JPH04215982A - 果物のための調節された気圧包装体 - Google Patents

果物のための調節された気圧包装体

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JPH04215982A
JPH04215982A JP5712491A JP5712491A JPH04215982A JP H04215982 A JPH04215982 A JP H04215982A JP 5712491 A JP5712491 A JP 5712491A JP 5712491 A JP5712491 A JP 5712491A JP H04215982 A JPH04215982 A JP H04215982A
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JP5712491A
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Michael J Colucci
マイケル ジェイ.コルッチ
Charles L Mott
チャールズ エル.モット
Ronald J Weeks
ロナルド ジェイ.ウィークス
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Original Assignee
DowBrands Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/24Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、果物及び野菜、特に赤く熟した
トマトを消費者に供給するための調節された気圧包装体
に関する。
【0002】種々の食物のための調節された気圧包装体
は当業界において良く知られている。そのような包装体
は、アメリカ特許第 4,830,863号及び第 4
,622,229号におけるように硬質包装体又は日本
特許出願第223395号(1984)及びアメリカ特
許第 4,079,152号及び第 4,897,27
4号におけるように非硬質包装体であり得る。たとえば
アメリカ特許第 4,830,863号(Jones)
 に記載されるように、果物を含むために硬質の閉鎖容
器及び所望する組成の気体気圧を維持するために選択的
透過性、紙基材の非硬質性蓋素材を用いる包装体もまた
知られている。
【0003】非硬質性調節された気圧包装体及び非硬質
性蓋素材を有する硬質性包装体の両者に関する問題は、
それらが十分な程度の気体透過を得るために必要とされ
る薄い厚さに製造し、そして取扱うのに困難である空気
透過性熱可塑性フィルムから実質的に部分的に構成され
ることである。
【0004】これらの熱可塑性フィルムの処理及び加工
の制限を克服する1つのこれまでに提案された方法は、
紙支持体及び熱可塑性層を積層体として使用することで
ある。紙は蓋材料並びに選択的透過性ポリマーフィルム
及び被膜を支持するための支持体にある程度の硬質性を
提供する。
【0005】この蓋材料はフィルムのみの処理及び加工
制限を克服するが、他の問題が生じる。このタイプの蓋
材料に関連する1つの問題は、蓋材料と硬質性閉鎖容器
との間に実質的に気密性シールを与えることである。こ
の問題を対処するためにこれまで使用されて来た手段は
、蓋素材と閉鎖容器との間に接着剤の適用、及び閉鎖容
器及び蓋素材が接触する領域において蓋素材に接着でき
る感熱性粘着性熱可塑性樹脂によるその閉鎖容器の内表
面の被覆を包含する。しかしながら、接着剤の適用は追
加の処理段階を要し、そして閉鎖容器の内表面の被覆は
時々、その閉鎖容器の形状により困難であることが知ら
れている。
【0006】このタイプの選択透過性紙基材の蓋素材の
使用から生じるもう1つの問題は、その蓋素材を通して
の所望する透過速度の維持である。紙支持体は典型的に
は、多孔性であり、そしてそれを通して空気を自由に通
すけれども、紙支持体を構成する個々の繊維は典型的に
は実質的に不透過性である。支持体と選択透過性ポリマ
ー被膜又は積層されたフィルム層との間の界面で、不透
過性繊維は、選択的透過性被膜又はフィルムを通して気
体の透過のための利用できる表面積を効果的に減じる。 その界面での利用できる表面積の低下は、選択的透過性
被膜又はフィルムを通しての空気の透過速度を遅め、そ
して従って全体として蓋素材を通して空気の透過速度を
遅める。
【0007】従って、上記紙素材積層体のように製造さ
れ、そして取扱われ又は処理され得る蓋材料を提供する
が、しかしこれらの積層体に関連する及び上記に記載さ
れる欠点を有さない、果物及び野菜のための調節された
気圧包装体が必要とされる。
【0008】本発明は、そこに置かれた果物及び野菜の
新鮮度及び市場性を維持するために調節された気圧包装
体を供給することによってこれらの必要性を満たし、こ
こで前記包装体は、(a)そこに開口部を有する比較的
硬質の保護プラスチック閉鎖容器及び(b)前記開口部
でその閉鎖容器のまわりに及びそれと実質的に気密密封
して配置される空気透過性蓋を含んで成る。前記空気透
過性蓋は、(i)不織繊維材料のプリントできる多孔性
層、(ii)多孔性非繊維性材料の第1中間層及び(i
ii) 空気透過性材料の内部層を含んで成る。前記第
1中間層は、支持体層と内部層との間に位置し、支持体
層と内部層との間の接触を実質的に妨げる。
【0009】調節された気圧、すなわち調節された湿度
包装体10が、トマトと共に図1に示される。包装体1
0は、比較的硬質の保護プラスチック閉鎖容器15、保
湿材料のパケット22及び非硬質性蓋60を含んで成る
。閉鎖容器15はトレー20及び挿入体30を含んで成
る。包装体10は、図3において展開図で示される。
【0010】トレー20は、1又は複数のトマト12を
保持するチャンバー25を含む。好ましくはトレー20
は2個のトマトを収容するのに十分な大きさである。ト
レー20及びチャンバー25の大きさは、そこに保持さ
れるトマト又は他の果物又は野菜の大きさにより決定さ
れる。包装体10に包装されるトマト12は、典型的に
はそれぞれ 180〜230 gであり、それぞれは約
3インチ(7.6cm)の直径及び約2 1/2インチ
(6.4cm)の高さを有する。この大きさの範囲のト
マトのために、適切な包装は、6〜8インチ(15.2
〜20.3cm)の長さ、3〜5 1/2インチ(7.
6〜14.0cm)の幅及び2 1/2〜3 1/2イ
ンチ(6.4〜8.9cm)の高さである。
【0011】トレー20は、トレーリップ24により境
界をつけられた開口部33を含む。リップ24は好まし
くは、実質的に平らであり、そして好ましくは一般的に
トレー20の底と平行である。トレー20はまた、挿入
体30の周囲部分を受ける内部の方に配置された脚部分
36, 37及び38を定義する。挿入体30は、挿入
体30の周囲部分が脚部分36, 37及び38上に横
たわり、そしてそれらの脚により支持されるようにトレ
ー20に対する大きさである。トレー20はまた、トマ
ト12を受け、そしてそれと接触する底クレードル28
を含む。トレー20の底に存在するトラフ23はチャン
バー25及び挿入体30に向かって開口し、そして保湿
材料のパケット22を保持する。
【0012】底のクレードル28は、トレー20により
定義される種々のクレードル表面27により形成される
。これらの表面27は、トマト12を側面及び下部から
取り囲み、そして支持するように位置するが、しかしト
マト12への傷を回避し、そしてトマト12のまわりの
チャンバー25において気体及び水蒸気の自由な流れを
付与するために最少の表面接触を伴う。気体及び水蒸気
の自由な流れのための手段を付与することによって、包
装体10は、復水し、そしてカビの形成を導びく水蒸気
のポケットの創造を回避し、そしてチャンバー25内で
均等な気体組成及び相対湿度を達成する。
【0013】包装体10は、包装体10の向きにかかわ
らず包装体の残りの部分相当して実質的に固定された位
置にトマトを保持し、そして維持するための手段を含む
。図1の態様において、包装体10は、トレー20、ク
レードル28及び挿入体30の形でトマトの上部、下部
及び側部に位置する種々の表面を付与することによって
、実質的に固定された位置にトマトを維持する。
【0014】トマト12、すなわち図4に見られる代表
的な検体は、包装体10の底に対して及びパケット22
に対してそれらの茎痕14がトレー20及び包装体10
内で下になるように置かれる。トマト12の茎痕14は
好ましくは、パケット22に隣接して配置され、そして
より好ましくは、パケット22の1インチ(2.54c
m)以内に配置される。トマトから蒸散する水蒸気のほ
とんどは茎痕を通して放されるので、保湿材料のパケッ
トへの茎痕の近接は、茎痕の領域においてトマトの表面
上に液体水を形成するために蓄積するよりもむしろ茎痕
からの水蒸気の効果的な吸収を可能にする。包装体10
における液体水の蓄積は、それがカビの形成を促進する
ので所望されない。
【0015】挿入体30は、包装体10においていくつ
かの機能を行ない、たとえばトレー20のための内部蓋
として機能し、トマト12と蓋60との間の接触を妨げ
、輸送においてお互い積重ねる場合に伴う物理的な損傷
からトマト12を保護し、そして包装体10内で実質的
に固定された位置にトマト12を維持することを助ける
【0016】挿入体30は、包装体10が垂直位置にあ
る場合、脚36, 37及び38上に支持されることに
よって、及び挿入体30が一部を形成する包装体10に
おいてトマト12に伝えられる負荷を伴わないで連続的
に積重ねられる包装体10の加重を実施するために十分
に硬質であることによって複数の包装体10を積重ねる
場合における可能性ある物理的な損傷からトマト12を
保護する。挿入体30は好ましくは、リップ24、トレ
ー20又は包装体10のいづれか他の成分にシールされ
ない。
【0017】挿入体30は、挿入体30に存在する末端
のキャップ32により包装体10内に実質的に固定され
た位置でトマト12を保持することを助ける。末端のキ
ャップ32は、トマト12の上端部に対して接触するよ
うな態様でトマト12の表面で接触し、そしてトマト1
2の底端部とクレードルとを接触せしめる。従って、末
端のキャップ32は、包装体10の向きにかかわらず、
包装体10の残り部分に相対して実質的に固定された位
置にトマト12を保持し、そして維持するためにクレー
ドル28及びトマトの側面のトレー20の表面と共に機
能する。しかしながら、蓋60は、実質的に固定された
位置でトマト12の保持を助けるために挿入体30の代
わりにクレードル28及びトマト12の側面のトレー2
0の表面と共に使用され得ることが理解される。
【0018】挿入体30及びトレー20は、一般的に、
1又は複数の開口部34が前記2種の挿入体及びトレー
の組合せにより定義されるように企画され、大きさを作
られ、そして一緒に嵌合し、それによって気体はチャン
バー25と包装体10の外部の周囲環境との間を蓋60
を通して透過することができる。これらの開口部34は
、図1に明確に見られるように、包装体10の4つの角
に挿入体30及びトレー20の嵌合により定義される。 場合によっては、同等の開口部が、挿入体とトレーとの
嵌合にかかわらず、挿入体内に完全に造形され又は定義
され得る。両構成における開口部34は好ましくは、蓋
60が開口部34を通して垂れ下らないように配置され
る。
【0019】本発明に関して、挿入体30は、開口部3
4中への蓋60の垂れ下りの防止を助ける、挿入体から
上方に突出するスペーサー35を有する。この垂れ下り
を防止することによって、挿入体30と蓋60との間の
空間が維持され、そしてチャンバー25の残りの部分と
共に開口部34を通して通じる。この空間の不在下で、
蓋60を通してのすべての塊状物の移動は、開口部34
の領域を通して存在するが(挿入体30は空気透過性で
ある)、蓋60と挿入体30との間の空間の維持は、チ
ャンバー25上の蓋60の実質的に全領域の使用を可能
にする。
【0020】挿入体30及びトレー20は好ましくは、
比較的硬質の熱可塑性材料から成り、そして最っとも好
ましくは、同じ材料から成る。適切な熱可塑性材料は、
ポリスチレン、スチレン−ブタジエンコポリマー、ポリ
スチレンとスチレン−ブタジエンコポリマーとのブレン
ド、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンテレフタレート−グリコール又はセルロース
材料、たとえばセルロースアセテートプロピオネートを
包含する。最っとも好ましい材料はポリ塩化ビニルであ
る。好ましくは、挿入体30及びトレー20を構成する
熱可塑性材料は、包装体10内のトマト12が購入の前
、消費者によりそのような材料を通して眼により観察さ
れるように実質的に透明である。
【0021】挿入体30及びトレー20は、いづれか従
来のプラスチック加工技法、たとえば熱成形又は射出成
形技法により形成され得る。好ましくは、挿入体30及
びトレー20は熱成形され、そして5〜25ミル(0.
127mm〜0.635mm)の厚さを有する。
【0022】特に図2に関しては、密封蓋60は、多孔
性空気透過性材料の支持体層50、前記支持体層に隣接
する多孔性空気透過性材料の第1中間層46及び4:1
以上の比の二酸化炭素:酸素の透過性の内部層40を含
んで成る。支持体層50は便利には、包装体10のため
のラベルとして蓋60において機能し、そして好ましく
は、層50のいづれかの側上にプリントされた表示を受
けることができる。
【0023】蓋60は挿入体30及びトレー20の上部
上に選択的透過性であるが、しかし実質的に気密性で水
密性シールを形成する。蓋60は好ましくは、リップ2
4でトレー20にシールされ、そして最っとも好ましく
はそれにヒートシールされる。
【0024】支持体層50を構成する多孔性材料は好ま
しくは、構造上不織布及び繊維性であり、そしてさらに
好ましくは、セルロール紙又は紙基材のものであり得る
。 支持体層50における多孔性材料の型、密度、透過性及
び厚さは、トマトの呼吸必要条件と適合され得る。支持
体層50における多孔性材料はさらに好ましくは、10
ミクロン又はそれ以上の孔間の平均距離を有する。多孔
性材料、最っとも好ましくは紙は、20〜100Lb.
ストック及び最っとも好ましくは 60Lb.ストック
の密度を有する。その紙材料は好ましくは、10,00
0cc/ 100インチ2 ・日・気圧以上の酸素透過
性を有する。支持体層50の厚さの所望する範囲は、そ
れを構成する紙材料の物性及び特徴に依存して異なるけ
れども、層50の厚さは好ましくは1ミル(0.025
mm) 〜15ミル(0.381mm) 、より好まし
くは1.5ミル(0.038mm) 〜5ミル(0.1
27mm) 、及び最っとも好ましくは3ミル(0.0
76mm) である。セルロース紙又は紙基材の材料の
ために代用される適切な多孔性材料は、 Tyvek*
 (E.I.DuPont deNemours& C
o.の商標)の不織ポリエチレン又は合成紙を包含する
【0025】支持体層50を構成する多孔性材料は好ま
しくは、包装体10における特定の果物又は野菜の呼吸
において一部を使用する空気中の気体に対するその透過
性の点で、実質的に選択性でない。調節された気圧包装
体における2種の最っとも重要なそのような気体、すな
わち二酸化炭素及び酸素は、好ましくは4:1以下、よ
り好ましくは2:1以下及びさらにより好ましくは約1
:1の二酸化炭素:酸素の支持体層50における相対的
透過性を有する。
【0026】支持体層50は好ましくは、実質的に内部
層40と接触しない。層50と層40との間の接触の最
少化又は排除は、層50が内部層40と大いに接触する
構成体と比較する場合、蓋60を通しての透過性を高め
ると思われる。 いづれか特定の理論によらないが、支持体層と内部層と
の間の界面での多孔性紙支持体材料は、それらを通して
の透過のために選択的透過性内部層に利用できる表面積
を効果的に減じると思われる。
【0027】多孔性支持体材料を構成する個々の紙繊維
は、典型的には、実質的に酸素及び二酸化炭素不透過性
であり、そしてそれらの気体はその繊維を通してよりも
むしろ繊維間を透過する。従って、空気不透過性(すな
わち酸素及び二酸化炭素不透過性)繊維は、これらの繊
維が層40と交差し、又は層40及び50の界面の領域
を占める程度に気体透過のために利用できる内部層の表
面積を減じる。層50と40との間の接触は、それらの
間における少なくとも第1中間層46の存在により実質
的に減じられ又は排除される。
【0028】第1中間層46は多孔性材料から構成され
、そして内部層40に隣接して及び支持体層50と層4
0との角に位置する。密封用蓋60はさらに好ましくは
、第1中間層46と支持体層50との間に位置する第2
中間層48を含む。
【0029】層46は、4:1以下、好ましくは2:1
以下及びより好ましくは1:1の比の二酸化炭素:酸素
の透過性を付与する多孔性材料又は複数の多孔性材料か
ら構成される。層46における材料は好ましくは実質的
に非繊維性であり、そして好ましくは紙基材の材料でな
い。 層46のための多孔性材料は好ましくは、1ミクロン又
はそれ以下の孔間の平均距離を有する。層46のための
有用な多孔性材料は、鉱物、たとえばクレー、炭酸カル
シウム、タルク、グラファイト及び同様のものを包含す
る。 それらの鉱物は好ましくは、粒状形で存在する。第1中
間層46のための他の適切な多孔性材料は連続気泡ポリ
スチレン及びポリエチレンフォームを包含する。好まし
い材料は結合剤を含むクレーである。第1中間層46は
、最っとも好ましくはクレー92部、ポリスチレン8部
及び結合剤としてのスチレン/ブタジエンコポリマー1
6部の混合物の被膜である。
【0030】蓋60における層60は、第1中間層46
及び支持体層50のための結合剤又は接着剤として作用
する粘着性空気透過性材料の薄層である。層48のため
の空気透過性材料は、多糖類、たとえばスターチ、アル
ギネート及び植物ガムの水溶液から形成された被膜を包
含する。層48は、好ましくは主としてスターチの層か
ら構成される外径規制のものである。
【0031】層46及び48は、支持体層50に積層さ
れた被膜、薄シート又はフィルムの形又はナイフ塗布又
は他の産業的な被覆法によりその支持体層に適用された
被膜の形を取ることができる。好ましくは、層46及び
48は、多孔性材料及び結合剤の水溶液又は混合物によ
る層50のナイフ塗布により形成される。これに関して
有用な溶液及び方法は既知であり、そしてアメリカ特許
第 2,790,735号、第 4,109,056号
、第 4,183,766号、第 4,187,219
号、第 4,241,142号、第 4,328,28
4号、第 4,423,118号、第 4,567,0
99号、第 4,436,789号及び第 4,837
,087号に記載されるものを包含する。
【0032】層46及び48は、それらの包含の結果と
して蓋60の全体の透過性の低下を最少にするためにで
きるだけ薄いが、しかし支持体層50及び内部層40が
実質的に接触しないような十分な厚さのものである。層
48は好ましくは、蓋60の酸素及び二酸化炭素の全体
の選択性に実質的に影響を及ぼさないほど不連続且つ薄
い。しかしながら、層46及び48の実際の厚さは、市
販のクレー被覆紙における層の厚さにより実際に指図さ
れる。
【0033】内部層40は、4:1以上の、好ましくは
5:1以上、さらにより好ましくは6:1〜8:1の比
の二酸化炭素:酸素透過性により特徴づけられる選択的
透過性熱可塑性樹脂から構成される。そのような所望す
る選択性を示す材料は、エチレン/酢酸ビニルコポリマ
ー、スチレン−ブタジエンコポリマー及びポリエチレン
ホモポリマー、たとえば低密度及び低密度線状ポリエチ
レンである。最っとも好ましい材料は、Quantum
 ChemicalのUSI Divisionにより
商標ULTRATHENEとして現在売られているよう
な、約18重量%の酢酸ビニルを含むエチレン/酢酸ビ
ニルコポリマーである。内部層40を含んで成る熱可塑
性材料はさらに好ましくは、実質的に気密性シールが層
40とリップ24との間に供給され得るように、トレー
20のリップ24にヒートシールされ得る。
【0034】選択的透過性内部層40の厚さは好ましく
は、所望する気体選択性が得られるが、しかしそれぞれ
酸素及び二酸化炭素のチャンバー25中への侵入及びそ
れからの侵出の速度が、その中に包装された果物又は野
菜の呼吸挙動及びチャンバー25において所望される酸
素及び二酸化炭素の濃度に適合されるように最適化され
る。 内部層40は、好ましくは 500〜2500、より好
ましくは 900〜1500及び最っとも好ましくは1
100cc/ 100インチ2 ・日・気圧の乾燥酸素
透過性を付与するように構成される。内部層40は、2
000〜15,000、より好ましくは4500〜12
,000及び最っとも好ましくは8000cc/ 10
0インチ2 ・日・気圧の乾燥二酸化炭素透過性を付与
するように構成される。内部層40の厚さは、それを含
んで成る材料の特徴に依存して異なるが、しかし通常、
0.4ミル(0.01mm)〜2.0ミル(0.051
mm) 、好ましくは0.4ミル〜1.0ミル(0.0
25mm) 及びより好ましくは約0.6ミル(0.0
15mm) であろう。
【0035】蓋60はさらに好ましくは、支持体層50
よりも容易にプリントされる表面を提供するために多孔
性材料の第1及び第2上部層52及び54を含んで成る
。これらの層52及び54は、層46及び48における
ように支持体層50上にクレー又はスターチの形で取ら
れる。層52及び54はそれぞれ層48及び46と同じ
組成を有する。層52は好ましくは水溶液の形で層50
上に被覆され、そして層54は水性混合物の形で層52
上にナイフ塗布される。
【0036】蓋60は最っとも好都合には、適切には市
販のクレー被覆紙上に層40の選択的透過性材料を被覆
することによって形成される。適切な市販のクレー被覆
紙は、Westvaco60#C1S, Wetstr
ength60#C1S, Mead60#C1S, 
Simpson60#C1S, Consolidat
edPaper40#C2S、及び James Ri
ver26#C1Sを包含する。最っとも好ましいクレ
ー被覆紙は、Westvaco Sterling W
eb Gloss BWの60Lb. C2S紙である
【0037】所望するレベルの二酸化炭素透過性を有す
る層40のための選択的透過性材料の適切な選択は、チ
ャンバー内に CO2吸収剤を要しないで、本発明の包
装体のチャンバー内の所望する CO2の定常状態レベ
ルの維持を可能にする。
【0038】本発明の包装体は、好ましくは70〜90
%の相対湿度及びより好ましくは70〜78%の相対湿
度の定常状態で十分に調節された環境を付与する。チャ
ンバー内のこの定常状態の酸素濃度は好ましくは2〜1
0体積%及びより好ましくは3〜5体積%である。定常
状態でのチャンバー内の二酸化炭素濃度は、好ましくは
5体積%以下及びより好ましくは2〜4体積%である。 周囲レベル以下の酸素レベルは呼吸速度を遅め、そして
従って、トマトの成熟の速度を遅める。5体積%の過剰
での二酸化炭素レベルは、細胞損傷に対してトマトを敏
感にするが、しかしある量の二酸化炭素は包装体におけ
るトマトの生存性及び寿命を高める。一定の包装体によ
り供給される相対湿度及び酸素及び CO2濃度は、ト
マトはそれらの呼吸速度及び/又は蒸散速度において異
なるので、トマトの種々のタイプに依存していく分異な
るかも知れない。従って、相対湿度及び酸素及び CO
2レベルのための好ましい及び最っとも好ましい範囲は
また、特定の包装体に包装されるべきトマトのタイプに
よりいく分異なるかも知れない。
【0039】酸素及び二酸化炭素の蓋60を通しての透
過における定常状態は一般的に、トマトが約2日間包装
された後に生じる。トマトが初めに包装される場合、チ
ャンバー内の気体の組成は、トマトが包装された環境に
おけるのと同じである。トマトが呼吸するにつれて、チ
ャンバー内において、酸素レベルは低下し、そして二酸
化炭素レベルは上昇する。約2日後、トマトは、チャン
バー内の酸素含有量が2〜10体積%に低下し、そして
二酸化炭素含有量が6体積%を越えないレベルに低下す
るような程度に呼吸した。定常状態はまた、包装体が包
装され、そして密封される場合、ガスフラッシングによ
り達成され得る。
【0040】すでに指摘されたように、チャンバー内で
の周囲レベル以下の酸素含有量は、トマトの呼吸速度及
び成熟工程を遅める。成熟工程の遅延は、所望する赤く
熟した段階の持続期間を長くする。赤く熟した段階は、
チャンバー内における酸素及び二酸化炭素の所望するレ
ベルを、好ましくは7〜14日、及びより好ましくは2
1日間まで維持することによって延長され得、この点の
後、トマトの品質は劣化する傾向あるように予測される
。包装体が周囲温度以下、たとえば50〜60°F(1
0℃〜15.6℃)で維持される場合、トマトは、トマ
トの遅い呼吸速度のためにさらに長い期間、赤く熟した
段階で維持され得る。
【0041】チャンバー内の酸素及び二酸化炭素の定常
状態レベルは、酸素及び二酸化炭素についての選択的透
過性層40の透過性により決定される。これらの透過性
は、被覆された層40の特徴により及び被膜を通しての
個々の酸素及び二酸化炭素についての部分圧グラジェン
トにより決定される。いづれかの気体についてのチャン
バーと包装体の外部の周囲環境との間の部分圧グラジェ
ントが高くなるほど、蓋60を通しての流れが早くなる
【0042】定常状態で、包装体中への酸素の流れは、
トマトの呼吸による酸素消費の速度にほぼ等しく、そし
て包装体からの二酸化炭素の流れは、トマトの呼吸によ
る二酸化炭素発生の速度にほぼ等しいであろう。
【0043】パケット22は好ましくは、全体として包
装体の方向にかかわらずトマト12に相対して実質的に
固定され、一定間隔を保たれた位置に維持される。包装
体において所望する相対湿度を達成するのに必要とされ
るパケット22の大きさ及び保湿材料の量は、トマト1
2の数及び大きさ及びそれらの水蒸気の蒸散速度により
決定される。好ましくは、トマト12からの蒸散した水
蒸気を7〜14日間、及びより好ましくは21日間まで
吸収するために十分な材料が存在する。
【0044】パケット22内に含まれる保湿材料は好ま
しくは、一般的に一定レベルで包装体10の所望する相
対湿度を維持する。パケット22は好ましくは、水蒸気
透過性、実質的に液体水不透過性材料のパウチ及びその
パウチ内に含まれる保湿材料を含んで成る。適切なパウ
チ材料は、酢酸セルロース及び Tyvek* (E.
I.DuPont de Nemours & Co.
の商標)のポリエチレン不織布を包含する。 好ましいパケットはアメリカ特許第  3,990,8
72号に見られる。
【0045】適切な保湿材料は、従来の保湿又は乾燥材
料、たとえば塩化物塩、硫酸物塩、シリカゲル又は活性
化アルミナを包含する。好ましい保湿材料は、約70%
の相対湿度まで水蒸気の単に無視できる吸収性を示す。 好ましい材料は通常の室温で包装体のチャンバーにおい
て70〜90%及び特に70〜78%レベルの相対湿度
を維持し、そして好ましくはさらに、50〜90°F(
10℃〜32.2℃)の温度範囲にわたってこれらのレ
ベルを維持するであろう。好ましい保湿材料は塩化ナト
リウム、マンニトール及びソルビトールを包含する。最
っとも好ましい材料はその低費用、低毒性、消費者に良
く知られていること及び卓越した性能により塩化ナトリ
ウムである。
【0046】約70〜約90%の間の相対湿度が本発明
の包装体において好ましい。なぜならば約70%以下の
レベルはトマトの脱水をもたらし、そして約90%以上
のレベルは包装体及びトマトにおいてカビの増殖及び液
体水蓄積をもたらすからである。70〜78%の相対湿
度が最っとも好ましい。
【0047】上記で指摘されたように、保湿剤のパケッ
ト22は、包装されたトマトの茎痕の1インチ(2.5
4cm)以内に配置される。この茎痕14への接近性は
、保湿材料による水蒸気の実質的な吸収を可能にし、そ
して過剰の水蒸気又はこの水蒸気の復水によりもたらさ
れる液体水の局部領域での形成を最少にする。しかしな
がら、好ましくはパケット22は、茎痕14と接触しな
い。なぜならば、そのような接触は茎痕14の領域にお
ける水蒸気を密封し、そして消費者の茎痕への観察を妨
げるように作用するからである。
【0048】本発明の包装体は好ましくは、すべての領
域内で実質的に均等な相対湿度及び気体組成を維持する
。実質的に均質な相対湿度とは、湿度がトマトを含むチ
ャンバーのいづれか与えられた領域から他の領域に20
%以下、及び好ましくは10%以下変化することを意味
する。包装体は好ましくは、水蒸気又は復水の局部濃度
が無視できる以上の程度に進行しないように、トマトを
とり囲む質量移行のための十分な手段を付与するように
構造的に構成されたチャンバーを包含する。好ましくは
チャンバーの領域は、トマト及び包装体の表面を接触せ
しめることによって他の領域から密封されない。さらに
好ましくは、包装体の表面は、この臨界的な部分におけ
る水蒸気及び/又は復水の局在化を最少にするために茎
痕と直接接触して存在しない。トマト12の茎痕14へ
の吸収剤パケット22の接近性はまた、水蒸気及び/又
は復水の局在化を最少にし、そして従って実質的に均等
な相対湿度を包装を通して維持することを助ける。
【0049】挿入体30は、トラフ23において保湿材
料のパケット22の機能的な同等物としての保湿材料の
ための区画を供給するように本発明の他の態様において
改良され得る。そのような区画は、保湿材料がトマト1
2の茎痕14にひじょうに接近して存在するが、しかし
接触しては存在しないように、挿入体の下部上に微小多
孔性又は他の水蒸気透過性層を定義することができる。 挿入体30内に定義されたそのような区画に関してはト
マトは包装体において垂直に又は茎痕を上に配置され得
る。他方、保湿材料のパケット22は、挿入体30の下
面と接触され又はその下面の下に位置することができる
。挿入体30の下に配置されたパケット22に関しては
、トマトはまた垂直に又は茎痕を上に配置され得る。
【0050】本発明の包装体はまた、その包装体の方向
にかかわらずトマトと分離して及び物理的に接触しない
で維持するための手段を包含する。包装体10において
、トマト12の分離及び物理的接触の欠乏は、トレー2
0、トレー20のクレードル28の曲面27及び挿入体
30の形で上部、下部及び横部に位置する種々の面によ
り別々な位置からトマト12を取り囲むことによって維
持される。
【0051】本発明の包装体は、傷の可能性を最少にし
、そしてチャンバーにおける気体循環を高めるために、
トマトの表面と包装体の表面との間の接触を最少にする
ように形状化される。硬質の包装体は、トマトがトマト
のまわりの多くの点及び領域でのトマトの表面と包装体
との間の接触により、実質的に固定された位置で包装体
に保持されるように形状化される。多くの点及び領域で
の接触は、2種の間の物理的な接触の最少領域を伴って
、包装体における実質的に固定された位置に維持される
トマトをもたらす。好ましくは、トマトの合計表面積の
20%以下が、包装体の向きにかかわらず、包装体と物
理的に接触して存在する。さらに好ましくは、いづれか
一定の接触点又は領域は、包装体の向きにかかわらず、
トマトの合計表面積の10%以下である。
【0052】本発明の包装体はまた、トマト以外の腐敗
しやすい果物又は野菜に使用され得ることが理解される
。適切な果物及び野菜は、桃、ブドウ、バナナ、マメ、
トウモロコシ及びリンゴ等であるが、但しこれだけには
限定されない。
【0053】果物の鮮度及び販売適当性を維持するため
の適切な調節された気圧は、上記蓋材料から一部又は完
全に形成され得ることも理解される。包装体はたとえば
、この蓋材料から一部又は完全に形成される柔軟な容器
の形を取ることができる。
【0054】包装体10は好ましくは、トレー20及び
トラフ23を熱成形することによって組立てられる。パ
ケット22は、トレー20における開口部33を通して
トラフ23に配置される。次に、トマト12がトレー2
0に配置され、次に熱成形された挿入体が配置される。 次に、蓋60が開口部33のまわりのトレー20に実質
的に気密密封状態で付着される。
【0055】トレー20への付着性蓋60は、a)トレ
ー20と80℃又はそれ以上の温度への暴露に基づいて
付着性になる熱可塑性樹脂、たとえばエチレン−酢酸ビ
ニルコポリマーから構成される内部層40を有する蓋6
0とを接触せしめ、次にb)内部層40が付着性になる
ように前方蓋60に熱を適用し、そしてc)蓋60とト
レー20との間での密封が形成されるまで、前記内部層
40の冷却を可能にすることを含んで成る。好ましくは
、熱は、トレーリップ24上の蓋60の上部表面と加熱
された定盤(示されていない)とを接触せしめることに
よって蓋60に適用される。
【0056】蓋60がトレー20に付着された後、リッ
プ24の向こうにオーバラップする蓋60の過剰部分は
好ましくは、切断され又は削り取られる。蓋60の構造
体は、この点において容易に切断され又は削り取られる
。下記例は本発明をさらに例示するものである。
【0057】
【実施例】
例1 本発明の包装体で有用な蓋素材を、O2 及び CO2
透過性について従来のようにして試験した。市販の両面
クレー被覆紙を種々の厚さのEVA(エチレン/酢酸ビ
ニルコポリマー)により挿出し被覆した。この例に使用
される特定のコポリマーは、 ULTRATHENE6
62−156エチレン−酢酸ビニルコポリマー (Qu
antum ChemicalのUSI Divisi
onからの)であった。これらの試験の結果は表1に示
される。
【0058】
【表1】
【0059】 例2 選択的透過性EVAコポリマー(EVA) により市販
のクレー被覆紙の押出し被覆することによって形成され
た蓋素材を、それらの酸素及び二酸化炭素透過性につい
て評価した。この例で使用されるクレー被覆紙を、片側
のみクレー被覆した。次に、EVAを、多くの場合、ク
レー被覆側上に又は他の場合、クレー被覆されていない
側上に押出し被覆した。使用されたEVAコポリマーは
、例1におけるのと同じものであった。試験結果は下記
表2に示される。
【0060】
【表2】
【0061】両タイプの蓋素材は、酸素及び二酸化炭素
透過性を示した。クレー被覆側上にEVA被膜を有する
蓋素材は、クレー被覆されていない側上にEVA被膜を
有する蓋素材に比べて酸素及び二酸化炭素の高められた
透過性を示した。
【0062】例3 本発明に従って構成された包装体を、赤く熟したトマト
の販売適当性を維持することにおけるその性能について
試験した。
【0063】それぞれ2個のトマトから成る50個のそ
のような包装体を用意し、そして実際の分配において出
会う条件に類似する条件で貯蔵した。比較目的のために
、それぞれ2個のトマトから成る40個の対照の包装体
を同じ条件で開放トレーに貯蔵した。
【0064】試験された50個の包装体は、図に示され
るようにして実質的に構成された。トレーはポリ塩化ビ
ニルから構成された。保湿材料パケットは、塩化ナトリ
ウム15gを含む Tyvek* (E.I.DuPo
nt de Nemours & Co.の商標) パ
ケットであった。蓋素材は、スターチ被膜及びさらに、
クレー約92部、プラスチック用色素8部及びスチレン
/ブタジエンコポリマー結合剤16部を含んで成るクレ
ー被膜によりそれぞれの側上を被覆された Westv
aco Sterling Web Gloss BW
60#の紙支持体を含んで成る。 その被覆された紙支持体を、0.6ミル(0.015m
m) の厚さの層の ULTRATHENE662−1
56エチレン−酢酸ビニルコポリマー(Quantum
 ChemicalのUSI Divisionからの
)により押出し被覆した。この得られた包装体の蓋は、
1080cc/ 100インチ2 ・日・気圧の酸素透
過性及び6000cc/ 100インチ2 ・日・気圧
の二酸化炭素透過性を有した。
【0065】この試験で使用されるトマトは、Baja
, Californiaで成長されたBHN品種のも
のであり、そして 170〜230 gの範囲の重さで
あった。トマトは、塩素150ppm及びラウリル硫酸
ナトリウム500ppmを含む水溶液により1分間、噴
霧洗浄し、そして次に塩素150ppmを含む水溶液に
より1分間すすぐことによって包装のために調製した。 次に、トマトは一晩乾燥せしめられた。
【0066】包装体は、トレーに保湿材パケット、トマ
ト及び包装挿入体を連続的に置くことによって、調製さ
れた。次に、蓋素材を、蓋素材の上部表面とトレーリッ
プの形状と一致する加熱されたダイとを接触せしめるこ
とによってトレーに密封した。密封条件は、 250°
F(121℃) 及び20psigで2秒間であった。
【0067】包装体を、11℃で4日間及び次に21℃
で試験の残りの期間、調節された環境のチャンバーに貯
蔵した。包装体のチャンバーは、60%の相対湿度で全
試験の間維持された。
【0068】トマトを、一定数日の後、9種のポイント
の眼による等級尺度を用いて品質及び市場性について評
価した。“9”は卓越であり、“7”は相当に良好であ
り、“5”は良好であり、“3”は良好でなく、そして
“1”は非食用である。生成物の貯蔵寿命の最後は、本
発明の又は対照の包装体の10%がそれぞれ5以上の等
級であるとして定義された。包装体は、その中に存在す
る2個のトマトのいづれかが5以下である場合、5以下
として見なされる。5の等級は、腐敗が、その腐敗され
た部分がもはや容易に切断され得ないほど十分に重大に
なる点に対応するものとして見なされる。トマトは、こ
の点で典型的な消費者により使用されなくなる傾向があ
る。この方法を用いれば、この試験における包装された
トマトの貯蔵寿命は13日であり、そして対照のトマト
の貯蔵寿命は5日であった。試験結果は表3及び4に十
分に示される。
【0069】
【表3】
【0070】
【表4】
【0071】 例4 本発明の包装体において有用な蓋素材を、O2  及び
 CO2透過性について試験した。種々の紙及び多孔性
非紙材料を、ラテックス被膜上に種々の厚さでEVA(
エチレン/酢酸ビニルコポリマー)により押出し被覆し
た。使用されるEVAコポリマーは、 ULTRATH
ENE156エチレン−酢酸ビニルコポリマー(USI
 Division, Quantum Chemic
al)であった。試験結果は表5に示される。
【0072】
【表5】
【0073】本発明の包装体の特定の態様が特別に記載
され、そして示されて来たが、多くの他の態様も、本発
明の範囲内に変更できることが明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】これは、その中にトマトを有する本発明の調節
された気圧包装体の図である。
【図2】これは、図1における包装体の蓋の一部拡大さ
れた断片の断面図である。
【図3】これは、図1の包装体の展開図である。
【図4】これは、トマトの上部からの図である。
【符号の説明】
10…包装体 12…トマト 20…トレー 22…パケット 30…挿入体 50…支持体層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  調節された気体包装体であって、(a
    )そこに開口部を有する比較的硬質の保護プラスチック
    閉鎖容器;及び (b)前記開口部でその閉鎖容器のまわりに及びそれと
    実質的に気密密封して配置される空気透過性蓋を含んで
    成り、ここで前記空気透過性蓋が: (i)セルロース紙又は紙基材、合成紙又は不織ポリエ
    チレンのプリントできる多孔性支持体層;(ii)多孔
    性非繊維性材料の第1中間層;及び(iii)  選択
    的透過性材料の内部層を含み、そして前記第1中間層は
    支持体層と内部層との間に位置し、そして支持体層と内
    部層との間の接触を実質的に妨げることを特徴とする調
    節された気圧包装体。
  2. 【請求項2】  前記保護プラスチック閉鎖容器が実質
    的に空気不透過性である請求項1記載の調節された気圧
    包装体。
  3. 【請求項3】  前記支持体層が10,000cc/ 
    100インチ2 ・日・気圧以上の酸素透過性及び2:
    1以下の比の二酸化炭素:酸素の透過性を有する請求項
    1又は2記載の調節された気圧包装体。
  4. 【請求項4】  前記支持体層が約1:1の二酸化炭素
    :酸素の透過性を有する請求項3記載の調節された気圧
    包装体。
  5. 【請求項5】  前記選択的透過性の内部層が 900
    〜1500cc/ 100インチ2 ・日・気圧の乾燥
    酸素透過性を有する請求項1〜4のいづれか1項記載の
    調節された気圧包装体。
  6. 【請求項6】  前記選択的透過性の内部層が約110
    0cc/ 100インチ2 ・日・気圧の乾燥酸素透過
    性を有する請求項5記載の調節された気圧包装体。
  7. 【請求項7】  前記内部層が4:1以上の比の二酸化
    炭素:酸素の透過性を有する請求項5又は6記載の調節
    された気圧包装体。
  8. 【請求項8】  前記内部層が5:1以上の比の二酸化
    炭素:酸素の透過性を有する請求項7記載の調節された
    気圧包装体。
  9. 【請求項9】  前記内部層が6:1〜8:1の比の二
    酸化炭素:酸素の透過性を有する請求項8記載の調節さ
    れた気圧包装体。
  10. 【請求項10】  前記第1中間層が、クレー及び結合
    剤、炭酸カルシウム、タルク又はグラファイトの被膜で
    あり、又は連続気泡性ポリエチレン又はポリスチレンフ
    ォームである請求項1〜9のいづれか1項記載の調節さ
    れた気圧包装体。
  11. 【請求項11】  前記空気透過性蓋がクレー被覆紙及
    び選択的透過性内部層から成り、前記内部層がフィルム
    又は前記紙のクレー被覆側に積層された薄いシートの形
    で又は前記紙のクレー被覆側上での被膜の形で存在する
    請求項1記載の調節された気圧包装体。
  12. 【請求項12】  請求項1〜11のいづれか1項記載
    の包装体において空気透過性蓋を形成する材料から一部
    又は完全に構成される柔軟な容器の性質の調節された気
    圧包装体。
JP5712491A 1990-10-26 1991-03-20 果物のための調節された気圧包装体 Pending JPH04215982A (ja)

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