JPH04210044A - 自動血圧測定装置 - Google Patents
自動血圧測定装置Info
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- JPH04210044A JPH04210044A JP2407278A JP40727890A JPH04210044A JP H04210044 A JPH04210044 A JP H04210044A JP 2407278 A JP2407278 A JP 2407278A JP 40727890 A JP40727890 A JP 40727890A JP H04210044 A JPH04210044 A JP H04210044A
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Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
［０００１１
【産業上の利用分野］本発明は、生体への圧迫圧力の降
圧過程で得られる脈音に基づいて血圧値を自動的に測定
する自動血圧測定装置に関するものである。 ［０００２］ 【従来の技術】生体を圧迫する圧迫装置を備え、その圧
迫装置の圧迫圧力を予め所定圧まで昇圧させた後、その
圧迫圧力の徐速降圧過程で得られる脈音の発生および消
滅に基づいてその生体の最高血圧値および最低血圧値を
順次決定する形式の自動血圧測定装置が従来から提供さ
れている。 ［０００３］
圧過程で得られる脈音に基づいて血圧値を自動的に測定
する自動血圧測定装置に関するものである。 ［０００２］ 【従来の技術】生体を圧迫する圧迫装置を備え、その圧
迫装置の圧迫圧力を予め所定圧まで昇圧させた後、その
圧迫圧力の徐速降圧過程で得られる脈音の発生および消
滅に基づいてその生体の最高血圧値および最低血圧値を
順次決定する形式の自動血圧測定装置が従来から提供さ
れている。 ［０００３］
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の自動血圧測定装置においては、徐速降圧過程にお
いて最高血圧値が決定されてから最低血圧値が決定され
るまでの間に比較的長時間を要することから、血圧測定
時間が長くなる欠点があった。 ［０００４１本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、生体への圧迫
圧力の徐速降圧過程で得られる脈音に基づいて血圧値を
自動的に測定するに際し、血圧測定時間を短縮できる自
動血圧測定装置を提供することにある。 ［０００５］
従来の自動血圧測定装置においては、徐速降圧過程にお
いて最高血圧値が決定されてから最低血圧値が決定され
るまでの間に比較的長時間を要することから、血圧測定
時間が長くなる欠点があった。 ［０００４１本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、生体への圧迫
圧力の徐速降圧過程で得られる脈音に基づいて血圧値を
自動的に測定するに際し、血圧測定時間を短縮できる自
動血圧測定装置を提供することにある。 ［０００５］
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、生体を圧迫する圧迫装
置と、その圧迫装置の圧迫圧力を検出する圧力センサと
、その圧迫圧力を制御する圧力制御手段と、その圧迫装
置により圧迫される生体内の動脈から発生する脈音を検
出する脈音センサとを備え、前記圧迫圧力を予め所定圧
まで昇圧させた後、その圧迫圧力の徐速降圧過程で得ら
れる前記脈音の発生および消滅に基づいて血圧決定手段
により前記生体の最高血圧値および最低血圧値を順次決
定する形式の自動血圧測定装置であって、図４のクレー
ム対応図に示すように、（ａ）前記圧迫圧力の昇圧過程
で得られる前記脈音の発生に基づいて前記生体の最低血
圧値を予測する最低血圧予測手段と、（ｂ）前記圧迫圧
力の徐速降圧過程で前記最高血圧値が決定されたとき、
その圧迫圧力をそれまでより速い速度で急速に降圧させ
る急速降圧手段と、（Ｃ）その急速降圧手段により前記
圧迫圧力が前記最低血圧予測手段により予測された最低
血圧値より所定量高い圧力まで降圧させられたとき、前
記血圧決定手段により実際の最低血圧値を決定するため
に前記律速降圧を再開させる律速降圧再開手段とを含む
ことにある。 ［０００６］
の本発明の要旨とするところは、生体を圧迫する圧迫装
置と、その圧迫装置の圧迫圧力を検出する圧力センサと
、その圧迫圧力を制御する圧力制御手段と、その圧迫装
置により圧迫される生体内の動脈から発生する脈音を検
出する脈音センサとを備え、前記圧迫圧力を予め所定圧
まで昇圧させた後、その圧迫圧力の徐速降圧過程で得ら
れる前記脈音の発生および消滅に基づいて血圧決定手段
により前記生体の最高血圧値および最低血圧値を順次決
定する形式の自動血圧測定装置であって、図４のクレー
ム対応図に示すように、（ａ）前記圧迫圧力の昇圧過程
で得られる前記脈音の発生に基づいて前記生体の最低血
圧値を予測する最低血圧予測手段と、（ｂ）前記圧迫圧
力の徐速降圧過程で前記最高血圧値が決定されたとき、
その圧迫圧力をそれまでより速い速度で急速に降圧させ
る急速降圧手段と、（Ｃ）その急速降圧手段により前記
圧迫圧力が前記最低血圧予測手段により予測された最低
血圧値より所定量高い圧力まで降圧させられたとき、前
記血圧決定手段により実際の最低血圧値を決定するため
に前記律速降圧を再開させる律速降圧再開手段とを含む
ことにある。 ［０００６］
【作用および発明の効果】以上のように構成された自動
血圧測定装置によれば、圧迫装置の圧迫圧力を予め所定
圧まで昇圧させる過程で得られる脈音の発生に基づいて
最低血圧予測手段により最低血圧値が予測され、その圧
迫圧力の前記所定圧からの徐速降圧過程で得られる脈音
の発生に基づいて最高血圧値が決定されたとき、急速降
圧手段によりその圧迫圧力がそれまでより速い速度で急
速に降圧させられるとともに、その急速降圧により圧迫
圧力が前記予測された最低血圧値より所定量高い圧力ま
で降圧させられたとき、律速降圧再開手段により、実際
の最低血圧値を決定するために律速降圧が再開されるの
で、最高血圧値が決定されてから最低血圧値が決定され
るまでの間の時間が短縮されて、血圧測定時間が従来に
比べて一層短縮されるのである。 ［０００７］
血圧測定装置によれば、圧迫装置の圧迫圧力を予め所定
圧まで昇圧させる過程で得られる脈音の発生に基づいて
最低血圧予測手段により最低血圧値が予測され、その圧
迫圧力の前記所定圧からの徐速降圧過程で得られる脈音
の発生に基づいて最高血圧値が決定されたとき、急速降
圧手段によりその圧迫圧力がそれまでより速い速度で急
速に降圧させられるとともに、その急速降圧により圧迫
圧力が前記予測された最低血圧値より所定量高い圧力ま
で降圧させられたとき、律速降圧再開手段により、実際
の最低血圧値を決定するために律速降圧が再開されるの
で、最高血圧値が決定されてから最低血圧値が決定され
るまでの間の時間が短縮されて、血圧測定時間が従来に
比べて一層短縮されるのである。 ［０００７］
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。 ［０００８１図２は本発明が適用された自動血圧測定装
置の一構成例を示すブロック線図である。図において、
１０は、ゴム袋状のカフであり、被測定者のたとえば上
腕部１１に巻回された状態で装着されている。カフ１０
には、圧力センサ１２．空気ポンプ１４．徐速排気用の
絞り１６および電磁弁１８．急速排気用の電磁弁２０が
配管２２を介してそれぞれ接続されている。圧力センサ
１２は、カフ１０内の圧力を表す圧力信号ＳＰを静圧弁
別回路２４へ供給する。静圧弁別回路２４は、圧力信号
ＳＰに含まれる静圧成分を弁別することにより、カフ圧
（静圧）Ｐを表すカフ圧信号ＳＫをＡ／Ｄ変換器２６を
介してＣＰＵ２８へ供給する。本実施例においては、上
記カフ１０が圧迫装置を構成し、上記空気ポンプ１４、
絞り１６および電磁弁１８．２０等が圧力制御手段を構
成する。 ［０００９１カフ１０には、さらに、脈音センサとして
のマイクロフォン３０が設けられている。このマイクロ
フォノ３０は、カフ１０により圧迫される上腕部１１内
の動脈（図示せず）から心拍に同期して発生する脈音を
検出し、その脈音を表す脈音信号ＳＯを帯域フィルタ３
２へ供給する。帯域フィルタ３２は、供給された脈音信
号Ｓ○のうち、所謂コロトコフ音の周波数帯域である３
０〜９０Ｈｚの周波数成分を有する信号を通過させるも
のであって、通過した脈音信号ＳＯ′をＡ／Ｄ変換器３
４を介してＣＰＵ２８へ供給する。 ［００１０］ＣＰＵ２８は、データバスラインを介して
ＲＯＭ３６．ＲＡＭ３８．表示器４０．および出力イン
タフェース４２とそれぞれ接続されており、ＲＡＭ３８
の記憶機能を利用しつつＲＯＭ３６に予め記憶されたプ
ログラムに従って信号処理を実行し、空気ポンプ１４お
よび電磁弁１８．２０へ出力インタフェース４２を介し
て駆動信号を出力することによりカフ圧Ｐを調節する一
方、カフ圧Ｐの昇圧過程で逐次得られる前記脈音信号Ｓ
Ｏ−が表すコロトコフ音の発生に基づいて、良く知られ
たコロトコフ音方式の血圧決定アルゴリズムに従って最
低血圧値を予測するとともに、カフ圧Ｐの徐速降圧過程
におけるコロトコフ音の発生に基づいてコロトコフ音方
式の血圧決定アルゴリズムに従って最高血圧値を決定し
、その後カフ圧Ｐを予測された最低血圧値より所定量高
い圧力まで急速に降圧させた後、再び律速降圧を再開し
てコロトコフ音の消滅に基づいて最低血圧値を決定し、
このようにして徐速降圧過程で決定された最高血圧値お
よび最低血圧値を表示器４０に表示させる。 ［００１１］次に、以上のように構成された自動血圧測
定装置の作動を図１のフローチャートに従って説明する
。 ［００１２］電源が投入されると、図示しない初期処理
が実行された後、まず、ステップＳ１が実行されて起動
スイッチ（図示せず）がＯＮ操作されたか否かが判断さ
れる。この判断が否定された場合にはステップＳ１が繰
り返し実行されて待機状態とされるが、肯定された場合
にはステップＳ２が実行されて、電磁弁１８．２０が閉
じられ且つ空気ポンプ１４が作動させられることにより
カフ１０内の昇圧が開始される。 ［００１３］次に、ステップＳ３の最低血圧予測ルーチ
ンが実行されることにより、昇圧過程で逐次読み込まれ
る脈音信号ｓｏ”が表すコロトコフ音の発生に基づいて
最低血圧値が予測される。このステップＳ３が本発明の
最低血圧予測手段に対応する。続くステップＳ４におい
ては、ステップＳ３にて最低血圧値が予測されたか否か
が判断され、未だ予測されていない場合にはステップＳ
３およびステップＳ４が繰り返し実行されるが、最低血
圧値が予測されたと判断された場合にはステップＳ５が
実行される。このステップＳ５においては、カフ圧Ｐが
被測定者の予想される最高血圧値より所定量高い第１目
標カフ圧ｐｔ （たとえば１８０皿取程度の圧力）に
達したか否かが判断される。この判断が否定された場合
にはステップＳ５が繰り返し実行されるが、第１目標カ
フ圧Ｐ＋ に達してステップＳ５の判断が肯定された場
合には続くステップＳ６が実行される。 ［００１４］上記ステツプＳ６においては、空気ポンプ
１４の作動が停止させられるとともに電磁弁１８が開か
れ且つ電磁弁２０が閉じられることにより、カフ１０内
がたとえば２〜３ｍｍＨｇ／ｓｅｃ程度の一定速度で徐
々に降圧させられる。次のステップＳ７の血圧決定ルー
チンにおいては、カフ１０内の徐速降圧過程で逐次読み
込まれる脈音信号ＳＯ゛が表すコロトコフ音の発生およ
び消滅に基づいて最高血圧値ＳＹＳおよび最低血圧値Ｄ
ＩＡが順次決定される。本実施例においては、ステップ
Ｓ７が血圧決定手段に対応する。続くステップＳ８にお
いては、フラグＦの内容が「１」であるか否かが判断さ
れる。このフラグＦは、最高血圧値ＳＹＳが決定されて
いるか否かを表すものであって、その内容が「１」であ
るときに最高血圧値ＳＹＳが決定されていることを示す
。当初はステップＳ８の判断は否定されるので、ステッ
プＳ９が実行されて、最高血圧値ＳＹＳが決定されたか
否かが判断される。ステップＳ９の判断が否定された場
合には上記ステップＳ６乃至ステップＳ９が繰り返し実
行されるが、肯定された場合には、ステップＳ１０・が
実行されて前記フラグＦの内容が「１」とされた後、ス
テップＳ１１が実行される。 ［００１５］上記ステツプＳｌｌにおいては、電磁弁２
０が開かれることによりカフ１０内がたとえば４０鳴／
ｓｅｃ程度の速度で急速に降圧させられる。次のステッ
プＳ１２においては、カフ圧Ｐが上記ステップＳ３にて
予測された最低血圧値より所定量（たとえば２０ ｍｍ
Ｈｇ程度）高い第２目標カフ圧Ｐ２ まで降圧されたか
否かが判断される。この判断が否定された場合にはステ
ップＳ１１およびステップＳ１２が繰り返し実行される
が、カフ圧Ｐが第２目標カフ圧Ｐ２まで降圧されてステ
ップＳ１２の判断が肯定されると、上記ステップＳ６に
戻されて電磁弁２０が閉じられることによりカフ１０内
の律速降圧が再開されるとともに、ステップＳ７の血圧
決定ルーチンが実行された後ステップＳ８が実行される
。このときには、最高血圧値ＳＹＳは既に決定されてい
るので、ステップＳ８の判断は肯定されてステップＳ１
３が実行される。本実施例においては、上記ステップＳ
ｌｌおよび電磁弁２０が急速降圧手段に対応し、上記ス
テップＳ１２が律速降圧再開手段に対応する。 ［００１６］上記ステツプＳ１３においては、上記ステ
ップＳ７にて最低血圧値ＤＩＡが決定されたか否かが判
断される。この判断が否定された場合にはステップＳ６
乃至ステップＳ８およびステップＳ１３が繰り返し実行
されるが、最低血圧値ＤＩＡが決定されてステップＳ１
３の判断が肯定された場合には、続くステップＳＬ４が
実行されることにより、ステップＳ７にて決定された最
高血圧値ＳＹＳおよび最低血圧値ＤＩＡが表示器４０に
それぞれ表示される。次に、ステップＳ１５が実行され
ることにより、電磁弁２０が開かれてカフ１０内が排気
されるとともに、ステップＳ１６が実行されてフラグＦ
がクリアされた後終了させられる。なお、図３において
実線は、血圧測定が開始されてから終了させられるまで
の間のカフ圧Ｐの変化を表している。 ［００１７］このように本実施例によれば、カフ圧Ｐの
昇圧過程におけるコロトコフ音の発生に基づいて最低血
圧値が予測され、カフ圧Ｐの第１目標カフ圧Ｐ１からの
徐速降圧過程におけるコロトコフ音の発生に基づいて最
高血圧値ＳＹＳが決定された後、カフ圧Ｐが前記予測さ
れた最低血圧値より所定量高い第２目標カフ圧Ｐ２まで
急速に降圧させられ、その後、律速降圧が再開されて実
際の最低血圧値ＤＩＡが決定されるため、最高血圧値Ｓ
ＹＳが決定されてから最低血圧値ＤＩＡが決定されるま
での間の時間ひいては血圧測定時間を従来に比べて一層
短縮することができる。すなわち、従来においては、図
３中−点鎖線で示すように、最高血圧値ＳＹＳが決定さ
れてから最低血圧値ＤＩＡが決定されるまでの間の時間
ｔｒ が長く、血圧測定時間ｔ２が長くなることが避は
難いが、本実施例によれば、最高血圧値ＳＹＳが決定さ
れてから最低血圧値ＤＩＡが決定されるまでの間の時間
ｔ３が前記時間ｔ１ に比べて大幅に短縮されるため、
血圧測定時間ｔ４ を前記血圧測定時間ｔ２ に比べて
大幅に短縮（図３においては略半減）することができる
のである。 ［００１８１以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。 ［００１９］たとえば、前記実施例では、ステップＳ７
において最低血圧値ＤＩＡが決定されるまでの間はステ
ップＳ６乃至ステップＳ８およびステップＳ１３が繰り
返し実行されるように構成されているが、予測された最
低血圧値が適当でないこと等に起因して予め定められた
所定時間経過しても最低血圧値ＤＩＡが決定されない場
合には、その旨を所定の表示器に表示するのに加えて或
いは替えて以下のように処理してもよい。すなわち、予
測最低血圧値に基づいて決定された第２目標カフ圧Ｐ２
より所定量高い圧力までカフ圧Ｐを昇圧した後再びステ
ップ８６以下を実行したり、あるいは最低血圧値の予測
から血圧測定をやり直すためにカフ１０内を排気し且つ
フラグＦをクリアした後ステップ８２以下を実行するよ
うにしてもよい。後者の場合においては、さらに、再測
定時のカフ圧Ｐの昇圧速度を前回よりも遅くするように
構成することもできる。 ［００２０１また、前記実施例では、コロトコフ音を表
す脈音信号ＳＯ−に基づいて血圧値が決定されているが
、コロトコフ音の周波数帯域以外の周波数を有する脈音
信号に基づいてコロトコフ音方式の血圧決定アルゴリズ
ムに従って血圧値を決定することも可能である。 ［００２１１また、前記実施例では、起動スイッチの操
作毎に１回だけ血圧測定する形式の自動血圧測定装置に
ついて説明したが、本発明は所定サイクルで連続的に血
圧測定する形式の自動血圧測定装置においても適用し得
ることは勿論である。 ［００２２］その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
細に説明する。 ［０００８１図２は本発明が適用された自動血圧測定装
置の一構成例を示すブロック線図である。図において、
１０は、ゴム袋状のカフであり、被測定者のたとえば上
腕部１１に巻回された状態で装着されている。カフ１０
には、圧力センサ１２．空気ポンプ１４．徐速排気用の
絞り１６および電磁弁１８．急速排気用の電磁弁２０が
配管２２を介してそれぞれ接続されている。圧力センサ
１２は、カフ１０内の圧力を表す圧力信号ＳＰを静圧弁
別回路２４へ供給する。静圧弁別回路２４は、圧力信号
ＳＰに含まれる静圧成分を弁別することにより、カフ圧
（静圧）Ｐを表すカフ圧信号ＳＫをＡ／Ｄ変換器２６を
介してＣＰＵ２８へ供給する。本実施例においては、上
記カフ１０が圧迫装置を構成し、上記空気ポンプ１４、
絞り１６および電磁弁１８．２０等が圧力制御手段を構
成する。 ［０００９１カフ１０には、さらに、脈音センサとして
のマイクロフォン３０が設けられている。このマイクロ
フォノ３０は、カフ１０により圧迫される上腕部１１内
の動脈（図示せず）から心拍に同期して発生する脈音を
検出し、その脈音を表す脈音信号ＳＯを帯域フィルタ３
２へ供給する。帯域フィルタ３２は、供給された脈音信
号Ｓ○のうち、所謂コロトコフ音の周波数帯域である３
０〜９０Ｈｚの周波数成分を有する信号を通過させるも
のであって、通過した脈音信号ＳＯ′をＡ／Ｄ変換器３
４を介してＣＰＵ２８へ供給する。 ［００１０］ＣＰＵ２８は、データバスラインを介して
ＲＯＭ３６．ＲＡＭ３８．表示器４０．および出力イン
タフェース４２とそれぞれ接続されており、ＲＡＭ３８
の記憶機能を利用しつつＲＯＭ３６に予め記憶されたプ
ログラムに従って信号処理を実行し、空気ポンプ１４お
よび電磁弁１８．２０へ出力インタフェース４２を介し
て駆動信号を出力することによりカフ圧Ｐを調節する一
方、カフ圧Ｐの昇圧過程で逐次得られる前記脈音信号Ｓ
Ｏ−が表すコロトコフ音の発生に基づいて、良く知られ
たコロトコフ音方式の血圧決定アルゴリズムに従って最
低血圧値を予測するとともに、カフ圧Ｐの徐速降圧過程
におけるコロトコフ音の発生に基づいてコロトコフ音方
式の血圧決定アルゴリズムに従って最高血圧値を決定し
、その後カフ圧Ｐを予測された最低血圧値より所定量高
い圧力まで急速に降圧させた後、再び律速降圧を再開し
てコロトコフ音の消滅に基づいて最低血圧値を決定し、
このようにして徐速降圧過程で決定された最高血圧値お
よび最低血圧値を表示器４０に表示させる。 ［００１１］次に、以上のように構成された自動血圧測
定装置の作動を図１のフローチャートに従って説明する
。 ［００１２］電源が投入されると、図示しない初期処理
が実行された後、まず、ステップＳ１が実行されて起動
スイッチ（図示せず）がＯＮ操作されたか否かが判断さ
れる。この判断が否定された場合にはステップＳ１が繰
り返し実行されて待機状態とされるが、肯定された場合
にはステップＳ２が実行されて、電磁弁１８．２０が閉
じられ且つ空気ポンプ１４が作動させられることにより
カフ１０内の昇圧が開始される。 ［００１３］次に、ステップＳ３の最低血圧予測ルーチ
ンが実行されることにより、昇圧過程で逐次読み込まれ
る脈音信号ｓｏ”が表すコロトコフ音の発生に基づいて
最低血圧値が予測される。このステップＳ３が本発明の
最低血圧予測手段に対応する。続くステップＳ４におい
ては、ステップＳ３にて最低血圧値が予測されたか否か
が判断され、未だ予測されていない場合にはステップＳ
３およびステップＳ４が繰り返し実行されるが、最低血
圧値が予測されたと判断された場合にはステップＳ５が
実行される。このステップＳ５においては、カフ圧Ｐが
被測定者の予想される最高血圧値より所定量高い第１目
標カフ圧ｐｔ （たとえば１８０皿取程度の圧力）に
達したか否かが判断される。この判断が否定された場合
にはステップＳ５が繰り返し実行されるが、第１目標カ
フ圧Ｐ＋ に達してステップＳ５の判断が肯定された場
合には続くステップＳ６が実行される。 ［００１４］上記ステツプＳ６においては、空気ポンプ
１４の作動が停止させられるとともに電磁弁１８が開か
れ且つ電磁弁２０が閉じられることにより、カフ１０内
がたとえば２〜３ｍｍＨｇ／ｓｅｃ程度の一定速度で徐
々に降圧させられる。次のステップＳ７の血圧決定ルー
チンにおいては、カフ１０内の徐速降圧過程で逐次読み
込まれる脈音信号ＳＯ゛が表すコロトコフ音の発生およ
び消滅に基づいて最高血圧値ＳＹＳおよび最低血圧値Ｄ
ＩＡが順次決定される。本実施例においては、ステップ
Ｓ７が血圧決定手段に対応する。続くステップＳ８にお
いては、フラグＦの内容が「１」であるか否かが判断さ
れる。このフラグＦは、最高血圧値ＳＹＳが決定されて
いるか否かを表すものであって、その内容が「１」であ
るときに最高血圧値ＳＹＳが決定されていることを示す
。当初はステップＳ８の判断は否定されるので、ステッ
プＳ９が実行されて、最高血圧値ＳＹＳが決定されたか
否かが判断される。ステップＳ９の判断が否定された場
合には上記ステップＳ６乃至ステップＳ９が繰り返し実
行されるが、肯定された場合には、ステップＳ１０・が
実行されて前記フラグＦの内容が「１」とされた後、ス
テップＳ１１が実行される。 ［００１５］上記ステツプＳｌｌにおいては、電磁弁２
０が開かれることによりカフ１０内がたとえば４０鳴／
ｓｅｃ程度の速度で急速に降圧させられる。次のステッ
プＳ１２においては、カフ圧Ｐが上記ステップＳ３にて
予測された最低血圧値より所定量（たとえば２０ ｍｍ
Ｈｇ程度）高い第２目標カフ圧Ｐ２ まで降圧されたか
否かが判断される。この判断が否定された場合にはステ
ップＳ１１およびステップＳ１２が繰り返し実行される
が、カフ圧Ｐが第２目標カフ圧Ｐ２まで降圧されてステ
ップＳ１２の判断が肯定されると、上記ステップＳ６に
戻されて電磁弁２０が閉じられることによりカフ１０内
の律速降圧が再開されるとともに、ステップＳ７の血圧
決定ルーチンが実行された後ステップＳ８が実行される
。このときには、最高血圧値ＳＹＳは既に決定されてい
るので、ステップＳ８の判断は肯定されてステップＳ１
３が実行される。本実施例においては、上記ステップＳ
ｌｌおよび電磁弁２０が急速降圧手段に対応し、上記ス
テップＳ１２が律速降圧再開手段に対応する。 ［００１６］上記ステツプＳ１３においては、上記ステ
ップＳ７にて最低血圧値ＤＩＡが決定されたか否かが判
断される。この判断が否定された場合にはステップＳ６
乃至ステップＳ８およびステップＳ１３が繰り返し実行
されるが、最低血圧値ＤＩＡが決定されてステップＳ１
３の判断が肯定された場合には、続くステップＳＬ４が
実行されることにより、ステップＳ７にて決定された最
高血圧値ＳＹＳおよび最低血圧値ＤＩＡが表示器４０に
それぞれ表示される。次に、ステップＳ１５が実行され
ることにより、電磁弁２０が開かれてカフ１０内が排気
されるとともに、ステップＳ１６が実行されてフラグＦ
がクリアされた後終了させられる。なお、図３において
実線は、血圧測定が開始されてから終了させられるまで
の間のカフ圧Ｐの変化を表している。 ［００１７］このように本実施例によれば、カフ圧Ｐの
昇圧過程におけるコロトコフ音の発生に基づいて最低血
圧値が予測され、カフ圧Ｐの第１目標カフ圧Ｐ１からの
徐速降圧過程におけるコロトコフ音の発生に基づいて最
高血圧値ＳＹＳが決定された後、カフ圧Ｐが前記予測さ
れた最低血圧値より所定量高い第２目標カフ圧Ｐ２まで
急速に降圧させられ、その後、律速降圧が再開されて実
際の最低血圧値ＤＩＡが決定されるため、最高血圧値Ｓ
ＹＳが決定されてから最低血圧値ＤＩＡが決定されるま
での間の時間ひいては血圧測定時間を従来に比べて一層
短縮することができる。すなわち、従来においては、図
３中−点鎖線で示すように、最高血圧値ＳＹＳが決定さ
れてから最低血圧値ＤＩＡが決定されるまでの間の時間
ｔｒ が長く、血圧測定時間ｔ２が長くなることが避は
難いが、本実施例によれば、最高血圧値ＳＹＳが決定さ
れてから最低血圧値ＤＩＡが決定されるまでの間の時間
ｔ３が前記時間ｔ１ に比べて大幅に短縮されるため、
血圧測定時間ｔ４ を前記血圧測定時間ｔ２ に比べて
大幅に短縮（図３においては略半減）することができる
のである。 ［００１８１以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。 ［００１９］たとえば、前記実施例では、ステップＳ７
において最低血圧値ＤＩＡが決定されるまでの間はステ
ップＳ６乃至ステップＳ８およびステップＳ１３が繰り
返し実行されるように構成されているが、予測された最
低血圧値が適当でないこと等に起因して予め定められた
所定時間経過しても最低血圧値ＤＩＡが決定されない場
合には、その旨を所定の表示器に表示するのに加えて或
いは替えて以下のように処理してもよい。すなわち、予
測最低血圧値に基づいて決定された第２目標カフ圧Ｐ２
より所定量高い圧力までカフ圧Ｐを昇圧した後再びステ
ップ８６以下を実行したり、あるいは最低血圧値の予測
から血圧測定をやり直すためにカフ１０内を排気し且つ
フラグＦをクリアした後ステップ８２以下を実行するよ
うにしてもよい。後者の場合においては、さらに、再測
定時のカフ圧Ｐの昇圧速度を前回よりも遅くするように
構成することもできる。 ［００２０１また、前記実施例では、コロトコフ音を表
す脈音信号ＳＯ−に基づいて血圧値が決定されているが
、コロトコフ音の周波数帯域以外の周波数を有する脈音
信号に基づいてコロトコフ音方式の血圧決定アルゴリズ
ムに従って血圧値を決定することも可能である。 ［００２１１また、前記実施例では、起動スイッチの操
作毎に１回だけ血圧測定する形式の自動血圧測定装置に
ついて説明したが、本発明は所定サイクルで連続的に血
圧測定する形式の自動血圧測定装置においても適用し得
ることは勿論である。 ［００２２］その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図１】図２の自動血圧測定装置の作動を説明するため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図２】本発明の自動血圧測定装置の一実施例を示す図
であって、構成を示すブロック線図である。
であって、構成を示すブロック線図である。
【図３】図２の自動血圧測定装置による血圧測定開始か
ら終了までの間のカフ圧Ｐの変化を示す図であって、従
来の場合と比較して示す図である。
ら終了までの間のカフ圧Ｐの変化を示す図であって、従
来の場合と比較して示す図である。
【図４】クレーム対応図である。
１０ カフ（圧迫装置）
１２ 圧力センサ
（１４空気ポンプ、１６ 絞り、１８．２０ 電磁弁
） 圧力制御手段 ３０ マイクロフォン（脈音センサ） ステップＳ３ 最低血圧予測手段 ステップＳ７ 血圧決定手段 （２０電磁弁、ステップ５１１） 急速降圧手段ステッ
プＳＬ２ 徐速降圧再開手段
） 圧力制御手段 ３０ マイクロフォン（脈音センサ） ステップＳ３ 最低血圧予測手段 ステップＳ７ 血圧決定手段 （２０電磁弁、ステップ５１１） 急速降圧手段ステッ
プＳＬ２ 徐速降圧再開手段
【図１】
Claims (1)
- 【請求項１】生体を圧迫する圧迫装置と、該圧迫装置の
圧迫圧力を検出する圧力センサと、該圧迫圧力を制御す
る圧力制御手段と、該圧迫装置により圧迫される生体内
の動脈から発生する脈音を検出する脈音センサとを備え
、前記圧迫圧力を予め所定圧まで昇圧させた後、該圧迫
圧力の徐速降圧過程で得られる前記脈音の発生および消
滅に基づいて血圧決定手段により前記生体の最高血圧値
および最低血圧値を順次決定する形式の自動血圧測定装
置であって、前記圧迫圧力の昇圧過程で得られる前記脈
音の発生に基づいて前記生体の最低血圧値を予測する最
低血圧予測手段と、前記圧迫圧力の徐速降圧過程で前記
最高血圧値が決定されたとき、該圧迫圧力をそれまでよ
り速い速度で急速に降圧させる急速降圧手段と、該急速
降圧手段により前記圧迫圧力が前記最低血圧予測手段に
より予測された最低血圧値より所定量高い圧力まで降圧
させられたとき、前記血圧決定手段により実際の最低血
圧値を決定するために前記律速降圧を再開させる律速降
圧再開手段とを含むことを特徴とする自動血圧測定装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2407278A JPH04210044A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 自動血圧測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2407278A JPH04210044A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 自動血圧測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04210044A true JPH04210044A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18516897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2407278A Pending JPH04210044A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 自動血圧測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04210044A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5732147A (en) * | 1995-06-07 | 1998-03-24 | Agri-Tech, Inc. | Defective object inspection and separation system using image analysis and curvature transformation |
| CN105167764A (zh) * | 2015-09-30 | 2015-12-23 | 佛山市顺德区依士文电子仪器有限公司 | 血压测量设备及方法 |
| CN105852837A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-08-17 | 山东中弘信息科技有限公司 | 一种听诊血压测量方法及自动听诊智能血压计 |
-
1990
- 1990-12-07 JP JP2407278A patent/JPH04210044A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5732147A (en) * | 1995-06-07 | 1998-03-24 | Agri-Tech, Inc. | Defective object inspection and separation system using image analysis and curvature transformation |
| US5960098A (en) * | 1995-06-07 | 1999-09-28 | Agri-Tech, Inc. | Defective object inspection and removal systems and methods for identifying and removing defective objects |
| CN105167764A (zh) * | 2015-09-30 | 2015-12-23 | 佛山市顺德区依士文电子仪器有限公司 | 血压测量设备及方法 |
| CN105852837A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-08-17 | 山东中弘信息科技有限公司 | 一种听诊血压测量方法及自动听诊智能血压计 |
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