JPH04212108A - 導波型光分岐素子 - Google Patents

導波型光分岐素子

Info

Publication number
JPH04212108A
JPH04212108A JP4521591A JP4521591A JPH04212108A JP H04212108 A JPH04212108 A JP H04212108A JP 4521591 A JP4521591 A JP 4521591A JP 4521591 A JP4521591 A JP 4521591A JP H04212108 A JPH04212108 A JP H04212108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
optical
coupling
directional coupler
branching element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4521591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3023878B2 (ja
Inventor
Akihiro Takagi
章宏 高木
Masao Kawachi
河内 正夫
Kaname Jinguji
神宮寺 要
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP4521591A priority Critical patent/JP3023878B2/ja
Publication of JPH04212108A publication Critical patent/JPH04212108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3023878B2 publication Critical patent/JP3023878B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信分野等で用いて
好適な導波型光分岐素子に関するものであり、さらに詳
細には、パワー結合率の波長依存性を緩和した導波型光
分岐素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信の普及のためには、光フ
ァイバと受・発光素子に加えて各種の光部品が必要であ
る。なかでも、光分岐素子は、最も基本的な光部品であ
り、50%分岐,20%分岐,数%分岐等の分岐比(結
合率)を持つ分岐素子が要求されている。特に広い波長
域にわたって波長依存性が少ない光分岐素子に対する需
要は大きい。
【0003】光分岐素子は、光カプラとも呼ばれ、その
形態により、1)バルク型,2)ファイバ型,3)導波
型に大別することができる。
【0004】バルク型は、マイクロレンズやプリズム,
干渉膜フィルタ等を組み合わせて構成するものであり、
波長依存性の少ない分岐素子を提供でき、一応は実用の
レベルにある。しかし、組立調整に長時間を要し、長期
信頼性,価格およびサイズの点で問題を残している。
【0005】ファイバ型は、光ファイバ自身を構成材料
として研磨や融着・延伸工程を経て構成されるものであ
り、波長依存性の低減されたタイプも実現可能である。 しかし、その作製工程には職人芸を要し、再現性が不良
で量産に適さないという欠点がある。
【0006】これらに対して、導波型は、フォトリソグ
ラフィ工程により、平面基板上に一括大量生産できる利
点があり、将来型の光分岐素子として注目されている。
【0007】第1の従来例として、図16(A) 〜(
C) および図17に、対象形光分岐素子の構造の平面
図と断面図およびその結合特性それぞれを示す。
【0008】図16(A) 〜(C) において、平面
基板21上に、幅が互いに等しい2本の光導波路21a
 および21b を配置し、これら両光導波路21a 
および21b の各一部分22a および22b を互
いに近接させて方向性結合器22を構成している。23
a および23b は光導波路21a および21b 
の各入力ポート、 24a および24b は光導波路
21a および21b の各出力ポートである。
【0009】なお、この明細書において、光導波路とい
うときは、コアとクラッドよりなる構造のみならず、コ
ア自体を意味する場合もある。図16(B) および(
C) において、基板21上に配置したクラッド層25
に光導波路21a,21b,22a,22b としての
コアを埋設する。
【0010】このように、結合領域22において2本の
導波路22a および22b の幅がいたるところで等
しい従来の光分岐素子の波長特性は、図17に示すよう
におおむね正弦波状に変化し、例えば波長1.3 μm
 で結合率50%であっても波長1.55μm では結
合率100 %などとなってしまい、大きな波長依存性
をもっていた。
【0011】第2の従来例として、図18(A) およ
び図19に、広い波長域で動作する導波型光分岐素子の
構成例を示す平面図およびその結合特性をそれぞれ示す
(特願平1−107720号参照)。
【0012】図18(A) において、平面基板31上
に、互いに幅の異なる2本の光導波路31a および3
1b が配置され、これら両光導波路31a および3
1b の各一部分32a および32b を互いに近接
させて方向性結合器32を構成している。この方向性結
合器32は、入力ポート33a から入射した信号光を
、出力ポート34a と34b に分岐するように設計
されている。また、入出力ポート33a および34a
 付近には、外部に接続されるべき光ファイバとの整合
性を良くするために、放射モードが生じないほど十分な
めらかなテーパ導波路35a および36a が接続さ
れている。
【0013】このような従来例では、ある結合率におい
て広波長域動作を可能とするために、2本の光導波路3
1a および31b のうち、結合器32の領域の部分
32a および32bをこの結合部のいたるところで互
いに異なる一定の幅を持つ光導波路構造とし、図19に
示すように、希望する波長域で設計結合率がそれぞれ5
0%±10%,20%±5%,5%±3%というように
、おおむね設計することができた。
【0014】しかし、このような第2の従来例は、50
%以下の比較的小さい結合率をもつ広波長域動作導波型
光分岐素子を実現するには有利な構造であるが、50%
以上の大きな結合率をもつ広波長域動作導波型光分岐素
子を実現するには、従来例1に示した対称形方向性結合
器に近い構造にせざるを得ず、結果的に50%以下の結
合率を設計する場合に比べて、広帯域な波長特性が得ら
れにくくなるという欠点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上述したような問題点に鑑み、所望する波長域、例
えば1.3 μm 〜1.6 μm を含む波長域にお
いて、従来の対称形方向性結合器による導波型光分岐素
子よりも結合率の波長依存性がより良く緩和され、特に
結合率50%以上での広帯域な波長特性をもつ実用的な
広波長域動作導波型光分岐素子を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、基板と、該基板上に配置された少なくと
も2本の光導波路と、該少なくとも2本の光導波路の一
部分を互いに近接させて形成した少なくとも1個の方向
性結合器とを有し、前記少なくとも2本の光導波路のう
ちの少なくとも一方の片端を入力ポートとし、前記少な
くとも2本の光導波路の他端を出力ポートとする広波長
域動作導波型光分岐素子であって、前記少なくとも1個
の方向性結合器の結合領域のうち、2本の光導波路が平
行に配置されている平行結合領域の両端部における少な
くとも1本の光導波路の幅および深さを、前記入力ポー
トおよび前記出力ポートにおける光導波路の幅および深
さと異ならしめ、かつ前記結合領域における少なくとも
2本の光導波路をそれぞれなめらかなテーパ形状として
テーパ形方向性結合器を構成し、該テーパ形方向性結合
器の結合長および非対称パラメータを、使用する波長領
域に応じて決定される値に設定することにより、前記テ
ーパ形方向性結合器における前記入力ポートから入射し
た光の結合率の波長依存性を前記波長領域にわたって緩
和したことを特徴とする。
【0017】ここで、前記テーパ形方向性結合器の結合
領域全体が前記結合領域の中心に対してほぼ点対称形状
となるように、前記テーパ形方向性結合器を構成するこ
とができる。
【0018】本発明では、前記テーパ形方向性結合器の
前記結合領域のうち、前記平行領域の両端部において異
ならしめた前記少なくとも2本の光導波路の幅のうち、
前記入力ポートおよび前記出力ポートの幅と異なる導波
路幅の大きさを、該導波路幅と前記入力ポートおよび前
記出力ポートの幅との差が、当該入力ポートおよび出力
ポートの幅の9割を越えないように定めることができる
【0019】
【作用】本発明では、前記方向性結合器の前記結合領域
のうち、平行領域の両端部における光導波路の幅および
深さを、前記入出力ポートにおける光導波路の幅および
深さと互いに異ならしめ、かつ前記結合領域における2
本の各光導波路をなめらかなテーパ形状とすることによ
り、前記入力ポートから前記出力ポートへのパワーの結
合率の波長依存性を、ある特定波長域(たとえば、1.
3 μm から1.7 μm)にわたって緩和するよう
に構成することにより、従来のような、結合領域におい
て一定で、かつ互いに異なる幅の2本の光導波路からな
り、広い波長域で動作する導波型光分岐素子とは、構造
上、大きく相違する。
【0020】言い換えると、本発明は、結合領域での導
波路の伝搬定数を部分的に異ならせるよう、そのテーパ
構造を適正に設計することによって、結合領域全体の波
長特性を緩和させ、特に設計結合率50%以上において
ほぼ一定の結合率が所望の広い波長域で得られる、きわ
めて実用的な導波型光分岐素子を実現しようとするもの
である。本発明では、この結合部全体の形状を点対称構
造とすることにより製作性を向上することができる。
【0021】なお、前記結合領域のうち、平行領域の両
端部における光導波路の幅を異ならせるときの、その幅
の差は、使用する光波長の5倍程度以下、例えば1.5
 μm ならば7.5 μm 以下にすることが損失低
減の点から望ましい。
【0022】さらにまた、本発明では、結合領域中の少
なくとも1箇所において入出力ポート幅と異なる導波路
幅をもつが、その大きさに関しては、そこでの光散乱に
よる光パワー損失をできるだけ抑えることが望ましく、
該導波路幅と入出力ポート幅との差が入出力ポート幅の
約9割を越えないように定めるのが好適である。
【0023】本発明の広波長域動作導波型光分岐素子は
、広い波長域に広がる光信号の分配用やモニタ用,タッ
プ用として幅広い用途が期待され、また、平面基板上に
本発明の光分岐素子を多段に連結することにより、4分
岐素子,8分岐素子等への拡張も容易である。さらに、
同一基板上に光分岐素子をアレイ状に形成し、例えば、
250 μm ピッチの光分岐素子ファイバアレイと接
続して使用することも可能である。
【0024】なお、本発明においては、結合領域におけ
る光導波路の間隔gの大きさを、結合領域において一定
としているが、これは設計の容易さを考慮したためであ
り、これに限定されるものではない。すなわち、結合領
域内で導波路間隔を変化させる場合でも、設計上、複雑
になるだけであり、本発明原理の一般性は失われず、こ
の場合も本発明に含まれること、勿論である。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0026】以下に説明する本発明の実施例では、基板
1としてシリコン基板、光導波路1aおよび1bとして
シリコン基板1上に石英系ガラス材料により形成された
光導波路を用いているが、これは、石英系単一モード導
波路が単一モード光ファイバとの整合性に優れ、実用的
な導波型光分岐素子を提供できるためであるが、本発明
は、このような石英系光導波路に限定されるものではな
いこと、もちろんである。すなわち、基板材料としては
、石英基板、セラミック基板、半導体基板あるいはニオ
ブ酸リチウム等の結晶性光導波路基板等でもよい。光導
波路材料としては、半導体材料、有機材料、誘電体材料
あるいはセラミック系材料でもよいこと、もちろんであ
る。
【0027】図1および図2(A) 〜(C) は、本
発明の広波長域動作導波型光分岐素子の基本的な構成例
を示す、それぞれ、平面図およびAA′線,BB′線(
CC’線)およびDD′線に沿った拡大断面図である。
【0028】ここで、平面基板1の上に光導波路1aお
よび1bを配置する。4つの入出力ポート3a,3b 
および4a,4b における導波路の断面形状は図2(
A) および(C) に示すように8μm ×8μm 
の正方形を構成している。光導波路1aおよび1bを1
箇所で互いに近接させ、結合部2の導波路幅が部分的に
徐々に異なり、かつ方向性結合器全体の形状が点対称構
造となるようにテーパ形方向性結合器2を構成する。こ
の方向性結合器2の両側における導波路1aおよび1b
の導波路幅は、BB′線およびCC′線での断面に示す
ように互いに異なり、かつBB′線とCC′線において
逆転している。また、入出力ポート3aおよび4b付近
には、外部に接続されるべき光ファイバとの整合性を良
くするために、放射モードが生じないほど十分なめらか
なテーパ導波路5aおよび5bが接続されている。光導
波路1aおよび1bの各一端3aおよび3bを入力ポー
トとし、光導波路1aおよび1bの各他端4aおよび4
bを、それぞれ、副出力ポートおよび主出力ポートとす
る。Pin は入力ポート3aに入来する入力光であり
、Pmain およびPsubは、それぞれ、主および
副出力ポート4bおよび4aから取り出される主および
副出力光である。
【0029】図3および図4(A) 〜(C) は、図
1および図2(A) 〜(C) に示した点対称形方向
性結合器2の部分の、それぞれ、拡大平面図および拡大
断面図である。図からわかるように、導波路1aおよび
1bの各断面形状を、図4(A) に示す断面EE′で
は一方を正方形,他方を高さが同じ長方形とする。図4
(C) に示す断面FF′ではこれと全く反対の断面形
状とする。図4(B) に示す断面XX′では全く同一
の長方形としている。もちろん、上記以外の場所での断
面形状は隣合う2つの各断面の中間的な形状となってい
る。このような形状は結合部全体の中心点O(原点)に
関して対称な形を成すので、ここでは、点対称テーパ形
方向性結合器と呼称するものとする。
【0030】光導波路1aおよび1bは、たとえば、膜
厚50μm 程度のSiO2系ガラスによるクラッド層
6に埋設された断面寸法8μm ×8μm 程度のSi
O2−TiO2 系ガラスコア部からなり、直線パター
ンと曲率半径50mmの円弧パターンとの組み合わせに
より回路を構成した。このような石英系光導波路1aお
よび1bは四塩化シリコンや四塩化チタンの火炎加水分
解反応を利用したガラス膜堆積技術と反応性イオンエッ
チングによる微細加工技術との公知の組合せで形成でき
る。
【0031】次に、このような点対称テーパ形方向性結
合器の出力光の波長依存性について述べる。
【0032】図3に示したような点対称テーパ形方向性
結合器2は、図5に示すように、1個の対称形方向性結
合器と、それを上下反転させたもう1個の非対称形方向
性結合器が縦列接続したものとみなすことができる。も
ちろん、さらに細かく分割しても良いが、簡単のため、
図5のように分割した。
【0033】一般に、等方性で無損失と見なせる媒質か
ら成る非対称形方向性結合器の、入力パワー(U,V)
 に対する出力パワー(A,B) は、モード結合理論
(例えば、“光集積回路”西原浩,春名正光,栖原敏明
  共著  P51 (株)オーム社  昭和60年2
月25日発行初版第1刷)から次式で与えられる。
【0034】ここで、Uは入力ポート3aへの入力パワ
ー、Vは入力ポート3bへの入力パワーであり、Aは出
力ポート4aからの出力パワー、Bは出力ポート4bか
らの出力パワーである。
【0035】
【数1】
【0036】ここで、
【0037】
【数2】           R=(βa −βb )/2Δ 
                         
        (2)
【0038】
【数3】           S=κ/Δ          
                         
             (3)
【0039】
【数4】
【0040】である。
【0041】ただし、βa とβb は各導波路単独の
伝搬定数、RとSは非対称性の度合いを示すパラメータ
であり、0≦R<1,0<S≦1,R2  +S2 =
1なる関係がある。
【0042】もし、βa =βb ならば、R=0,S
=1となり、対称形方向性結合器の、入力パワー(U,
V)に対する出力パワー(A,B)を表すことになる。 この出力パワー(A,B)は、次式で与えられる。
【0043】
【数5】
【0044】ただし、jは虚数単位、κは結合係数、Z
は伝搬距離である。
【0045】図3に示した点対称形方向性結合器2の出
力パワーは非対称形および反転非対称形方向性結合器の
マトリックスの積で求められるので、式(1)から、次
のようになる。
【0046】ここで、図5を参照して、φ1 =Δ1 
L1 とする。
【0047】
【数6】
【0048】式(6)の変換マトリックスを、M1とす
ると、
【0049】
【数7】
【0050】ただし、
【0051】
【数8】    m1=1−2・S2・sin2 φ1     
                         
                  (8)
【0052】
【数9】    p1=2S・R・sin2 φ1       
                         
                  (9)
【0053】
【数10】    q1=−2S ・sinφ1 ・cosφ1  
                         
                (10) が得られる。
【0054】今、入射光条件を、入力ポート3aからの
片側入射、すなわち、|U|2=1かつ|V|2=0と
すると、
【0055】
【数11】   P1=|A|2=|a1・U+b1・V|2=|a
1|2                      
                  (11)  P
2=|B|2=|c1・U+d1・V|2=|c1|2
        であるから、図5の出力光パワーは次
式となる。
【0056】
【数12】 P1(スルー)=m12=(1−2S2・sin2 φ
1)2                      
                 (12)
【0057】
【数13】 P2(クロス)=p12+q12=4S2・sin2φ
1・(1−S2・sin2φ1)          
                (13) 但し、
【0058】
【数14】
【0059】式(13)について簡単な計算を行うと、
Sおよび(φ1 )を適切に設定することによって、図
6(A) 〜(C) に示すような各種の波長特性を実
現することができる。特に、図6(B) および(C)
 は50%以上の結合率の設計において、平坦性の良い
広帯域な特性を可能としている点が、図19に示した従
来の広波長域動作導波型光分岐素子の波長特性と大きく
異なる。実際のSおよび(φ1 )の値は波長の増加と
ともに単調増加するが、図6(A) 〜(C) に示す
各種の波長特性の様子にそれほど大きな影響を与えない
ことを付記しておく。
【0060】なお、上述した行列計算による解析は波長
特性の概略をつかむためには大変有効であるが、光分岐
素子の曲がり導波路を含まない結合領域のみ取り扱って
いるため、実際の光分岐素子を設計する際、解析精度の
点で問題がある。これを解決する方法として、ビーム伝
搬法(例えば、“電磁波問題の基礎解析法”山下栄吉監
修  P308  (社)電子情報通信学会  昭和6
2年10月30日  初版発行)による計算機シミュレ
ーションがある。この方法は、伝搬と直角な方向への電
磁界成分の離散的フーリエ変換と、伝搬方向へ微小区間
ごとに逐次的に計算を進める巧妙な演算法であり、本質
的に導波路形であるような光回路の中を伝搬する光波の
数値解析に好適である。ひとたび光分岐素子の大まかな
構造がわかれば、その波長特性はビーム伝搬法を使って
ほぼ正確に予測することができる。従って、本発明で述
べる行列解析による実施例の各パラメータの値は厳密な
ものではないことを付記しておく。 実施例1 図7(A)  は、本発明広波長域動作導波型分岐素子
の第1実施例として、波長域λ1= 1.3μm 〜λ
2= 1.6μm で50%±5%の結合率を有するよ
う設計した分岐素子の構成を示す。
【0061】結合部2における光導波路1aと1bとの
間隔をg=3.0 μm(パラメータS=0.33〜0
.47に相当)に保ち、L=1.8(mm) の距離に
わたって配置し、かつ結合部全体の形状が原点Oに関し
て点対称構造となるように、L1=0.92(mm) 
と設定した。また、光導波路1aおよび1bの最大導波
路幅をdamax=dbmax=8μm、最小導波路幅
をdamin=dbmin=6μm とし、フォトマス
クパターン段階で正確に設定した。なお、入力ポート3
aと3bとの間隔、出力ポート4aと4bとの間隔は、
いずれも0.250mm に定めた。
【0062】図7(B) は、本実施例1の光分岐素子
についての結合率の波長依存性を示す図である。これか
らわかるように、波長域λ1=1.3μm 〜λ2 =
1.6μm にわたって、結合率50%±5%の広帯域
な波長特性が得られ、平坦性のよい波長特性となってい
る。このように、本発明の点対称テーパ形方向性結合器
によれば、すでに述べた従来の広波長域動作導波型光分
岐素子と同程度に平坦性のよい、広帯域な波長特性を実
現することが可能である。
【0063】なお、実施例1では、結合部構造を直線か
ら成るテーパ導波路としたが、図8(A) のように、
図7(A) の構造を十分なめらかな曲線に変更しても
よく、あるいはまた、図8(B) のように、入出力ポ
ートを入れ換えた構成としてもよい。本発明の以下に述
べる各実施例においても、このような滑らかな形状によ
る構成や入出力ポートを入れ換えた構成をも含むこと、
もちろんである。
【0064】また、本実施例1に関して、ビーム伝搬法
による詳細な解析結果および実験結果を図9に示してお
く。両者はほぼ一致しており、結合率50%±5%の広
帯域な波長特性が得られている。従って、本発明の以下
に述べる各実施例においても、各パラメータの値は厳密
なものではなく、詳細な設計を行う際にはビーム伝搬法
を用いることが望ましいことを付記しておく。
【0065】 実施例2 図10(A) は、本発明の広波長域動作導波型光分岐
素子の第2実施例として、波長域λ1=1.2 μm 
〜λ2 =1.7μm で90%±3%の結合率を有す
るよう設計した分岐素子の構成を示す。
【0066】結合部2における光導波路1aと1bとの
間隔をg=3.0 μm (パラメータS=0.30〜
0.43に相当)に保ち、L=1.2(mm) の距離
にわたって配置し、かつ結合部全体の形状が原点Oに関
して点対称構造となるように、L1=0.6(mm)と
設定した。また、光導波路1aおよび1bの最大導波路
幅をdamax=dbmax=8 μm 、最小導波路
幅をdamin=dbmin=5μm とし、フォトマ
スクパターン段階で正確に設定した。なお、入力ポート
3aと3bとの間隔、出力ポート4aと4bとの間隔は
、いずれも0.250mm に定めた。
【0067】図10(B) は、本実施例2の光分岐素
子についての結合率の波長依存性を示す図である。これ
からわかるように、波長域λ1=1.2 μm 〜λ2
 =1.7μm にわたって、結合率90%±3%の広
帯域な波長特性が得られ、特に1.3 μm 〜1.5
 μm では、90%±2%の極めて平坦性のよい波長
特性となっている。このように、本発明の点対称テーパ
形方向性結合器によれば、すでに述べた従来の広波長域
動作導波型光分岐素子に比べ、50%以上の結合率の設
計において極めて平坦性のよい、広帯域な波長特性を実
現することが可能である。
【0068】 実施例3 図11(A) は、本発明の広波長域動作導波型光分岐
素子の第3実施例として、波長域波長域λ1=1.3 
μm 〜λ2 =1.6μm で20%±5%の結合率
を有するよう設計した分岐素子の構成を示す。
【0069】結合部における光導波路1aと1bとの間
隔をg=3.5 μm (パラメータS=0.31〜0
.45に相当)に保ち、L=0.9(mm) の距離に
わたって配置し、かつ結合部全体の形状が原点Oに関し
て点対称構造となるように、L1=0.45(mm) 
と設定した。また、光導波路1aおよび1bの最大導波
路幅をdamax=dbmax=8μm 、最小導波路
幅をdamin=dbmin=7μm とし、フォトマ
スクパターン段階で正確に設定した。なお、入力ポート
3aと3bとの間隔、出力ポート4aと4bとの間隔は
、いずれも0.250mm に定めた。
【0070】図11(B) は、本実施例3の光分岐素
子についての結合率の波長依存性を示す図である。これ
からわかるように、波長域λ1=1.3 μm 〜λ2
 =1.6μm にわたって、結合率20%±5%の広
帯域な波長特性が得られている。このように、本発明の
点対称テーパ形方向性結合器は、結合率50%以下での
設計も可能であるが、広帯域性の点では従来例2よりも
やや劣ることがわかる。
【0071】ここで述べた点対称テーパ形方向性結合器
の波長依存性は、ちょうど従来例2で示した非対称形方
向性結合器のスルー側出力とクロス側出力を入れ替えた
特性に対応している。あるいは、非対称形方向性結合器
を上下反転させて縦列接続したと考えてもよい。このこ
とは図5で説明した近似解析図の妥当性をも示している
。このように、本発明の点対称テーパ形方向性結合器は
、すでに述べた従来の広波長域帯域動作導波型光分岐素
子と相補的な関係にあることがわかる。
【0072】これまで述べてきた、入出力側の導波路幅
が異なった、点対称テーパ形方向性結合器2の他にも多
種多様な点対称テーパ形方向性結合器2が考えられる。
【0073】たとえば、図12(A) 〜(C) に示
すような各種の点対称テーパ形方向性結合器が考えられ
る。いずれの場合にも基本的にはこれまでと全く同様な
考え方で広波長域動作導波型光分岐素子を実現すること
ができる。
【0074】一般に、方向性結合器は極めて構造敏感な
光回路素子であるため、製造者はそれぞれの製造工程の
癖などを考慮して、パラメータを変更することができる
。要は、各実施例において、式(13)を吟味し、結合
長L1および非対称パラメータS等を適切に設定しさえ
すればよいのである。また、結合部2を構成するテーパ
導波路が複数ある場合には、図5と同じように適当に数
個の対称形導波路と非対称形導波路に分割し各行列の積
を求めて、その各係数の波長依存性を吟味すればよいの
である。
【0075】以上の実施例1〜実施例3では、すべて2
分岐素子を扱ったが、本発明の構成は多分岐素子への拡
張も可能である。次に、4分岐素子の実施例について説
明する。
【0076】 実施例4 図13は、本発明の第4実施例としての4分岐素子の構
成を示す平面図である。図13において、8a,8b,
8cは基板1上に一括形成された2分岐素子であり、こ
こでは、第1実施例(図7)と同等の50%結合光分岐
素子とした。9は入力ポート、9a,9b,9cおよび
9dは出力ポートである。 入力ポート9に入力された信号光は、光分岐素子8aで
ほぼ2等分され、さらに、それぞれの分岐光は光分岐素
子8bと8cで分岐されてから、出力ポート9a,9b
,9c,9d から出力される。本構成により、波長域
1.25μm 〜1.6 μm において、各出力ポー
トへの結合率の変動は25%±5%と小さく、波長依存
性の少ない、かつ低損失な所望の4分岐素子を提供する
ことができた。なお、本実施例の基板1の寸法は、30
mm×5mm程度であり、出力ポート9a〜9dのピッ
チは光ファイバアレイのピッチにあわせて250 μm
 とした。
【0077】 実施例5 図14は、本発明の第5実施例としての広波長域動作導
波型光分子素子アレイの構成を示す平面図である。ここ
で、10a,10b,10c,10d は第1実施例(
図7)と同様の構成を持つ50%結合分岐素子であり、
これら素子10a 〜10d を4個アレイ状に並列に
配置する。11および12は、それぞれ、入力および出
力ポートアレイ、11a および12a は、それぞれ
、入力および出力ファイバアレイ、11b および12
b は、それぞれ、入力および出力ファイバアレイ端子
であり、アレイ端子11b および12b 内のファイ
バアレイピッチと入出力ポートアレイ11,12 の導
波路ピッチはいずれも250 μm に設定してある。 本実施例の基板1の寸法は1アレイあたり25mm×5
mmと小さく、同一基板上に多数個の素子を一括形成可
能な導波型光部品の利点が生かされている。
【0078】また、以上の実施例においては、シリコン
基板上の石英系(SiO2−TiO2) 光導波路によ
り、光分岐素子を構成したが、かかる基板は、シリコン
基板に限定されるものではなく、石英ガラス基板等に変
更することも可能である。あるいはまた、コア部の主ド
ーパントとしてGeO2を用いたSiO2−GeO2 
系光導波路を用いることもできる。あるいはまた、前述
したように、本発明はこれらの石英系光導波路に限定さ
れるものではなく、他の導波路材料、例えば、多成分ガ
ラス導波路系やニオブ酸リチウム導波路系、あるいは有
機高分子導波路系や半導体導波路系にも適用できる。
【0079】 実施例6 図15は、本発明の第6実施例としての光スイッチング
素子の構成例を示す平面図である。ここで、13a,1
3b は第1実施例(図7)と同様の構成を持つ50%
結合分岐素子であり、これら分岐素子13a と13b
 を2個直列に配置し、連結部での光路長を同一の長さ
としたマッハツエンダ型干渉回路を構成する。14a,
14b は入力ポート、15a,15b は出力ポート
であり、導波路ピッチはいずれも250 μm に設定
してある。
【0080】このような2個のテーパ形方向性結合器1
3a と13b との間の光導波路1aの上部に薄膜ヒ
ータ16を装荷して、一方の光導波路1aの屈折率値を
熱光学効果により調整して、式(13)または式(21
)中の位相差とは独立に導波路1aと1bとの間に光路
長差を設定することにより所望の光分岐素子を実現する
こともできる。また、この薄膜ヒータ16をオン・オフ
制御することにより、結合特性を、波長依存性の小さい
状態と大きい状態との間でスイッチングすることも可能
である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、方向
性結合器の結合領域のうち、平行領域の両端部における
光導波路の幅および深さを、前記入出力ポートにおける
光導波路の幅および深さと互いに異ならしめ、かつ前記
結合領域における2本の各光導波路をなめらかなテーパ
形状とし、かつこのテーパ形方向性結合器の結合領域全
体が該結合領域の中心に対してほぼ点対称形状となるよ
うに配置することによって、入力ポートから出力ポート
へのパワーの結合率の波長依存性を、ある特定波長領域
(たとえば、1.2 μm から1.8 μm)にわた
って緩和することができ、もって、波長依存性が少なく
、かつ特に結合率50%以上での広帯域な波長特性をも
つ実用的な広波長域動作導波型光分岐素子を提供するこ
とができる。
【0082】本発明の広波長域動作導波型光分岐素子は
、広い波長域に広がる光信号の分配用やモニタ用,タッ
プ用として幅広い用途が期待され、また、平面基板上に
本発明の光分岐素子を多段に連結することにより、4分
岐素子,8分岐素子への拡張も容易である。
【0083】さらにまた、本発明によれば、同一基板上
に光分岐素子をアレイ状に形成し、例えば、250 μ
m ピッチの光分岐素子ファイバアレイと接続して使用
することも可能である。
【0084】さらにまた、本発明素子は平面基板上に大
量に一括して製造することができるため、素子の低価格
化も期待でき、本発明の光分岐素子およびその応用素子
は、光通信システムの普及に大きく貢献するものと期待
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の基本的な構成例を示す平面図
である。
【図2】図2(A),(B) および(C) は、図1
の、それぞれ、AA′線断面図,BB′( またはCC
 ′)線断面図およびDD′線断面図である。
【図3】図3は、図1に示した本発明の点対称テーパ形
方向性結合器2の拡大平面図である。
【図4】図4(A),(B) および(C) は、図3
の、それぞれ、EE′線断面図,XX′線断面図および
FF′線断面図である。
【図5】図5は、図3に示した点対称テーパ形方向性結
合器を解析するための説明図である。
【図6】図6は、式(13)が表す波長依存性の説明図
である。
【図7】図7(A) は、本発明導波型光分岐素子の第
1実施例の構成を示す平面図、図7(B) は、第1実
施例の光分岐素子における結合率の波長依存性を示す図
である。
【図8】図8(A) および(B) は、本発明に含ま
れる点対称テーパ形方向性結合器の変形例の構成を示す
図である。
【図9】図9は、第1実施例の、ビーム伝搬法による解
析結果および実験結果を示す図である。
【図10】図10(A) は、本発明導波型光分岐素子
の第2実施例の構成を示す平面図、図10(B) は、
第2実施例の光分岐素子における結合率の波長依存性を
示す図である。
【図11】図11(A) は、本発明導波型光分岐素子
の第3実施例の構成を示す平面図、図11(B) は第
3実施例の光分岐素子における結合率の波長依存性を示
す図である。
【図12】図12(A), (B)および(C) は、
本発明に含まれる点対称テーパ形方向性結合器の変形例
の構成を示す図である。
【図13】図13は、本発明の第4実施例としての4分
岐素子の構成を示す平面図である。
【図14】図14は、本発明の第5実施例としての広波
長域動作導波型光分岐素子アレイの構成を示す平面図で
ある。
【図15】図15は、本発明の第6実施例としての光ス
イッチング素子の構成例を示す平面図である。
【図16】図16(A),(B),および(C) は、
従来の対称形方向性結合器(従来例1)の構造を示す、
それぞれ、平面図、BB′線断面図およびCC′線断面
図である。
【図17】図17は、従来の対称形方向性結合器(従来
例1)における結合率の波長依存性を示す図である。
【図18】図18は、従来の広波長域動作導波型光分岐
素子(従来例2)の構成例を示す平面図である。
【図19】図19は、従来の広波長域動作導波型光分岐
素子(従来例2)における結合率の波長依存性を示す図
である。
【符号の説明】
1  基板 1a,1b   光導波路 2  テーパ型方向性結合器 3a,3b   入力ポート 4a,4b   出力ポート 5  ファイバ結合用テーパ導波路 6  クラッド層 8a,8b,8c  広波長域動作導波型50%分岐素
子9  入力ポート 9a,9b,9c,9d   出力ポート10a,10
b,10c,10d   広波長域動作光分岐素子11
,12   入出力ポートアレイ 11a,12a   入出力ファイバ 11b,12b   入出力ファイバアレイ端子13a
,13b   広波長域動作50%分岐素子14a,1
4b   入力ポート 15a,15b   出力ポート 16  薄膜ヒータ 21  基板 21a,21b   光導波路 22  非対称形方向性結合器 22a,22b   光導波路 23a,23b   入力ポート 24a,24b   出力ポート 25  クラッド 31  基板 31a,31b   光導波路 32  非対称形方向性結合器 33a,33b   入力ポート 34a,34b   出力ポート 35a,35b   テーパ導波路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板と、該基板上に配置された少なく
    とも2本の光導波路と、該少なくとも2本の光導波路の
    一部分を互いに近接させて形成した少なくとも1個の方
    向性結合器とを有し、前記少なくとも2本の光導波路の
    うちの少なくとも一方の片端を入力ポートとし、前記少
    なくとも2本の光導波路の他端を出力ポートとする広波
    長域動作導波型光分岐素子であって、前記少なくとも1
    個の方向性結合器の結合領域のうち、2本の光導波路が
    平行に配置されている平行結合領域の両端部における少
    なくとも1本の光導波路の幅および深さを、前記入力ポ
    ートおよび前記出力ポートにおける光導波路の幅および
    深さと異ならしめ、かつ前記結合領域における少なくと
    も2本の光導波路をそれぞれなめらかなテーパ形状とし
    てテーパ形方向性結合器を構成し、該テーパ形方向性結
    合器の結合長および非対称パラメータを、使用する波長
    領域に応じて決定される値に設定することにより、前記
    テーパ形方向性結合器における前記入力ポートから入射
    した光の結合率の波長依存性を前記波長領域にわたって
    緩和したことを特徴とする広波長域動作導波型光分岐素
    子。
  2. 【請求項2】  前記テーパ形方向性結合器の結合領域
    全体が前記結合領域の中心に対してほぼ点対称形状とな
    るように、前記テーパ形方向性結合器を構成したことを
    特徴とする請求項1に記載の広波長域動作導波型光分岐
    素子。
  3. 【請求項3】  前記テーパ形方向性結合器の前記結合
    領域のうち、前記平行領域の両端部において異ならしめ
    た前記少なくとも2本の光導波路の幅のうち、前記入力
    ポートおよび前記出力ポートの幅と異なる導波路幅の大
    きさを、該導波路幅と前記入力ポートおよび前記出力ポ
    ートの幅との差が、当該入力ポートおよび出力ポートの
    幅の9割を越えないように定めたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の広波長域動作導波型光分岐素子。
JP4521591A 1990-04-16 1991-03-11 導波型光分岐素子 Expired - Fee Related JP3023878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4521591A JP3023878B2 (ja) 1990-04-16 1991-03-11 導波型光分岐素子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-99954 1990-04-16
JP9995490 1990-04-16
JP4521591A JP3023878B2 (ja) 1990-04-16 1991-03-11 導波型光分岐素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04212108A true JPH04212108A (ja) 1992-08-03
JP3023878B2 JP3023878B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=26385190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4521591A Expired - Fee Related JP3023878B2 (ja) 1990-04-16 1991-03-11 導波型光分岐素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3023878B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6134361A (en) * 1997-06-18 2000-10-17 Nec Corporation Optical multiplexer/demultiplexer
JP2007163825A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 導波路型熱光学回路
US7378050B2 (en) 2000-12-20 2008-05-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of producing translucent ceramic
WO2011155391A1 (ja) * 2010-06-08 2011-12-15 古河電気工業株式会社 光90度ハイブリッド
JP2013068908A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Oki Electric Ind Co Ltd 光素子
JP2013174752A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Oki Electric Ind Co Ltd 波長選択性経路切換素子
WO2016024459A1 (ja) * 2014-08-14 2016-02-18 株式会社フジクラ 基板型光導波路素子、偏波多重4値位相変調器、コヒーレント受信機及び偏波ダイバーシティ
WO2016052344A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 株式会社フジクラ 基板型光導波路素子
WO2016052343A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 株式会社フジクラ 基板型光導波路素子及び基板型光導波路素子の製造方法
JP2018028566A (ja) * 2016-08-15 2018-02-22 沖電気工業株式会社 光導波路素子
CN109541753A (zh) * 2018-12-30 2019-03-29 杭州芯耘光电科技有限公司 一种平坦化滤波器及其构成的Mux、Demux滤波器
JP2021124501A (ja) * 2020-01-31 2021-08-30 ノースロップ グラマン システムズ コーポレーション 光ファイバジャイロスコープ(fog)のバイアス誤差を軽減するための較正回路
US11543593B2 (en) 2020-02-26 2023-01-03 Fujitsu Optical Components Limited Optical device, and light source module using the same

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6134361A (en) * 1997-06-18 2000-10-17 Nec Corporation Optical multiplexer/demultiplexer
US7378050B2 (en) 2000-12-20 2008-05-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of producing translucent ceramic
JP2007163825A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 導波路型熱光学回路
WO2011155391A1 (ja) * 2010-06-08 2011-12-15 古河電気工業株式会社 光90度ハイブリッド
JP2011257513A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Furukawa Electric Co Ltd:The 光90度ハイブリッド
JP2013068908A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Oki Electric Ind Co Ltd 光素子
JP2013174752A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Oki Electric Ind Co Ltd 波長選択性経路切換素子
US9151901B2 (en) 2012-02-27 2015-10-06 Oki Electric Industry Co., Ltd. Wavelength-selective path-switching element
US9835798B2 (en) 2014-08-14 2017-12-05 Fujikura Ltd. Planar optical waveguide device, polarization multiplexing 4-value phase modulator, coherent receiver, and polarization diversity
WO2016024459A1 (ja) * 2014-08-14 2016-02-18 株式会社フジクラ 基板型光導波路素子、偏波多重4値位相変調器、コヒーレント受信機及び偏波ダイバーシティ
JP2016042115A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 株式会社フジクラ 基板型光導波路素子
WO2016052344A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 株式会社フジクラ 基板型光導波路素子
JPWO2016052343A1 (ja) * 2014-09-30 2017-06-29 株式会社フジクラ 基板型光導波路素子及び基板型光導波路素子の製造方法
JPWO2016052344A1 (ja) * 2014-09-30 2017-07-13 株式会社フジクラ 基板型光導波路素子
WO2016052343A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 株式会社フジクラ 基板型光導波路素子及び基板型光導波路素子の製造方法
US9851505B2 (en) 2014-09-30 2017-12-26 Fujikura Ltd. Substrate-type optical waveguide element
US9874692B2 (en) 2014-09-30 2018-01-23 Fujikura Ltd. Substrate-type optical waveguide element and method for producing substrate-type optical waveguide element
JP2018028566A (ja) * 2016-08-15 2018-02-22 沖電気工業株式会社 光導波路素子
CN109541753A (zh) * 2018-12-30 2019-03-29 杭州芯耘光电科技有限公司 一种平坦化滤波器及其构成的Mux、Demux滤波器
JP2021124501A (ja) * 2020-01-31 2021-08-30 ノースロップ グラマン システムズ コーポレーション 光ファイバジャイロスコープ(fog)のバイアス誤差を軽減するための較正回路
US11543593B2 (en) 2020-02-26 2023-01-03 Fujitsu Optical Components Limited Optical device, and light source module using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3023878B2 (ja) 2000-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3031426B2 (ja) 導波型光分岐素子
EP0382461A2 (en) Guided-wave optical branching components and optical switches
JPH04212108A (ja) 導波型光分岐素子
US20120201492A1 (en) Optical branching element and optical branching circuit, and manufacturing method thereof
JP2006284791A (ja) マルチモード干渉光カプラ
JP3112193B2 (ja) 光リング共振器
JPS62183406A (ja) 導波形光干渉計
JP2001318253A (ja) 光導波路型方向性結合器およびこの光導波路型方向性結合器を用いた光導波回路
JP2653883B2 (ja) 広波長域動作導波型光分岐素子
JP3142081B2 (ja) 導波型光分岐素子
JP2625289B2 (ja) 導波型光分岐素子
JPH08234149A (ja) 電子−光学材料を使用した光フィルタ
JP2008268899A (ja) Plc型可変分散補償器
JP2013041146A (ja) 波長選択性多モード干渉導波路デバイス
JPH04131806A (ja) 光方向性結合器
JPH0749511A (ja) 導波型光スイッチ
JP2659293B2 (ja) 導波路型光スイッチ
JP3664933B2 (ja) 光導波路型光スイッチ
JP2004101995A (ja) 光合分岐素子
JPH06308338A (ja) 導波路型光部品
KR100400756B1 (ko) 가변비율 광 파워 분할기 및 그 제조 방법
JPH04179905A (ja) 導波型光分岐素子
JPH05164924A (ja) 波長平坦化モニタ付導波型デバイス
JPS6059572B2 (ja) 可変型光方向性結合器
JPH0743484B2 (ja) 導波路型光スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees