閉じようとしても保
持室まで届くことができない。アセンブリーを一列に並
ばない状態で無理にカセットを閉じることができたとし
ても、指示ボタンは定位置にきちんと収って、保持室中
の開口を介して突き出ないであろうから、アセンブリー
がカセット中に正しく配向しなかったことはなお明らか
である。
【0061】望ましい場合には、指示ボタンは除去して
、キーピングプレートだけを残すこともできる。異なる
点は、アセンブリーがカセット中に正しく配向している
ことを確認するために、感触よりはむしろ安全光を視る
ことに主に頼る点である。
【0062】図12には、別の構成を示す。閉じた状態
のカセット1200の特徴は具体的に述べないがカセッ
ト300 のものと同じであることができる。アセンブ
リー900 、ライトロック908 及び1106、圧
縮性パッド922 並びに保持室1154は変らない。 バックプレート1204及び吸収層1220はカセット
300 中の対応要素と同じである。
【0063】カセット1200における主な差異は、ピ
ン1262がキーパープレート1260に付着されてい
てこのキーパープレートは順に指示ボタン1258と連
結している。スプリング1262はキーパープレートに
バイアス力をかけて管プレート1102と係合させる。
【0064】アセンブリー900 を正しく配向した状
態で、示したようにカセット1200を閉じると、指示
ボタンは保持室内に残った状態で存在する。アセンブリ
ーを別の方法で配向してカセットを閉じようとしてもピ
ン1252はアセンブリーとぶつかりそしてスプリング
のバイアス力によりフロント管上に位置しているキーパ
ープレート1260を持ち上げる結果となる。このこと
は順に指示ボタン1258が持ち上るために、カセット
中にアセンブリーが正しく配向されていないことが、感
蝕及び視覚で示される。
【0065】スプリング1262があるために、指示ボ
タンの相対位置をカセットの任意の方向に決めることを
可能にするという利点が得られる。しかしながら、スプ
リングがなくても配置は可能である。何故なら、アセン
ブリーを正しく配向しながら、バイアス力をかけてピン
をその低位置にするために重力に頼ることができるから
である。
【0066】前記の説明においては、正しくアセンブリ
ーが並べられているかを調べるためには、視覚及び/又
は感触が利用されてきた。アセンブリーの正しい配列を
電気的に確認するものを備えるようにカセットを構成す
ることも可能である。
【0067】図13を参照すると、管プレート1302
、バックプレート1304、吸収層1320、圧縮性パ
ッド1322及び1324、並びに図11と関連して述
べたものと実質的に同様のアセンブリー900 からな
るカセット1300が示されている。カセット1300
の構成の主な相違は、バックプレートのライトロック1
308が内側へ伸びてピン1354をバックプレート及
び吸収層から電気的に隔離している点である。 同様に、管プレートのライトロック1306が内側に伸
びて、協働する延伸性の雌型ピンを管プレートから電気
的に単離する。
【0068】アセンブリー900 を正しく配向した状
態で、カセット1300を閉じると、ピン1354及び
1362は合さって電気伝導性経路をつくる。従って、
使用に当っては、示されているようにカセットを装填し
た後、電流制限抵抗及びアンメーターと直列にピンを電
気回路におくとアセンブリーの配置について正の表示が
与えられる。 アンメーターにほとんど又は全く電流が流れない場合は
ピン同志間に妨害物があること及びアセンブリーの配列
が正しくないことが示される。
【0069】アセンブリーの配列を確認するためには、
上記の種々の構成のうちのただ1つが要求されるが、配
列確認のための1つの構成物が存在することは、1つ又
はそれ以上の構成物が存在することと矛盾する訳ではな
い。従って、露光用のアセンブリーの配向を確認するた
めに複数個の手段を備えることができる。アセンブリー
の配向について安全光の視覚及び感触による指示器の両
者を備えるのが好ましい。電気的指示器はカセットの機
械的装填及び操作にとって特に適切である。
【0070】カセットの種々の特徴は例示としてのみを
意図しており、本発明の実施から逸脱することなく修正
することができることがわかる。具体的には、先に引用
した、Tone等の米国特許第 3,466,440号
、同 3,488,753号、及び同 3,504,1
80号;Zechmair等の米国特許第 3,958
,125号;Nieuweboerの米国特許第 3,
081,686号及びBauerの米国特許第 4,3
39,038号及び 4,350,248号各明細書の
代替のカセット構成物は容易に修正して、露光パッケー
ジ内のアセンブリーが正しく配向されていることを確認
するために具体的に述べた種々の特徴を1つ又は組合せ
て取り入れることができる。例えば、可撓性連結器31
8 ではなくて本当のヒンジを、カセットの管プレート
とバックプレートを連結するのに用いることができる。 管プレート及びバックプレートは可撓性であったり又は
弓形である必要はない。アセンブリーの要素を一緒に保
持するために圧縮パッドを用いることが必要でもない。 例えば、慣用の代替の構成物では1つのシート域に磁気
プレートを置き、第二鉄プレートを他のシート域におく
。管プレート及びバックプレートを次に一緒にすると、
アセンブリー要素は第二鉄プレート及び磁気プレートの
磁気的吸引力により一緒に圧縮される。ライトロックは
、図示したように、成形プラスチックで形成される必要
はない。それらは、代りに金属要素であってもよい。留
め具326 は任意の慣用の閉鎖要素と取り換えてもよ
い。
【0071】突出物328 及び330 はライトロッ
クの一体的な内部延長物である必要はない。それらは別
々の要素であってよい。加えるに、アセンブリーの逆転
を回避するための他の手段が全く備えられていない場合
でさえ、2個の突出物のうちの1個だけが存在すれば、
本発明の利点を実現することが可能である。ライトロッ
クと一体である要素を利用するために種々のピン構成物
が注目される。望ましい場合には、ライトロックの延長
物よりはむしろ別々の要素を備えることができる。ピン
は、カセットのコーナーの近傍に位置づける必要はない
。非対称性を付与する配置なら任意のものを用いること
ができる。
【0072】X線放射線への露光の際、放射線写真要素
及びスクリーンを確実に所望の配向にするための様々の
配列は、もちろん単に説明のためのものである。これら
の配列についての変更はこの開示を入手できる当業者に
とっては容易に明らかになるであろう。
【0073】
【実施例】次の具体例を参考にすることにより、本発明
はよりよく理解することができる:
【0074】スクリーンX このスクリーンは、市販の、一般目的用のスクリーンの
ものに対応する組成物及び構造を有する。これは、平均
粒子サイズ7μmのテルビウム活性化ガドリニウムオキ
シサルファイド燐光物質からなり、Permuthan
e(登録商標)ポリウレタンバインダー中に7.0g/
dm2 の全燐光物質被覆量で、バインダーに対する燐
光物質の比15:1で、白色着色ポリエステル支持体上
に塗布されている。
【0075】スクリーンY このスクリーンは、市販の、中間解像スクリーンのもの
に対応する組成物及び構造を有する。これは、平均粒子
サイズ7μmのテルビウム活性化ガドリウムオキシサル
ファイド燐光物質からなり、Permuthane(登
録商標)ポリウレタンバインダー中に5.9g/dm2
 の全燐光物質被覆量で、バインダーに対する燐光物質
の比15:1で、 100:1の重量比の黄色染料及び
炭素を0.017535重量%を含有して、白色着色ポ
リエステル支持体上に塗布されている。
【0076】スクリーンZ このスクリーンは、市販の高解像スクリーンのものに対
応する組成及び構造を有する。これは平均粒子サイズ5
μmのテルビウム活性化ガドリニウムオキシサルファイ
ド燐光物質からなり、Permuthane(登録商標
)ポリウレタンバインダー中に全燐酸物質被覆量3.8
g/dm2 で、バインダーに対する燐光物質の比21
:1で、そして0.0015%の炭素を含有して、青味
を帯びた明澄のポリエステル支持体上に塗布されている
【0077】放射線写真露光 一対の増感スクリーン間に挾まれた二重塗布放射線写真
要素からなるアセンブリーは、各場合に次のようにして
露光した:
【0078】電流(mA)又は時間のいずれかを変動さ
せ、3mm以下のアルミニウムの濾過器を含有する3相
−Picker Medical(Model VTX
−650)(登録商標) X線単位を用いて、アセンブ
リーを70KVp X線放射線に露光した。 厚さの変る、21−インクレメント(0.1logE)
のアルミニウムステップウェッジを用いて、露光の際の
写真特性のグラデーション(gradation) を
つけた。
【0079】要素A(例)  (Em.S)LXOA(
Em.F)放射線写真要素Aは、ほぼゼロのクロスオー
バーを示す、二重塗布放射線写真要素であった。
【0080】放射線写真要素Aは、青味がかったポリエ
ステル支持体から構成された。支持体の各側面には、 
Dickerson等IIの米国特許第 4,900,
652号の微結晶性アリーリデン色素56及び59の1
:1重量比混合物を含むゼラチン (1.6g/m2)
からなるクロスオーバー低減層がある。
【0081】迅速(F)及び遅速(S)乳剤層を、支持
体の反対側面上にクロスオーバー低減層にかぶせて塗布
した。両乳剤は、緑色増感された、高アスペクト比の平
板状粒子臭化銀乳剤であって、ここで用語“高アスペク
ト比”とはAbbott等の米国特許第 4,425,
425号により定義されているように用いられており、
全粒子投影面積の少くとも50%が、0.3μm未満の
厚さでしかも8:1より大きい平均アスペクト比を有す
る平板状粒子により占められていることが要求される。 第1乳剤は、3.0μmの平均粒子直径及び0.13μ
mの平均粒子厚さを示した。 第2乳剤は、1.2μmの平均粒子直径及び0.13μ
mの平均粒子厚さを示した。各乳剤は400mg/Ag
モルのアンヒドロ−5,5−ジクロロ−9−エチル−3
,3′−ビス(3−スルホプロピル)オキサカルボシア
ニンヒドロキシドで、続いて 300mg/Agモルの
沃化カリウムで分光増感された。乳剤層を各々2.42
g/m2 の銀被覆量及び2.85g/m2 のゼラチ
ン被覆量で塗布した。保護ゼラチン層 (0.69g/
m2)をこの乳剤層上に塗布した。ゼラチン含有層の各
々を全ゼラチンの1%でビス(ビニルスルホニルメチル
)エーテルを用いて硬化した。
【0082】一対のスクリーンXを用いて、上記のよう
にして塗布したが、しかし乳剤Sは使用しないで支持体
の両側面上に乳剤Fを使用して、対称的に塗布した場合
、乳剤Fは 144の相対 logスピードを示した。 同様に、乳剤Fを使用しないで乳剤Sを対称的に塗布す
ると68の相対 logスピードを示した。これらの乳
剤は従って、スピードが76の相対 logスピード(
又は0.76logE、ここでEはメートル−キャンド
ル−秒(mes) で露光を表す)だけ異なる。相対 
logスピードが30異なるということは1つの乳剤は
他の乳剤の2倍速いことになる。例中のすべてのスピー
ドはDminの1.0上を参照とする。
【0083】Abbott等の米国特許第 4,425
,425号に記載されているように要素Aをクロスオー
バーについて試験すると、2%のクロスオーバーを示し
た。
【0084】要素B(対照)  (EmL)LXOB(
EmL)放射線写真要素Bは、露出のラチチュードが拡
がった慣用の二重塗布放射線写真要素であった。
【0085】放射線写真要素Bは青味がかったポリエス
テル支持体から構成された。同一の乳剤層(L)を支持
体の反対側上に塗布した。用いた乳剤は緑色増感された
多分散の臭沃化銀乳剤であった。要素Aと同一の分光増
感色素が用いられたが、僅かに42mg/Agモルしか
必要ではなかった。何故なら、乳剤は高アスペクト比の
平板状粒子乳剤ではなく、従って実質的に最適の増感を
するためにははるかに少ない量の色素を必要とするため
である。各乳剤層を塗布して2.62g/m2 の銀被
覆量及び2.85g/m2 のゼラチン被覆量とした。 保護ゼラチン層 (0.70g/m2)を乳剤層の上に
塗布した。各層をビス(ビニルスルホニルメチル)エー
テルを用いて全ゼラチンの0.5%で硬化した。
【0086】一対のスクリーンXを用いて、上記のよう
にして塗布すると、フィルムは80の相対logEスピ
ード及び1.6のコントラストを示した。
【0087】要素Bを、Abbott等の米国特許第 
4,425,425号に記載されているようにクロスオ
ーバーについて試験したところ、25%のクロスオーバ
ーを示した。
【0088】要素C(例)  (Em.FLC)LXO
E(Em.SHC)放射線写真要素Cは、ほぼゼロのク
ロスオーバーを示す二重塗布放射線写真要素であった。
【0089】放射線写真要素Cは、上記の要素Aのもの
と同様の低クロスオーバーの支持体複合材料(LXO)
 から構成される。
【0090】迅速低コントラスト(FLC) 乳剤層及
び低速高コントラスト(SHC) 乳剤層を支持体の反
対側面上にクロスオーバー低減層に亘って塗布した。両
乳剤は、要素Aの乳剤層と同様に増感しかつ塗布された
、緑色増感された高アスペクト比の平板状粒子臭化銀乳
剤であった。
【0091】乳剤SHCは用いずに、支持体の両側面上
に乳剤FLCを塗布し、一対のスクリーンXを用いて対
称的に塗布した場合、乳剤FLCは 113の相対 l
ogスピード及び1.98の平均コントラストを示した
。同様に、乳剤FLCは用いずに、乳剤SHCを対称的
に塗布した場合、乳剤SHCは69の相対 logスピ
ード及び2.61の平均コントラストを示した。これら
の乳剤は、このようにスピードは44の相対 logス
ピード単位(又は0.44logE)だけ異なるのに対
し、平均コントラストは0.63だけ異なる。
【0092】要素Cを、Abbott等の米国特許第 
4,425,425号に記載されているようにクロスオ
ーバーについて試験したところ、2%のクロスオーバー
を示した。
【0093】要素D(例)  (Em.LC)LXOD
(Em.HC)放射線写真要素Dは、ほぼゼロのクロス
オーバーを示す、二重塗布放射線写真要素であった。
【0094】放射線写真要素Dは、上記の、要素Aのも
のと同一の低クロスオーバー支持体複合材料(LXO)
 から構成された。
【0095】低コントラスト乳剤層(LC)及び高コン
トラスト乳剤層(HC)を、支持体の反対側面上にクロ
スオーバー低減層にかぶせて塗布した。両乳剤は、緑色
増感された、高アスペクト比の平板状粒子臭化銀乳剤で
あって、ここで用語“高アスペクト比”とはAbbot
t等の米国特許第 4,425,425号により定義さ
れているように用いられており、全粒子投影面積の少く
とも50%が、0.3μm未満の厚さでしかも8:1よ
り大きい平均アスペクト比を有する平板状粒子により占
められていることが要求される。低コントラスト乳剤は
、3.0μmの平均粒子直径及び0.13μmの平均粒
子厚さを示す第1乳剤及び1.2μmの平均粒子直径及
び0.13μmの平均粒子厚さを示す第2乳剤の1:1
(銀の比)のブレンドであった。高コントラスト乳剤は
1.7μmの平均粒子直径及び0.13μmの平均粒子
厚さを示した。高コントラスト乳剤は低コントラスト乳
剤より低い多分散性を示した。高コントラスト乳剤及び
低コントラスト乳剤の両者は、 400mg/Agモル
のアンヒドロ−5,5−ジクロロ−9−エチル−3,3
′−ビス(3−スルホプロピル)オキサカルボシアニン
ヒドロキシドで、続いて 300mg/Agモルの沃化
カリウムで分光増感された。乳剤層を各々2.42g/
m2 の銀被覆量及び3.22g/m2 のゼラチン被
覆量で塗布した。保護ゼラチン層 (0.69g/m2
)をこの乳剤層上に塗布した。ゼラチン含有層の各々を
全ゼラチンの1%でビス(ビニルスルホニルメチル)エ
ーテルを用いて硬化した。
【0096】一対のスクリーンXを用いて、上記のよう
にして塗布したが、しかし乳剤HCは使用しないで支持
体の両側面上に乳剤LCを使用して、対称的に塗布した
場合、乳剤LCは98の相対 logスピード及び1.
8の平均コントラストを示した。同様に、乳剤LCを使
用しないで乳剤HCを対称的に塗布すると85の相対 
logスピード及び3.0の平均コントラストを示した
。これらの乳剤は従って、スピードが13の相対 lo
gスピード単位(又は0.13logE)だけ異なるの
に対し、平均コントラストは1.2だけ異なる。
【0097】要素Dを、Abbott等の米国特許第 
4,425,425号に記載されているようにクロスオ
ーバーについて試験したところ、2%のクロスオーバー
を示した。
【0098】要素E(対照)  (Em.MC)HXO
E(Em.MC)放射線要素Eは、チェスト・キャビテ
ィ(chest cavity)試験に時々使用される
タイプの慣用の二重塗布放射線写真要素であった。
【0099】放射線写真要素Eは、中間コントラスト乳
剤層(MC)が用いられ、各乳剤層の銀被覆量を1.9
3g/m2 まで減じた以外は放射線写真要素Bのよう
に構成された。
【0100】一対のスクリーンXを用いて、上記のよう
に塗布した場合、フィルムは80の相対logEスピー
ド及び2.6の平均コントラストを示した。
【0101】要素Eを、Abbott等の米国特許第 
4,425,425号に記載されているようにクロスオ
ーバーについて試験したところ、30%のクロスオーバ
ーを示した。
【0102】要素F(対照)  (Em.HC)HXO
F(Em.HC)放射線写真要素Fは、低チェスト(c
hest) 濃度を有する被写体−すなわち、スライト
・ビルド(slight build)の子供又は大人
のチェスト試験に時々用いられるタイプの慣用の高アス
ペクト比の平板状粒子二重塗布放射線写真要素であった
【0103】放射線写真要素Fは、クロスオーバー低減
層がフィルム支持体上に塗布されず、かつ放射線写真要
素Dに用いられたものと同様の高コントラスト乳剤(H
C)を支持体の両側面に塗布した以外は、放射線写真要
素Dと同様にして構成した。
【0104】一対のスクリーンXを用いて、上記のよう
にして塗布すると、フィルムは80の相対logEスピ
ード及び2.9の平均コントラストを示した。
【0105】要素Fを、Abbott等の米国特許第 
4,425,425号に記載されているように、クロス
オーバーについて試験したところ、20%のクロスオー
バーを示した。
【0106】処理 フィルムを、次のようにして、90秒間で市販のKod
ak RP X−Omat(Model 6B)(登録
商標) 迅速アクセスプロセッサーで処理した:
【0107】現像  35℃で24秒 定着  35℃で20秒 洗浄  35℃で10秒及び 乾燥  65℃で20秒、
【0108】ここで残りの時間は、処理工程間の移動に
かかった時間である。現像工程は、次の現像液を用いる
: ハイドロキノン                  
  30g1−フェニル−3−ピラゾリドン   1.
5gKOH                    
           21gNaHCO3     
                      7.5
gK2SO3                   
        44.2gNa2S2O5     
                    12.6g
NaBr                     
         35g5−メチルベンゾトリアゾー
ル    0.06gグルタールアルデヒド     
        4.9gpH10.0で1リットルに
するための水。
【0109】定着工程は次の定着組成物を用いる:チオ
硫酸アンモニウム(60%)   260.0g重亜硫
酸ナトリウム             180.0g
ホウ酸                      
    25.0g酢酸              
              10.0g硫酸アルミニ
ウム                 8.0gpH
3.9〜4.5で1リットルにするための水。
【0110】センシトメトリー(写真特性)光学濃度は
、X−rite Model 310(登録商標)濃度
計により測定されるものとして拡散濃度として表され、
この濃度計はANSI標準PH2.19で検量し、かつ
NationalBureau of Standar
ds検量工程表でトレースできるものである。 特性曲線(濃度対logE)を処理した各放射線写真要
素についてプロットした。表題コントラストの下に、以
下の第1表に示した平均階調度は、最少濃度より0.2
5及び2.0上の濃度での特性曲線から測定した。
【0111】アセンブリー
【表1】
【0112】第1表から、アセンブリーI及びIIは、
露光の際その配向が単に逆になっている、実際には同じ
アセンブリーであることは明らかである。同様に、アセ
ンブリーIV及びVは露光中の配向が単に逆になってい
る、同一のアセンブリーである。10%未満のクロスオ
ーバー及び乳剤スピードについて2倍以上の差異を示す
ことにより、本発明の要件を満す、放射線写真フィルム
、要素Aは、アセンブリーIにおいてはアセンブリーI
Iにおけるより0.4大きいコントラストを示した。一
方、より高いクロスオーバーを示し、かつ同一の乳剤層
単位が支持体の反対側面上にある対照の放射線写真要素
Bは、アセンブリーIV及びVの間でコントラストにつ
いて全く変化がなかった。
【0113】全く別の一対のスクリーン、一対のスクリ
ーンYを、一対のXスクリーン及びZスクリーンと取り
換えると、放射線写真要素Aはなお第三の平均コントラ
ストを示し、一方、対照の放射線写真要素Bはそれでも
なお同一の平均コントラストを示した。
【0114】第1表のアセンブリーVII 及びVII
Iは、低クロスオーバー放射線写真要素の支持体の反対
側面上の乳剤層単位間にスピード及びコントラストの差
異を組み合せて与えることにより、更なる利点が実現で
きることを立証するように構成された。第1表を参照す
ると、同一の一対のスクリーン、X及びZの間のフィル
ムCの配向次第で、極度に異なる平均濃度が得られるこ
とが明らかである。もし、単にフィルムの配向を反対に
することにより、このようにコントラストの差異を大き
くすることができるならば、フィルムCと組み合せて用
いるスクリーンの選択を変えることによっても、なお別
のコントラストを得ることができることは明らかである
【0115】次の比較は、コントラストの異なる、支持
体の反対側面上の乳剤層単位と共に、低クロスオーバー
の放射線写真要素を用いることにより、より大きい露光
ラチチュードが得られることを実証するために与えられ
る。比較は第2表に要約する。
【0116】
【表2】
【0117】第2表から、アセンブリーIX, V, 
IV及びXのすべては、一対の増感スクリーン間で露光
されると同様の平均コントラストを生じることが明らか
である。  100として報告される、相対肺コントラストは、濃
度1.8に対応するコントラストとして選択されたもの
で、これは放射線写真において肺特性を読み取るのに普
通許容される濃度である。相対心臓コントラストは次に
露光レベルにより1.0logE低いものに対応するコ
ントラストとして固定され、心臓は普通肺により吸収さ
れるX線放射線の約10倍を吸収し、従って肺画像域中
の放射線写真要素に達する、X線放射線の約10分の1
しか心臓画像域の放射線写真要素に達することができな
いという事実を反映している。アセンブリーIXは心臓
画像域においてその肺画像域におけるより低いコントラ
ストを示したが、アセンブリーIXの心臓画像域は、種
々のアセンブリーの心臓画像域におけるコントラストの
比較の目的のために 100の相対コントラストを定め
た。アセンブリーV, IV及びXの相対心臓域コント
ラストをアセンブリーIXのそれと比較すると、これら
後者のアセンブリーはアセンブリーIにより得られるよ
うになったコントラストの僅か60%を与えたにすぎな
いことが観察された。心臓域コントラストは、対照アセ
ンブリーにおいては、有意の画像特性を区別するために
は、熟練者の観察を必要とする程十分に低く、一方、本
発明の二重塗布放射線写真要素を含有するアセンブリー
IXにより与えられる、はるかに大きい心臓域相対コン
トラストは明らかにはるかに少ない視覚上の努力によっ
て区別ができる。アセンブリーV, IV及びXは、慣
用の、ラチチュードが広い放射線写真要素を用いて観察
されるコントラストに影響する際にスクリーン操作は効
果がないことを実証する。
【0118】アセンブリーXI及びXII は、ある場
合には肺腔の検査に使われるがしかしその用途のために
特に設計されたものではないタイプの慣用の放射線写真
フィルムを用いて、心臓域に観察される画像コントラス
トが明らかに劣っていることを実証するために第2表に
包含されている。心臓域において僅か20の相対コント
ラストを有するので、放射線写真要素E及びFは明らか
に心臓域の肺腔の検査においてはその利用が限定される
【0119】第2表を参照とすると、フロントスクリー
ンZに近接した迅速低コントラスト乳剤層と共にフィル
ムCを配向すると、心臓域中の相対コントラストの極め
て有利な二重化が観察される以外は、対照フィルムEに
より得られるものに匹敵する結果を生じることが明らか
である。フィルムCを反対にすると、肺域のコントラス
トが幾分減少し、しかし、肺画像域からの有用な情報を
得る範囲内に十分留っていた。同時に、心臓域の相対コ
ントラストは 266まで増加した。このようにこの組
合せは、心臓域からの画像情報を得るためには、第2表
の他のものすべてより優れているように見える。
【0120】前記の比較は、放射線技師が本発明から具
現することができる利点を十分に実証するものである。 本発明は、単に単一のタイプの放射線写真要素を用いて
、様々な画像コントラストを放射線技師に提供するもの
である。
【0121】
【発明の効果】本発明は、X線放射線への露光の際、正
しく配向することができるように構成された非対称性放
射線写真要素を提供する。本発明は更に、放射線写真要
素及び、増感スクリーンが正しく配向するように適応さ
れた増感スクリーンからなる画像形成アセンブリーを提
供する。本発明は更に、ハウジング、及びX線放射線へ
の露光の際、正しい配向を容易にするように構成された
画像形成アセンブリーからなるパッケージを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】二重塗布放射線写真要素及び一対の増感スクリ
ーンのアセンブリーの略図である。
【図2】二重塗布放射線写真要素、2つの増感スクリー
ン及びカセットからなる部分開口露光パッケージの断面
図である。
【図3】内部末端構造を示すために、部分切取り部をも
ったカセットの平面図である。
【図4】図3の線分4−4についての断面図である。
【図5】別のパターンの末端ノッチを示すアセンブリー
の詳細図である。
【図6】普通の安全光で視覚しうるマーキングのパター
ンを示すために要素を僅かに横方向にずらしたアセンブ
リーの詳細である。
【図7】触感によるマーキング・スキームを示すアセン
ブリーの断面端の略図である。
【図8】図3の線分8−8についての断面図である。
【図9】パッケージの上部を除去した別の露光パッケー
ジのコーナーの詳細図である。
【図10】図9の線分10−10についての断面図であ
る。
【図11】別の露光パッケージの、図10に類似した断
面図である。
【図12】更に別の露光パッケージの、図10に類似し
た断面図である。
【図13】尚更に別の露光パッケージの、図10に類似
した断面図である。
【符号の説明】
100 …放射線写真要素 201 …増感スクリーン 202 …増感スクリーン 103 …下塗り単位 105 …下塗り単位 107 …主要面 109 …主要面 111 …親水性コロイド層 113 …親水性コロイド層 115 …乳剤層単位 117 …乳剤層単位 119 …オーバーコート層 121 …オーバーコート層 300 …カセット 302 …管側面プレート 304 …バックプレート 306 …ライトロック 308 …ライトロック 310 …リッジ 312 …リッジ 314 …リッジ 316 …リッジ 318 …可撓性部分 320 …可撓性吸収層 322 …圧縮性パッド 324 …圧縮性パッド 326 …クリップ 328 …バックプレートの延長部 330 …バックプレートの延長部 332 …対角端 500 …アセンブリー 532 …対角端 534 …末端ノッチ 536 …末端ノッチ 600 …対称性放射性写真要素 601 …増感スクリーン 602 …増感スクリーン 603 …パターン 700 …放射性写真要素 701 …増感スクリーン 702 …増感スクリーン 703 …くぼみ 800 …ステップ・タブレット 801 …細片 803 …細片 805 …細片 807 …細片 809 …細片 811 …細片 900 …アセンブリー 901 …増感スクリーン 903 …非対称性放射線写真要素 905 …フロント増感スクリーン 907 …開口 950 …カセット 902 …管プレート 904 …バックプレート 920 …吸収層 922 …圧縮性パッド 924 …圧縮性パッド 952 …ピン 1152…ピン 1154…保持室 1156…開口 1158…指示ボタン 1160…キーパー・プレート 1200…カセット 1204…バックプレート 1220…吸収層 1260…キーパー・プレート 1262…ピン 1300…カセット 1302…吸収層 1304…バックプレート 1306…ライトロック 1308…ライトロック 1320…吸収層 1322…圧縮性パッド 1324…圧縮性パッド 1354…ピン 1362…雌型ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  放射線写真要素であって、透明フィル
    ム支持体、前記フィルム支持体の反対側面上に塗布され
    た第1及び第2ハロゲン化銀乳剤層単位、並びに前記ハ
    ロゲン化銀乳剤層単位中に潜像を形成することができる
     300nmより長波長の電磁放射線のクロスオーバー
    を10%未満まで低減させる手段であって、前記のクロ
    スオーバー低減手段が前記乳剤層単位の処理の際に90
    秒未満のうちに脱色される手段、からなる放射線写真要
    素であって、前記第1及び第2ハロゲン化銀乳剤層単位
    が有意に異る写真特性(センシトメトリー)を示し、か
    つ前記第1及び第2乳剤層単位のどちらが、露光の際、
    X線放射線源に最も近く位置しているかを確認する手段
    が備えられていることを特徴とする放射線写真要素。
  2. 【請求項2】  画像形成アセンブリーであって、放射
    線写真要素及び一対のフロント増感スクリーン及びバッ
    ク増感スクリーンからなる画像形成アセンブリーであっ
    て、前記放射線写真要素が請求項1記載のものであり、
    かつ前記画像形成アセンブリーの少くとも1つの他の要
    素が、前記第1及び第2乳剤層単位のどちらが露光の際
    X線放射線源に最も近く位置しているかを確認する手段
    を含むことを特徴とする画像形成アセンブリー。
  3. 【請求項3】  露光パッケージであって、アセンブリ
    ー及び前記アセンブリー用のカセット・ハウジングの形
    成手段からなる露光パッケージであって、前記アセンブ
    リーが請求項2記載のものであり、かつ前記カセット・
    ハウジングが前記第1及び第2乳剤層単位のどちらが露
    光の際X線放射線源に最も近く位置しているかを確認す
    る手段を含むことを特徴とする露光パッケージ。
JP3063383A 1990-03-29 1991-03-27 非対称性放射線写真要素、アセンブリー及びパッケージ Pending JPH04223458A (ja)

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