JPH04217327A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH04217327A JPH04217327A JP40360790A JP40360790A JPH04217327A JP H04217327 A JPH04217327 A JP H04217327A JP 40360790 A JP40360790 A JP 40360790A JP 40360790 A JP40360790 A JP 40360790A JP H04217327 A JPH04217327 A JP H04217327A
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Landscapes
- Bipolar Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置及びその製造
方法に係り、特にシリコンバイポーラトランジスタ及び
その製造方法に関する。
方法に係り、特にシリコンバイポーラトランジスタ及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日のLSI市場において、その殆どが
シリコンを用いたLSIであり、その中で特に高速性が
要求されるものがシリコンバイポーラトランジスタであ
る。従来技術によるシリコンバイポーラトランジスタの
製造方法を、第7図を用いて説明する。
シリコンを用いたLSIであり、その中で特に高速性が
要求されるものがシリコンバイポーラトランジスタであ
る。従来技術によるシリコンバイポーラトランジスタの
製造方法を、第7図を用いて説明する。
【0003】例えばp型シリコン基板52上にn+ 型
埋め込み層54を形成し、このn+ 型埋込み層54上
にn− 型コレクタ層56をエピタキシャル成長させる
。このn− 型コレクタ層56表面にLOCOS(Lo
cal Oxidation of Silicon)
法によりフィールド酸化膜58を選択的に形成し、n−
型コレクタ層56を分離する。そして素子分離領域の
フィールド酸化膜58領域にp型シリコン基板52にま
で達する深いU溝を設け、このU溝内にシリコン酸化膜
60を介して多結晶シリコン層62を充填してUカット
・アイソレーションを形成する。また、フィールド酸化
膜58によって分離されたn− 型コレクタ層56にn
型不純物を添加して、n+ 型埋込み層54に達するn
+ 型コレクタ引出し領域64を形成する。
埋め込み層54を形成し、このn+ 型埋込み層54上
にn− 型コレクタ層56をエピタキシャル成長させる
。このn− 型コレクタ層56表面にLOCOS(Lo
cal Oxidation of Silicon)
法によりフィールド酸化膜58を選択的に形成し、n−
型コレクタ層56を分離する。そして素子分離領域の
フィールド酸化膜58領域にp型シリコン基板52にま
で達する深いU溝を設け、このU溝内にシリコン酸化膜
60を介して多結晶シリコン層62を充填してUカット
・アイソレーションを形成する。また、フィールド酸化
膜58によって分離されたn− 型コレクタ層56にn
型不純物を添加して、n+ 型埋込み層54に達するn
+ 型コレクタ引出し領域64を形成する。
【0004】次いで、例えばフォト・エピタキシャル法
を用いて、全面にエピタキシャル層を成長させ、活性化
領域のn− 型コレクタ層56上にp型単結晶シリコン
層からなるp型ベース領域66を、フィールド酸化膜5
8上にp型多結晶シリコン層からなるベース引出し領域
68をそれぞれ形成する。続いて、このベース引出し領
域68を所定の形状にパターニングした後、全面にシリ
コン酸化膜70を堆積する。
を用いて、全面にエピタキシャル層を成長させ、活性化
領域のn− 型コレクタ層56上にp型単結晶シリコン
層からなるp型ベース領域66を、フィールド酸化膜5
8上にp型多結晶シリコン層からなるベース引出し領域
68をそれぞれ形成する。続いて、このベース引出し領
域68を所定の形状にパターニングした後、全面にシリ
コン酸化膜70を堆積する。
【0005】次いで、n+ 型コレクタ引出し領域64
及びp型ベース領域66上のシリコン酸化膜70にコン
タクト窓を開口した後、これらのコンタクト窓上にn型
不純物を添加した多結晶シリコン層からなるコレクタ引
出し電極72及びエミッタ引出し電極74を形成する。 そしてエミッタ引出し電極74からの固層拡散法により
、p型ベース領域66表面にn+ 型エミッタ領域76
を形成する。
及びp型ベース領域66上のシリコン酸化膜70にコン
タクト窓を開口した後、これらのコンタクト窓上にn型
不純物を添加した多結晶シリコン層からなるコレクタ引
出し電極72及びエミッタ引出し電極74を形成する。 そしてエミッタ引出し電極74からの固層拡散法により
、p型ベース領域66表面にn+ 型エミッタ領域76
を形成する。
【0006】また、ベース引出し領域68上のシリコン
酸化膜70にコンタクト窓を開口した後、このコンタク
ト窓内にp型不純物を添加した多結晶シリコン層からな
るベース引出し電極78を形成する。更に、エミッタ引
出し電極74、ベース引出し電極78及びコレクタ引出
し電極72上にAl(アルミニウム)からなるエミッタ
電極80、ベース電極82及びコレクタ電極84をそれ
ぞれ形成する。
酸化膜70にコンタクト窓を開口した後、このコンタク
ト窓内にp型不純物を添加した多結晶シリコン層からな
るベース引出し電極78を形成する。更に、エミッタ引
出し電極74、ベース引出し電極78及びコレクタ引出
し電極72上にAl(アルミニウム)からなるエミッタ
電極80、ベース電極82及びコレクタ電極84をそれ
ぞれ形成する。
【0007】このようにして、シリコンバイポーラトラ
ンジスタが作製される。
ンジスタが作製される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
シリコンバイポーラトランジスタを用いて回路を構成し
た場合、その高速性を向上させるには、各端子に繋がる
寄生抵抗及び寄生容量を減らすこと、更にはキャリア走
行時間を短縮するためにベース膜厚を薄くすることが必
要である。
シリコンバイポーラトランジスタを用いて回路を構成し
た場合、その高速性を向上させるには、各端子に繋がる
寄生抵抗及び寄生容量を減らすこと、更にはキャリア走
行時間を短縮するためにベース膜厚を薄くすることが必
要である。
【0009】しかしながら、現在までに開発されている
バイポーラトランジスタにおいては、ベース膜厚が薄く
なることによりベース抵抗が増大し、ベース膜厚とベー
ス抵抗は高速化を図る上においてトレードオフの関係と
なっている。また、上記従来のシリコンバイポーラトラ
ンジスタの製造方法においては、高速化に最も寄与が大
きいベース・コレクタ容量は、リソグラフィーの合わせ
余裕の必要から、減少させることに大きな限界がある。 更にまた、エミッタの開口部が0.2μm程度にまで微
細化されてきており、その際シリコン底面の酸化膜を完
全に除去することが難しいため、エミッタ抵抗の増大を
招いている。
バイポーラトランジスタにおいては、ベース膜厚が薄く
なることによりベース抵抗が増大し、ベース膜厚とベー
ス抵抗は高速化を図る上においてトレードオフの関係と
なっている。また、上記従来のシリコンバイポーラトラ
ンジスタの製造方法においては、高速化に最も寄与が大
きいベース・コレクタ容量は、リソグラフィーの合わせ
余裕の必要から、減少させることに大きな限界がある。 更にまた、エミッタの開口部が0.2μm程度にまで微
細化されてきており、その際シリコン底面の酸化膜を完
全に除去することが難しいため、エミッタ抵抗の増大を
招いている。
【0010】このような問題により、従来の製造方法に
よるシリコンバイポーラ集積回路の回路動作の高速化は
限界にきている。そこで本発明は、ベース領域の厚さを
薄く制御し、またベース・コレクタ間容量を大幅に低減
し、更にエミッタ抵抗の増大を抑制することにより、高
速性を向上させることができる半導体装置及びその製造
方法を提供することを目的とする。
よるシリコンバイポーラ集積回路の回路動作の高速化は
限界にきている。そこで本発明は、ベース領域の厚さを
薄く制御し、またベース・コレクタ間容量を大幅に低減
し、更にエミッタ抵抗の増大を抑制することにより、高
速性を向上させることができる半導体装置及びその製造
方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、半導体基板
と、前記半導体基板上に形成された凸形状のコレクタ層
と、前記コレクタ層の凸部上面及び側面に形成されたベ
ース層と、前記コレクタ層の凸部側面に第1の絶縁膜を
介して形成されると共に、前記ベース層側面と接続して
いるベース引出し層と、前記ベース層上面に接続するよ
うに形成されると共に、前記ベース引出し層と第2の絶
縁層を介して分離されているエミッタ層とを有すること
を特徴とする半導体装置によって達成される。
と、前記半導体基板上に形成された凸形状のコレクタ層
と、前記コレクタ層の凸部上面及び側面に形成されたベ
ース層と、前記コレクタ層の凸部側面に第1の絶縁膜を
介して形成されると共に、前記ベース層側面と接続して
いるベース引出し層と、前記ベース層上面に接続するよ
うに形成されると共に、前記ベース引出し層と第2の絶
縁層を介して分離されているエミッタ層とを有すること
を特徴とする半導体装置によって達成される。
【0012】また、上記の半導体装置において、前記ベ
ース層がエピタキシャル成長法により形成されているこ
とを特徴とする半導体装置によって達成される。上記課
題は、半導体基板上に第1導電型の不純物層をエピタキ
シャル成長した後、前記不純物層をメサエッチングして
凸形状のコレクタ層を形成する工程と、前記コレクタ層
の凸部周囲に第1の絶縁層を形成すると共に、前記第1
の絶縁層から上方に突出した前記コレクタ層の凸部上面
及び側面に第2の絶縁層を形成する工程と、前記第2の
絶縁層を介して前記コレクタの凸部側面と分離された第
1の多結晶シリコン層を、前記第1の絶縁層上に形成す
る工程と、前記第1の絶縁層から上方に突出した前記コ
レクタ層の凸部上面及び側面の前記第2の絶縁層を除去
した後、エピタキシャル成長法により、前記コレクタ層
の凸部上面及び側面に第2導電型の単結晶シリコン層か
らなるベース層を形成すると同時に、前記第1の絶縁層
上に第2導電型の第2の多結晶シリコン層を形成する工
程と、前記第1及び第2の多結晶シリコン層に第2導電
型の不純物を添加した後、所定の形状にパターニングし
てベース引出し層を形成する工程と、全面に第3の絶縁
層を形成した後、前記ベース層上の前記第3の絶縁層に
コンタクト窓を開口し、前記ベース層上面全体を露出す
る工程と、全面に第1導電型の第3の多結晶シリコン層
を形成した後、所定の形状にパターニングして、前記第
2のベース引出し層と前記第3の絶縁層を介して分離さ
れると共に、前記コンタクト窓を介して前記ベース層上
面に接続するエミッタ層を形成する工程とを有すること
を特徴とする半導体装置の製造方法によって達成される
。
ース層がエピタキシャル成長法により形成されているこ
とを特徴とする半導体装置によって達成される。上記課
題は、半導体基板上に第1導電型の不純物層をエピタキ
シャル成長した後、前記不純物層をメサエッチングして
凸形状のコレクタ層を形成する工程と、前記コレクタ層
の凸部周囲に第1の絶縁層を形成すると共に、前記第1
の絶縁層から上方に突出した前記コレクタ層の凸部上面
及び側面に第2の絶縁層を形成する工程と、前記第2の
絶縁層を介して前記コレクタの凸部側面と分離された第
1の多結晶シリコン層を、前記第1の絶縁層上に形成す
る工程と、前記第1の絶縁層から上方に突出した前記コ
レクタ層の凸部上面及び側面の前記第2の絶縁層を除去
した後、エピタキシャル成長法により、前記コレクタ層
の凸部上面及び側面に第2導電型の単結晶シリコン層か
らなるベース層を形成すると同時に、前記第1の絶縁層
上に第2導電型の第2の多結晶シリコン層を形成する工
程と、前記第1及び第2の多結晶シリコン層に第2導電
型の不純物を添加した後、所定の形状にパターニングし
てベース引出し層を形成する工程と、全面に第3の絶縁
層を形成した後、前記ベース層上の前記第3の絶縁層に
コンタクト窓を開口し、前記ベース層上面全体を露出す
る工程と、全面に第1導電型の第3の多結晶シリコン層
を形成した後、所定の形状にパターニングして、前記第
2のベース引出し層と前記第3の絶縁層を介して分離さ
れると共に、前記コンタクト窓を介して前記ベース層上
面に接続するエミッタ層を形成する工程とを有すること
を特徴とする半導体装置の製造方法によって達成される
。
【0013】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記ベース層上に開口するコンタクト窓の大きさを
前記ベース層上面の面積よりも大きくして前記ベース層
上面全体を露出させ、前記エミッタ層を前記ベース層上
面全体と接続させることを特徴とする半導体装置の製造
方法によって達成される。
て、前記ベース層上に開口するコンタクト窓の大きさを
前記ベース層上面の面積よりも大きくして前記ベース層
上面全体を露出させ、前記エミッタ層を前記ベース層上
面全体と接続させることを特徴とする半導体装置の製造
方法によって達成される。
【0014】
【作用】即ち本発明によれば、凸形状のコレクタ層の凸
部上面及び側面に例えばエピタキシャル成長法によって
ベース層を形成すると共に、このベース層上面全体に接
続するエミッタ層が形成されているため、コレクタ層の
凸部側面に形成されたベース層の長さを十分小さく制御
することにより、ベース層とコレクタ層との接合部のほ
とんど全てを活性領域とすることができ、従ってベース
・コレクタ間容量を大幅に低減することができる。そし
てコレクタ層の凸部の幅を十分小さく制御することによ
り、ベース幅を減少させることができ、従ってベース・
コレクタ間容量を更に小さくすることができる。
部上面及び側面に例えばエピタキシャル成長法によって
ベース層を形成すると共に、このベース層上面全体に接
続するエミッタ層が形成されているため、コレクタ層の
凸部側面に形成されたベース層の長さを十分小さく制御
することにより、ベース層とコレクタ層との接合部のほ
とんど全てを活性領域とすることができ、従ってベース
・コレクタ間容量を大幅に低減することができる。そし
てコレクタ層の凸部の幅を十分小さく制御することによ
り、ベース幅を減少させることができ、従ってベース・
コレクタ間容量を更に小さくすることができる。
【0015】また、ベース層の厚さはエピタキシャル成
長法によって高精度に制御することができるため、その
厚さを十分薄くすることによりキャリア走行速度を短縮
することができる。更に、ベース層上面に開口されたコ
ンタクト窓を介してそのベース層上面全体に接続するエ
ミッタ層が形成されているが、このコンタクト窓を十分
広く開口することにより、エミッタ層とベース層との接
合面積とは無関係にエミッタ層の大きさ及び形状を制御
することができるため、また微細化に伴いエッチング除
去が困難であったベース層上の自然酸化膜等を完全に除
去することができるため、エミッタ抵抗の増大を抑制す
ることができる。
長法によって高精度に制御することができるため、その
厚さを十分薄くすることによりキャリア走行速度を短縮
することができる。更に、ベース層上面に開口されたコ
ンタクト窓を介してそのベース層上面全体に接続するエ
ミッタ層が形成されているが、このコンタクト窓を十分
広く開口することにより、エミッタ層とベース層との接
合面積とは無関係にエミッタ層の大きさ及び形状を制御
することができるため、また微細化に伴いエッチング除
去が困難であったベース層上の自然酸化膜等を完全に除
去することができるため、エミッタ抵抗の増大を抑制す
ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて具
体的に説明する。図1は本発明の一実施例によるシリコ
ンバイポーラトランジスタを示す断面図である。p型シ
リコン基板10上に、n+ 型コレクタ埋込み層12が
形成されている。このn+ 型コレクタ埋込み層12上
には、凸形状のn− 型コレクタ層14と同じ凸形状の
n+ 型コレクタコンタクト層16とが形成されている
。n− 型コレクタ層14の凸部上面及び側面には、エ
ピタキシャル成長法によって形成された単結晶シリコン
層からなるp型ベース層18が形成されている。また、
n− 型コレクタ層14の凸部側面のp型ベース層18
に接続する多結晶シリコン層からなるp型ベース引出し
層20が形成されている。そしてこのp型ベース引出し
層20は、n+ 型コレクタ埋込み層12とはシリコン
窒化膜21及びシリコン酸化膜22を介して、またn−
型コレクタ層14とはその側面に形成されたシリコン
酸化膜24を介して、それぞれ分離されている。
体的に説明する。図1は本発明の一実施例によるシリコ
ンバイポーラトランジスタを示す断面図である。p型シ
リコン基板10上に、n+ 型コレクタ埋込み層12が
形成されている。このn+ 型コレクタ埋込み層12上
には、凸形状のn− 型コレクタ層14と同じ凸形状の
n+ 型コレクタコンタクト層16とが形成されている
。n− 型コレクタ層14の凸部上面及び側面には、エ
ピタキシャル成長法によって形成された単結晶シリコン
層からなるp型ベース層18が形成されている。また、
n− 型コレクタ層14の凸部側面のp型ベース層18
に接続する多結晶シリコン層からなるp型ベース引出し
層20が形成されている。そしてこのp型ベース引出し
層20は、n+ 型コレクタ埋込み層12とはシリコン
窒化膜21及びシリコン酸化膜22を介して、またn−
型コレクタ層14とはその側面に形成されたシリコン
酸化膜24を介して、それぞれ分離されている。
【0017】また、p型ベース層18上には、多結晶シ
リコン層からなるn+型エミッタ層26が形成され、n
− 型コレクタ層14の凸部上面のp型ベース層18上
面全体と接続していると共に、p型ベース引出し層20
とはシリコン酸化膜28を介して分離されている。そし
てn+ 型コレクタコンタクト層16上には、多結晶シ
リコン層からなるn型コレクタ電極30が形成されてい
る。 更に、図示しないが、シリコン酸化膜28に開口された
コンタクト窓を介して、p型ベース引出し層20に接続
されたベース電極が形成されている。
リコン層からなるn+型エミッタ層26が形成され、n
− 型コレクタ層14の凸部上面のp型ベース層18上
面全体と接続していると共に、p型ベース引出し層20
とはシリコン酸化膜28を介して分離されている。そし
てn+ 型コレクタコンタクト層16上には、多結晶シ
リコン層からなるn型コレクタ電極30が形成されてい
る。 更に、図示しないが、シリコン酸化膜28に開口された
コンタクト窓を介して、p型ベース引出し層20に接続
されたベース電極が形成されている。
【0018】次に、図2乃至図6に示す工程図を用いて
、図1のシリコンバイポーラトランジスタの製造方法を
説明する。p型シリコン基板10上に、エピタキシャル
成長法を用いて、n+ 型コレクタ埋込み層12及び濃
度1E16乃至1E17cm−3のn− 型エピタキシ
ャル層32を順に成長させる。続いて、幅0.2乃至0
.4μmの活性領域形成予定領域とコレクタコンタクト
形成予定領域を残してメサエッチングを施し、2つの凸
部34,36を形成する(図2(a)参照)。
、図1のシリコンバイポーラトランジスタの製造方法を
説明する。p型シリコン基板10上に、エピタキシャル
成長法を用いて、n+ 型コレクタ埋込み層12及び濃
度1E16乃至1E17cm−3のn− 型エピタキシ
ャル層32を順に成長させる。続いて、幅0.2乃至0
.4μmの活性領域形成予定領域とコレクタコンタクト
形成予定領域を残してメサエッチングを施し、2つの凸
部34,36を形成する(図2(a)参照)。
【0019】次いで、全面にシリコン窒化膜21を堆積
する。続いて、全面に十分な厚さの多結晶シリコン層3
8を堆積した後、凸部34,36上面上のシリコン窒化
膜21が露出するまで多結晶シリコン層38の研磨を行
なって、平坦化する。更に、多結晶シリコン層38をコ
ントロールエッチングして半分の厚さにし、再び凸部3
4,36を多結晶シリコン層38から上方に突出させる
(図2(b)参照)。
する。続いて、全面に十分な厚さの多結晶シリコン層3
8を堆積した後、凸部34,36上面上のシリコン窒化
膜21が露出するまで多結晶シリコン層38の研磨を行
なって、平坦化する。更に、多結晶シリコン層38をコ
ントロールエッチングして半分の厚さにし、再び凸部3
4,36を多結晶シリコン層38から上方に突出させる
(図2(b)参照)。
【0020】次いで、この多結晶シリコン層38を酸化
してシリコン酸化膜22を形成する。このとき、このシ
リコン酸化膜22は、シリコン窒化膜21によって覆わ
れた凸部34,36側面を埋め込んでしまう。続いて、
凸部34,36上面上の露出したシリコン窒化膜21を
エッチング除去して、凸形状のn− 型エピタキシャル
層32上面を露出させる(図3(a)参照)。
してシリコン酸化膜22を形成する。このとき、このシ
リコン酸化膜22は、シリコン窒化膜21によって覆わ
れた凸部34,36側面を埋め込んでしまう。続いて、
凸部34,36上面上の露出したシリコン窒化膜21を
エッチング除去して、凸形状のn− 型エピタキシャル
層32上面を露出させる(図3(a)参照)。
【0021】次いで、所定の形状にパターニングしたレ
ジスト40をマスクとして、凸部34のn− 型エピタ
キシャル層32にAs+ イオンのイオン注入を行ない
、n+ 型コレクタ埋込み層12と接続するn+ 型コ
レクタコンタクト層16を形成する。そして他方の凸部
34のn− 型エピタキシャル層32は、そのままでn
− 型コレクタ層14となる(図3(b)参照)。
ジスト40をマスクとして、凸部34のn− 型エピタ
キシャル層32にAs+ イオンのイオン注入を行ない
、n+ 型コレクタ埋込み層12と接続するn+ 型コ
レクタコンタクト層16を形成する。そして他方の凸部
34のn− 型エピタキシャル層32は、そのままでn
− 型コレクタ層14となる(図3(b)参照)。
【0022】次いで、レジスト40を除去した後、シリ
コン酸化膜22をコントロールエッチングして、シリコ
ン窒化膜21に覆われた凸形状のn− 型コレクタ層1
4及びn+ 型コレクタコンタクト層16の側面を一部
露出する。このエッチングによってシリコン酸化膜22
の膜厚は0.5μm程度となり、このシリコン酸化膜2
2から上方に突出する凸形状のn− 型コレクタ層14
及びn+ 型コレクタコンタクト層16の高さは0.3
5μm程度となる。続いて、n− 型コレクタ層14及
びn+ 型コレクタコンタクト層16の側面を覆ってい
るシリコン窒化膜21を除去した後、凸形状のn− 型
コレクタ層14及びn+ 型コレクタコンタクト層16
の露出した上面及び側面を熱酸化して、厚さ20乃至5
0nmのシリコン酸化膜24を形成する(図4(a)参
照)。
コン酸化膜22をコントロールエッチングして、シリコ
ン窒化膜21に覆われた凸形状のn− 型コレクタ層1
4及びn+ 型コレクタコンタクト層16の側面を一部
露出する。このエッチングによってシリコン酸化膜22
の膜厚は0.5μm程度となり、このシリコン酸化膜2
2から上方に突出する凸形状のn− 型コレクタ層14
及びn+ 型コレクタコンタクト層16の高さは0.3
5μm程度となる。続いて、n− 型コレクタ層14及
びn+ 型コレクタコンタクト層16の側面を覆ってい
るシリコン窒化膜21を除去した後、凸形状のn− 型
コレクタ層14及びn+ 型コレクタコンタクト層16
の露出した上面及び側面を熱酸化して、厚さ20乃至5
0nmのシリコン酸化膜24を形成する(図4(a)参
照)。
【0023】次いで、全面に十分な厚さの多結晶シリコ
ン層を堆積した後、研磨工程を用いて、凸形状のn−
型コレクタ層14及びn+ 型コレクタコンタクト層1
6上面上のシリコン酸化膜24が露出するまで研磨し、
平坦化を行なう。更に、この多結晶シリコン層をコント
ロールエッチングして、その厚さを0.2μm程度にま
で減少させて、ノンドープの多結晶シリコン層42を形
成する。このエッチングにより、多結晶シリコン層42
から上方に突出したn−型コレクタ層14及びn+ 型
コレクタコンタクト層16の高さは、ほぼ0.15μm
程度となる(図4(b)参照)。
ン層を堆積した後、研磨工程を用いて、凸形状のn−
型コレクタ層14及びn+ 型コレクタコンタクト層1
6上面上のシリコン酸化膜24が露出するまで研磨し、
平坦化を行なう。更に、この多結晶シリコン層をコント
ロールエッチングして、その厚さを0.2μm程度にま
で減少させて、ノンドープの多結晶シリコン層42を形
成する。このエッチングにより、多結晶シリコン層42
から上方に突出したn−型コレクタ層14及びn+ 型
コレクタコンタクト層16の高さは、ほぼ0.15μm
程度となる(図4(b)参照)。
【0024】次いで、凸形状のn− 型コレクタ層14
上面及び側面のシリコン酸化膜24を選択的に除去した
後、エピタキシャル成長を行なう。これにより、露出し
ているn− 型コレクタ層14の上面及び側面には単結
晶シリコン層からなるp型ベース層18が形成されると
共に、多結晶シリコン層42及びシリコン酸化膜24上
には多結晶シリコン層からなるp型の多結晶シリコン層
44が形成される。勿論、これらp型ベース層18と多
結晶シリコン層44とは連続的に接続している(図5(
a)参照)。
上面及び側面のシリコン酸化膜24を選択的に除去した
後、エピタキシャル成長を行なう。これにより、露出し
ているn− 型コレクタ層14の上面及び側面には単結
晶シリコン層からなるp型ベース層18が形成されると
共に、多結晶シリコン層42及びシリコン酸化膜24上
には多結晶シリコン層からなるp型の多結晶シリコン層
44が形成される。勿論、これらp型ベース層18と多
結晶シリコン層44とは連続的に接続している(図5(
a)参照)。
【0025】次いで、p型ベース層18を覆う所定の形
状のレジスト48をマスクとして、多結晶シリコン層4
2,44にドーズ量1E15乃至5E15cm−2のB
+ イオンのイオン注入を行ない、濃度1E18乃至1
E19cm−3のp型の多結晶シリコン層46を形成す
る(図5(b)参照)。次いで、レジスト48を除去し
た後、全面に厚さ50nm程度のシリコン窒化膜(図示
せず)を堆積する。このシリコン窒化膜は、後の工程に
おいてエミッタコンタクト窓を開口する際のエッチング
ストッパーとしての役割を出させるためのものであり、
またコンタクト窓開口の際のRIE(反応性イオンエッ
チング)におけるp型ベース層18へのイオンのダメー
ジを防止するためのものである。続いて、所定の形状の
レジストをマスクとするエッチングにより、多結晶シリ
コン層46のパターニングを行ない、p型ベース引出し
層20を形成する。更に、全面にシリコン酸化膜28を
堆積する(図6(a)参照)。
状のレジスト48をマスクとして、多結晶シリコン層4
2,44にドーズ量1E15乃至5E15cm−2のB
+ イオンのイオン注入を行ない、濃度1E18乃至1
E19cm−3のp型の多結晶シリコン層46を形成す
る(図5(b)参照)。次いで、レジスト48を除去し
た後、全面に厚さ50nm程度のシリコン窒化膜(図示
せず)を堆積する。このシリコン窒化膜は、後の工程に
おいてエミッタコンタクト窓を開口する際のエッチング
ストッパーとしての役割を出させるためのものであり、
またコンタクト窓開口の際のRIE(反応性イオンエッ
チング)におけるp型ベース層18へのイオンのダメー
ジを防止するためのものである。続いて、所定の形状の
レジストをマスクとするエッチングにより、多結晶シリ
コン層46のパターニングを行ない、p型ベース引出し
層20を形成する。更に、全面にシリコン酸化膜28を
堆積する(図6(a)参照)。
【0026】次いで、p型ベース層18上方のシリコン
酸化膜28を選択的にエッチングしエミッタコンタクト
窓を開口する。このとき、このコンタクト窓の大きさは
、p型ベース層18上面全体を露出させるのみならず、
それを含めた十分に大きな任意の形状にすることができ
る。これにより、従来技術においてコンタクト窓の微細
化に伴って生じるp型ベース層18表面の自然酸化膜等
の残留を防止することができる。同様にして、n+ 型
コレクタコンタクト層16上のシリコン酸化膜28の選
択的なエッチングを行ない、コレクタコンタクト窓を開
口する。
酸化膜28を選択的にエッチングしエミッタコンタクト
窓を開口する。このとき、このコンタクト窓の大きさは
、p型ベース層18上面全体を露出させるのみならず、
それを含めた十分に大きな任意の形状にすることができ
る。これにより、従来技術においてコンタクト窓の微細
化に伴って生じるp型ベース層18表面の自然酸化膜等
の残留を防止することができる。同様にして、n+ 型
コレクタコンタクト層16上のシリコン酸化膜28の選
択的なエッチングを行ない、コレクタコンタクト窓を開
口する。
【0027】続いて、全面に多結晶シリコン層を堆積し
た後、As+ イオンをイオン注入し、更に所定の形状
にパターニングして、p型ベース層18の上方全面に接
続するn+ 型エミッタ層26とn+ 型コレクタコン
タクト層16に接続するコレクタ電極30とをそれぞれ
形成する(図6(a)参照)。なお、図示しないが、同
様にしてp型ベース引出し層20上のシリコン酸化膜2
8を選択的にエッチングしてベースコンタクト窓を開口
し、同様にして、ベース電極を形成する。
た後、As+ イオンをイオン注入し、更に所定の形状
にパターニングして、p型ベース層18の上方全面に接
続するn+ 型エミッタ層26とn+ 型コレクタコン
タクト層16に接続するコレクタ電極30とをそれぞれ
形成する(図6(a)参照)。なお、図示しないが、同
様にしてp型ベース引出し層20上のシリコン酸化膜2
8を選択的にエッチングしてベースコンタクト窓を開口
し、同様にして、ベース電極を形成する。
【0028】このように本実施例によれば、凸形状のn
− 型コレクタ層14の凸部上面及び側面には、エピタ
キシャル成長法によって形成されたp型ベース層18が
形成されているため、このp型ベース層18の厚さを高
精度に制御することができ、従ってその厚さを十分薄く
することによりキャリア走行速度を短縮することができ
る。
− 型コレクタ層14の凸部上面及び側面には、エピタ
キシャル成長法によって形成されたp型ベース層18が
形成されているため、このp型ベース層18の厚さを高
精度に制御することができ、従ってその厚さを十分薄く
することによりキャリア走行速度を短縮することができ
る。
【0029】また、p型ベース層18上面全体にn+
型エミッタ層26が接続しているため、n− 型コレク
タ層14の凸部側面に形成されたp型ベース層18の長
さを十分小さく制御することにより、n− 型コレクタ
層14とp型ベース層18とのpn接合部のほとんど全
てを活性領域とすることができ、従ってベース・コレク
タ間容量を大幅に低減することができる。
型エミッタ層26が接続しているため、n− 型コレク
タ層14の凸部側面に形成されたp型ベース層18の長
さを十分小さく制御することにより、n− 型コレクタ
層14とp型ベース層18とのpn接合部のほとんど全
てを活性領域とすることができ、従ってベース・コレク
タ間容量を大幅に低減することができる。
【0030】また、n− 型コレクタ層14の凸部の幅
を十分小さく制御することにより、ベース幅を減少させ
ることができるため、n− 型コレクタ層14とp型ベ
ース層18とのpn接合面積が減少し、従ってベース・
コレクタ間容量を更に小さくすることができる。更に、
p型ベース層18上に開口するエミッタコンタクト窓は
、p型ベース層18の大きさに規定されることなく十分
に大きな任意の形状にすることができるため、p型ベー
ス層18表面の自然酸化膜等を完全に除去することがで
き、従ってエミッタ抵抗の増大を抑制することができる
。
を十分小さく制御することにより、ベース幅を減少させ
ることができるため、n− 型コレクタ層14とp型ベ
ース層18とのpn接合面積が減少し、従ってベース・
コレクタ間容量を更に小さくすることができる。更に、
p型ベース層18上に開口するエミッタコンタクト窓は
、p型ベース層18の大きさに規定されることなく十分
に大きな任意の形状にすることができるため、p型ベー
ス層18表面の自然酸化膜等を完全に除去することがで
き、従ってエミッタ抵抗の増大を抑制することができる
。
【0031】このようにして、シリコンバイポーラトラ
ンジスタの高速化を実現することができる。
ンジスタの高速化を実現することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、凸形状の
コレクタ層と、コレクタ層の凸部上面及び側面に例えば
エピタキシャル成長法によって形成されたベース層と、
ベース層上面に接続するように形成されたエミッタ層と
を有することことにより、コレクタ層の凸部側面に形成
されたベース層の長さを十分小さく制御してベース層と
コレクタ層との接合部のほとんど全てを活性領域とする
ことができため、またコレクタ層の凸部の幅を十分小さ
く制御してベース幅を減少させることができるため、ベ
ース・コレクタ間容量を大幅に低減することができる。
コレクタ層と、コレクタ層の凸部上面及び側面に例えば
エピタキシャル成長法によって形成されたベース層と、
ベース層上面に接続するように形成されたエミッタ層と
を有することことにより、コレクタ層の凸部側面に形成
されたベース層の長さを十分小さく制御してベース層と
コレクタ層との接合部のほとんど全てを活性領域とする
ことができため、またコレクタ層の凸部の幅を十分小さ
く制御してベース幅を減少させることができるため、ベ
ース・コレクタ間容量を大幅に低減することができる。
【0033】また、ベース層の厚さをエピタキシャル成
長法によって高精度に制御して十分に薄くすることがで
きるため、キャリア走行速度を短縮することができる。 更に、ベース層とエミッタ層とが全面に接続するコンタ
クト窓をその接合面積とは無関係に十分大きな任意の大
きさに開口し、ベース層上の自然酸化膜等を完全に除去
することができるため、エミッタ抵抗の増大を抑制する
ことができる。
長法によって高精度に制御して十分に薄くすることがで
きるため、キャリア走行速度を短縮することができる。 更に、ベース層とエミッタ層とが全面に接続するコンタ
クト窓をその接合面積とは無関係に十分大きな任意の大
きさに開口し、ベース層上の自然酸化膜等を完全に除去
することができるため、エミッタ抵抗の増大を抑制する
ことができる。
【0034】これにより、半導体装置の高速化を実現す
ることができる。
ることができる。
【図1】本発明の一実施例によるシリコンバイポーラト
ランジスタを示す断面図である。
ランジスタを示す断面図である。
【図2】図1におけるシリコンバイポーラトランジスタ
の製造方法を説明する工程図(その1)である。
の製造方法を説明する工程図(その1)である。
【図3】図1におけるシリコンバイポーラトランジスタ
の製造方法を説明する工程図(その2)である。
の製造方法を説明する工程図(その2)である。
【図4】図1におけるシリコンバイポーラトランジスタ
の製造方法を説明する工程図(その3)である。
の製造方法を説明する工程図(その3)である。
【図5】図1におけるシリコンバイポーラトランジスタ
の製造方法を説明する工程図(その4)である。
の製造方法を説明する工程図(その4)である。
【図6】図1におけるシリコンバイポーラトランジスタ
の製造方法を説明する工程図(その5)である。
の製造方法を説明する工程図(その5)である。
【図7】従来のバイポーラトランジスタを示す断面図で
ある。
ある。
10…p型シリコン基板
12…n+ 型コレクタ埋込み層
14…n− 型コレクタ層
16…n+ 型コレクタコンタクト層
18…p型ベース層
20…p型ベース引出し層
21…シリコン窒化膜
22,24,28…シリコン酸化膜
26…n+ 型エミッタ層
30…n型コレクタ電極
32…n− 型エピタキシャル層
34,36…凸部
38…多結晶シリコン層
40,48…レジスト
42,44,46…多結晶シリコン層
52…p型シリコン基板
54…n+ 型埋め込み層
56…n− 型コレクタ層
58…フィールド酸化膜
60,70…シリコン酸化膜
62…多結晶シリコン層
64…n+ 型コレクタ引出し領域
66…p型ベース領域
68…ベース引出し領域
72…コレクタ引出し電極
74…エミッタ引出し電極
76…n+ 型エミッタ領域
78…ベース引出し電極
80…エミッタ電極
82…ベース電極
84…コレクタ電極
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
成された凸形状のコレクタ層と、前記コレクタ層の凸部
上面及び側面に形成されたベース層と、前記コレクタ層
の凸部側面に第1の絶縁膜を介して形成されると共に、
前記ベース層側面と接続しているベース引出し層と、前
記ベース層上面に接続するように形成されると共に、前
記ベース引出し層と第2の絶縁層を介して分離されてい
るエミッタ層とを有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、
前記ベース層がエピタキシャル成長法により形成されて
いることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板上に第1導電型の不純物層
をエピタキシャル成長した後、前記不純物層をメサエッ
チングして凸形状のコレクタ層を形成する工程と、前記
コレクタ層の凸部周囲に第1の絶縁層を形成すると共に
、前記第1の絶縁層から上方に突出した前記コレクタ層
の凸部上面及び側面に第2の絶縁層を形成する工程と、
前記第2の絶縁層を介して前記コレクタの凸部側面と分
離された第1の多結晶シリコン層を、前記第1の絶縁層
上に形成する工程と、前記第1の絶縁層から上方に突出
した前記コレクタ層の凸部上面及び側面の前記第2の絶
縁層を除去した後、エピタキシャル成長法により、前記
コレクタ層の凸部上面及び側面に第2導電型の単結晶シ
リコン層からなるベース層を形成すると同時に、前記第
1の絶縁層上に第2導電型の第2の多結晶シリコン層を
形成する工程と、前記第1及び第2の多結晶シリコン層
に第2導電型の不純物を添加した後、所定の形状にパタ
ーニングしてベース引出し層を形成する工程と、全面に
第3の絶縁層を形成した後、前記ベース層上の前記第3
の絶縁層にコンタクト窓を開口し、前記ベース層上面全
体を露出する工程と、全面に第1導電型の第3の多結晶
シリコン層を形成した後、所定の形状にパターニングし
て、前記第2のベース引出し層と前記第3の絶縁層を介
して分離されると共に、前記コンタクト窓を介して前記
ベース層上面に接続するエミッタ層を形成する工程とを
有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置の製造方法
において、前記ベース層上に開口するコンタクト窓の大
きさを前記ベース層上面の面積よりも大きくして前記ベ
ース層上面全体を露出させ、前記エミッタ層を前記ベー
ス層上面全体と接続させることを特徴とする半導体装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40360790A JPH04217327A (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40360790A JPH04217327A (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04217327A true JPH04217327A (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=18513337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40360790A Withdrawn JPH04217327A (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04217327A (ja) |
-
1990
- 1990-12-19 JP JP40360790A patent/JPH04217327A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980312 |