JP2009063835A - 光素子集積モジュール及び変調方法 - Google Patents

光素子集積モジュール及び変調方法 Download PDF

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Abstract

【課題】補正回路を用いることなく、DCドリフトの影響を除去する。
【解決手段】分波器20と、第1EA変調器30と、第2EA変調器40と、180°位相回転器50と、合波器60とを備えて構成される。分波器は、入力光パルス列を、第1入力光パルス列と第2入力光パルス列とに2分岐する。第1EA変調器は、第1入力光パルス列を強度変調して、第1OOK信号を出力する。第2EA変調器は、第2入力光パルス列を強度変調して、第2OOK信号を出力する。180°位相回転器は、第1OOK信号と第2OOK信号とに180°の相対位相差を与える。合波器は、180°の相対位相差を有する第1OOK信号及び第2OOK信号を合波して、出力信号としてBPSK信号を生成する。ここで、入力された電気データ信号が2分岐され、一方は第1EA変調器を駆動し、他方は、反転回路で反転された後、第2EA変調器を駆動し、また、分波器から合波器までの各光路の光路長が互いに等しい。
【選択図】図1

Description

この発明は、光素子集積モジュール及び変調方法に関するものであり、特に、位相シフトキーイング信号を発生する位相シフトキーイング信号発生用モジュールと、この位相シフトキーイング信号発生用モジュールを用いた位相シフトキーイング信号の生成方法に関する。
RZ(Return−to−Zero)光信号を用いた差動4位相変調(DQPSK:Differential−Quadrature−Phase−Shift−Keying)光信号を生成する光送信装置として、マッハツェンダ(MZ:Mach−Zehnder)強度変調器を用いる構成が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
図5を参照して、非特許文献1に記載の光送信装置について説明する。図5は、非特許文献1に記載されている、ビットレートが42.7Gbit/sのRZ−DQPSK光信号を発生する光送信装置を説明するための概略図である。
この光送信装置210は、単一モードで発振する連続波(CW)レーザ220、MZ強度変調器230、第1のMZ位相変調器240、第2のMZ位相変調器242及び90°位相回転器250を備えている。CWレーザ220の出力(図中、矢印S221で示す。)は、MZ強度変調器230に入力される。
MZ強度変調器230は、21.35GHzの互いに相補的なクロック信号(図中、矢印S231及びS233で示す。)で両相駆動されている。MZ強度変調器230に入力された、CWレーザ220からの出力である連続光S221は、デューティ比50%、及び繰り返し周波数が21.35GHzのRZ光パルス列(図中、矢印S235で示す。)となって、MZ強度変調器230から出力される。
ここで、光パルス列との表現は、規則正しい一定の時間間隔で光パルスが時間軸上に並ぶ光パルス列を指すものとして用いる。
MZ強度変調器230から出力されたRZ光パルス列S235は、2分岐され、一方は第1のMZ位相変調器240に入力され、他方は、第2のMZ位相変調器242に入力される。
第1のMZ位相変調器240及び第2のMZ位相変調器242は、バイアス電圧が半波長電圧Vπであり、かつ、半波長電圧の2倍の振幅2Vπを有する、21.35Gbit/sの電気データ信号(図中、矢印S241及びS243で示す。)で駆動される。ここで、電気データ信号S241及びS243は、それぞれ0及び1の2値の情報を有している2値データ信号であるので、第1のMZ位相変調器240及び第2のMZ位相変調器242は、それぞれ電気データ信号S241及びS243が示す値である、0及び1に対応して、180°の位相差の2位相シフトキーイング(BPSK:Binary−Phase−Shift−Keying)信号(図中、矢印S245及びS247で示す。)を出力する。
第1のMZ位相変調器240及び第2のMZ位相変調器242の出力の一方が、90°位相回転器250で90°の位相回転を受けた後、合波される。この結果、光送信装置210の出力は、42.7Gbit/sの4位相シフトキーイング(QPSK:Quadrature−Phase−Shift−Keying)信号(図中、矢印S251で示す。)となる。このとき、第1及び第2のMZ位相変調器240及び242にそれぞれ入力される2値データ信号、すなわち、2系統の2値データ信号の組み合わせに対して、位相変調符号が割り当てられる。例えば、(0、0)、(1、0)、(0、1)及び(1、1)に対して、それぞれ、45°、135°、−45°及び−135°が割り当てられる。
上述の光送信装置では、MZ位相変調器として、LiNbO結晶を用いた変調器素子(以下、LN変調器と称する。)が広く用いられている。
A.H.Gnauck et al.,"Spectrally Efficient (0.8b/s/Hz)1−Tb/s(25×42.7Gb/s) RZ−DQPSK Transmission Over 28 100−km SSMF Spans With 7 Optical Add/Drops", ECOC2004, Th4.4.1,2004
しかしながら、LN変調器は、最適バイアス点が移動する、いわゆるDCドリフトが生じるため、動作の安定性の面で課題がある。
このDCドリフトの影響は、バイアス変動の補正回路を実装することで抑制できるが、補正回路を実装することにより、素子のサイズや製造コストが増加してしまう。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、補正回路を用いることなく、DCドリフトの影響を除去できる光素子集積モジュールと、当該光素子集積モジュールを用いる変調方法とを提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の第1の要旨によれば、分波器と、第1EA変調器と、第2EA変調器と、180°位相回転器と、合波器とを備えて構成される光素子集積モジュールを提供する。この光素子集積モジュールは、入力された入力光パルス列を、入力された電気データ信号で位相変調して、出力光信号としてBPSK変調信号を生成する。
入力光パルス列は、光素子集積モジュールの分波器に搬送信号として入力される。分波器は、入力光パルス列を、第1入力光パルス列と第2入力光パルス列とに2分岐する。
第1EA変調器は、第1入力光パルス列を正論理データ信号で強度変調して、第1OOK(On−Off−Keying)信号を出力する。第2EA変調器は、第2入力光パルス列を正論理データ信号と相補的な負論理データ信号で強度変調して、第2OOK信号を生成する。180°位相回転器は、第1OOK信号について180°の位相回転を行って、180°位相回転信号を生成する。合波器は、180°位相回転信号及び第2OOK信号を合波して、出力光信号としてBPSK信号を生成する。ここで、分波器で2分岐された入力光パルス列が分波器から合波器まで伝播する各光路の光路長は、互いに等しく設定されている。
一方、電気データ信号は、光素子集積モジュールに変調信号として入力された後2分岐され、一方は正論理データ信号として第1EA変調器に送られ、及び他方は、反転回路で反転された後、負論理データ信号として第2EA変調器に送られる。
また、この発明の第2の要旨によれば、前段分波器と、第1BPSK信号発生部と、第2BPSK信号発生部と、90°位相回転器と、後段合波器とを備えて構成される光素子集積モジュールを提供する。この光素子集積モジュールは、入力された光パルス列を、入力された第1電気データ信号及び第2電気データ信号で位相変調して、出力信号としてQPSK信号を生成する。ここで、前段分波器で2分岐された光パルス列が、前段分波器から後段合波器まで伝播する各光路の光路長は互いに等しく、設定されている。
光パルス列は、光素子集積モジュールの前段分波器に搬送信号として入力される。前段分波器は、光パルス列を第1光パルス列と、第2光パルス列とに2分岐する。
第1BPSK信号発生部には、第1光パルス列が入力光パルス列として入力される。第1BPSK信号発生部は、第1光パルス列を電気データ信号である第1電気データ信号で位相変調して第1BPSK信号を生成する。また、第2BPSK信号発生部には、第2光パルス列が入力光パルス列として入力される。第2BPSK信号発生部は、第2光パルス列を電気データ信号である第2電気データ信号で位相変調して第2BPSK信号を生成する。90°位相回転器は、第2BPSK信号について、90°の位相回転を行って、90°位相回転信号を生成する。
第1BPSK信号発生部及び第2BPSK信号発生部は、それぞれ、上述した第1の要旨の光素子集積モジュールに相当する構成となっている。すなわち、第1及び第2BPSK信号発生部は、それぞれ分波器と、第1EA変調器と、第2EA変調器と、180°位相回転器と、合波器とを備えて構成され、それぞれ搬送信号として入力された入力光パルス列を、変調信号として入力された電気データ信号で位相変調して、BPSK信号を生成する。
上述した光素子集積モジュールの実施にあたり、好ましくは、後段合波器を、ハーフミラーで構成して、これにより第1BPSK信号及び90°位相回転信号を合波して2つのQPSK信号を生成して、一方を出力光信号として用い、他方をモニタ信号として用いるのが良い。
また、90°位相回転器を好ましくは、液晶素子で構成するのが良い。
また、上述した光素子集積モジュールの実施にあたり、好ましくは、合波器を、ハーフミラーで構成して、これにより180°位相回転信号及び第2OOK信号を合波して出力光信号として用いられるBPSK信号を生成するとともに、モニタ信号として用いられるRZ光パルス列を生成するのが良い。
また、180°位相回転器を好ましくは、液晶素子で構成するのが良い。
また、この発明の第3の要旨によれば、以下の過程を備える変調方法を提供する。この変調方法は、入力された入力光パルス列を、入力された電気データ信号で位相変調して、出力光信号としてBPSK信号を生成する変調方法である。
先ず、分波器で搬送信号として入力された入力光パルス列を、第1入力光パルス列と第2入力光パルス列とに2分岐する。次に、第1EA変調器で、第1入力光パルス列を正論理データ信号で強度変調して第1OOK信号を生成する。また、、第2EA変調器で、第2入力光パルス列を正論理データ信号と相補的な負論理データ信号で強度変調して、第2OOK信号を生成する。次に、第1OOK信号について180°の位相回転を行って、180°位相回転信号を生成する。次に、合波器で180°位相回転信号及び第2OOK信号を合波してBPSK信号を生成する。
ここで、変調信号として入力された電気データ信号は2分岐されて、一方は、正論理データ信号として第1EA変調器に送られ、他方は、負論理データ信号として第2EA変調器に送られる。また、分波器で2分岐された第1入力光パルス列と、第2入力光パルス列は、分波器から合波器までの、光路長が互いに等しく設定されている光路を伝播する。
また、この発明の第4の要旨によれば、以下の過程を備える変調方法を提供する。この変調方法は、入力された光パルス列を入力された第1電気データ信号及び第2電気データ信号で位相変調して、出力光信号としてQPSK信号を生成する変調方法である。
先ず、前段分波器で、搬送信号として入力された光パルス列を、第1光パルス列及び第2光パルス列に2分岐する。次に、第1光パルス列を入力光パルス列として入力して、この第1光パルス列を、変調信号として入力された電気データ信号である第1電気データ信号で位相変調して第1BPSK信号を生成する。また、第2光パルス列を入力光パルス列として入力して、この第2光パルス列を、変調信号として入力された電気データ信号である第2電気データ信号で位相変調して、第2BPSK信号を生成する。
次に、第2BPSK信号について90°の位相回転を行って、90°位相回転信号を生成する。次に、後段合波器で、第1BPSK信号及び90°位相回転信号を合波してQPSK信号を生成する。ここで、前段分波器で2分岐された第1光パルス列と第2光パルス列は、後段合波器まで光路長が互いに等しく設定されている光路を伝播する。
第1BPSK信号を出力する過程及び第2BPSK信号を出力する過程は、それぞれ、入力光パルス列を電気データ信号で位相変調して、BPSK信号を生成する過程であって、上述した第3の要旨の変調方法と同一の過程で行われるが、重複する説明を省略する。
この発明の光素子集積モジュール及び変調方法によれば、LN変調器による位相変調ではなく、EA変調器を実装した空間結合型の集積モジュールで、変調信号を発生している。このため、LN変調器に固有のDCドリフトの影響を考える必要がない。
また、空間結合型の光素子集積モジュールは、位相揺らぎが非常に小さいので、各光路を伝播する光の相対的な位相関係は安定し、この安定は、位相変調信号の安定化に寄与する。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(BPSK信号発生部及びその動作)
図1及び図2を参照して、光素子集積モジュールをBPSK信号発生部として構成した実施形態につき、その構成と動作について説明する。図1は、BPSK信号発生部の構成を説明するための模式図である。図2は、BPSK信号発生部の動作を説明するための模式図である。図2では、横軸に時間軸を取り、かつ、縦軸に信号の強度を任意の単位で取って示している。
BPSK信号発生部10は、例えば、光通信装置で用いられる光素子集積モジュールであって、2位相シフトキーイング(BPSK)信号を生成する。
BPSK信号発生部10は、分波器として入力側ハーフミラー20、第1EA変調器(EAM1)30、第2EA変調器(EAM2)40、180°位相回転器50、合波器として出力側ハーフミラー60及び反転回路70を備えて構成される。BPSK信号発生部10は、空間結合型のモジュールとして構成される。ここで、分波器から合波器までの各光路の光路長が互いに等しく、設定されている。なお、光路を変換させるために、プリズム等の任意好適な光路変換素子80が用いられるが、光路変換素子80については、説明及び図示を省略することもある。また、ハーフミラー、EA変調器は従来周知のものを用いることができる。
BPSK信号発生部10には、外部の短パルス光源90で発生した、入力光パルス列(図1中、矢印S91で示す。)が搬送信号として入力される。短パルス光源90は、任意好適な従来周知のものを用いることができ、例えば、図5を参照して説明した、従来の構成でのCWレーザ220とMZ強度変調器230を備える構成にすることができる。
BPSK信号発生部10に入力された入力光パルス列S91は、分波器である入力側ハーフミラー20で2分岐され、一方の第1入力光パルス列(図1中、矢印S21で示す。)が第1EA変調器30に送られ、他方の第2入力光パルス列(図1中、矢印S23で示す。)が第2EA変調器40に送られる。
また、BPSK信号発生部10には、変調信号として電気データ信号(図中、矢印S71で示す。)が外部から入力される。
ここで、入力光パルス列S91は、繰り返し周波数B[GHz]のRZ(Return−to−Zero)光パルス列である(図2(A))。また、電気データ信号S71は、データレートがB[Gbit/s]の、0及び1の2値のNRZ(Non Return−to−Zero)信号であるものとする(図2(B))。なお、図2では、電気データ信号S71が「0、1、1、0、1、0、…」である例を示している。
BPSK信号発生部10に入力された電気データ信号S71は2分岐され、一方は正論理データ信号(図1中、矢印S73で示す。)として第1EA変調器30に送られる。また、2分岐された電気データ信号の他方は、任意好適な従来周知の反転回路70で反転され、負論理データ信号(図1中、矢印S75で示す。)として第2EA変調器40に送られる(図2(C))。正論理データ信号S73と負論理データ信号S75は、相補的な関係にあり、一方が0の場合は、他方が1になる。電気データ信号S71が「0、1、1、0、1、0、…」である場合、正論理データ信号S73は「0、1、1、0、1、0、…」となり、負論理データ信号S75は「1、0、0、1、0、1、…」となる。
第1EA変調器30及び第2EA変調器40は、従来周知の半導体強度変調器であって、それぞれ正論理データ信号S73及び負論理データ信号S75で駆動される。これら変調器は、電気データ信号が示すデータが「1」のときは、光パルスを出力し、一方、データが「0」のときは、光パルスを出力しない。すなわち、これら変調器は、入力されたRZ光パルス列を変調して、それぞれOOK(On−Off−Keying)信号を生成する。
第1EA変調器30から出力される第1OOK信号(図1中、矢印S31で示す。)は、正論理データ信号S73に対応する正論理光信号である(図2(D))。正論理データ信号S73が1のときは、光パルスを出力し、正論理データ信号S73が0のときは、光パルスを出力しない。
また、第2EA変調器から出力される第2OOK信号(図1中、矢印S41で示す。)は、負論理データ信号S75に対応する負論理光信号である(図2(E))。負論理データ信号S75が1を示すときは、光パルスを出力し、負論理データ信号S75が0を示すときは、光パルスを出力しない。
図2(D)及び(E)に示されるように、第1OOK信号S31と第2OOK信号S41は、相補的な関係にあり、一方に光パルスが発生しているときは、他方には光パルスが発生していない。電気データ信号が1の場合、すなわち、正論理データ信号S73が1の場合は、第1OOK信号S31に光パルスが発生しており、電気データ信号が0の場合、すなわち、負論理データ信号S75が1の場合は、第2OOK信号S41に光パルスが発生している。
第1OOK信号S31は、180°位相回転器50に送られる。180°位相回転器50は、入力された第1OOK信号S31を180°だけ位相回転させて、180°位相回転信号(図1中、矢印S51で示す。)を生成する(図2(F))。
180°位相回転器50には、例えば液晶素子(LC)を用いることができ、液晶素子に対する印加電圧によって、位相回転の角度が180°に調整されている。
180°位相回転信号S51と、第2OOK信号S41とは、合波器である出力側ハーフミラー60で合波されて、第1出力光(図1中、矢印S61で示す。)と第2出力光(図1中、矢印S63で示す。)を出力する。
ここで、第1出力光S61は、180°位相回転信号S51が出力側のハーフミラー60を透過し、第2OOK信号S41が出力側ハーフミラー60で反射されて得られる。また、第2出力光S63は、180°位相回転信号S51が出力側ハーフミラー60で反射され、第2OOK信号S41が出力側ハーフミラー60を透過して得られる。
入力側ハーフミラー20及び出力側ハーフミラー60で反射される光は、透過する光に対して、位相が90°遅れる。
例えば、入力側ハーフミラー20で反射されて第1EA変調器30に送られる第1入力光パルス列S21は、透過して第2EA変調器40に送られる第2入力光パルス列S23に対して、位相が90°遅れる。
また、第1出力光S61は、180°位相回転信号S51が出力側ハーフミラー60を透過し、第2OOK信号S41が出力側ハーフミラー60で反射されて得られる。このため、第2OOK信号S41は、出力側ハーフミラー60で合波される際に、180°位相回転信号S51に対して位相が90°遅れる。
ここで、180°位相回転信号S51の各光パルスは、入力側ハーフミラー20で反射され、出力側ハーフミラー60を透過する光路を伝播する。一方、第2OOK信号S41の各光パルスは、入力側ハーフミラー20を透過し、出力側ハーフミラー60で反射される光路を伝播する。従って、入力側ハーフミラー20で2分岐された光パルス列は、いずれの光路を伝播した場合でも、1回ずつハーフミラーで反射されることになるので、180°位相回転器50での位相回転がなければ、それぞれの光路を伝播した光の位相差は0°である。すなわち、出力側ハーフミラー60で第1出力光S61が合波される際の、180°位相回転信号S51に由来する光パルスと、第2OOK信号S41に由来する光パルスの、ハーフミラーでの反射に起因する相対的な位相差は0°である。
この実施形態の構成では、180°位相回転信号S51は、180°位相回転器50で位相が180°回転している(図2(F))。また、第1EA変調器30は、正論理データ信号S73で駆動され、第2EA変調器40は、負論理データ信号S75で駆動される。このため、電気データ信号S71が0の値を示す場合は、負論理データ信号S75で駆動する第2EA変調器40の信号の成分のみが出力され、電気データ信号S71が1の値を示す場合は、正論理データ信号S73で駆動する第1EA変調器30の成分が出力される。
この結果、第1出力光S61は、電気データ信号S71が0の値を示す場合は、第2OOK信号S41に由来する光パルスとなり、電気データ信号S71が1の値を示す場合は、第2OOK信号S41に対して180°の位相差を有する180°位相回転信号S51に由来する光パルスとなる。すなわち、第1出力光S61は、いわゆるBPSK信号となり、出力光信号として出力される(図2(G))。
ここでは、電気データ信号S71が「0、1、1、0、1、0、…」であるので、BPSK信号である第1出力光(出力光信号)S61の位相は、「0°、180°、180°、0°、180°、0°」となる。
一方、第2出力光S63については、180°位相回転信号S51の各光パルスは、入力側ハーフミラー20及び出力側ハーフミラー60のいずれにおいても反射される光路を伝播し、一方、第2OOK信号S41の各光パルスは、入力側ハーフミラー20及び出力側ハーフミラー60をいずれも透過する光路を伝播する。一方の光路ではハーフミラーで反射されず、他方の光路ではハーフミラーで2回反射されるので、180°位相回転器50での位相回転がなければ、それぞれの光路を伝播した光の位相差は180°(=90°+90°)になる。すなわち、出力側ハーフミラー60で第2出力光S63が合波される際の、180°位相回転信号S51に由来する光パルスと、第2OOK信号S41に由来する光パルスの、ハーフミラーでの反射に起因する相対的な位相差は180°である。
180°位相回転信号S51の各光パルスは、180°位相回転器50で180°の位相回転を受け、また、ハーフミラーで第2OOK信号S41の各光パルスに対して180°の位相回転を受けることになる。このため、出力側ハーフミラー60で合波される際の第2OOK信号S41の光パルスと、180°位相回転信号S51の光パルスは位相が等しい。すなわち、第2出力光S63は、入力光パルス列と同等のRZ光パルス列になる(図2(H))。
このRZ光パルス列S63である第2出力光を、モニタ信号として用いることができる。
(QPSK信号発生部及びその動作)
図3及び図4を参照して、光素子集積モジュールをQPSK信号発生部として構成した実施形態につき、その構成及び動作について説明する。図3は、QPSK信号発生部の構成を説明するための模式図である。図4は、QPSK信号発生部の動作を説明するための模式図である。図4では、横軸に時間軸を取り、かつ、縦軸に信号の強度を任意の単位で取って示している。
QPSK信号発生部110は、例えば、光通信装置で用いられる光素子集積モジュールであって、4位相シフトキーイング(QPSK)信号を生成する。
QPSK信号発生部110は、前段分波器として入力側ハーフミラー120、後段合波器として出力側ハーフミラー160、第1BPSK信号発生部(BPSK1)130、第2BPSK信号発生部(BPSK2)140及び90°位相回転器150を備えて構成される。QPSK信号発生部110は、空間結合型のモジュールとして構成される。ここで、前段分波器から後段合波器までの各光路の光路長が互いに等しく、設定してある。なお、光路を変換させるための、プリズム等の光路変換素子180については、説明及び図示を省略することもある。
また、第1BPSK発生部130及び第2BPSK発生部140は、図1及び図2を参照して説明した、BPSK信号発生部10と同じ構成にすることができる。ここでは、第1BPSK発生部130及び第2BPSK発生部140の詳細な説明を省略する。
QPSK信号発生部110には、外部の短パルス光源190で発生した、光パルス列(図3中、矢印S191で示す。)が入力される。入力された光パルス列S191は、入力側ハーフミラー120で第1光パルス列(図3中、矢印S121で示す。)と、第2光パルス列(図3中、矢印S123で示す。)とに2分岐され、第1光パルス列S121が入力光パルス列として第1BPSK信号発生部130に送られ、第2光パルス列S123が入力光パルス列として第2BPSK信号発生部140に送られる。
また、QPSK信号発生部110には、2系統の電気データ信号が外部から入力される。2系統の電気データ信号のうち、一方の第1電気データ信号(図3中、矢印S131で示す。)は、第1BPSK信号発生部130に送られる。また、他方の第2電気データ信号(図3中、矢印S141で示す。)は、第2BPSK信号発生部140に送られる。
ここで、光パルス列S191は、繰り返し周波数B[GHz]のRZ光パルス列である(図4(A))。また、第1電気データ信号S131及び第2電気データ信号S141は、データレートがB[Gbit/s]の、0及び1の2値のNRZ信号である。なお、図4では、第1電気データ信号S131が「0、1、1、0、1、0、…」であり、第2電気データ信号S141が「0、1、0、1、1、0、…」である例を示している(図4(B)及び(C))。
第1BPSK信号発生部130からは、第1BPSK信号(図3中、矢印S133で示す。)とモニタ信号(図3中、矢印S135で示す。)が出力される。
第1BPSK信号S133は、第1光パルス列S121を第1電気データ信号S131で位相変調して生成されたBPSK信号であり、第1電気データ信号S131の示すデータ「0」及び「1」に対応して、光パルスの位相が「0°」及び「180°」になる(図4(D))。また、モニタ信号S135は、図1及び2を参照して説明した第2出力光(図1中、矢印S63で示す。)に対応するものであり、RZ光パルス列である。
一方、第2BPSK信号発生部140からは、第2BPSK信号(図3中、矢印S143で示す。)とモニタ信号(図3中、矢印S145で示す。)が出力される。
第2BPSK信号S143は、第2光パルス列S123を第2電気データ信号S141で位相変調して生成されたBPSK信号であり、第2電気データ信号S141の示すデータ「0」及び「1」に対応して、光パルスの位相が「0°」及び「180°」になる(図4(E))。また、モニタ信号S145は、図1及び2を参照して説明した第2出力光(図1中、矢印S63で示す。)に対応するものであり、RZ光パルス列である。
第2BPSK信号S143は、90°位相回転器150に送られる。90°位相回転器150は、入力された第2BPSK信号S143の位相を、第1BPSK信号S133に対して90°だけ回転させて、90°位相回転信号(図3中、矢印S151で示す。)を生成する。90°位相回転器150は、例えば液晶素子(LC)を用いることができ、液晶に対する印加電圧によって、位相回転の角度が調整される。
第1BPSK信号S133と、90°位相回転信号S151とは、出力側ハーフミラー160で合波されて、第1QPSK出力光(図3中、矢印S161で示す。)と第2QPSK出力光(図3中、矢印S163で示す。)を出力する。ここで、第1QPSK出力光S161は、第1BPSK信号S133が出力側ハーフミラー160を透過し、90°位相回転信号S151が出力側ハーフミラー160で反射されて得られる。また、第2QPSK出力光S163は、第1BPSK信号S133が出力側ハーフミラー160で反射され、90°位相回転信号S151が出力側ハーフミラー160を透過して得られる。
ここで、入力側ハーフミラー120及び出力側ハーフミラー160で反射される光は、透過する光に対して、位相が90°遅れる。
従って、入力側ハーフミラー120で反射されて第1BPSK信号発生部130に送られる光パルスは、透過して第2BPSK信号発生部140に送られる光パルスに対して、位相が90°遅れる。
また、第1QPSK出力光S161は、第1BPSK信号S133が出力側ハーフミラー160透過し、90°位相回転信号S151が出力側ハーフミラー160で反射されるので、90°位相回転信号S151は、第1BPSK信号S133に対して位相が90°遅れる。
第1BPSK信号S133の各光パルスは、入力側ハーフミラー120で反射され、かつ、出力側ハーフミラー160を透過する光路を伝播する。一方、90°位相回転信号S151の各光パルスは、入力側ハーフミラー120を透過し、かつ、出力側ハーフミラー160で反射される光路を伝播する。このため、90°位相回転器150での位相回転がなければ、第1出力光S161のうち、第1BPSK信号S133に由来する光パルスと、第2BPSK信号S143に由来する光パルスとの相対的な位相差は0°である。
第1QPSK出力光S161は、第1BPSK信号S133の光パルスと、第1BPSK信号S133の光パルスに対して、90°位相回転器150によって90°位相が回転している、90°位相回転信号S151とが合波されたものである。また、前段分波器から後段合波器までの各光路の光路長が互いに等しく設定してあるので、第1BPSK信号S133の光パルスと、90°位相回転信号S151の光パルスとは、同じタイムスロットで合波される。この結果、第1QPSK出力光は、位相が45°、135°、−45°、−135°のいずれかであるQPSK信号となる。
第1電気データ信号S131及び第2電気データ信号S141がともに0の場合、第1BPSK信号S133及び第2BPSK信号S143の位相はともに0°であるので、第1BPSK信号と第2BPSK信号に90°位相回転器150で90°の相対位相差を与えた後、合波すると位相は45°になる。
また、第1電気データ信号S131及び第2電気データ信号S141がともに1の場合、第1BPSK信号S133及び第2BPSK信号S143の位相はともに180°であるので、第1BPSK信号S133と第2BPSK信号S143に90°位相回転器150で90°の相対位相差を与えて合波すると位相は、−135°になる。
また、第1電気データ信号S131が1であり、第2電気データ信号S141が0の場合、第1BPSK信号S133の位相は180°であり、かつ、第2BPSK信号S143の位相が0°であるので、第1BPSK信号S133と第2BPSK信号S143に90°位相回転器150で90°の相対位相差を与えて合波すると位相は、135°になる。
また、第1電気データ信号S131が0であり、第2電気データ信号S141が1の場合、第1BPSK信号S133の位相は0°であり、かつ、第2BPSK信号S143の位相が180°であるので、第1BPSK信号S133と第2BPSK信号S143に90°位相回転器150で90°の相対位相差を与えて合波すると位相は、−45°になる。
ここでは、第1電気データ信号S131が「0、1、1、0、1、0」であり、第2電気データ信号S141が「0、1、0、1、1、0」であるので、第1QPSK出力光S161であるQPSK信号の位相は「45°、−135°、135°、−45°、−135°、45°」となる(図4(F))。
一方、第2QPSK出力光S163については、第1BPSK信号S133の光パルスが、入力側ハーフミラー120及び出力側ハーフミラー160で反射される光路を伝播し、一方、90°位相回転信号S151の光パルスが、入力側ハーフミラー120及び出力側ハーフミラー160を透過する光路を伝播するので、90°位相回転器150での位相回転がなければ、第2QPSK出力光S163のうち、第1BPSK信号S133に由来する光パルスと、第2BPSK信号S143に由来する光パルスとの相対的な位相差は180°である。
この結果、第2QPSK出力光S163は、90°位相回転信号S151の光パルスが、第1BPSK信号S133の光パルスに対して、270°(=180°+90°)位相が回転している。このため、第2QPSK出力光S163も位相が45°、135°、−45°、−135°のいずれかであるQPSK信号となる。
このQPSK信号である第2QPSK出力光S163は、モニタ信号として用いても良い。
上述した各実施形態の光素子集積モジュール及び変調方法によれば、LN変調器による位相変調ではなく、強度変調器であるEA変調器を実装した空間結合型の集積モジュールで、変調信号を発生している。このため、LN変調器に固有のDCドリフトの影響を考える必要がない。
また、空間結合型の光素子集積モジュールは、位相揺らぎが非常に小さいので、各光路を伝播する光の相対的な位相関係は安定し、その結果、位相変調信号の安定化に寄与する。
さらに、この発明の光素子集積モジュール及び変調方法によれば、一定の位相差を有する互いに相補的な2つのOOK信号を合波して、位相変調信号を生成している。このため、従来行われている位相を直接変調する技術に比べて、位相を、理想的なステップ関数的に変化させることができる。
90°位相回転器及び180°位相回転器など、位相回転させる光学素子を液晶素子で構成すると、液晶素子を駆動させるための駆動電圧により与える位相差を調整できる。このため、使用時の温度変化により光素子集積モジュールを実装した筺体が伸縮する場合など、測定されたモニタ信号に応じて、駆動電圧を微調整することにより適切な位相関係を維持できる。また、実装時における各光路間の光路長差による、位相のずれも、液晶素子の駆動電圧の微調整により、調整可能である。
BPSK信号発生部の構成を説明するための模式図である。 BPSK信号発生部の動作を説明するための模式図である。 QPSK信号発生部の構成を説明するための模式図である。 QPSK信号発生部の動作を説明するための模式図である。 従来の光送信装置の構成を説明するための模式図である。
符号の説明
10 BPSK信号発生部
20、120 入力側ハーフミラー
30 第1EA変調器
40 第2EA変調器
50 180°位相回転器
60、160 出力側ハーフミラー
70 反転回路
80、180 光路変換素子
90、190 短パルス光源
110 QPSK信号発生部
130 第1BPSK信号発生部
140 第2BPSK信号発生部
150 90°位相回転器

Claims (8)

  1. 入力された入力光パルス列を、入力された電気データ信号で位相変調して、出力光信号としてBPSK(Binary−Phase−Shift−Keying)信号を生成する光素子集積モジュールであって、
    前記入力光パルス列を、第1入力光パルス列と第2入力光パルス列とに2分岐する分波器と、
    前記第1入力光パルス列を、正論理データ信号で強度変調して、第1OOK(On−Off−Keying)信号を生成する第1EA(Electro Absorption)変調器と、
    前記第2入力光パルス列を、前記正論理データ信号と相補的な負論理データ信号で強度変調して、第2OOK信号を生成する第2EA変調器と、
    前記第1OOK信号について180°の位相回転を行って、180°位相回転信号を生成する180°位相回転器と、
    前記180°位相回転信号及び前記第2OOK信号を合波して、前記出力光信号としてBPSK信号を生成する合波器と
    を備え、
    入力された前記電気データ信号が2分岐されて、一方は、前記正論理データ信号として前記第1EA変調器に送られ、他方は、反転回路で反転された後、前記負論理データ信号として前記第2EA変調器に送られ、
    前記分波器から前記合波器までの各光路の光路長が互いに等しい
    ことを特徴とする光素子集積モジュール。
  2. 入力された光パルス列を、入力された第1電気データ信号及び第2電気データ信号で位相変調して、出力光信号としてQPSK(Quadrature−Phase−Shift−Keying)信号を生成する光素子集積モジュールであって、
    前記光パルス列を、第1光パルス列と第2光パルス列とに2分岐する前段分波器と、
    前記第1光パルス列が入力光パルス列として入力され、該入力光パルス列を電気データ信号である前記第1電気データ信号で位相変調して、第1BPSK信号を生成する第1BPSK信号発生部と、
    前記第2光パルス列が入力光パルス列として入力され、該入力光パルス列を電気データ信号である前記第2電気データ信号で位相変調して、第2BPSK信号を生成する第2BPSK信号発生部と、
    前記第2BPSK信号について90°の位相回転を行って、90°位相回転信号を生成する90°位相回転器と、
    前記第1BPSK信号及び前記90°位相回転信号を合波して、前記出力光信号としてQPSK信号を生成する後段合波器と
    を備えて構成され、
    前記前段分波器から前記後段合波器までの各光路の光路長が互いに等しく、
    前記第1BPSK信号発生部及び第2BPSK信号発生部は、それぞれ、入力された入力光パルス列を、入力された電気データ信号で位相変調を行って、BPSK信号を生成する部分であって、
    前記入力光パルス列を、第1入力光パルス列と第2入力光パルス列とに2分岐する分波器と、
    前記第1入力光パルス列を、正論理データ信号で強度変調して、第1OOK信号を生成する第1EA変調器と、
    前記第2入力光パルス列を、前記正論理データ信号と相補的な負論理データ信号で強度変調して、第2OOK信号を生成する第2EA変調器と、
    前記第1OOK信号に対して180°の位相回転を行って、180°位相回転信号を生成する180°位相回転器と、
    前記180°位相回転信号及び前記第2OOK信号を合波して、BPSK信号を生成する合波器と
    を備え、
    前記第1BPSK信号発生部及び第2BPSK信号発生部に入力された前記電気データ信号がそれぞれ2分岐され、一方は、前記正論理データ信号として前記第1EA変調器に送られ、他方は、反転回路で反転された後、前記負論理データ信号として前記第2EA変調器に送られる
    ことを特徴とする光素子集積モジュール。
  3. 前記後段合波器は、ハーフミラーで構成されて、前記第1BPSK信号及び前記90°位相回転信号を合波して2つのQPSK信号を生成し、
    前記2つのQPSK信号の一方を前記出力光信号として用い、他方をモニタ信号として用いる
    ことを特徴とする請求項2に記載の光素子集積モジュール。
  4. 前記90°位相回転器が液晶素子で構成される
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の光素子集積モジュール。
  5. 前記合波器は、ハーフミラーで構成され、前記第180°位相回転信号及び前記第2OOK信号を合波して、前記出力光信号として用いられるBPSK信号を生成するとともに、モニタ信号として用いられるRZ光パルス列を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光素子集積モジュール。
  6. 前記180°位相回転器が液晶素子で構成される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光素子集積モジュール。
  7. 入力された入力光パルス列を、入力された電気データ信号で位相変調して、出力光信号としてBPSK信号を生成する変調方法であって、
    分波器で、前記入力光パルス列を、第1入力光パルス列と第2入力光パルス列とに2分岐する過程と、
    第1EA変調器で、前記第1入力光パルス列を、正論理データ信号で強度変調して、第1OOK信号を生成する過程と、
    第2EA変調器で、前記第2入力光パルス列を、前記正論理データ信号と相補的な負論理データ信号で強度変調して、第2OOK信号を生成する過程と、
    前記第1OOK信号について180°の位相回転を行って、180°位相回転信号を生成する過程と、
    合波器で、前記第180°位相回転信号及び前記第2OOK信号を合波して、前記出力光信号としてBPSK信号を生成する過程と
    を備え、
    入力された前記電気データ信号が2分岐されて、一方は、前記正論理データ信号として前記第1EA変調器に送られ、他方は、反転回路で反転された後、前記負論理データ信号として前記第2EA変調器に送られ、
    前記分波器で2分岐された前記第1入力光パルス列と前記第2入力光パルス列は、前記合波器まで光路長が互いに等しい光路を伝播する
    ことを特徴とする変調方法。
  8. 入力された光パルス列を、入力された第1電気データ信号及び第2電気データ信号で位相変調して、出力光信号としてQPSK信号を生成する変調方法であって、
    前段分波器で前記光パルス列を、第1光パルス列及び第2光パルス列に2分岐する過程と、
    前記第1光パルス列を入力光パルス列として入力して、電気データ信号である前記第1電気データ信号で該入力光パルス列を位相変調して、第1BPSK信号を生成する過程と、
    前記第2光パルス列を入力光パルス列として入力して、電気データ信号である前記第2電気データ信号で該入力光パルス列を位相変調して、第2BPSK信号を生成する過程と、
    前記第2BPSK信号について90°の位相回転を行って、90°位相回転信号を生成する過程と、
    後段分波器で、前記第1BPSK信号及び前記90°位相回転信号を合波して、出力光信号としてQPSK信号を生成する過程と
    を備え、
    前記前段分波器で2分岐された前記第1光パルス列と前記第2光パルス列は、前記後段合波器まで光路長が互いに等しい光路を伝播し、
    前記第1BPSK信号を生成する過程及び前記第2BPSK信号を生成する過程は、それぞれ、前記入力光パルス列を前記電気データ信号で位相変調して、BPSK信号を生成する過程であって、さらに、
    分波器で、前記入力光パルス列を、第1入力光パルス列と第2入力光パルス列とに2分岐する過程と、
    第1EA変調器で、前記第1入力光パルス列を、正論理データ信号で強度変調して、第1OOK信号を生成する過程と、
    第2EA変調器で、前記第2入力光パルス列を、前記正論理データ信号と相補的な負論理データ信号で強度変調して、第2OOK信号を生成する過程と、
    前記第1OOK信号について180°の位相回転を行って、180°位相回転信号を生成する過程と、
    合波器で、前記180°位相回転信号及び前記第2OOK信号を合波してBPSK信号を生成する過程と
    を備え、
    前記分波器で2分岐された前記第1入力光パルス列と前記第2入力光パルス列は、前記合波器まで光路長が互いに等しい光路を伝播し、
    入力された前記電気データ信号が2分岐されて、一方は、前記正論理データ信号として前記第1EA変調器に送られ、他方は、反転回路で反転された後、負論理データ信号として前記第2EA変調器に送られる
    ことを特徴とする変調方法。
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