JPS627043B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS627043B2
JPS627043B2 JP53109779A JP10977978A JPS627043B2 JP S627043 B2 JPS627043 B2 JP S627043B2 JP 53109779 A JP53109779 A JP 53109779A JP 10977978 A JP10977978 A JP 10977978A JP S627043 B2 JPS627043 B2 JP S627043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vegetables
fruits
film
permeability
packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53109779A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5538268A (en
Inventor
Yoshitaka Kato
Kozo Aoyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP10977978A priority Critical patent/JPS5538268A/ja
Publication of JPS5538268A publication Critical patent/JPS5538268A/ja
Publication of JPS627043B2 publication Critical patent/JPS627043B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Packaging Of Special Articles (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は青果物包装法に関する。詳しくは、特
定の水蒸気透過度、酸素および炭酸ガス透過度を
有し、厚み16μ以上30μ未満の二軸延伸ポリスチ
レン系フイルムにて5Kg以上の青果物集合体を包
装し、荷造り用の普通段ボール箱に収容する青果
物の集合包装法に関するものである。 従来より、青果物すなわち野菜や果実の包装に
は、木箱、段ボール箱、ポリ袋、ネツト、紙袋、
かごなどが用いられている。また、段ボール箱な
どの荷造り材の内装用には紙、セロフアン、わ
ら、木毛、おが屑、ポリシートなどが用いられる
ことがある。 これら荷造り用外装材および内装材は、青果物
の輸送、貯蔵時における青果物の生理作用につい
て全く考慮されていない。従つて、青果物の保存
性につき問題点がある。 青果物の収獲後の生理作用には、吸吸作用と水
分の蒸散作用とがある。一般に、呼吸作用は温度
が上がれば激しくなり、環境ガス即ち酸素ガス濃
度が上がり、炭酸ガス濃度が下がると同様に激し
くなる。呼吸作用が激しくなると“萎れ”および
呼吸熱による“蒸れ”を生じ腐りやすくなる。 一方、酸素ガス濃度が下がり炭酸ガス濃度が下
がり、炭酸ガス濃度が上がつた場合には呼吸作用
が減少し、無呼吸になり、醗酵などの障害を起
す。 また、水分の蒸散作用については、温度上がれ
ば大となり、湿度が下がれば大となる。また、湿
度が上がれば小となるが腐敗する。 青果物の保存性をよくするためには、従来、予
冷、低温貯蔵あるいは輸送による方法があるが、
設備費が大きくかかる欠点がある。また、青果物
をポリ袋にて外装する方法、プラスチツクフイル
ムにて内装し、さらに外箱を使用する方法がある
が、現在プラステツクとして例えば低圧ポリエチ
レン、ポリプロピレンあるいはポリ塩化ビニルの
フイルム、シートが使用されている。しかし、ポ
リオレフイン系のものは一般に水蒸気透過度が低
く、内面に水蒸気が凝縮し、蒸れを生ずる。ま
た、ポリ塩化ビニルは酸素、炭酸ガス透過度が低
いので、これらは青果物の保存性に適当な材質の
ものとはいえない。 次に、合成樹脂フイルムの水蒸気透過度、酸素
および炭酸ガス透過度を表示する。
【表】 本発明は従来の包装方法の欠点をなくし、保存
性に優れた青果物の包装法を提供することを目的
としている。 すなわち本発明は、水蒸気透過度(ハネウエル
式:g/m2.24Hr.38℃、90%RH)45〜250、酸
素透過度(同圧法:c.c./m2.24Hr atm.30℃)
2000〜20000、炭酸ガス透過度(リツシー法c.c./
m2・24Hr.atm.30℃)5000〜40000であつて、か
つ厚み16μ以上30μ末満の二軸延伸フイルムにて
青果物集合体を被い、前記フイルムにて青果物集
合体を被つたものをさらに荷造用の普通段ボール
箱に収容して輸送、貯蔵に適するようにした青果
物の集合包装法をその要旨としている。 本発明に使用される合成樹脂フイルムには、二
軸延伸ポリスチレン例えば旭ダウ株式会社スタイ
ロフイルムTH厚16μ以上30μ未満のものが上
記透湿度、酸素および炭酸ガス透過度の範囲内に
あり好ましい。 合成樹脂フイルムの厚みが16μ未満ではフイル
ムの強度が低下し、使用時に破れることがあつて
包装に適さない。また、厚みが30μ以上であると
包装しにくく、集合包装の適性に欠ける。 ポリスチレン以外にポリスチレン共重合体(ア
クリロニトリルなどの)、あるいはポリスチレン
とポリスチレン共重合体との混合物の二軸延伸フ
イルムまたはシートが使用できる。 次に、きゆうりを例にとつて、段ボール箱内裸
包装1と、段ボール箱内にて二軸延伸ポリスチレ
ン(厚さ16μ、水蒸気透過度150、酸素透過度
8600、炭酸ガス透過度28000)にて1本宛個別に
包装したもの2と、きゆうり集合体包装3および
きゆうり集合体包装3をしたものに外装箱(段ボ
ール箱)を併用した場合4につき、40℃で4日間
槽内に保存し、その重量減少率(g/本)を求め
た試験結果を第2表に示す。
【表】 第2表により、2の1本宛個別に包装する場合
と、3の集合体包装法および4の、3に外装箱を
併用した本発明による場合とでは、重量変化率に
差異がほとんど認められず、従来の裸危装にくら
べ優れた包装法であり、また個別包装法と同程度
に有効な包装法であることが分る。 なお、本発明にて特定した水蒸気透過度、酸素
および炭酸ガス透過度の少くとも一つが範囲外の
フイルムを使用した場合には、保存性が十分でな
く、三つの条件が適合するものが優れた保存性を
示すことが分つた。 比較試験の結果を次表に示す。
【表】
【表】 (注) 試験方法はきゆうりの集合体包装した
ものを40℃で4日間保存し、その重量減少率
を%で示した。同時に外観調査をした。
本発明法では、青果物集合体を本発明で特定し
た二軸延伸ポリスチレン系フイルムにて全体を包
み、端部を折り重ねればよい。外装材としては普
通の段ボール箱を使用する。また、内装時に、青
果物によりプラスチツク発泡紐、もみがら、紙、
木毛その他のクツシヨン材などを適宜用いること
もできる。 さらに、青果物輸送用コンテナーの内側に本発
明に規定した二軸延伸ポリスチレン系フイルムを
貼りつけ、その中に青果物を入れ、さらに上記フ
イルムの端部を折り込んで、挿入された青果物の
上面を被覆し、輸送または保存する態様も本発明
に含まれる。 次に、各種の野菜を本発明包装法にて集合包装
し、段ボール箱に入れた場合と、従来の段ボール
箱による裸包装との保存比較試験結果を第3表に
示す。 なお包装に用いた二軸延伸ポリスチレンフイル
ムは(旭ダウ株式会社、スタイロフイルム
TH)の厚み16μのもので、水蒸気透過度150、
酸素透過度8600、炭酸ガス透過度28000のもので
ある。また重量減少率(%)は保存前と保存後の
重量差より求めた。
【表】
【表】 また、本発明法により野菜(きゆうり)を10Kg
集合包装したものと、撥水ダンボール箱および普
通段ボール箱に同量の野菜を裸包装したものとの
輸送比較試験を行い、輸送前後の段ボール箱強度
および箱水分の重量変化を測定した。その結果を
第4表に示す。
【表】 第4表により、本発明法による包装法は輸送後
も箱重量の増加率(%)が比較品よりも1/2以下
と少なく、また箱圧縮強度低下率は比較品よりか
なり少なく、しかもその強度は一番高い。 以上説明したごとく、本発明の集合包装法は、
従来のポリ袋に代えて、本発明にて特定した透過
度と厚みを有する二軸延伸ポリスチレン系フイル
ムを内装に用い、さらに外装用に普通段ボール箱
を併用するので、青果物の水分蒸散作用と呼吸作
用とが適度に保持されて青果物の保存性にすぐれ
るばかりでなく、外装用普通段ボール箱は青果物
の水分による重量増加および箱強度の低下する割
合が少ない。しかも、包装適性にすぐれるので、
青果物の保存、輸送に顕著な効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水蒸気透過度(ハネウエル式:g/m2
    24Hr.38℃.90%RH)75〜150、酸素透過度(同
    圧法:c.c./m2・24Hr.atm.30℃)4300〜8600、炭
    酸ガス透過度(リツシー法:c.c./m2・24Hr.
    atm.30℃)14000〜28000に二軸延伸せしめてな
    る厚み16μ以上30μ未満のポリスチレンフイルム
    又はポリスチレンとポリスチレン共重合体との混
    合物のフイルムにて5Kg以上の青果物集合体を包
    装し、荷造用の普通段ボール箱に収容することを
    特徴とする青果物の集合包装法。
JP10977978A 1978-09-08 1978-09-08 Vegetablessanddfruits packing method Granted JPS5538268A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10977978A JPS5538268A (en) 1978-09-08 1978-09-08 Vegetablessanddfruits packing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10977978A JPS5538268A (en) 1978-09-08 1978-09-08 Vegetablessanddfruits packing method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5538268A JPS5538268A (en) 1980-03-17
JPS627043B2 true JPS627043B2 (ja) 1987-02-14

Family

ID=14519005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10977978A Granted JPS5538268A (en) 1978-09-08 1978-09-08 Vegetablessanddfruits packing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021147070A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 住友ベークライト株式会社 柑橘類鮮度保持コンテナ用カバーおよび柑橘類鮮度保持方法

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JPS5538268A (en) 1980-03-17

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