JPH0421485A - カード - Google Patents

カード

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JPH0421485A
JPH0421485A JP2127443A JP12744390A JPH0421485A JP H0421485 A JPH0421485 A JP H0421485A JP 2127443 A JP2127443 A JP 2127443A JP 12744390 A JP12744390 A JP 12744390A JP H0421485 A JPH0421485 A JP H0421485A
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Masayuki Oide
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気的又は電気的記録手段を有するカードに関
し、更に詳しくは加熱により発色・潤色を可逆的に行な
う記録層を併せ有する上記カードに関する。
[従来の技術] IDカード等の身分証明又はクレジットカード、キャッ
シュカード、プリペイドカード等の金融取引等に用いら
れるカードは通常その情報ω又は個人情報としての秘密
性のために磁気的記録手段又は電気的記録手段等の非可
視的手段によって記録されている。例えば磁気的記録手
段によるカードとして磁気カードがあり、電気的記録手
段によるカードとしてICカードがある。
このような非可視的記録手段を用いたカードの場合、特
に金融取引等においては、記録内容又は処理内容が肉眼
で確認できないため、その内容をその都度又は適当なタ
イミングで取引明細書等の帳票に印字することにより取
引者のinに供せられている。
[発明が解決しようとする課題] このような帳票は、記録内容又は処理内容が取引時又は
取引後等に確認でき、せいぜい、次回取引まで預金外8
等の処理内容が保存されていればその目的を達するもの
であり、通常はその後不要となるものである。
このため、不要となった帳票が犬山に発生し、コスト而
、廃棄上等において種々の問題が発生し、更に廃棄され
た帳票を他人が悪用する等の弊害先生じている。
従って、本発明の目的は、磁気カード、ICカード等の
非可視的記録手段を有するカードにおいて、記録内容又
は処理内容を取引時又はその後次回取引までの間、常に
肉眼にて確認することのできる手段を有するカードを提
供することにある。
菰だ、本発明は、記録内容又は処理内容の確認のための
帳票等を不要とし、この結果コスト面に優れ、廃棄上の
問題のないカードを提供することにある。
[i!題を解決するための手段] 本発明者等は前記課題に鑑みて鋭意研究の結果本発明の
上記目的は、非可視的記録手段を有し、かつ少なくとも
一部に、1〜10ミリ秒間島温加熱することによって発
色し、かつ1秒間以上比較的低温加熱することによって
消色する可逆性記録層を有することを特徴とするカード
を提供することにより達成されることを見出した。
以下に本発明を更に具体的に説明する。
本発明における可逆性記録層は、熱エネルギー(hl)
、すなわち1〜10ミリ秒間、高嵩、好ましくは300
℃以上の加熱、により有色の画像(文字を含む)を形成
する。この画像は、別の熱エネルギー(h2)、すなわ
ち1秒間以上、比較的低温(顕消色剤の融点付近又はそ
れ以上の温度、例えば100〜200℃)の加熱、によ
って消去可能であり、画像を消去した当該記録層に再度
前記熱エネルギー(旧)を作用させると、再び画像が形
成される。この画像の形成と消去は繰り返し行なうこと
が可能である。この記録層は熱エネルギーを作用させな
い限り、画像形成状態、または、画像消去状態を保持し
ている。形成した画像を消去した後の地肌は、当該画像
形成前の地肌の状態と比し、何等遜色のないものであり
、可逆性記録層として優れたものである。
具体的には、本発明に用いられる可逆性記録層としては
フェノール性水酸基及びカルボキシル基の少なくとも一
つを有し、かつアミノ基を官能基として又は塩化合物の
一部として有する両性化合物と、Dイコ化合物を含む組
成物からなるものが好ましく、特に前記両性化合物がフ
ェノール性水酸基及びカルボキシル基の少なくとも一つ
とアミン基を有しかつ下記一般式[1]で表わされる化
合物、又は、少なくとも1つのフェノール性水酸基及び
/又はカルボキシル基を有する化合物と、脂肪族アミン
との瑞又は錯塩であるものが好ましい。
[式中、Xは水酸基あるいはカルボキシル基を表わし、
Rは水素原子あるいは水@基を表わす。]本発明におい
てフェノール性水酸基及びカルボキシル基の少な(とも
−っを有し、がつアミノ基を官能基として又は塩化合物
の一部として有する両性化合物としては、好ましくは、
フェノール性水MW及びカルボキシル基の少なくとも1
つとアミノ基を有しかつ前記一般式[1]で表わされる
化合物、又は、少なくとも1つのフェノール性水酸基及
び/又はカルボキシル基を有する化合物と脂肪族アミン
との塩又は錯塩が挙げられる。
フェノール性水酸基及びカルボキシル基の少なくとも1
つとアミン基を有し、かつ前記一般式[1]で表わされ
る両性化合物としては、好ましくは、下記一般式[2]
で表わされるアミンフェノールあるいはアミン安息香酸
または下記一般式[3コで表わされるヒトDキシアミノ
安息香酸が挙げられる。
(式中、Xは水酸基あるいはカルボキシル基を表わす。
) 上記一般式[2]で表されるアミンフェノールあるいは
アミノ安息香酸としては、具体的には2アミノフエノー
ル、3−アミノフェノール、4−アミノフェノール等の
アミノフェノール、2−アミノ安息香酸、3−アミノ安
息香酸、4−アミノ安息香酸等のアミノ安息香酸をあげ
ることができる。
一般式[3]で表されるヒドロキシアミノ安息香酸とし
ては、例えば2−ヒドロキシ−3−アミノ安息香酸、2
−アミノ−3−ヒドロキシ安息香酸、2−アミノ−4−
ヒドロキシ安息香酸、2ヒドロキシ−4−アミノ安息香
酸、2−ヒドロキシ−6−アミノ安、息香酸、3−アミ
ノ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ−5−ア
ミン安息香酸等をあげることができる。
また、少なくとも1つのフェノール性水酸基及び/又は
カルボキシル基を有する化合物と脂肪族アミンとの塩又
は錯塩を形成する少なくとも1つのフェノール性水酸基
及び/又はカルボキシル基を有する化合物としては、好
ましくは下記一般式[A]又は[B]で表わされる化合
物及びこれらの化合物のエステル化合物が挙げられる。
(式中、nは1〜3の整数、好ましくは2又は3を表わ
す。) 0OH (式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、nlは
n=6の整数を表わす。) 上記一般式[A]で表わされる化合物としては具体的に
は以下のようなものが挙げられる。
n−1;2−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ安息
香酸、4−ヒドロキシ安息香 酸等 n=2:3.4−ジヒドロキシ安息香酸3.5−ジヒド
ロキシ安息香酸 2.3−ジヒドロキシ安息香酸 2.4−ジヒドロキシ安息香酸 2.5−ジヒドロキシ安息香酸 2.6−ジヒドロキシ安息香酸 3.6−ジヒドロキシ安息香酸 4.5−ジヒドロキシ安息香酸 4.6−ジヒドロキシ安息香酸 4−ヒドロキシサリチル酸 5−ヒドロキシサリチル酸等 n=3;没食子酸等 また上記一般式[A]で表わされる化合物のエステル化
合物としては、具体的には没食子酸ヘキシル、没食子酸
へブチル、没食子酸オクチル、没食子酸ノニル、没食子
酸デシル、没食子酸ウンデシル、没食子酸ラウリル、没
食子酸トリデシル、没食子酸テトラデシル、没食子酸ペ
ンタデシル、没食子酸セチル、没食子酸ヘプタデシル、
没食子酸ステアリル等が挙げられる。
また上記一般式[B]で表わされる化合物としては、具
体的には下記のものが挙げられる。
・2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン酸 ・2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン
酸 ・3.3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン
酸 ・4.4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン酸 ・4.4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)へブタン酸 ・5.5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン酸 ・5,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン酸 ・6.6−ビス(4−ヒドロキシフェニル)へブタン酸 ・7.7−ビス(4−ヒドロキシフェニル)へブタン酸 ・8,8−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン酸 ・7.7−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン酸 ・8.8−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ノナン酸 本発明において前記塩又は錯塩を形成する脂肪族アミン
としては、下記一般式[C]又は[D]で表わされる化
合物が挙げられる。
R2NH2[C] (式中、R2は炭素原子数8個以上のアルキル基を表わ
す。) Kコ (式中、R3は水素原子、アルキル基、ハロゲン原子又
はアルコキシ基を表わし、R2は1〜18の整数を表わ
す。) 上記一般式[C]で表わされる脂肪族アミンとしては、
具体的にはオクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミ
ン、ウンデシルアミン、ラウリルアミン、トリデシルア
ミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘプ
タデシルアミン、セチルアミン、ステアリルアミン、ヘ
キシルアミン、ヘプチルアミン等が挙げられ、一般式[
D]で表わされる脂肪族アミンとしては具体的にはベン
ジルアミン、2−フェニルエチルアミン、3−フェニル
プロピルアミン、4−フェニルブチルアミン、5−フェ
ニルペンチルアミン、6−フェニルエチルアミン、7−
フェニルへブチルアミン、8〜フエニルオクチルアミン
、9−フェニルノニルアミン、10−フェニルデシルア
ミン、11−フェニルウンデシルアミン、12−フェニ
ルドデシルアミン、13−フェニルトリデシルアミン、
14−フェニルテトラデシルアミン、15−フェニルペ
ンタデシルアミン、16−フェニルヘキサジシルアミン
、17−フェニルヘプタデシルアミン、18−フェニル
オクタデシルアミン、メチルベンジルアミン、2−トリ
エチルアミン、3−トリルプロピルアミン、4−トリル
ブチルアミン、5−トリルペンチルアミン、6−ドリル
ヘキジルアミン、7−トリルへブチルアミン、8−トリ
ルオクチルアミン、9−トリルノニルアミン、10−ト
リルデシルアミン、1l−t−リルウンデシルアミン、
12−トリルドデシルアミン、13−トリルトリデシル
アミン、14−トリルテトラデシルアミン、15−トリ
ルペンタデシルアミン、16トリルヘキサデシルアミン
、17−ドリルヘプタデシルアミン、18−トリルオク
タデシルアミン、クロロベンジルアミン、2−クロロフ
ェニルエチルアミン、ブロモベンジルアミン、2−ブロ
モフェニルエチルアミン、メトキシベンジルアミン、■
トキシベンジルアミン等が挙げられる。
本発明において上記一般式[C]におけるR2の炭素原
子数が7以下の場合は融点が^くなり消色しにくい場合
があり好ましくない。
本発明において上記の如き塩又は錯塩として好ましくは
下記一般式[4]で表わされるジヒドロキシ安息香酸と
炭素原子数8以上のアルキル基を有する高級脂肪族アミ
ンとの塩、下記一般式[5]で表わされる没食子酸と8
級脂肪族アミンとの塩、下記一般式[6]で表わされる
ヒト0キシ安息香酸、又はジヒドロキシ安息香酸と脂肪
族アミンとの塩、下記一般其[7]で表わされる没食子
酸と脂肪族アミンとの塩、下記一般式[8〕で表わされ
るビス(ヒドロキシフェニル)酢酸、またはビス(ヒド
ロキシフェニル)酪酸と高級脂肪族アミンとの塩、下記
一般式[9]で表わされる2個のとドロキシフェニル基
を有する脂肪族カルボン酸と脂肪族アミンとの」l、又
は下記一般式[10]で表わされる没食子酸エステルと
高級脂肪族アミンとの錯塩が挙げられる。
(式中、R4は炭素原子数8以上のアルキル基を表わす
。) (式中、R5は炭素原子数8g、上のアルキル基を表わ
す。) (式中、R6は水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、
又はアルコキシ基、n2は1又は2、n3は1から18
の整数を表す。) (式中、R7は水素原子、アルキル基、ハロゲン原子又
はアルコキシ基、n4は1から18の整数を表わす。) 肌 (式中、R8は水素原子またはメチル基、R9は炭素原
子数8以上のアルキル基を表わす。)(式中、Rhoは
水素原子またはメチル基、R++は水素原子、アルキル
基、ハロゲン原子又はアルコキシ基、n5はO〜6の整
数、n6は1〜18の整数を表わす。) (但し、R+2及びR13はそれぞれ炭素原子数8以上
のアルキル基を表わす。) 本発明の可逆性記録層において、上記両性化合物と共に
用いられるロイコ化合物の具体例としては、クリスタル
バイオレットラクトン、3−インドリノ−5−1)−ジ
メチルアミノフェニル−6ジメチルアミノフタリド、3
−ジエチルアミノ7−クロ0フルオラン、2−(2−フ
ルオロフェニルアミノ)−6−ジニチルアミノフルオラ
ン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジーn
−ブチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジニチルアミン
ー5−メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7アニリノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−p−プチルアニリノフ
ルオ゛ラン、3−シクロへキシルアミノ−6−クロロフ
ルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチ
ル−p−トルイジノ〉−フルオラン、3−ピロリジノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ
−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−N−メチ
ルシクロへキシルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−N−エチルペンチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン等をあげることができる。
また、本発明の可逆性記録層は更にバインダーを含有す
ることができるが、このようなバインダーとしては水ま
たは有m溶剤に溶解する一般に用いられる高分子材料を
使用することができる。このような高分子材料としては
具体的には、ポリビニルアルコール、メチルセルロース
、エチルセルロース、酢酸セルロース、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、線状の飽和ポリエステル、ポリメタク
リル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等のメタクリル
樹脂の単独又は共重合物、ポリウレタン、ポリブチラー
ル、ニトロセルロース等の熱可塑性樹脂が使用できる。
本発明の記録層における上記の如き各成分の含有量とし
ては本発明の両性化合物1重量部に対し、ロイコ化合物
0.1〜1重ω部であり、またバインダー2重重部以下
が好ましい。
次に本発明の記録層を支持体上に塗工する方法としては
、具体的には、水又は有撮溶剤にて均一に分散もしくは
溶解した塗液中にバインダーを溶解させ、必要に応じて
、液性改良剤として増粘剤や白色顔料等を添加して成る
記録層塗工液を紙、プラスチックフィルム又はシート等
のカード支持体上に、バー塗布、ブレード塗布、エアー
ナイフ塗布、グラビア塗布、ロールコーティング等の塗
重味により塗布、乾燥して記録層を設ける方法力用いら
れる。この際、乾燥後の塗布量としては4〜10Q/f
が好適である。
さらに、支持体上にロイコ化合物、本発明のμ性化合物
、およびバインダーから成る記録層上にサーマルヘッド
マツチング性(サーマルヘッドへのカス付着、スティッ
キング)の改良、あるい幻記録層の耐久性を付与する目
的で保護層を設けても何等本発明の記録体の特性を損な
うことはなし)例えば、保護層成分として、無色無線顔
料あるいはワックス類等のフィラーと当該記録層バイン
ダーに使用する熱可塑性樹脂、あるいは熱硬化性樹脂、
紫外線硬化樹脂との組合せが用いられる。
本発明による画像形成又は画像の消去の方法は熱による
ものであり、サーマルプリンター、熱反射複写装置、ホ
ットスタンパ−や熱ロール等の装置を用いて行なうこと
ができる。
本発明の可逆性記録層の記録、即ち画像形成及び消去原
理は以下の通りである。すなわちフェノール性化合物は
熱エネルギーによって、無色のロイコ化合物のラクトン
環を開環させ、無色から有色に色変化させる。然し、ラ
クトン環が開環した有機化合物は、塩基性物質に接触す
ると閉環して元のラクトン環のある無色の化合物に戻る
。フェノール性水酸基及びカルボキシル基の少なくとも
1つを有し、かつアミノ基を官能基として又は塩化合物
の一部として有する両性化合物、即ち、本発明の顕減色
剤は、無色のロイコ化合物に対し熱エネルギーの制御の
みで、ラクトン環を開環させて有色化合物にしたり、閉
環させて無色のロイコ化合物に戻したりすることができ
る。この現象は、顕減色剤の構造とロイコ化合物の可逆
性によるものである。即ち、顕減色剤は、上記したよう
に両性化合物であり、熱の作用によって酸の性質を示し
たり、塩基の性質を示すためにロイコ化合物に対して、
顕色剤となったり、減色剤となったりするためである。
本発明における非可視的記録手段としては好ましくは磁
気的記録手段又は電気的記録手段があるが、本発明のカ
ードはこれらのいずれかの手段による情報またはこれら
の双方による情報を有するものを含む。
例えば、第1図は、磁気的記録手段を有するカードの断
面図である。
第1図において、1はカードの支持体であり、厚さ0.
3〜2.0sm程度の例えば、ポリ塩化ビニル等からな
る剛性プラスチックシートが使用できるまた、図から分
るように、支持体1はカードの大きさを決定するもので
、縦横それぞれ4〜15cm程度の長方形のものが使用
できる。通常5.4CmX8.5C■程度のものである
また2は上述の着色剤層であり、3は磁気的記録手段を
示している。磁気的記録手段3は、例えばフェライト等
の硬磁性体粉末を主成分とする塗工層で、磁気ヘッドを
接触又は近接させて磁化することにより、情報を記録保
存することができる。
磁気的記録手段は、この硬磁性体粉末をニトロセル0−
スやポリウレタン等の樹脂バインダーと共に溶剤に溶解
又は分散して塗料とし、支持体1上に塗布乾燥して形成
することができる。あるいは、この塗料を、−旦ポリエ
ステルフィルム等のプラスチックフィルム上に塗布乾燥
した後、このフィルムを支持体1に貼り合わせても良い
また、第2図は、電気的記録手段を有するカードの断面
図である。第2図において、4は電気的記録手段で、具
体的にはICチップ等が使用できる。5は外部処理装置
と電気的記録手段4との導通を確保するための電極で、
蒸着又は溶着等の手段で形成できる。
電気的記録手段4駆動のための電力は、この電極5を通
じて、外部処理装置から送ら机る。また信号の伝達もこ
の電極5を通じて行なわれる。
なお、駆動のための電力、信号の伝達を電極5を通じて
行なう代わりに、外部処理装置とICカードの間の電磁
誘導によって行なうこともできる。
この場合には、電極5の代わりに、カード内部に電磁誘
導用のコイルが−又は二双上設けられる。
以上、第1図及び第2図共に、非可視的記録手段と着色
剤層がカードの同一面上にある例を示したが、両者が互
に反対面にあっても良いことは勿論である。
本発明のカードは具体的には、IDカード等の身分証明
用、又はクレジットカード、キャッシュカード、プリペ
イドカード、テレフォンカード等の金融取引カード等に
好ましく用いられ、特に後者において好ましく適用され
る。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明により、磁気カード
、ICカード等の非可視的記録手段を有するカードにお
いて、記録内容又は処理内容を取引時又はその後次回取
引までの間、常に肉眼にて確認することのできる手段を
有するカードを提供することができる。
また、本発明により、確認のための帳票等が不要となる
ため、コスト面に優れ、廃棄上の問題のないカードを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気的記録手段を有する本発明のカードの1例
を示す概略断面図であり、第2図は電気的記録手段を有
する本発明のカードの1例を示す概略断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非可視的記録手段を有し、かつ少なくとも一部に
    、1〜10ミリ秒間高温加熱することによつて発色し、
    かつ1秒間以上比較的低温加熱することによって消色す
    る可逆性記録層を有することを特徴とするカード。
  2. (2)非可視的記録手段が磁気的及び/又は電気的記録
    手段である請求項(1)記載のカード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4865786A (en) * 1984-10-19 1989-09-12 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Foamed synthetic fiber and its manufacturing method
JPH05169841A (ja) * 1991-12-19 1993-07-09 Toppan Printing Co Ltd リライタブル記録消去方法及びリライタブル記録表示装置

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