JPH0422120Y2 - - Google Patents

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JPH0422120Y2
JPH0422120Y2 JP17752786U JP17752786U JPH0422120Y2 JP H0422120 Y2 JPH0422120 Y2 JP H0422120Y2 JP 17752786 U JP17752786 U JP 17752786U JP 17752786 U JP17752786 U JP 17752786U JP H0422120 Y2 JPH0422120 Y2 JP H0422120Y2
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JP
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stage
intermediate carrier
bearing
roller
rollers
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JP17752786U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は多段遊星ローラ式減速機に関する。
(従来の技術) 従来のこの種減速機の1例が第2図に示されて
いる。
第2図において、1は入力軸で、軸受2及び5
によつて回転可能に軸支され、この入力軸1と1
体化された1段目太陽ローラ20の外周には複数
個の1段目遊星ローラ10が周方向に等間隔を隔
てて配置されて圧接せしめられている。そしてこ
れら遊星ローラ10はその外側に配置されケーシ
ング18に固定された1段目内ローラ16の内周
面と圧接している。各遊星ローラ10は軸受4を
介して遊星ピン14の1端に軸支され、この遊星
ピン14の他端は中間キヤリヤ12のフランジ1
2aに圧入することにより固定されている。中間
キヤリヤ12は軸受3及び7により入力軸1の軸
芯まわりに回転可能に軸支されている。中間キヤ
リヤ12と1体化された2段目太陽ローラ21の
外周には複数個の2段目遊星ローラ11が周方向
に等間隔を隔てて配置されて圧接せしめられ、こ
れら遊星ローラ11はその外側に配置されケーシ
ング18に固定された2段目内ローラ17の内周
面と圧接している。そして、これら遊星ローラ1
1は軸受6を介して遊星ピン15の1端に軸支さ
れ、この遊星ピン15の他端は出力軸13のフラ
ンジ13aに圧入することにより固定されてい
る。出力軸13は入力軸1、中間キヤリヤ12と
同軸に配列され軸受8及び9を介してケーシング
18に軸支されている。19はケーシング18内
において1段目内ローラ16と2段目内ローラ1
7との間に介在せしめられた予圧スペーサある。
しかして、入力軸1から3入力された動力は1
段目太陽ローラ20、1段目遊星ローラ10、軸
受4、遊星ピン14、中間キヤリヤ12、1段目
内ローラ16等によつて構成される第1段減速機
機構Aにより減速され、次いで、2段目太陽ロー
ラ21、2段目遊星ローラ11、軸受6、遊星ピ
ン15、2段目内ローラ17等によつて構成され
る第2段減速機機構Bにより更に減速され、1/10
ないし1/100程度の減速比を得ることができる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の減速機においては、予圧スペーサ1
9はその両側面で1段目内ローラ16及び2段目
内ローラ17の脚の一方を押圧してこれらの間隔
を狭くすることによりこれら内ローラ16,17
の内周面を内方に向かつて膨出させ、これら内周
面と遊星ローラ10,11との間の圧接力及び遊
星ローラ10,11と太陽ローラ20,21との
間の圧接力を調節すると同時に予圧スペーサ19
の外周面はケーシング18の内壁に当接し内周面
は軸受3の外輪に当接して軸受3を予圧スペーサ
19を介してケーシング18に支持しているた
め、その工作精度は高度なものが要求され、この
結果、そのコストが嵩むという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に対処するために提案され
たものであつて、その要旨とするところは、複数
段の減速機構を有する多段遊星ローラ式減速機に
おいて、中間キヤリヤのフランジをケーシングに
直接軸支する軸受の外輪で上記中間キヤリヤの前
後に位置する減速機構の内ローラを予圧したこと
を特徴とする多段遊星ローラ式減速機にある。
(作用) 本考案においては上記構成を具えているため、
中間キヤリヤのフランジをケーシングに直接軸支
する軸受の外輪の両端面でこの中間キヤリヤの前
及び後に位置する各減速機構の内ローラを予圧す
る。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図に示されている。
中間キヤリヤ12のフランジ12aの外径が第
2図に示す従来のもののそれより大径とされ、こ
のフランジ12の外周は軸受30によりケーシン
グ18に直接軸支されている。そして、この軸受
30の外輪30aの1端面は中間キヤリヤ12の
前方に位置する第1段減速機構Aの第1段内ロー
ラ16の脚に当接し、他端面は中間キヤリヤ12
の後方に位置する第2段減速機構Bの第2段内ロ
ーラ17の脚に当接してこれら内ローラ16,1
7を予圧している。他の構成及び作用は第2図に
示す従来のものと同様であり対応する部材には同
じ符号が付されている。
しかして、中間キヤリヤ12のフランジ12a
をケーシング18に直接軸支する軸受30の外輪
30aで内ローラ16,17を予圧するので、従
来のものにおける予圧スペーサ19を省略でき
る。
なお、上記実施例は2つの減速機構を有する減
速機に本考案を適用した例を示しているが、本考
案は3又はそれぞれの減速機構を有する減速機に
適用しうることは勿論である。
(考案の効果) 本考案においては、中間キヤリヤのフランジを
ケーシングに直接軸支する軸受の外輪で上記中間
キヤリヤの前後に位置する減速機構の内ローラを
予圧したため、従来の高精度で高価な予圧スペー
サの機能を軸受によつて併せ奏するこができる。
この結果、予圧スペーサを省略できるので、高価
な部品が減り、また、組立工数も減るのでコスト
を大巾に節減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す部分的断面図、
第2図は従来の減速機の部分的断面図である。 第1段減速機構……A、第2段減速機構……
B、中間キヤリヤ……12、フランジ……12
a、ケーシング……18、軸受……30、外輪…
…30a、内ローラ……16,17。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数段の減速機構を有する多段遊星ローラ式減
    速機において、中間キヤリヤのフランジをケーシ
    ングに直接軸支する軸受の外輪で上記中間キヤリ
    ヤの前後に位置する減速機構の内ローラを予圧し
    たことを特徴とする多段遊星ローラ式減速機。
JP17752786U 1986-11-20 1986-11-20 Expired JPH0422120Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17752786U JPH0422120Y2 (ja) 1986-11-20 1986-11-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17752786U JPH0422120Y2 (ja) 1986-11-20 1986-11-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6384448U JPS6384448U (ja) 1988-06-02
JPH0422120Y2 true JPH0422120Y2 (ja) 1992-05-20

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ID=31118809

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JP17752786U Expired JPH0422120Y2 (ja) 1986-11-20 1986-11-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4576263B2 (ja) * 2005-02-25 2010-11-04 三菱重工業株式会社 トラクションドライブ装置

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JPS6384448U (ja) 1988-06-02

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