JPS62183406A - 導波形光干渉計 - Google Patents

導波形光干渉計

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JPS62183406A
JPS62183406A JP2527386A JP2527386A JPS62183406A JP S62183406 A JPS62183406 A JP S62183406A JP 2527386 A JP2527386 A JP 2527386A JP 2527386 A JP2527386 A JP 2527386A JP S62183406 A JPS62183406 A JP S62183406A
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waveguides
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、導波形光干渉計に関するものであり、更に詳
述するならば、低挿入損失で且つ結合−率を正確に設定
可能な導波形光干渉計に関するものである。
従来の技術 2個の光結合器、例えば方向性結合器を2本の光導波路
で連結して構成される光干渉計は、マツハ・ツエンダ−
形光干渉計とも呼ばれ、光スィッチ、光センサ及び最近
では周波数多重光通信用合分波器に使用されている。こ
の光干渉計は、その構成により、〔1〕バルク形、(2
)ファイバ形、(3)導波形の3神類に分類できるが、
信頼性、生産性、及びコンパクト性等の理由から、平面
基板上に構成する導波形が最有望視されている。
第4図は、光スィッチへの応用を目的として構成された
従来の導波形光干渉計の構成説明図である。
基板1上に形成された方向性結合器2.3は、近接した
2本の光導波路からなり、その結合率はいずれも50%
(完全結合長の1/2)になるように設定されている。
方向性結合器2.3の間を連結する2本の光導波路4.
5の光路長は、該2本の光導波路途上に位置する位相シ
フタ4a、5aを動作させない状態で同一になるように
設定されている。
入力ポート1aから入射された信号光は、上記の状態で
は出カポ−)2bから出射されるが、光導波路4.5の
間に180°光位相に相当する光路長差が生じるように
位相シフタ4a、5aの少なくとも一方を作動させれば
、信号光は出力ボート1bから出射され光スィッチとし
て動作する。ただし、光スィッチとしての消光比特性を
高めるためには、方向性結合器2.3の結合率を精度良
く50%に設定する必要がある。
方向性結合器や光導波路がLiNb0i結晶基板にTi
イオンを選択的に拡散させて形成される導波形光干渉計
では、方向性結合器近傍に電極を設けて、電気光学効果
による屈折率変化を利用して方向性結合器の結合率を5
0%にチューニングする手段を用いることができる。し
かし、LiNbC)+系光導波路を用いた導波形光干渉
計では、光フアイバ接続損や導波路損が比較的大きく、
結果として挿入損失が3〜6d[l程度と大きくなる欠
点があった。
光ファイバと同質の材料からなる石英系ガラス光導波路
を用いて導波形光干渉計を構成すると、光フアイバ接続
損や導波路損は低下するが、石英系ガラスでは電気光学
効果が小さいので、初めから上記結合率が正確に50%
になるように方向性結合器を石英ガラス基板あるいはシ
リコン基板上に精度良く形成する必要があった。
しかし、方向性結合器の結合率は結合器を構成する導波
路の寸法や間隔、屈折率差等にきわめて敏感であり、さ
らに製造条件のわずかな変化によっても結合率が大きく
変化するため、正確に50%の結合率を実現することは
困難であり、光干渉計としての製造歩留りがきわめて低
いという根本的な問題点があった。
発明が解決しようとする問題点 このように、従来のLiNb○3系光導波路のような電
気光学効果による屈折率変化を利用した導波形光干渉計
では、挿入損失が大きいという問題があった。
一方、石英系ガラス光導波路を用いた導波形光干渉計で
は、挿入損失は改善されるものの、上述のように、上記
結合率を正確に設定することは困難であった。
そこで、本発明は、低挿入損失で且つ上記結合率を正確
に設定可能な導波形光干渉計を提供せんとするものであ
る。
問題点を解決するための手段 すなわち、本発明によるならば、基板と、該基板に設け
られた2本の光導波路と、該2木の光導波路をそれぞれ
光導波路の異なる位置で結合する2つの光結合部と、該
2つの光結合部の間の前記光導波路に設けられ該光導波
路の光路長を微調する光位相シフタ部とを具備する導波
形光干渉計において、前記2つの光結合部の各々は、前
記2本の光導波路をそれぞれ光導波路の異なる位置で結
合するように前記基板に形成された2つの方向性結合器
と、該2つの方向性結合器の間を連結している光導波路
の少なくとも一方の光導波路に設けられて光路長を微調
するように前記基板に形成された光位相シフタとから構
成される。
芸月 以上のような本発明による導波形光干渉計においては、
2つの光結合部の各々は、2本の光導波路で連結された
2つの方向性結合器と、その2つの方向性結合器の間の
連結光導波路の光路長を微調整する光位相シフタとから
構成されている。
従って、各光結合部がそれ自体1つの光干渉計を構成し
ているので、光干渉計としての原理により各光結合部の
結合率をそれぞれ正確に設定できる。それ故、従来の方
向性結合器では正確に50%の結合率を実現することが
困難であった石英系ガラス光導波路などのガラス光導波
路で、導波形光干渉計の光導波路を構成しても、結合部
の結合率を正確にチューニングすることができる。
従って、石英系ガラス光導波路を用いて導波形光干渉計
を構成すれば、従来のLiNbO3系光導波路を用いた
ものに比して、光フアイバ接続損及び導波路損が低下し
、結果として挿入損失の改善が実現できる。
それ故、上記した本発明による導波形光干渉計は、挿入
損失が低く、且つ光結合部の正確にチューニングされた
結合率により正確な光分岐、光合分波、光スイツチ動作
を実現することができる。
実施例 以下添付図面を参照して本発明による導波形光干渉計の
実施例を説明する。
実施例1 第1図は、本発明の第1の実施例の導波形光干渉計の構
成を示す概略図である。
第1図に示すように、図示の導波形光干渉計は、基板1
を有しており、その基板1の一方の端には光入力ポート
1a及び2aが形成され、それら先入カポ−)1a及び
2aから2本の光導波路が互い離れてほぼ平行に延びて
いる。それら2本の光導波路が、エバネッセント結合す
るように互いに近接して形成される分布結合導波路部分
が第1の方向性結合器21aを構成している。そして、
その方向性結合器21aからは再び2つの光導波路に別
れ、それぞれ光路長を微調する光位相シフタ21c及び
21dが形成されている。更に、2本の光導波路は、再
びエバネッセント結合するように互いに近接した分布結
合導波路部分で第2の方向性結合器21bを形成してい
る。これら方向性結合器21a及び21b並びに光位相
シフタ21c及び21dが全体として1つの光結合部2
1を形成する。
更に、第2の方向性結合器21bから分かれた2つの光
導波路4及び5には、それぞれ光位相シフタ4a及び5
aが設けられており、それら光位相シフタが設けられた
部分に続いて光導波路4及び4は、エバネッセント結合
するように互いに近接して第3の方向性結合器22aを
形成している。そして、その方向性結合器22aに続き
再び2つの光導波路に別れ、それぞれ光位相シフタ22
c及び22dが形成されている。そして更に、2本の光
導波路は再びエバネッセント結合するように互いに近接
して第2の方向性結合器22bを形成している。
その後、光導波路は再び分かれて、光出力ボート1b及
び2bまでそれぞれ延びている。これら方向性結合器2
2a及び22b並びに光位相シフタ22c及び22dは
全体としてもう1つの光結合部22を形成する。
以上の2つの光導波路は石英系ガラス光導波路で構成さ
れる。また、光結合部21.22は全く同じ構成をとっ
ており、以上の説明から明らかなように、それぞれ2つ
の方向性結合器を設けた一種の光干渉計を構成している
従って、以上の構成の導波形光干渉計において、光結合
部21.22を構成する方向性結合器21a、21b。
22a、22bは必ずしも正確に50%の結合率に設定
されている必要はない。位相シフタ21c、21dおよ
び22c、22dを駆使して連結光路の光路長差をff
iKMすることにより、光結合部21.22の全体とし
ての結合率をそれぞれ50%にチューニングできるから
である。このチューニングが可能である−ためには個々
の方向性結合器21a、21b、22a、22bの結合
長は完全結合長の少なくとも1/4を越えていれば良く
、製造上の許容精度は大幅に緩和される。
このように、光結合器部21.22の結合率が50%に
チューニングされた第1図の光干渉計は、消光比の優れ
た光スィッチとして動作する。
第1図における位相シフタ4 as 5 a、 21c
21d、22c及び22dにおいて、石英系ガラス等の
材料で光導波路を形成している場合には、結合率をチュ
ーニングするのに電気光学効果原理を利用することはで
きない。しかしながら、必要な位相シフト量は2π程度
すなわち光路長変化として1波長程度であるので、すべ
ての材料に見られる熱光学効果を利用することができる
。石英系ガラスの熱光学係数 dn/dTは+10−5
/l:程度であるので、5 mm長の石英系ガラス光導
波路の温度を20℃程度上昇させると1μm程度の光路
長変化を得ることができる。
第2図は、温度上昇のためのヒータを石英系ガラス光導
波路に装荷して位相シフタを構成した例であり、第2図
aは平面図、第2図すは線分晶′における断面図を示す
第2図に示すように、基板31上に石英系ガラスクラッ
ド層33cが形成されており、そのクラッド層33cの
中に形成された2本の石英系ガラスコア部が、2本の光
導波路33a、33bを構成している。
第2図において、それら2本の石英系ガラス光導波路:
3:3a、33bは、両端において、エバネッセント結
合するように近接して方向性結合器32a、32bを形
成している。それら方向性結合器32a、32bの間を
連結している連結光導波路途上に装荷された位相シフタ
部は、光導波路33a、33bを加熱するために該光導
波路上のクラッド層33c上に設けられたヒータ34a
、34bで構成されている。ヒータ34a、34bには
リード35a、35bを通して電圧が印加される。
光導波路33a、33bの断面寸法は光干渉計に接続す
べき単一モード光ファイバのコア径に合わせて約10μ
m程度に設定されており、クラッド層33cの厚みは通
常数10μmである。このような石英系ガラス光導波路
は、5IC14、TlC14等の原料ガスの火炎加水分
解反応によるガラス膜の堆積技術と反応性イオンエツチ
ング技術との組合せによる周知の方法で作製できる。
ヒータ34a、34bは例えば幅50μm1光導波路に
沿った長さ5mmとし、厚さ()、 5mm程度にNi
[:r金属を蒸着することにより形成することができる
リード35aあるいは35bを通して、例えば数100
mW程度の電力を印加するとヒータ34.a、34bの
下部の光導波路の温度が上昇し、2木の光導波路間で伝
搬光に数π程度の位相変化を与えることができる。すな
わちリード35aあるいは35bの一方にのみ所要の電
力を印加すれば2本の光導波路間に伝搬光の1波長に相
当する光路長変化が生じることになる。
このようにして構成した光干渉計の光スィッチとしての
挿入損失はζ入出力ファイバ持続損を含めて1〜2dB
程度、消光比は25dB以上であった。
なお、位相シフタとしては、上記の熱光学効果原理に基
づ(ものの他、光導波路に10μm程度のギャップを設
は液晶を封入して、適当な電極構成で液晶分子の配向を
変化させることによって生じる大きな屈折率変化を利用
する方法を用いることも可能である。
なお、位相シフタは、2本の光導波路間にわずかな光路
長差を与えるものであるから、いずれか一方の光導波路
途上の位相シフタを省略することも可能である。
実施例2 第3°図は、本発明による導波形光干渉計を周波数多重
光通信用合分波器に適用した実施例である。
第1の実施例との相違点は光導波路4.50間に光路長
差Δβが設けられていることである。人カポ−)1a、
2aから、それぞれ周波数f1、f2の光信号を入射さ
せ、上記光路長差Δβを特定値に設定すれば、f、 、
f2の光信号はすべて出力端子1bに合波される。例え
ば、 Δf”lf、f21=10Gllz の場合には上記特定の光路長差Δlは10mm程度であ
る。位相シフタ4aあるいは5aにより光路長差△lに
数π程度以下の変位を与え調節することにより、出力端
を2bに切換えることも可能である。第3図の構成で逆
方向に使用することにより分波器としての作用を持たせ
ることもできる。
上記の動作は、光結合部21.22の結合率が正確に5
0%にチューニングされていることを前提とするが、こ
れが確実に達成できることは実施例1の場合と同様であ
る。
このような分合波器においては、光路長差△eの異なる
ものを多段に接続して、さらに4波用、8波用等の合分
波器を構成することもできる。
なお、第3図において、光導波路伝条損が無限小でない
ため光路長差Δβに起因して光干渉計全体のバランスが
くずれることも想定されるが、このアンバランスは位相
シフタ21c、21d、22c。
22dの調整により、光結合部21.22の結合率を5
0%よりわずかにずらすことにより吸収することができ
る。
以上2つの実施例において、本発明は、石英ガラス光導
波路より構成される光干渉計のみならず、多成分系ガラ
ス光導波路やプラスチック系光導波路等による導波形光
干渉計に適用することもできる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明による導波形光
干渉計は、挿入損失が低く、且つ光結合部の結合率の正
確なチューニングが可能である。
また、光干渉計製作時に必要とされる方向性結合器の結
合率設定精度が大幅に緩和されるので、製造歩留りが大
きく向上する。このことは、光スイッチマ) IJワッ
クス周波数多重光合分波器等のように光干渉計を単一基
板上に多数個集積して構成する場合に極めて有利である
従って、本発明による導波形光干渉計は、光スィッチ、
光センサ及び周波数多重光通信用合分波器等広い範囲に
わたって活用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による導波形光干渉計の第1の実施例
の構成を示す概略図である。 第2図は、本発明による導波形光干渉計に装荷する位相
シフタの構造の1例を示す概略図であり、第2図aは、
上記位相シフタの平面図を、第2図すは同じく断面図を
それぞれ示す。 第3図は、本発明による導波形光干渉計の第2の実施例
の概略図であり、周波数多重光合分波器の構成を示す。 第4図は、従来の導波形光干渉計の構成概略図である。 (主な参照番号) 1・・基板、  2.3・・方向性結合器、4.5・・
光導波路、la、2a・・入力ポート、1b12b・・
出力ポート、 4a、5a・・位相シフタ、 21、22・・光結合部、 21a、21b、22a、22b ・・方向性結合器、
21c、21d、22c、22d ・・位相シフタ、3
1・・基板、 32a、32b・・方向性結合器、 33a、 33b ・−光導波路、 33cクラッド層
、34a、 34b ・−ヒータ、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板と、該基板に設けられた2本の光導波路と、
    該2本の光導波路をそれぞれ光導波路の異なる位置で結
    合する2つの光結合部と、該2つの光結合部の間の前記
    光導波路に設けられ該光導波路の光路長を微調する光位
    相シフタ部とを具備する導波形光干渉計において、前記
    2つの光結合部の各々は、前記2本の光導波路をそれぞ
    れ光導波路の異なる位置で結合するように前記基板に形
    成された2つの方向性結合器と、該2つの方向性結合器
    の間を連結している光導波路の少なくとも一方の光導波
    路に設けられて光路長を微調するように前記基板に形成
    された光位相シフタとを有することを特徴とする導波形
    光干渉計。
  2. (2)前記2つの方向性結合器の間を連結している光導
    波路のそれぞれに付属して2つの光位相シフタが前記基
    板に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の導波形光干渉計。
  3. (3)前記光導波路は、前記基板に形成されたガラス光
    導波路またはプラスチック系光導波路であり、前記方向
    性結合器の各々は、前記2つの光導波路がエバネッセン
    ト結合するように近接された分布結合導波路部分で構成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    または第(2)項記載の導波形光干渉計。
  4. (4)前記光位相シフタは、前記2つの方向性結合器の
    間を連結している前記光導波路の上に形成されたヒータ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載
    の導波形光干渉計。
  5. (5)前記ヒータは、前記2つの方向性結合器の間を連
    結している前記光導波路を囲むクラッド層上に蒸着され
    た金属膜であることを特徴とする特許請求の範囲第(4
    )項記載の導波形光干渉計。
  6. (6)前記光位相シフタは、前記2つの方向性結合器の
    間を連結している前記光導波路の途中に設けられた液晶
    と、該液晶に電界を印加するための電極とから構成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載
    の導波形光干渉計。
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