JPH0421507A - ヒドロキシルアミンの製造方法 - Google Patents

ヒドロキシルアミンの製造方法

Info

Publication number
JPH0421507A
JPH0421507A JP2123772A JP12377290A JPH0421507A JP H0421507 A JPH0421507 A JP H0421507A JP 2123772 A JP2123772 A JP 2123772A JP 12377290 A JP12377290 A JP 12377290A JP H0421507 A JPH0421507 A JP H0421507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
aqueous solution
hydroxylamine
sulfate
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2123772A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2824537B2 (ja
Inventor
Akihiro Sakata
昭博 坂田
Kunihiko Suzuki
邦彦 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP2123772A priority Critical patent/JP2824537B2/ja
Publication of JPH0421507A publication Critical patent/JPH0421507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2824537B2 publication Critical patent/JP2824537B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/42Electrodialysis; Electro-osmosis ; Electro-ultrafiltration; Membrane capacitive deionization
    • B01D61/44Ion-selective electrodialysis
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/124Water desalination

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、硫酸ヒドロキシルアミン又は塩酸ヒドロキ
シルアミン、若しくはその両者から遊離のヒドロキシル
アミンを製造する方法に間するものである。
〔従来の技術〕
ヒドロキシルアミンは、その還元作用によって各種工業
薬品の原料として利用されている。
か\るヒドロキシルアミンは、従来から硫酸ヒドロキシ
ルアミン又は塩酸ヒドロキシルアミン若しくはその両者
を使用して下記の方法によって製造されている。
(a)硫酸ヒドロキシルアミン水溶液又は塩酸ヒドロキ
シルアミン水溶液に苛性アルカリを添加して中和し、こ
れを蒸留して遊離のヒドロキシルアミンを得る方法。
(b)硫酸ヒドロキシルアミン水溶液に酸化バリウム(
又は水酸化バリウム)を添加し、生成する硫酸バリウム
を濾過して除去し、遊離ヒドロキシルアミンを得る方法
(c)硫酸ヒドロキシルアミン水溶液又は/及び塩酸ヒ
ドロキシルアミン水溶液を、イオン交換樹脂で処理する
ことにより遊離ヒドロキシルアミンを得る方法(特公昭
49−14640、特開昭62−216908)。
(d)1m酸ヒドロキシルアミンのアルコール溶液をア
ンモニアで処理し、析出する硫酸アンモニウムを濾過し
て分離した後、共存するアルコールを除去する方法(特
開昭61−171905)。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の従来技術において、 (a)の硫酸ヒドロキシル
アミン水溶液(又は塩酸ヒドロキシルアミン水溶液)を
苛性アルカリで中和し蒸留する方法は1例えば中和に苛
性ソーダを使用した場合は。
蒸留時に硫酸塩である硫酸ナトリウム(NazSO,、
) 。
又は塩化物である塩化ナトリウム(NaC1)が蒸留釜
に析出し、閉塞のトラブルを発生させる。
これを防止するために、前記硫酸ナトリウム(N、az
SO4)や塩化ナトリウム(NaC1)等が析出しない
程度の希薄な液として蒸留することはできるが、この場
合には、蒸留された留出液中の遊離ヒドロキシルアミン
の濃度が希薄となるので、これを濃縮する必要が生じ、
製品がコスト高となることを免れない。
また、 (b)に記載の酸化バリウム添加法においては
2その大きな発熱反応のために製造に際して危険が伴う
つぎに、 (C)に記載したイオン交換樹脂で処理する
方法については、これが回分操作であるため2作業が煩
雑となると共に、イオン交換樹脂に捕捉されるヒドロキ
シルアミンの量も少ないため大量のイオン交換樹脂の使
用を余儀無くされるので、得られた製品がコスト高とな
る。
さらに、 (d)に示す方法は、結晶(硫酸アンモニウ
ム)の分離、アルコールの除去といった煩雑な操作を要
し、アルコールの完全な分離や回収に問題があるなど、
従来のヒドロキシルアミンの製造方法は、幾多の問題点
を有している。
この発明の発明者等は、か\る従来のヒドロキシルアミ
ンの製造における問題点に鑑み、鋭意研究の結果、硫酸
ヒドロキシルアミン又は/及び塩酸ヒドロキシルアミン
の水溶液をアニオン交換膜とカチオン交換膜を交互に配
設して得られる電気透析装置を使用して脱塩することに
よって、簡単かつ容易に、しかも安価に遊離のヒドロキ
シルアミンを製造する方法を完成させたものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、この発明のヒドロキシルアミンの製造方法は
、アニオン交換膜とカチオン交換膜とを交互に配設する
ことによって少な(とも原料供給室、アルカリ供給室、
脱塩室および濃縮室を形成した電気透析装置を構成し、
該電気透析装置の原料供給室には硫酸ヒドロキシルアミ
ン水溶液又は/及び塩酸ヒドロキシルアミン水溶液を供
給し。
アルカリ供給室には水酸化アルカリ水溶液又は/及びア
ンモニア水溶液を供給して通電することによって、前記
脱塩室からヒドロキシルアミン水溶液を取得することを
特徴とするものである。
この発明は、具体的にはつぎの構造の電気透析装置を使
用するものである。
すなわち、アニオン交換膜とカチオン交換膜とを交互に
配設して少なくとも4室からなる電気透析装置を構成し
、前記の4室のうちの陽極側かアニオン交換膜で2反対
側がカチオン交換膜で仕切られた1室を、硫酸ヒドロキ
シルアミン水溶液又は/及び塩酸ヒドロキシルアミン水
溶液を供給する原料供給室とし、前記原料供給室を構成
するカチオン交換膜を隔てて反対側がアニオン交換膜で
仕切られた1室を、目的とするヒドロキシルアミンの取
得のための脱塩室とし、該脱塩室を構成するアニオン交
換膜を隔てて隣接した1室を水酸化アルカリ水溶液又は
/及びアンモニア水溶液を供給するためのアルカリ供給
室とし、残りの他の室を該当する硫酸塩水溶液又は/及
び塩化物水溶液の濃縮物を取得するための濃縮室とする
ものである。
このようなアニオン交換膜とカチオン交換膜の配置とそ
れによる各室の配置により1.前記原料供給室及びアル
カリ供給室に供給した各法が通電によって解離し、生成
したカチオンがカチオン交換膜を通って陰極方向の隣室
に、また、アニオンがアニオン交換膜を通って陽極方向
の隣室にそれぞれ移動するものである。
上記4室のうち、アルカリ供給室又は/及び濃縮室は、
電極室を兼ねることも可能であるが、別個に電極室を設
けてもよい。
上記4室の具体的な配列の幾つかを例示すると以下のご
とくである。
■ A/Z/W/X/Y/C ■ A/Y/Z/W/X/Y/C ■ A/Z/W/X/Y/Z/W/X/Y/C上記配列
において、Aは陽極室5 Cは陰極室Wは原料供給室、
Xは脱塩室、Yはアルカリ供給室、Zは濃縮室を表す。
なお、各電極室と隣接する室は、兼用することができる
か\る構成の電気透析装置には各種の態様があるが、硫
酸ヒドロキシルアミンと苛性ソーダによってヒドロキシ
ルアミンを製造するための代表的な電気透析装置につい
て図面を引用して以下のとおり説明する。
まず、第1図に示す電気透析装置1は、3枚のアニオン
交換膜a、a、aと、2枚のカチオン交換膜c、cとを
交互に配設し1両者の交換膜で区画される4つの室を左
から順に第1.第2.第3及び第4の各室とすると共に
、左端のアニオン交換膜aの外側の室を陽極を存在させ
た陽極室〔A〕とし、右端のアニオン交換膜aの外側の
室を陰極を存在させた陰極室〔C〕として4室型の電気
透析装置を構成したものである。
か\る構成の電気透析袋W1は、陽極室(A)に隣接し
た第1室を硫酸ヒドロキシルアミン水溶液を供給するた
めの原料供給室、つぎの第2室を電気透析によって脱塩
したヒドロキシルアミン水溶液を取得する脱塩室、第3
室を苛性ソーダ水溶液を供給するアルカリ供給室、第4
室を電気透析によって濃縮した硫酸ナトリウム水溶液を
取得するための濃縮室としたものである。
しかして、第2室(脱塩室)には、初期濃度の高い硫酸
ヒドロキシルアミン水溶液を供給し、出口液を循環させ
るものであるが、電気透析によって出口液の硫酸ヒドロ
キシルアミン濃度が減少してくるので、循環タンク(図
示せず)等で濃度調整して液供給し、室内の液濃度を一
定にするようにする。
また、陽極室〔A〕、第4室(?M縮室)及び陰極室〔
C〕には、希薄な硫酸ナトリウム水溶液を供給し、出口
液を循環するよう構成している。
なお、陽極室(A)には、硫酸ナトリウム水溶液、或い
は硫酸溶液等を、陰極室〔c〕には、硫酸ナトリウム水
溶液、或いは苛性ソーダ溶液等を使用することが可能で
ある。
ついで、第1室の原料供給室に硫酸ヒドロキシルアミン
水溶液を、ひとつ置いた第3室のアルカリ供給室に苛性
ソーダ水溶液をそれぞれ供給し。
両電極間に通電する。
この通電によって、第1室の原料供給室に供給された硫
酸ヒドロキシルアミン水溶液(N)1.0)1・1/2
82S04)は、ヒドロキシルアンモニウムイオン(N
HxOH” )と、硫酸イオン(S Oa ”−)に解
離し、NH,OH”はカチオン交換膜Cを通って隣の第
2室(脱塩室)に、so、”−はアニオン交換膜aを通
って反対側の濃縮室を兼ねる陽極室CA)に移動する。
一方、第3室のアルカリ供給室に供給した苛性ソーダ水
溶液は、ナトリウムイオン(Na” ) と。
水酸イオン(OH−)に解離し、Na”はカチオン交換
膜Cを通過して第4室の濃縮室に、OHはアニオン交換
膜aを通って第2室の脱塩室に移動する。
しかして、この脱塩室(第2室)では、NH30H” 
とOH−との反応で遊離のヒドロキシルアミンを生成し
、これを取出すことによって目的のヒドロキシルアミン
を得ると共に、濃縮室(第′4室)では陰極室(C)に
供給した硫酸ナトリウムの解離によるso4”−がアニ
オン交換膜aを通って移動し、前記アルカリ供給室(第
3室)で解離してカチオン交換膜Cをill過してアル
カリ供給室に移動したNa” と反応して濃度の高い硫
酸ナトリウム(Na2SO4)を生成する。
か(て、第1室〜第4室のユニットを多数組み合わせる
ことによって遊離のヒドロキシルアミンと、硫酸ナトリ
ウムを併産することができる。
なお、第1図において第4室と陰極室(C)とは共用す
ることができる。
また、各室液は、それぞれ循環されるが、第1図におい
ては、陽極室(A)液、濃縮室(第4室)液および陰極
室CC)液は、共に硫酸ナトリウム水溶液であるので、
同一の循環タンクから救急することも可能である。
このようにして電気透析を行うと、第1室に供給してい
る硫酸ヒドロキシルアミン水溶液及び第3室に供給して
いる苛性ソーダ水溶液の濃度が減少するので、循環タン
ク等で調整を行う。
また、生成したヒドロキシルアミン水溶液は。
循環系から抜き出し、必要に応じて所望の濃度に濃縮す
る。
さらに、硫酸ソーダ水溶液も循環系から抜き出すもので
ある。
第2図に示す電気透析装置2は、アニオン交換膜aとカ
チオン交換1icとによって形成した第1室〜第4室を
単位とし、これにさらに第5室、第6室を付加させて構
成したものであって、前記第1室〜第4室はこれを1単
位としてそのn個を繰り返して使用することができる。
か\る構成の電気透析装置2は、第1室及び第5室を原
料供給室として硫酸ヒドロキシルアミン水溶液(NH2
OH・1/2 H,5O4)を供給し、第3室と陰極室
(C)をアルカリ供給室としてそれぞれ苛性ソーダ水溶
液を供給し、前記と同様の反応によって原料供給室とア
ルカリ供給室に挟まれた第2室と第6室を脱塩室として
遊離のヒドロキシルアミンを取得すると共に、陽極室(
A)と第4室を濃縮室として高い濃度の硫酸ナトリウム
を得るものである。
また、第3図に示す電気透析装置3は、3枚のカチオン
交換膜C,C,Cと、2枚のアニオン交換膜a、aで形
成した第1室〜第4室を使用しているが、か\る4室を
1個の単位としてそのn個で構成してよいことは勿論で
ある。
このタイプの電気透析装置は、第2室を原料供給室とし
て硫酸ヒドロキシルアミン水溶液を、ひとつ置いた第4
室と陽極室(A)及び陰極室〔C〕をアルカリ供給室と
して苛性ソーダ水溶液をそれぞれ供給し3通電により前
記と同様の反応によって第3室(脱塩室)から目的とす
るヒドロキシルアミンを生成取得し、第1室(濃縮室)
から濃度の高い硫酸ナトリウムを取得する。
生成したヒドロキシルアミンの水溶液は、濃縮等により
所要の濃度に調整することができる。
電気透析のための電流密度は、高いことが好ましい。こ
れは生成したヒドロキシルアミンが拡散によって隣室に
移動し、電流効率のロスとなるため、この電流密度をな
るべく高く設定して単位時間当りの生成量を多くするこ
とが電流効率の向上と、設備コストの低減に寄与するこ
とができるためである。
しかしながら、電流効率の過度な上昇は、電圧の上昇を
招き、tカ原単位が低下するので、おのずから限度があ
り、1〜30 A / d m 、特に3〜15A/d
耐の範囲が好ましい。
この発明に使用するカチオン交換膜及びアニオン交換膜
としては9例えばアニオン交換膜としてセレミオンAM
V、カチオン交換膜としてセレミオンCMV (いずれ
も旭硝子■製)など一般に市販されている交換膜を使用
することができる。
また、各電気透析装置に使用する陽極は白金をコーティ
ングしたチタンやニッケル等が、陰極はステンレススチ
ールやニッケル等の使用溶液に対する耐蝕性を有する材
料が適宜選定される。
〔作   用〕
この発明は、アニオン交換膜とカチオン交換膜とを交互
に配設して区画した少なくとも4室からなる電気透析装
置の1室の原料供給室に2硫酸ヒドロキシルアミン水溶
液又は/及び塩酸ヒドロキシルアミン水溶液を供給し、
該原料供給室の一方側に形成した脱塩室に隣接するアル
カリ供給室(電極室を含む)に水酸化アルカリ水溶液又
は/及びアンモニア水溶液を供給し9通電するものであ
る。
したがって、原料供給室に供給液として硫酸ヒドロキシ
ルアミン水溶液(NH2OH・1/2 )12504 
)を使用した場合1通電によって原料液中の硫酸ヒドロ
キシルアミン(NH,OH・1/2 HzSOn ’)
は、ヒドロキシルアンモニウムイオン(NH,OH” 
)と硫酸イオン(SO4”−)とに解離し、  NH3
0H”はカチオン交換膜Cを通って隣の脱塩室に、SO
a”はアニオン交換膜を通って反対側の濃縮室(電極室
を含む)に移動する一方、アルカリ供給室に供給した液
は、ナトリウムイオン(Na”)と、水酸イオン(OH
−)に解離してNa′″はカチオン交換膜Cを通って濃
縮室に、OH−はアニオン交換膜aを通って脱塩室に移
動し、脱塩室で下記の反応により目的とする遊離のヒド
ロキシルアミンを生成し、同時に濃縮室で硫酸ナトリウ
ム(NazSO#)を生成する。
NH,OR”十OH−→ NHzOH+H20か\る作
用は、塩酸ヒドロキシルアミンを原料として遊離のヒド
ロキシルアミンを製造する場合にも同様に行われ、この
場合、濃縮室において塩化ナトリウムのような塩化物を
得ることができるものである。
〔実 施 例〕
以下、実施例によりこの発明をさらに具体的に説明する
去1劃(− 第3図の電気透析袋W3を使用してヒドロキシルアミン
を製造した。
この電気透析装置の陽極としてニッケル板を。
陰極としてステンレススチール板をそれぞれ使用した。
アニオン交換膜としてセレミオンAMVを、カチオン交
換膜としてセレミオンCMV (いずれも旭硝子■製)
を使用した。
この膜の有効面積は2.1dmであった。
第2室(原料供給室)に初期濃度が32.34%の硫酸
ヒドロ革ジルアミン1.000m1を9 f/hrで循
環させ、第4室(アルカリ供給室)では初期濃度が11
.29%の苛性ソーダ2,000m1を9β/ h r
で循環させた。
また、第3室(脱塩室)には微アルカリ性の水500m
jl!を同じ(91/ h rで循環させ、第1室(濃
縮室)には初期濃度が2Nの硫酸2,000m1を2.
77!/ h r T:循環させ、また、陽極室〔A〕
と陰極室〔C〕には、10%苛性ソーダ水溶液をそれぞ
れ循環させた。
電流密度を4 A / d rriとし、室温において
7時間に亘って電気透析を行ったところ、第3室(脱塩
室)で、濃度7.86%の遊離のヒドロキシルアミン水
溶液551.4gが生成した。
このときの電流効率は59.85%で、電圧は7゜5V
であった。
〔発明の効果〕
この発明のヒドロキシルアミンの製違法は、アニオン交
換膜とカチオン交換膜とを交互に配設することによって
少なくとも原料供給室、アルカリ供給室、脱塩室および
濃縮室からなる電気透析装置を構成し、該電気透析装置
の原料供給室に硫酸ヒドロキシルアミン水溶液又は/及
び塩酸ヒドロキシルアミンの水溶液を、また、アルカリ
供給室に水酸化アルカリ水溶液又は/及びアンモニア水
溶液をそれぞれ供給し、i!電気透析よって原料液をア
ンモニウムイオンと硫酸イオンに解離し、アンモニウム
イオンをカチオン交換膜を通して脱塩室に、硫酸イオン
をアニオン交換膜を通して濃縮室に移動させ、アルカリ
供給室に供給した液をナトリウムイオンと水酸イオンと
に解離し、ナトリウムイオンはカチオン交換膜を通して
濃縮室に。
水酸イオンをアニオン交換膜を通して脱塩室に移動させ
て脱塩することによって、脱塩室において目的とする遊
離のヒドロキシルアミン水溶液を取得するという簡単な
方法であるので、その操作がきわめて容易であると共に
、安全にしかも目的物たるヒドロキシルアミンを安価に
得ることができるものである。
また、この発明の製造法によれば、電気透析装置の濃縮
室から該当する硫酸塩水溶液及び/又は塩化物水溶液を
同時に、しかも容易に併産することができるものである
【図面の簡単な説明】
図面はいずれもこの発明のヒドロキシルアミンの製造法
に使用する電気透析装置を示す概略説明図で、第1図は
4室からなる電気透析装置を、第2図は6室からなる電
気透析装置を、第3図は4室からなる他の電気透析装置
である。 L  2,3・・・電気透析装置 特許出願人 東亜合成化学工業株式会社代 理 人  
弁理士 幸  1) 全  弘第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アニオン交換膜とカチオン交換膜とを交互に配設
    することによって少なくとも原料供給室、アルカリ供給
    室、脱塩室および濃縮室からなる電気透析装置を構成し
    、該電気透析装置の原料供給室には硫酸ヒドロキシルア
    ミン水溶液又は/及び塩酸ヒドロキシルアミン水溶液を
    供給し、アルカリ供給室には水酸化アルカリ水溶液又は
    /及びアンモニア水溶液を供給して通電することによっ
    て、前記脱塩室からヒドロキシルアミン水溶液を取得す
    ることを特徴とするヒドロキシルアミンの製造方法。
JP2123772A 1990-05-14 1990-05-14 ヒドロキシルアミンの製造方法 Expired - Fee Related JP2824537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2123772A JP2824537B2 (ja) 1990-05-14 1990-05-14 ヒドロキシルアミンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2123772A JP2824537B2 (ja) 1990-05-14 1990-05-14 ヒドロキシルアミンの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0421507A true JPH0421507A (ja) 1992-01-24
JP2824537B2 JP2824537B2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=14868901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2123772A Expired - Fee Related JP2824537B2 (ja) 1990-05-14 1990-05-14 ヒドロキシルアミンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2824537B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0870532A2 (en) * 1997-04-10 1998-10-14 Sachem, Inc. Methods of purifying hydroxylamine solutions and converting hydroxylamine salts to hydroxylamine
US6024855A (en) * 1997-08-15 2000-02-15 Sachem, Inc. Electrosynthesis of hydroxylammonium salts and hydroxylamine using a mediator
US6165341A (en) * 1998-08-13 2000-12-26 Sachem, Inc. Catalytic film, methods of making the catalytic films, and electrosynthesis of compounds using the catalytic film
CN1330563C (zh) * 2005-08-04 2007-08-08 浙江大学 制备固体盐酸羟胺的方法
CN114028874A (zh) * 2021-11-23 2022-02-11 青岛科技大学 水溶液中胶体粒径的调控方法、所得胶体及其应用

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0870532A2 (en) * 1997-04-10 1998-10-14 Sachem, Inc. Methods of purifying hydroxylamine solutions and converting hydroxylamine salts to hydroxylamine
EP0870532A3 (en) * 1997-04-10 1998-11-11 Sachem, Inc. Methods of purifying hydroxylamine solutions and converting hydroxylamine salts to hydroxylamine
US5904823A (en) * 1997-04-10 1999-05-18 Sachem, Inc. Methods of purifying hydroxylamine solutions and converting hydroxylamine salts to hydroxylamine
US6024855A (en) * 1997-08-15 2000-02-15 Sachem, Inc. Electrosynthesis of hydroxylammonium salts and hydroxylamine using a mediator
US6165341A (en) * 1998-08-13 2000-12-26 Sachem, Inc. Catalytic film, methods of making the catalytic films, and electrosynthesis of compounds using the catalytic film
CN1330563C (zh) * 2005-08-04 2007-08-08 浙江大学 制备固体盐酸羟胺的方法
CN114028874A (zh) * 2021-11-23 2022-02-11 青岛科技大学 水溶液中胶体粒径的调控方法、所得胶体及其应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP2824537B2 (ja) 1998-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU634196B2 (en) Method for purification of acids from materials comprising acid and salt
JPH10128338A (ja) 電気再生式連続脱塩装置のスケール析出防止方法及び装置
AU633075B2 (en) Electrodialytic water splitter
WO2022209641A1 (ja) バイポーラ膜を用いた電気透析方法
JP3164970B2 (ja) 一価イオンの中性塩を含む排水の処理方法
US5250159A (en) Bipolar membrane stack and method for producing acid and monovalent base from impure salt
JP2824537B2 (ja) ヒドロキシルアミンの製造方法
JPH04502274A (ja) 塩基と塩を含む物質から塩基の製造方法
JP2021517860A (ja) 高濃度の酸又は塩基生成のための多段バイポーラ電気透析システム
JP2002143854A (ja) 電気化学的水処理装置
JP2775992B2 (ja) ヒドロキシルアミンの製造法
JPH0780253A (ja) 電気透析精製法
JPH0737322B2 (ja) 高純度ヒドロキシルアミン硝酸塩の製造法
JP4631148B2 (ja) 純水の製造方法
JPH05285347A (ja) 酸及びアルカリの製造方法
JP4166864B2 (ja) アミノ酸又はその塩の製造方法
JP2001259665A (ja) ハイドロサルファイト製造廃液の処理方法
JPH08229568A (ja) アンモニア性窒素の除去方法
JPH11239792A (ja) 純水製造方法
JPH03146118A (ja) Al材の表面処理廃液の処理方法
JPH0824586A (ja) 硝弗酸洗浄廃液の電気透析処理方法及びその装置
JPS6144188A (ja) アミノエタンスルホン酸の製造方法
JPH09262588A (ja) フッ素の回収方法及び排水処理方法
JPH0337967B2 (ja)
JP3305017B2 (ja) 電気透析スタック及び電気透析方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees