JP2623908B2 - 自動車のエアボックス構造 - Google Patents

自動車のエアボックス構造

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JP2623908B2
JP2623908B2 JP2110360A JP11036090A JP2623908B2 JP 2623908 B2 JP2623908 B2 JP 2623908B2 JP 2110360 A JP2110360 A JP 2110360A JP 11036090 A JP11036090 A JP 11036090A JP 2623908 B2 JP2623908 B2 JP 2623908B2
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pillar
air box
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dash upper
cowl
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義晃 峯邑
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は自動車のエアボックス構造に関するもので
ある。
<従来の技術> 従来の自動車のエアボックス構造としては、例えば第
3図〜第5図に示されるようなものがある(実開昭61−
75376号公報及び実開昭61−75377号公報参照)。
図中、1がフロントピラーであり、ピラーアウタ2の
開口側にピラーインナ3を接合して形成されている。そ
して、このフロントピラー1の前側接合部4は車体内側
に向かって若干折曲げられた状態となっている。そし
て、この前側接合部4に対してカウルサイド5の後端部
5aが接続してある。一方、このカウルサイド5の前端部
5bには、ストラットハウジング6を含むフードリッジパ
ネル7が接続されている。そして、このカウルサイド5
及びフードリッジパネル7の外側には、これらの補強す
るためのフードリッジレインフォース8が車体前後方向
(図中A方向)に沿って接合してある。
また、左右のフロントピラー1間には、車幅方向(図
中B方向)に沿う部材であるダッシュアッパ9、カウル
フロント10、クロスメンバ11により、エアボックスEが
区画形成されている。すなわち、ダッシュアッパ9を底
面とし、その前端部にカウルフロント10を立設し、後端
部にはクロスメンバ11を立設して、開断面構造のエアボ
ックスEを区画形成している。さらに、クロスメンバ11
の後方に位置するダッシュアッパ9の後壁9aが、その両
端部を前側に折曲げてフロントピラー1の前側接合部4
に接合され、且つ、折曲点からエクステンション材12を
介してピラーインナ3に結合されている。そして、ダッ
シュアッパ9の後壁9aの上端とクロスメンバ11の上端に
跨がってクロスメンバアッパ13が蓋状に取付けられ、エ
アボックスE周辺の補強を図っている。尚、エアボック
スEの端部において、クロスメンバ11の上端とカウルフ
ロント10の上端ならびにカウルサイド5の上面に跨がる
ブレースカウルトップ14も取付られている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来の技術にあっては、溶
接作業上エアボックスEの後方部材であるダッシュアッ
パ9の後壁9aが途中で折曲げられてフロントピラー1の
前側接合部4に結合され、そのため後壁9aをその方向性
に沿ってピラーインナ3へ結ぶためには別部材であるエ
クステンション材12が必要であった。つまり、ダッシュ
アッパ9の後壁9aが直接ピラーインナ3に結合されてい
ないため、ダッシュアッパ9とフロントピラー1との結
合剛性が十分とは言えなかった。
また、エクステンション材12の分だけ部品数が増加し
て管理が煩雑となり、構造が複雑になるので組付作業性
の面でも不利であった。
更に、エクステンション材12とダッシュアッパ9の後
壁9a及びエクステンション材12とピラーインナ3との結
合部分に、作業スペース上の理由により通常のスポット
溶接が使用できずにプラグ溶接しか利用できないので不
便であった。
加えて、フロントピラー1の前側接合部4が曲折して
ダッシュアッパ9の後壁9a及びカウルサイド5に接合さ
れている上、そこに接合されるカウルサイド5とピラー
インナ3との間に、車幅方向においてLだけのズレ(オ
フセット)が生じており、カウルサイド5が前方からの
力を有効にフロントピラー1に伝達できなかった。
この発明は、このような従来の技術に着目してなされ
たものであり、上記の如き種々の不具合を解決すること
ができる自動車のエアボックス構造を提供するものであ
る。
<課題を解決するための手段> この発明に係る自動車のエアボックス構造は、上記の
目的を達成するために、フロントピラーのピラーインナ
とカウルサイドの車幅方向位置が同一で、且つフロント
ピラーの前側接合部とカウルサイドの後端部とを互いに
車体前後方向に沿った状態のままで重ね合わせて接合す
ると共に、ダッシュアッパの後壁の両端部を後方へ湾曲
させた状態でピラーインナに接続し、且つクロスメンバ
の両端部を前方へ湾曲させた状態でカウルサイドに接続
したものである。
<作用> この発明に係る自動車のエアボックス構造によれば、
ダッシュアッパを途中で前側へ折曲げることなく、該ダ
ッシュアッパの後壁の両端部を後方へ湾曲させた状態で
ピラーインナに接続したので、フロントピラーに確実に
取付けられ且つ円滑に応力が伝達されるため結合剛性が
向上する。これに伴ってエクステンション材を省略する
ことが可能となるため、部品数が減少し且つ製作工数が
大幅に低減する。
また、クロスメンバの両端部が前方へ湾曲しているた
め、クロスメンバとカウルサイドとの結合部がピラーイ
ンナとカウルサイドとの接合部よりも前方に位置するこ
ととなり、スポットガンをセットする作業スペースが確
保され、カウルサイドの後端部とフロントピラーの前側
接合部とを通常のスポット溶接によって結合することが
できる。
更に、前述のように、ダッシュアッパの後壁の両端部
を後方へ湾曲させているため、ダッシュアッパの後壁と
クロスメンバとの各両端部が互いに離れるように逆方向
に湾曲するようになるため、クロスメンバとダッシュア
ッパの後壁の各両端部間に広い作業スペースが確保さ
れ、従来プラグ溶接しかできなかった部位をスポット溶
接に変更することができる。
加えて、互いに前後方向に沿う部材であるピラーイン
ナとカウルサイドの車幅方向位置を同一にし、且つカウ
ルサイドの後端部とフロントピラーの前側接合部とを互
いに車体前後方向に沿った状態のままで重ね合わせて接
合したため、接合部におけるオフセットを無くすことが
でき、全面衝突に対する強度も向上することとなる。
<実施例> 以下この発明の好適な一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。ここで、従来例と共通する部分には
同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
20はフロントピラーであり、ピラーアウタ21の開口側
にピラーインナ22を接合して形成されている。ここで
は、従来構造とは異なり、ピラーインナ22とピラーアウ
タ21との前側接合部23は折曲げられることなく車体前後
方向(時中A方向)に沿って連続形成されている。そし
て、カウルサイド24が前記ピラーインナ22の車幅方向位
置が同一で、且つその後端部24aがピラーインナ22と同
一面になるようにして重合状態でポット溶接されてい
る。
一方、左右のフロントピラー20間でエアボックスEを
区画形成するクロスメンバ25の両端部25aは、中央部よ
りも車体前側へ向けて湾曲しており、そのままカウルサ
イド24に取付けられている。従って、この取付位置はカ
ウルサイド24が接合されているフロントピラー20の前側
接合部23よりも前方に位置することになる。そして、エ
アボックスEの後方にあるダッシュアッパ26の後壁27
は、図示しないフロントウィンドの下端部に沿ってその
両端部27aを車体後側へ向けて、ピラーインナ22に固定
されたフランジフロントピラー28にスポット溶接によっ
て取付けられているため、従来用いられていたエクステ
ンション材の如き別部材は省略されている。また、フラ
ンジフロントピラー28は、略『L』字状を呈しており、
その下部29には、ダッシュアッパ26の底面26aが載せら
れた状態でスポット溶接により結合されている。
つまり、クロスメンバ25とダッシュアッパ26の後壁27
との各両端部25a、27aが互いに離れるように逆方向に湾
曲しているため、クロスメンバ25とダッシュアッパ26の
後壁27との間に広い作業スペースが確保されている。こ
のため、前述のダッシュアッパ26の後壁27端部とピラー
インナ22との結合及びダッシュアッパ26の底面26a端部
とピラーインナ22との結合及びカウルサイド24とフロン
トピラー20との結合を、プラグ溶接に代えてスポット溶
接で行うことが可能になる。
このように構成された本発明の自動車のエアボックス
構造においては、ダッシュアッパ26の後壁27からの応力
は、他部材を介在させることなく直接ピラーインナ22に
伝達されることになる。そして、部品数を少なくするこ
とにより構造を簡潔にしてスポット溶接で結合すること
が可能になるので、エアボックスEとフロントピラー20
との結合剛性及び信頼性を向上させることができる。さ
らに、カウルサイド24とピラーインナ22との接続部にお
いてオフセットが生じないようにスポット溶接で結合す
ることができるので、カウルサイド24が前方からの力を
有効にフロントピラー20に伝達することになり、前面衝
突時に大変有利になる。
<発明の効果> この発明に係る自動車のエアボックス構造は、以上説
明してきた如き内容のものであって、エアボックスとフ
ロントピラーをエクステンション材を介さずにスポット
溶接によって確実に結合したので、エアボックスからフ
ロントピラーに力が円滑に伝達されることになり、結合
剛性を向上させることができるとともに、部材数が減少
し且つプラグ溶接を無くすことができるため、大幅な工
数の低減が期待できる。さらに、前面衝突時に前方から
の衝突力がカウルサイドからフロントピラーに真っ直ぐ
に伝達されることになるため、前面衝突時に大変有利に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るエアボックス構造を
示す斜視図、 第2図は第1図を上方から見た断面図、 第3図はこの発明に係る自動車のエアボックス構造の位
置を示す全体図、 第4図は第3図中矢示IV位置の従来例に係るエアボック
ス構造を示す斜視図、そして、 第5図は第4図を上方から見た断面図である。 10……カウルフロント 20……フロントピラー 21……ピラーアウタ 22……ピラーインナ 23……前側接合部 24……カウルサイド 24a……後端部 25……クロスメンバ 25a……両端部 26……ダッシュアッパ 27a……両端部 E……エアボックス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピラーインナとピラーアウタとを接合して
    成り且つ前側接合部にカウルサイドの後端部が接合され
    ている左右一対のフロントピラー間に、それぞれ車幅方
    向に沿う部材であるダッシュアッパ、カウルフロント、
    クロスメンバにより開断面構造のエアボックスを区画形
    成する自動車のエアボックス構造において、 前記フロントピラーのピラーインナとカウルサイドの車
    幅方向位置が同一で、且つフロントピラーの前側接合部
    とカウルサイドの後端部とを互いに車体前後方向に沿っ
    た状態のままで重ね合わせて接合すると共に、ダッシュ
    アッパの後壁の両端部を後方へ湾曲させた状態でピラー
    インナに接続し、且つクロスメンバの両端部を前方へ湾
    曲させた状態でカウルサイドに接続したことを特徴とす
    る自動車のエアボックス構造。
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