JP3142081B2 - 導波型光分岐素子 - Google Patents

導波型光分岐素子

Info

Publication number
JP3142081B2
JP3142081B2 JP9318492A JP9318492A JP3142081B2 JP 3142081 B2 JP3142081 B2 JP 3142081B2 JP 9318492 A JP9318492 A JP 9318492A JP 9318492 A JP9318492 A JP 9318492A JP 3142081 B2 JP3142081 B2 JP 3142081B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
waveguide
directional coupler
core
optical branching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9318492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05289121A (ja
Inventor
章宏 高木
正夫 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP9318492A priority Critical patent/JP3142081B2/ja
Publication of JPH05289121A publication Critical patent/JPH05289121A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3142081B2 publication Critical patent/JP3142081B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/29Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
    • G02F1/31Digital deflection, i.e. optical switching
    • G02F1/313Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure
    • G02F1/3132Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure of directional coupler type

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信分野等で用いて
好適な導波型光分岐素子に関するものであり、さらに詳
細には、パワー結合率の波長依存性を緩和した導波型広
帯域光分岐素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信の普及のためには、光フ
ァイバと受・発光素子に加えて各種の光部品が必要であ
る。なかでも、光分岐素子は、最も基本的な光部品であ
り、50%分岐,20%分岐,数%分岐等の分岐比(結
合率)を持つ分岐素子が要求されている。特に広い波長
域にわたって波長依存性が少ない光分岐素子に対する需
要は大きい。
【0003】光分岐素子は、光カプラとも呼ばれ、その
形態により、1)バルク型、2)ファイバ型,3)導波
型に大別することができる。バルク型は、マイクロレン
ズやプリズム,干渉膜フィルタ等を組み合せて構成する
ものであり、波長依存性の少ない分岐素子を提供でき、
一応実用のレベルにある。しかし、組立調整に長時間を
要し、長期信頼性や価格,サイズの点で問題を残してい
る。
【0004】ファイバ型は、光ファイバ自身を構成材料
として研磨や融着・延伸工程を経て構成されるものであ
り、波長依存性の低減されたタイプも実現可能である。
しかし、その作製工程には職人芸を要し、再現性が不良
で量産に適さないという欠点がある。
【0005】これらに対して、導波型は、フォトリソグ
ラフィ工程により、平面基板上に一括大量生産できる利
点で将来型の光分岐素子として注目されている。
【0006】第1の従来例として、図15および図16
に、対称形光分岐素子の平面図と断面図およびその結合
特性をそれぞれ示す。図15において、平面基板21上
に、幅が互いに等しい2本の光導波路21aおよび21
bを配置し、これら両光導波路21aおよび21bの各
一部分22aおよび22bを互いに近接させて方向性結
合器22を構成している。23aおよび23bは光導波
路21aおよび21bの各入力ポート、24aおよび2
4bは光導波路21aおよび21bの各出力ポートであ
る。
【0007】なお、この明細書において、光導波路とい
うときは、コアとクラッドよりなる構造のみならず、コ
ア自体を意味する場合もある。図15(B)および
(C)において、基板21上に配置したクラッド層25
に光導波路21a,21b,22a,22bとしてのコ
アを埋設する。
【0008】このように、結合領域22において2本の
導波路22aおよび22bの幅がいたるところで等しい
従来の光分岐素子の波長特性は、図16に示すようにほ
ぼ正弦波状に変化し、例えば波長1.3μmで結合率5
0%であっても波長1.55μmでは結合率100%な
どとなってしまい、大きな波長依存性をもっていた。
【0009】第2の従来例として、図17および図18
に、広い波長域で動作する導波型光分岐素子の構成例を
示す平面図およびその結合特性をそれぞれ示す(特開平
2−287408号参照)。図17に示すように、平面
基板31上に、互いに幅の異なる一様な2本の光導波路
31aおよび31bを一部分32aおよび32bで近接
させて方向性結合器32を構成している。このような結
合部のいたるところで互いに異なる一定の幅を持つ非対
称形方向性結合器は、2本の導波路の伝搬定数が異なる
ことから完全結合せず、図18に示すような広帯域な結
合特性を実現していた。
【0010】第3の従来例として、図19および図20
に、広い波長域で動作するマッハツェンダ型光分岐素子
の構成例を示す平面図およびその結合特性をそれぞれ示
す(特願平1−26542,特願平1−174072,
特開平3−213829参照)。図19に示すように、
シリコン基板41上の2個の方向性結合器42Aと42
Bを長さの異なる光導波路41aと41bとで結合して
いる。43aおよび44aは光導波路41aおよび41
bの各入力ポート、43bおよび44bは光導波路41
aおよび41bの各出力ポートである。このように、2
個の方向性結合器42Aと42Bとの間に光導波路41
aと41bの微小な光路長差ΔLを設定することによっ
て、図20中の(c)のような広帯域な結合特性を実現
していた。
【0011】第4の従来例として、図21および図22
に、広い波長域で動作する導波型光分岐素子(テーパ形
方向性結合器)の構成例を示す平面図およびその結合特
性をそれぞれ示す(特願平2−99954,特願平3−
37364参照)。図21に示すように、方向性結合器
52を構成する導波路51aおよび51bをゆるやかな
テーパ導波路とし、光導波路51aの幅を区間EFで減
少、FGで増加、GHで再び減少させ、光導波路51b
の幅をこれとは逆に区間E’F’で増加、F’G’で減
少、G’H’で再び増加させることによって、図22中
の(b)のような広帯域な結合特性を実現していた。な
お、方向性結合器52を構成する光導波路51aおよび
51bは相互に向き合う側縁が平行であり、その向き合
う側縁に平行な光軸Zの方向に垂直なX―X’線との交
点Oに対して方向性結合器52は点対称の構成をしてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した第2
の従来例で示した非対称形方向性結合器では、設計結合
率との間に数%〜十数%の誤差範囲があり、十分満足の
いく広帯域な結合特性とは言いがたい。また、細い光導
波路の曲がり部分での放射損失が大きく、システムへの
適応上好ましくはなかった。この原因は、方向性結合器
の入出力ポートの幅が同一でないためであった。
【0013】また、上述した第3の従来例で示したマッ
ハツェンダ型方向性結合器では、構成した導波路の幅は
すべて同一であるため設計の容易性および素子損失の点
では有利であったが、方向性結合器を2個用いる構成の
ため、集積化には不利であった。
【0014】さらに、上述した第4の従来例で示したテ
ーパ形方向性結合器では、1個の方向性結合器で、しか
も低損失の広帯域光分岐素子を実現できたが、考慮すべ
き構造パラメータが多く、素子開発・設計の点で不利で
あった。
【0015】そこで、本発明の目的は、上述したような
問題点に鑑み、従来の広帯域光分岐素子の長所を維持
し、かつ不利な点を解決した優れた広帯域光分岐素子を
提供することにある。すなわち、所望の波長域、例えば
1.3μm〜1.6μmを含む波長域において、結合率
の波長依存性が緩和され、かつ従来の導波型広帯域光分
岐素子よりも極めて設計が容易であり、しかも素子全体
の損失が極めて小さい、実用的な導波型光分岐素子を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、基板と、該基板上に形成されたコアおよ
びクラッドから構成される少なくとも2本の光導波路
と、該少なくとも2本の光導波路の一部分を互いに近接
させて形成した少なくとも1個の方向性結合器を有し、
前記少なくとも2本の光導波路のうちの少なくとも一方
の一端を入力ポートとし、前記少なくとも2本の光導波
路の他端を出力ポートとする導波型光分岐素子であっ
て、前記少なくとも1個の方向性結合器を構成する少な
くとも1本の光導波路のコアが、光の相互作用が及んで
いる結合領域全体の中の少なくとも一箇所で、欠損部を
有することを特徴とする。
【0017】ここで、前記コア欠損部の各々の長さの
和、および前記コアと前記クラッド間の屈折率差との積
が信号光の波長程度以下にしてもよい。
【0018】また、前記方向性結合器の前記平行結合領
域を含む前記結合領域を形成する前記少なくとも2本の
光導波路が、前記平行結合領域の中心を通りかつ光軸に
直交しかつ前記基板に平行な直線に関してほぼ線対称形
状となるように、前記コア欠損部を配置してもよい。
【0019】さらに、前記方向性結合器の前記平行結合
領域を含む前記結合領域を形成する前記少なくとも2本
の光導波路が、前記結合領域の中心に対してほぼ点対称
形状となるように、前記コア欠損部を配置してもよい。
【0020】本発明では、光放射損失が各導波のコア路
欠損部において可能な限り小さくなるように、前記方向
性結合器内に設けられた各導波路欠損部の長さをある程
度狭く設定すること(例えば10μm以下)が、デバイ
ス損失を低減する上で、望ましい。
【0021】
【作用】本発明の導波型光分岐素子では、少なくとも1
個の方向性結合器を構成する少なくとも1本の光導波路
が、光の相互作用が及んでいる結合領域全体の中の少な
くとも1箇所で、コアが分断された光導波路(以降、セ
グメント導波路という。)を有し、その分断箇所(以
降、導波路コア欠損部という。)の存在により光に対す
る光路長差を設けることによって、入出力ポートから出
力ポートへのパワーの結合率の波長依存性を、ある特定
波長域(たとえば、1.3μmから1.55μm)にわ
たって緩和することができる。従って、このようなセグ
メント導波路を有する方向性結合器(以降、セグメント
形方向性結合器という。)では、上述した第2の従来例
のような互いに幅の異なった光導波路からなる構成法、
あるいは上述した第3の従来例のようなマッハツェンダ
型干渉計による構成法、さらには、上述した第4の従来
例のようなテーパ導波路からなる構成法とは、構造上、
大きく相違する。特に、上述した第3の従来例では一方
の導波路を遠回りさせて光路長差(+ΔL)を設けたの
に対して、本発明では、一方の導波路のコアを分断して
等価的に光路長差(−ΔL)を設けたという点で発想が
全く異なる。しかも導波路コア欠損部の長さが10(μ
m/箇所)以内であれば導波路コア欠損部での損失は極
めて小さく、素子サイズも従来の対称形方向性結合器と
同程度に小さくすることができる。本発明では、相互作
用領域全体の形状を線対称構造、あるいは点対称構造と
することにより波長平坦特性の向上,素子設計・作製時
間の大幅な短縮化,歩留まり向上を達成することができ
る。
【0022】本発明の導波型光分岐素子は、広い波長域
に広がる光信号の分配用やモニタ用,タップ用として幅
広い用途が期待され、また、平面基板上に本発明の光分
岐素子を多段に連結することにより、4分岐素子,8分
岐素子等への拡張も容易である。さらに、同一基板上に
光分岐素子をアレイ上に形成し、例えば、250μmピ
ッチの光分岐素子ファイバアレイと接続して使用するこ
とも可能である。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない
ことは、もちろんである。本発明で述べる各種の実施例
は、その平面形状の対称性により、線対称セグメント形
方向性結合器,点対称セグメント形方向性結合器、およ
び線対称でも点対称でもないセグメント形方向性結合
器,に分類される。以後、この順序に従って実施例を説
明する。また、以降の実施例では、基板1としてシリコ
ン基板、光導波路1aおよび1bとしてシリコン基板上
に石英系ガラス材料により形成された光導波路を用いて
いる。しかし、これは、石英系単一モード導波路が単一
モード光ファイバとの整合性に優れ、実用的な導波型光
分岐素子を提供できるためであり、本発明は、このよう
な石英系光導波路に限定されるものではないことは、も
ちろんである。すなわち、基板材料としては、石英基
板、セラミック基板、半導体基板、あるいはニオブ酸リ
チウム等の結晶性光導波路基板等でもよく、また、光導
波路材料としては、半導体材料、有機材料、誘電体材料
あるいはセラミック系材料でもよいことは、もちろんで
ある。
【0024】本発明の原理の解析や説明は、基本的に上
述した第3の従来例で説明したマッハツェンダ型干渉計
による構成法における光路長差(+ΔL)を(−ΔL)
と置き換えたものと同じである。要は、マッハツェンダ
型干渉計による構成法では光の位相を遅らせたのに対し
て、本発明では光の位相を進ませた、あるいはその逆と
考えることができる。いずれにしても、両者は相補の関
係にあり、共に結合比の波長平坦特性を実現することが
できる。
【0025】実施例1 本実施例1では、方向性結合器全体の形状がほぼ線対称
構造となるように設定されている線対称セグメント形方
向性結合器について述べる。
【0026】図1は、線対称構造を有する本発明の導波
型光分岐素子を示す平面図、また図2は図1のAA′
(FF′)線,BB′(EE′)線,CC′(DD′)
線に沿った拡大断面図である。平面基板1の上に光導波
路1aおよび1bを配置し、これら光導波路1aおよび
1bを1箇所で互いに近接させ、かつ平行な結合部2の
2本の導波路2aおよび2bのうちの1本(例えば2
b)が複数のセグメント導波路で方向性結合器2を構成
する。ここでは、長方形のセグメント導波路2bの形状
およびそれらの間隔はすべて同一としているが、これは
光散乱損失の低減と設計の容易さのためであり、これに
限定されるものではない。また、図2(A)〜(C)に
示すように、この方向性結合器2を構成するすべての導
波路1a、1b、2aおよび2bは等しい幅および等し
い深さを持つように構成されている。このような形状は
結合部2の全体の中心点0(原点)を通る光軸の方向Z
と直交するXX′線に関して対称形を成すため、線対称
セグメント形方向性結合器と呼称する。
【0027】光導波路1aおよび1bの各一端3aおよ
び3bを入力ポートとし、光導波路1aおよび1bの各
他端4aおよび4bを、それぞれ、副出力ポートおよび
主出力ポートとする。Pinは入力ポート3aに入来する
入力光であり、PmainおよびPsub は、それぞれ、主お
よび副出力ポート4bおよび4aから取り出される主お
よび副出力光である。
【0028】光導波路1aおよび1bは、膜厚50(μ
m)程度のSiO2 系ガラスによるクラッド層5に埋設
された断面寸法8(μm)×8(μm)程度のSiO2
−TiO2 系またはSiO2 −Ge2 系ガラスコア部
からなり、直線パターンと曲率半径40mmの円弧パタ
ーンとの組み合せにより回路を構成した。このような石
英系光導波路1aおよび1bは四塩化シリコンや四塩化
チタン(または四塩化ゲルマニウム)の火炎加水分解反
応を利用したガラス膜堆積技術と反応性イオンエッチン
グによる微細加工技術の公知の組合せで形成できる。な
お、以下に述べる全実施例において、コアの屈折率は
1.455,屈折率差は0.3%の一定値とした。
【0029】このような、方向性結合器2の入力ポート
3aに入射した光パワーは、導波路コア欠損部があるた
めに、導波路1b(詳しくは2b)中で位相遅延を生
じ、その結果、従来の対称形方向性結合器に比べて波長
依存性の小さい出力光PmainおよびPsub が得られる。
位相遅延の大きさは欠損部の長さと欠損部箇所数のみで
制御できる。
【0030】図3(A)は、本発明の導波型光分岐素子
の第1の構成例として、波長域λ1=1.3μm〜λ2
=1.55μmで、50%±10%,20%±4%,5
%±1%の各結合率を有するよう設計した分岐素子の構
成である。ここでは、セグメントピッチLp =50(μ
m),セグメント数N=42,導波路間隔G=4.0
(μm),平行結合長L=2.1(mm)と一定とし
た。図3(B)は上記の各結合率を得るため、セグメン
ト間隔をそれぞれg=4.0(μm),g=6.0(μ
m),g=7.5(μm)とした場合の波長特性に関す
る計算結果である。このように、セグメント間隔のみを
適正に選ぶことによって、所望の広帯域な結合特性を実
現できることがわかる。なお、各セグメント間隔の総
和、および導波路コアとクラッド間の屈折率差との積が
信号光の波長程度以下に設定することにより設計を容易
にすることができる。
【0031】本実施例1では、セグメント導波路2bの
形状をすべて長方形としているが、本発明では、これに
限定されるものではない。すなわち、例えば図4(A)
のように、反射戻り光を低減するために、平行結合領域
中の入出力近傍にあるセグメント導波路の光軸に垂直な
端面を斜めに設定してもよく、あるいは図4(B)のよ
うに、すべてあるいは一部のセグメント導波路の端面を
斜めに設定してもよい。また、図4(C)のように、す
べてあるいは一部のセグメント導波路をテーパ導波路と
してもよい。あるいは図4(D)のように、ほぼ線対称
構造であればピッチの異なるセグメント導波路を組み合
せてもよい。さらに、図4(E)のように、レンズ状に
してもよい。この他にも種々の構造のセグメント導波路
を考えることができるが、本発明では、任意の形状のセ
グメント導波路も含まれることは、もちろんである。さ
らにまた、図5に示すように、第2〜4の従来例のよう
な光分岐素子に各種のセグメント導波路を適用した構成
でもよいことは、もちろんである。
【0032】なお、これ以降に示す実施例についても以
上のような構成の拡張も可能であることは、もちろんで
ある。
【0033】実施例2 本実施例2では、方向性結合器全体の形状がほぼ点対称
構造となるように設定されている点対称セグメント形方
向性結合器について述べる。
【0034】図6は、点対称構造を有する本発明の導波
型光分岐素子の結合領域を示す拡大平面図である。この
ような形状は結合部2の全体の中心点0(原点)を通る
光軸の方向Zと直交するXX′線に関して光導波路2a
および2bが対称な形を成すため、点対称セグメント形
方向性結合器と呼称する。このような点対称セグメント
形方向性結合器では、線対称セグメント形方向性結合器
構造を原点0で反転させているために、その波長特性も
実施例1で示した特性を上下反転したものとなる。
【0035】図7(A)は、本発明の導波型光分岐素子
の第2の構成例として、波長域λ1=1.3μm〜λ2
=1.55μmで、50%±10%,75%±5%の各
結合率を有するよう設計した分岐素子の構成である。こ
こでは、セグメントピッチLp =50(μm),セグメ
ント数N=40,導波路間隔G=2.0(μm),平行
結合長L=2.0(mm)と一定とした。図7(B)は
上記の各結合率を得るため、セグメント間隔をそれぞれ
g=4.5(μm)およびg=6.0(μm)とした場
合の波長特性に関する計算結果である。このように、セ
グメント間隔のみを適正に選ぶことによって、所望の広
帯域な結合特性を実現できることがわかる。
【0036】なお、実施例1においても50%以上の広
帯域な結合率を、また実施例2においても50%以下の
広帯域な結合率を設計することは可能であるが、徐々に
広帯域幅が狭まり好ましくない。実施例1と実施例2は
互いに相補の関係にあり、使い分ける必要がある。
【0037】次に、実施例3〜実施例5では、方向性結
合器全体の形状が線対称でも点対称でもないセグメント
形方向性結合器に関する実施例について述べる。
【0038】実施例3 図8は、線対称でも点対称でもない構造を有する本発明
の導波型光分岐素子の結合領域を示す拡大平面図であ
る。一方の導波路1bを構成する一連のセグメント導波
路2bは、平行結合領域中の真中央以外のところに配置
しているところが、実施例1および実施例2と異なる。
このような線対称でも点対称でもないセグメント形方向
性結合器では、以下に示すように、きわめて平坦な結合
特性を実現することができる。
【0039】図9(A)は、本発明の導波型光分岐素子
の第3の構成例として、波長域λ1=1.3μm〜λ2
=1.55μmで、50%±3%の結合率を有するよう
設計した分岐素子の構成である。ここでは、セグメント
ピッチLp =50(μm),セグメント間隔g=10.
5(μm),セグメント数N=20,導波路間隔G=
3.5(μm),平行結合長L1 =0.05(mm),
2 =1.0(mm),L3 =1.55(mm)[全長
L=2.6(mm)]とした。図9(B)は上記の構造
パラメータで求めた結合特性に関する計算結果である。
このように、構造パラメータを適正に選ぶことによっ
て、50%±3%もの極めて広帯域な結合特性を実現で
きることがわかる。
【0040】実施例4 図10(A)は、本発明の導波型光分岐素子の第4の構
成例として、波長域λ1 =1.3μm〜λ2 =1.55
μmで、20%±2%の結合率を有するよう設計した分
岐素子の構成である。ここでは、セグメントピッチLp
=50(μm),セグメント間隔g=9.5(μm),
セグメント数N=20,導波路間隔G=3.5(μ
m),平行結合長L1 =0.4(mm),L2 =1.0
(mm),L3 =1.2(mm)[全長L=2.6(m
m)]とした。図10(B)は上記の構造パラメータで
求めた結合特性に関する計算結果である。このように、
構造パラメータを適正に選ぶことによって、20%±2
%もの極めて広帯域な結合特性を実現できることがわか
る。
【0041】実施例5 図11(A)は、本発明の導波型光分岐素子の第5の構
成例として、波長域λ1 =1.2μm〜λ2 =1.55
μmで、5%±1%の結合率を有するよう設計した分岐
素子の構成である。ここでは、セグメントピッチLp
50(μm),セグメント間隔g=10.0(μm),
セグメント数N=20,導波路間隔G=3.5(μ
m),平行結合長L1 =0.6(mm),L2 =1.0
(mm),L3 =1.0(mm)[全長L=2.6(m
m)]とした。図11(B)は上記の構造パラメータで
求めた結合特性に関する計算結果である。このように、
構造パラメータを適正に選ぶことによって、5%±1%
もの極めて広帯域な結合特性を実現できることがわか
る。
【0042】これまでの実施例1〜実施例5では、すべ
て2分岐素子を扱ったが、本発明の構成は多分岐素子へ
の拡張も可能である。次に、4分岐素子の実施例につい
て説明する。
【0043】実施例6 図12は、本発明の第6の構成例としての4分岐素子の
構成を示す平面図である。図12において、8a,8
b,8cは基板1上に一括形成された2分岐素子であ
り、ここでは、実施例1(50%設計例),実施例2
(50%設計例)または実施例3と同等の50%結合光
分岐素子とした。9は入力ポート、9a,9b,9cお
よび9dは出力ポートである。入力ポート9に入力され
た信号光は、光分岐素子8aでほぼ2等分され、さらに
光分岐素子8bと8cで分割が進み、出力ポート9a,
9b,9c,9dから出力される。本構成により、波長
域1.25μm〜1.6μmにおいて、各出力ポートへ
の結合率の変動は25%±5%と小さく、波長依存性の
少ない、かつ低損失な所望の4分岐素子を提供すること
ができた。なお、実施例の基板寸法は、30(mm)×
5(mm)程度であり、出力ポートのピッチは光ファイ
バアレイのピッチにあわせて250(μm)とした。
【0044】実施例7 図13は、本発明の第7の構成例としての導波型光分岐
素子アレイの構成を示す平面図である。ここで、10
a,10b,10c,10dは実施例1(50%設計
例),実施例2(50%設計例)または実施例3と同様
の構成を持つ50%結合分岐素子であり、これら素子1
0a〜10dを4個並列に配置する。11,12は入出
力ポートアレイ、11a,12aは入出力ファイバアレ
イ、11b,12bは入出力ファイバアレイ端子であ
り、アレイ端子11b,12b内のファイバアレイピッ
チと入出力ポートアレイ11,12の導波路ピッチはい
ずれも250μmに設定してある。本実施例の基板寸法
は1アレイあたり25mm×5mmと小さく、同一基板
上に多数個の素子を一括形成可能な導波型光部品の利点
が生かされている。
【0045】また、上述した実施例においては、シリコ
ン基板上の石英系(SiO2 −TiO2 )光導波路によ
り、光分岐素子を構成したが、かかる基板は、シリコン
基板に限定されるものではなく、石英ガラス基板に変更
することも可能である。さらにまた、コア部の主ドーパ
ントとしてGe2 を用いたSiO2 −Ge2 系光導
波路を用いることもできる。あるいはまた、前述したよ
うに、本発明はこれらの石英系光導波路に限定されるも
のではなく、他の導波路材料、例えば、多成分ガラス導
波路系やニオブ酸リチウム導波路系、あるいは有機高分
子導波路系や半導体導波路系にも適用できる。
【0046】実施例8 図14は、本発明の第8の構成例としての光スイッチン
グ素子の構成例を示す平面図である。13A,13Bは
実施例1(50%設計例),実施例2(50%設計例)
または実施例3と同様の構成を持つ50%結合分岐素子
であり、これらを2個直列に配置し、連結部での光路長
を同一の長さとしたマッハツェンダ型干渉回路を構成す
る。14a,14bは入力ポート、15a,15bは出
力ポートであり、導波路ピッチはいずれも250μmに
設定してある。
【0047】このような2個のセグメント形方向性結合
器13Aと13Bとの間の光導波路1aの上部に薄膜ヒ
ータ16を装荷して、一方の光導波路1aの屈折率値を
熱光学効果により調整して、独立に光路長差を設定する
ことにより所望の光分岐素子を実現することもできる。
また、この薄膜ヒータ16をオン・オフすることにより
結合特性を、波長依存性の小と大との間でスイッチング
することも可能である。
【0048】なお、以上の実施例以外にも方向性結合器
の導波路間隔が零であるように構成してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、少な
くとも1個の方向性結合器を構成する少なくとも1本の
光導波路が、光の相互作用が及んでいる結合領域全体の
中の少なくとも1箇所で、コアが分断された光導波路
(セグメント導波路)を有し、その分断箇所の存在によ
り光に対する光路長差を設けることによって、入出力ポ
ートから出力ポートへのパワーの結合率の波長依存性
を、ある特定波長域(たとえば、1.3μmから1.5
5μm)にわたって緩和することができる。
【0050】本発明の特長は、一方の導波路を任意に分
断して等価的に光路長差(−ΔL)を設けたという点で
あり、従来の導波路型光分岐素子の発想とは全く異な
る。しかも分断されたコア部分同士の間の距離が10
(μm/箇所)以内であればコア分断箇所での損失は極
めて小さく、素子サイズも従来の対称形方向性結合器と
同程度に小さくすることができる。本発明では、相互作
用領域全体の形状を線対称構造、あるいは点対称構造さ
らにはそのどちらでもない構造とすることにより波長平
坦特性の向上,素子設計・作製時間の大幅な短縮化,歩
留まり向上を達成することができる。
【0051】本発明の導波型光分岐素子は、広い波長域
に広がる光信号の分配用やモニタ用,タップ用として幅
広い用途が期待され、平面基板上に本発明の光分岐素子
を多段に連結することにより、4分岐素子,8分岐素子
への拡張も容易である。
【0052】250μmピッチの光分岐素子ファイバア
レイと接続して使用することも可である。
【0053】さらに、平面基板上に大量に一括して制作
することができるため、低価格化も期待でき、本発明の
光分岐素子およびその応用素子は、光通信システムの普
及に大きく貢献するものと期待される。
【0054】さらにまた、多種多様な光機能回路を集積
化した将来のモノリシック光集積回路を実現していく上
で、方向性結合器素子1個のみで広波長動作導波型光分
岐素子を提供できるという本発明の特徴は、素子の占め
る面積を最小限に抑えることが可能であるため、極めて
有利な素子構成であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の導波型光分岐素子の第1の構成
例の基本的な構成を示す平面図である。
【図2】図2(A),(B)および(C)は図1のそれ
ぞれAA′(FF′)線断面図、BB′(EE′)線断
面図、CC′(DD′)線断面図である。
【図3】図3(A)は本発明の導波型光分岐素子の第1
の構成例の構成を示す平面図であり、図3(B)は第1
の構成例の光分岐素子における結合率の波長依存性を示
す図である。
【図4】図4は本発明に含まれるセグメント形方向性結
合器の変形例構成を示す概略部分平面図である。
【図5】図5は本発明に含まれるセグメント形方向性結
合器の変形例構成を示す概略部分平面図である。
【図6】図6は本発明の導波型光分岐素子の第2の構成
例の構成を示す平面図である。
【図7】図7(A)は本発明の導波型光分岐素子の第2
の構成例の構成を示す平面図であり、図7(B)は第2
の構成例の光分岐素子における結合率の波長依存性を示
す線図である。
【図8】図8は本発明の導波型光分岐素子の第3〜第5
の構成例の基本的な構成を示す平面図である。
【図9】図9(A)は本発明の導波型光分岐素子の第3
の構成例の構成を示す平面図であり、図9(B)は第3
の構成例の光分岐素子における結合率の波長依存性を示
す線図である。
【図10】図10(A)は本発明の導波型光分岐素子の
第4の構成例の構成を示す平面図であり、図10(B)
は第4の構成例の光分岐素子における結合率の波長依存
性を示す線図である。
【図11】図11(A)は本発明の導波型光分岐素子の
第5の構成例の構成を示す平面図であり、図11(B)
は第5の構成例の光分岐素子における結合率の波長依存
性を示す線図である。
【図12】図12は本発明の導波型光分岐素子の第6の
構成例としての4分岐素子の構成を示す平面図である。
【図13】図13は本発明の導波型光分岐素子の第7の
構成例としての光分岐素子アレイの構成を示す平面図で
ある。
【図14】図14は本発明の導波型光分岐素子の第8の
構成例としての光スイッチング素子の構成を示す平面図
である。
【図15】図15は従来の対称形方向性結合器(第1の
従来例)の構造を示す図である。
【図16】図16は第1の従来例における結合率の波長
依存性を示す線図である。
【図17】図17は第2の従来例における結合率の波長
依存性を示す従来の非対称形方向性結合器(第2の従来
例)の構成を示す平面図である。
【図18】図18は第2の従来例における結合率の波長
依存性を示す線図である。
【図19】図19は従来のマッハツェンダ形方向性結合
器(第3の従来例)の構成を示す概略平面図である。
【図20】図20は第3の従来例における結合率の波長
依存性を示す線図である。
【図21】図21は従来のテーパ形方向性結合器(第4
の従来例)の構成を示す概略平面図である。
【図22】図22は第4の従来例における結合率の波長
依存性を示す線図である。
【符号の説明】
1 基板 1a,1b 光導波路 2 セグメント形方向性結合器 2a,2b セグメント導波路 3a,3b 入力ポート 4a,4b 出力ポート 5 クラッド層 8a,8b,8c 結合率50%のセグメント形光分岐
素子 9 入力ポート 9a,9b,9c,9d 出力ポート 10a,10b,10c,10d セグメント形光分岐
素子 11,12 入出力ポートアレイ 11a,12a 入出力ファイバ、 11b,12b 入出力ファイバアレイ端子 13A,13B 結合率50%分岐素子 14a,14b 入力ポート 15a,15b 出力ポート 16 薄膜ヒータ 21 基板 21a,21b 光導波路 22 対称形方向性結合器 22a,22b 光導波路 23a,24a 入力ポート 23b,24b 出力ポート 25 クラッド 31 基板 31a,31b 光導波路 32 非対称形方向性結合器 32a,32b 光導波路 33a,34b 入力ポート 33b,34b 出力ポート 35a,35b テーパ導波路 41 シリコン基板 41a,41b 光導波路 42A,42B 方向性結合器 43a,44a 入力ポート 43b,44b 出力ポート 51a,51b テーパ形方向性結合器 52 方向性結合器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/12 - 6/14 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に形成されたコアおよ
    びクラッドから構成される少なくとも2本の光導波路
    と、該少なくとも2本の光導波路の一部分を互いに近接
    させて形成した少なくとも1個の方向性結合器を有し、
    前記少なくとも2本の光導波路のうち少なくとも一方の
    一端を入力ポートとし、前記少なくとも2本の光導波路
    の他端を出力ポートとする導波型光分岐素子であって、 前記少なくとも1個の方向性結合器を構成する少なくと
    も1本の光導波路のコアが、光の相互作用が及んでいる
    結合領域全体の中の少なくとも1箇所で、欠損部を有す
    ることを特徴とする導波型光分岐素子。
  2. 【請求項2】 前記コア欠損部の各々の長さの和、およ
    び前記コアと前記クラッド間の屈折率差との積が信号光
    の波長程度以下であることを特徴とする請求項1に記載
    の導波型光分岐素子。
  3. 【請求項3】 前記方向性結合器の前記平行結合領域を
    含む前記結合領域を形成する前記少なくとも2本の光導
    波路が、前記平行結合領域の中心を通りかつ光軸に直交
    しかつ前記基板に平行な直線に関してほぼ線対称形状と
    なるように、前記コア欠損部を配置したことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の導波型光分岐素子。
  4. 【請求項4】 前記方向性結合器の前記平行結合領域を
    含む前記結合領域を形成する前記少なくとも2本の光導
    波路が、前記結合領域の中心に対してほぼ点対称形状と
    なるように、前記コア欠損部を配置したことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の導波型光分岐素子。
JP9318492A 1992-04-13 1992-04-13 導波型光分岐素子 Expired - Lifetime JP3142081B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9318492A JP3142081B2 (ja) 1992-04-13 1992-04-13 導波型光分岐素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9318492A JP3142081B2 (ja) 1992-04-13 1992-04-13 導波型光分岐素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05289121A JPH05289121A (ja) 1993-11-05
JP3142081B2 true JP3142081B2 (ja) 2001-03-07

Family

ID=14075495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9318492A Expired - Lifetime JP3142081B2 (ja) 1992-04-13 1992-04-13 導波型光分岐素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3142081B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6908872B2 (en) 2000-12-20 2005-06-21 Murata Manufacturing Co. Ltd Transparent ceramic and method for production thereof, and optical element
JP5019483B2 (ja) * 2009-02-25 2012-09-05 国立大学法人徳島大学 光スイッチ
ES2736899B2 (es) 2018-06-29 2020-05-11 Univ Malaga Guia de onda, metodo de fabricacion de dicha guia de onda y divisor de polarizacion que hace uso de dicha guia de onda
US11782208B1 (en) * 2022-07-06 2023-10-10 Globalfoundries U.S. Inc. Wavelength-division-multiplexing filter stages with segmented wavelength splitters

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05289121A (ja) 1993-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3031426B2 (ja) 導波型光分岐素子
CN110161629B (zh) 一种基于微环阵列的集成可调光延时线及其制备方法
JP3023878B2 (ja) 導波型光分岐素子
KR100509511B1 (ko) 집적광학광파워분할기및그제조방법
JP3142081B2 (ja) 導波型光分岐素子
JP2653883B2 (ja) 広波長域動作導波型光分岐素子
JP2625289B2 (ja) 導波型光分岐素子
JP2961057B2 (ja) 光分岐ディバイス
JP4263027B2 (ja) 導波路型光信号処理器
JPH08234149A (ja) 電子−光学材料を使用した光フィルタ
JP3004971B1 (ja) アレイ導波路回折格子およびアレイ導波路回折格子を用いた光信号処理回路
TW200405048A (en) Polarization-insensitive planar lightwave circuits and method for fabricating the same
JP2004101995A (ja) 光合分岐素子
JP3664933B2 (ja) 光導波路型光スイッチ
JP2783362B2 (ja) 導波路型光スターカプラ
JP2907844B2 (ja) 光分岐回路
JPH0561077A (ja) 導波路型光スイツチ
JPH0743484B2 (ja) 導波路型光スイッチ
JPH06308338A (ja) 導波路型光部品
JP2003202606A (ja) 光スイッチ
JPH04179905A (ja) 導波型光分岐素子
JP2000089047A (ja) 合分波素子
JP2788977B2 (ja) 導波型光分岐素子
JP2798308B2 (ja) 交差型スターカップラ
JP3083015B2 (ja) 導波路型光分岐結合素子

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 12