JP2008141742A - 光送信器および光伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】パルスカーバーされた位相変調方式の信号光を出力する光送信器について、良好な伝送特性を実現可能なデューティサイクルおよびチャープ特性を同時に実現する。
【解決手段】本発明の光送信器は、光源11からの出力光を位相変調器12でデータに従って位相変調した後に強度変調器13に与える。強度変調器13は、光電気応答特性の谷から山への傾きを動作範囲とし、波形変換回路21によってデューティサイクルが50%とは異なる値に変換されたクロック信号CLK’に従って、位相変調器12からの出力光のパルスカーバーを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、位相変調方式の信号光を送信する光送信器および光伝送システムに関し、特に、データに従って位相変調した光をクロックに従って強度変調してRZパルス化する変調方式に対応した光送信器、および、その光送信器を複数用いて波長多重(Wavelength Division Multiplexing;WDM)光の伝送を行う光伝送システムに関する。
長距離のWDM伝送において、伝送される信号光の変調方式としては、従来用いられているRZ(Return to Zero)変調方式よりも、RZ−DPSK(Differential Phase Shift Keying)変調方式またはRZ−DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)変調方式のほうが、受信感度等に関して優れた特性を有している。
上記のRZ−DPSKまたはRZ−DQPSKの変調方式は、まずデータ信号を位相変調で光にのせ、次にクロック信号(またはクロック信号を分周した信号)で強度変調を行ってRZ信号とする。
図11は、RZ−DPSK変調方式が適用された従来の光送信器の構成例である。この従来の光送信器では、波長および出力レベルの可変な光源11より出力される連続光CWが、位相変調器12でデータに従ってDPSK変調された後、強度変調器13でクロックに従ってRZパルス化されることにより、RZ−DPSK変調方式の信号光が出力される。上記の位相変調器12には、ドライバ回路12Aからのデータに対応した駆動信号およびバイアス安定化回路12Bからの制御信号が印加されており、また、上記の強度変調器13には、ドライバ回路13Aからのクロックに対応した駆動信号およびバイアス安定化回路13Bからの制御信号が印加されている。多重化回路(MUX)14は、外部より与えられる複数のデータ信号を多重化して高ビットレートのデータ信号DATAを生成すると共に、該データ信号DATAのビットレートに対応した周波数を有するクロック信号CLKを生成する。プリコーダ15は、多重化回路14からのデータ信号DATAを用いて、1ビット前の符号と現在の符号との差情報が反映された符号化処理を行い、データに対応した変調信号Qおよびその反転信号Q’を生成してドライバ回路12Aに出力すると共に、該信号Q,Q’に同期させたクロック信号CLK(またはクロック信号CLKの分周信号)をドライバ回路13Aに出力する。なお、バイアス安定化回路12Bおよび13Bは、位相変調器12および強度変調器13に印加される直流バイアスを最適化することで温度変化等による動作点のドリフトを補償するための回路である。
上記のような従来の光送信器において、位相変調器12からの出力光を強度変調器13でRZ信号にする変調処理のことをパルスカーバー(pulse carver)という。公知のパルスカーバーには、例えば図12に示すように強度変調器13の動作点が異なる3種の方法があり、カーブ(carve)した後のRZ信号のデューティサイクル(duty cycle)は、例えば図13に示すように各々の方法ごとに相違することが知られている(例えば、下記の非特許文献1参照)。
具体的には、強度変調器13の光電気応答特性の隣り合う谷と山の間でクロック信号CLKによりパルスカーバーを行う方法(図12の矢印A参照)では、RZ信号のデューティサイクルは50%となる(図13(A)参照)。また、強度変調器13の光電気応答特性の隣り合う谷と谷の間でクロックの分周信号によりパルスカーバーを行う方法(図12の矢印B参照)では、RZ信号のデューティサイクルは33%となる(図13(B)参照)。さらに、強度変調器13の光電気応答特性の隣り合う山と山の間でクロックの分周信号によりパルスカーバーを行う方法(図12の矢印C参照)では、RZ信号のデューティサイクルは67%となる(図13(C)参照)。一方、良好な伝送特性が得られるRZ信号のデューティサイクルとしては、一般的に65%程度が最適であることが知られている。
なお、本明細書中におけるデューティサイクルは、信号波形の1周期に対するハイレベル側のパルス幅の割合をパーセントで表した値を意味する。光信号の場合、光パルスの1周期に対する発光側のパルス幅(光パルスの強度がピークより3dB低くなるレベルでのパルス幅)の割合をパーセントで表した値となる。
A. H. Gnauck, P. J. Winzer, "Optical Phase-Shift-Keyed Transmission", JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, VOL. 23, NO. 1, JANUARY 2005, pp.115-130
ところで、上記のような強度変調器を用いた光送信器については、変調時に光の波長が変動する現象(波長チャープ)が発生する場合があり、この波長チャープは伝送路で生じる自己位相変調(Self Phase Modulation:SPM)および群速度分散(Group Velocity Dispersion:GVD)に起因したSPM−GVD効果による波形劣化の要因となる。このSPM−GVD効果による波形劣化を抑えるため、長距離のWDM伝送に用いられる光送信器には望ましいチャープ特性というものが存在しており、通常、発生する波長チャープを示すαパラメータが0.7〜1以上となるようなチャープ特性が最適である。
しかしながら、前述したパルスカーバーでは、RZ信号のデューティサイクルが50%となる場合のαパラメータは1または−1となる。ここで、α=1または−1としたのは、理想的なzカットLiNbO3変調器の場合である。電極の設計によっては、0.7〜1、または−0.7〜−1になるが、SPM−GVD効果による波形劣化の改善には同様の効果があるので、簡単さのため以下の議論では「α=1または−1」とする。具体的に、強度変調器の動作範囲として、光電気応答特性の谷から山への傾きを使う場合にα=1になり、反対に山から谷への傾きを使う場合にはα=−1になる。また、RZ信号のデューティサイクルが33%および67%となる場合については、1ビットごとにチャープ特性が変化し、波形劣化が生じる。前述の図11に示したような従来の光送信器の構成では、出力光のデューティサイクルが固定化されるため、良好な伝送特性を実現する最適なデューティサイクルおよびチャープ特性を同時に満たすことが困難であるという課題がある。
なお、特開平10−51389号公報には、NRZ(Non Return to Zero)変調方式の光送信器について、出力光のデューティ比を可変にする技術が示されている。しかしながら、この公知技術は、NRZ変調方式を対象としたものであると共に、伝送路の分散特性に応じたチャーピング切替えの前後において出力光のデューティ比が同一となるようにすることを目的としたものであるため、このような技術をRZ−DQPSK等の変調方式に対応した光送信器に応用したとしても、上記のようなSPM−GVD効果による波形劣化を有効に抑えることは難しい。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、良好な伝送特性を実現可能なデューティサイクルおよびチャープ特性を同時に満たすことのできる、パルスカーバーされた位相変調方式の信号光を出力する光送信器および光伝送システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明による光送信器の一態様は、光源と、該光源から出力される光が入力される位相変調器と、データ信号に従って前記位相変調器を駆動する第1駆動回路と、前記位相変調器で位相変調された光が入力され、周期的に変化する光電気応答特性を持つ強度変調器と、前記データ信号のビットレートに対応した周波数を有するクロック信号に従って前記強度変調器を駆動する第2駆動回路と、を含み、前記強度変調器でパルスカーバーされた位相変調方式の信号光を出力する光送信器において、前記クロック信号のデューティサイクルを可変にする波形変換回路を備え、前記第2駆動回路は、前記強度変調器の光電気応答特性における谷から山への傾きを動作範囲とし、前記波形変換回路によってデューティサイクルが50%とは異なる値に変換されたクロック信号に従って前記強度変調器を駆動するものである。
上記のような構成の光送信器では、光源からの出力光が位相変調器でデータ信号に従って位相変調された後に強度変調器に入力される。強度変調器では、波形変換回路によってデューティサイクルが50%とは異なる値に変換されたクロック信号に従って入力光が強度変調されることでパルスカーバーが行われる。このとき、強度変調器は光電気応答特性における谷から山への傾きを動作範囲として駆動されるので、αパラメータ=1のチャープ特性が得られ、SPM−GVD効果による波形劣化が有効に抑えられるようになる。
また、本発明による光送信器の他の態様は、光源と、該光源から出力される光が入力される位相変調器と、データ信号に従って前記位相変調器を駆動する第1駆動回路と、前記位相変調器で位相変調された光が入力され、周期的に変化する光電気応答特性を持つ強度変調器と、前記データ信号のビットレートに対応した周波数を有するクロック信号に従って前記強度変調器を駆動する第2駆動回路と、を含み、前記強度変調器でパルスカーバーされた位相変調方式の信号光を出力する光送信器において、前記強度変調器の動作点を予め設定した方向にオフセットさせるバイアスシフト回路を備え、前記第2駆動回路は、前記強度変調器の光電気応答特性における谷から山への傾きを動作範囲とし、該動作範囲の中心部分に位置する動作点を前記バイアスシフト回路によりオフセットさせた状態で、50%のデューティサイクルを有する前記クロック信号に従って前記強度変調器を駆動するものである。
上記のような構成の光送信器では、光源からの出力光が位相変調器でデータ信号に従って位相変調された後に強度変調器に入力される。強度変調器では、光電気応答特性における谷から山への傾きを動作範囲とし、その中心に位置する動作点をバイアスシフト回路により山側または谷側にオフセットさせた状態で、50%のデューティサイクルを有するクロック信号に従って入力光が強度変調されることでパルスカーバーが行われる。このときのチャープ特性は、上記のような動作範囲で強度変調器が駆動されるのでαパラメータ=1が実現され、SPM−GVD効果による波形劣化が有効に抑えられるようになる。
本発明による光伝送システムは、波長の異なる複数の信号光を多重化したWDM光が送信端局および受信端局の間で伝送される光伝送システムにおいて、前述した各態様の光送信器が前記送信端局内に複数備えられたものである。
上述したような本発明の光送信器によれば、波形変換回路またはバイアスシフト回路を設け、チャープ特性をαパラメータ=1に固定しながら、パルスカーバー後の位相変調光のデューティサイクルを50%から変化させるようにしたことで、良好な伝送特性を実現可能なデューティサイクルおよびチャープ特性を同時に満たすことが可能になる。このような光送信器を複数用いて光伝送システムを構成すれば、WDM光を優れた品質で伝送することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、全図を通して同一の符号は同一または相当部分を示すものとする。
図1は、本発明の第1実施形態による光送信器の構成を示すブロック図である。
図1において、本光送信器は、例えば、上述の図11に示した従来のRZ−DPSK光送信器の構成について、パルスカーバーが行われる強度変調器13に対応したドライバ回路13Aに対してプリコーダ15より与えられるクロック信号CLKの波形を変化させる波形変換回路21を設け、該波形変換回路21によりデューティサイクルが調整されたクロック信号CLK’がドライバ回路13Aに入力されるようにしたものである。なお、上記の波形変換回路21を設けた点以外の他の構成については、図11に示した従来の構成と基本的に同様である。
具体的に、光源11は、例えばチューナブルレーザダイオード等を使用して、所要の波長および光パワーを有する連続光CWを発生し、その連続光CWを位相変調器12に出力する。
位相変調器12は、例えばニオブ酸リチウム(LiNbO3:LN)等の電気光学効果を有する基板にマッハツェンダ(Mach-Zehnder:MZ)型光導波路を形成し、該MZ型光導波路の一対の分岐導波路に対応させて電極を設けた一般的なMZ型光変調器等が使用される。上記光導波路の一端には、光源11からの連続光CWが入力され、また、上記電極には、第1駆動回路としてのドライバ回路12Aから供給されるデータに対応した変調電圧および動作点を調整する直流バイアスが印加される。これにより、各分岐導波路を伝搬する光の位相が変調電圧に従って変化するようになり、DPSK変調された信号光が光導波路の他端から出力される。なお、上記電極に印加される直流バイアスは、温度変化等による動作点ドリフトが補償されるようにバイアス安定化回路12Bからの出力信号に応じて制御されている。
強度変調器13は、例えば、上記の位相変調器12と同様なMZ型光変調器等を使用して、位相変調器12でDPSK変調された信号光のパルスカーバーを行う。この強度変調器13は、チャープ特性としてαパラメータ=1が得られるように、MZ型光変調器の光電気応答特性における谷から山への傾きを動作範囲としている(上述した図12の矢印A参照)。ここでは、MZ型光変調器の一対の分岐導波路に対応した電極の一方に対して、第2駆動回路としてのドライバ回路13Aから供給されるクロックに対応した変調電圧および動作点を調整する直流バイアスが印加され、他方の電極は接地される。なお、上記電極に印加される直流バイアスについても、温度変化等による動作点ドリフトが補償されるようにバイアス安定化回路13Bからの出力信号に応じて制御されている。
多重化回路(MUX)14は、外部より与えられる低ビットレート(例えば600Mbit/s等)のデータ信号を複数(例えば16等)多重化して、高ビットレート(例えば10Gbit/s等)のデータ信号DATAを生成する。また、多重化回路14は、上記データ信号DATAのビットレートに対応した周波数(例えば、10GHz等)を有するクロック信号CLKを生成する。このクロック信号CLKの波形は一般的な正弦波であり、50%のデューティサイクルを有するものとする。
プリコーダ15は、多重化回路14からのデータ信号DATAを用いて、1ビット前の符号と現在の符号との差情報が反映された符号化処理を行い、データに対応した変調信号Qおよびその反転信号Q’を生成し、該変調信号Q,Q’をドライバ回路12Aに出力する。また、プリコーダ15は、上記変調信号Q,Q’に同期させたクロック信号CLKを波形変換回路21に出力する。プリコーダ15からの変調信号Q,Q’を受けたドライバ回路12Aでは、該変調信号Q,Q’に従って位相変調器12の各電極に印加する変調電圧が生成される。
波形変換回路21は、外部より与えられるデューティ調整信号ADに応じて、プリコーダ15からのクロック信号CLKのデューティサイクルを50%から変化させ、そのデューティサイクルを変化させた後のクロック信号CLK’をドライバ回路13Aに出力する。波形変換回路21からのクロック信号CLK’を受けたドライバ回路13Aでは、該クロック信号CLK’に従って強度変調器13の一方の電極に印加する変調電圧が生成される。
図2は、上記波形変換回路21の具体的な構成の一例を示した図である。図2の構成例では、論理積演算回路(AND回路)を利用してクロック信号CLKのデューティサイクルを50%から変化させている。具体的には、プリコーダ15からのクロック信号CLKがAND回路の一方の入力端子に与えられ、全て「1」を示す信号がAND回路の他方の入力端子に与えられ、外部からのデューティ調整信号ADがAND回路の閾値制御端子に与えられる。デューティ調整信号ADは、ここでは図3に示すようにクロック信号CLKの振幅の例えば20%のレベル(図3の例では0.2V)を示す閾値電圧であり、このデューティ調整信号ADを基にしてクロック信号CLKと「1」信号の論理積がAND回路で演算されることによりクロック信号CLKの振幅の20%のレベルでの1,0判定が行われる。これにより、デューティサイクルが50%よりも大きい波形に変換されたクロック信号CLK’(図3の太線)がAND回路の出力端子より出力される。
なお、ここではデューティ調整信号ADの閾値電圧レベルがクロック信号CLKの振幅の20%のレベルに設定される一例を示したが、デューティ調整信号ADの閾値電圧レベルは上記の一例に限定されるものではなく、クロック信号CLKの振幅の50%よりも低いレベルにデューティ調整信号ADを設定することにより、クロック信号CLK’のデューティサイクルを50%よりも大きくすることができ、また、クロック信号CLKの振幅の50%よりも高いレベルにデューティ調整信号ADを設定することにより、クロック信号CLK’のデューティサイクルを50%よりも小さくすることができる。
また、波形変換回路21としてAND回路を利用する構成例を示したが、例えば、図4に示すような論理和演算回路(OR回路)を利用した構成や、図5に示すような排他的論理和演算回路(EXOR回路)を利用した構成などを波形変換回路21として適用することも可能である。
上記のような構成を有する第1実施形態の光送信器では、新に設けた波形変換回路21でデューティサイクルを50%から変化させたクロック信号CLK’に従って強度変調器13が駆動されるようになり、位相変調器12でDPSK変調された信号光に対するパルスカーバーが上記強度変調器13で行われるようになる。
このとき、波形変換回路21において、クロック信号CLK’のデューティサイクルが50%よりも大きくなるようにデューティ調整信号ADの直流レベルが設定されている場合、パルスカーバーされたRZ−DPSK信号光のデューティサイクルも50%よりも大きくなる。デューティサイクルが大きくなると、図6に示すように光スペクトルの広がりが抑えられるようになる。これにより、波長の異なるRZ−DPSK信号光を多重化したWDM光を伝送する場合、隣接チャネル間のクロストークを小さくすることができ、チャネル間隔を狭くすることが可能になる。また、光送信器のチャープ特性は、強度変調器13の光電気応答特性における谷から山への傾きを使ってパルスカーバーが行われているのでαパラメータ=1の状態が固定的に実現されている。このため、SPM−GVD効果による波形劣化を効果的に抑えることも可能になる。
一方、波形変換回路21において、クロック信号CLK’のデューティサイクルが50%よりも小さくなるようにデューティ調整信号ADの直流レベルが設定されている場合には、パルスカーバーされたRZ−DPSK信号光のデューティサイクルも50%よりも小さくなる。デューティサイクルが小さくなると、図6に示すように光スペクトルの広がりが大きくになる。この場合、上記のデューティサイクルを大きくするときのようにWDM光のチャネル間隔を狭くすることは難しくなるものの、光受信器の周波数特性が高域まで伸びていれば受信感度を向上させることが可能になる。また、光送信器のチャープ特性は、上記のデューティサイクルを大きくする場合と同様にαパラメータ=1の状態が固定的に実現されているため、SPM−GVD効果による波形劣化を効果的に抑えることも可能になる。
なお、図6にはデューティサイクルを50%から変化させた場合の光スペクトルの一例として、67%および33%のデューティサイクルの場合を示したが、本発明における変化後のデューティサイクルは上記の一例に限定されるものではなく、本光送信器が適用される光伝送システムの諸条件に応じて最適化したデューティサイクルを設定することが可能である。
上記のように第1実施形態の光送信器によれば、波形変換回路21を設け、パルスカーバーに用いられるクロック信号のデューティサイクルを50%から変化させるようにしたことで、良好な伝送特性を実現可能なデューティサイクルおよびチャープ特性を同時に満たすことが可能になる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態による光送信器の構成を示すブロック図である。
図7において、本光送信器は、例えば、上述の図11に示した従来のRZ−DPSK光送信器の構成について、パルスカーバーを行う強度変調器13の動作点を予め設定した方向に所定量だけオフセットさせるためのバイアスシフト回路22を設けるようにしたものである。なお、本実施形態の構成は、前述した第1実施形態の構成における波形変換回路21に代えてバイアスシフト回路22を設けた点が第1実施形態の場合とは相違しており、その他の構成については第1実施形態の場合と同様である。このため、ここではバイアスシフト回路22の構成および動作を中心に具体的な説明を行うことにする。
前述した第1実施形態において、パルスカーバーを行う強度変調器13は、図8の下段に示すように、光電気応答特性の谷と山の間の中心部分を動作点Pとして駆動される。このような強度変調器13の動作点Pの設定が、第2実施形態では、バイアスシフト回路22によって、図8の上段に示すように、強度変調器13の光電気応答特性の山側にシフトさせた点P’にオフセットされる。
バイアスシフト回路22は、具体的には、バイアス安定化回路13Bによって動作点のドリフト補償が行われている直流バイアスに対して、上記のオフセット分に相当するバイアスを追加するか、或いは、バイアス安定化回路13Bにおいて検出される誤差信号(動作点のドリフト量を示す信号)にオフセットを与えることによって、強度変調器13の動作点を山側にシフトさせる。なお、動作点のオフセット量は、外部よりバイアスシフト回路22に与えられるデューティ調整信号ADに応じて設定されるものとする。
上記のようにバイアスシフト回路22によってオフセットされた動作点P’において、50%のデューティサイクルを有するクロック信号CLKに対応した変調電圧に従って強度変調器13が駆動されることにより、当該強度変調器13でパルスカーバーされたRZ−DPSK信号光は、例えば図9の太線に示すような光波形となり、デューティサイクルが50%よりも大きくなる。これにより、前述したように光スペクトルの広がりが抑えられるようになるため、隣接チャネル間のクロストークを小さくすることができ、チャネル間隔を狭くすることが可能になる。また、光送信器のチャープ特性は、強度変調器13の光電気応答特性における谷から山への傾きを基本的に使ってパルスカーバーが行われているのでαパラメータ=1の状態が固定的に実現されている。このため、SPM−GVD効果による波形劣化を効果的に抑えることも可能になる。
上記のように第2実施形態の光送信器によれば、バイアスシフト回路22を設け、パルスカーバーを行う強度変調器13の動作点を光電気応答特性の山側にオフセットするようにしたことで、良好な伝送特性を実現可能なデューティサイクルおよびチャープ特性を同時に満たすことが可能になる。
なお、上記の第2実施形態では、強度変調器13の動作点を光電気応答特性の山側にオフセットしてRZ−DPSK信号光のデューティサイクルを50%よりも大きくする場合について説明したが、本発明はこれに限らず、強度変調器13の動作点を光電気応答特性の谷側にオフセットしてRZ−DPSK信号光のデューティサイクルを50%よりも小さくするようにしてもよい。この場合には、前述したように光スペクトルの広がりが大きくになるため、デューティサイクルを大きくするときのようにWDM光のチャネル間隔を狭くすることは難しくなるものの、光受信器の周波数特性が高域まで伸びていれば受信感度を向上させることが可能になる。また、光送信器のチャープ特性はαパラメータ=1の状態が固定的に実現されているため、SPM−GVD効果による波形劣化を効果的に抑えることも可能になる。
次に、上述した各実施形態の光送信器を用いたWDM光伝送システムの実施例について説明する。
図10は、上記WDM光伝送システムの一実施例の構成を示すブロック図である。
図10に示すWDM光伝送システムでは、送信端局50内に、上述した第1または第2実施形態の光送信器(RZ−DPSK−TX)51が複数設けられおり、各光送信器51から出力される波長の異なるn波のRZ−DPSK信号光CH1〜CHnが合波器52で多重化された後、ポストアンプ53で所要のレベルまで増幅されて光伝送路60に送信される。伝送路60上には所要の間隔で中継器70が配置されており、光伝送路60を伝搬するWDM光が各中継器70で増幅されながら受信端局80まで伝送される。受信端局80に到達したWDM光は、プリアンプ81で増幅された後に分波器82で波長に応じて各RZ−DPSK信号光CH1〜CHnに分離され、各々に対応した光受信器(RZ−DPSK−RX)83で受信処理される。
このとき、各光受信器83において受信信号の誤り率(Bit Error Rate:BER)がそれぞれ測定され、各々の測定結果を示す誤り率信号BERがデューティ制御回路90に出力される。ここでは各光受信器83が誤り率測定部として機能する。デューティ制御回路90では、各波長に対応した誤り率信号BERを基にデューティ調整信号ADが生成され、各々のデューティ調整信号ADが送信端局50内の対応する光送信器51に出力される。なお、図10には、3つのRZ−DPSK信号光CHm−1,CHm,CHm+1に対応した誤り率信号BERおよびデューティ調整信号ADの経路のみが示してあり、他のRZ−DPSK信号光に対応した誤り率信号BERおよびデューティ調整信号ADの経路は図示を省略している。
ここでデューティ制御回路90の動作について具体例を挙げて説明する。
デューティ制御回路90では、各光受信器83からの誤り率信号BERを受けると、その情報が内部のメモリ等に記憶される。そして、例えば、RZ−DPSK信号光CHmについての誤り率が読み出され、その誤り率に基づいてRZ−DPSK信号光CHmのデューティサイクルを最適化するためのデューティ調整信号ADが生成されて、対応する光送信器51に出力される。デューティ制御回路90からのデューティ調整信号ADを受けた光送信器51では、上述の各実施形態で説明したようにデューティ調整信号ADに応じてデューティサイクルを50%から変化させたRZ−DPSK信号光CHmが生成される。そして、そのRZ−DPSK信号光CHmは、合波器52およびポストアンプ53を介して光伝送路60に送信されて受信端局80まで中継伝送され、対応する光受信器83で受信されて再び誤り率の測定が行われ、その結果がデューティ制御回路90に伝えられる。
デューティ制御回路90では、デューティサイクルの調整後に測定された誤り率と、調整前に測定された誤り率とを比較し、デューティサイクルの調整によって誤り率が劣化した場合には、デューティサイクルの設定を元の状態に戻す。一方、デューティサイクルの調整によって誤り率が改善した場合には、当該調整によって波長の隣接するRZ−DPSK信号光CHm−1,CHm+1についての誤り率が大きく劣化していないかを確認する。RZ−DPSK信号光CHm−1,CHm+1の劣化量が予め設定した規定の量よりも大きくなった場合には、RZ−DPSK信号光CHmのデューティサイクルの設定を調整前の状態に戻す。一方、RZ−DPSK信号光CHm−1,CHm+1の劣化量が上記の規定量よりも小さい場合には、RZ−DPSK信号光CHmのデューティサイクルの設定を維持したまま、他の波長のRZ−DPSK信号光についてのデューティサイクルの調整を行う。そして、上記のようなデューティサイクルの最適化をすべての波長のRZ−DPSK信号光について繰り返し行うことにより、WDM光の良好な伝送特性が実現される。
なお、上述した第1、第2実施形態および光伝送システムの実施例では、RZ−DPSK変調方式に対応した光送信器について説明したが、RZ−DQPSK変調方式に対応した光送信器についてもRZ−DPSK変調方式の場合と同様に本発明は有効である。
以上、本明細書で開示した主な発明について以下にまとめる。
(付記1) 光源と、該光源から出力される光が入力される位相変調器と、データ信号に従って前記位相変調器を駆動する第1駆動回路と、前記位相変調器で位相変調された光が入力され、周期的に変化する光電気応答特性を持つ強度変調器と、前記データ信号のビットレートに対応した周波数を有するクロック信号に従って前記強度変調器を駆動する第2駆動回路と、を含み、前記強度変調器でパルスカーバーされた位相変調方式の信号光を出力する光送信器において、
前記クロック信号のデューティサイクルを可変にする波形変換回路を備え、
前記第2駆動回路は、前記強度変調器の光電気応答特性における谷から山への傾きを動作範囲とし、前記波形変換回路によってデューティサイクルが50%とは異なる値に変換されたクロック信号に従って前記強度変調器を駆動することを特徴とする光送信器。
(付記2) 付記1に記載の光送信器であって、
前記波形変換回路は、前記クロック信号のデューティサイクルを50%よりも大きくすることを特徴とする光送信器。
(付記3) 付記1に記載の光送信器であって、
前記波形変換回路は、前記クロック信号のデューティサイクルを50%よりも小さくすることを特徴とする光送信器。
(付記4) 付記1に記載の光送信器であって、
前記位相変調器は、前記光源からの光をDPSK方式およびDQPSK方式のいずれかで位相変調することを特徴とする光送信器。
(付記5) 付記1に記載の光送信器であって、
前記波形変換回路は、論理積演算回路を含むことを特徴とする光送信器。
(付記6) 付記1に記載の光送信器であって、
前記波形変換回路は、論理和演算回路を含むことを特徴とする光送信器。
(付記7) 付記1に記載の光送信器であって、
前記波形変換回路は、排他的論理和演算回路を含むことを特徴とする光送信器。
(付記8) 光源と、該光源から出力される光が入力される位相変調器と、データ信号に従って前記位相変調器を駆動する第1駆動回路と、前記位相変調器で位相変調された光が入力され、周期的に変化する光電気応答特性を持つ強度変調器と、前記データ信号のビットレートに対応した周波数を有するクロック信号に従って前記強度変調器を駆動する第2駆動回路と、を含み、前記強度変調器でパルスカーバーされた位相変調方式の信号光を出力する光送信器において、
前記強度変調器の動作点を予め設定した方向にオフセットさせるバイアスシフト回路を備え、
前記第2駆動回路は、前記強度変調器の光電気応答特性における谷から山への傾きを動作範囲とし、該動作範囲の中心部分に位置する動作点を前記バイアスシフト回路によりオフセットさせた状態で、50%のデューティサイクルを有する前記クロック信号に従って前記強度変調器を駆動することを特徴とする光送信器。
(付記9) 付記8に記載の光送信器であって、
前記バイアスシフト回路は、前記強度変調器の動作点を前記光電気応答特性の山側にシフトさせることを特徴とする光送信器。
(付記10) 付記8に記載の光送信器であって、
前記バイアスシフト回路は、前記強度変調器の動作点を前記光電気応答特性の谷側にシフトさせることを特徴とする光送信器。
(付記11) 付記8に記載の光送信器であって、
前記位相変調器は、前記光源からの連続光をDPSK方式およびDQPSK方式のいずれかで位相変調することを特徴とする光送信器。
(付記12) 波長の異なる複数の信号光を多重化したWDM光が送信端局および受信端局の間で伝送される光伝送システムにおいて、
付記1または8に記載の光送信器が前記送信端局内に複数備えられたことを特徴とする光伝送システム。
(付記13) 付記12に記載の光伝送システムであって、
前記受信端局は、受信したWDM光に含まれる各波長の信号光についての誤り率を測定して各々の測定結果を示す誤り率信号を出力する誤り率測定部を有し、
前記誤り率測定部から出力される誤り率信号に基づいて、前記送信端局内の各光送信器から出力される信号光のデューティサイクルをそれぞれ調整するためのデューティ調整信号を生成し、該各デューティ調整信号を対応する前記光送信器に出力するデューティ制御回路を備え、
前記各光送信器は、前記デューティ制御回路からのデューティ調整信号に応じて、出力光のデューティサイクルを変化させることを特徴とする光伝送システム。
本発明の第1実施形態による光送信器の構成を示すブロック図である。 上記第1実施形態に用いられる波形変換回路の構成例を示す図である。 上記第1実施形態の波形変換回路における処理を説明するための図である。 上記第1実施形態に用いられる波形変換回路の他の構成例を示す図である。 上記第1実施形態に用いられる波形変換回路の別の構成例を示す図である。 RZ−DPSK信号光のデューティサイクルと光スペクトルの広がりの関係を例示した図である。 本発明の第2実施形態による光送信器の構成を示すブロック図である。 上記第2実施形態における強度変調器の動作点の設定を説明するための図である。 上記第2実施形態によるRZ−DPSK信号光の波形を例示した図である。 本発明による光伝送システムの実施例の構成を示すブロック図である。 従来の光送信器の構成例を示すブロック図である。 従来のパルスカーバーの方法を説明するための図である。 従来のパルスカーバーの方法に対応した信号光のデューティサイクルを示す図である。
符号の説明
11…光源
12…位相変調器
13…強度変調器
12A,13A…ドライバ回路
12B,13B…バイアス安定化回路
14…多重化回路
15…プリコーダ
21…波形変換回路
22…バイアスシフト回路
50…送信端局
51…光送信器
52…合波器
53…ポストアンプ
60…光伝送路
70…中継器
80…受信端局
81…プリアンプ
82…分波器
83…光受信器
90…デューティ制御回路
AD…デューティ調整信号
BER…誤り率信号
CLK,CLK’…クロック信号
DATA…データ信号

Claims (10)

  1. 光源と、該光源から出力される光が入力される位相変調器と、データ信号に従って前記位相変調器を駆動する第1駆動回路と、前記位相変調器で位相変調された光が入力され、周期的に変化する光電気応答特性を持つ強度変調器と、前記データ信号のビットレートに対応した周波数を有するクロック信号に従って前記強度変調器を駆動する第2駆動回路と、を含み、前記強度変調器でパルスカーバーされた位相変調方式の信号光を出力する光送信器において、
    前記クロック信号のデューティサイクルを可変にする波形変換回路を備え、
    前記第2駆動回路は、前記強度変調器の光電気応答特性における谷から山への傾きを動作範囲とし、前記波形変換回路によってデューティサイクルが50%とは異なる値に変換されたクロック信号に従って前記強度変調器を駆動することを特徴とする光送信器。
  2. 請求項1に記載の光送信器であって、
    前記波形変換回路は、前記クロック信号のデューティサイクルを50%よりも大きくすることを特徴とする光送信器。
  3. 請求項1に記載の光送信器であって、
    前記波形変換回路は、前記クロック信号のデューティサイクルを50%よりも小さくすることを特徴とする光送信器。
  4. 請求項1に記載の光送信器であって、
    前記位相変調器は、前記光源からの光をDPSK方式およびDQPSK方式のいずれかで位相変調することを特徴とする光送信器。
  5. 光源と、該光源から出力される光が入力される位相変調器と、データ信号に従って前記位相変調器を駆動する第1駆動回路と、前記位相変調器で位相変調された光が入力され、周期的に変化する光電気応答特性を持つ強度変調器と、前記データ信号のビットレートに対応した周波数を有するクロック信号に従って前記強度変調器を駆動する第2駆動回路と、を含み、前記強度変調器でパルスカーバーされた位相変調方式の信号光を出力する光送信器において、
    前記強度変調器の動作点を予め設定した方向にオフセットさせるバイアスシフト回路を備え、
    前記第2駆動回路は、前記強度変調器の光電気応答特性における谷から山への傾きを動作範囲とし、該動作範囲の中心部分に位置する動作点を前記バイアスシフト回路によりオフセットさせた状態で、50%のデューティサイクルを有する前記クロック信号に従って前記強度変調器を駆動することを特徴とする光送信器。
  6. 請求項5に記載の光送信器であって、
    前記バイアスシフト回路は、前記強度変調器の動作点を前記光電気応答特性の山側にシフトさせることを特徴とする光送信器。
  7. 請求項5に記載の光送信器であって、
    前記バイアスシフト回路は、前記強度変調器の動作点を前記光電気応答特性の谷側にシフトさせることを特徴とする光送信器。
  8. 請求項5に記載の光送信器であって、
    前記位相変調器は、前記光源からの連続光をDPSK方式およびDQPSK方式のいずれかで位相変調することを特徴とする光送信器。
  9. 波長の異なる複数の信号光を多重化したWDM光が送信端局および受信端局の間で伝送される光伝送システムにおいて、
    請求項1または5に記載の光送信器が前記送信端局内に複数備えられたことを特徴とする光伝送システム。
  10. 請求項9に記載の光伝送システムであって、
    前記受信端局は、受信したWDM光に含まれる各波長の信号光についての誤り率を測定して各々の測定結果を示す誤り率信号を出力する誤り率測定部を有し、
    前記誤り率測定部から出力される誤り率信号に基づいて、前記送信端局内の各光送信器から出力される信号光のデューティサイクルをそれぞれ調整するためのデューティ調整信号を生成し、該各デューティ調整信号を対応する前記光送信器に出力するデューティ制御回路を備え、
    前記各光送信器は、前記デューティ制御回路からのデューティ調整信号に応じて、出力光のデューティサイクルを変化させることを特徴とする光伝送システム。
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