JPH04215570A - 車体のモジユール組付構造 - Google Patents

車体のモジユール組付構造

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JPH04215570A
JPH04215570A JP40192490A JP40192490A JPH04215570A JP H04215570 A JPH04215570 A JP H04215570A JP 40192490 A JP40192490 A JP 40192490A JP 40192490 A JP40192490 A JP 40192490A JP H04215570 A JPH04215570 A JP H04215570A
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JP
Japan
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vehicle
rocker
front pillar
flange
undrm
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JP40192490A
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English (en)
Inventor
Junichi Harada
淳一 原田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンダモジユールとアツ
パモジユールとに分割して構成し、これらを組付けて車
体を構成する車体のモジユール組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のフロア及びボデーサイドは
、ルーフ、エンジンコンパートメント等と共に、閉断面
構造の各種強度部材を骨格部材としており、この骨格部
材に順次各種パネル材を結合してホワイトボデーを構成
し、これを塗装工程、組付工程に順次移送して最終的に
各種の機能部品、内装部品を組み付けるようにしている
【0003】しかしながらこのホワイトボデーの組立及
び組付工程では、それぞれのメインラインにおいて前記
の要領で順次に組立作業が行われるため、メインライン
が長大化してそれだけ設備が大型化、拡大化してコスト
的に不利となる。また、フロア、ボデーサイドが予め構
成されてしまうと、組付工程でフロア内側、ボデーサイ
ド内側に各種部品を組付ける場合に、作業者がキヤビン
内に入り込んで、あるいはボデーサイドの車体開口部よ
り手作業で行わなければならず、多大な労力と時間とを
要してしまう。
【0004】これを改善する車体構造として、図8に示
される如く、車体をロツカ部180及びフロントピラー
下部181でアンダモジユール182とアツパモジユー
ル184とに2分割し、これらのアンダモジユール18
2とアツパモジユール184とを結合することにより車
体を構成する、所謂車体のモジユール組付構造が実開昭
64−28377号公報に開示されている。
【0005】しかしながら、アンダモジユール182の
ロツカ部180の車両前方端から立ち上がったフロント
ピラー下部181よりも前方にフロントボデーの各部構
成部材が連結されているため、このフロントボデーの各
部構成部材に加わる車両上下方向荷重がロツカ部180
とフロントピラー下部181との結合部に曲げ荷重とし
て加わることになる。従って、ロツカ部180とフロン
トピラー下部181との結合部には、前記曲げ荷重に対
して変形することなく、確実にロツカ部180へ伝達す
ることができる高い結合強度が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、フロントピラー部とロツカ部との結合強度を高め
、アンダモジユール単体の剛性を向上することができる
車体のモジユール組付構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車体のモジ
ユール組付構造は、アンダボデーを構成しロツカ下部及
びフロントピラー前部を備えたアンダモジユールと、ル
ーフ廻り及びドア開口部廻りを構成すると共にロツカ上
部及びフロントピラー後部を備えたアツパモジユールと
、を組付けて車体を構成する車体のモジユール組付構造
であって、前記アンダモジユールのフロントピラー前部
とロツカ下部とがそれぞれ閉断面に形成され、かつ前記
フロントピラー前部の下端部が前記ロツカ下部の閉断面
内へ延長されて結合されていることを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、アンダモジユールのフロント
ピラー前部とロツカ下部とがそれぞれ閉断面とされてい
るので、それぞれの剛性は高くなっている。また、フロ
ントピラー前部の下端部が前記ロツカ下部の閉断面内へ
延長され、所謂串刺し構造となっている。このため、結
合強度が高く、フロントボデーの車両上下方向の荷重に
よって、フロントピラー前部とロツカ下部との結合部に
加わる曲げ荷重によって変形することなく、確実に荷重
をロツカ部へ伝達することができる。
【0009】
【実施例】図7には本実施例に係る車体10が示されて
いる。なお、図中矢印FRは車両前方向を、矢印UPは
車両上方向を示す。
【0010】車体10は、アツパモジユール(以下UP
RMと云う)12及びアンダーモジユール(以下UND
RMと云う)16の2分割されたモジユールが結合され
て構成されている。
【0011】UPRM12は、車体10のルーフパネル
18、フロントピラー20、センタピラー22、リアピ
ラー24、カウルアウタパネル26、リアエンドパネル
28、クオータパネル30、ホイールハウスアウタ部3
2、ロツカ上部40等から構成され、車体10の主にル
ーフ部及びサイドボデー部を構成している。
【0012】一方UNDRM16は、フロントフロアパ
ネル42、フロントサイドメンバ44、カウルインナパ
ネル46、フロントピラー前部としてのフロントピラー
インナロア部52、リアフロアパネル56、ホイールハ
ウスインナ部60、ロツカ下部64等から構成されてい
る。
【0013】UPRM12は、上記構成部材がスポツト
溶接等により予め結合されており、一方、UNDRM1
6も上記構成部材がスポツト溶接等により予め結合され
ている。
【0014】このようにして構成されたUPRM12と
UNDRM16とは、カウルアウタパネル26とカウル
インナパネル46との結合、フロントピラー20の下部
とフロントピラーインナロア部52との結合、ロツカ上
部40とロツカ下部64との結合及びホイールハウスア
ウタ部32とホイールハウスインナ部60との結合等に
よって一体的な車体10が形成されるようになっている
【0015】図1及び図2に示される如く、UPRM1
2のフロントピラー20の下部はフロントピラーアウタ
UPRM65、フロントドアヒンジリインフオースUP
RM67及びフロントピラーインナUPRM69で構成
されている。
【0016】なお、図中矢印INは車幅内方向を示す。 図3に示される如く、フロントピラーアウタUPRM6
5の車両上下方向下側から見た断面形状は、車幅方向外
側の立壁部65Aの前端部が車幅方向外側へ屈曲されフ
ランジ65Bとされている。また、立壁部65Aの後端
部は、車幅方向内側へ屈曲され後壁部65Cとされてお
り、この後壁部65Cの車幅方向内側端部は、車両前方
へ突出され段部65Dとされている。
【0017】フロントピラーアウタUPRM65の立壁
部65Aの車幅方向内側には、フロントドアヒンジリイ
ンフオースUPRM67の立壁部67Aが溶着されてい
る。立壁部67Aの前端部は車幅方向外側へ屈曲されフ
ランジ67Bとされて、フロントピラーアウタUPRM
65のフランジ65Bに車両前後方向前側から溶着され
ている。
【0018】また、立壁部67Aの後端部は、車幅方向
内側へ屈曲され後壁部67Cとされており、この後壁部
67CはフロントピラーアウタUPRM65の後壁部6
5Cに車両前後方向前側から溶着されている。後壁部6
7Cの車幅方向内側端部は、車両前方へ突出され段部6
7Dとされており、この段部67Dはフロントピラーア
ウタUPRM65の段部65D車両前後方向前側から溶
着されている。
【0019】また、フロントドアヒンジリインフオース
UPRM67の立壁部67Aには、車幅方向内側からフ
ロントドアヒンジ71が固着されている。
【0020】フロントドアヒンジリインフオースUPR
M67の立壁部67Aの車幅内側方向には隙間を開けて
フロントピラーインナUPRM69の立壁部69Aが位
置している。立壁部69Aの前部は車幅方向外側へ屈曲
されフランジ69Bとされており、フランジ69Bの車
幅方向外側端部は、車両前方へ突出され段部69Cとさ
れている。この段部69Cはフロントドアヒンジリイン
フオースUPRM67のフランジ67Bに、車両前後方
向前側から溶着されており、UNDRM16との結合部
とされている。また立壁部69Aの後部は車幅方向内側
へ屈曲されフランジ69Dとされている。このフランジ
69Dは、フロントドアヒンジリインフオースUPRM
67のフランジ67Dに、車両前後方向前側から溶着さ
れており、UNDRM16との結合部とされている。
【0021】従って、UPRM12のフロントピラー2
0の下部は車両上下方向に沿った閉断面構造72とされ
ている。
【0022】図1及び図2に示される如く、フロントピ
ラーアウタUPRM65、フロントドアヒンジリインフ
オースUPRM67及びフロントピラーインナUPRM
69の下端部は夫々、車両前後方向後側へ向けて屈曲さ
れている。また、フロントドアヒンジリインフオースU
PRM67の屈曲部には、車両前後方向に対して直角に
バルクヘツド74が一体的に形成されており、閉断面構
造72の下端部を閉塞している。
【0023】UPRM12のロツカ上部40の上面部は
ロツカアウタアツパパネル76で構成されており、ロツ
カアウタアツパパネル76は車両前後方向に沿って長手
状とされている。
【0024】図4に示される如く、ロツカアウタアツパ
パネル76の立壁部76Aの下端部は車幅方向外側へ屈
曲され外フランジ76Bとされており、立壁部76Aの
上端部は車幅方向内側へ屈曲され上面76Cとされてい
る。この上面76Cの車幅方向内側端部は、車両上下方
向下側へ突出された段部76Dとされている。
【0025】図1に示される如く、ロツカアウタアツパ
パネル76の前端部76Eは、フロントピラーアウタU
PRM65の後端部65Eに車両上下方向下側から溶着
されている。ロツカアウタアツパパネル76の車両上下
方向下側には、ロツカアウタアツパパネル76に沿って
ロツカアウタロアパネル78が配置されており、ロツカ
上部40の下面部を構成している。
【0026】図4に示される如く、ロツカアウタロアパ
ネル78の立壁部78Aは、ロツカアウタアツパパネル
76の立壁部76Aの車幅方向内側に隙間を開けて略平
行に配置されている。立壁部78Aの下端部は車幅方向
外側へ屈曲され外フランジ78Bとされている。外フラ
ンジ78Bの先端部は車両上下方向下側へ突出され段部
78Cとされている。この段部78Cはロツカアウタア
ツパパネル76の外フランジ76Bに車両上下方向下側
から溶着されており、UNDRM16との結合部とされ
ている。
【0027】立壁部78Aの上端部は車幅方向内側へ屈
曲され内フランジ78Dとされている、ロツカアウタア
ツパパネル76の段部76Dに車両上下方向下側から溶
着されており、UNDRM16との結合部とされいる。
【0028】従って、ロツカ上部40はロツカアウタア
ツパパネル76とロツカアウタロアパネル78とで車両
前後方向に沿った第1の閉断面構造としての閉断面構造
79とされている。
【0029】また、図1に示される如く、ロツカアウタ
ロアパネル78の前端部78Eは、フロントピラーイン
ナUPRM69の後端部69Eに車両上下方向上側から
溶着されている。
【0030】従って、図5に示される如く、ロツカ上部
40の閉断面構造79は、フロントピラー20の下部の
閉断面構造72と結合されており、この結合部近傍にバ
ルクヘツド74が設けられた構造とされている。
【0031】図1及び図6に示される如く、UNDRM
16のフロントピラーインナロア部52はフロントピラ
ーアウタフロントUNDRM81、フロントピラーアウ
タリアUNDRM82及びフロントピラーインナUND
RM84で構成されている。
【0032】図3に示される如く、フロントピラーアウ
タフロントUNDRM81の車両上下方向下側から見た
断面形状は、車幅方向外側の立壁部81Aの後端部が車
幅方向外側へ屈曲されフランジ81Bとされている。ま
た、立壁部81Aの前端部は、車幅方向内側へ屈曲され
前壁部81Cとされており、この前壁部81Cの車幅方
向内側端部は、車両前方へ屈曲されフランジ81Dとさ
れている。
【0033】また、図6に示される如く、フロントピラ
ーアウタフロントUNDRM81の下端部は立壁部81
A、前壁部81Cにそれぞれ連続された下面81Eとさ
れている。
【0034】フロントピラーアウタフロントUNDRM
81の車両前後方向後側にはフロントピラーアウタリア
UNDRM82が配置されている。図3に示される如く
、フロントピラーアウタリアUNDRM82の前部は車
幅方向外側へ屈曲されフランジ82Bとされている。 また、フランジ82Bの車幅方向外側端部には、フロン
トピラーアウタフロントUNDRM81のフランジ81
Bが車両前後方向前側から溶着されており、UPRM1
2との結合部とされている。
【0035】立壁部82Aの後端部は、車幅方向内側へ
屈曲され後壁部82Cとされており、UPRM12との
結合部とされている。また、後壁部82Cの車幅方向内
側端部は、車両後方へ屈曲されフランジ82Dとされて
いる。
【0036】また、図6に示される如く、フロントピラ
ーアウタリアUNDRM82の下端部は、車両前後方向
後側へ湾曲されている。
【0037】フロントピラーアウタフロントUNDRM
81及びフロントピラーアウタリアUNDRM82の車
幅方向内側には、フロントピラーインナUNDRM84
が配置されている。図3に示される如く、フロントピラ
ーインナUNDRM84の立壁部84Aの前端部はフラ
ンジ84Bとされており、このフランジ84Bは、フロ
ントピラーアウタフロントUNDRM81のフランジ8
1Dに車幅方向内側から溶着されている。フロントピラ
ーインナUNDRM84の立壁部84Aの後端部はフラ
ンジ84Cとされており、このフランジ84Cはフロン
トピラーアウタリアUNDRM82のフランジ82Dが
車幅方向内側から溶着されている。
【0038】従って、フロントピラーアウタフロントU
NDRM81、フロントピラーアウタリアUNDRM8
2及びフロントピラーインナUNDRM84によって車
両上下方向に沿った閉断面構造85が形成されている。
【0039】図1及び図6に示される如く、UNDRM
16のロツカ下部64はロツカアツパUNDRM86、
ロツカロアUNDRM88、ロツカリインフオースUN
DRM90及びロツカインナUNDRM92で構成され
ている。
【0040】図4に示される如く、ロツカアツパUND
RM86の車両前後方向から見た断面形状は、車幅方向
外側の立壁部86Aの下端部が車幅方向外側へ屈曲され
フランジ86Bとされている。また、立壁部86Aの上
端部は、車幅方向内側へ屈曲され上面86Cとされてお
り、UPRM12との結合部とされている。この上面8
6Cの車幅方向内側端部は、車両上下方向上側へ屈曲さ
れフランジ86Dとされている。
【0041】図6に示される如く、ロツカアツパUND
RM86の前端部においては、その端面が車両上方に向
けられている。
【0042】ロツカアツパUNDRM86の車両上下方
向下側にはロツカロアUNDRM88が配置されている
。図4に示される如く、ロツカロアUNDRM88の立
壁部88Aの上端は車幅方向外側へ屈曲されフランジ8
8Bとされている。このフランジ88Bはロツカアツパ
UNDRM86のフランジ86Bの車幅方向外側端部に
車両上下方向下側から溶着されており、UPRM12と
の結合部とされている。
【0043】ロツカロアUNDRM88の立壁部88A
の下部は車幅方向内側へ屈曲され下面88Cとされてお
り、この下面88Cの車幅方向内側端部は車両上下方向
下側へ屈曲されフランジ88Dとされている。
【0044】図6に示される如く、ロツカロアUNDR
M88の前端部においては、立壁部88Aが車幅方向内
側へ湾曲され、その先端が車両前後方向前側へ屈曲され
ており、フランジ88Eとされている。
【0045】ロツカアツパUNDRM86及びロツカロ
アUNDRM88の車幅方向内側には、ロツカリインフ
オースUNDRM90が配置されている。図4に示され
る如く、このロツカリインフオースUNDRM90の立
壁部90Aの上端部はフランジ90Bとされており、ロ
ツカアツパUNDRM86のフランジ86Dに車幅方向
内側から溶着されている。立壁部90Aの下端部はフラ
ンジ90Cとされており、ロツカロアUNDRM88の
フランジ88Dに車幅方向内側から溶着されている。
【0046】また、図6に示される如く、ロツカリイン
フオースUNDRM90の前端部はフランジ90Dとさ
れており、このフランジ90Dには、ロツカロアUND
RM88のフランジ88Eが車幅方向外側から溶着され
いる。
【0047】従って、図4に示される如く、ロツカアツ
パUNDRM86、ロツカロアUNDRM88及びロツ
カリインフオースUNDRM90によって、閉断面構造
93が形成されている。
【0048】図1及び図5に示される如く、この閉断面
構造93の前端部は閉断面構造85の下端部と連結され
ており、フロントピラーアウタフロントUNDRM81
がロツカロアUNDRM88の車両前方端部を被覆する
ように重合わされている。
【0049】ここで、フロントピラーアウタリアUND
RM82の車両下端部は、車両後方へ向けて屈曲されて
延長されており、この延長部97が前記閉断面構造93
内へ入り込んでいる。
【0050】延長部97の延長方向先端には、車両前後
方向に向けられた立壁部97Aが形成されており、この
立壁部97Aの車両内側周縁に沿って、前記フランジ8
2Dが延長され、フランジ97Bとされている。このフ
ランジ97Bは、ロツカリインフオースUNDRM90
の立壁部90Aに溶着されている。また立壁部97Aの
車両下側及び車両外側周縁には、前記フランジ97Bに
連続してフランジ97C及びフランジ97Dが形成され
、このフランジ97C、97Dは、それぞれロツカロア
UNDRM88のフランジ88D及び低部88Cに溶着
されている。
【0051】ここで、立壁部97Aは、前記バルクヘツ
ド74に対して車両前後方向位置が一致しており、車両
側面からみてほぼ同一面内とされている。
【0052】図1及び図6に示される如く、ロツカリイ
ンフオースUNDRM90の車幅方向内側には、ロツカ
インナUNDRM92が配置されている。
【0053】図4に示される如く、ロツカインナUND
RM92の立壁部92Aの上端部は車幅方向内側へ屈曲
されており、上壁部92Bとさている。この上壁部92
Bの車幅方向外側端部は車両上下方向上側へ屈曲され、
フランジ92Cとされており、このフランジ92Cはロ
ツカリインフオースUNDRM90のフランジ90Bに
車幅方向内側から溶着されている。立壁部92Aの下端
部は車幅方向内側へ屈曲されており、下壁部92Dとさ
ている。この下壁部92Dの車幅方向内側端部は車両上
下方向下側へ屈曲され、フランジ92Eとされており、
このフランジ92EはロツカリインフオースUNDRM
90のフランジ90Cに車幅方向内側から溶着されてい
る。
【0054】従って、ロツカリインフオースUNDRM
90とロツカインナUNDRM92とによって閉断面構
造96が形成されている。
【0055】以下に本実施例の作用を説明する。まず、
UPRM12において、UPRM12のロツカ上部40
が閉断面構造79とされ、フロントピラー20の下部が
閉断面構造72とされている。また閉断面構造79と閉
断面構造72とは結合されており、その結合部近傍には
バルクヘツド74が形成されている。
【0056】従って、UPRM12単体の剛性を向上す
ることができると共に、UPRM12のロツカ上部40
とフロントピラー20の下部との結合部の剛性を向上す
ることができる。
【0057】一方、UNDRM16において、フロント
ピラーロア部52の車両前方側には、フロントボデーを
構成する部材、例えば、フロントサイドメンバ44、カ
ウルインナパネル46等が支持されているため、これら
の部材の車両上下方向荷重がフロントピラーロア部52
を支点とするモーメント力となってフロントピラー部5
2へ加わる。この力は、フロントピラーロア部52とロ
ツカ下部64との結合部に曲げ荷重となって加わること
になるが、本実施例では、フロントピラーアウタリア8
2を延長して(延長部97)、ロツカ下部64の閉断面
構造93内に収容させた所謂串刺し構造としたので、フ
ロントピラーロア部52とロツカ下部64とを単にフラ
ンジを突き当てて結合するよりも結合剛性が高くなる。
【0058】さらに、この延長部97に立壁部97Aを
形成したので、この立壁部97Aがバルクヘツドとして
の役目をもち、前記UPRM12と同様にUNDRM1
6単体の剛性を向上することができる。
【0059】また、本実施例では、立壁部97Aと前記
バルクヘツド74とを車両前後方向において一致させ、
ほぼ同一平面内としたので、車体をジヤツキアツプする
ための機具の当たり部を補強するという、効果も得られ
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る車体のモ
ジユール組付構造は、フロントピラー部とロツカ部との
結合強度を高め、アンダモジユール単体の剛性を向上す
ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る車体のモジユール構造のロツカ
部とフロントピラー部との結合部を示す車両後方外側か
ら見た斜視図である。
【図2】図1のアツパモジユールを示す分解斜視図であ
る。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】図1のアンダモジユールを示す分解斜視図であ
る。
【図7】本実施例に係る2分割された車体のモジユール
構造を示す分解斜視図である。
【図8】従来の車体のモジユール構造を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
10    車体 12    アツパモジユール(UPRM)16   
 アンダモジユール(UNDRM)20    フロン
トピラー 52    フロントピラーインナロア部64    
ロツカ下部 82    フロントピラーアウタリアUNDRM85
    閉断面構造 93    閉断面構造 97    延長部 97A  立壁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アンダボデーを構成しロツカ下部及び
    フロントピラー前部を備えたアンダモジユールと、ルー
    フ廻り及びドア開口部廻りを構成すると共にロツカ上部
    及びフロントピラー後部を備えたアツパモジユールと、
    を組付けて車体を構成する車体のモジユール組付構造で
    あって、前記アンダモジユールのフロントピラー前部と
    ロツカ下部とがそれぞれ閉断面に形成され、かつ前記フ
    ロントピラー前部の下端部が前記ロツカ下部の閉断面内
    へ延長されて結合されていることを特徴とする車体のモ
    ジユール組付構造。
JP40192490A 1990-12-13 1990-12-13 車体のモジユール組付構造 Pending JPH04215570A (ja)

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