JP3154443B2 - スライスタマネギ入り包装体 - Google Patents
スライスタマネギ入り包装体Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スライスタマネギが合
成樹脂フイルムの包装袋により包装された後も、スライ
スタマネギが適正な酸素雰囲気下で呼吸作用を継続させ
ることによって、鮮度保持をさせるための包装体に関す
るものである。さらに詳しくはスライスタマネギの呼吸
作用に起因する低酸素状態での嫌気呼吸をさせないよう
な酸素雰囲気を保持しつつ、しかも酸素による酸化に起
因する品質の劣化を抑えるような条件を保持する包装体
に関するものである。
成樹脂フイルムの包装袋により包装された後も、スライ
スタマネギが適正な酸素雰囲気下で呼吸作用を継続させ
ることによって、鮮度保持をさせるための包装体に関す
るものである。さらに詳しくはスライスタマネギの呼吸
作用に起因する低酸素状態での嫌気呼吸をさせないよう
な酸素雰囲気を保持しつつ、しかも酸素による酸化に起
因する品質の劣化を抑えるような条件を保持する包装体
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スライスタマネギは加工後も呼吸作用を
持続する。しかもカットする前よりも呼吸は高くなる。
このため加工後の貯蔵・流通の間および食するまでは、
スライスタマネギの品質劣化を防止することが必要であ
る。また、スライスタマネギの生産形態は衛生管理が行
き届いたカットヤサイ工場で生産されている。スライス
タマネギはその性質上、品質の低下が早く、鮮度保持の
為にポリエチレン性の密封包装が使用されている。密封
されたスライスタマネギは包装された後、袋内の空気を
すぐに消費し、無酸素状態になり、嫌気呼吸を行う為
に、養分の消費、水分の蒸散が早く、保存期間が非常に
短くなっている。
持続する。しかもカットする前よりも呼吸は高くなる。
このため加工後の貯蔵・流通の間および食するまでは、
スライスタマネギの品質劣化を防止することが必要であ
る。また、スライスタマネギの生産形態は衛生管理が行
き届いたカットヤサイ工場で生産されている。スライス
タマネギはその性質上、品質の低下が早く、鮮度保持の
為にポリエチレン性の密封包装が使用されている。密封
されたスライスタマネギは包装された後、袋内の空気を
すぐに消費し、無酸素状態になり、嫌気呼吸を行う為
に、養分の消費、水分の蒸散が早く、保存期間が非常に
短くなっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スラ
イスタマネギの鮮度を長時間保つための望ましい酸素濃
度雰囲気を形成し、異臭が発生せず、養分の低下、褐変
もない商品を供給するため、鋭意研究した結果なされた
ものであり、スライスタマネギの生存に必要な最低量の
酸素を供給し、スライスタマネギをいわば冬眠状態に保
つことにより、高酸素量の障害である糖度の低下と褐変
を抑えて、鮮度の高いスライスタマネギを供給するため
のスライスタマネギ用包装袋およびスライスタマネギ入
り包装体を提供する点にある。
イスタマネギの鮮度を長時間保つための望ましい酸素濃
度雰囲気を形成し、異臭が発生せず、養分の低下、褐変
もない商品を供給するため、鋭意研究した結果なされた
ものであり、スライスタマネギの生存に必要な最低量の
酸素を供給し、スライスタマネギをいわば冬眠状態に保
つことにより、高酸素量の障害である糖度の低下と褐変
を抑えて、鮮度の高いスライスタマネギを供給するため
のスライスタマネギ用包装袋およびスライスタマネギ入
り包装体を提供する点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、スライスタマ
ネギを密封した有孔合成樹脂フィルムよりなるスライス
タマネギ入り包装体において、有孔合成樹脂フィルムの
開孔面積比率が１×１０-6〜１×１０-4％であり、スラ
イスタマネギ１００ｇあたりの袋内表面積が６００〜１
６００ｃｍ2 であることを特徴とするスライスタマネギ
入り包装体であり、とくに、その孔の平均孔径が２０μ
〜１５０μであり、またその孔の個数が１包装袋あたり
複数個であることが好ましい。
ネギを密封した有孔合成樹脂フィルムよりなるスライス
タマネギ入り包装体において、有孔合成樹脂フィルムの
開孔面積比率が１×１０-6〜１×１０-4％であり、スラ
イスタマネギ１００ｇあたりの袋内表面積が６００〜１
６００ｃｍ2 であることを特徴とするスライスタマネギ
入り包装体であり、とくに、その孔の平均孔径が２０μ
〜１５０μであり、またその孔の個数が１包装袋あたり
複数個であることが好ましい。
【０００５】本発明に用いる有孔フィルムとしては、ス
ライスタマネギの包装に用いることのできるものであれ
ばどのようなものであっても差し支えはないが、一般に
は無延伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニール、等が用いられるが、これ等
以外のポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート等
のフイルム、さらにはこれらの複合フイルムであっても
良く、さらには、これらのフイルム表面にシーラント層
を設けたものでも、防曇処理したフイルムであっても何
等差し支えはない。また、これらのフイルムの厚さは通
常２０〜４０μのものが用いられる。さらに、これらの
フイルムは透明であっても、不透明であっても良く、ま
た表面に印刷を付したものであっても何等差し支えはな
い。
ライスタマネギの包装に用いることのできるものであれ
ばどのようなものであっても差し支えはないが、一般に
は無延伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニール、等が用いられるが、これ等
以外のポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート等
のフイルム、さらにはこれらの複合フイルムであっても
良く、さらには、これらのフイルム表面にシーラント層
を設けたものでも、防曇処理したフイルムであっても何
等差し支えはない。また、これらのフイルムの厚さは通
常２０〜４０μのものが用いられる。さらに、これらの
フイルムは透明であっても、不透明であっても良く、ま
た表面に印刷を付したものであっても何等差し支えはな
い。
【０００６】本発明の有孔フイルムを用いた包装袋は、
包装するスライスタマネギの量によってその開孔面積比
率が決められ、その開孔面積比率は１×１０-5〜１×１
０-4％であることが必要である。この理由は包装袋中の
酸素量および炭酸ガス量をスライスタマネギの鮮度保持
に適した条件に保持するためのものであり、本発明者等
の実験結果からは酸素濃度が２％以上１５％以下が望ま
しく、これらの条件を満たすための開孔面積比率は１×
１０-5〜１×１０-4％となる。開孔面積比率が１×１０
-5％以下となればスライスタマネギは包装後の呼吸作用
により、流通過程中で無酸素状態となり嫌気呼吸を始め
てしまい、異臭を発生する。また、開孔面積比率が１×
１０-4％以上となれば包装袋中の酸素量が多くなりす
ぎ、この酸素の影響を受けて、スライスタマネギの褐変
現象を引き起こし、さらには酸素量が多いため、スライ
スタマネギの呼吸作用が活発化し、スライスタマネギが
必要以上に生育して糖分が消耗してしまうという問題が
発生する。従ってスライスタマネギの包装袋として用い
られる有孔フイルムの開孔面積比率としては１×１０-5
〜１×１０-4％であることが必要であり、望ましくは５
×１０-6〜５×１０-5％、とくに望ましくは２×１０-5
〜８×１０-5の範囲にあることがさらに有効である。
包装するスライスタマネギの量によってその開孔面積比
率が決められ、その開孔面積比率は１×１０-5〜１×１
０-4％であることが必要である。この理由は包装袋中の
酸素量および炭酸ガス量をスライスタマネギの鮮度保持
に適した条件に保持するためのものであり、本発明者等
の実験結果からは酸素濃度が２％以上１５％以下が望ま
しく、これらの条件を満たすための開孔面積比率は１×
１０-5〜１×１０-4％となる。開孔面積比率が１×１０
-5％以下となればスライスタマネギは包装後の呼吸作用
により、流通過程中で無酸素状態となり嫌気呼吸を始め
てしまい、異臭を発生する。また、開孔面積比率が１×
１０-4％以上となれば包装袋中の酸素量が多くなりす
ぎ、この酸素の影響を受けて、スライスタマネギの褐変
現象を引き起こし、さらには酸素量が多いため、スライ
スタマネギの呼吸作用が活発化し、スライスタマネギが
必要以上に生育して糖分が消耗してしまうという問題が
発生する。従ってスライスタマネギの包装袋として用い
られる有孔フイルムの開孔面積比率としては１×１０-5
〜１×１０-4％であることが必要であり、望ましくは５
×１０-6〜５×１０-5％、とくに望ましくは２×１０-5
〜８×１０-5の範囲にあることがさらに有効である。
【０００７】また、有孔フイルムにおける孔部の平均径
は出来るだけ小さいことが望ましく、一般的には２０〜
１５０μ程度、好ましくは３０〜１００μである。孔径
は出来るだけ小さいことが望ましいが、２０μ以下では
有孔フイルムの生産性が低下する。また、平均孔径が１
５０μ以上であれば、適正な開孔面積比率を得るに必要
な孔数が減少して、鮮度保持の品質精度に不安が生じ
る。また、孔の形状は、円形や四角または三角形など、
どのような形状であってもよく、長径方向の平均径が１
５０μ以下であれば何等差し支えはないが、円形が開孔
作業性等の面より望ましい。
は出来るだけ小さいことが望ましく、一般的には２０〜
１５０μ程度、好ましくは３０〜１００μである。孔径
は出来るだけ小さいことが望ましいが、２０μ以下では
有孔フイルムの生産性が低下する。また、平均孔径が１
５０μ以上であれば、適正な開孔面積比率を得るに必要
な孔数が減少して、鮮度保持の品質精度に不安が生じ
る。また、孔の形状は、円形や四角または三角形など、
どのような形状であってもよく、長径方向の平均径が１
５０μ以下であれば何等差し支えはないが、円形が開孔
作業性等の面より望ましい。
【０００８】また、スライスタマネギ包装袋に用いる有
孔フイルムの袋当たりの孔の個数は開孔面積比率と平均
孔径より算出されるが、できる限り複数個とすることが
望ましい。内容物の付着や外的条件たとえば値段表の添
付等で孔がふさがれてしまう場合があるので、鮮度を保
証するには複数個の孔が好ましく、さらに袋あたり５個
以上の孔をもち、孔１個あたりの影響度を２０％以下に
することが望ましい。また、スライスタマネギの包装袋
としては、三方シール袋、四方シール袋またはガゼット
袋などの形態の袋であっても何等差し支えなく、さらに
は、トレー、カップ等にスライスタマネギを充填し、こ
れを包装袋で包装する形態のものであってもよい。
孔フイルムの袋当たりの孔の個数は開孔面積比率と平均
孔径より算出されるが、できる限り複数個とすることが
望ましい。内容物の付着や外的条件たとえば値段表の添
付等で孔がふさがれてしまう場合があるので、鮮度を保
証するには複数個の孔が好ましく、さらに袋あたり５個
以上の孔をもち、孔１個あたりの影響度を２０％以下に
することが望ましい。また、スライスタマネギの包装袋
としては、三方シール袋、四方シール袋またはガゼット
袋などの形態の袋であっても何等差し支えなく、さらに
は、トレー、カップ等にスライスタマネギを充填し、こ
れを包装袋で包装する形態のものであってもよい。
【０００９】スライスタマネギ用包装袋の大きさはスラ
イスタマネギ１００ｇあたり袋内表面積が１００〜６０
０ｃｍ2 である必要があり、好ましくは２００〜５００
ｃｍ2 である。袋の内表面積で規定しているのは、シー
ル部分すなわちとじ代が計算に含まれないようにするた
めである。スライスタマネギ１００ｇあたり袋内表面積
が１００ｃｍ2 以下であると、袋内のスライスタマネギ
の密度が高くなり、スライスタマネギ同士での接触によ
り傷が付き、褐変しやすくなり、前記の開孔面積比率で
は酸素不足になり嫌気呼吸に陥り好ましくない。更に、
スライスタマネギ１００ｇあたり袋内表面積が６００ｃ
ｍ2 以上になると、袋内のスライスタマネギの密度が低
くなり、袋内の初期の酸素量も多く、前記の開孔面積比
率では酸素供給量も多く、スライスタマネギの呼吸作用
が活発になり褐変しやすくなり、スライスタマネギの養
分が消耗していまうことになる。またフィルムの使用量
が多いため袋のコストも高くなってしまう。
イスタマネギ１００ｇあたり袋内表面積が１００〜６０
０ｃｍ2 である必要があり、好ましくは２００〜５００
ｃｍ2 である。袋の内表面積で規定しているのは、シー
ル部分すなわちとじ代が計算に含まれないようにするた
めである。スライスタマネギ１００ｇあたり袋内表面積
が１００ｃｍ2 以下であると、袋内のスライスタマネギ
の密度が高くなり、スライスタマネギ同士での接触によ
り傷が付き、褐変しやすくなり、前記の開孔面積比率で
は酸素不足になり嫌気呼吸に陥り好ましくない。更に、
スライスタマネギ１００ｇあたり袋内表面積が６００ｃ
ｍ2 以上になると、袋内のスライスタマネギの密度が低
くなり、袋内の初期の酸素量も多く、前記の開孔面積比
率では酸素供給量も多く、スライスタマネギの呼吸作用
が活発になり褐変しやすくなり、スライスタマネギの養
分が消耗していまうことになる。またフィルムの使用量
が多いため袋のコストも高くなってしまう。
【００１０】なお、スライスタマネギの包装に限るもの
ではないが、野菜等の鮮度保持には、当然ながら、その
流通過程、および店頭における温度管理が重要なポイン
トであり、スライスタマネギの呼吸量も当然これらの温
度に依存し、これらの温度が高くなるにつれてその呼吸
量も増加するが、本発明はこれらの温度を３〜１５℃を
想定したものである。
ではないが、野菜等の鮮度保持には、当然ながら、その
流通過程、および店頭における温度管理が重要なポイン
トであり、スライスタマネギの呼吸量も当然これらの温
度に依存し、これらの温度が高くなるにつれてその呼吸
量も増加するが、本発明はこれらの温度を３〜１５℃を
想定したものである。
【００１１】
《実施例１》内寸が３２０ｍｍ×３５０ｍｍの、厚さ５
０μのナイロン／ポリエチレンからなる包装袋に、開孔
面積比率が９．９×１０-5％となるように平均孔径８０
μの孔を４４個あけた三方シール袋に、スライスタマネ
ギを１ｋｇ充填し（袋内表面積は３２０×３５０×２＝
２２４０００ｍｍ2 であるから、スライスタマネギ１０
０ｇあたりの袋内表面積は２２４００ｍｍ2 すなわち２
２４ｃｍ2 である）、５℃で保存し、その３日および７
日後の鮮度を臭気発生状況、褐変状況を観察した結果を
表１に示す。
０μのナイロン／ポリエチレンからなる包装袋に、開孔
面積比率が９．９×１０-5％となるように平均孔径８０
μの孔を４４個あけた三方シール袋に、スライスタマネ
ギを１ｋｇ充填し（袋内表面積は３２０×３５０×２＝
２２４０００ｍｍ2 であるから、スライスタマネギ１０
０ｇあたりの袋内表面積は２２４００ｍｍ2 すなわち２
２４ｃｍ2 である）、５℃で保存し、その３日および７
日後の鮮度を臭気発生状況、褐変状況を観察した結果を
表１に示す。
【００１２】《実施例２》実施例１と同様な大きさの包
装袋であり、厚さ５０μのナイロン／ポリエチレンから
なる包装袋を用い、開孔面積比率が１．３×１０-5％と
なるよう平均孔径が４０μの孔を２３個開けた包装袋を
用い、実施例１で用いたと同様のスライスタマネギを１
ｋｇ充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮度
を調べた結果を表１に示す。
装袋であり、厚さ５０μのナイロン／ポリエチレンから
なる包装袋を用い、開孔面積比率が１．３×１０-5％と
なるよう平均孔径が４０μの孔を２３個開けた包装袋を
用い、実施例１で用いたと同様のスライスタマネギを１
ｋｇ充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮度
を調べた結果を表１に示す。
【００１３】《実施例３》実施例１と同様な大きさの包
装袋であり、厚さ５０μのナイロン／ポリエチレンから
なる包装袋を用い、開孔面積比率が３．４×１０-5％と
なるよう平均孔径が８０μの孔を１５個開けた包装袋を
用い、実施例１で用いたと同様のスライスタマネギを１
ｋｇ充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮度
を調べた結果を表１に示す。
装袋であり、厚さ５０μのナイロン／ポリエチレンから
なる包装袋を用い、開孔面積比率が３．４×１０-5％と
なるよう平均孔径が８０μの孔を１５個開けた包装袋を
用い、実施例１で用いたと同様のスライスタマネギを１
ｋｇ充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮度
を調べた結果を表１に示す。
【００１４】《比較例１》内寸が３２０ｍｍ×３５０ｍ
ｍの厚さ６０μのポリエチレンからなる無孔の包装袋
に、実施例１で用いたと同様のスライスタマネギを１ｋ
ｇ充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮度を
調べた結果を表１に示す。
ｍの厚さ６０μのポリエチレンからなる無孔の包装袋
に、実施例１で用いたと同様のスライスタマネギを１ｋ
ｇ充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮度を
調べた結果を表１に示す。
【００１５】《比較例２》実施例１と同様な大きさの包
装袋であり、厚さ５０μのナイロン／ポリエチレンから
なる包装袋を用い、開孔面積比率が６．３×１０-6％と
なるよう平均孔径が６０μの孔を５個開けた包装袋を用
い、実施例１で用いたと同様のスライスタマネギ１ｋｇ
充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮度を調
べた結果を表１に示す。
装袋であり、厚さ５０μのナイロン／ポリエチレンから
なる包装袋を用い、開孔面積比率が６．３×１０-6％と
なるよう平均孔径が６０μの孔を５個開けた包装袋を用
い、実施例１で用いたと同様のスライスタマネギ１ｋｇ
充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮度を調
べた結果を表１に示す。
【００１６】《比較例３》実施例１と同様な大きさの包
装袋であり、厚さ５０μのナイロン／ポリエチレンから
なる包装袋を用い、開孔面積比率が１．９×１０-4％と
なるよう平均孔径が１００μの孔を５５個開けた包装袋
を用い、実施例１で用いたと同様のスライスタマネギを
１ｋｇ充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮
度を調べた結果を表１に示す。
装袋であり、厚さ５０μのナイロン／ポリエチレンから
なる包装袋を用い、開孔面積比率が１．９×１０-4％と
なるよう平均孔径が１００μの孔を５５個開けた包装袋
を用い、実施例１で用いたと同様のスライスタマネギを
１ｋｇ充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮
度を調べた結果を表１に示す。
【００１７】
【表１】
【００１８】
【発明の効果】本発明の包装袋を使用することによっ
て、スライスタマネギの嫌気呼吸のため発生する臭気を
防ぎ、しかも嫌気呼吸による養分の消化を防止し、一
方、過剰の酸素による褐変を防ぎ、スライスタマネギの
鮮度を保った状態で永く保存することができる。
て、スライスタマネギの嫌気呼吸のため発生する臭気を
防ぎ、しかも嫌気呼吸による養分の消化を防止し、一
方、過剰の酸素による褐変を防ぎ、スライスタマネギの
鮮度を保った状態で永く保存することができる。
Claims (5)
- 【請求項１】 スライスタマネギを密封した有孔合成樹
脂フィルムよりなるスライスタマネギ入り包装体におい
て、有孔合成樹脂フィルムの開孔面積比率が１×１０-5
〜１×１０-4％であり、スライスタマネギ１００ｇあた
りの袋内表面積が１００〜６００ｃｍ2 であることを特
徴とするスライスタマネギ入り包装体。 - 【請求項２】 有孔合成樹脂フイルムの有する孔の平均
孔径が２０〜１５０μである請求項１記載のスライスタ
マネギ入り包装体。 - 【請求項３】 １つの包装体に有する前記孔の数が複数
個である請求項１又は２記載のスライスタマネギ入り包
装体。 - 【請求項４】 前記開孔面積比率が２×１０-5〜８×１
０-5％である請求項１、２または３記載のスライスタマ
ネギ入り包装体。 - 【請求項５】 スライスキャベツ１００ｇあたりの袋内
表面積が２００〜５００ｃｍ2 である請求項１、２、３
または４記載のスライスタマネギ入り包装体。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28165092A JP3154443B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | スライスタマネギ入り包装体 |
| PCT/JP1993/001512 WO1994008463A1 (en) | 1992-10-20 | 1993-10-20 | Vegetables and fruit preservation bag |
| AU52857/93A AU5285793A (en) | 1992-10-20 | 1993-10-20 | Vegetables and fruit preservation bag |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28165092A JP3154443B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | スライスタマネギ入り包装体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06125703A JPH06125703A (ja) | 1994-05-10 |
| JP3154443B2 true JP3154443B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=17642060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28165092A Expired - Lifetime JP3154443B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | スライスタマネギ入り包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3154443B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004290027A (ja) * | 2003-03-26 | 2004-10-21 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | カット野菜の保存方法 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28165092A patent/JP3154443B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06125703A (ja) | 1994-05-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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