JPH04217404A - スローアウェイチップ - Google Patents
スローアウェイチップInfo
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B27/00—Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
- B23B27/22—Cutting tools with chip-breaking equipment
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ンド等の超高硬度焼結体の切刃部材を配したスローアウ
ェイチップに関するものである。
以下、チップと略称する。)は、切屑の排出性を良好に
するため、チップブレーカの表面あらさを極めて良好に
仕上げている。
ップにおいては、チップブレーカによって切屑が渦巻き
状にカールしにくいという欠点があった。
、種々の実験を繰り返した結果、チップの切刃部分に超
高硬度焼結体を使用した場合には、切れ味が向上して切
削抵抗が低下する点では優れた性能が得られるものの、
チップブレーカの表面あらさが極めて小さく形成されて
いるために切屑が該チップブレーカ上を極めて円滑に流
れてしまい、このため切屑がチップブレーカ上でカール
することなく排出してしまう、即ちカールしにくくなる
という知見を得た。その一方、チップブレーカの表面粗
さをあまり粗くすると切刃の切れ味が損なわれて溶着や
チッピング等が生じるおそれが高まることも判明した。
であって、切屑の流れに抵抗を与えることにより切屑を
カールしやすくするとともに、溶着やチッピングを防止
し得るようにしたものである。
成された台金の上面角部に切刃部材が設けられてなり、
前記切刃部材は、超硬合金等の高硬度焼結体と、ダイヤ
モンドや立方晶窒化硼素等を主成分として焼結される超
高硬度焼結体とを層状に形成したものであって、前記超
高硬度焼結体を前記台金の上面に露出させた状態で該台
金にろう付けされており、少なくとも前記超高硬度焼結
体の上面にチップブレーカが形成され、このチップブレ
ーカの表面粗さは、該チップブレーカの幅に対して切刃
から少なくとも5%以上50%以下の幅の部分が0.8
S以下に形成され、それ以外の部分が0.8Sを越え1
0.0S以下に形成されていることを特徴とするもので
ある。
らさを0.8S以下にしたのは、0.8Sを越えると切
刃にチッピングや溶着等が生じやすくなるからである。 また、5%以上50%以下の範囲が好ましいのは、5%
未満では研摩等で0.8S以下に加工するのが困難で、
また50%を越える部分について0.8S以下に加工し
てもチッピング等の防止の効果が少ないからである。ま
た、チップブレーカの上記範囲以外の表面あらさをを0
.8Sを越え10.0S以下に設定するのは、0.8S
以下では切屑の摺動抵抗が小さくて切屑がカールしにく
くなるからであり、10.0Sを越える場合には、切屑
の摺動抵抗が大きくなって該切屑の排出性が悪化してし
まうからである。
表面あらさを0.8S以下に設定しているので、切刃に
溶着が起こりにくくなるとともに、チッピングも生じに
くくなる。従って、切刃稜の角度を鋭く形成して切削抵
抗を低減させることができる。また、チップブレーカの
切刃側を除いた部分を、0.8を越え10.0S以下の
範囲に形成しているので、切屑がチップブレーカから十
分な摺動抵抗を受けてカールするようになるとともに、
過剰な切削抵抗によって切屑排出性が劣化するおそれも
なくなる。
実施例を説明する。
係るチップの台金である。この台金1は、鋼や超硬合金
等を素材として全体を三角形平板状に形成してなるもの
で、一つの角部の上面側には切刃部材2が固着される切
欠き1aが当該台金1の上方及び側方に開口させて形成
されている。
WC)を主成分とする超硬合金からなる高硬度焼結体3
と、ダイヤモンドや立方晶窒化硼素(CBN)等を主成
分とする超高硬度焼結体4とを層状に形成したものであ
る。この切刃部材2はその超高硬度焼結体4のみが台金
1の上面側に露出するように、すなわち切欠き1aの底
面側から台金1の上面側に向かって、順次、高硬度焼結
体3、超高硬度焼結体4が位置するように切欠き1aに
挿入されてろう付け固着されている。そして、各切刃部
材2の稜線部のうち、台金1の角部の一方の側に連なる
稜線部には切刃Eが形成され、さらに、台金1の上面に
は上記切刃Eに沿って超高硬度焼結体4から台金1の上
面まで延びるチップブレーカ5が形成されている。
プの中心側へ離間するに従って漸次台金1の下面側へ直
線的に後退する傾斜面5aと、この傾斜面5aの後端か
ら台金1の上面に向かって曲率半径Rの円弧を描きつつ
立ち上がる湾曲壁面5bとを有してなるもので、その幅
m、上記傾斜面5aの台金上面に対する傾斜角θおよび
上記湾曲壁面5bの曲率半径Rは当該チップブレーカ5
の全長に渡って一定とされている。なお、これら幅m、
傾斜角θおよび曲率半径Rは切削条件等に応じて適宜変
更され得るものであるが、幅mを1.0mm〜3.0m
m、傾斜角θを10゜ 〜30゜ 、曲率半径Rを0.
4mm〜1.5mmに設定することが好ましい。ちなみ
に図示の例では、幅mが1.7mm、傾斜角θが15゜
に、曲率半径Rが0.8mmに設定されている。
nの部分には研摩部5cが形成されている。研摩部5c
は、その表面あらさが0.8S以下に形成されており、
それ以外の部分は放電加工あるいは研摩により表面あら
さが0.8Sを越えて10.0S以内に形成されている
。ただし、研摩部5c以外の部分については、好ましく
は1.5S以上2.0S以下の範囲がよい。また、研摩
部5cの幅nはチップブレーカ5の幅mの少なくとも5
%以上50%以下に形成することが好ましい。
造手順について説明する。
び超高硬度焼結体4を同時に焼結する過程で両者を化学
結合させ、これによってある程度の広がりを持つ部材を
形成し、この部材から三角形状に切り出して形成する。 そして、この三角形状の切刃部材2を、その上面を台金
1の上面にほぼ一致させて該台金1の切欠1aにろう付
けした後、チップの上下面および周面を研摩する。その
後、チップブレーカ5を放電加工または研摩により形成
し、最後にチップブレーカ5の切刃Eに沿って0.8S
以下の研摩部5cを形成する。
においては、チップブレーカ5の切刃Eに沿って表面あ
らさが0.8S以下の研摩部5cを形成しているから、
特にアルミニウム等を切削する場合にも切刃Eに溶着や
チッピング等を生じにくくすることができる。しかも、
切刃Eのチッピング等を起こりにくくすることができる
から、すくい面と逃げ面とで挟まれた角度、すなわち切
刃稜の角度を鋭く形成して切刃Eの切れ味を向上させる
ことができる。
カ5の幅mの少なくとも5%以上50%以下に形成され
、チップブレーカ5の研摩部5c以外の部分の表面粗さ
が0.8Sを越え10.0S以下に形成されているから
、該チップブレーカ5の表面で切屑に摺動抵抗を与え、
該切屑を渦巻き状にカールさせることができる。
らなる高硬度焼結体3を示したが、たとえばサーメット
等の他の焼結合金を用いてもよい。ただし、超硬合金の
ようにろう付けによって台金に確実に固定することが可
能で、かつ超高硬度焼結体と確実に化学結合することの
できる材料を選択する必要がある。
は、図2に示すように傾斜面5aと湾曲壁面5bとを備
えたものに限らず、図3に示すようにチップの上面と平
行な平坦面5dと湾曲壁面5bとから構成されたもので
あっても良い。また、これら傾斜面5aや平坦面5dを
設けることなく、全体を湾曲面で構成しても良い。さら
に、チップブレーカ5としては、図4に示すように切刃
Eに対して斜めに形成したものや、図5に示すように切
刃部材2にのみ形成したものであっても良い。
結体4のみが台金1の上面に露出する構成を例に挙げて
説明しているが、本発明はこれに限るものではなく、超
高硬度焼結体4が台金1の上面に露出してさえいれば、
高硬度焼結体3が露出しているか否かは問わないもので
ある。以下、第2実施例として、高硬度焼結体3をも台
金1の上面側に露出させた例を図6及び図7を参照して
説明する。なお、上述した図1及び図2に示す第1実施
例のチップと共通する構成要素には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
は、超硬合金等からなる高硬度焼結体12と、ダイヤモ
ンドや立方晶窒化硼素等を主成分として焼結される超高
硬度焼結体13とを層状に形成したもので、前記超高硬
度焼結体13が台金1の周面を向くように、すなわちチ
ップの角部から当該チップの中心側へ向かうに従って、
順次、超高硬度焼結体13、高硬度焼結体12が台金1
の上面に露出する向きで切欠き1aに挿入されてろう付
け固着されている。そして、切刃部材11の稜線部のう
ち、台金1の角部の一方の側に連なる稜線部には切刃E
が形成され、さらに、台金1の上面には上記切刃Eに沿
って超高硬度焼結体13から高硬度焼結体12まで延び
るチップブレーカ14が形成されている。
実施例と同様に切刃Eに沿って平行に延在し、その幅m
及び傾斜角θは一定とされている。さらに、チップブレ
ーカ14の切刃側には一定幅nの研摩部14aが形成さ
れ、この研摩部14aの表面あらさは0.8S以下に、
また、研摩部14aを除いたチップブレーカ14の表面
あらさは0.8Sを越え10.0S以下とされている。 また、研摩部14aの幅nは、ブレーカ幅mの5%以上
50%以下とされている。
よれば、ブレーカ表面の粗さを上記第1実施例と同様に
設定しているから、切刃への溶着やチッピングを防止し
つつ切屑を効率良くカールさせて切屑排出性を向上させ
ることができる。しかも、台金1の角部にのみ高価な超
高硬度焼結体13を配置しているから、該チップのコス
トの低減を図ることができる。
カ14を、図8に示すように台金1の上面と平行に形成
し、あるいは図9に示すように切刃Eに対して斜めに形
成する等の変形が可能であることは勿論である。
の第3実施例を説明する。ただし上述した第1、第2実
施例と共通する構成要素には同一の符号を付し、その説
明を省略する。
び図7に示すチップと異なる点は、主に切刃部材21の
形状が異なる点である。すなわち、切刃部材21は、高
硬度焼結体12および超高硬度焼結体13を同時に焼結
する過程で両者が化学結合されたある広がりを有する部
材から切り出して得たものであり、台金1の上面側から
の平面視において三角形のテーパ状に形成され(図10
参照)、台金1の周面側からの側面視において長方形状
に形成されている。そして、この切刃部材21も、その
先端側にのみ超高硬度焼結体13が配置されている点で
上記第2実施例に示すチップと共通しているが、超高硬
度焼結体13と高硬度焼結体12との接合面の向きが台
金1の角部に連なる二つの稜線部のうちの一方に沿う方
向へ向けられることにより、台金1の平面視における超
高硬度焼結体13の長手方向が切刃Eの延在方向とほぼ
一致せしめられている点で第2実施例と異なっている。
れらの上面にチップブレーカ22が形成されている。こ
のチップブレーカ22は上述した図6及び図7に示す第
2実施例のチップと同様に放電加工あるいは研摩によっ
て加工されてなるもので、切刃部材21の長手方向と斜
めに交叉する方向へ延在せしめられている。そして、こ
のチップブレーカ22の切刃側には所定幅nの研摩部2
2aが形成され、該研摩部22aの表面粗さは第1、第
2実施例と同様に0.8S以下に、また、研摩部22a
以外のチップブレーカ22の表面あらさは0.8Sを越
え10.0S以下の範囲に形成されている。さらに、研
摩部22aの幅nがチップブレーカ22の幅mの5%以
上50%以下に設定されていることも上記各実施例と同
様である。
、超高硬度焼結体13の長手方向が切刃Eの延在方向と
一致しているので、超高硬度焼結体13の使用量を増加
させることなく、該超高硬度焼結体13上に形成される
切刃Eの長さを大きく設定できる。
、超高硬度焼結体13に形成された切刃Eが台金1の角
部の左方に位置しているが、例えば図12及び図13に
示すように切刃部材21を超高硬度焼結体13が角部の
右方を向くように装着し、かつチップブレーカ22を逆
方向に形成すればいわゆる勝手違いのチップが得られる
ことは勿論である。
に形成された台金の上面角部に切刃部材を設けてなり、
前記切刃部材は、超硬合金等の高硬度焼結体と、ダイヤ
モンドや立方晶窒化硼素等を主成分として焼結される超
高硬度焼結体とを層状に形成したものであって、前記超
高硬度焼結体を前記台金の上面に露出させた状態で該台
金にろう付けされており、少なくとも前記超高硬度焼結
体の上面にチップブレーカが形成され、このチップブレ
ーカの表面粗さは、該チップブレーカの幅に対して切刃
から少なくとも5%以上50%以下の幅の部分が0.8
S以下に形成され、それ以外の部分が0.8Sを越え1
0.0S以下に形成されたものであるから、切刃に溶着
やチッピングが生じることを防止しつつ、切屑にチップ
ブレーカ表面から摺動抵抗を与えて該切屑を渦巻き状に
カールさせることができる。しかも、切刃のチッピング
等を防止できるから、切刃稜の角度を鋭くして切削抵抗
を減少させ、これにより切れ味を向上させることができ
るという顕著な効果を奏する。
る。
である。
プを示す平面図である。
ある。
である。
である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 多角形に形成された台金の上面角部に
切刃部材を設けてなり、前記切刃部材は、超硬合金等の
高硬度焼結体と、ダイヤモンドや立方晶窒化硼素等を主
成分として焼結される超高硬度焼結体とを層状に形成し
たものであって、前記超高硬度焼結体を前記台金の上面
に露出させた状態で該台金にろう付けされており、少な
くとも前記超高硬度焼結体の上面にチップブレーカが形
成され、このチップブレーカの表面粗さは、該チップブ
レーカの幅に対して切刃から少なくとも5%以上50%
以下の幅の部分が0.8S以下に形成され、それ以外の
部分が0.8Sを越え10.0S以下に形成されている
ことを特徴とするスローアウェイチップ。
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