JPH04214403A - かつらの装着方法及びこれに使用するかつらベース - Google Patents
かつらの装着方法及びこれに使用するかつらベースInfo
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- JPH04214403A JPH04214403A JP33968190A JP33968190A JPH04214403A JP H04214403 A JPH04214403 A JP H04214403A JP 33968190 A JP33968190 A JP 33968190A JP 33968190 A JP33968190 A JP 33968190A JP H04214403 A JPH04214403 A JP H04214403A
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Landscapes
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
- Adornments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はかつらの装着方法及びこれに使用するかつらベ
ースに係り、特に部分かつらの装着方法の改良及びこれ
に使用するかつらベースに関する。
ースに係り、特に部分かつらの装着方法の改良及びこれ
に使用するかつらベースに関する。
従来より、種々のかつらの装着方法が提案されており、
その代表的な方法には、接着剤を用いてかつらを使用者
の頭皮に直接貼り付ける方法、金属製の止着部材を用い
てかつらを使用者の自毛に取り付ける方法及び擬毛を植
設したネット製かつらベースの網目から自毛を引き出し
て該自毛と上記擬毛とを混合して互いに絡ませ合うこと
によりかつらを使用者の頭部に保持する方法等がある。
その代表的な方法には、接着剤を用いてかつらを使用者
の頭皮に直接貼り付ける方法、金属製の止着部材を用い
てかつらを使用者の自毛に取り付ける方法及び擬毛を植
設したネット製かつらベースの網目から自毛を引き出し
て該自毛と上記擬毛とを混合して互いに絡ませ合うこと
によりかつらを使用者の頭部に保持する方法等がある。
ところで、従来の接着剤を用いるかつらの装着方法にあ
っては、特に接着部分において、頭皮の皮膚呼吸を妨げ
、蒸れたりかぶれたりするので、かつらの装着感が悪い
という問題があった。
っては、特に接着部分において、頭皮の皮膚呼吸を妨げ
、蒸れたりかぶれたりするので、かつらの装着感が悪い
という問題があった。
また、前記止着部材を用いるかつらの装着方法にあって
は、該止着部材はかつらを確実に保持することができそ
の脱着が簡単で自由にできるので好ましいが、かつらと
頭部との間に該止着部材の厚みに相当する隙間が生じる
という問題があった。
は、該止着部材はかつらを確実に保持することができそ
の脱着が簡単で自由にできるので好ましいが、かつらと
頭部との間に該止着部材の厚みに相当する隙間が生じる
という問題があった。
さらに、前記ネット製かつらベースの網目から引き出さ
れた自毛とかつらベースに植設された擬毛とを混合する
かつらの装着方法にあっては、使用者の頭部の脱毛範囲
が狭い場合に、かつらベースの面積を小さくし且つ深さ
を浅くすると、絡み合う毛髪量が全体として少なくなる
ため、かつらが頭部から離脱し易くなるという問題があ
った。
れた自毛とかつらベースに植設された擬毛とを混合する
かつらの装着方法にあっては、使用者の頭部の脱毛範囲
が狭い場合に、かつらベースの面積を小さくし且つ深さ
を浅くすると、絡み合う毛髪量が全体として少なくなる
ため、かつらが頭部から離脱し易くなるという問題があ
った。
上記課題に鑑み、本発明は、かつらの装着感を向上させ
ると共に、かつらの密着性及び保持力を増大させ得るか
つらの装着方法及びこれに使用するかつらベースを提供
することを目的とする。
ると共に、かつらの密着性及び保持力を増大させ得るか
つらの装着方法及びこれに使用するかつらベースを提供
することを目的とする。
上記目的は、本発明のかつらの装着方法によれば、複数
の固着部が周縁部に沿って形成されたかつらベース及び
該かつらベースに取り付けた多数の擬毛を、脱毛部分を
覆い且つその周辺の自毛部分に重なるようにかつら使用
者の頭部に載せ、該かつらベースの各固着部に形成され
た挿通路に上記自毛をそれぞれ挿通させ、該挿通させた
自毛をその先端部側を引張ってその根元部分に上記固着
部を固着することにより、使用者の頭部にかつらを保持
するようにしたことにより達成される。
の固着部が周縁部に沿って形成されたかつらベース及び
該かつらベースに取り付けた多数の擬毛を、脱毛部分を
覆い且つその周辺の自毛部分に重なるようにかつら使用
者の頭部に載せ、該かつらベースの各固着部に形成され
た挿通路に上記自毛をそれぞれ挿通させ、該挿通させた
自毛をその先端部側を引張ってその根元部分に上記固着
部を固着することにより、使用者の頭部にかつらを保持
するようにしたことにより達成される。
また、本発明のかつらベースによれば、かつら使用者の
頭部の少なくとも脱毛部分を覆うように形成されるかつ
らベース本体と、該かつらベース本体の周縁部にこれに
沿って形成される複数の固着部と、該固着部に形成され
る毛髪を挿通させるための挿通路とから構成したことに
より、達成される。
頭部の少なくとも脱毛部分を覆うように形成されるかつ
らベース本体と、該かつらベース本体の周縁部にこれに
沿って形成される複数の固着部と、該固着部に形成され
る毛髪を挿通させるための挿通路とから構成したことに
より、達成される。
上記かつらベースの構成において、好ましくは前記固着
部にその外周部を覆うように擬毛が植設される。
部にその外周部を覆うように擬毛が植設される。
前記かつらの装着方法によれば、かつらベースの各固着
部に形成された挿通路に自毛を挿通させてその先端部側
を引っ張るだけの簡単な作業で、上記自毛の根元部分に
固着部が固着される。
部に形成された挿通路に自毛を挿通させてその先端部側
を引っ張るだけの簡単な作業で、上記自毛の根元部分に
固着部が固着される。
この固着部はかつらベースの周縁部にこれに沿って複数
個所形成されているので、かつらは該固着部を介して自
毛に保持されることになる。
個所形成されているので、かつらは該固着部を介して自
毛に保持されることになる。
そして、上記かつらが自毛から抜け出ようとしたり、該
自毛が伸びたりしても、上記固着部を抑えておき上記挿
通させた自毛の先端部側を引っ張るだけで、上記かつら
が自毛から抜け出るのが防止され、確実に固定されて、
かつらの上記使用者の頭部への密着性及び保持力が増大
する。
自毛が伸びたりしても、上記固着部を抑えておき上記挿
通させた自毛の先端部側を引っ張るだけで、上記かつら
が自毛から抜け出るのが防止され、確実に固定されて、
かつらの上記使用者の頭部への密着性及び保持力が増大
する。
また、かつらベースの周縁部に形成された固着部を使用
して自毛にかつらベースを固定し、かつらを保持するの
で、頭皮の皮膚呼吸が妨げられたり、蒸れたりかぶれた
り等することがなく、かつらの装着感が向上する。
して自毛にかつらベースを固定し、かつらを保持するの
で、頭皮の皮膚呼吸が妨げられたり、蒸れたりかぶれた
り等することがなく、かつらの装着感が向上する。
さらに、前記かつらベースの構成によれば、かつらベー
ス本体に挿通路を有する固着部が形成されるので、該固
着部が自毛等によるかつらの固定に有効利用され、この
固着部がかつらの周縁部に沿って複数形成されるので、
これら固着部を上記かつらの周縁部に沿って均等間隔で
形成すれば、頭部に自毛等によりかつらベースが均一に
保持され得る。
ス本体に挿通路を有する固着部が形成されるので、該固
着部が自毛等によるかつらの固定に有効利用され、この
固着部がかつらの周縁部に沿って複数形成されるので、
これら固着部を上記かつらの周縁部に沿って均等間隔で
形成すれば、頭部に自毛等によりかつらベースが均一に
保持され得る。
上記かつらベースにおいて、固着部にその外周部を覆う
ように擬毛を植設した場合には、該固着部を自毛に固着
しても、該固着部がその擬毛により隠蔽され得る。
ように擬毛を植設した場合には、該固着部を自毛に固着
しても、該固着部がその擬毛により隠蔽され得る。
以下、本発明に係るかつらの装着方法及びこれに使用す
るかつらベースの好適な実施例を詳細に説明する。
るかつらベースの好適な実施例を詳細に説明する。
第1図乃至第7図は本発明に係るかつらの装着方法の第
1の実施例を装着順に示している。
1の実施例を装着順に示している。
先ず、第1図に示されているように、かつら使用者の頭
部1にかつら2を装着するに際して、頭部1の脱毛部分
1aを覆い且つその周辺の自毛部分1bに重なるように
かつらベース3を載置する。
部1にかつら2を装着するに際して、頭部1の脱毛部分
1aを覆い且つその周辺の自毛部分1bに重なるように
かつらベース3を載置する。
ここで脱毛部分は、完全な脱毛状態のみを指すものでは
なく、薄毛状態を含む広い概念で用いられる。
なく、薄毛状態を含む広い概念で用いられる。
図示されているように、本発明に係るかつらの装着方法
では、発明者の創作による新規なかつらベース3が使用
され、該かつらベース3についても上記かつらの装着方
法の第1の実施例の説明を行いながら、これに使用する
添付図面に基づいて逐次説明していく。
では、発明者の創作による新規なかつらベース3が使用
され、該かつらベース3についても上記かつらの装着方
法の第1の実施例の説明を行いながら、これに使用する
添付図面に基づいて逐次説明していく。
本実施例のかつらベース3は、かつら使用者の頭部1の
少なくとも脱毛部分1aを覆うように形成されるかつら
ベース本体3aと、該かつらベース本体3aの周縁部3
bにこれに沿って形成される複数の固着部4とから主に
構成されている。
少なくとも脱毛部分1aを覆うように形成されるかつら
ベース本体3aと、該かつらベース本体3aの周縁部3
bにこれに沿って形成される複数の固着部4とから主に
構成されている。
上記かつらベース本体3aは、本実施例にあっては、ネ
ットベースにて形成されているが、人工皮膚等で形成し
ても良い。
ットベースにて形成されているが、人工皮膚等で形成し
ても良い。
また、上記かつらベース本体3aの周縁部3bは帯体に
て形成されており、この帯体にはこれに沿って複数の固
着部4が一体的に形成されている。
て形成されており、この帯体にはこれに沿って複数の固
着部4が一体的に形成されている。
尚、第1図はかつらベース本体3aのネットフィラメン
ト3cに植設された擬毛5の大部分を省略して一部分の
みを図示しており、さらに説明の便宜上擬毛5を上向き
に描いている。
ト3cに植設された擬毛5の大部分を省略して一部分の
みを図示しており、さらに説明の便宜上擬毛5を上向き
に描いている。
このように使用者の頭部1にかつらを載置した状態で、
第2図に示されているように、かつらベース本体3aの
周縁部3bに形成された各固着部4の直上の網目から一
部の自毛6をそれぞれ引き出す。
第2図に示されているように、かつらベース本体3aの
周縁部3bに形成された各固着部4の直上の網目から一
部の自毛6をそれぞれ引き出す。
次に、第3図に示されているように、かつらベース本体
3aの周縁部3bに形成された各固着部4の挿通路4a
に毛通し治具7を挿通させる。
3aの周縁部3bに形成された各固着部4の挿通路4a
に毛通し治具7を挿通させる。
この固着部4は、本実施例にあっては、ゴム製のラグビ
ーボール状の筒体にて形成され、このゴム材の軸芯部に
は、図示されているように上記挿通路4aが貫通して形
成されている。また、この固着部4は上記かつらベース
本体3aの周縁部3bを構成する帯体に例えば均等間隔
で介設され、これらは一体的に形成されている。
ーボール状の筒体にて形成され、このゴム材の軸芯部に
は、図示されているように上記挿通路4aが貫通して形
成されている。また、この固着部4は上記かつらベース
本体3aの周縁部3bを構成する帯体に例えば均等間隔
で介設され、これらは一体的に形成されている。
尚、この固着部4は、必ずしも本実施例のように上記挿
通路4aの穿設されたラグビボール状の筒体である必要
はなく、リング形状や筒体の一部を切り欠いた形状等を
呈していても良い。さらにこの固着部4の材質は、必ず
しも本実施例のようにゴム材である必要はなく、合成樹
脂材や金属材等でも構わないが、柔軟性があり且つ摩擦
力等が高くなるように工夫されていることが望ましい。
通路4aの穿設されたラグビボール状の筒体である必要
はなく、リング形状や筒体の一部を切り欠いた形状等を
呈していても良い。さらにこの固着部4の材質は、必ず
しも本実施例のようにゴム材である必要はなく、合成樹
脂材や金属材等でも構わないが、柔軟性があり且つ摩擦
力等が高くなるように工夫されていることが望ましい。
また、毛通し治具7は、毛髪の径に近い径を有する針金
を二重に折り曲げ且つ交差させて、その先端部にループ
部7aが形成されている。
を二重に折り曲げ且つ交差させて、その先端部にループ
部7aが形成されている。
本実施例にあっては、このループ部7aのループ幅Sは
、上記固着部4の挿通路4aの孔径Dよりも大きく形成
されているが、該固着部4はゴム材によって形成されて
いるので、固着部4の挿通路4a内に毛通し治具7が挿
入されると、該毛通し治具7の幅の増減に応じて挿通路
4aの孔径Dは伸縮することになる。
、上記固着部4の挿通路4aの孔径Dよりも大きく形成
されているが、該固着部4はゴム材によって形成されて
いるので、固着部4の挿通路4a内に毛通し治具7が挿
入されると、該毛通し治具7の幅の増減に応じて挿通路
4aの孔径Dは伸縮することになる。
尚、この毛通し治具7は、本実施例のものに限らず、例
えばカギ針等を採用しても良い。
えばカギ針等を採用しても良い。
このようにかつらベース本体3aの周縁部3bに一体的
に形成された固着部4の挿通路4aに毛通し治具7を挿
通させた状態で、第4図に示されているように、毛通し
治具7の先端に形成されたループ部7a内にかつらベー
ス3の網目から引き出した自毛6を通して引っ掛ける。
に形成された固着部4の挿通路4aに毛通し治具7を挿
通させた状態で、第4図に示されているように、毛通し
治具7の先端に形成されたループ部7a内にかつらベー
ス3の網目から引き出した自毛6を通して引っ掛ける。
次いで、第5図に示されているように、毛通し治具7を
矢印Pの方向に引っ張り、そのループ部7aに引っ掛け
た自毛6を固着部4の挿通路4a内に引き込む。
矢印Pの方向に引っ張り、そのループ部7aに引っ掛け
た自毛6を固着部4の挿通路4a内に引き込む。
そして、毛通し治具7をさらに矢印Pの方向に引っ張り
、そのループ部7aを固着部4の挿通路4aから引き出
し、そのまま引っ張ると、第6図に示されているように
、かつらベース本体3aの網目から引き出した自毛6の
先端部は一旦上記挿通路4aを通過して固着部4の下端
部から垂下されることになる。
、そのループ部7aを固着部4の挿通路4aから引き出
し、そのまま引っ張ると、第6図に示されているように
、かつらベース本体3aの網目から引き出した自毛6の
先端部は一旦上記挿通路4aを通過して固着部4の下端
部から垂下されることになる。
例えば、使用者の前頭部に自毛6が残存していない場合
には、側頭部及び後頭部の自毛6を上記固着部4に挿通
させる、さらに、全ての固着部4に自毛6を挿通させな
くとも、例えば一つ置きの固着部4に挿通させても構わ
ない。
には、側頭部及び後頭部の自毛6を上記固着部4に挿通
させる、さらに、全ての固着部4に自毛6を挿通させな
くとも、例えば一つ置きの固着部4に挿通させても構わ
ない。
そして、このまま矢印Pで示す自毛の先端部側に自毛6
を引っ張っていけば、固着部4に挿通させた自毛6はそ
の根元部分6aにおいて該固着部4により固着されるこ
とになる。
を引っ張っていけば、固着部4に挿通させた自毛6はそ
の根元部分6aにおいて該固着部4により固着されるこ
とになる。
このようにかつらベース本体3aの周縁部3bに沿って
、例えば均等間隔に一体的に形成した固着部4に自毛6
を挿通させ、自毛6をその先端部側を矢印Pの方向に引
っ張り、その根元部分6aに固着部4を固着していけば
、第7図に示されているように、かつらベース3はその
周縁部3bの数カ所で固着部4により自毛6に固定保持
されることになる、かくして、かつらベース3に擬毛5
を植設したかつらは、使用者の頭部1に保持されるもの
である。
、例えば均等間隔に一体的に形成した固着部4に自毛6
を挿通させ、自毛6をその先端部側を矢印Pの方向に引
っ張り、その根元部分6aに固着部4を固着していけば
、第7図に示されているように、かつらベース3はその
周縁部3bの数カ所で固着部4により自毛6に固定保持
されることになる、かくして、かつらベース3に擬毛5
を植設したかつらは、使用者の頭部1に保持されるもの
である。
最後に、かつらベース本体3aの周縁部3bに一体的に
形成された固着部4よりも上方に位置するネットフィラ
メント3cに植設された擬毛5を固着部4上に下ろして
覆い、ブラッシングすることにより、固着部を隠蔽する
ことになる。
形成された固着部4よりも上方に位置するネットフィラ
メント3cに植設された擬毛5を固着部4上に下ろして
覆い、ブラッシングすることにより、固着部を隠蔽する
ことになる。
次に、上記かつらの装着方法の第1の実施例における作
用を述べる。
用を述べる。
上述したように、かつらベース本体3aの周縁部3bに
は、これに沿って複数の固着部4が一体的に形成されて
いる。
は、これに沿って複数の固着部4が一体的に形成されて
いる。
本実施例は、毛通し治具7を使用することにより、各固
着部4に形成された挿通路4aにかつらベース本体3a
の網目から引き出した自毛6を挿通させて、その先端部
側を矢印Pの方向に引っ張るだけの簡単な作業で、自毛
6の根元部分6aに上記固着部4を固着することができ
る。
着部4に形成された挿通路4aにかつらベース本体3a
の網目から引き出した自毛6を挿通させて、その先端部
側を矢印Pの方向に引っ張るだけの簡単な作業で、自毛
6の根元部分6aに上記固着部4を固着することができ
る。
上述したように、固着部4はかつらベース本体3aの周
縁部3bにこれに沿って複数形成されているので、該固
着部4にかつらベース本体3aの網目から引き出した自
毛6を挿通させて固着することにより、該固着部4を介
してかつらベース3は自毛6に保持されることになる。
縁部3bにこれに沿って複数形成されているので、該固
着部4にかつらベース本体3aの網目から引き出した自
毛6を挿通させて固着することにより、該固着部4を介
してかつらベース3は自毛6に保持されることになる。
ところで、かつら使用者がかつら2を長期間使用してい
ると、例えばかつらベース3が上記自毛6から抜け出よ
うとしたり、該自毛6が伸びたりしてかつら2の装着感
が悪くなることがある。
ると、例えばかつらベース3が上記自毛6から抜け出よ
うとしたり、該自毛6が伸びたりしてかつら2の装着感
が悪くなることがある。
しかし、本実施例にあっては、使用者自らが上記かつら
本体3aの固着部4を抑えておき、これに挿通させた自
毛6の先端部側を矢印Pの方向に引っ張るだけで、固着
部4は自毛6の根元部分6aに再び固着されるので、か
つらベース3が自毛6から抜け出るのが防止され、確実
に固定されて、使用者の頭部1へのかつら2の密着性及
び保持力が増大する。
本体3aの固着部4を抑えておき、これに挿通させた自
毛6の先端部側を矢印Pの方向に引っ張るだけで、固着
部4は自毛6の根元部分6aに再び固着されるので、か
つらベース3が自毛6から抜け出るのが防止され、確実
に固定されて、使用者の頭部1へのかつら2の密着性及
び保持力が増大する。
このように本実施例によれば、かつらベース本体3aの
周縁部3bに形成された固着部4を使用して、自毛6に
かつらベース3を固定し、かつら2を頭部1に保持する
ので、頭皮の皮膚呼吸が妨げられたり、蒸れたりかぶれ
たり等することがなく、かつらの装着感が向上する。
周縁部3bに形成された固着部4を使用して、自毛6に
かつらベース3を固定し、かつら2を頭部1に保持する
ので、頭皮の皮膚呼吸が妨げられたり、蒸れたりかぶれ
たり等することがなく、かつらの装着感が向上する。
また、上記かつらの装着方法の第1の実施例を説明しな
がら逐次説明した本発明に係るかつらベースの実施例に
よれば、かつらベース本体3aに固着部4が形成され、
これが挿通路4aを有しているので、該固着部4を自毛
6等によるかつらベース3の固定に有効利用することが
できる。
がら逐次説明した本発明に係るかつらベースの実施例に
よれば、かつらベース本体3aに固着部4が形成され、
これが挿通路4aを有しているので、該固着部4を自毛
6等によるかつらベース3の固定に有効利用することが
できる。
さらに、この固着部4がかつらベース本体3aの周縁部
3bに沿って複数形成されるので、本実施例のように、
これら固着部4をかつらベース本体3aの周縁部3bに
沿って均等間隔で形成すれば、頭部1に自毛6等により
かつらベース3が均一に保持される。
3bに沿って複数形成されるので、本実施例のように、
これら固着部4をかつらベース本体3aの周縁部3bに
沿って均等間隔で形成すれば、頭部1に自毛6等により
かつらベース3が均一に保持される。
そして、本実施例にあっては、固着部4はゴム材によっ
て形成されているので、自毛6にその柔軟性により密着
し摩擦力が高められることにより、かつらベース3aの
網目から引き出した自毛6の根元部分6aに確実に固着
することができる。尚本実施例にあっては、固着部4が
ゴム材にて形成されているので、固着性能が高いにもか
かわらず自毛6からの脱着が極めて容易である。
て形成されているので、自毛6にその柔軟性により密着
し摩擦力が高められることにより、かつらベース3aの
網目から引き出した自毛6の根元部分6aに確実に固着
することができる。尚本実施例にあっては、固着部4が
ゴム材にて形成されているので、固着性能が高いにもか
かわらず自毛6からの脱着が極めて容易である。
さらに、上記かつらベース本体3aの全体を人工皮膚で
形成した場合には、網目が無く、第2図に示したように
固着部4の直上から自毛6を取り出すことができないの
で、上記固着部4をかつらベース本体3aの裏面側に設
ける等の工夫が必要である。
形成した場合には、網目が無く、第2図に示したように
固着部4の直上から自毛6を取り出すことができないの
で、上記固着部4をかつらベース本体3aの裏面側に設
ける等の工夫が必要である。
また、第8図は本発明に係るかつらの装着方法の第2の
実施例を示す要部拡大図である。
実施例を示す要部拡大図である。
図示されているように、第2の実施例にあっては、かつ
らベース本体3aの周縁部3bのネットフィラメント3
cと接合されているT接合部13に固着部14を形成し
、このネットフィラメント3cを挟むようにその両側に
位置する網目から自毛16a、16bを引き出して束ね
、毛束16a、16bを上記固着部14に挿通させ、そ
の先端部側をそのまま矢印Pで示す方向に引っ張って、
毛束16a、16bの根元部分16cに固着したもので
ある。
らベース本体3aの周縁部3bのネットフィラメント3
cと接合されているT接合部13に固着部14を形成し
、このネットフィラメント3cを挟むようにその両側に
位置する網目から自毛16a、16bを引き出して束ね
、毛束16a、16bを上記固着部14に挿通させ、そ
の先端部側をそのまま矢印Pで示す方向に引っ張って、
毛束16a、16bの根元部分16cに固着したもので
ある。
即ち、第2の実施例はかつらベース本体3aのT接合部
13に形成した一つの固着部14で固着する自毛16の
束の数が第1の実施例と異なるものであり、装着工程は
上記第1の実施例と同様の手順でなされるものである。
13に形成した一つの固着部14で固着する自毛16の
束の数が第1の実施例と異なるものであり、装着工程は
上記第1の実施例と同様の手順でなされるものである。
従って、第2の実施例は第1の実施例と基本的に同様の
作用効果を示すが、特に第2の実施例にあっては上記一
つの固着部14により自毛16a、16bがループ毛1
6dを形成し、このループ毛16dが上記ネットフィラ
メント3cを挟んで覆うように上方から固定するので、
かつらベース3の保持力をより一層向上させることがで
きるものである。
作用効果を示すが、特に第2の実施例にあっては上記一
つの固着部14により自毛16a、16bがループ毛1
6dを形成し、このループ毛16dが上記ネットフィラ
メント3cを挟んで覆うように上方から固定するので、
かつらベース3の保持力をより一層向上させることがで
きるものである。
第9図は上記かつらベース3の改良例を示す。
図示されているように、本実施例のかつらベース23は
、かつらベース本体23aの周縁部23bにこれに沿っ
て一体的に形成される複数の固着部24を改良したもの
である、この固着部24は、ゴム製のラグビーボール状
の筒体にて形成されており、その軸芯部には挿通路24
aが貫通して形成され、該固着部24の外周部を覆うよ
うに擬毛25が植設されることにより、みの毛付き固着
部として形成されている。
、かつらベース本体23aの周縁部23bにこれに沿っ
て一体的に形成される複数の固着部24を改良したもの
である、この固着部24は、ゴム製のラグビーボール状
の筒体にて形成されており、その軸芯部には挿通路24
aが貫通して形成され、該固着部24の外周部を覆うよ
うに擬毛25が植設されることにより、みの毛付き固着
部として形成されている。
該みの毛付き固着部24にあっても、上述したように、
固着部24は挿通路24aの穿設されたラグビーボール
状の筒体である必要はなくリング形状や一部が切り欠か
れた筒状体等を呈していても良く、またその材質もゴム
材である必要はなく合成樹脂材や金属等でも構わないが
、柔軟性があり且つ摩擦力が高くなるよう工夫されてい
ることが望ましい。
固着部24は挿通路24aの穿設されたラグビーボール
状の筒体である必要はなくリング形状や一部が切り欠か
れた筒状体等を呈していても良く、またその材質もゴム
材である必要はなく合成樹脂材や金属等でも構わないが
、柔軟性があり且つ摩擦力が高くなるよう工夫されてい
ることが望ましい。
さらに、上記固着部24に植設する擬毛25は、使用者
の自毛と同等の毛色や毛質のものを採用すれば、人毛あ
るいは人工毛の何れでも構わない。
の自毛と同等の毛色や毛質のものを採用すれば、人毛あ
るいは人工毛の何れでも構わない。
上記みの毛付き固着部24を使用して前記第1及び第2
の実施例のかつらの装着を行う場合、基本的には前記固
着部4を用いた場合と同様の作用効果を示すが、特に該
みの毛付き固着部24を用いればその外周部を覆うよう
に擬毛25が植設されているので、該固着部24を自毛
6の根元部分6aに固着してもその擬毛25により、一
層目立たないようにできる。
の実施例のかつらの装着を行う場合、基本的には前記固
着部4を用いた場合と同様の作用効果を示すが、特に該
みの毛付き固着部24を用いればその外周部を覆うよう
に擬毛25が植設されているので、該固着部24を自毛
6の根元部分6aに固着してもその擬毛25により、一
層目立たないようにできる。
以上述べたように、本発明のかつらの装着方法及びこれ
に使用するかつらベースによれば、かつらの装着感を向
上させることができ、かつらの密着性及び保持力を増大
させることができるという、優れた効果を発揮する。
に使用するかつらベースによれば、かつらの装着感を向
上させることができ、かつらの密着性及び保持力を増大
させることができるという、優れた効果を発揮する。
第1図乃至第7図は本発明に係るかつらの装着方法の第
1の実施例を示すもので、第1図は使用者の頭部にかつ
らを載置する工程を示す側面図、第2図はかつらベース
本体から自毛を引き出す工程を示す概略側面図、 第3図はかつらベース本体の固着部に形成された挿通路
に毛通し治具を挿通させる工程を示す概略図、 第4図はかつらベース本体の固着部に挿通させた毛通し
治具により自毛を引っ掛ける工程を示す要部拡大図、 第5図は毛通し治具によりかつらベース本体の固着部内
に自毛を引き込む工程を示す要部拡大図、第6図は自毛
の根元部分にかつらベース本体の固着部を固着する工程
を示す要部拡大図、第7図はかつらベースの装着完了状
態を示す概略側面図である。 第8図は本発明に係るかつらの装着方法の第2の実施例
を示す要部拡大図である。 第9図は本発明法の第1及び第2の実施例に使用するか
つらベースの改良例を示す概略図である。 1…頭部;1a…脱毛部分;1b…自毛部分;2…かつ
ら;3、23…かつらベース;3a、23a…かつらベ
ース本体;3b、23b…かつらベースの周縁部;3c
…ネットフィラメント;4、24…固着部;4a、24
a…挿通路;5、25…擬毛;6、16、16a、16
b…自毛;6a、16c…自毛の根元部分;16d…ル
ープ毛;7…毛通し治具;7a…ループ部;S…ループ
幅;D…孔径;P…引張る方向。 特許出願人:株式会社アデランス 代理人:弁理士 平山一幸 同 :弁理士 岡崎信太部 同 :弁理士 海津保三
1の実施例を示すもので、第1図は使用者の頭部にかつ
らを載置する工程を示す側面図、第2図はかつらベース
本体から自毛を引き出す工程を示す概略側面図、 第3図はかつらベース本体の固着部に形成された挿通路
に毛通し治具を挿通させる工程を示す概略図、 第4図はかつらベース本体の固着部に挿通させた毛通し
治具により自毛を引っ掛ける工程を示す要部拡大図、 第5図は毛通し治具によりかつらベース本体の固着部内
に自毛を引き込む工程を示す要部拡大図、第6図は自毛
の根元部分にかつらベース本体の固着部を固着する工程
を示す要部拡大図、第7図はかつらベースの装着完了状
態を示す概略側面図である。 第8図は本発明に係るかつらの装着方法の第2の実施例
を示す要部拡大図である。 第9図は本発明法の第1及び第2の実施例に使用するか
つらベースの改良例を示す概略図である。 1…頭部;1a…脱毛部分;1b…自毛部分;2…かつ
ら;3、23…かつらベース;3a、23a…かつらベ
ース本体;3b、23b…かつらベースの周縁部;3c
…ネットフィラメント;4、24…固着部;4a、24
a…挿通路;5、25…擬毛;6、16、16a、16
b…自毛;6a、16c…自毛の根元部分;16d…ル
ープ毛;7…毛通し治具;7a…ループ部;S…ループ
幅;D…孔径;P…引張る方向。 特許出願人:株式会社アデランス 代理人:弁理士 平山一幸 同 :弁理士 岡崎信太部 同 :弁理士 海津保三
Claims (3)
- 【請求項1】複数の固着部が周縁部に沿って形成された
かつらベース及び該かつらベースに取り付けた多数の擬
毛で成るかつらを、脱毛部分を覆い且つその周辺の自毛
部分に重なるようにかつら使用者の頭部に載せ、該かつ
らベースの各固着部に形成された挿通路に上記自毛をそ
れぞれ挿通させ、該挿通させた自毛をその先端部側を引
張ってその根元部分に上記固着部を固着することにより
、上記使用者の頭部にかつらを保持するようにしたこと
を特徴とする、かつらの装着方法。 - 【請求項2】かつら使用者の頭部の少なくとも脱毛部分
を覆うように形成されるかつらベース本体と、該かつら
ベース本体の周縁部にこれに沿って形成された複数の固
着部と、該固着部に形成された毛髪を挿通させるための
挿通路とからなることを特徴とする、かつらベース。 - 【請求項3】前記固着部にその外周部を覆うように擬毛
が植設されることを特徴とする、請求項2に記載のかつ
らベース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2339681A JP2615262B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | かつらの装着方法及びこれに使用するかつらベース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2339681A JP2615262B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | かつらの装着方法及びこれに使用するかつらベース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04214403A true JPH04214403A (ja) | 1992-08-05 |
JP2615262B2 JP2615262B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=18329790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2339681A Expired - Fee Related JP2615262B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | かつらの装着方法及びこれに使用するかつらベース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615262B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4837086U (ja) * | 1971-09-02 | 1973-05-04 | ||
JPS52129586U (ja) * | 1976-03-24 | 1977-10-01 | ||
JPS6440605A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-10 | Aderans Kk | Wig |
JPH01161225U (ja) * | 1988-04-27 | 1989-11-09 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2339681A patent/JP2615262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4837086U (ja) * | 1971-09-02 | 1973-05-04 | ||
JPS52129586U (ja) * | 1976-03-24 | 1977-10-01 | ||
JPS6440605A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-10 | Aderans Kk | Wig |
JPH01161225U (ja) * | 1988-04-27 | 1989-11-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2615262B2 (ja) | 1997-05-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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