JPH04218571A - 顔料の製造方法 - Google Patents

顔料の製造方法

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JPH04218571A
JPH04218571A JP3032609A JP3260991A JPH04218571A JP H04218571 A JPH04218571 A JP H04218571A JP 3032609 A JP3032609 A JP 3032609A JP 3260991 A JP3260991 A JP 3260991A JP H04218571 A JPH04218571 A JP H04218571A
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    • C09B67/0028Crystal modifications; Special X-ray patterns of azo compounds
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は顔料の製造方法に関し、より詳細
には、向上された水安定性と青色とを与える新規な結晶
学的構造を有する金属化アゾ顔料の新規な製造方法に関
する。
【0002】金属化アゾ顔料、特に下記式を有する金属
化アゾ顔料は印刷インク、塗料、プラスチックなどの着
色のために広く使用されている。
【化5】 式中、RとR1 とは互いに独立的に水素、ハロゲンま
たはアルキルであり、X1 はSO3−またはCO2−
であり、MはCa,Sr,MnまたはBaである。
【0003】従来、この種の顔料はカップリング反応に
よって製造されてきた。すなわち、式
【化6】 (式中、R,R1 、X1 は前記の意味を有する)の
アミンのジアゾ化物を、式
【化7】 のカップリング成分にカップリングすることによって製
造されている。
【0004】このカップリング反応は、1つの金属Mま
たは複数の金属Mの混合物(ここで、Mは前記の意味を
有する)の存在下においてアルカリ性pHにおいて実施
され、これによって目的の金属化アゾ顔料が製造される
【0005】また、別の方法として、カップリングした
アゾ顔料をアルカリ性pHにおいて金属Mまたは複数の
金属Mの混合物で後処理する製造方法もある。この製造
方法は、米国特許第2225665号明細書および米国
特許第2744027号明細書に記載されている。
【0006】式(I)の顔料のCa塩は、たとえば、色
の安定性がすぐれているので、各種の基質に広く使用さ
れている。しかしながら、この種の式(I)のカルシウ
ム塩は、それが水性インクに使用された場合には、青味
を帯びた赤から黄色味を帯びた赤に変色するという望ま
しくない変退色の欠点があった。
【0007】最近まで水性インクは印刷インクの市場で
大きなシェアを占めていなかったから、この欠点を克服
するということにはほとんど関心が向けられていなかっ
た。ところが、環境保全の問題の発生に関連して、なる
べく溶剤ベースの印刷インクを使用しないような動きが
強まってきた。このため、式Iの化合物のカルシウム塩
を水性インクに使用した場合の前記の欠点を克服する試
みが活発化してきた。
【0008】式(I)の化合物のカルシウム塩の水不安
定性を克服する試みの1つは、英国特許第156206
4号明細書に提案されている。すなわち、式Iの化合物
のカルシウム/ストロンチウム混合塩を製造する方法で
ある。この方法によると確かに純カルシウム塩に比較し
て水性インク中での色安定性は向上される。しかし、純
カルシウム塩に所望されている色調を犠牲にしている。
【0009】しかしてここに誠に驚くべきことながら、
本発明者は式IIの化合物と式III の化合物とのカ
ップリング反応を酸性pHにおいて実施することによっ
て、高い水安定性と鮮明な青色とを有していて結晶学的
に従来のものとは異なる金属塩顔料が製造されることを
見いだした。
【0010】したがって、本発明は前記に定義した式I
の金属化アゾ顔料の製造方法を提供するものであり、本
発明の方法の特徴は7.0以下のpHにおいて前記に定
義した式IIのアミンのジアゾ化物を式III のカッ
プリング成分にカップリングし、これによって下記式I
【化8】 (式中、R,R1 ,X1 は前記の意味を有し、そし
てYはアルカリ金属イオンまたはアンモニウムイオンで
ある)のアゾ染料を製造し、そしてこの式IVの染料を
、その製造中または製造後に、1種またはそれ以上の金
属Mの塩(ここでMは前記の意味を有する)を用いてレ
ーキ化することである。
【0011】Rおよび/またはR1 がアルキルである
場合には、それは好ましくはC1 −C4−アルキルで
あり、特に好ましくはメチルである。Rおよび/または
R1 がハロゲンである場合には、それは特に好ましく
は塩素である。好ましい式Iの顔料は、Rがメチル、R
1 が水素、X1 がSO3−、そしてMがCaである
顔料であり、これはカルシウム4Bトナー(ピグメント
レッド57.1)として公知の顔料である。
【0012】レーキ化は、本発明の方法により製造され
た式IVのアゾ染料を、1種またはそれ以上の金属Mの
塩を使用して次ぎにレーキ化することによって実施する
ことができる。または、好ましくはカップリングを実施
する前に、式IIのアミンのジアゾ化物に金属Mの塩を
加えることによっても実施することができる。
【0013】金属Mの塩は、カップリング反応の条件下
において不活性である任意の水溶性陰イオンから誘導す
ることができる。無機陰イオンの使用が好都合であり、
特に塩化物および/または硝酸塩の陰イオンが好ましい
。金属Mの塩の使用量は、式IVのアゾ顔料1モル当り
金属塩として計算して金属M0.75乃至1.75モル
、特に1.0乃至1.5モルの範囲が好ましい。
【0014】式IIのアミンからのジアゾニウム塩の生
成は、常用方法によって実施される。たとえば、アミン
をアルカリ性添加物たとえばアルカリ金属水酸化物、特
に水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、あるいは、
より好ましくは水性アンモニアと一緒に水中に溶解する
。 次ぎに、10℃以下の温度において亜硝酸ナトリウムの
等モル量を添加し、この後に塩酸または酢酸のごとき酸
を加えて反応混合物を酸性にし、そしてジアゾ化を完了
させる。金属Mの塩をカップリング反応の前にジアゾニ
ウム成分に導入するのが好ましい。
【0015】カップリング成分は、アルカリ性化合物た
とえばアルカリ金属水酸化物、特に水酸化ナトリウムま
たは水酸化カリウム、あるいは、より好ましくは水性ア
ンモニアと一緒に水中に溶解することができる。
【0016】本発明の方法を実施する場合に、カップリ
ング反応を7.0以下のpHにおいて実施することが必
須である。これはジアゾニウム溶液とカップリング溶液
とをカップリングする前に、ジアゾニウム溶液のpHを
3.0乃至7.0の範囲に上げ、そしてカップリング溶
液のpHを5乃至12、好ましくは6乃至8の範囲まで
下げることによって行なうのが好都合である。このあと
、両溶液どうしを混合することによってカップリング反
応を実施することができる。好ましくは、この際に、3
乃至6.9のpH、特に4.5乃至5.5のpHにおい
てジアゾ溶液にカップリング溶液を徐々に添加するのが
好ましい。
【0017】この様にして本発明による新規な酸性カッ
プリングによって得られる顔料生成物は、新規な結晶学
的型を示しそして従来のアルカリ性カップリングによっ
て製造された金属化アゾ顔料に比して向上された水安定
性を有する。
【0018】前記のピグメントレッド57.1生成物を
製造する従来の方法では、70℃より低い温度で乾燥し
た場合に顔料1モル当り結晶水約3モルを含有する化合
物が製造され、その結晶水のうちの約2モルはさらに乾
燥する(90℃でばい焼)と可逆的に変化しやすい化学
的に不安定(labile)なものとなる[Ameri
can Ink Maker(December,19
86年),第30−33頁参照]。
【0019】この可逆的に変化しやすい水の存在が、水
性系中でのピグメントレッド57.1の水不安定性の原
因であると考えられる(”The Manufactu
re of Lakes and Precipita
ted Pigments”,A.W.C.Harri
son, 第213頁参照)。
【0020】しかしながら、本発明による生成物は顔料
1モル当りわずか約1.5モルの不安定でない(non
−labile)結晶水を含有しているだけ[カールフ
ィッシャー分析(Karl−Fischer anal
ysis)による測定]であり、明らかに従来法で製造
された物質とは区別される。さらに両者の相違は、それ
ぞれのX線回折図によって確認することができる。すな
わち、従来法の物質の格子間隔(相対強度)3.80(
100),3.91(100)における通常の二重線は
、本発明による顔料では3.80における吸収線の相対
強度(150)が3.91(100)にまで増加して接
近した結果として一重線になっている。さらに、従来法
の物質で観察された約6.32における吸収線は本発明
による物質では多重線に分かれており、そしてさらに1
つの付加的吸収線が6.55において観察される。なお
、これらの格子間隔(オングストローム単位のd値)は
デバイ−シェラー(DEBYE−SHERRER) の
回折図(波長1.54050オングストローム、Cu−
K−α−1照射線)での対応する線から計算されたもの
である。
【0021】これらの観察結果は、本発明による生成物
が新規な型の結晶学的組織を有する物質であるというこ
とと一致する。
【0022】本発明の方法によって製造される顔料は優
れた使用性を有するものであり、その顔料が配合される
使用系(たとえば、印刷インク、塗料、プラスチック等
)内での性能(パフォーマンス)を向上させるために公
知の添加剤を含有させた調合物として有利に製造されう
る。パフォーマンス向上添加剤としては以下のものが考
慮される。重合体物質たとえばポリアクリル酸、ポリウ
レタン、ポリマレイン酸、ポリエチレンワックス;天然
樹脂酸たとえばウッドロジンまたはトール油ロジンまた
はアビエチン酸型誘導体。この種の添加剤は、カップリ
ングの実施される前、後または好ましくは間に顔料に対
して0.05乃至30重量%、好ましくは1乃至10重
量%の量で添加することができる。以下、本発明を実施
例によってさらに説明する。
【0023】実施例1 2−アミノ−5−メチルベンゼンスルホン酸40gを、
濃アンモニア(33%)26.4gを含有する水400
g中に溶解する。氷で0℃まで冷却した後に、水50g
に溶解した亜硝酸ナトリウム14.8gを添加し、次い
で濃塩酸65gを添加してジアゾニウム塩の懸濁物を形
成する。このジアゾ懸濁物に、水100g中に溶解した
塩化カルシウムの35gを添加する。濃アンモニアを添
加してこの懸濁物のpHを5.0に上げる。別の容器内
で、濃アンモニア26.4gを含有する水中に3−ヒド
ロキシ−2−ナフトエ酸42gを溶解する。酢酸を添加
してこの溶液のpHを7.0に下げる。次に、カップリ
ング成分のこの溶液を前記のジアゾ懸濁物に、pHを酸
またはアルカリの添加によって5.0に保持しながら約
40分間かけて添加する。得られた懸濁物を1時間攪拌
し、そして次ぎに沸騰温度まで加熱する。青味がかった
赤色の金属化アゾ顔料を濾過単離し、塩がなくなるまで
洗浄し、60℃で乾燥する。
【0024】実施例2 2−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼンスルホン
酸52.5gを、濃アンモニア(33%)15gを含有
する水400g中に溶解する。氷で0℃まで冷却した後
に、水50gに溶解した亜硝酸ナトリウム16.6gを
添加し、次いで濃塩酸63.5gを添加してジアゾニウ
ム塩の懸濁物を形成する。このジアゾ懸濁物に、水10
0g中に溶解した塩化カルシウムの43.8gを添加す
る。濃アンモニアを添加してこの懸濁物のpHを5.0
に上げる。別の容器内で、濃アンモニア36.5gを含
有する温水445ml中に3−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸44.6gを溶解する。酢酸を添加してこの溶液の
pHを7.0に下げる。次に、カップリング成分のこの
溶液を前記のジアゾ懸濁物に、pHを酸またはアルカリ
の添加によって5.0に保持しながら約40分間かけて
添加する。得られた懸濁物を1時間攪拌し、そして次ぎ
に沸騰温度まで加熱する。青味がかった赤色の金属化ア
ゾ顔料を濾過単離し、塩がなくなるまで洗浄し、60℃
で乾燥する。
【0025】実施例3 2−アミノ−5−クロロ−4−メチルベンゼンスルホン
酸52.5gを、濃アンモニア(33%)12.4gを
含有する水320g中に溶解する。氷で0℃まで冷却し
た後に、水50gに溶解した亜硝酸ナトリウム16.7
gを添加し、次いで濃塩酸55.2gを添加してジアゾ
ニウム塩の懸濁物を形成する。このジアゾ懸濁物に、水
100g中に溶解した塩化カルシウムの43.8gを添
加する。濃アンモニアを添加してこの懸濁物のpHを5
.0に上げる。別の容器内で、濃アンモニア36.5g
を含有する温水455ml中に3−ヒドロキシ−2−ナ
フトエ酸44.6gを溶解する。酢酸を添加してこの溶
液のpHを7.0に下げる。このカップリング成分の溶
液を前記のジアゾ懸濁物に、pHを酸またはアルカリの
添加によって5.0に保持しながら約40分間かけて添
加する。 得られた懸濁物を1時間攪拌し、そして次ぎに沸騰温度
まで加熱する。青味がかった赤色の金属化アゾ顔料を濾
過単離し、塩がなくなるまで洗浄し、60℃で乾燥する
【0026】実施例4 2−アミノ−5−メチルベンゼンスルホン酸40gを、
濃アンモニア(33%)26.4gを含有する水400
g中に溶解する。氷で0℃まで冷却した後に、水50g
に溶解した亜硝酸ナトリウム14.8gを添加し、次い
で濃塩酸65gを添加してジアゾニウム塩の懸濁物を形
成する。このジアゾ懸濁物に、水100g中に溶解した
塩化カルシウムの25gを添加する。濃アンモニアを添
加してこの懸濁物のpHを5.0に上げる。別の容器内
で、濃アンモニア26.4gを含有する温水中に3−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸42gを溶解する。酢酸を添
加してこの溶液のpHを7.0に下げる。次に、カップ
リング成分のこの溶液を前記のジアゾ懸濁物に、pHを
酸またはアルカリの添加によって5.0に保持しながら
約40分間かけて添加する。得られた懸濁物を1時間攪
拌し、そして次ぎにpHを9.0まで上げてカップリン
グ反応を完結させる。硝酸ストロンチウムの12gを加
え、この反応混合物をさらに1時間攪拌する。アクリル
樹脂26gを40%の濃度で添加し、90℃に15分間
加熱し、そのあとpHを5.0に下げる。生成した青味
がかった赤色の金属化アゾ顔料を濾過単離し、塩がなく
なるまで洗浄し、60℃で乾燥する。
【0027】実施例5 2−アミノ−5−メチルベンゼンスルホン酸40gを、
濃アンモニア(33%)26.4gを含有する水400
g中に溶解する。氷で0℃まで冷却した後に、水50g
に溶解した亜硝酸ナトリウム14.8gを添加し、次い
で濃塩酸65gを添加してジアゾニウム塩の懸濁物を形
成する。このジアゾ懸濁物に、水100g中に溶解した
塩化カルシウムの35gを添加する。濃アンモニアを添
加してこの懸濁物のpHを5.0に上げる。別の容器内
で、アンモニア26.4gを含有する温水455ml中
に3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸42gを溶解する。 ロジン酸ナトリウムの25gを添加し、pHを8.0に
下げる。次に、このカップリング成分の溶液を前記のジ
アゾ懸濁物に、pHを酸またはアルカリの添加によって
5.0に保持しながら約40分間かけて添加する。得ら
れた懸濁物を1時間攪拌し、そして次ぎに沸騰温度まで
加熱する。生成した顔料を濾過単離し、塩がなくなるま
で洗浄し、60℃で乾燥する。
【0028】実施例6−10 実施例1乃至5に記載した操作を、塩化カルシウムの代
りに硝酸ストロンチウムをジアゾニウム塩懸濁物に添加
する変更のみを加えてくり返し実施した。
【0029】比較例1−5 比較例1 2−アミノ−5−メチルベンゼンスルホン酸40gを、
濃アンモニア(33%)26.4gを含有する水400
g中に溶解する。氷で0℃まで冷却した後に、水50g
に溶解した亜硝酸ナトリウム14.8gを添加し、次い
で濃塩酸65gを添加してジアゾニウム塩の懸濁物を形
成する。このジアゾ懸濁物に、水100g中に溶解した
塩化カルシウムの35gを添加する。別の容器内で、濃
アンモニア26.4gを含有する水中に3−ヒドロキシ
−2−ナフトエ酸42gを溶解する。前記ジアゾ成分の
溶液をこのカップリング成分に、pHを10乃至11に
保持しながら約40分間かけて添加する。得られた懸濁
物を1時間攪拌し、そして次ぎに沸騰するまで加熱する
。 生成した青味がかった赤色の金属化アゾ顔料を濾過単離
し、塩がなくなるまで洗浄し60℃で乾燥する。
【0030】比較例2−5 実施例2乃至5に記載した出発物質をそれぞれ使用して
比較例1と同様にして比較例2乃至5を実施した。いず
れの場合にも青味がかった赤色の金属化アゾ顔料が得ら
れた。
【0031】顔料の評価 実施例1乃至5の生成物および参考例1乃至5のそれぞ
れの生成物に存在する結晶水の割合をカール−フィッシ
ャー法で測定した。結果は以下のとおりであった。
【表1】
【0032】製造された各顔料を使用してそれぞれ水性
インクを製造した。すなわち、顔料20gを下記組成の
水性バインダー系に配合した:   Joncryl 61(アクリル樹脂)     
           39g      水    
                         
         35g  イソプロパノール   
                         
  5g  リン酸トリブチル(消泡剤)      
              1g。 これによって製造されたインク調合物は20w/v %
顔料濃度を有し、そしてバインダー:顔料の比は1:2
であった。これら各インク調合物を高速攪拌器を使用し
て15分間プレミックスし、そして次ぎにガラス玉(直
径0.7乃至1.0mm)を使用したビードミルにかけ
た。 次に、このようにしてつくられた摩砕元インクにJon
cryl 8050の15gと水9gとを含有する稀釈
組成物を適当量添加して、10w/v %濃度に稀釈し
てインクをつくった。
【0033】前記方法で製造された各インクを20乃至
30℃において7日間熟成した。再水和が起こったか否
かを、既に製造されていたインクと新たに製造されたイ
ンクとを並列して水位低下を比較することによって測定
した。実施例1乃至5の顔料を配合したインクでは有意
味的な色の変化または凝結は観察されなかった。これに
対して、参考例1乃至5の顔料を配合したインクではア
ゾ顔料が再水和によりかなりの黄色変化を受けた。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式 【化1】 (式中、RとR1 とは互いに独立的に水素、ハロゲン
    またはアルキルであり、X1 はSO3−またはCO2
    −であり、MはCa,Sr,MnまたはBaである)の
    金属化アゾ顔料の製造方法において、式 【化2】 (式中、R,R1 、X1 は前記の意味を有する)の
    アミンのジアゾ化物を、7.0以下のpHにおいて、式
    【化3】 のカップリング成分にカップリングし、これによって式
    【化4】 (式中、R,R1 、X1 は前記の意味を有し、Yは
    アルカリ金属イオンまたはアンモニウムイオンである)
    のアゾ染料を製造し、そしてこの式IVの染料を、その
    製造中または製造後に、金属M(ここでMは前記の意味
    を有する)の1種またはそれ以上の塩でレーキ化するこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  Rがメチル、R1 が水素、X1 が
    SO3−、そしてMがCaである請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  1種またはそれ以上の金属M(ここで
    Mは請求項1に記載した意味を有する)の塩を、式II
    のアミンのジアゾ化物と式III のカップリング成分
    とのカップリング前に、該式IIのアミンのジアゾ化物
    に加える請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  金属Mの塩が水溶性無機塩である請求
    項1記載の方法。
  5. 【請求項5】  該塩が金属Mの塩化物および/または
    硝酸塩である請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】  レーキ化に使用される金属Mの塩の量
    が、式IVのアゾ染料1モルにつき金属塩0.75乃至
    1.75モルの範囲である請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】  金属Mの塩の量が、式IVのアゾ染料
    1モルにつき金属塩1.0乃至1.5モルの範囲である
    請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】  成分IIとIII とのカップリング
    前に、式IIのアミンから誘導されたジアゾニウム溶液
    のpHを3.0乃至7.0に上げ、そして式III の
    化合物から誘導体されたカップラー溶液のpHを5乃至
    12に下げ、そしてジアゾニウム溶液にカップラー溶液
    を徐々に添加することによってカップリング反応をpH
    3乃至6.9において実施する請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】  カップリング反応前にカップラー溶液
    のpHを6乃至8に下げる請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】  カップリング反応を4.5乃至5.
    5のpHにおいて実施する請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】  製造工程中に、パフォーマンス向上
    剤を添加する請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】  パフォーマンス向上のための添加剤
    がポリアクリル酸、ポリウレタン、ポリマレイン酸、ポ
    リエチレンワックス、ウッドロジン、トール油ロジンま
    たはアビエチン酸誘導体である請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】  該添加剤の添加量が、顔料に対して
    1乃至10重量%である請求項11記載の方法。
  14. 【請求項14】  請求項1記載の方法によって製造さ
    れた式Iの金属化アゾ顔料。
  15. 【請求項15】  請求項14記載の金属化アゾ顔料を
    含有する高分子有機材料、塗料または表面コーティング
  16. 【請求項16】  カールフィッシャー分析による測定
    で、式Iの顔料1モルあたりの化学的に不安定でない結
    晶水の含量が約1.5モルである請求項1記載の式Iの
    金属化アゾ顔料。
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